JPH07225395A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents
液晶表示装置およびその製造方法Info
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- JPH07225395A JPH07225395A JP1709594A JP1709594A JPH07225395A JP H07225395 A JPH07225395 A JP H07225395A JP 1709594 A JP1709594 A JP 1709594A JP 1709594 A JP1709594 A JP 1709594A JP H07225395 A JPH07225395 A JP H07225395A
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- JP
- Japan
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- refractory metal
- liquid crystal
- display device
- signal electrode
- crystal display
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Abstract
(57)【要約】
【目的】高融点金属薄膜を電極または配線に用いた信頼
性の高い液晶表示装置を提供する。 【構成】走査信号電極,映像信号電極および薄膜トラン
ジスタのソース電極の内少なくとも1つを、第1の高融
点金属からなる母材に濃度勾配を有する第2の高融点金
属を含有させたものとした。 【効果】第2の高融点金属を含有させることにより第1
の高融点金属の膜内に圧縮応力が生じて内部応力が低減
出来るので薄膜の信頼性が向上し、高信頼性の液晶表示
装置が得られる。
性の高い液晶表示装置を提供する。 【構成】走査信号電極,映像信号電極および薄膜トラン
ジスタのソース電極の内少なくとも1つを、第1の高融
点金属からなる母材に濃度勾配を有する第2の高融点金
属を含有させたものとした。 【効果】第2の高融点金属を含有させることにより第1
の高融点金属の膜内に圧縮応力が生じて内部応力が低減
出来るので薄膜の信頼性が向上し、高信頼性の液晶表示
装置が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置、特に薄膜
トランジスタを用いた液晶表示装置及びその製造方法に
関する。
トランジスタを用いた液晶表示装置及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス等の絶縁基板上に薄膜トランジス
タ(以下TFTと記す)をマトリックス状に形成し、こ
れをスイッチング素子として用いるアクティブマトリッ
クス型の液晶表示装置(TFT−LCD)は高画質のフ
ラットパネルディスプレイとして期待が大きい。
タ(以下TFTと記す)をマトリックス状に形成し、こ
れをスイッチング素子として用いるアクティブマトリッ
クス型の液晶表示装置(TFT−LCD)は高画質のフ
ラットパネルディスプレイとして期待が大きい。
【0003】従来、TFT−LCDでは映像信号配線や
ソース電極を積層材料によって形成し、安定性,信頼性
を高めていた。しかし、現在では製造コスト低減のため
特開昭60−198867号に記載のように高融点金属を単層で
用いる場合が多い。これは高融点金属は特有の優れた耐
熱性,耐薬品性,半導体膜とのコンタクト特性を持つた
めである。
ソース電極を積層材料によって形成し、安定性,信頼性
を高めていた。しかし、現在では製造コスト低減のため
特開昭60−198867号に記載のように高融点金属を単層で
用いる場合が多い。これは高融点金属は特有の優れた耐
熱性,耐薬品性,半導体膜とのコンタクト特性を持つた
めである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高融点金属は
薄膜形成時に膜内の残留歪によって大きな内部応力が発
生し、ひどい場合には膜剥がれを生じるという問題が有
り信頼性は不十分であった。これは、蒸着やスパッタリ
ングによる薄膜形成時に薄膜表面の温度が上昇し、その
後表面温度の冷却によって薄膜の体積収縮が生じ、強い
引っ張り応力が生じるためである。
薄膜形成時に膜内の残留歪によって大きな内部応力が発
生し、ひどい場合には膜剥がれを生じるという問題が有
り信頼性は不十分であった。これは、蒸着やスパッタリ
ングによる薄膜形成時に薄膜表面の温度が上昇し、その
後表面温度の冷却によって薄膜の体積収縮が生じ、強い
引っ張り応力が生じるためである。
【0005】本発明の目的は、内部応力を低減し、膜剥
