JPH072725B2 - ジアゾニウム塩化合物及びその製造方法 - Google Patents
ジアゾニウム塩化合物及びその製造方法Info
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- JPH072725B2 JPH072725B2 JP11128986A JP11128986A JPH072725B2 JP H072725 B2 JPH072725 B2 JP H072725B2 JP 11128986 A JP11128986 A JP 11128986A JP 11128986 A JP11128986 A JP 11128986A JP H072725 B2 JPH072725 B2 JP H072725B2
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- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/06—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
- G03G5/0664—Dyes
- G03G5/0675—Azo dyes
- G03G5/0679—Disazo dyes
- G03G5/0681—Disazo dyes containing hetero rings in the part of the molecule between the azo-groups
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はジアゾニウム塩化合物及びその製造方法に関す
る。更に詳しくは電荷発生顔料として有用なアゾ化合物
を合成するための中間体であるジアゾニウム塩化合物及
びその製造方法に関する。
る。更に詳しくは電荷発生顔料として有用なアゾ化合物
を合成するための中間体であるジアゾニウム塩化合物及
びその製造方法に関する。
従来技術 従来より、ある種のアゾ化合物が電子写真感光体の一つ
の形態である積層型感光体に用いられる電荷発生顔料と
して有用であることが知られている。この積層型感光体
は周知のように導電性支持体上に光によつて電荷担体を
発生する能力を有する電荷発生顔料を主成分とする電荷
発生層とその上に電荷発生層で発生した電荷担体を効率
よく注入し、更にこれを搬送する能力を有する電荷搬送
物質を主成分とする電荷搬送層とを設けた感光体であ
る。従来、このような感光体に使用されるアゾ化合物と
しては例えば特開昭47−37543号公報、同52−55643号公
報等に記載されるベンジジン系ビスアゾ化合物や特開昭
52−8832号公報に記載されるスチルベン系ビスアゾ化合
物等が知られている。
の形態である積層型感光体に用いられる電荷発生顔料と
して有用であることが知られている。この積層型感光体
は周知のように導電性支持体上に光によつて電荷担体を
発生する能力を有する電荷発生顔料を主成分とする電荷
発生層とその上に電荷発生層で発生した電荷担体を効率
よく注入し、更にこれを搬送する能力を有する電荷搬送
物質を主成分とする電荷搬送層とを設けた感光体であ
る。従来、このような感光体に使用されるアゾ化合物と
しては例えば特開昭47−37543号公報、同52−55643号公
報等に記載されるベンジジン系ビスアゾ化合物や特開昭
52−8832号公報に記載されるスチルベン系ビスアゾ化合
物等が知られている。
しかし従来のアゾ化合物を用いた積層型感光体は一般に
感度が低いため、高速複写機用感光体としては不満足で
ある。一方、近年レーザープリンター用感光体として特
に半導体レーザーの波長域をカバーできるような高感度
感光体の開発が望まれているが、前述の積層型感光体は
同様な理由からこのような目的に応じ得ないのが実状で
ある。
感度が低いため、高速複写機用感光体としては不満足で
ある。一方、近年レーザープリンター用感光体として特
に半導体レーザーの波長域をカバーできるような高感度
感光体の開発が望まれているが、前述の積層型感光体は
同様な理由からこのような目的に応じ得ないのが実状で
ある。
目的 本発明の目的は高速複写機用としては勿論、レーザープ
リンター用としても実用的な高感度の電子写真感光体、
