JPH07262510A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH07262510A
JPH07262510A JP5572394A JP5572394A JPH07262510A JP H07262510 A JPH07262510 A JP H07262510A JP 5572394 A JP5572394 A JP 5572394A JP 5572394 A JP5572394 A JP 5572394A JP H07262510 A JPH07262510 A JP H07262510A
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JP
Japan
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magnetic
gap
plane
medium
core
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JP5572394A
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Atsushi Suzuki
篤 鈴木
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏減りが少なく、耐摩耗性に優れた磁気ヘッ
ドを提供することを目的とする。 【構成】 単結晶フェライトコア、又は単結晶フェライ
トコアと多結晶フェライトコアを接合した接合フェライ
トコアよりなる一対の磁気コア半体5,6が接合一体化
され、これら磁気コア半体の突き合わせ面間に磁気ギャ
ップgが形成されてなる磁気ヘッドにおいて、単結晶フ
ェライトコアの面方位を、媒体摺動面1cが(211)
面、ギャップ面1aが(111)面、主磁路構成面1b
が(110)面となるようにし、且つ主磁路構成面内に
存在する<100>方向Bと媒体摺動方向Aとのなす角
度θ1,θ2が両単結晶フェライトコア共に同一角度、
例えば55°±3°とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR等に使用される
磁気ヘッドに関し、特に耐摩耗性の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図10又は図11に示すような、
単結晶フェライトコアよりなる一対の磁気コア半体23
m,23nが接合一体化され、これら磁気コア半体23
m,23nの突き合わせ面間に磁気ギャップg2が形成
されてなる磁気ヘッドでは、上記単結晶フェライトコア
の面方位を、磁気記録媒体と摺接する媒体摺動面21c
が(211)面、磁気ギャップg2が形成されるギャッ
プ面21aが(111)面、主磁路構成面21bが(1
10)面となるようにした場合、主磁路構成面内に存在
する<100>方向B2と媒体摺動方向A2とのなす角
度は、それぞれの磁気コア半体23m,23nで異なる
ように構成される。
【0003】例えば、図10に示すように、媒体進入側
の磁気コア半体23mの前記角度θ5が55°のとき、
媒体出口側の磁気コア半体23nの前記角度θ6は12
5°となるように構成される。あるいは、図11に示す
ように、媒体進入側の磁気コア半体23mの前記角度θ
7が125°のとき、媒体出口側の磁気コア半体23n
の前記角度θ8は55°となるように構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記磁気ヘッドは、主
磁路構成面内に存在する<100>方向と媒体摺動方向
とのなす角度が、それぞれの磁気コア半体で異なるの
で、耐摩耗性がそれぞれの磁気コア半体で異なり、これ
に起因して両磁気コア半体が均等に摩耗しない、いわゆ
る偏減りが発生していた。また偏減りが発生すると、そ
れに伴う耐摩耗性の劣化が見られる。
【0005】そこで本発明は、従来のこのような課題を
解消すべく提案されたものであって、それぞれの磁気コ
ア半体の主磁路構成面内に存在する<100>方向と媒
体摺動方向とのなす角度の最適化を図ることにより、偏