がれなどの生じない高信頼性の高融点金属薄膜を用いた
液晶表示装置を提供することにある。
がれなどの生じない高信頼性の高融点金属薄膜を用いた
液晶表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の課題
を解決するために以下のような手段を採用する。
を解決するために以下のような手段を採用する。
【0007】基板上に形成された走査信号電極と、走査
信号電極に交差するように形成された映像信号電極と、
走査信号電極と映像信号電極の交差点付近に形成された
薄膜トランジスタと、薄膜トランジスタに接続された画
素電極とからなり、画素電極によって液晶を駆動する液
晶表示装置において、走査信号電極,映像信号電極およ
び薄膜トランジスタのソース電極の内少なくとも1つ
を、第1の高融点金属からなる母材に濃度勾配を有する
第2の高融点金属を含有させたものとした。
信号電極に交差するように形成された映像信号電極と、
走査信号電極と映像信号電極の交差点付近に形成された
薄膜トランジスタと、薄膜トランジスタに接続された画
素電極とからなり、画素電極によって液晶を駆動する液
晶表示装置において、走査信号電極,映像信号電極およ
び薄膜トランジスタのソース電極の内少なくとも1つ
を、第1の高融点金属からなる母材に濃度勾配を有する
第2の高融点金属を含有させたものとした。
【0008】また、走査信号電極,映像信号電極および
薄膜トランジスタのソース電極の内少なくとも1つを、
第1の高融点金属の母材からなる膜を形成した後、前記
第1の高融点金属に第2の高融点金属を添加して形成し
た。
薄膜トランジスタのソース電極の内少なくとも1つを、
第1の高融点金属の母材からなる膜を形成した後、前記
第1の高融点金属に第2の高融点金属を添加して形成し
た。
【0009】
【作用】映像信号電極,ソース電極または走査信号電極
として高融点金属1の母材に高融点金属2を含有させ、
かつ高融点金属1の中で濃度勾配を持たせることによ
り、高融点金属2が高濃度になっている領域の体積が膨
張し、その結果高融点金属1の内部に圧縮応力が発生し
て引っ張り応力を低減できる。一方、高融点金属の持つ
良好な耐熱性,耐薬品性,コンタクト特性はそのまま維
持される。
として高融点金属1の母材に高融点金属2を含有させ、
かつ高融点金属1の中で濃度勾配を持たせることによ
り、高融点金属2が高濃度になっている領域の体積が膨
張し、その結果高融点金属1の内部に圧縮応力が発生し
て引っ張り応力を低減できる。一方、高融点金属の持つ
良好な耐熱性,耐薬品性,コンタクト特性はそのまま維
持される。
【0010】つまり、高融点金属の利点を生かしたまま
内部応力が低減されるので映像信号電極,ソース電極ま
たは走査信号電極の高信頼化,単層化が容易になる。
内部応力が低減されるので映像信号電極,ソース電極ま
たは走査信号電極の高信頼化,単層化が容易になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施例の単位画素の
平面図である。ガラス基板11上に走査信号電極12と
映像信号電極17が交差し、その交差部に非晶質シリコ
ン(a−Si)膜15を用いたTFTが形成され、ソー
ス電極18を通じて透明電極であるインジウムースズー
酸化物(ITO)膜からなる画素電極19が形成されて
いる。
平面図である。ガラス基板11上に走査信号電極12と
映像信号電極17が交差し、その交差部に非晶質シリコ
ン(a−Si)膜15を用いたTFTが形成され、ソー
ス電極18を通じて透明電極であるインジウムースズー
酸化物(ITO)膜からなる画素電極19が形成されて
いる。
【0013】また図2は図1中にA−A′で示した切断
面における断面図である。ガラス基板上にAlよりなる
走査信号電極12と、陽極酸化法により形成されたアル
ミナ膜13が形成されている。これらを覆うようにゲー
ト窒化シリコン(SiN)膜14,a−Si膜15が形
成されている。n型非晶質シリコン(n+a−Si)膜
16は映像信号電極17とソース電極18のコンタクト
部に形成され、前記映像信号電極17とソース電極18
は高融点金属1(Cr)成膜後に高融点金属2(Ti)
を濃度勾配を持つように添加して形成されている。そし
てITO膜からなる画素電極19はソース電極18に接
続されるように形成されている。
面における断面図である。ガラス基板上にAlよりなる
走査信号電極12と、陽極酸化法により形成されたアル
ミナ膜13が形成されている。これらを覆うようにゲー
ト窒化シリコン(SiN)膜14,a−Si膜15が形
成されている。n型非晶質シリコン(n+a−Si)膜
16は映像信号電極17とソース電極18のコンタクト
部に形成され、前記映像信号電極17とソース電極18
は高融点金属1(Cr)成膜後に高融点金属2(Ti)
を濃度勾配を持つように添加して形成されている。そし
