JPH07220975A - コンデンサー用蒸着積層フィルム - Google Patents
コンデンサー用蒸着積層フィルムInfo
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- JPH07220975A JPH07220975A JP6013499A JP1349994A JPH07220975A JP H07220975 A JPH07220975 A JP H07220975A JP 6013499 A JP6013499 A JP 6013499A JP 1349994 A JP1349994 A JP 1349994A JP H07220975 A JPH07220975 A JP H07220975A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 極薄ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレートフィルムを絶縁フィルムとするコンデン
サーの製造に有用な易剥離性蒸着積層フィルムを提供す
る。 【構成】 複屈折が0.01以下であるポリオレフィン
樹脂フィルムの少くとも片面に、縦、横方向のヤング率
がともに600kg/mm2 以上で、厚さが0.1〜2
μmのポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシ
レートフィルムが0.1〜2.0g/cmの密着強度で
積層されており、さらにその上に金属が蒸着されている
コンデンサー用蒸着積層フィルム。
ルボキシレートフィルムを絶縁フィルムとするコンデン
サーの製造に有用な易剥離性蒸着積層フィルムを提供す
る。 【構成】 複屈折が0.01以下であるポリオレフィン
樹脂フィルムの少くとも片面に、縦、横方向のヤング率
がともに600kg/mm2 以上で、厚さが0.1〜2
μmのポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシ
レートフィルムが0.1〜2.0g/cmの密着強度で
積層されており、さらにその上に金属が蒸着されている
コンデンサー用蒸着積層フィルム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンデンサー用蒸着積
層フィルムに関し、さらに詳しくは、ポリエチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムからな
る極薄絶縁フィルムを用いたコンデンサーを効率良く製
造するのに適した、コンデンサー用蒸着積層フィルムに
関するものである。
層フィルムに関し、さらに詳しくは、ポリエチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムからな
る極薄絶縁フィルムを用いたコンデンサーを効率良く製
造するのに適した、コンデンサー用蒸着積層フィルムに
関するものである。
【0002】
【従来技術】コンデンサーは、絶縁フィルムと金属薄膜
とを重ね合せて巻回する方法、金属を絶縁フィルムの表
面に蒸着し、これを巻回する方法等で製造され、この絶
縁フィルムとして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルムなどの有
機重合体フィルムが使用されている。
とを重ね合せて巻回する方法、金属を絶縁フィルムの表
面に蒸着し、これを巻回する方法等で製造され、この絶
縁フィルムとして、二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルムなどの有
機重合体フィルムが使用されている。
【0003】近年、電気機器の小型軽量化にともなっ
て、コンデンサーもますます小型化されてきており、そ
の為それに使用される絶縁フィルムもさらに薄いものが
要求されてきている。
て、コンデンサーもますます小型化されてきており、そ
の為それに使用される絶縁フィルムもさらに薄いものが
要求されてきている。
【0004】現在実用化されている絶縁フィルムの厚み
は、ポリエチレンテレフタレートフィルムで1.5μm
程度である。
は、ポリエチレンテレフタレートフィルムで1.5μm
程度である。
【0005】しかしながら、コンデンサーの小型化、或
いは容量増加のためにフィルム厚みを従来のものより更
に薄くした場合、フィルムの製造工程での破断が頻発
し、製品をとることが非常に困難になっている。
いは容量増加のためにフィルム厚みを従来のものより更
に薄くした場合、フィルムの製造工程での破断が頻発
し、製品をとることが非常に困難になっている。
【0006】さらに、薄いフィルムでは腰が軟らかいた
めに取扱いが難しく、蒸着の工程ではフィルムにしわが
生じ易い。更に、蒸着で加熱されたフィルムを冷却ドラ
ムで冷却する工程で、このしわの為フィルムが冷却ドラ
ムと密着不良を起こし冷却斑となり、その結果、熱収縮
斑によるワカメ状等の平面性不良(以下『熱負け』とい
うことがある)が発生する。従来は、縦方向の張力を高
くすることによってフィルムのしわを防いでいるが、フ
ィルムが薄くなると張力によりフィルムが伸び易くな
り、蒸着,スリットを経たフィルムの端面はワカメ状と
なるなどの問題がある。
めに取扱いが難しく、蒸着の工程ではフィルムにしわが
生じ易い。更に、蒸着で加熱されたフィルムを冷却ドラ
ムで冷却する工程で、このしわの為フィルムが冷却ドラ
ムと密着不良を起こし冷却斑となり、その結果、熱収縮
斑によるワカメ状等の平面性不良(以下『熱負け』とい
うことがある)が発生する。従来は、縦方向の張力を高
くすることによってフィルムのしわを防いでいるが、フ
ィルムが薄くなると張力によりフィルムが伸び易くな
り、蒸着,スリットを経たフィルムの端面はワカメ状と
なるなどの問題がある。
【0007】これらの問題点を解消するために種々の提
案がなされている。例えばフィルム製造工程での極薄ポ
リエチレンテレフタレートフィルムの破断を解消する目
的で、あらかじめ異種のフィルムと積層して厚いフィル
ム状となし、これを延伸処理してから極薄ポリエチレン
テレフタレートフィルムを剥離する方法が提案されてい
る。例えば、特開昭58−5226号公報には、ポリオ
レフィンとポリエチレンテレフタレートとを共押し出し
して積層シートとし、これを延伸した後、ポリエチレン
テレフタレートフィルムを剥離することで極薄フィルム
を作る方法が示されている。このように、異種ポリマー
同士を積層し、製膜後に剥離することで極薄フィルムを
造るといった方法はほかにも数多くあり、例えば特開昭
60−163419、58−132520、58−13
6417、57−176125、52−37982号な
どに同様の手法が提案されている。
案がなされている。例えばフィルム製造工程での極薄ポ
リエチレンテレフタレートフィルムの破断を解消する目
的で、あらかじめ異種のフィルムと積層して厚いフィル
ム状となし、これを延伸処理してから極薄ポリエチレン
テレフタレートフィルムを剥離する方法が提案されてい
る。例えば、特開昭58−5226号公報には、ポリオ
レフィンとポリエチレンテレフタレートとを共押し出し
して積層シートとし、これを延伸した後、ポリエチレン
テレフタレートフィルムを剥離することで極薄フィルム
を作る方法が示されている。このように、異種ポリマー
同士を積層し、製膜後に剥離することで極薄フィルムを
造るといった方法はほかにも数多くあり、例えば特開昭
60−163419、58−132520、58−13
6417、57−176125、52−37982号な
どに同様の手法が提案されている。
【0008】しかしながら、ポリエチレンテレフタレー
トフィルムでは、前に述べたように、剥離後のフィルム
の腰の強さ不足、熱負けといった問題があり、蒸着の工
程で生じる本質的な改善にはならない。
トフィルムでは、前に述べたように、剥離後のフィルム
の腰の強さ不足、熱負けといった問題があり、蒸着の工
程で生じる本質的な改善にはならない。
【0009】そこで、フィルムが薄くなることによって
生じる本質的な問題、すなわち取扱いの困難さ、蒸着時
の熱負けに対する改善策として、高弾性率を有する二軸
延伸ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ートフィルムを絶縁フィルムとして用いる方法が、例え
ば特開昭63−140512号公報によって提案されて
いる。
生じる本質的な問題、すなわち取扱いの困難さ、蒸着時
の熱負けに対する改善策として、高弾性率を有する二軸
延伸ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ートフィルムを絶縁フィルムとして用いる方法が、例え
ば特開昭63−140512号公報によって提案されて
いる。
【0010】しかしながら、近年の電気、電子回路の小
型化の要求は留まるところがなく、コンデンサー用フィ
ルムの薄膜化がより一層望まれており、特開昭63−1
40512号公報で提案された二軸延伸ポリエチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムであっ
ても、前に述べたような問題がクローズアップされてき
ている。
型化の要求は留まるところがなく、コンデンサー用フィ
ルムの薄膜化がより一層望まれており、特開昭63−1
40512号公報で提案された二軸延伸ポリエチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムであっ
ても、前に述べたような問題がクローズアップされてき
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した欠点を改善したフィルム、すなわち極薄フィルムの
生産性を向上させ、さらに金属を蒸着する工程における
熱負けなどの欠陥発生のないコンデンサー用金属蒸着積
層フィルムを提供することにある。
した欠点を改善したフィルム、すなわち極薄フィルムの
生産性を向上させ、さらに金属を蒸着する工程における
熱負けなどの欠陥発生のないコンデンサー用金属蒸着積
層フィルムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
本発明によれば、複屈折が0.01以下であるポリオレ
フィン樹脂フィルムの少くとも片面に、縦、横方向のヤ
ング率がともに600kg/mm2 以上で、厚さが0.