減りを解消し耐摩耗性に優れた磁気ヘッドを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、単結晶フェライトコアよりなる一対の磁
気コア半体が接合一体化され、これら磁気コア半体の突
き合わせ面間に磁気ギャップが形成されてなる磁気ヘッ
ドにおいて、上記単結晶フェライトコアの面方位を、磁
気記録媒体と摺接する媒体摺動面が(211)面、磁気
ギャップが形成されるギャップ面が(111)面、主磁
路構成面が(110)面となるようにし、且つ主磁路構
成面内に存在する<100>方向と媒体摺動方向とのな
す角度が両単結晶フェライトコア共に同一角度となるよ
うにするものである。
【0007】上記磁気ヘッドにおいて、主磁路構成面内
に存在する<100>方向と媒体摺動方向とのなす角度
は、両単結晶フェライトコア共に55°±3°であるこ
とが好ましい。
【0008】あるいは、単結晶フェライトコアと多結晶
フェライトコアを接合した接合フェライトコアよりなる
一対の磁気コア半体が接合一体化され、これら磁気コア
半体の突き合わせ面間に磁気ギャップが形成されてなる
磁気ヘッドにおいて、上記単結晶フェライトコアの面方
位を、磁気記録媒体と摺接する媒体摺動面が(211)
面、磁気ギャップが形成されるギャップ面が(111)
面、主磁路構成面が(110)面となるようにし、且つ
主磁路構成面内に存在する<100>方向と媒体摺動方
向とのなす角度が両単結晶フェライトコア共に同一角度
となるようにするものである。
【0009】上記磁気ヘッドにおいて、主磁路構成面内
に存在する<100>方向と媒体摺動方向とのなす角度
が両接合フェライトコア共に55°±3°であることが
好ましい。
【0010】なお、本発明の対象となる磁気ヘッドは、
一対の磁気コア半体が接合一体化され、これら磁気コア
半体の突き合わせ面間に磁気ギャップが形成されてなる
磁気ヘッドであればどのような磁気ヘッドでもよく、例
えば、磁気ギャップ部に金属磁性膜が設けられた、いわ
ゆるメタル・イン・ギャップタイプの磁気ヘッドであっ
てもよい。あるいは、磁気コア半体同士の接合に、金属
膜同士の熱拡散による低温熱拡散接合を用いた磁気ヘッ
ドであってもよい。
【0011】
【作用】本発明に係る磁気ヘッドは、それぞれの磁気コ
ア半体の主磁路構成面内に存在する<100>方向と媒
体摺動方向とのなす角度の最適化を図ることにより、従
来の磁気ヘッドで問題となっていた、偏減り、耐摩耗性
の劣化等の問題が解消され、優れた媒体摺動性を持つ。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0013】実施例1 本実施例の磁気ヘッドは、メタル・イン・ギャップタイ
プの磁気ヘッドであり、図1に示すように、主として、
単結晶フェライトコアよりなる一対の磁気コア基板1
m,1nと、前記磁気コア基板1m,1nの突き合わせ
面にそれぞれ被着形成される金属磁性膜2m,2nとか
らなる、一対の磁気コア半体3m,3nによって閉磁路
が構成されてなる。そして、金属磁性膜2m,2nの突
き合わせ面間に記録再生ギャップとして動作するアジマ
スを有した磁気ギャップgが形成されている。
【0014】上記磁気コア基板1m,1nは、主コアと
して機能するコア断面積の少ない金属磁性膜2m,2n
をバックアップする補助コアとして機能するようになっ
ている。つまり、金属磁性膜2m,2nのコア断面積が
少ない分、この磁気コア基板1m,1nのコアボリュー
ムによって再生出力の劣化を防止するようになってい
る。
【0015】また、この磁気コア基板1m,1nは、そ
の突き合わせ面側の形状が、略台形状となっている。す
なわち、台形の上面に相当する部分として、上記磁気ギ
ャップgと平行な平面であるギャップ形成面が形成さ
れ、台形の両側面に相当する部分として、ギャップ形成
面の両端縁側に位置する曲面であるトラック幅規制溝6
が形成される。
【0016】さらに、これら磁気コア基板1m,1nの
突き合わせ面には、コイルを巻装させるための巻線用溝
4が断面略コ字状をなす溝として、各磁気コア基板1
m,1nの相対向する位置にコア厚方向に貫通して設け
られている。
【0017】一方、金属磁性膜2m,2nは、上記磁気
