JPH072000A - リニアモーターカー用駆動電力供給システム - Google Patents

リニアモーターカー用駆動電力供給システム

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JPH072000A
JPH072000A JP14650193A JP14650193A JPH072000A JP H072000 A JPH072000 A JP H072000A JP 14650193 A JP14650193 A JP 14650193A JP 14650193 A JP14650193 A JP 14650193A JP H072000 A JPH072000 A JP H072000A
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JP
Japan
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substation
power supply
inverter device
inverter
train
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JP14650193A
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English (en)
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Junichi Kawaguchi
口 純 一 川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1セクションに1編成の列車の進入を可能と
するようなリニアモーターカー用駆動電力供給システム
の提供。 【構成】 自変電所のインバータ装置から少なくとも隣
接変電所のき電線に対し非常給電するとともに、自変電
所のき電線に対し少なくとも両隣接変電所のインバータ
装置から非常給電を受けるための接続手段を設ける。こ
うすることにより、セクション単位に1編成の列車が進
入している過密ダイヤ状況の下で、ある変電所に停電あ
るいは機器故障が生じても、少なくとも隣接変電所どう
しでインバータ装置の出力電力を融通しあい、列車衝突
につながるような危険な事態を避けながらの運転を継続
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リニアモーターカーを
これに搭載された磁石との相互作用により推進させるべ
く軌道に沿って配設された推進コイルに、セクションス
イッチによって区切られたセクション内のき電線を介し
て、インバータ装置から可変周波数の交流電力を供給す
るリニアモーターカー用駆動電力供給システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】リニアモーターカーの推進駆動用動力は
列車自体が単独に発生するというのではなく、一般に軌
道側壁に配設される推進コイルから、これとの相互作用
により与えられる。すなわち、推進駆動用動力は列車の
超電導電磁石と軌道側壁の推進コイルとの間に作用する
吸引力および反発力のサイクリックな繰り返しの結果と
して得られる。その場合、列車の速度は推進コイルのP
極およびN極の極性変化の速度、すなわち推進コイルに
与えられる電圧ないし電流の周波数によって決定され
る。つまり、電源周波数を増減することによってリニア
モーターカーの推進速度を調整することができる。この
周波数調整はインバータ装置によって行われるので、結
局、インバータ装置の出力周波数を制御することによっ
て列車の速度が制御されることになる。したがって、1
台のインバータ装置によって運転することができるのは
1列車だけである。この理由から、列車間隔を詰めるた
めにはセクション長さを短くする必要がある。しかし、
セクション長さが短くなるにつれて鉄道全体のセクショ
ン数が増大し、したがって、インバータ装置を含む変電
所数も多数必要になる。
【0003】図5は公知のリニアモーターカー用駆動電
力供給システムの一例を示すものである。1セクション
すなわち1変電所に対しA,B,C3台のインバータ装
置を設ける三重き電方式の構成例を示すものである。第
1のき電区間すなわち第1のセクションについて述べる
ならば、供給電力源P1からの電力は変圧器T1で降圧
され、3台のインバータ装置INV11,INV12,IN