てITO膜からなる画素電極19はソース電極18に接
続されるように形成されている。
【0014】このように、映像信号電極17とソース電
極18を、高融点金属を成膜後これに濃度勾配を持つよ
うに高融点金属2を添加することにより形成した点に特
徴がある。Crは強い引っ張り応力を持つため薄膜トラ
ンジスタ形成後の工程で応力による膜剥がれを生じる危
険性があるが、成膜後Tiを添加することによりCr膜
の体積が膨張し、圧縮応力が発生して引っ張り応力の緩
和が可能となり、配線部の信頼性が向上する。
極18を、高融点金属を成膜後これに濃度勾配を持つよ
うに高融点金属2を添加することにより形成した点に特
徴がある。Crは強い引っ張り応力を持つため薄膜トラ
ンジスタ形成後の工程で応力による膜剥がれを生じる危
険性があるが、成膜後Tiを添加することによりCr膜
の体積が膨張し、圧縮応力が発生して引っ張り応力の緩
和が可能となり、配線部の信頼性が向上する。
【0015】図3は本発明の第2の実施例の単位画素の
平面図である。図4は図3中にB−B′で示した切断面
における断面図を示す。ガラス基板11上にAlよりな
る走査信号電極12と、陽極酸化法により形成されたア
ルミナ膜13が形成されている。ITOからなる画素電
極19はガラス基板11上に直接形成され、画素電極1
9および走査信号電極12を覆うようにゲートSiN膜
14とa−Si膜15が形成されている。n+a−Si
膜16は映像信号電極17とソース電極18のコンタク
ト部に形成され、前記映像信号電極17およびソース電
極18は高融点金属1(Cr)成膜後に高融点金属2
(Ti)を濃度勾配を持つように添加して形成されてい
る。
平面図である。図4は図3中にB−B′で示した切断面
における断面図を示す。ガラス基板11上にAlよりな
る走査信号電極12と、陽極酸化法により形成されたア
ルミナ膜13が形成されている。ITOからなる画素電
極19はガラス基板11上に直接形成され、画素電極1
9および走査信号電極12を覆うようにゲートSiN膜
14とa−Si膜15が形成されている。n+a−Si
膜16は映像信号電極17とソース電極18のコンタク
ト部に形成され、前記映像信号電極17およびソース電
極18は高融点金属1(Cr)成膜後に高融点金属2
(Ti)を濃度勾配を持つように添加して形成されてい
る。
【0016】第1の実施例と同様に映像信号電極17お
よびソース電極18はCr膜成膜後にTiを濃度勾配を
持つように添加して形成されているが、本実施例ではI
TOよりなる画素電極19をゲートSiN膜14の下層
に形成した点に特徴がある。画素電極19と映像信号電
極17はゲートSiN膜14により分離され、画素電極
19と走査信号電極12はアルミナ膜13により絶縁さ
れるのでこれらの電極間の短絡不良は原理的に発生しな
い。従って、画素電極19と映像信号電極17および走
査信号電極12との間の距離をホトリソグラフィの解像
度限界近くまで縮小できる。これにより、画素開口率が
大幅に向上し液晶表示装置の透過率を大きくできる。
よびソース電極18はCr膜成膜後にTiを濃度勾配を
持つように添加して形成されているが、本実施例ではI
TOよりなる画素電極19をゲートSiN膜14の下層
に形成した点に特徴がある。画素電極19と映像信号電
極17はゲートSiN膜14により分離され、画素電極
19と走査信号電極12はアルミナ膜13により絶縁さ
れるのでこれらの電極間の短絡不良は原理的に発生しな
い。従って、画素電極19と映像信号電極17および走
査信号電極12との間の距離をホトリソグラフィの解像
度限界近くまで縮小できる。これにより、画素開口率が
大幅に向上し液晶表示装置の透過率を大きくできる。
【0017】一方、本実施例においてはITOからなる
画素電極19がガラス基板11上に直接形成されている
ので、ガラス基板の表面が有機物などで汚れていると極
めて剥がれやすく、映像信号線の応力低減はとくに必要
となる。そこで、本発明の如く構成することで応力を低
減し、画素電極19の膜剥がれをなくすことで開口率が
大きく、かつ信頼性の高い液晶表示装置が得られる。
画素電極19がガラス基板11上に直接形成されている
ので、ガラス基板の表面が有機物などで汚れていると極
めて剥がれやすく、映像信号線の応力低減はとくに必要
となる。そこで、本発明の如く構成することで応力を低
減し、画素電極19の膜剥がれをなくすことで開口率が
大きく、かつ信頼性の高い液晶表示装置が得られる。
【0018】図5〜図9は上記第1の実施例の液晶表示
装置の製造工程を示す断面図である。ガラス基板11上
にスパッタリング法によりAl膜を300nm堆積し、
通常のホトエッチング工程を経て走査信号電極12とす
る。次に陽極酸化法により前記走査信号電極2の表面及
び側面にアルミナ膜13を形成する(図5)。次にプラ
ズマCVD法によりゲートSiN膜14を200nm,