コア基板1m,1nの突き合わせ面に、磁気ギャップg
が呈するフロント側よりバック側に亘って連続した膜と
して被着形成されている。すなわち、上記金属磁性膜2
m,2nは、上記磁気コア基板1m,1nのギャップ形
成面上及びトラック幅規制溝6に亘って連続した膜とし
て形成されている。
【0018】そして、上記磁気コア基板1m,1nの面
方位は、磁気記録媒体と摺接する媒体摺動面1cが(2
11)面、磁気ギャップが形成されるギャップ面1aが
(111)面、主磁路構成面1bが(110)面とされ
るとともに、主磁路構成面1b内に存在する<100>
方向Bと媒体摺動方向Aとのなす角度が両磁気コア半体
3m,3n共に同一角度となるように、媒体進入側の磁
気コア半体3mの前記角度θ1が55°、媒体出口側の
磁気コア半体3nの前記角度θ2が55°とされる。
【0019】上記磁気ヘッドを作製するには、まず図2
に示すような平板状をなす磁気コア基板1を作製する。
かかる磁気コア基板1には、例えば、Mn−Znフェラ
イトやNi−Znフェライト等の単結晶フェライトコア
からなる基板が使用できる。本実施例ではMn−Zn単
結晶フェライト基板を使用した。
【0020】上記磁気コア基板1の面方位は、磁気記録
媒体と摺接する媒体摺動面1cが(211)面、磁気ギ
ャップが形成されるギャップ面1aが(111)面、主
磁路構成面1bが(110)面となるようにする。そし
て、主磁路構成面1b内に存在する<100>方向Bと
媒体摺動方向Aとのなす角度が両磁気コア半体3m,3
n共に55°となるようにするために、主磁路構成面1
b内に存在する<100>方向Bとギャップ面1aとの
なす角度θが、図3に示すように媒体進入側の磁気コア
基板1mでは35°、図4に示すように媒体出口側の磁
気コア基板1nでは145°となるように、ギャップ面
1aを決定する。
【0021】そして、図5に示すように、上記磁気コア
基板1のギャップ面1aに、媒体摺動面1cに平行な方
向に、巻線用溝4及びガラス充填用溝5を複数形成す
る。その後、更にギャップ面1aに、巻線用溝4及びガ
ラス充填用溝5に垂直な方向に、トラック幅規制溝6を
一定のピッチで複数形成する。そして、ギャップ面1a
を鏡面研磨し、スライシングする。こうして、図6に示
すような、媒体進入側の磁気コア基板1m、及び媒体出
口側の磁気コア基板1nを作製する。
【0022】そして、磁気ギャップ部に金属磁性膜(図
示は省略する。)を設けるために、これら磁気コア基板
1m,1nのギャップ面1aにセンダスト等の金属磁性
材料をスパッタする。ここで、被着する金属磁性材料と
しては、従来より公知の高飽和磁束密度且つ軟磁気特性
に優れた強磁性金属材料が使用され、結晶質、非晶質を
問わない。
【0023】例示するならば、Fe系合金、Fe−Ni
系合金、Fe−C系合金、Fe−Al−Si系合金、F
e−Ga−Si系合金、Fe−Al−Ge系合金、Fe
−Ga−Ge系合金、Fe−Si−Ge系合金、Fe−
Co−Si系合金、Fe−Ru−Ga−Si系合金、F
e−Co−Si−Al系合金等の結晶質材料や、Co−
Zr−Nb、Co−Zr−Nb−Ta、Co−Zr−P
d−Mo、Co−Zr−Pd−Ru等のアモルファス合
金が挙げられる。もちろん、一般に使用されるアモルフ
ァス合金(例えば、Fe,Ni,Coのうちの1以上の
元素と、P,C,B,Siのうちの1以上の元素とから
なる合金、またはこれを主成分としてAl,Be,S
n,In,Mo,W,Ti,Mn,Cr,Zr,Hf,
Nb等を含んだ合金等のメタル−メタロイド系或いはC
o−Zr,Co−Hf等の遷移元素を主成分とする合
金、またはこれらに希土類元素を添加した合金等のメタ
ル−メタル系アモルファス合金)等も使用可能である。
【0024】また上記金属磁性膜は単層であってもよい
が、高周波領域での渦電流損失を低減させるために、薄
膜の金属磁性層と非磁性絶縁層とを交互に積層してなる
積層膜構造としてもよい。この場合、非磁性絶縁層に
は、SiO2,Ta25,Al23,ZrO2,Si34
等の如き材料よりなる層が使用できる。
【0025】その後、磁気コア基板1m,1n上に金属
磁性膜を被着してなる磁気コア半体3m,3nのギャッ
プ面1a上に、磁気ギャップgを形成するために、Si