1〜2μmのポリエチレン−2,6−ナフタレンジカル
ボキシレートフィルムが0.1〜2.0g/cmの密着
強度で積層されており、さらにその上に金属が蒸着され
ているコンデンサー用蒸着積層フィルム、並びに該積層
フィルムからポリオレフィン樹脂フィルムを剥離除去し
た、縦、横方向のヤング率がともに600kg/mm2
以上で、厚さが0.1〜2μmのポリエチレン−2,6
−ナフタレンジカルボキシレートフィルムの片面に金属
が蒸着されているコンデンサー用蒸着積層フィルムによ
って達成される。
本発明によれば、複屈折が0.01以下であるポリオレ
フィン樹脂フィルムの少くとも片面に、縦、横方向のヤ
ング率がともに600kg/mm2 以上で、厚さが0.
1〜2μmのポリエチレン−2,6−ナフタレンジカル
ボキシレートフィルムが0.1〜2.0g/cmの密着
強度で積層されており、さらにその上に金属が蒸着され
ているコンデンサー用蒸着積層フィルム、並びに該積層
フィルムからポリオレフィン樹脂フィルムを剥離除去し
た、縦、横方向のヤング率がともに600kg/mm2
以上で、厚さが0.1〜2μmのポリエチレン−2,6
−ナフタレンジカルボキシレートフィルムの片面に金属
が蒸着されているコンデンサー用蒸着積層フィルムによ
って達成される。
【0013】本発明におけるポリエチレン−2,6−ナ
フタレンジカルボキシレートは、その繰り返し単位が実
質的にエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレー
ト単位から構成されているものであればよく、共重合さ
れないポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシ
レートのみならず、繰り返し単位の数の10%以下、好
ましくは5%以下が他の成分で代替されているようなエ
チレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート共重合
体、ならびにポリマー混合物を含むものである。
フタレンジカルボキシレートは、その繰り返し単位が実
質的にエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレー
ト単位から構成されているものであればよく、共重合さ
れないポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシ
レートのみならず、繰り返し単位の数の10%以下、好
ましくは5%以下が他の成分で代替されているようなエ
チレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート共重合
体、ならびにポリマー混合物を含むものである。
【0014】一般にポリエチレン−2,6−ナフタレン
ジカルボキシレートはナフタレン−2,6−ジカルボン
酸またはそのエステル形成性誘導体とエチレングリコー
ルまたはそのエステル形成性誘導体とを触媒の存在下で
反応させることによって製造されるが、前記のポリエチ
レン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート共重合体
や混合物では、このポリエチレン−2,6−ナフタレン
ジカルボキシレートの重合完結前に適当な1種または2
種以上の第3成分(変性剤)を添加し、共重合または混
合することで製造することができる。
ジカルボキシレートはナフタレン−2,6−ジカルボン
酸またはそのエステル形成性誘導体とエチレングリコー
ルまたはそのエステル形成性誘導体とを触媒の存在下で
反応させることによって製造されるが、前記のポリエチ
レン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート共重合体
や混合物では、このポリエチレン−2,6−ナフタレン
ジカルボキシレートの重合完結前に適当な1種または2
種以上の第3成分(変性剤)を添加し、共重合または混
合することで製造することができる。
【0015】好適な第3成分としては、2価のエステル
形成性官能基を有する化合物、例えばシュウ酸、アジピ
ン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタ
レン−2,7−ジカルボン酸、コハク酸、ジフェニルエ
ーテルジカルボン酸などのジカルボン酸またはその低級
アルキルエステル、P−オキシ安息香酸、P−オキシエ
トキシ安息香酸の如きオキシカルボン酸またはその低級
アルキルエステル、あるいはプロピレングリコール、テ
トラメチレングリコールの如き2価アルコール類などの
化合物があげられる。
形成性官能基を有する化合物、例えばシュウ酸、アジピ
ン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタ
レン−2,7−ジカルボン酸、コハク酸、ジフェニルエ
ーテルジカルボン酸などのジカルボン酸またはその低級
アルキルエステル、P−オキシ安息香酸、P−オキシエ
トキシ安息香酸の如きオキシカルボン酸またはその低級
アルキルエステル、あるいはプロピレングリコール、テ
トラメチレングリコールの如き2価アルコール類などの
化合物があげられる。
【0016】ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカル
ボキシレートは、例えば安息香酸、メトキシポリアルキ
レングリコール等の一官能性化合物によって末端の水酸
基および/またはカルボキシル基を封鎖したものであっ
てもよく,また例えば極少量のグリセリン,ペンタエリ
スリトールの如き三官能、四官能性エステル形成性化合
物で実質的に線状の共重合体が得られる範囲内で変性さ
れたものでも良い。
ボキシレートは、例えば安息香酸、メトキシポリアルキ
レングリコール等の一官能性化合物によって末端の水酸
基および/またはカルボキシル基を封鎖したものであっ
てもよく,また例えば極少量のグリセリン,ペンタエリ
スリトールの如き三官能、四官能性エステル形成性化合
物で実質的に線状の共重合体が得られる範囲内で変性さ
れたものでも良い。
【0017】このポリエチレン−2,6−ナフタレンジ
カルボキシレートフィルムの片面に蒸着積層される金属
は特に限定されるものではなく、例えばアルミニウム、
亜鉛、銅、錫などが挙げられる。また、蒸着の方法に関
しても一般的に行われている方法、例えば金属をヒータ
ーで加熱・溶融・気化させた後基板上で析出させる蒸着
法、金属を加速したアルゴンなどの不活性ガスの衝突で
気化させたものを基板に析出させるスパッタリング法、
原料ガスを基板上で反応させることにより金属を成長さ
せるCVD法、有機金属ガスを出発原料とするMOCV
D法等があげられる。
カルボキシレートフィルムの片面に蒸着積層される金属
は特に限定されるものではなく、例えばアルミニウム、
亜鉛、銅、錫などが挙げられる。また、蒸着の方法に関
しても一般的に行われている方法、例えば金属をヒータ
ーで加熱・溶融・気化させた後基板上で析出させる蒸着
法、金属を加速したアルゴンなどの不活性ガスの衝突で
気化させたものを基板に析出させるスパッタリング法、
原料ガスを基板上で反応させることにより金属を成長さ
せるCVD法、有機金属ガスを出発原料とするMOCV
D法等があげられる。
【0018】本発明におけるポリオレフィン樹脂とは、
オレフィンの重合体、共重合体、あるいはそれらの混合
物からなる樹脂であり、例えば低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、直鎖状ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン等が挙げられる。これらのうちポリプロ
ピレン、あるいはポリプロピレン共重合体が最も好まし
い。
オレフィンの重合体、共重合体、あるいはそれらの混合
物からなる樹脂であり、例えば低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、直鎖状ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン等が挙げられる。これらのうちポリプロ
ピレン、あるいはポリプロピレン共重合体が最も好まし
い。
【0019】ここでいうポリプロピレンとは、その繰り
返し単位が実質的にプロピレン単位から構成されている
ものであればよく、共重合されていないポリプロピレン
のみならず、繰り返し単位の数の10%以下、好ましく
は5%以下が他の成分、例えばエチレン、ブテン等で代
替されているような共重合体、ならびにポリマー混合物
を含むものである。
返し単位が実質的にプロピレン単位から構成されている
ものであればよく、共重合されていないポリプロピレン
のみならず、繰り返し単位の数の10%以下、好ましく
は5%以下が他の成分、例えばエチレン、ブテン等で代
替されているような共重合体、ならびにポリマー混合物
を含むものである。
【0020】本発明においては、積層フィルムが、ポリ
オレフィン樹脂フィルムの少くとも片面にポリエチレン
−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムが積
層されており、その上に金属が蒸着されている構造をと
るが、該ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキ
シレートフィルムは2軸方向(縦方向及び横方向)に配
向した、厚さが、0.1〜2.0μm、好ましくは0.