a−Si膜15を200nm,n+a−Si膜16を50
nm順次堆積する。続いて、通常のエッチング工程を経
てa−Si膜15及びn+a−Si膜16を所定の形状
に加工する。次に、スパッタリング法によりCrを30
0nm堆積する(図6)。Crの堆積方法はスパッタリ
ング法の他に電子ビーム蒸着法や抵抗加熱蒸着法でも良
い。次に、TiをCr膜内に導入する。導入方法として
は、スパッタ装置内にTiの有機化合物を導入するノズ
ルを設け、Arプラズマ中でTiイオンまたはTiラジ
カルに分解し、ターゲット−基板間の電界によってCr
膜内にTiを導入した。この時のCr膜内のTi分布は
図10のように、近似的にガウス分布に従って存在す
る。この方法によりCr膜の表面近傍にTiの高濃度領
域が形成され、Cr膜内の体積が膨張する。膜が膨張す
ることによりCr膜内にに存在した強い引っ張り応力を
緩和できる(図7)。次に通常のホトエッチング工程を
経て映像信号電極17及びソース電極18を形成し、さ
らにa−Si膜15のチャネル上部のn+a−Si膜1
6を除去する。続いて、スパッタリング法によりITO
膜を120nm堆積し通常のホトエッチング工程を経て画
素電極19とする(図8)。最後にCVD法により保護
絶縁膜20としてSiN膜を700nm堆積し、通常の
ホトエッチング工程を経て外部接続端子部(図示せず)
上の保護絶縁膜20を除去してアクティブマトリックス
基板は完成する(図9)。この後、配向膜塗布,ラビン
グ,液晶封入等の工程を経て液晶表示装置が完成する
が、本発明の骨子には関係しないので省略する。
装置の製造工程を示す断面図である。ガラス基板11上
にスパッタリング法によりAl膜を300nm堆積し、
通常のホトエッチング工程を経て走査信号電極12とす
る。次に陽極酸化法により前記走査信号電極2の表面及
び側面にアルミナ膜13を形成する(図5)。次にプラ
ズマCVD法によりゲートSiN膜14を200nm,
a−Si膜15を200nm,n+a−Si膜16を50
nm順次堆積する。続いて、通常のエッチング工程を経
てa−Si膜15及びn+a−Si膜16を所定の形状
に加工する。次に、スパッタリング法によりCrを30
0nm堆積する(図6)。Crの堆積方法はスパッタリ
ング法の他に電子ビーム蒸着法や抵抗加熱蒸着法でも良
い。次に、TiをCr膜内に導入する。導入方法として
は、スパッタ装置内にTiの有機化合物を導入するノズ
ルを設け、Arプラズマ中でTiイオンまたはTiラジ
カルに分解し、ターゲット−基板間の電界によってCr
膜内にTiを導入した。この時のCr膜内のTi分布は
図10のように、近似的にガウス分布に従って存在す
る。この方法によりCr膜の表面近傍にTiの高濃度領
域が形成され、Cr膜内の体積が膨張する。膜が膨張す
ることによりCr膜内にに存在した強い引っ張り応力を
緩和できる(図7)。次に通常のホトエッチング工程を
経て映像信号電極17及びソース電極18を形成し、さ
らにa−Si膜15のチャネル上部のn+a−Si膜1
6を除去する。続いて、スパッタリング法によりITO
膜を120nm堆積し通常のホトエッチング工程を経て画
素電極19とする(図8)。最後にCVD法により保護
絶縁膜20としてSiN膜を700nm堆積し、通常の
ホトエッチング工程を経て外部接続端子部(図示せず)
上の保護絶縁膜20を除去してアクティブマトリックス
基板は完成する(図9)。この後、配向膜塗布,ラビン
グ,液晶封入等の工程を経て液晶表示装置が完成する
が、本発明の骨子には関係しないので省略する。
【0019】図11〜図15は上記第2の実施例の液晶
表示装置の製造工程を示す断面図である。ガラス基板1
1上にスパッタリング法によりAl膜を300nm堆積
し、通常のホトエッチング工程を経て走査信号電極12
とする。次に陽極酸化法により前記走査信号電極2の表
面及び側面にアルミナ膜13を形成する(図11)。次
にスパッタリング法によりITO膜を120nm堆積し
通常のホトエッチング工程を経て画素電極19とする
(図12)。次にプラズマCVD法によりゲートSiN
膜14を200nm,a−Si膜15を200nm,n
+a−Si膜16を50nm順次堆積する。続いて、通
常のホトエッチング工程を経てa−Si膜15及びn+
a−Si膜16を所定の形状に加工する。さらに通常の
ホトエッチング工程を経てゲートSiN膜14を所定の
形状に加工する(図13)。次に、スパッタリング法に
よりCrを300nm堆積する。次に、TiをCr膜内
に導入する(図14)。そして通常のホトエッチング工
程を経て映像信号電極17およびソース電極18を形成
する(図15)。その後の工程は上記第1の実施例と同
様であるのでここでは省略する。本実施例により、画素
電極19をゲートSiN膜14の下層部に形成し、また映
像信号電極17およびソース電極18においてはTiの