特に積層型感光体に用いられる電荷発生顔料として有用
なアゾ化合物の中間体であるジアゾニウム塩化合物及び
その製造方法を提供することである。
リンター用としても実用的な高感度の電子写真感光体、
特に積層型感光体に用いられる電荷発生顔料として有用
なアゾ化合物の中間体であるジアゾニウム塩化合物及び
その製造方法を提供することである。
構成 本発明は次の2つであつて、その1つは一般式I (但しRは同一でも異なつてもよく、水素原子、ハロゲ
ン原子、置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換
のアルコキシ基、置換又は無置換のアリール基、置換又
は無置換のアロイル基、シアノ基、置換アミノ基、又は
カルボキシル基又はそのエステルを表わし、nは1〜4
の整数を表わし、またXはアニオン官能基を表わす。) で示されるジアゾニウム塩化合物であり、他の1つは一
般式II (但しR,nは前記一般IIに同じ) で示されるフエナジン誘導体をジアゾ化することを特徴
とする前記一般式Iのジアゾニウム塩化合物の製造方法
である。なお前記一般式Iにおけるアニオン官能基Xの
代表例としてはCl ,Br ,I ,BF4 ,PF6 ,B(C
6H5)4 ,ClO4 ,▲SO2 4▼ , AsF6 ,SbF6 等が挙げられ、好ましくは▲BF4 ▼
である。
ン原子、置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換
のアルコキシ基、置換又は無置換のアリール基、置換又
は無置換のアロイル基、シアノ基、置換アミノ基、又は
カルボキシル基又はそのエステルを表わし、nは1〜4
の整数を表わし、またXはアニオン官能基を表わす。) で示されるジアゾニウム塩化合物であり、他の1つは一
般式II (但しR,nは前記一般IIに同じ) で示されるフエナジン誘導体をジアゾ化することを特徴
とする前記一般式Iのジアゾニウム塩化合物の製造方法
である。なお前記一般式Iにおけるアニオン官能基Xの
代表例としてはCl ,Br ,I ,BF4 ,PF6 ,B(C
6H5)4 ,ClO4 ,▲SO2 4▼ , AsF6 ,SbF6 等が挙げられ、好ましくは▲BF4 ▼
である。
一般式Iで示されるジアゾニウム塩化合物の具体例は以
下の通りであるが、本発明はこれらの例に限定されるも
のではない。
下の通りであるが、本発明はこれらの例に限定されるも
のではない。
本発明のジアゾニウム塩化合物は対応するジアミノ化合
物、即ち前記一般式IIで示されるフエナジン誘導体を常
法に従つてジアゾ化することにより容易に製造される。
即ちこのジアゾ化は一般式IIのフエナジン誘導体を例え
ば塩酸又は硫酸のような無機酸中に分散し、これに−10
〜20℃の温度で亜硝酸ナトリウムを添加することにより
行なわれ、反応は約0.5〜3時間で完結する。次にこの
ジアゾ化反応液に一般式Iのアニオン官能基に対応する
化合物、例えば硼弗化水素酸、硼弗化ナトリウム等の水
溶液を加えることにより目的のジアゾニウム塩化合物が
得られる。ここで一般式IIで示されるフエナジン誘導体
は対応するジニトロ誘導体を通常の金属(鉄、亜鉛、錫
等)〜酸(塩酸、硫酸等の無機酸;酢酸、蟻酸等の有機
酸;又はそれらの混合物等)系還元剤で還元するか、或
いはラネーニツケル、パラジウム炭素等の触媒の存在下
に接触還元することにより製造できる。なお一般式IIの
ジアミノ誘導体の前駆体であるジニトロ誘導体は2,7−
ジニトロ−9,10−フエナントレンキノンとオルトフエニ
レンジアミン又はその誘導体とを高級アルコール類、芳
香族炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジオキ
サン等の有機溶媒中、必要あればピペリジン、ピロリジ
ン等の有機塩基触媒の存在下に50〜200℃の温度で反応
させることに得られる。
物、即ち前記一般式IIで示されるフエナジン誘導体を常
法に従つてジアゾ化することにより容易に製造される。
即ちこのジアゾ化は一般式IIのフエナジン誘導体を例え
ば塩酸又は硫酸のような無機酸中に分散し、これに−10
〜20℃の温度で亜硝酸ナトリウムを添加することにより
行なわれ、反応は約0.5〜3時間で完結する。次にこの