V13に供給される。各インバータ装置はそれぞれ順変換
を行う整流器および逆変換を行うインバータからなって
おり、図には略示的に後者のみが図記号で示されてい
る。インバータ装置INV11,INV12,INV13はそ
れぞれA,B,C各相のインバータ電源であり、各相固
有のき電用スイッチCBS11,CBS12,CBS13を介
して各相き電線A1−BUS,B1−BUS,C1−B
USに給電する。軌道に沿って敷設されるき電線はセク
ションスイッチSECにより区分されている。各き電線
からそれぞれ推進コイル用スイッチSWを介して、軌道
側壁SPに配設された各推進コイルCOに給電される。
なお、3台のインバータ装置相互間の出力位相関係およ
び各推進コイルへの給電制御は所定のシーケンスに従っ
てサイクリックに行われるが、それは本発明の要旨に直
接関係する事項ではないので、その詳細はここでは省略
する。付勢状態の推進コイルCOと列車MAGT1の磁
石との間に作用する吸引力または反発力により列車MA
GT1は推進する。
【0004】第2以下の各変電所も第1の変電所と同様
に構成されており、図示の第2の変電所には、供給電力
源P2、変圧器T2、インバータ装置INV21,INV
22,INV23、き電用スイッチCBS21,CBS22,C
BS23、き電線A2−BUS,B2−BUS,C2−B
US、3個の推進コイル用スイッチSW、6個の推進コ
イルCOおよび列車MAGT2がそれぞれ図示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなき電システ
ムにおいて、各セクションに列車が詰まっている状態、
すなわち第1のセクションに列車MAGT1が存在し、
第2のセクションに列車MAGT2が存在している状態
のとき、例えば第2のセクション内で何らかの障害、例
えば供給電力源P2の停電や、変圧器T2の故障、イン
バータ装置INV21〜23の故障などにより、き電線A2
−BUS,B2−BUS,C2−BUSが停電してしま
うと、列車MAGT2は制御不能状態に陥ってしまう。
【0006】列車が両セクションに1編成しか存在しな
いとき、例えば第1のセクションには列車MAGT1が
存在しているが、第2のセクションには列車が存在して
いないときは、第2のセクションのき電線A2−BU
S,B2−BUS,C2−BUSの停電により、インバ
ータ21〜23に直列のき電用スイッチCBSA,CBS
B,CBSCを切り、両セクションの間に介挿されてい
るき電用セクションスイッチSECを投入することによ
り、第1のセクションの電源を第2のセクションにまで
延長する形で1列車(MAGT1)の運行が可能にな
る。しかしながら、第1のセクションに列車(MAGT
1)が存在し、かつ第2のセクションに別の列車(MA
GT2)が存在するときに第1のセクションの電源を第
2のセクションにまで延長すると、2列車(MAGT
1,MAGT2)に同一のインバータ装置の出力電圧が
印加されることになる。その場合、2列車を同一のイン
バータ装置によって制御することになるが、それは列車
衝突につながる非常に危険な状態であり、好ましくな
い。
【0007】以上のことからして、従来の電力供給シス
テムでは各セクションにおける停電や各電力機器の故障
を考慮すると、セクション単位に列車を詰めて運転する
ことは事実上不可能であり、セクション側から見て隣接
セクションに別列車を進入させることはできない。その
結果、最大許容ダイヤ間隔で2セクションに1列車の運
転しかできないことになる。
【0008】本発明は、セクション単位すなわち変電所
単位に1編成の列車の進入を可能とするようなリニアモ
ーターカー用駆動電力供給システムを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の駆動電力供給システムは、自変電所のインバ
ータ装置から少なくとも隣接変電所のき電線に対し非常
給電するとともに、自変電所のき電線に対し少なくとも
両隣接変電所のインバータ装置から非常給電を受けるた
めの接続手段を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】少なくとも隣接変電所どうしで各インバータ装
置から非常給電を受けあうための接続手段を設けること
により、少なくとも隣接変電所どうしで電力を融通しあ
って各セクションに存在する各列車を駆動運転すること
ができる。これにより、セクション単位に1編成の列車
が進入している過密ダイヤ状況の下で、ある変電所に停