導入によってITOとのコンタクト特性を劣化させるこ
となく内部応力を低減したので、液晶表示装置の信頼性
が向上しただけでなく開口率も向上した。
表示装置の製造工程を示す断面図である。ガラス基板1
1上にスパッタリング法によりAl膜を300nm堆積
し、通常のホトエッチング工程を経て走査信号電極12
とする。次に陽極酸化法により前記走査信号電極2の表
面及び側面にアルミナ膜13を形成する(図11)。次
にスパッタリング法によりITO膜を120nm堆積し
通常のホトエッチング工程を経て画素電極19とする
(図12)。次にプラズマCVD法によりゲートSiN
膜14を200nm,a−Si膜15を200nm,n
+a−Si膜16を50nm順次堆積する。続いて、通
常のホトエッチング工程を経てa−Si膜15及びn+
a−Si膜16を所定の形状に加工する。さらに通常の
ホトエッチング工程を経てゲートSiN膜14を所定の
形状に加工する(図13)。次に、スパッタリング法に
よりCrを300nm堆積する。次に、TiをCr膜内
に導入する(図14)。そして通常のホトエッチング工
程を経て映像信号電極17およびソース電極18を形成
する(図15)。その後の工程は上記第1の実施例と同
様であるのでここでは省略する。本実施例により、画素
電極19をゲートSiN膜14の下層部に形成し、また映
像信号電極17およびソース電極18においてはTiの
導入によってITOとのコンタクト特性を劣化させるこ
となく内部応力を低減したので、液晶表示装置の信頼性
が向上しただけでなく開口率も向上した。
【0020】図16〜図18は、CrにTiを導入した
時の添加量に対する体積膨張率(図16),Tiを添加
する前の応力で規格化した応力変化率(図17),抵抗
変化率(図18)である。以下これらの図について説明
する。
時の添加量に対する体積膨張率(図16),Tiを添加
する前の応力で規格化した応力変化率(図17),抵抗
変化率(図18)である。以下これらの図について説明
する。
【0021】半導体基板上にCrをDCマグネトロンス
パッタリング法により堆積する。この時のスパッタリン
グ条件は、Ar分圧が0.5Pa ,基板温度が100
℃,DCパワーが4.0W/cm2,膜厚が300nmとし
た。Tiの添加量の範囲は、0〜30原子%とした。
パッタリング法により堆積する。この時のスパッタリン
グ条件は、Ar分圧が0.5Pa ,基板温度が100
℃,DCパワーが4.0W/cm2,膜厚が300nmとし
た。Tiの添加量の範囲は、0〜30原子%とした。
【0022】図16において、Tiの添加量が0〜20
原子%の範囲においては体積膨張率は添加量に比例す
る。Cr薄膜内にTiがイオンまたはラジカルの状態で
導入される時、TiはCr薄膜内で合金化せずに存在す
る。そのため、体積膨張率は単に原子半径の比で決ま
り、添加量に比例する。
原子%の範囲においては体積膨張率は添加量に比例す
る。Cr薄膜内にTiがイオンまたはラジカルの状態で
導入される時、TiはCr薄膜内で合金化せずに存在す
る。そのため、体積膨張率は単に原子半径の比で決ま
り、添加量に比例する。
【0023】図17において、応力はTiを添加するこ
とで低減された。添加量が20原子%以上の範囲では応
力変化率は飽和傾向を示す。また、この図よりTiを2
0原子%添加することで約40%の応力低減が可能とな
る。Cr薄膜内にTiが導入されることによってCr薄
膜の体積が膨張し、膨張方向は3次元の各方向に対して
ほぼ等しい膨張率を持つと仮定できるので、反りの変化
量は体積膨張率の3乗根に比例する。
とで低減された。添加量が20原子%以上の範囲では応
力変化率は飽和傾向を示す。また、この図よりTiを2
0原子%添加することで約40%の応力低減が可能とな
る。Cr薄膜内にTiが導入されることによってCr薄
膜の体積が膨張し、膨張方向は3次元の各方向に対して
ほぼ等しい膨張率を持つと仮定できるので、反りの変化
量は体積膨張率の3乗根に比例する。
【0024】図18において、抵抗変化率は添加量とと
もに増加する。しかし、添加した原子が高融点金属(T
i)であるので、高融点金属の利点である耐熱性,耐薬
品性,コンタクト特性には影響を与えない。
もに増加する。しかし、添加した原子が高融点金属(T
i)であるので、高融点金属の利点である耐熱性,耐薬
品性,コンタクト特性には影響を与えない。
【0025】以上図16〜図18の結果より、Cr薄膜
内にTiを導入することにより高融点金属の利点を活か
し、且つ内部応力低減が可能であることがわかった。こ
の時の添加量の最適値は抵抗値の変化とトレードオフの
関係にあるので、好ましくは10原子%以上20原子%
以下であれば良い。また、20原子%以上30原子%以
下でもほぼ同様の効果を達成できる。
内にTiを導入することにより高融点金属の利点を活か
し、且つ内部応力低減が可能であることがわかった。こ