ジアゾ化反応液に一般式Iのアニオン官能基に対応する
化合物、例えば硼弗化水素酸、硼弗化ナトリウム等の水
溶液を加えることにより目的のジアゾニウム塩化合物が
得られる。ここで一般式IIで示されるフエナジン誘導体
は対応するジニトロ誘導体を通常の金属(鉄、亜鉛、錫
等)〜酸(塩酸、硫酸等の無機酸;酢酸、蟻酸等の有機
酸;又はそれらの混合物等)系還元剤で還元するか、或
いはラネーニツケル、パラジウム炭素等の触媒の存在下
に接触還元することにより製造できる。なお一般式IIの
ジアミノ誘導体の前駆体であるジニトロ誘導体は2,7−
ジニトロ−9,10−フエナントレンキノンとオルトフエニ
レンジアミン又はその誘導体とを高級アルコール類、芳
香族炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジオキ
サン等の有機溶媒中、必要あればピペリジン、ピロリジ
ン等の有機塩基触媒の存在下に50〜200℃の温度で反応
させることに得られる。
以上のようにして得られる本発明のジアゾニウム塩化合
物は通常のカツプラーとのカツプリング反応によつて形
成される下記一般式IIIで示されるビスアゾ化合物を得
るための有用な中間体である。
物は通常のカツプラーとのカツプリング反応によつて形
成される下記一般式IIIで示されるビスアゾ化合物を得
るための有用な中間体である。
〔但しR,nは前記一般式Iに同じ、ArはArHで示されるカ
ツプラー(例えばフエノール類、ナフトール類、アミノ
ナフトール類等の、水酸基及び/又はアミノ基を有する
芳香族炭化水素化合物;水酸基及び/又はアミノ基を有
する複素環式化合物;脂肪族又は芳香族のエノール性ケ
トン基を有する化合物、即ち活性メチレン基を有する化
合物等)の残基を表わす。〕 以下に本発明を実施例及び応用例によつて説明するが、
本発明はこれらの例によつて限定されるものではない。
ツプラー(例えばフエノール類、ナフトール類、アミノ
ナフトール類等の、水酸基及び/又はアミノ基を有する
芳香族炭化水素化合物;水酸基及び/又はアミノ基を有
する複素環式化合物;脂肪族又は芳香族のエノール性ケ
トン基を有する化合物、即ち活性メチレン基を有する化
合物等)の残基を表わす。〕 以下に本発明を実施例及び応用例によつて説明するが、
本発明はこれらの例によつて限定されるものではない。
実施例1(化合物No.1の製造) 2,7−ジニトロ−9,10−フエナントレンキノン3.60g(0.
0121モル)及びオルトフエニレンジアミン1.96g(0.018
1モル)にピペリジン1滴及びオルトジクロルベンゼン2
00mlを加え、10分間加熱還流した。放冷後、析出した結
晶を取し、メタノール100mlで洗浄乾燥して4.36gの黄
色結晶を得た。これを約400mlのオルトジクロルベンゼ
ンで再結晶して化合物No.の前駆体であるジニトロ化合
物の精製品3.44g(収率76.8%)を黄色針状結晶として
得た。融点300℃以上。
0121モル)及びオルトフエニレンジアミン1.96g(0.018
1モル)にピペリジン1滴及びオルトジクロルベンゼン2
00mlを加え、10分間加熱還流した。放冷後、析出した結
晶を取し、メタノール100mlで洗浄乾燥して4.36gの黄
色結晶を得た。これを約400mlのオルトジクロルベンゼ
ンで再結晶して化合物No.の前駆体であるジニトロ化合
物の精製品3.44g(収率76.8%)を黄色針状結晶として
得た。融点300℃以上。
元素分析結果: 計算値 実測値 C% 64.86 65.00 H% 2.72 2.74 N% 15.13 15.04 次にこのジニトロ化合物2.65g(7.16×10-3モル)を35
%塩酸水溶液70mlに分散し、SnCl2・2H2O12.2g(0.5029
モル)を添加した後、約80℃まで1時間攪拌し、反応さ
せた。放冷後、得られた沈殿を取し、この沈殿物に水
約250mlを加え、更に水酸化ナトリウムを強アルカリ性
になるまで加え、充分攪拌した後、沈殿物を再び取
し、水洗した後、乾燥して2.22gの粗ジアミノ化合物を
ほぼ定量的に得た。これを更にオルトジクロルベンゼン
約100ml及びニトロベンゼン約100mlからなる混合溶媒で
再結晶し、化合物No.1の前駆体であるジアミノ化合物の