2等の非磁性材料からなるギャップ膜(図示は省略す
る。)を成膜する。なお、ギャップ膜の膜厚は、一対の
磁気コア半体3m,3nを接合一体化して磁気ヘッドを
作製するので、それぞれの磁気コア半体3m,3nに成
膜するギャップ膜の膜厚が、作製する磁気ヘッドのギャ
ップ長の半分となるように成膜する。
【0026】しかる後、これら磁気コア半体3m,3n
のギャップ面1a同士を突き合わせ、相対向する巻線用
溝4及びガラス充填用溝5内にそれぞれガラス棒を挿入
した後、当該ガラス棒を溶融する。この結果、図7に示
すように、上記ガラス棒が溶けて、当該融着ガラス7に
よって磁気コア半体3m,3nが接合一体化され、磁気
コアブロック8を得る。
【0027】なお、磁気コア半体の接合は、本実施例で
はガラス融着により接合したが、金属膜同士の熱拡散に
よる低温熱拡散接合を用いても構わない。低温熱拡散接
合による磁気コア半体の接合は、磁気コア半体を接合す
るときの突き合わせ面にAu等の金属薄膜を成膜し、こ
れら金属薄膜同士を突き合わせ、所定の圧力を加えると
ともに低温で加熱することにより接合を行うものであ
る。
【0028】次に磁気コアブロック8の媒体摺動面に円
筒研磨を施し、所定のアジマス角相当傾けた状態で当た
り幅を規制するための溝を形成する。最後にチップ切断
を行い、切り出されたヘッドチップを所定の形状に整え
ることにより、図1に示すような、主磁路構成面1b内
に存在する<100>方向Bと媒体摺動方向Aとのなす
角度が両磁気コア半体3m,3n共に同一角度の磁気ヘ
ッド、つまり、媒体進入側の磁気コア半体3mの前記角
度θ1が55°、媒体出口側の磁気コア半体3nの前記
角度θ2が55°の磁気ヘッドが完成する。
【0029】上記実施例の磁気ヘッドと従来の磁気ヘッ
ドA,Bの走行試験を、ソニー株式会社製のベータカム
SP用デッキ(機種名:BVW−50)、及びソニー株
式会社製のベータカムSP用テープ(商品名:BCT−
90ML)を用いて、25℃80%RHの環境下で24
時間、テープを走行させて行った。
【0030】その後、摩耗量としてドラムからのヘッド
の突き出し量の変化を、また、媒体摺動面の最上部であ
るR−TOPのずれ量として、媒体進入側磁気コア半体
と媒体出口側磁気コア半体の磁気ギャップ部分における
段差を測長した。R−TOPのずれ量は、R−TOPが
媒体進入側にシフトした場合をマイナス、媒体出口側に
シフトした場合をプラスとした。なお、R−TOPのず
れ量の測長は干渉縞顕微鏡を用いて行った。
【0031】上記走行試験の結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】この結果から明らかなように本実施例の磁
気ヘッドは、従来の磁気ヘッドA,Bに比べて、摩耗量
が半分程度に抑えられている。そして、R−TOPのず
れ量も、従来の磁気ヘッドA,Bが80μm程度のずれ
量があるのに対して、本実施例の磁気ヘッドはほとんど
ずれが無く、いわゆる偏減りのないヘッドが実現されて
いる。
【0034】実施例2 本実施例の磁気ヘッドは、メタル・イン・ギャップタイ
プの磁気ヘッドであり、実施例1と同様に構成される。
ただし、図8に示すように、磁気コア基板11m,11
nが、磁気ヘッドの上部である媒体摺動面11c側が単
結晶フェライトコア11ma,11na、磁気ヘッドの
下部である磁気ヘッド底面11d側が多結晶フェライト
コア11mb,11nbで構成される。そして、単結晶
フェライトコア11ma,11naと多結晶フェライト
コア11mb,11nbの接合部は、図9に示すよう
に、磁気ギャップg1のデプスdよりも30μm以上、
磁気ヘッド底面11d側とされる。
【0035】上記磁気ヘッドを作製するには、まず、平
板状をなす磁気コア基板を作製する。かかる磁気コア基
板には、例えば、Mn−ZnフェライトやNi−Znフ
ェライト等の単結晶フェライトコアと多結晶フェライト
コアを接合した接合フェライト基板を使用する。
【0036】なお、単結晶フェライトコアと多結晶フェ
ライトコアの接合は、磁気ヘッドを作製したとき、図8
に示すように、磁気ヘッドの上部である媒体摺動面11
c側が単結晶フェライトコア11ma,11na、磁気