の時の添加量の最適値は抵抗値の変化とトレードオフの
関係にあるので、好ましくは10原子%以上20原子%
以下であれば良い。また、20原子%以上30原子%以
下でもほぼ同様の効果を達成できる。
【0026】CrはITO膜と良好なコンタクト特性を
持つ材料であるが、内部応力が大きい。本実施例によれ
ばCrにTiを添加し、かつ濃度勾配を持たせたので、
コンタクト特性を保持したまま内部応力を低減でき、信
頼性の高い液晶表示装置が実現した。
持つ材料であるが、内部応力が大きい。本実施例によれ
ばCrにTiを添加し、かつ濃度勾配を持たせたので、
コンタクト特性を保持したまま内部応力を低減でき、信
頼性の高い液晶表示装置が実現した。
【0027】また、上記実施例においては映像信号電極
17及びソース電極18に適用したが、走査信号電極1
2においても同様に実施できる。CrはAlに比べて抵
抗は高いものの熱的安定性が高く、Crを走査信号電極
に適用するとゲート絶縁膜はゲートSiN膜のみで良い
ため、電極構成材料が少なくなるだけでなく製造コスト
の低減にも効果がある。
17及びソース電極18に適用したが、走査信号電極1
2においても同様に実施できる。CrはAlに比べて抵
抗は高いものの熱的安定性が高く、Crを走査信号電極
に適用するとゲート絶縁膜はゲートSiN膜のみで良い
ため、電極構成材料が少なくなるだけでなく製造コスト
の低減にも効果がある。
【0028】さらに、上記実施例ではCrにTiを導入
したが、Crに導入する高融点金属12として、V,M
n,Co,Ni,Zr,Mo,Pd,Hf,Ta,W,
Ptの内少なくとも1つを導入しても上記と同様な効果
が得られるのはもちろんである。
したが、Crに導入する高融点金属12として、V,M
n,Co,Ni,Zr,Mo,Pd,Hf,Ta,W,
Ptの内少なくとも1つを導入しても上記と同様な効果
が得られるのはもちろんである。
【0029】導入される高融点金属薄膜11はCrのほ
かにTi,Mo,Ta,Wも用いることができる。製造
プロセスに応じた材料を選択することで、液晶表示装置
の信頼性がさらに向上できる。
かにTi,Mo,Ta,Wも用いることができる。製造
プロセスに応じた材料を選択することで、液晶表示装置
の信頼性がさらに向上できる。
【0030】導入したときの高融点金属の濃度勾配は高
融点金属1の表面で濃度が高く、深くなるに従い濃度が
低くなる方が望ましい。何故ならば、高融点金属薄膜1
の表面近傍に高融点金属2が多数存在すると高融点金属
薄膜1の表面近傍の体積膨張の効果が著しくなり、効果
的に膜内の内部応力を緩和できるからである。一方、正
の勾配を持たせるために注入エネルギーを高くした場合
においても、高融点金属薄膜1のみならずn+a−Si
膜16にも高融点金属2が侵入し、高融点シリサイドが
形成される。このようにすると、高融点金属薄膜1の内
部応力を緩和できるにとどまらず、コンタクト特性がよ
り向上する効果も表れる。
融点金属1の表面で濃度が高く、深くなるに従い濃度が
低くなる方が望ましい。何故ならば、高融点金属薄膜1
の表面近傍に高融点金属2が多数存在すると高融点金属
薄膜1の表面近傍の体積膨張の効果が著しくなり、効果
的に膜内の内部応力を緩和できるからである。一方、正
の勾配を持たせるために注入エネルギーを高くした場合
においても、高融点金属薄膜1のみならずn+a−Si
膜16にも高融点金属2が侵入し、高融点シリサイドが
形成される。このようにすると、高融点金属薄膜1の内
部応力を緩和できるにとどまらず、コンタクト特性がよ
り向上する効果も表れる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば高
融点金属薄膜による電極配線の内部応力を低減すること
ができるので、配線の膜剥がれなどがなく液晶表示装置
の信頼性を向上できる効果がある。
融点金属薄膜による電極配線の内部応力を低減すること
ができるので、配線の膜剥がれなどがなく液晶表示装置
の信頼性を向上できる効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例の単位画素の平面図。
【図2】本発明の第1の実施例の単位画素の断面図。
【図3】本発明の第2の実施例の単位画素の平面図。
【図4】本発明の第2の実施例の単位画素の断面図。
【図5】本発明の第1の実施例の製造工程を示す断面
図。
図。
【図6】本発明の第1の実施例の製造工程を示す断面
図。
図。
【図7】本発明の第1の実施例の製造工程を示す断面
図。
図。
【図8】本発明の第1の実施例の製造工程を示す断面
図。
図。
【図9】本発明の第1の実施例の製造工程を示す断面
図。
図。
【図10】本発明の第1の実施例におけるTiのCr膜
内での分布。
内での分布。
【図11】本発明の第2の実施例の製造工程を示す断面
図。
図。