1〜1.5μm、更に好ましくは0.1〜1.0μmの
フィルムである。このフィルム厚さが0.1μmよりも
薄い場合、ポリオレフィン樹脂フィルムを金属蒸着ポリ
エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィ
ルムから剥離除去する工程でポリエチレン−2,6−ナ
フタレンジカルボキシレートフィルムの破断が頻発し実
用的ではなく、他方2μmよりも厚い場合フィルム単体
でも取り扱うことができるため、本発明のような積層体
にする必要はない。
オレフィン樹脂フィルムの少くとも片面にポリエチレン
−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムが積
層されており、その上に金属が蒸着されている構造をと
るが、該ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキ
シレートフィルムは2軸方向(縦方向及び横方向)に配
向した、厚さが、0.1〜2.0μm、好ましくは0.
1〜1.5μm、更に好ましくは0.1〜1.0μmの
フィルムである。このフィルム厚さが0.1μmよりも
薄い場合、ポリオレフィン樹脂フィルムを金属蒸着ポリ
エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィ
ルムから剥離除去する工程でポリエチレン−2,6−ナ
フタレンジカルボキシレートフィルムの破断が頻発し実
用的ではなく、他方2μmよりも厚い場合フィルム単体
でも取り扱うことができるため、本発明のような積層体
にする必要はない。
【0021】さらにポリエチレン−2,6−ナフタレン
ジカルボキシレートフィルムは縦及び横方向のヤング率
が各々600kg/mm2 以上である必要がある。縦方
向のヤング率が600kg/mm2 より低い場合、コン
デンサーの小型化、軽量化に伴ってフィルムが薄くなる
と腰が弱くなり(剛性の低下)支持体のポリプロピレン
フィルムから剥離した後の金属蒸着ポリエチレン−2,
6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムの取り扱い
が困難なものとなる。
ジカルボキシレートフィルムは縦及び横方向のヤング率
が各々600kg/mm2 以上である必要がある。縦方
向のヤング率が600kg/mm2 より低い場合、コン
デンサーの小型化、軽量化に伴ってフィルムが薄くなる
と腰が弱くなり(剛性の低下)支持体のポリプロピレン
フィルムから剥離した後の金属蒸着ポリエチレン−2,
6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムの取り扱い
が困難なものとなる。
【0022】また、横方向のヤング率が600kg/m
m2 より低い場合、横方向のスティフネス(腰)が弱
く、縦方向に小じわが発生し易いので好ましくない。
m2 より低い場合、横方向のスティフネス(腰)が弱
く、縦方向に小じわが発生し易いので好ましくない。
【0023】縦及び横方向のヤング率が各々600kg
/mm2 以上のポリエチレンテレフタレートフィルムの
製造には、縦及び横方向に延伸倍率を高める必要がある
が、このような製造方法では、フィルム厚みが薄くなる
に従って製膜時の破断が頻発し、生産性が極度に低下す
る。
/mm2 以上のポリエチレンテレフタレートフィルムの
製造には、縦及び横方向に延伸倍率を高める必要がある
が、このような製造方法では、フィルム厚みが薄くなる
に従って製膜時の破断が頻発し、生産性が極度に低下す
る。
【0024】しかるに、ポリエチレン−2,6−ナフタ
レンジカルボキシレートフィルムでは、ポリエチレンテ
レフタレートフィルムと同一の延伸倍率であっても高い
ヤング率が得られる、という利点を有する。例えば、縦
方向延伸倍率を3.6倍とし、横方向延伸倍率を3.9
倍とした場合ポリエチレンテレフタレートフィルムでは
縦、横方向のヤング率は各々530kg/mm2 程度で
あるのに対し、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレートフィルムでは600kg/mm 2 以上の
ヤング率が容易に得られる。さらに、ポリエチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレートは延伸製膜性が
優れ、ポリエチレンテレフタレートに較べ高倍率延伸が
可能であり、高強力化フィルムを得やすい、という利点
を有する。
レンジカルボキシレートフィルムでは、ポリエチレンテ
レフタレートフィルムと同一の延伸倍率であっても高い
ヤング率が得られる、という利点を有する。例えば、縦
方向延伸倍率を3.6倍とし、横方向延伸倍率を3.9
倍とした場合ポリエチレンテレフタレートフィルムでは
縦、横方向のヤング率は各々530kg/mm2 程度で
あるのに対し、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレートフィルムでは600kg/mm 2 以上の
ヤング率が容易に得られる。さらに、ポリエチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレートは延伸製膜性が
優れ、ポリエチレンテレフタレートに較べ高倍率延伸が
可能であり、高強力化フィルムを得やすい、という利点
を有する。
【0025】2軸延伸方法としては、例えば未延伸フィ
ルムを縦方向に延伸した後横方向に延伸する、いわゆる
縦−横逐次延伸法、縦、横方向に同時に延伸する同時2
軸延伸法、通常の2軸延伸フィルムを再度縦方向あるい
は横方向に、さらには縦、横方向同時に延伸する再延伸
法等があるが、本発明における延伸法としてはこれらの
いずれの方法であっても良い。
ルムを縦方向に延伸した後横方向に延伸する、いわゆる
縦−横逐次延伸法、縦、横方向に同時に延伸する同時2
軸延伸法、通常の2軸延伸フィルムを再度縦方向あるい
は横方向に、さらには縦、横方向同時に延伸する再延伸
法等があるが、本発明における延伸法としてはこれらの
いずれの方法であっても良い。
【0026】この配向ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ンジカルボキシレートフィルムの片面には金属が蒸着さ
れている必要がある。この金属層の蒸着によって基材で
あるポリオレフィン樹脂フィルムを金属蒸着ポリエチレ
ン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムか
ら剥離除去する工程での積層フィルムの剥離が非常に容
易なものとなる。蒸着される金属層の厚みは0.03〜
0.3μm好ましくは0.05〜0.2μmの範囲にあ
ることが望ましい。これよりも薄いと剥離軽減の効果が
薄れ、逆にこれより厚いと、コンデンサーとしたときの
セルフヒール機能が劣ったものとなるので好ましくな
い。
ンジカルボキシレートフィルムの片面には金属が蒸着さ
れている必要がある。この金属層の蒸着によって基材で
あるポリオレフィン樹脂フィルムを金属蒸着ポリエチレ
ン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムか
ら剥離除去する工程での積層フィルムの剥離が非常に容
易なものとなる。蒸着される金属層の厚みは0.03〜
0.3μm好ましくは0.05〜0.2μmの範囲にあ
ることが望ましい。これよりも薄いと剥離軽減の効果が
薄れ、逆にこれより厚いと、コンデンサーとしたときの
セルフヒール機能が劣ったものとなるので好ましくな
い。
【0027】ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカル
ボキシレートフィルムの金属層が蒸着された面と反対の
面に密着せしめるポリオレフィン樹脂フィルムは、厚さ