電あるいは機器故障が生じても、列車衝突につながるよ
うな危険な事態を避けながらの運転を継続することがで
きる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例として、1セ
クションにインバータ装置を3台設ける場合の実施例を
示すものである。各セクションの内部構成は同一である
ので、ここでは図示中央の第2のセクションすなわち第
2の変電所SS2の内部構成について詳述し、第1およ
び第3の変電所SS1およびSS3については、その詳
細な説明を省略する。
【0012】変電所SS2において、供給電力源P2か
らの交流電力は変圧器T2で降圧され、3台のインバー
タ装置INV21,INV22,INV23に供給される。各
インバータ装置は、すでに述べたようにそれぞれ順変換
を行う整流器と逆変換を行うインバータとからなってい
る。インバータ装置INV21,INV22,INV23はそ
れぞれA,B,C各相のインバータ電源をなすものであ
って、それぞれ所定の位相関係を有する単相交流を出力
する。各相毎に固有のき電用スイッチCBS21,CBS
22,CBS23を介して各相き電線A2−BUS,B2−
BUS,C2−BUSに給電する。軌道に沿って敷設さ
れるき電線はセクションスイッチSECにより区分され
ていることも図5の場合と同様である。この実施例にお
いては、本発明に従い、き電線A2−BUSに上流側隣
接変電所SS1のA相インバータ装置INV11から給電
を受けるためのき電用スイッチCBS24、およびき電線
C2−BUSに下流側隣接変電所SS3のC相インバー
タ装置INV33から給電を受けるためのき電用スイッチ
CBS25が設けられている。各き電線からそれぞれ推進
コイル用スイッチSWを介して、軌道側壁SPに配設さ
れた各推進コイルCOに給電される。列車MAGT2は
付勢状態の推進コイルCOと列車MAGT2の磁石との
間に作用する吸引力または反発力により駆動力を得て推
進する。その場合、列車の推進速度すなわち列車速度は
インバータ装置の出力周波数に依存して決定される。
【0013】以上、特定の変電所SS2の内部構成につ
いて説明したが、その両隣接変電所SS1,SS3もそ
れぞれ同様の内部構成を持っている。因に、変電所SS
1には、供給電力源P1、変圧器T1、インバータ装置
INV11,INV12,INV13、き電用スイッチCBS
11,CBS12,CBS13,CBS14,CBS15、き電線
A1−BUS,B1−BUS,C1−BUS、5個の推
進コイル用スイッチSW、および5個の推進コイルCO
が備えられており、さらに図には第1の列車MAGT1
も示されている。同様に、変電所SS3には、供給電力
源P3、変圧器T3、インバータ装置INV31,INV
32,INV33、き電用スイッチCBS31,CBS32,C
BS33,CBS34,CBS35、き電線A3−BUS,B
3−BUS,C3−BUS、5個の推進コイル用スイッ
チSW、および5個の推進コイルCOが備えられてお
り、さらに図には第3の列車MAGT3が示されてい
る。なお、各変電所の停電を検出するために、変圧器T
1,T2,T3の出力側にそれぞれ計器用変圧器PT
1,PT2,PT3を介して不足電圧リレー271,2
72,273が接続されている。
【0014】図1の駆動電力供給システムの特徴は、変
電所SS2に着目して述べるならば、自変電所SS2か
らの供給電力以外に、両隣接変電所SS1およびSS3
から電力の供給を受けることができるように構成されて
いることである。すなわち、変電所SS1のA相インバ
ータ装置INV11からき電用スイッチCBS21を介して
き電線A2−BUSへと電力の供給を受け、また、変電
所SS3のC相インバータ装置INV33からき電用スイ
ッチCBS25を介してき電線C2−BUSへと電力の供
給を受けることができるのが特徴である。ここで、同一
き電線に接続されている2個のき電用スイッチCBS2
1,CBS24は互いに一方しか投入されないようにイン
ターロックをとるものとする。同様に、き電用スイッチ
CBS23,CBS25も互いにインターロックをとるもの
とする。自変電所のインバータ装置が健全な場合は、そ
れに直列のき電用スイッチCBS21〜CBS23が投入可
能であり、隣接変電所のインバータ装置から電力供給を
受けるためのき電用スイッチCBS24,CBS25は開放
状態にロックされる。
【0015】上記と逆の関係で自変電所SS2から両隣
接変電所SS1,SS3に対して給電するための接続手