【図12】本発明の第2の実施例の製造工程を示す断面
図。
図。
【図13】本発明の第2の実施例の製造工程を示す断面
図。
図。
【図14】本発明の第2の実施例の製造工程を示す断面
図。
図。
【図15】本発明の第2の実施例の製造工程を示す断面
図。
図。
【図16】本発明におけるTi添加量とTi添加Crの
体積膨張率の関係。
体積膨張率の関係。
【図17】本発明におけるTi添加量とTi添加Crの
応力変化率の関係。
応力変化率の関係。
【図18】本発明におけるTi添加量とTi添加Crの
抵抗変化率の関係。
抵抗変化率の関係。
11…ガラス基板、12…走査信号電極、13…アルミ
ナ膜、14…ゲートSiN膜、15…a−Si膜、16
…n+a−Si膜、17…映像信号電極、18…ソース
電極、19…画素電極、20…保護SiN膜。
ナ膜、14…ゲートSiN膜、15…a−Si膜、16
…n+a−Si膜、17…映像信号電極、18…ソース
電極、19…画素電極、20…保護SiN膜。
Claims (8)
- 【請求項1】基板上に形成された走査信号電極と、前記
走査信号電極に交差するように形成された映像信号電極
と、前記走査信号電極と前記映像信号電極の交差点付近
に形成された薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジス
タに接続された画素電極とからなり、前記画素電極によ
って液晶を駆動する液晶表示装置において、 前記走査信号電極,映像信号電極および前記薄膜トラン
ジスタのソース電極の内少なくとも1つは、第1の高融
点金属からなる母材に濃度勾配を有する第2の高融点金
属を含有させたものであることを特徴とする液晶表示装
置。 - 【請求項2】請求項1記載の液晶表示装置において、前
記第1の高融点金属が含有する第2の高融点金属は、第
1の高融点金属の少なくとも一方の表面において他の部
分より高濃度であることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項3】請求項1記載の液晶表示装置において、第
2の高融点金属は第1の高融点金属よりも原子半径が大
きいことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項4】請求項1記載の液晶表示装置において、第
1の高融点金属を母材とする薄膜に添加した第2の高融
点金属の総添加量が20原子%以下であることを特徴と
する液晶表示装置。 - 【請求項5】請求項3記載の液晶表示装置において、第
1の高融点金属を母材とする薄膜に添加した第2の高融
点金属の総添加量が20原子%以下であることを特徴と
する液晶表示装置。 - 【請求項6】請求項1記載の液晶表示装置において、前
記第1の高融点金属はCr,Ti,Mo,Ta,Wの内
の少なくとも1つであることを特徴とする液晶表示装
置。 - 【請求項7】請求項1記載の液晶表示装置において、前
記第2の高融点金属はCr,Ti,V,Mn,Zr,M
o,Hf,Pd,Co,Ni,Ta,W,Ptの内の少
なくとも1つであることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項8】基板上に形成された走査信号電極と、前記
走査信号電極に交差するように形成された映像信号電極
と、前記走査信号電極と前記映像信号電極の交差点付近
に形成された薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジス
タに接続された画素電極とからなり、前記画素電極によ
って液晶を駆動する液晶表示装置の製造方法において、 前記走査信号電極,映像信号電極および前記薄膜トラン
ジスタのソース電極の内少なくとも1つは、第1の高融
点金属の母材からなる膜を形成した後、前記第1の高融
点金属に第2の高融点金属を添加して形成されることを
特徴とする液晶表示装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1709594A JPH07225395A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 液晶表示装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1709594A JPH07225395A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 液晶表示装置およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07225395A true JPH07225395A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11934448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1709594A Pending JPH07225395A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 液晶表示装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07225395A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0870125A (ja) * | 1994-08-29 | 1996-03-12 | Nec Corp | 薄膜トランジスタ |