が5〜30μmのものが好ましい。また該ポリオレフィ
ン樹脂フィルムは、複屈折が0.01以下のものであ
り、0.008以下、特に0.005以下が好ましい。
複屈折が0.01を越えると、ポリエチレン−2,6−
ナフタレンジカルボキシレートフィルムとポリオレフィ
ン樹脂フィルムとを剥離する際にポリオレフィン樹脂フ
ィルムが切れたり裂けたりし易くなるので好ましくな
い。
ボキシレートフィルムの金属層が蒸着された面と反対の
面に密着せしめるポリオレフィン樹脂フィルムは、厚さ
が5〜30μmのものが好ましい。また該ポリオレフィ
ン樹脂フィルムは、複屈折が0.01以下のものであ
り、0.008以下、特に0.005以下が好ましい。
複屈折が0.01を越えると、ポリエチレン−2,6−
ナフタレンジカルボキシレートフィルムとポリオレフィ
ン樹脂フィルムとを剥離する際にポリオレフィン樹脂フ
ィルムが切れたり裂けたりし易くなるので好ましくな
い。
【0028】ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカル
ボキシレートフィルムとポリオレフィン樹脂フィルムの
間の密着強度(以下『付着力』ということがある)は
0.1〜2.0g/cmの範囲にあることが必要であ
り、好ましくは0.1〜0.8g/cmの範囲である。
付着力がこれより低いと、製膜時の搬送中に剥離を生
じ、その部分が折れたり破れたりするので好ましくな
い。一方付着力がこれより高いと、ポリエチレン−2,
6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムとポリオレ
フィン樹脂フィルムとを剥離する工程でポリエチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムが切れ
たり、破れたりするので好ましくない。
ボキシレートフィルムとポリオレフィン樹脂フィルムの
間の密着強度(以下『付着力』ということがある)は
0.1〜2.0g/cmの範囲にあることが必要であ
り、好ましくは0.1〜0.8g/cmの範囲である。
付着力がこれより低いと、製膜時の搬送中に剥離を生
じ、その部分が折れたり破れたりするので好ましくな
い。一方付着力がこれより高いと、ポリエチレン−2,
6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムとポリオレ
フィン樹脂フィルムとを剥離する工程でポリエチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムが切れ
たり、破れたりするので好ましくない。
【0029】ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカル
ボキシレートフィルムとポリオレフィン樹脂フィルムの
付着力を上記範囲に保持する方法としては、ポリエチレ
ン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルム及
び/またはポリオレフィン樹脂フィルム中に0.001
〜1重量%、好ましくは0.005〜0.5重量%の非
粒子系滑剤を添加含有させる方法が好ましい。
ボキシレートフィルムとポリオレフィン樹脂フィルムの
付着力を上記範囲に保持する方法としては、ポリエチレ
ン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルム及
び/またはポリオレフィン樹脂フィルム中に0.001
〜1重量%、好ましくは0.005〜0.5重量%の非
粒子系滑剤を添加含有させる方法が好ましい。
【0030】この非粒子系滑剤は、常温で液体、あるい
は固体であっても融点あるいは軟化点が200℃以下の
物質で、フィルムに滑性を付与するものを意味する。な
お、これらの物質の2種類以上がフィルム中に含有され
ている場合は、それらの合計量が上記含有量範囲にあれ
ばよい。
は固体であっても融点あるいは軟化点が200℃以下の
物質で、フィルムに滑性を付与するものを意味する。な
お、これらの物質の2種類以上がフィルム中に含有され
ている場合は、それらの合計量が上記含有量範囲にあれ
ばよい。
【0031】この非粒子系滑剤の具体例としては、以下
のものが挙げられる。 A.脂肪族炭化水素 流動パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、天然
パラフィン、合成パラフィン、ポリエチレンワックス、
ポリプロピレンワックスなど。
のものが挙げられる。 A.脂肪族炭化水素 流動パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、天然
パラフィン、合成パラフィン、ポリエチレンワックス、
ポリプロピレンワックスなど。
【0032】B.高級脂肪酸またはその金属塩 ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ヒドロキシス
テアリン酸、硬化油、モンタン酸ナトリウムなど。
テアリン酸、硬化油、モンタン酸ナトリウムなど。
【0033】C.脂肪族アミド ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミ
ド、リシノール酸アミド、ベヘンアミド、メチレンビス
ステアラミドなど。
ド、リシノール酸アミド、ベヘンアミド、メチレンビス
ステアラミドなど。
【0034】D.脂肪酸エステル n−ブチルステアレート、メチルヒドロキシステアレー
ト、ミリシルセロチネート、高級アルコール脂肪酸エス
テル、エステル系ワックスなど。
ト、ミリシルセロチネート、高級アルコール脂肪酸エス
テル、エステル系ワックスなど。
【0035】E.脂肪酸ケトン ケトンワックスなど。
【0036】F.脂肪アルコール ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、ミリスチ
ルアルコール、セチルアルコールなど。
ルアルコール、セチルアルコールなど。
【0037】G.脂肪酸と多価アルコールの部分エステ
ル グリセリン脂肪酸エステル、ヒドロキシステアリン酸ト
リグリセリド、ソルビタン脂肪酸エステルなど。
ル グリセリン脂肪酸エステル、ヒドロキシステアリン酸ト
リグリセリド、ソルビタン脂肪酸エステルなど。
【0038】H.非イオン系界面活性剤 ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルア
ミド、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルなど。
レンフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルア
ミド、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルなど。
【0039】I.シリコン油 直鎖状メチルシリコン油、メチルフェニルシリコン油、
変成シリコン油など。
変成シリコン油など。
【0040】J.フッ素系界面活性剤 フルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルカ
ルボン酸、モノパーフルオロアルキルエチルリン酸エス
テル、パーフルオロアルキルスルホン酸塩など。
ルボン酸、モノパーフルオロアルキルエチルリン酸エス
テル、パーフルオロアルキルスルホン酸塩など。
【0041】なお、平均粒径0.001μmから5.0
μmの微粒子、特に無機粒子、例えば乾式シリカ、湿式
シリカ、ゼオライト、炭酸カルシウム、リン酸カルシウ
ム、カオリン、カオリナイト、クレイ、タルク、酸化チ
タン、アルミナ、ジルコニア、水酸化アルミニウムなど
を、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ート及び/またはポリオレフィン樹脂フィルム中に0.