ヘッドの下部である磁気ヘッド底面11d側が多結晶フ
ェライトコア11mb,11nbで構成されるようにす
る。そして、単結晶フェライトコア11ma,11na
と多結晶フェライトコア11mb,11nbの接合部
は、図9に示すように、磁気ギャップg1のデプスdよ
りも30μm以上、磁気ヘッド底面11d側となるよう
にする。
【0037】また、磁気コア基板11m,11nを構成
する単結晶フェライトコア11ma,11naの面方位
は、磁気記録媒体と摺接する媒体摺動面が(211)
面、磁気ギャップが形成されるギャップ面が(111)
面、主磁路構成面が(110)面となるようにする。そ
して、主磁路構成面内に存在する<100>方向と媒体
摺動方向とのなす角度が、両磁気コア半体13m,13
n共に55°となるようにするために、実施例1と同様
に、主磁路構成面内に存在する<100>方向とギャッ
プ面とのなす角度が、媒体進入側の磁気コア基板11m
では35°、媒体出口側の磁気コア基板11nでは14
5°となるように、ギャップ面を決定する。
【0038】そして、この磁気コア基板を用いて、実施
例1と同様に、図8に示すような、磁気コア半体13
m,13nを構成する単結晶フェライトコア11ma,
11naの主磁路構成面内に存在する<100>方向B
1と媒体摺動方向A1とのなす角度が、両磁気コア半体
13m,13n共に同一角度の磁気ヘッド、つまり、媒
体進入側の磁気コア半体13mの前記角度θ3が55
°、媒体出口側の磁気コア半体13nの前記角度θ4が
55°の磁気ヘッドを作製する。
【0039】このように作製された、本実施例の磁気ヘ
ッドにおいても、実施例1の磁気ヘッドと同様の効果が
得られる。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る磁気ヘッドにおいては、媒
体進入側の磁気コア半体及び媒体出口側の磁気コア半体
の、主磁路構成面(110)面内に存在する<100>
方向と媒体摺動方向のなす角度の最適化を図っている。
このため、従来の磁気ヘッドで問題となっていた偏減
り、耐摩耗性の劣化等の問題が解消される。その結果、
耐摩耗性が向上した、優れた走行特性を持つ磁気ヘッド
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッドにおける面方位と結晶軸方
向の一例を示す概略斜視図である。
【図2】実施例における磁気ヘッドの製造工程を工程順
に示すもので、磁気コア基板作製工程における面方位を
示す概略斜視図である。
【図3】媒体進入側の磁気コア基板に用いられる磁気コ
ア基板の結晶軸方向の一例を示す概略側面図である。
【図4】媒体出口側の磁気コア基板に用いられる磁気コ
ア基板の結晶軸方向の一例を示す概略側面図である。
【図5】実施例における磁気ヘッドの製造工程を工程順
に示すもので、巻線用溝,ガラス充填用溝,トラック幅
規制溝を形成した磁気コア基板を示す概略斜視図であ
る。
【図6】実施例における磁気ヘッドの製造工程を工程順
に示すもので、一対の磁気コア基板を示す概略斜視図で
ある。
【図7】実施例における磁気ヘッドの製造工程を工程順
に示すもので、一対の磁気コア基板を接合した磁気コア
ブロックを示す概略斜視図である。
【図8】本発明の磁気ヘッドの他の例を示す概略斜視図
である。
【図9】図8に示す磁気ヘッドの概略断面図である。
【図10】従来の磁気ヘッドにおける面方位と結晶軸方
向の一例を示す概略斜視図である。
【図11】従来の磁気ヘッドにおける面方位と結晶軸方
向の他の例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1m,11m 媒体進入側の磁気コア基板 1n,11n 媒体出口側の磁気コア基板 2m,12m 媒体進入側の金属磁性膜 2n,12n 媒体出口側の金属磁性膜 3m,13m 媒体進入側の磁気コア半体 3n,13n 媒体出口側の磁気コア半体 1a ギャップ面 1b 主磁路構成面 1c 媒体摺動面 11c 媒体摺動面 11d 磁気ヘッド底面 g,g1 磁気ギャップ A,A1 媒体摺動方向 B,B1 <100>方向 θ1,θ2,θ3,θ4 <100>方向と媒体摺動方
向とのなす角度