精製品1.9g(収率86.4%)を黒紫色針状結晶として得
た。融点300℃以上。
%塩酸水溶液70mlに分散し、SnCl2・2H2O12.2g(0.5029
モル)を添加した後、約80℃まで1時間攪拌し、反応さ
せた。放冷後、得られた沈殿を取し、この沈殿物に水
約250mlを加え、更に水酸化ナトリウムを強アルカリ性
になるまで加え、充分攪拌した後、沈殿物を再び取
し、水洗した後、乾燥して2.22gの粗ジアミノ化合物を
ほぼ定量的に得た。これを更にオルトジクロルベンゼン
約100ml及びニトロベンゼン約100mlからなる混合溶媒で
再結晶し、化合物No.1の前駆体であるジアミノ化合物の
精製品1.9g(収率86.4%)を黒紫色針状結晶として得
た。融点300℃以上。
元素分析結果: 計算値 実測値 C% 77.40 76.95 H% 4.55 4.48 N% 18.05 17.74 次にこのジアミノ化合物1.58g(5.09×10-3モル)に水1
00ml及び20%塩酸水溶液100mlを加え、室温で30分間攪
拌溶解した後、この溶液を2〜3℃に冷却しながら、亜
硝酸ナトリウム(純度97%)0.74gを水5mlに溶解した溶
液を2分間に亘つて滴下、反応させた。その後、前記温
度で30分間攪拌した後、反応液を過し、液に42%硼
弗化水素酸水溶液12mlを加え、析出した結晶を取し、
メタノールで洗浄した後、乾燥して化合物No.1のジアゾ
ニウム塩化合物2.38g(収率91.9%)を黄色結晶として
得た。
00ml及び20%塩酸水溶液100mlを加え、室温で30分間攪
拌溶解した後、この溶液を2〜3℃に冷却しながら、亜
硝酸ナトリウム(純度97%)0.74gを水5mlに溶解した溶
液を2分間に亘つて滴下、反応させた。その後、前記温
度で30分間攪拌した後、反応液を過し、液に42%硼
弗化水素酸水溶液12mlを加え、析出した結晶を取し、
メタノールで洗浄した後、乾燥して化合物No.1のジアゾ
ニウム塩化合物2.38g(収率91.9%)を黄色結晶として
得た。
このものの赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤法)を第1
図に示した。
図に示した。
実施例2(化合物No.2の製造) 2,7−ジニトロ−9,10−フエナントレンキノン5.96g(0.
02モル)及び4−メチルオルトフエニレンジアミン2.99
g(0.022モル)にピペリジン1滴及びオルトジクロルベ
ンゼン100mlを加え、30分間加熱還流した。放冷後、析
出した結晶を取し、アセトンで洗浄した後、減圧下に
120℃で乾燥して化合物No.2の前駆体であるジニトロ化
合物7.19g(収率93.5%)を黄色結晶として得た。融点3
00℃以上。
02モル)及び4−メチルオルトフエニレンジアミン2.99
g(0.022モル)にピペリジン1滴及びオルトジクロルベ
ンゼン100mlを加え、30分間加熱還流した。放冷後、析
出した結晶を取し、アセトンで洗浄した後、減圧下に
120℃で乾燥して化合物No.2の前駆体であるジニトロ化
合物7.19g(収率93.5%)を黄色結晶として得た。融点3
00℃以上。
元素分析結果: 計算値 実測値 C% 65.62 65.83 H% 3.15 2.89 N% 14.58 14.31 次にこのジニトロ化合物5.77g(0.015モル)を35%塩酸
水溶液150mlに分散し、SnCl2・2H2O24.7g(1.018モル)
を添加した後、約80℃で30分間攪拌し、反応させた。放
冷後、得られた沈殿を取し、この沈殿物に水約550ml
を加え、更に水酸化ナトリウムを強アルカリ性となるま
で加え、充分攪拌した後、沈殿物を再び取して水洗し
た後、乾燥して4.87gの粗ジアミノ化合物を定量的に得
た。これを更にニトロベンゼン約250mlで再結晶、化合
物No.2の前駆体であるジアミノ化合物の精製品3.94g
(収率80.9%)を黒紫色針状結晶として得た。融点300
℃以上。
水溶液150mlに分散し、SnCl2・2H2O24.7g(1.018モル)
を添加した後、約80℃で30分間攪拌し、反応させた。放
冷後、得られた沈殿を取し、この沈殿物に水約550ml
を加え、更に水酸化ナトリウムを強アルカリ性となるま