01重量%から0.5重量%含有せしめておくと、非粒
子系滑剤の効果を相乗的に高めうる場合が多い。 本発
明において積層フィルムは、ポリエチレン−2,6−ナ
フタレンジカルボキシレートとポリオレフィン樹脂とを
共押出しして未延伸積層シートとし、これを2軸方向に
延伸し、次いでポリオレフィン樹脂の融点よりも高くポ
リエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートの
融点よりも低い温度で熱処理した後に室温まで冷却する
ことで好ましく製造することができる。その際、未延伸
積層シートの各シート層の厚さは、2軸延伸処理後の積
層フィルムの各フィルム層の厚さが前記した厚さとなる
ようにし、また延伸、熱処理は前記したヤング率、複屈
折等の物性が得られる条件で行うとよい。
μmの微粒子、特に無機粒子、例えば乾式シリカ、湿式
シリカ、ゼオライト、炭酸カルシウム、リン酸カルシウ
ム、カオリン、カオリナイト、クレイ、タルク、酸化チ
タン、アルミナ、ジルコニア、水酸化アルミニウムなど
を、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ート及び/またはポリオレフィン樹脂フィルム中に0.
01重量%から0.5重量%含有せしめておくと、非粒
子系滑剤の効果を相乗的に高めうる場合が多い。 本発
明において積層フィルムは、ポリエチレン−2,6−ナ
フタレンジカルボキシレートとポリオレフィン樹脂とを
共押出しして未延伸積層シートとし、これを2軸方向に
延伸し、次いでポリオレフィン樹脂の融点よりも高くポ
リエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートの
融点よりも低い温度で熱処理した後に室温まで冷却する
ことで好ましく製造することができる。その際、未延伸
積層シートの各シート層の厚さは、2軸延伸処理後の積
層フィルムの各フィルム層の厚さが前記した厚さとなる
ようにし、また延伸、熱処理は前記したヤング率、複屈
折等の物性が得られる条件で行うとよい。
【0042】金属化フィルムコンデンサーは、巻回
法:二軸延伸ポリエチレン−2、6−ナフタレンジカル
ボキシレートフィルムに亜鉛等の金属を蒸着した後、巻
回した後蒸着部の端面にメタリコンを施して電極をもう
ける方法、積層法:二軸配向ポリエチレン−2,6−
ナフタレンジカルボキシレートフィルム表面に金属薄膜
層を形成し、その表面に誘導体層をコーティングした後
巻回し、条切断後メタリコンを施す方法等が知られてい
る。
法:二軸延伸ポリエチレン−2、6−ナフタレンジカル
ボキシレートフィルムに亜鉛等の金属を蒸着した後、巻
回した後蒸着部の端面にメタリコンを施して電極をもう
ける方法、積層法:二軸配向ポリエチレン−2,6−
ナフタレンジカルボキシレートフィルム表面に金属薄膜
層を形成し、その表面に誘導体層をコーティングした後
巻回し、条切断後メタリコンを施す方法等が知られてい
る。
【0043】本発明では、支持体のポリオレフィン樹脂
フィルムとポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボ
キシレートフィルムとが積層された状態においてポリエ
チレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィル
ム上に金属薄膜を蒸着などによって形成した後、支持体
のポリオレフィン樹脂フィルムを剥離除去しながら金属
蒸着ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ートフィルムを巻回する事でコンデンサー用の素子巻を
安定に作ることが可能となる。
フィルムとポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボ
キシレートフィルムとが積層された状態においてポリエ
チレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィル
ム上に金属薄膜を蒸着などによって形成した後、支持体
のポリオレフィン樹脂フィルムを剥離除去しながら金属
蒸着ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ートフィルムを巻回する事でコンデンサー用の素子巻を
安定に作ることが可能となる。
【0044】なお、ポリエチレン−2,6−ナフタレン
ジカルボキシレートフィルムは、ポリエチレンテレフタ
レートフィルムに較べて、オリゴマーの発生量がきわめ
て少なく、蒸着時の冷却ドラムを汚すことが少ないこ
と、作業性が高められることなどの利点があり、金属化
フィルムコンデンサーの製造においてポリエチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムを誘電
層ベースとすることの優位性が際立っている。
ジカルボキシレートフィルムは、ポリエチレンテレフタ
レートフィルムに較べて、オリゴマーの発生量がきわめ
て少なく、蒸着時の冷却ドラムを汚すことが少ないこ
と、作業性が高められることなどの利点があり、金属化
フィルムコンデンサーの製造においてポリエチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムを誘電
層ベースとすることの優位性が際立っている。
【0045】本発明のポリエチレン−2,6−ナフタレ
ンジカルボキシレートフィルムは、0.1から2.0μ
m、好ましくは0.1から1.5μm、更に好ましくは
0.1から1.0μmの厚さを有し、かつ縦、横方向の
ヤング率がそれぞれ600kg/mm2 以上の二軸配向
ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート
フィルムであって、その片面に金属が蒸着されており、
かつその反対側の面にポリオレフィン樹脂フィルムが
0.1から2.0g/cmの密着強度で積層せしめられ
た構造としたことにより、以下のような優れた効果を得
ることができた。 (1)ヤング率が600kg/mm2 以上のポリエチレ
ン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムの
蒸着フィルムがきれいな状態で連続的に得られるため、
小型で容量の高いコンデンサーを作ることが出来る。 (2)スリットなどの工程を支持体のポリオレフィン樹
脂フィルムをつけたままの状態で行うことができるので
作業性が向上する。 (3)金属蒸着ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレートフィルムをポリオレフィン樹脂フィルム
から剥離するとき、しわの発生や、フィルムの破断が少
ないので作業性が向上する。 (4)金属蒸着ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレートフィルムを剥離した後のポリオレフィン
樹脂フィルムは、再度これを粉砕して元の原料に混合す
ることで再使用ができるので経済的である。 (5)極薄の金属蒸着ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ンジカルボキシレートフィルムを使用することで、電気
特性の優れた金属化フィルムコンデンサーを得ることが
できる。
ンジカルボキシレートフィルムは、0.1から2.0μ
m、好ましくは0.1から1.5μm、更に好ましくは
0.1から1.0μmの厚さを有し、かつ縦、横方向の
ヤング率がそれぞれ600kg/mm2 以上の二軸配向
ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート
フィルムであって、その片面に金属が蒸着されており、
かつその反対側の面にポリオレフィン樹脂フィルムが
0.1から2.0g/cmの密着強度で積層せしめられ
た構造としたことにより、以下のような優れた効果を得
ることができた。 (1)ヤング率が600kg/mm2 以上のポリエチレ