段も設けられている。すなわち、A相インバータ装置I
NV21の出力端は下流側変電所においてき電用スイッチ
CBS34を介してき電線A3−BUSに接続可能であ
り、同様にC相インバータ装置INV23の出力端は上流
側変電所SS1においてき電用スイッチCBS15を介し
てC相き電線C1−BUSに接続されている。ここで
も、すでに述べたと同様に、き電用スイッチCBS21と
CBS34との間でいずれか一方しか投入されないように
インターロックをとり、き電用スイッチCBS23とCB
S15との間でインターロックをとるものとする。
【0016】さて、図1の駆動電力供給システムは、全
てが健全な状態にある限り、き電用スイッチCBS11〜
CBS13,CBS21〜CBS23,CBS31〜CBS33の
みが投入可能であり、付加的に設けられたき電用スイッ
チCBS14,CBS15,CBS24,CBS25,CBS3
4,CBS35は開放状態にロックされている。
【0017】この実施例は、1変電所すなわち1セクシ
ョンに対して3台のインバータと5個のき電用スイッチ
を備えていることを特徴とするものであって、各セクシ
ョンに1列車が存在する過密ダイヤの下で、ある変電所
が全停電した時、隣接変電所からバックアップ給電する
方式である。
【0018】通常、変電所では3台のインバータを全て
運転し、3相き電系統A,B,Cにインバータ出力を供
給し、列車は、その3インバータき電電力で走行する。
しかしながら、一般に、このき電電力のうち1相分が無
くなり2系統になっても、列車は走行可能に構成されて
いる。これを利用して、停電変電所に隣接する両変電所
から1系統(1インバータ装置)ずつ、都合2系統の電
力を停電変電所のき電線に給電する。かくして自変電所
および両隣接変電所の各セクションでそれぞれ2系統の
インバータ装置電力で列車を走行させることができる。
【0019】いま、例えば変電所SS2内で何らかの理
由により全停電が生じたものとしてみる。この場合、イ
ンバータ装置INV21,INV22,INV23は全て出力
電圧が無くなり、き電線A2−BUS,B2−BUS,
C2−BUSも全て停電となる。この停電状態は不足電
圧リレー272によって検出される。その停電検出信号
に基づいて自変電所SS2内のインバータ装置INV2
1,INV22,INV23のゲートオフを行うとともに、
き電用スイッチCBS21,CBS22,CBS23を遮断
し、その遮断信号を受けて変電所SS1内のA相インバ
ータ装置INV11を停止し、き電用スイッチCBS11を
遮断する。この遮断後、き電用スイッチCBS24を投入
し、インバータ装置INV11の運転を、変電所SS2内
の列車MAGT2の運転曲線に従って再開しA相き電線
A2−BUSに対する給電を行う。同様に、変電所SS
3では変電所SS1の各き電用スイッチCBS21,CB
S22,CBS23の遮断信号を受けてC相インバータ装置
INV33を停止し、き電用スイッチCBS33を遮断す
る。この遮断後、き電用スイッチCBS25を投入し、イ
ンバータ装置INV33の運転を、変電所SS2内の列車
MAGT2の運転曲線に従って再開しA相き電線C2−
BUSに対する給電を行う。かくして変電所SS2内の
き電線に対して2系統(C,A)給電が行われる。この
とき、変電所SS1でも(B,C)、変電所SS3でも
(A,B)、2系統給電が行われる。変電所SS2の全
停電発生に伴う以上述べた一連の制御は自動的に迅速に
行われる。
【0020】かくして、き電線A2−BUS〜C2−B
USの停電時間を極力短くし、各セクションで列車MA
GT1〜MAGT3の円滑な運転継続に支障を来さない
ようにすることができる。
【0021】以上のようにして必要最小限のインバータ
設備(1変電所3台)およびき電用スイッチ(1変電所
5個)で、仮にある変電所で全停電が発生したりして
も、過密ダイヤ列車(各セクションに1列車)の下でも
列車運転を継続することができる。
【0022】次に第2の実施例について説明する。図2
は、本発明の第2の実施例として、1変電所に4台のイ
ンバータ装置と、8個のき電用スイッチを設ける場合の
実施例を示すものである。この実施例では1セクション
4台のインバータ装置のうち、3台は自き電線の3系統
への給電専用に用い、残りの1台は停電時に自き電線ま
たは隣接セクションのき電線に給電するための予備とし
て用いる。
【0023】この場合も各変電所の機器構成は互いに同
一であり、ここでは代表的に変電所SS2の内部構成に