で加え、充分攪拌した後、沈殿物を再び取して水洗し
た後、乾燥して4.87gの粗ジアミノ化合物を定量的に得
た。これを更にニトロベンゼン約250mlで再結晶、化合
物No.2の前駆体であるジアミノ化合物の精製品3.94g
(収率80.9%)を黒紫色針状結晶として得た。融点300
℃以上。
元素分析結果: 計算値 実測値 C% 77.76 77.61 H% 4.97 4.89 N% 17.27 17.07 次にこのジアミノ化合物3.24g(0.01モル)に水200ml及
び20%塩酸水溶液200mlを加え、室温で30分間攪拌液解
した後、この溶液を2〜3℃に冷却しながら、この中
に、亜硝酸ナトリウム(純度97%)1.45gを水10mlに溶
解した溶液を5分間に亘つて滴下、反応させた。その
後、前記温度で30分間攪拌した後、反応液に水550mlを
加え、反応液を過し、液に42%硼弗化水素酸水溶液
10mlを加え、析出した結晶を取し、メタノールで洗浄
した後、乾燥して化合物No.2のジアゾニウム塩化合物4.
45g(収率85.6%)を黄色結晶として得た。
び20%塩酸水溶液200mlを加え、室温で30分間攪拌液解
した後、この溶液を2〜3℃に冷却しながら、この中
に、亜硝酸ナトリウム(純度97%)1.45gを水10mlに溶
解した溶液を5分間に亘つて滴下、反応させた。その
後、前記温度で30分間攪拌した後、反応液に水550mlを
加え、反応液を過し、液に42%硼弗化水素酸水溶液
10mlを加え、析出した結晶を取し、メタノールで洗浄
した後、乾燥して化合物No.2のジアゾニウム塩化合物4.
45g(収率85.6%)を黄色結晶として得た。
このものの赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤法)を第2
図に示した。
図に示した。
実施例3(化合物No.3の製造) 2,7−ジニトロ−9,10−フエナントレンキノン5.96g(0.
02モル)及び4,5−ジメチルオルトフエニレンジアミン
3.00g(0.022モル)にピペリジン1滴及びオルトジクロ
ルベンゼン100mlを加え、30分間加熱還流した。放冷
後、析出した結晶を取し、アセトンで洗浄した後、減
圧下に120℃で乾燥して化合物No.3の前駆体であるジニ
トロ化合物7.78g(収率97.6%)を黄色結晶として得
た。融点300℃以上。
02モル)及び4,5−ジメチルオルトフエニレンジアミン
3.00g(0.022モル)にピペリジン1滴及びオルトジクロ
ルベンゼン100mlを加え、30分間加熱還流した。放冷
後、析出した結晶を取し、アセトンで洗浄した後、減
圧下に120℃で乾燥して化合物No.3の前駆体であるジニ
トロ化合物7.78g(収率97.6%)を黄色結晶として得
た。融点300℃以上。
元素分析結果: 計算値 実測値 C% 66.33 66.36 H% 3.54 3.44 N% 14.07 13.81 次にこのジニトロ化合物5.98g(0.015モル)を35%塩酸
水溶液150mlに分散し、SnCl2・2H2O24.7g(1.018モル)
を添加した後、約80℃まで30分間攪拌し、反応させた。
放冷後、得られた沈殿を取し、この沈殿物に水約550m
lを加え、更に水酸化ナトリウムを強アルカリ性となる
まで加え、充分攪拌した後、沈殿物を再び取して水洗
した後、乾燥して5.08gの粗ジアミノ化合物をほぼ定量
的に得た。これを更にニトロベンゼン約250mlで再結
晶、化合物No.3の前駆体であるジアミノ化合物の精製品
3.49g(収率68.7%)を赤色リン片状結晶として得た。
融点300℃以上。
水溶液150mlに分散し、SnCl2・2H2O24.7g(1.018モル)
を添加した後、約80℃まで30分間攪拌し、反応させた。
放冷後、得られた沈殿を取し、この沈殿物に水約550m
lを加え、更に水酸化ナトリウムを強アルカリ性となる
まで加え、充分攪拌した後、沈殿物を再び取して水洗
した後、乾燥して5.08gの粗ジアミノ化合物をほぼ定量
的に得た。これを更にニトロベンゼン約250mlで再結
晶、化合物No.3の前駆体であるジアミノ化合物の精製品
3.49g(収率68.7%)を赤色リン片状結晶として得た。
融点300℃以上。
