JPH0720181U - ミシンの糸切り装置 - Google Patents
ミシンの糸切り装置Info
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- JPH0720181U JPH0720181U JP5033093U JP5033093U JPH0720181U JP H0720181 U JPH0720181 U JP H0720181U JP 5033093 U JP5033093 U JP 5033093U JP 5033093 U JP5033093 U JP 5033093U JP H0720181 U JPH0720181 U JP H0720181U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 切断後の上糸及び下糸を可動刃と協働して常
に適度の挟持圧力で確実に挟持することができ、しか
も、糸保持体の耐久性及び信頼性を向上し得るミシンの
糸切り装置を提供することである。 【構成】 縫製作業の終了時に、可動刃26が往復移動
される。この可動刃26の往動時には、上糸NS及び下
糸BSが捕捉可能に案内され、可動刃26の復動時に
は、前記上下両糸NS,BSを捕捉した状態で糸切断位
置まで復帰回動し、その直後に固定刃24と協働して上
下両糸NS,BSを切断する。このとき、可動刃26の
下側に設けられた糸保持体30の支持板30a上に固定
した抵抗部材30bは、切断された上下両糸NS,BS
を可動刃26の下面部と協働して挟持する。この場合、
前記上下両糸NS,BSは前記抵抗部材30bの弾性力
によって適度の挟持圧力で確実に挟持される。
に適度の挟持圧力で確実に挟持することができ、しか
も、糸保持体の耐久性及び信頼性を向上し得るミシンの
糸切り装置を提供することである。 【構成】 縫製作業の終了時に、可動刃26が往復移動
される。この可動刃26の往動時には、上糸NS及び下
糸BSが捕捉可能に案内され、可動刃26の復動時に
は、前記上下両糸NS,BSを捕捉した状態で糸切断位
置まで復帰回動し、その直後に固定刃24と協働して上
下両糸NS,BSを切断する。このとき、可動刃26の
下側に設けられた糸保持体30の支持板30a上に固定
した抵抗部材30bは、切断された上下両糸NS,BS
を可動刃26の下面部と協働して挟持する。この場合、
前記上下両糸NS,BSは前記抵抗部材30bの弾性力
によって適度の挟持圧力で確実に挟持される。
Description
【0001】
本考案は、ミシンの糸切り装置に関するものであって、特に、切断後の上糸及 び下糸を可動刃と協働して挟持する糸保持体の耐久性及び保持機能を向上するよ うにしたものに関するものである。
【0002】
従来、この種のミシンの糸切り装置は、針板と糸輪捕捉器との間に設けられ、 所定の糸切りタイミングで上糸と下糸とを自動的に切断し、その切断された上下 両糸を保持するように構成されている。
【0003】 例えば、実公昭46−13219号公報には、針板の下面に固定刃を固着し、 この固定刃の直ぐ下側に回動可能にベッド部の機枠に枢着された可動刃を設け、 この可動刃の直ぐ下側に薄い板状のバネ材からなる糸捕捉部材を、その糸捕捉部 が糸切断後の可動刃に押圧するように機枠に取付け、固定刃と可動刃とで切断さ れた上下両糸を可動刃と協働して糸捕捉部材で弾性挟持するように構成されたミ シンの糸切り装置が提案されている。
【0004】
しかしながら、前記既提案のミシンの糸切り装置においては、前記糸捕捉部材 の挟持弾力が強めに設定されていると、切断後の上下両糸を確実に挟持できる反 面、この後の上糸の引き上げや、次の縫製に伴う下糸の消費の際に、その各糸を 挟持状態から円滑に引き抜くことができず、場合によってはその各糸を切断して しまうことがあった。また、前記糸捕捉部材が長期間の使用によって下側に変位 もしくは変形する等してその挟持弾力が低下すれば、切断後の前記両糸を確実に 挟持することができなくなることが生じる。
【0005】 本考案は前記問題点を解決する為になされたものであり、その目的は、切断後 の上糸及び下糸を可動刃と協働して常に適度の挟持圧力で確実に挟持することが でき、しかも、糸保持体の耐久性及び信頼性を向上し得るミシンの糸切り装置を 提供することにある。
【0006】