| US5917198A (en) * | 1996-03-29 | 1999-06-29 | Nec Corporation | Gate electrodes and matrix lines made of W/Ta alloy for LCD apparatus |
| WO2001059849A1 (en) * | 2000-02-09 | 2001-08-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | THIN-FILM TRANSISTOR COMPRISING GATE ELECTRODE OF MoW ALLOY |
| KR100336890B1 (ko) * | 1998-12-15 | 2003-06-19 | 주식회사 현대 디스플레이 테크놀로지 | 박막트랜지스터액정표시소자의제조방법 |
| JP2011254085A (ja) * | 2011-07-04 | 2011-12-15 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
| US9362273B2 (en) | 2001-04-27 | 2016-06-07 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
| JP2023182678A (ja) * | 2007-07-06 | 2023-12-26 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
-
1994
- 1994-02-14 JP JP1709594A patent/JPH07225395A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0870125A (ja) * | 1994-08-29 | 1996-03-12 | Nec Corp | 薄膜トランジスタ |
| US5917198A (en) * | 1996-03-29 | 1999-06-29 | Nec Corporation | Gate electrodes and matrix lines made of W/Ta alloy for LCD apparatus |
| KR100336890B1 (ko) * | 1998-12-15 | 2003-06-19 | 주식회사 현대 디스플레이 테크놀로지 | 박막트랜지스터액정표시소자의제조방법 |
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| US9362273B2 (en) | 2001-04-27 | 2016-06-07 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
| US9997543B2 (en) | 2001-04-27 | 2018-06-12 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
| JP2023182678A (ja) * | 2007-07-06 | 2023-12-26 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
| US12066730B2 (en) | 2007-07-06 | 2024-08-20 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal display device |
| JP2025028119A (ja) * | 2007-07-06 | 2025-02-28 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
| JP2011254085A (ja) * | 2011-07-04 | 2011-12-15 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
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