元素分析結果: 計算値 実測値 C% 78.08 77.85 H% 5.36 5.11 N% 16.56 16.34 次にこのジアミノ化合物3.05g(0.009モル)に水180ml
及び20%塩酸水溶液90mlを加え、室温で30分間攪拌溶解
した後、この溶液を2〜3℃に冷却しながら、この中
に、亜硝酸ナトリウム(純度97%)1.31gを水9mlに溶解
した溶液を5分間に亘つて滴下、反応させた。その後、
前記温度で1時間攪拌した後、反応液に水200ml及び42
%硼弗化水素酸水溶液40mlを加え、析出した結晶を取
し、メタノールで洗浄した後、乾燥して化合物No.3のジ
アゾニウム塩化合物4.23g(収率87.8%)を黄色結晶と
して得た。このものの赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤
法)を第3図に示した。
及び20%塩酸水溶液90mlを加え、室温で30分間攪拌溶解
した後、この溶液を2〜3℃に冷却しながら、この中
に、亜硝酸ナトリウム(純度97%)1.31gを水9mlに溶解
した溶液を5分間に亘つて滴下、反応させた。その後、
前記温度で1時間攪拌した後、反応液に水200ml及び42
%硼弗化水素酸水溶液40mlを加え、析出した結晶を取
し、メタノールで洗浄した後、乾燥して化合物No.3のジ
アゾニウム塩化合物4.23g(収率87.8%)を黄色結晶と
して得た。このものの赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤
法)を第3図に示した。
実施例4(化合物No.4の製造) 2,7−ジニトロ−9,10−フエナントレンキノン5.96g(0.
02モル)及び4−クロルオルトフエニレンジアミン3.14
g(0.022モル)にピペリジン1滴及びオルトジクロルベ
ンゼン100mlを加え、30分間加熱還流した。放冷後、析
出した結晶を取し、アセトンで洗浄した後、減圧下に
120℃で乾燥して化合物No.4の前駆体であるジニトロ化
合物7.54g(収率93.1%)を黄色結晶として得た。融点3
00℃以上。
02モル)及び4−クロルオルトフエニレンジアミン3.14
g(0.022モル)にピペリジン1滴及びオルトジクロルベ
ンゼン100mlを加え、30分間加熱還流した。放冷後、析
出した結晶を取し、アセトンで洗浄した後、減圧下に
120℃で乾燥して化合物No.4の前駆体であるジニトロ化
合物7.54g(収率93.1%)を黄色結晶として得た。融点3
00℃以上。
元素分析結果: 計算値 実測値 C% 59.34 59.33 H% 2.24 2.03 N% 13.84 13.66 次にこのジニトロ化合物6.07g(0.015モル)を35%塩酸
水溶液150mlに分散し、SnCl2・2H2O24.7g(1.018モル)
を添加した後、約80℃で30分間攪拌し、反応させた。放
冷後、得られた沈殿を取し、この沈殿物に水約550ml
を加え、更に水酸化ナトリウムを強アルカリ性となるま
で加え、充分攪拌した後、沈殿物を再び取して水洗し
た後、乾燥して5.17gの粗ジアミノ化合物をほぼ定量的
に得た。これを更にニトロベンゼン約600ml及びN,N−ジ
メチルホルムアミド約100mlからなる混合溶媒で再結晶
し、化合物No.4の前駆体であるジアミノ化合物の精製品
4.31g(収率83.4%)を黒紫色針状結晶として得た。融
点300℃以上。
水溶液150mlに分散し、SnCl2・2H2O24.7g(1.018モル)
を添加した後、約80℃で30分間攪拌し、反応させた。放
冷後、得られた沈殿を取し、この沈殿物に水約550ml
を加え、更に水酸化ナトリウムを強アルカリ性となるま
で加え、充分攪拌した後、沈殿物を再び取して水洗し
た後、乾燥して5.17gの粗ジアミノ化合物をほぼ定量的
に得た。これを更にニトロベンゼン約600ml及びN,N−ジ
メチルホルムアミド約100mlからなる混合溶媒で再結晶
し、化合物No.4の前駆体であるジアミノ化合物の精製品
4.31g(収率83.4%)を黒紫色針状結晶として得た。融
点300℃以上。
元素分析結果: 計算値 実測値 C% 69.67 69.85 H% 3.80 3.70 N% 16.25 16.07 次にこのジアミノ化合物3.45g(0.01モル)に水200ml及