前記目的を達成するために、本発明のミシンの糸切り装置は、ミシンのベッド 部の機枠に固着された固定刃と、その固定刃の直下において前記機枠に往復移動 可能に設けられ、その移動によって捕捉した上糸及び下糸を前記固定刃と協働し て切断する可動刃とを備え、縫製作業の終了時に、前記可動刃を固定刃に対して 移動することにより、加工布から伸びる上糸及び下糸を切断するようにしたミシ ンの糸切り装置において、前記可動刃の下側における前記機枠には、切断された 前記上糸及び下糸を前記可動刃の下面部と協働して挟持するための糸保持体を備 え、その糸保持体は、支持板と、その支持板上に固定され、かつ弾性力を有する 抵抗部材とによって構成したことを特徴としている。
【0007】
前記構成を有する本発明のミシンの糸切り装置においては、縫製作業の終了時 に、可動刃が往復移動される。この可動刃の往動時には、上糸及び下糸が捕捉可 能に案内され、可動刃の復動時には、これら上下両糸を捕捉した状態で糸切断位 置まで復帰回動し、その直後に固定刃と協働して上下両糸を切断する。このとき 、可動刃の下側に設けられた糸保持体の抵抗部材は、切断された上下両糸を可動 刃の下面部と協働して挟持する。この場合、前記上下両糸は前記抵抗部材の弾性 力によって適度の挟持圧力で確実に挟持される。そして、この後の上糸の取り上 げや、下糸の消費に際して、それ等の糸を挟持状態から容易に引き抜くことがで きる。
【0008】
以下に、本考案を具体化した一実施例を図面に基いて詳細に説明する。
【0009】 本実施例は、多頭式刺繍機に設けた刺繍ミシンの糸切り装置に本考案を適用し た場合のものである。
【0010】 先ず、多頭式刺繍機Mについて説明すると、図1に示すように、左右方向に延 びるベースフレーム1の上面の後部側には、左右方向に所定長さを有する平面視 略矩形状のミシン支持板2が配設され、このミシン支持板2上に3台の刺繍ミシ ンMHが所定間隔毎に左右方向に1列状に配列されている。
【0011】 これら刺繍ミシンMHのアーム部3の前端部には、左右方向に1列状に配列さ れた12本の針棒(図示略)を装着した針棒ケース7が夫々取付けられ、図示外 の針棒切換え機構により針棒ケース7が左右方向に移動可能とされ、所望の色の 刺繍糸で刺繍縫目を形成する為の針棒が択一的に選択可能に構成されている。
【0012】 一方、図1に示すように、アーム部3に連なる脚柱部4の下端部のベッド本体 部5はミシン支持板2上に取付けられ、このベッド本体部5の前端部からシリン ダベッド6が前方に延び、このシリンダベッド6の前端部には後述する糸輪捕捉 器18と糸切り装置20とが設けられ、選択された針棒に取付けられた縫針8と の協働により所望の色の刺繍糸で加工布に縫目が形成され、縫製終了時には、特 願平4−281531号に開示されている糸切り機構と同様に形成された糸切り 機構により、上下両糸NS,BS(図4参照)を自動的に切断できるようになっ ている。ここで、前記針棒や天秤9を上下動させる上軸(図示略)及び糸輪捕捉 器18を回転させる下軸19(図3参照)は、ミシンモータ(図示略)に連結さ れたVベルト10により回転駆動される駆動軸11により駆動される。
【0013】 また、図1に示すように、前記ミシン支持板2の前側でシリンダベッド6の上 面と略同一高さになるように、作業用テーブル13が配設され、この作業用テー ブル13を含み、この作業用テーブル13の左右両側に設けられた1対の補助テ ーブル14,15に亙って、左右方向に延びる平面視矩形状の可動枠16が載置 されている。そして、この可動枠16の右端部の駆動枠部16aがX軸駆動機構 (図示略)によりX軸方向(左右方向)に移動駆動されると共に、その左端部の 駆動枠部16bとこの駆動枠部16aとがY軸駆動機構(図示略)により同時に Y軸方向(前後方向)に移動駆動される。従って、可動枠16はこれらX軸駆動 機構とY軸駆動機構とによりXY平面上を移動可能になっている。
【0014】 次に、シリンダベッド6の先端部に設けられた糸切り装置20について、図2 〜図4に基いて説明する。
【0015】 前記シリンダベッド6の前端部分の上端部には、板状のベース板21が前後方 向向き且つ水平に配設され、機枠Fにビスなどで固着されている。このベース板 21の上側には、前後方向に延びる取付け板22が左端部にビス止めされると共 に、取付け板23が右端部にビス止めされている。ここで、右側の取付け板23 の上面は左側の取付け板22の上面よりも一段高くなっている。