ン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムの
蒸着フィルムがきれいな状態で連続的に得られるため、
小型で容量の高いコンデンサーを作ることが出来る。 (2)スリットなどの工程を支持体のポリオレフィン樹
脂フィルムをつけたままの状態で行うことができるので
作業性が向上する。 (3)金属蒸着ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレートフィルムをポリオレフィン樹脂フィルム
から剥離するとき、しわの発生や、フィルムの破断が少
ないので作業性が向上する。 (4)金属蒸着ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレートフィルムを剥離した後のポリオレフィン
樹脂フィルムは、再度これを粉砕して元の原料に混合す
ることで再使用ができるので経済的である。 (5)極薄の金属蒸着ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ンジカルボキシレートフィルムを使用することで、電気
特性の優れた金属化フィルムコンデンサーを得ることが
できる。
【0046】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明す
る。
る。
【0047】本発明における種々の物性値ならびに特性
は以下の如くして測定されたものであり、かつ定義され
る。 (1)フィルム厚み ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート
フィルムの厚みは、ハロゲンガスを光源とした可視光波
長発光ランプを用いた透過光型光干渉厚み測定器を用い
て、隣り合った干渉縞間隔から下記の(1)式によって
算出した。
は以下の如くして測定されたものであり、かつ定義され
る。 (1)フィルム厚み ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート
フィルムの厚みは、ハロゲンガスを光源とした可視光波
長発光ランプを用いた透過光型光干渉厚み測定器を用い
て、隣り合った干渉縞間隔から下記の(1)式によって
算出した。
【0048】
【数1】
【0049】ここで、(1)式中のdは厚み(nm)、
λ1 、λ2 は干渉縞のピーク波長(nm)を表し(λ1
>λ2 )、nはポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレートフィルムの縦及び横方向の平均の屈折率
である。
λ1 、λ2 は干渉縞のピーク波長(nm)を表し(λ1
>λ2 )、nはポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレートフィルムの縦及び横方向の平均の屈折率
である。
【0050】上記方法を適用できない厚み範囲(厚物)
のフィルムは電子マイクロによりその厚みを測定した。 (2)蒸着金属層の厚み 金属の種類別に、蒸着層の厚さと、それの電気抵抗の関
係を用いて、電気抵抗の値を測定することでその厚みを
算出した。 (3)ヤング率 支持体のポリオレフィン樹脂フィルムから剥離したポリ
エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィ
ルムを試料幅10mm、長さ150mmに切り出し、チ
ャック間100mm、引っ張り速度10mm/min、
チャート速度500mm/minの条件でインストロン
タイプの万能引張試験装置にてサンプルを引っ張った。
得られた加重−伸び曲線の立ち上がり部の接線よりヤン
グ率を算出した。 (4)付着力(密着強度) 金属蒸着前および金属蒸着後のポリエチレン−2,6−
ナフタレンジカルボキシレートフィルムとポリオレフィ
ン樹脂フィルムとの積層フィルムをヤング率測定時のサ
ンプルと同一の大きさに切り出し、表層のポリエチレン
−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムを剥
離角180度で連続的に2m/minの速度で剥離する
ときのかかる張力を測定した。この張力T(g)がその
まま付着力T(g/cm)となる。 (5)融点 DSCを用いて20℃/minの昇温速度で昇温し、融
解に伴う吸熱ピークの頂上部に相当する温度を融点とし
た(試料:10mg)。 (6)静電容量(C)、誘電正接(tanδ) JIS C 5102の測定法によった。
のフィルムは電子マイクロによりその厚みを測定した。 (2)蒸着金属層の厚み 金属の種類別に、蒸着層の厚さと、それの電気抵抗の関
係を用いて、電気抵抗の値を測定することでその厚みを
算出した。 (3)ヤング率 支持体のポリオレフィン樹脂フィルムから剥離したポリ
エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィ
ルムを試料幅10mm、長さ150mmに切り出し、チ
ャック間100mm、引っ張り速度10mm/min、
チャート速度500mm/minの条件でインストロン
タイプの万能引張試験装置にてサンプルを引っ張った。
得られた加重−伸び曲線の立ち上がり部の接線よりヤン
グ率を算出した。 (4)付着力(密着強度) 金属蒸着前および金属蒸着後のポリエチレン−2,6−
ナフタレンジカルボキシレートフィルムとポリオレフィ
ン樹脂フィルムとの積層フィルムをヤング率測定時のサ
ンプルと同一の大きさに切り出し、表層のポリエチレン
−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムを剥
離角180度で連続的に2m/minの速度で剥離する
ときのかかる張力を測定した。この張力T(g)がその
まま付着力T(g/cm)となる。 (5)融点 DSCを用いて20℃/minの昇温速度で昇温し、融
解に伴う吸熱ピークの頂上部に相当する温度を融点とし
た(試料:10mg)。 (6)静電容量(C)、誘電正接(tanδ) JIS C 5102の測定法によった。
【0051】[実施例1]下記の2種類の原料(ペレッ
ト)を準備した。 (1)平均粒径0.12μmのカタロイドを0.3重量
%含有する固有粘度が0.60のポリエチレン−2,6
−ナフタレンジカルボキシレート(以下『PEN』とい
うことがある)ペレット。 (2)グリセリン脂肪酸エステル(グリセリンモノステ
アレート)を0.2重量%含有する融点が160℃のポ
リプロピレン(以下『PP』ということがある)ペレッ
ト。
ト)を準備した。 (1)平均粒径0.12μmのカタロイドを0.3重量
%含有する固有粘度が0.60のポリエチレン−2,6
−ナフタレンジカルボキシレート(以下『PEN』とい
うことがある)ペレット。 (2)グリセリン脂肪酸エステル(グリセリンモノステ
アレート)を0.2重量%含有する融点が160℃のポ
リプロピレン(以下『PP』ということがある)ペレッ
ト。
【0052】PEN原料は、170℃で6時間乾燥を行
い押出機に供給し、300℃で溶融押出した。一方PP
原料は100℃で2時間乾燥した後別の押出機に供給
し、PENと同様300℃で溶融押出した。各々の溶融
体をダイ内部で合流し、PEN/PP/PENの3層積
層構造とした後、口金から吐出させ,50℃に保たれた
冷却ドラムに巻き付けることで冷却固化して3層積層シ
ートとした。両外側のPEN層は20μm、内層のPP
層は150μmであった。
い押出機に供給し、300℃で溶融押出した。一方PP
原料は100℃で2時間乾燥した後別の押出機に供給
し、PENと同様300℃で溶融押出した。各々の溶融
体をダイ内部で合流し、PEN/PP/PENの3層積
層構造とした後、口金から吐出させ,50℃に保たれた
冷却ドラムに巻き付けることで冷却固化して3層積層シ
ートとした。両外側のPEN層は20μm、内層のPP
層は150μmであった。
【0053】このシートを130℃までロールに接触さ
せることで加熱した後、長手方向(縦方向)に3.6倍
延伸し、直ちに60℃まで冷却した。続いて横方向にテ