び20%塩酸水溶液100mlを加え、室温で30分間攪拌溶解
した後、この溶液を2〜3℃に冷却しながら、この中
に、亜硝酸ナトリウム(純度97%)1.45gを水10mlに溶
解した溶液を10分間に亘つて滴下、反応させた。その
後、前記温度で1時間攪拌した後、反応液に水1000ml及
び42%硼弗化水素酸水溶液20mlを加え、析出した結晶を
取し、メタノールで洗浄した後、乾燥して化合物No.4
のジアゾニウム塩化合物5.10g(収率94.4%)を黄色結
晶として得た。このものの赤外線吸収スペクトル(KBr
錠剤法)を第4図に示した。
び20%塩酸水溶液100mlを加え、室温で30分間攪拌溶解
した後、この溶液を2〜3℃に冷却しながら、この中
に、亜硝酸ナトリウム(純度97%)1.45gを水10mlに溶
解した溶液を10分間に亘つて滴下、反応させた。その
後、前記温度で1時間攪拌した後、反応液に水1000ml及
び42%硼弗化水素酸水溶液20mlを加え、析出した結晶を
取し、メタノールで洗浄した後、乾燥して化合物No.4
のジアゾニウム塩化合物5.10g(収率94.4%)を黄色結
晶として得た。このものの赤外線吸収スペクトル(KBr
錠剤法)を第4図に示した。
応用例 化合物No.1のジアゾニウム塩化合物とカツプラーとして
2−ヒドロキシ−3−(2−クロルフエニル)カルバモ
イルベンゾ〔a〕カルバゾールとをカツプリング反応さ
せて下記構造式で示されるビスアゾ化合物を合成した。
2−ヒドロキシ−3−(2−クロルフエニル)カルバモ
イルベンゾ〔a〕カルバゾールとをカツプリング反応さ
せて下記構造式で示されるビスアゾ化合物を合成した。
次にこのビスアゾ化合物76重量部、ポリエステル樹脂
(東洋紡績社製バイロン200)のテトラヒドロフラン溶
液(固形分濃度2%)1260重量部、およびテトラヒドロ
フラン3700重量部をボールミル中で粉砕混合し、得られ
た分散液をアルミニウム蒸着したポリエステルーベース
(導電性支持体)のアルミ面上にドクターブレードを用
いて塗布し、自然乾燥して、厚さ約1μmの電荷発生層
を形成した。
(東洋紡績社製バイロン200)のテトラヒドロフラン溶
液(固形分濃度2%)1260重量部、およびテトラヒドロ
フラン3700重量部をボールミル中で粉砕混合し、得られ
た分散液をアルミニウム蒸着したポリエステルーベース
(導電性支持体)のアルミ面上にドクターブレードを用
いて塗布し、自然乾燥して、厚さ約1μmの電荷発生層
を形成した。
この電荷発生層上に、電荷搬送物質として9−エチルカ
ルバゾール−3−アルデヒド−メチル−1−フエニルヒ
ドラゾン2重量部、ポリカーボネート樹脂(帝人社製パ
ンライトK−1300)2重量部およびテトラヒドロフラン
16重量部を混合溶解した溶液をドクターブレードを用い
て塗布し、80℃で2分間、ついで105℃で5分間乾燥し
て厚さ約20μmの電荷搬送層を形成することにより積層
型電子写真感光体を作成した。
ルバゾール−3−アルデヒド−メチル−1−フエニルヒ
ドラゾン2重量部、ポリカーボネート樹脂(帝人社製パ
ンライトK−1300)2重量部およびテトラヒドロフラン
16重量部を混合溶解した溶液をドクターブレードを用い
て塗布し、80℃で2分間、ついで105℃で5分間乾燥し
て厚さ約20μmの電荷搬送層を形成することにより積層
型電子写真感光体を作成した。
次にこの感光体について、静電複写紙試験装置((株)
川口電機製作所製、SP428型)を用いて、−6KVのコロナ
放電を20秒間行なつて負に帯電せしめた後、20秒間暗所
に放置し、その時の表面電位Vpo(V)を測定し、次い
で、タングステンランプによつてその表面が照度4.5ル
ツクスになるようにして光を照射しその表面電位がVpo
の1/2になるまでの時間(秒)を求め、露光量E1/2(ル
ックス・秒)を算出した。その結果、Vpoは−1096ボル
ト、E1/2は1.1ルツクス・秒で、この感光体は高感度で
あることが判る。
川口電機製作所製、SP428型)を用いて、−6KVのコロナ
放電を20秒間行なつて負に帯電せしめた後、20秒間暗所
に放置し、その時の表面電位Vpo(V)を測定し、次い
で、タングステンランプによつてその表面が照度4.5ル
ツクスになるようにして光を照射しその表面電位がVpo