ついて説明する。この実施例の場合、変圧器T2の出力
端に3台の常用インバータ装置INV21,INV22,I
NV23と1台の予備インバータ装置INV24が接続され
ている。インバータ装置INV21,INV22,INV23
はそれぞれA,B,C各系統毎にき電用スイッチCBS
21,CBS22,CBS23を介してき電線A2−BUS,
B2−BUS,C2−BUSに接続されている。インバ
ータ装置INV24はき電用スイッチCBS24,CBS2
5,CBS26を介してA,B,C各系統の自き電線A2
−BUS,B2−BUS,C2−BUSに接続可能に構
成されるとともに、き電用スイッチCBS27を介して上
流側隣接変電所SS1の予備インバータ装置INV14か
らき電線B2−BUSへの給電を可能とし、また、き電
用スイッチCBS28を介して下流側隣接変電所SS3の
予備インバータ装置INV34からき電線A2−BUSへ
の給電を可能としている。
【0024】両隣接変電所SS1,SS3も変電所SS
2と同様に構成されている。変電所SS1には、常用イ
ンバータ装置INV11〜INV13と1台の予備インバー
タ装置INV14、およびき電用スイッチCBS11〜CB
S18が設けられており、第3の変電所SS3には、常用
インバータ装置INV31〜INV33と1台の予備インバ
ータ装置INV34、およびき電用スイッチCBS31〜C
BS38が設けられている。なお、図には変電所SS1の
上流側隣接変電所(SS0)に所属する第8のき電用ス
イッチCBS08、および変電所SS3の下流側隣接変電
所(SS4)に所属する第7のき電用スイッチCBS47
も示されている。
【0025】予備インバータ装置INV14,INV24,
INV34は常時は運転休止となっており、常用インバー
タ装置の故障または隣接変電所の停電の際などにバック
アップ給電用として用いられる。
【0026】いま、例えば変電所SS2内の常用の3台
のインバータ装置のうち、インバータ装置INV21が故
障したものとしてみる。この場合、図示していない故障
検出装置からの検出信号を受けてき電用スイッチCBS
21を遮断し、インバータ装置INV24を駆動してき電用
スイッチCBS24を投入する。このときインバータ装置
INV24は遮断されたインバータ装置INV21の運転曲
線に従う。以上の運転により、変電所SS2内では通常
の運転を継続することができる。
【0027】次に変電所SS2が全停電した場合につい
て説明する。この時は停電検出信号を受けてインバータ
装置INV21,INV22,INV23のゲートオフを行う
とともに、き電用スイッチCBS21,CBS22,CBS
23を遮断する。その遮断後、変電所SS1内の予備イン
バータ装置INV14を、インバータ装置INV22の運転
曲線に従い駆動する。同様に変電所SS3では変電所S
S1の各き電用スイッチCBS22,CBS23,CBS24
の遮断信号を受けて予備のインバータ装置INV34を、
インバータ装置INV21の運転曲線に従い駆動する。こ
のようにして両隣接変電所の予備のインバータ装置を駆
動した後、き電用スイッチCBS27,CBS28を投入
し、下流側のインバータ装置INV34からき電線A2−
BUSへの給電を受け、上流側のインバータ装置INV
14からき電線B2−BUSへの給電を受ける。かくして
変電所SS2内のセクションに入っていた列車MAGT
2は変電所SS2の全停電に際して列車推進力を一時的
に喪失し慣性走行となるが、即時、き電線への給電を再
開し、2系統給電により円滑な列車の運行を継続するこ
とができる。
【0028】次に第3の実施例について説明する。図3
および図4は、本発明の第3の実施例として、1セクシ
ョンに4台のインバータ装置と6個のき電用スイッチを
設ける場合の実施例を示すものである。この実施例では
1セクション4台のインバータ装置のうち、3台は自き
電線の3系統への給電専用に用い、残りの1台は他のセ
クションのき電線に給電するための予備として用いるも
のである。この実施例は、ある変電所が全停電になった
場合、両隣接変電所およびそのまた隣接変電所の都合3
台の予備インバータ装置から給電を受けて、停電変電所
においてもA,B,C3系統の完全な給電による運転を
継続しようとするものである。
【0029】この実施例には4つの変電所SS0〜SS
3が示されている。この場合も各変電所の機器構成は同
一であり、代表的に変電所SS2(図4)の構成を中心
にして説明を進める。この実施例の場合、図2の実施例