ンター式横延伸装置を用いて140℃で3.9倍延伸
し、続いて210℃で熱処理を施した後室温まで冷却
し、巻取った。製膜の工程は安定し、得られたフィルム
の厚み斑も小さく、均一な3層フィルムが得られた。
せることで加熱した後、長手方向(縦方向)に3.6倍
延伸し、直ちに60℃まで冷却した。続いて横方向にテ
ンター式横延伸装置を用いて140℃で3.9倍延伸
し、続いて210℃で熱処理を施した後室温まで冷却
し、巻取った。製膜の工程は安定し、得られたフィルム
の厚み斑も小さく、均一な3層フィルムが得られた。
【0054】得られた積層フィルムの厚みは、両外側の
PENフィルムが1.4μm、内層のPPフィルムが1
1μmであり、内層のPPフィルムの複屈折は0.00
02であった。また、PENフィルムの縦、横方向のヤ
ング率はそれぞれ、660、650kg/mm2 、縦及
び横方向の平均の屈折率は1.751であった。また、
PENフィルムとPPフィルムの付着力は0.8g/c
mであった。
PENフィルムが1.4μm、内層のPPフィルムが1
1μmであり、内層のPPフィルムの複屈折は0.00
02であった。また、PENフィルムの縦、横方向のヤ
ング率はそれぞれ、660、650kg/mm2 、縦及
び横方向の平均の屈折率は1.751であった。また、
PENフィルムとPPフィルムの付着力は0.8g/c
mであった。
【0055】次のこの積層フィルムを真空蒸着機の中へ
入れ、真空度10-5mmHg、蒸着速度30m/分の条件で
両側のPENフィルムの表面に厚さ0.08μmのアル
ミニウムを蒸着した。
入れ、真空度10-5mmHg、蒸着速度30m/分の条件で
両側のPENフィルムの表面に厚さ0.08μmのアル
ミニウムを蒸着した。
【0056】この蒸着積層フィルムからPENフィルム
の剥離を実施したところしわの発生もなく、かつ剥離時
のフィルム破れや切断も起こらず、きれいな状態で極薄
蒸着PENフィルムが得られた。なお、蒸着後のPEN
フィルムとPPフィルムの付着力は0.6g/cmであ
った。
の剥離を実施したところしわの発生もなく、かつ剥離時
のフィルム破れや切断も起こらず、きれいな状態で極薄
蒸着PENフィルムが得られた。なお、蒸着後のPEN
フィルムとPPフィルムの付着力は0.6g/cmであ
った。
【0057】また、別途蒸着積層フィルムを1cm幅に
スリットした後、蒸着したPENフィルムからPPフィ
ルムを剥離しながら、アルミニウム端面が交互に外側に
なるように巻回し、メタリコンを施してコンデンサー素
子を作製した。得られたコンデンサのtanδは0.0
037で良好な特性を示した。
スリットした後、蒸着したPENフィルムからPPフィ
ルムを剥離しながら、アルミニウム端面が交互に外側に
なるように巻回し、メタリコンを施してコンデンサー素
子を作製した。得られたコンデンサのtanδは0.0
037で良好な特性を示した。
【0058】[実施例2]PP中のグリセリンモノステ
アレートを多価アルコール脂肪酸エステル0.2重量%
添加に変更したことと、冷却固化して得られたPENフ
ィルムの厚みを10μmとした以外は、実施例1と同様
にして3層の積層フィルムを得た。製膜の工程は安定
し、得られたフィルムの厚み斑も小さく、均一な3層フ
ィルムが得られた。
アレートを多価アルコール脂肪酸エステル0.2重量%
添加に変更したことと、冷却固化して得られたPENフ
ィルムの厚みを10μmとした以外は、実施例1と同様
にして3層の積層フィルムを得た。製膜の工程は安定
し、得られたフィルムの厚み斑も小さく、均一な3層フ
ィルムが得られた。
【0059】得られた積層フィルムの厚みは、両外側の
PENフィルムが0.7μm,内層のPPフィルムが1
1μmであり、内層のPPフィルムの複屈折は0.00
02であった。また、PENフィルムの縦、横方向のヤ
ング率はそれぞれ、650、650kg/mm2 、縦及
び横方向の平均の屈折率は1.751であった。また、
PENフィルムとPPフィルムの付着力は0.7g/c
mであった。
PENフィルムが0.7μm,内層のPPフィルムが1
1μmであり、内層のPPフィルムの複屈折は0.00
02であった。また、PENフィルムの縦、横方向のヤ
ング率はそれぞれ、650、650kg/mm2 、縦及
び横方向の平均の屈折率は1.751であった。また、
PENフィルムとPPフィルムの付着力は0.7g/c
mであった。
【0060】次のこの積層フィルムを真空蒸着機の中へ
入れ、真空度10-5mmHg、蒸着速度30m/分の条件で
両側のPENフィルムの表面に厚さ0.08μmのアル
ミニウムを蒸着した。この積層フィルムからPENフィ
ルムの剥離を実施したところしわの発生もなく、かつ剥
離時のフィルム破れや切断も起こらず、きれいな状態で
極薄蒸着PENフィルムが得られた。なお、蒸着後のP
ENフィルムとPPフィルムとの層間の付着力は0.5
g/cmであった。
入れ、真空度10-5mmHg、蒸着速度30m/分の条件で
両側のPENフィルムの表面に厚さ0.08μmのアル
ミニウムを蒸着した。この積層フィルムからPENフィ
ルムの剥離を実施したところしわの発生もなく、かつ剥
離時のフィルム破れや切断も起こらず、きれいな状態で
極薄蒸着PENフィルムが得られた。なお、蒸着後のP
ENフィルムとPPフィルムとの層間の付着力は0.5
g/cmであった。
【0061】実施例1と同様にコンデンサ素子を作製し
たところ得られたコンデンサのtanδは、0.004
0で良好な特性を示した。
たところ得られたコンデンサのtanδは、0.004
0で良好な特性を示した。
【0062】[実施例3]PP中のグリセリンモノステ
アレートを多価アルコール脂肪酸エステル0.5重量%
添加に変更したことと、冷却固化して得られたPENフ
ィルムの厚みを4μmとした以外は、実施例1と同様に
して3層の積層フィルムを得た。製膜の工程は安定し、
得られたフィルムの厚み斑も小さく、均一な3層フィル
ムが得られた。
アレートを多価アルコール脂肪酸エステル0.5重量%
添加に変更したことと、冷却固化して得られたPENフ
ィルムの厚みを4μmとした以外は、実施例1と同様に
して3層の積層フィルムを得た。製膜の工程は安定し、
得られたフィルムの厚み斑も小さく、均一な3層フィル
ムが得られた。
【0063】得られた積層フィルムの厚みは、両外側の
PENフィルムが0.3μm、内層のPPフィルムが1
1μmであり、内層のPPフィルムの複屈折は0.00
02であった。またPENフィルムとPPフィルムの付
着力は0.6g/cmであった。
PENフィルムが0.3μm、内層のPPフィルムが1
1μmであり、内層のPPフィルムの複屈折は0.00
02であった。またPENフィルムとPPフィルムの付
着力は0.6g/cmであった。
【0064】次のこの積層フィルムを真空蒸着機の中へ
入れ、真空度10-5mmHg、蒸着速度30m/分の条件で
両側のPENフィルムの表面に厚さ0.08μmのアル
ミニウムを蒸着した。この積層フィルムからPENフィ
ルムの剥離を実施したところしわの発生もなく、かつ剥
離時のフィルム破れや切断も起こらず、きれいな状態で
極薄蒸着PENフィルムが得られた。なおPENフィル
ムとPPフィルムとの層間の付着力は0.4g/cmで
あった。
入れ、真空度10-5mmHg、蒸着速度30m/分の条件で
両側のPENフィルムの表面に厚さ0.08μmのアル
ミニウムを蒸着した。この積層フィルムからPENフィ
ルムの剥離を実施したところしわの発生もなく、かつ剥
離時のフィルム破れや切断も起こらず、きれいな状態で
極薄蒸着PENフィルムが得られた。なおPENフィル
ムとPPフィルムとの層間の付着力は0.4g/cmで
あった。
【0065】[比較例1]下記の2種類の原料(ペレッ
ト)を準備した. (1)平均粒子径0.12μmのカタロイド0.3重量
%を含有する極限粘度が0.60のポリエチレンテレフ
タレート(以下『PET』ということがある)ペレッ
ト。 (2)グリセリン脂肪酸エステル(グリセリンモノステ
アレート)を0.2重量%含有した融点が160℃のP