の1/2になるまでの時間(秒)を求め、露光量E1/2(ル
ックス・秒)を算出した。その結果、Vpoは−1096ボル
ト、E1/2は1.1ルツクス・秒で、この感光体は高感度で
あることが判る。
効果 以上の如く本発明のジアゾニウム塩化合物は高速複写機
用、レーザープリンター用等として実用的な高感度の電
子写真感光体、特に積層型感光体において有機光導電体
として用いられるアゾ化合物の中間体として有用であ
り、しかも容易に製造できるという利点を持つている。
用、レーザープリンター用等として実用的な高感度の電
子写真感光体、特に積層型感光体において有機光導電体
として用いられるアゾ化合物の中間体として有用であ
り、しかも容易に製造できるという利点を持つている。
第1〜4図は夫々実施例1〜4で得られた化合物No.1〜
4の本発明ジアゾニウム塩化合物の赤外線吸収スペクト
ルである。
4の本発明ジアゾニウム塩化合物の赤外線吸収スペクト
ルである。
Claims (2)
- 【請求項1】一般式I (但しRは同一でも異なつてもよく、水素原子、ハロゲ
ン原子、置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換
のアルコキシ基、置換又は無置換のアリール基、置換又
は無置換のアロイル基、シアノ基、置換アミノ基、或い
はカルボキシル基又はそのエステルを表わし、nは1〜
4の整数を表わし、またXはアニオン官能基を表わ
す。) で示されるジアゾニウム塩化合物。 - 【請求項2】一般式II (但しRは同一でも異なつてもよく、水素原子、ハロゲ
ン原子、置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換
のアルコキシ基、置換又は無置換のアリール基、置換又
は無置換のアロイル基、シアノ基、置換アミノ基、又は
カルボキシル基又はそのエステルを表わし、nは1〜4
の整数を表わす。) で示されるフエナジン誘導体をジアゾ化することを特徴
とする一般式I (但しR,nは一般式IIに同じ、Xはアニオン官能基を表
わす。) で示されるジアゾニウム塩化合物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11128986A JPH072725B2 (ja) | 1986-05-15 | 1986-05-15 | ジアゾニウム塩化合物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11128986A JPH072725B2 (ja) | 1986-05-15 | 1986-05-15 | ジアゾニウム塩化合物及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62267365A JPS62267365A (ja) | 1987-11-20 |
| JPH072725B2 true JPH072725B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=14557447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11128986A Expired - Lifetime JPH072725B2 (ja) | 1986-05-15 | 1986-05-15 | ジアゾニウム塩化合物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072725B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4566585B2 (ja) * | 2003-03-19 | 2010-10-20 | 株式会社リコー | アゾ化合物及びその製造方法、並びに、感光層用材料 |
-
1986
- 1986-05-15 JP JP11128986A patent/JPH072725B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62267365A (ja) | 1987-11-20 |
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