と同様に、変圧器T2の出力端に3台のインバータ装置
INV21,INV22,INV23と1台の予備インバータ
装置INV24が接続されている。インバータ装置INV
21,INV22,INV23はそれぞれA,B,C各系統毎
にき電用スイッチCBS21,CBS22,CBS23を介し
てき電線A2−BUS,B2−BUS,C2−BUSに
接続されている。インバータ装置INV24は、1つ上流
側の変電所SS1において、き電用スイッチCBS16を
介してき電線A1−BUSに接続可能に構成されるとと
もに、1つ下流側の変電所SS3において、き電用スイ
ッチCBS35を介してき電線B3−BUSに接続可能に
構成され、さらに2つ下流側の変電所において、き電用
スイッチCBS44を介してき電線C4−BUSに接続可
能に構成されている。変圧器T2の出力端に計器用変圧
器PT2を介して不足電圧リレー272が接続されてい
る。
【0030】他の変電所への救援給電態勢に対応して、
他の変電所からの救援給電態勢は次のように構成されて
いる。すなわち、2つ上流側の隣々接変電所SS0のイ
ンバータ装置INV04からき電用スイッチCBS24を介
してき電線C2−BUSへの接続が可能に構成され、1
つ上流側の隣接変電所SS1のインバータ装置INV14
からき電用スイッチCBS25を介してき電線B2−BU
Sへの接続が可能に構成され、さらに1つ下流側の隣接
変電所SS3のインバータ装置INV34からき電用スイ
ッチCBS26を介してき電線A2−BUSへの接続が可
能に構成されている。
【0031】他の変電所SS0,SS1,SS3も変電
所SS2と同様に構成されている。変電所SS0には、
常用インバータ装置INV01〜INV03と1台の予備イ
ンバータ装置INV04、き電用スイッチCBS01〜CB
S06、およびき電線A0−BUS〜C0−BUSが設け
られ、変電所SS1には、常用インバータ装置INV11
〜INV13と1台の予備インバータ装置INV14、き電
用スイッチCBS11〜CBS16、およびき電線A1−B
US〜C1−BUSが設けられ、変電所SS3には、常
用インバータ装置INV31〜INV33と1台の予備イン
バータ装置INV34、き電用スイッチCBS31〜CBS
36、およびき電線A3−BUS〜C3−BUSが設けら
れている。なお、図には変電所SS3の下流側変電所
(SS4)に所属するバックアップ用き電用スイッチC
BS44、およびき電線A4−BUS〜C4−BUSも付
加的に示されている。
【0032】図3および図4の実施例において、変電所
SS2において何らかの理由で全停電が発生したものと
する。この場合、不足電圧リレー272により停電が検
出されると、その検出信号によりインバータ装置INV
21〜INV23をゲートオフとし、き電用スイッチCBS
21〜CBS23を遮断する。その遮断後、2つ上流側の変
電所SS0の予備インバータ装置INV04、1つ上流側
の変電所SS1の予備インバータ装置INV14、および
1つ下流側の変電所SS3の予備インバータ装置INV
34の運転を、変電所SS2における列車MAGT2の運
転曲線に従って行い、同時にき電用スイッチCBS24、
CBS25およびCBS26を投入してA,B,C各系統の
き電線A2−BUS,B2−BUS,C2−BUSへの
給電すなわち3系統き電を継続する。このようにして、
変電所SS2の全停電にもかかわらず変電所内に存在す
る列車MAGT2に全く支障を来すことなく運転を継続
することができる。変電所SS2の全停電ではなく、特
定のインバータ装置が故障した場合は、それに対応して
給電休止となったき電線に接続されているき電用スイッ
チを介し上記と同様にして特定の系統にのみ給電を受け
ることができる。
【0033】かくして、この実施例によれば、全停変電
所のセクションに、隣接および隣々接の変電所からA,
B,C3系統のき電電力のバックアップ給電を可能に
し、支障のない列車運転を継続することができる。しか
も、このバックアップ給電のための付加設備としては、
1変電所あたり1台のインバータ装置および3個のき電
用スイッチを設けるだけであり、変電所停電に際しても
列車の速度制限や負荷制限などを行うことなく、円滑な
運転を継続することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、各変電所に少なくとも
2個のき電用スイッチを含む接続手段を付加的に設け、
インバータ装置の故障または変電所停電に際して隣接変