【0016】 そして、取付け板23の上側には、図2及び図3に示すように、刃部24aを 前端に有する固定刃24が前方左寄りの方向に向けてビス25により固着されて いる。また、取付け板22の上側には、図2及び図3に示すように、平面視略く 字状の可動刃26が配設され、この可動刃26は固定刃24の直下に枢支ピン2 7で回動可能に取付け板22に枢支されている。更に、この可動刃26の連結部 26aには、ベッド本体部5から前方に延びる駆動レバー28の前端部がピン2 9により回動可能に連結されている。従って、この駆動レバー28が前方へ進出 駆動されたときには、可動刃26が実線で示す待機位置(糸挟持位置)から2点 鎖線で示す揺動位置へ往動され、またこの駆動レバー28が後方へ退入駆動され たときには、逆に揺動位置から待機位置まで復動されるようになっている。尚、 この駆動レバー28やこの駆動レバー28を駆動させる為の糸切りソレノイド( 図示略)等から駆動手段が構成されている。
【0017】 この可動刃26には、その往動時に上糸NSと下糸BSとを係合可能に案内す る案内部26bと、その復動時に上下両糸NS,BSに係合する為の係合部26 cと、前記固定刃24の刃部24aと協働して上下両糸NS,BSを切断する為 の刃部26dとが夫々形成されている。この刃部26dは可動刃26の先端部に 設けられた透孔26eの円周部分の一部に形成されている。
【0018】 更に、前記固定刃24の略下側に対応するベース板21上には、切断された上 下両糸NS,BSを可動刃26と協働して挟持する糸保持体30が、可動刃26 の下側で前記固定刃24と略同様の向きにビス31で固着されている。この糸保 持体30は、図4に示すように、板厚Tを約0.3mmとする金属製のバネ板か らなる支持板30aと、その支持板30aの前側上面部に接着剤等によって固定 され、かつ弾性力を有する合成樹脂材料の細糸で高さ約2mmのループ状に形成 された多数の突起を密植した所謂マジックテープの片方の雌片に相当する抵抗部 材30bとによって構成される。その抵抗部材30bの突起の先端部は、前記可 動刃26が上方に対応する位置に回動したとき、その可動刃26の下面部に前記 弾性力に抗して圧接するようになっている。尚、前記支持板30aは、金属製の バネ板とした場合、その板厚を0.1mmから約1mmの範囲内で任意に設定す ることができる。
【0019】 ここで、針板32は、図2及び図3に示すように、両取付け板22,23の上 側に載置されてビス止めされ、針孔32aが形成されている。
【0020】 一方、シリンダベッド6内で糸切り装置20の下側には、ボビンケースBCを 内装するとともに、下軸19で回転駆動される糸輪捕捉器18が設けられている 。
【0021】 次に、糸切り装置20による糸切断及び糸挟持の作用について説明する。
【0022】 縫製終了時における糸切断のタイミングにおいて、特願平4−281531号 に示す糸切り機構の糸切りソレノイドが駆動されたときには、伝動機構を介して 駆動レバー28が前方へ進出駆動されるのに伴って、可動刃26が揺動位置へ往 動される。このとき、加工布(図示略)から伸びる上下両糸NS,BSが案内部 26bで係合可能に案内され、上下両糸NS,BSは可動刃26よりも右側へ移 動する。そして、糸切りソレノイドの駆動が停止されたときには、駆動レバー2 8が後方へ退入駆動されるのに伴って、可動刃26は揺動位置から待機位置まで 復動される。このとき、可動刃26よりも右側に位置する上下両糸NS,BSは 係合部26cに係合され、この刃部26dと固定刃24の刃部24aとの協働に より上下両糸NS,BSが同時に切断され、図4に示すように、可動刃26の複 動時に可動刃26と抵抗部材30bとの間に移動された上下両糸NS,BSの開 放端部がこれら可動刃26と抵抗部材30bとの協働で圧接挟持される。
【0023】 この場合、前記可動刃26と所謂マジックテープの片方の雌片による抵抗部材 30bとの間に挟持さた上下両糸NS,BSは適度の挟持圧力によって確実に保 持される。そして、前記支持板30aが組立誤差等によってその開放端部のに高 さに多少の配置誤差があっても、前記抵抗部材30bの各突起の弾性力によって 前記誤差がカバーされ、常に、前記上下両糸NS,NBの挟持作用を確実に果た すことができる。このため、糸保持体30の挟持機能の信頼性を向上することが できることはもとより、前記支持板30aには十分な剛性があるためにその糸保 持体30の耐久性を向上することもできる。