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単結晶フェライトコアよりなる一対の磁
    気コア半体が接合一体化され、これら磁気コア半体の突
    き合わせ面間に磁気ギャップが形成されてなる磁気ヘッ
    ドにおいて、 上記単結晶フェライトコアの面方位を、磁気記録媒体と
    摺接する媒体摺動面が(211)面、磁気ギャップが形
    成されるギャップ面が(111)面、主磁路構成面が
    (110)面となるようにし、且つ主磁路構成面内に存
    在する<100>方向と媒体摺動方向とのなす角度が両
    単結晶フェライトコア共に同一角度であることを特徴と
    する磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 主磁路構成面内に存在する<100>方
    向と媒体摺動方向とのなす角度が両単結晶フェライトコ
    ア共に55°±3°であることを特徴とする請求項1記
    載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 単結晶フェライトコアと多結晶フェライ
    トコアを接合した接合フェライトコアよりなる一対の磁
    気コア半体が接合一体化され、これら磁気コア半体の突
    き合わせ面間に磁気ギャップが形成されてなる磁気ヘッ
    ドにおいて、 上記単結晶フェライトコアの面方位を、磁気記録媒体と
    摺接する媒体摺動面が(211)面、磁気ギャップが形
    成されるギャップ面が(111)面、主磁路構成面が
    (110)面となるようにし、且つ主磁路構成面内に存
    在する<100>方向と媒体摺動方向とのなす角度が両
    単結晶フェライトコア共に同一角度であることを特徴と
    する磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 主磁路構成面内に存在する<100>方
    向と媒体摺動方向とのなす角度が両接合フェライトコア
    共に55°±3°であることを特徴とする請求項3記載
    の磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 磁気ギャップ部に金属磁性膜が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ
    か1項に記載される磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】 磁気コア半体同士の接合に、金属膜同士
    の熱拡散による低温熱拡散接合を用いたことを特徴とす
    る請求項1から請求項4のいずれか1項に記載される磁
    気ヘッド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998037549A3 (en) * 1997-02-24 1998-11-12 Koninkl Philips Electronics Nv Recording and/or reproducing device with a magnetic head having an optimized crystal orientation, and magnetic head having an optimized crystal orientation

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998037549A3 (en) * 1997-02-24 1998-11-12 Koninkl Philips Electronics Nv Recording and/or reproducing device with a magnetic head having an optimized crystal orientation, and magnetic head having an optimized crystal orientation

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