電所などからバックアップ給電を行うことにより、過密
ダイヤ列車(各変電所すなわち各セクションに1列車存
在)の下で、ある変電所で全停電などが発生しても、列
車運転の継続を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるリニアモーターカ
ー用駆動電力供給システムを示す接続図。
【図2】本発明の第2の実施例によるリニアモーターカ
ー用駆動電力供給システムを示す接続図。
【図3】本発明の第3の実施例によるリニアモーターカ
ー用駆動電力供給システムの一部を示す部分接続図。
【図4】本発明の第3の実施例によるリニアモーターカ
ー用駆動電力供給システムの他の一部を示す部分接続
図。
【図5】従来のリニアモーターカー用駆動電力供給シス
テムを例示する接続図。
【符号の説明】
SS0〜SS3 変電所 P0〜P3 供給電力源 T0〜T3 変圧器 INV01〜INV34 インバータ装置 CBS01〜CBS44 き電用スイッチ A0−BUS〜C4−BUS き電線 PT0〜PT3 計器用変圧器 270〜273 不足電圧リレー MAGT0〜MAGT3 列車 SEC セクションスイッチ SW 推進コイルスイッチ CO 推進コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リニアモーターカーをこれに搭載された磁
    石との相互作用により推進させるべく軌道に沿って配設
    された推進コイルに、セクションスイッチによって区切
    られたセクション内のき電線を介して、各セクション毎
    に設けられた変電所のインバータ装置から可変周波数の
    交流電力を供給するリニアモーターカー用駆動電力供給
    システムにおいて、 自変電所のインバータ装置から少なくとも隣接変電所の
    き電線に対し非常給電するとともに、自変電所のき電線
    に対し少なくとも両隣接変電所のインバータ装置から非
    常給電を受けるための接続手段を設けたことを特徴とす
    るリニアモーターカー用駆動電力供給システム。
  2. 【請求項2】前記インバータ装置は1変電所あたり3台
    ずつ設けられており、前記接続手段は、一方の隣接変電
    所の3台のインバータ装置のうちの1台と、他方の隣接
    変電所の3台のインバータ装置のうちの1台とから自変
    電所のき電線に非常給電を受けうるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の駆動電力供給シス
    テム。
  3. 【請求項3】前記インバータ装置は1変電所あたり常用
    の3台と予備の1台の都合4台ずつ設けられており、前
    記接続手段は、自変電所のき電線に対し、自変電所の予
    備のインバータ装置から非常給電しうるように構成され
    るとともに、一方の隣接変電所の予備のインバータ装置
    と、他方の隣接変電所の予備のインバータ装置とから非
    常給電を受けうるように構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の駆動電力供給システム。
  4. 【請求項4】前記インバータ装置は1変電所あたり常用
    の3台と予備の1台の都合4台ずつ設けられており、前
    記接続手段は、自変電所のき電線に対し、一方の隣接変
    電所の予備のインバータ装置と、一方の隣々接変電所の
    予備のインバータ装置と、他方の隣接変電所の予備のイ
    ンバータ装置との都合3変電所の予備インバータ装置か
    ら非常給電を受けうるように構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の駆動電力供給システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002178798A (ja) * 2000-12-15 2002-06-26 West Japan Railway Co 上下タイき電装置の開閉制御装置
JP2011079454A (ja) * 2009-10-08 2011-04-21 Toshiba Corp 電気鉄道用電力システム
CN112046344A (zh) * 2020-08-13 2020-12-08 中国人民解放军海军工程大学 一种适用于高速磁悬浮列车直线电机的牵引供电系统

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