【0024】 尚、糸切り装置は本実施例のものに限られるものではなく、各種の部材を組合 せて構成するようにしたものであってもよい。尚、前記糸保持体30の支持板3 0aは、金属製のバネ板以外に、例えば、合成樹脂板等で構成してもよいもので ある。
【0025】 また、抵抗部材30bを所謂マジックテープとしたが,タオル地やじゅうたん のように、毛羽だった弾性力のあるもので、圧縮力に強く、せん断力に対し抵抗 がない材料によって構成してもよい。
【0026】 尚、針棒を1本だけ設けた一般的なミシン等、多針式刺繍ミシン以外の各種の ミシンの糸切り装置に本考案を適用し得ることは勿論である。
【0027】
以上詳述したように、本発明のミシンの糸切り装置によれば、特に、可動刃の 下側における機枠には、切断された上糸及び下糸を前記可動刃の下面部と協働し て挟持するための糸保持体を備え、その糸保持体を、支持板と,その支持板上に 固定され、かつ弾性力を有する抵抗部材とによって構成したので、切断後の上糸 及び下糸を可動刃と協働して常に適度の挟持圧力で確実に挟持することができ、 しかも、その後の上糸の取り上げや、下糸の消費に際して、それ等の糸を切断す ることなく挟持状態から容易に引き抜くことができる。また、前記抵抗部材を前 記支持板上に固定支持して一体化したので、前記挟持作用の信頼性の向上と相俟 って、その耐久性の向上を図ることもできるものである。
【図1】多頭式刺繍機の概略斜視図である。
【図2】シリンダベッドの前端部に設けた糸切り装置の
概略平面図である。
概略平面図である。
【図3】シリンダベッドに設けた糸切り装置及び糸輪捕
捉器の概略側面図である。
捉器の概略側面図である。
【図4】糸切り機構を示す図2のA矢視図である。
M 多頭式刺繍機 MH 刺繍ミシン 6 シリンダベッド 20 糸切り装置 24 固定刃 26 可動刃 30 糸保持体 30a 支持板 30b 抵抗部材
Claims (1)
- 【請求項1】 ミシンのベッド部の機枠に固着された固
定刃と、その固定刃の直下において前記機枠に往復移動
可能に設けられ、その移動によって捕捉した上糸及び下
糸を前記固定刃と協働して切断する可動刃とを備え、縫
製作業の終了時に、前記可動刃を固定刃に対して移動す
ることにより、加工布から伸びる上糸及び下糸を切断す
るようにしたミシンの糸切り装置において、 前記可動刃の下側における前記機枠には、切断された前
記上糸及び下糸を前記可動刃の下面部と協働して挟持す
るための糸保持体を備え、その糸保持体は、支持板と、
その支持板上に固定され、かつ弾性力を有する抵抗部材
とによって構成したことを特徴とするミシンの糸切り装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5033093U JPH0720181U (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | ミシンの糸切り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5033093U JPH0720181U (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | ミシンの糸切り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0720181U true JPH0720181U (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=12855906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5033093U Pending JPH0720181U (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | ミシンの糸切り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0720181U (ja) |
-
1993
- 1993-09-16 JP JP5033093U patent/JPH0720181U/ja active Pending
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