Pペレット。
ト)を準備した. (1)平均粒子径0.12μmのカタロイド0.3重量
%を含有する極限粘度が0.60のポリエチレンテレフ
タレート(以下『PET』ということがある)ペレッ
ト。 (2)グリセリン脂肪酸エステル(グリセリンモノステ
アレート)を0.2重量%含有した融点が160℃のP
Pペレット。
【0066】PET原料は、170℃で3時間乾燥を行
い押出機に供給し、280℃で溶融押出した。一方PP
原料は100℃で2時間乾燥した後別の押出機に供給
し、PETと同様280℃で溶融押出した。各々の溶融
体をダイ内部で合流し、PET/PP/PETの3層積
層構造とした後、口金から吐出させ、25℃に保たれた
冷却ドラムに巻き付けることで冷却固化して3層積層シ
ートとした。両外側のPET層は10μm、内層のPP
層は150μmであった。
い押出機に供給し、280℃で溶融押出した。一方PP
原料は100℃で2時間乾燥した後別の押出機に供給
し、PETと同様280℃で溶融押出した。各々の溶融
体をダイ内部で合流し、PET/PP/PETの3層積
層構造とした後、口金から吐出させ、25℃に保たれた
冷却ドラムに巻き付けることで冷却固化して3層積層シ
ートとした。両外側のPET層は10μm、内層のPP
層は150μmであった。
【0067】このシートを90℃までロールに接触させ
ることで加熱した後、長手方向に3.6倍延伸し、直ち
に25℃まで冷却した。続いて横方向にテンター式横延
伸装置を用いて100℃で3.9倍延伸し、続いて21
0℃で熱処理を施した後室温まで冷却し巻取った。製膜
は工程内での破断が多発するため非常に不安定で、さら
に延伸時の厚み斑が大きかった。
ることで加熱した後、長手方向に3.6倍延伸し、直ち
に25℃まで冷却した。続いて横方向にテンター式横延
伸装置を用いて100℃で3.9倍延伸し、続いて21
0℃で熱処理を施した後室温まで冷却し巻取った。製膜
は工程内での破断が多発するため非常に不安定で、さら
に延伸時の厚み斑が大きかった。
【0068】得られたフィルムの厚みは、両外側のPE
Tフィルムが0.7μm、内層のPPフィルムが11μ
mであり、内層のPPフィルムの複屈折は0.0002
であった。また、PETフィルムの縦、横方向のヤング
率はそれぞれ、520、530kg/mm2 であった。
また,PETフィルムとPPフィルムの付着力は0.8
g/cmであった。
Tフィルムが0.7μm、内層のPPフィルムが11μ
mであり、内層のPPフィルムの複屈折は0.0002
であった。また、PETフィルムの縦、横方向のヤング
率はそれぞれ、520、530kg/mm2 であった。
また,PETフィルムとPPフィルムの付着力は0.8
g/cmであった。
【0069】次のこの積層フィルムを真空蒸着機の中へ
入れ、真空度10-5mmHg、蒸着速度30m/分の条件で
両側のPETフィルムの表面に厚さ0.08μmのアル
ミニウムを蒸着した。
入れ、真空度10-5mmHg、蒸着速度30m/分の条件で
両側のPETフィルムの表面に厚さ0.08μmのアル
ミニウムを蒸着した。
【0070】この積層フィルムからPETフィルムの剥
離を実施したところ腰が弱いためカールが大きく発生
し、それが原因となって破断が起こった。
離を実施したところ腰が弱いためカールが大きく発生
し、それが原因となって破断が起こった。
【0071】
【発明の効果】本発明は、ポリエステルフィルムとポリ
オレフィンフィルムの積層フィルムにおいて、ポリエス
テルフィルムに特定な強度以上のポリエチレン−2,6
−ナフタレンジカルボキシレートフィルムを用いたこと
としたため、延伸工程中での破断頻度が減少し、極薄フ
ィルムの生産性が向上した。さらに積層フィルムの状態
で金属を蒸着するため、蒸着工程での熱負けなどの欠陥
発生の少いコンデンサー用蒸着積層フィルムを供給でき
るようになった。
オレフィンフィルムの積層フィルムにおいて、ポリエス
テルフィルムに特定な強度以上のポリエチレン−2,6
−ナフタレンジカルボキシレートフィルムを用いたこと
としたため、延伸工程中での破断頻度が減少し、極薄フ
ィルムの生産性が向上した。さらに積層フィルムの状態
で金属を蒸着するため、蒸着工程での熱負けなどの欠陥
発生の少いコンデンサー用蒸着積層フィルムを供給でき
るようになった。
Claims (4)
- 【請求項1】 複屈折が0.01以下であるポリオレフ
ィン樹脂フィルムの少くとも片面に、縦、横方向のヤン
グ率がともに600kg/mm2 以上で、厚さが0.1
〜2μmのポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボ
キシレートフィルムが0.1〜2.0g/cmの密着強
度で積層されており、さらにその上に金属が蒸着されて
いるコンデンサー用蒸着積層フィルム。 - 【請求項2】 ポリオレフィン樹脂フィルムが厚さ5〜
30μmのポリプロピレンフィルムである請求項1記載
のコンデンサー用蒸着積層フィルム。 - 【請求項3】 ポリオレフィン樹脂フィルムの両面に、
ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート
フィルムが0.1〜2.0g/cmの密着強度で積層さ
れており、さらにその上に金属が蒸着されている請求項
1記載のコンデンサー用蒸着積層フィルム。 - 【請求項4】 請求項1または3に記載の積層フィルム
からポリオレフィン樹脂フィルムを剥離除去した、縦、
横方向のヤング率がともに600kg/mm 2 以上で、
厚さが0.1〜2μmのポリエチレン−2,6−ナフタ
レンジカルボキシレートフィルムの片面に金属が蒸着さ
れているコンデンサー用蒸着積層フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6013499A JPH07220975A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | コンデンサー用蒸着積層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6013499A JPH07220975A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | コンデンサー用蒸着積層フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07220975A true JPH07220975A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11834819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6013499A Pending JPH07220975A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | コンデンサー用蒸着積層フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07220975A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020089974A (ja) * | 2018-12-03 | 2020-06-11 | グンゼ株式会社 | 積層フィルム、該積層フィルムの製造方法及び薄膜付フィルムの製造方法 |
-
1994
- 1994-02-07 JP JP6013499A patent/JPH07220975A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020089974A (ja) * | 2018-12-03 | 2020-06-11 | グンゼ株式会社 | 積層フィルム、該積層フィルムの製造方法及び薄膜付フィルムの製造方法 |
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