JPH0728507A - マイクロコンピュータシステム - Google Patents

マイクロコンピュータシステム

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JPH0728507A
JPH0728507A JP5155147A JP15514793A JPH0728507A JP H0728507 A JPH0728507 A JP H0728507A JP 5155147 A JP5155147 A JP 5155147A JP 15514793 A JP15514793 A JP 15514793A JP H0728507 A JPH0728507 A JP H0728507A
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microcomputer
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program
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instruction
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Koichi Ohara
孝一 大原
Tadashi Shibata
正 柴田
Hideaki Ishihara
秀昭 石原
Shuji Nakasaki
修二 中崎
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックアップ機能を強化しながら、設計変更
の自由度を拡大し、バックアップ制御の多様化と低コス
ト化を図る。 【構成】 第2のマイクロコンピュータ2は、各種セン
サやスイッチ等から出力されるデータをA/D変換器1
6,入力バッファ15を通して読み込み、読み込んだデ
ータを第1のマイクロコンピュータ1へシリアル転送す
る。一方、第1のマイクロコンピュータ1は、第2のマ
イクロコンピュータ2から転送されてくるデータに基づ
いて制御対象を制御する。この際、第2のマイクロコン
ピュータ2は、Lタスク(分岐命令の無い固定ループ化
された信頼性の高いプログラム)とAタスク(複雑な処
理も可能なプログラム)とを時分割で並行処理し、Lタ
スクによって第1のマイクロコンピュータ1の動作を監
視し、その動作が異常になったときに、Aタスクによっ
て制御対象の制御を代行(肩代り)する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロコンピュータ
の動作を監視する機能を備えたマイクロコンピュータシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、マイクロコンピュータが実行す
るプログラムは、きめ細かな制御を行うために、通常、
分岐命令(ジャンプ命令)等を多く含んだ比較的複雑な
プログラムが用いられており、それ故に、ノイズ,アド
レスエラー,オペコード・オペランドの誤認識等によ
り、マイクロコンピュータが暴走・デッドロックしやす
いという事情がある。このため、従来より、信頼性が要
求される制御装置に組み込まれるマイクロコンピュータ
には、暴走監視用のウォッチドッグ回路やバックアップ
回路が外部ハードウエア回路として組み込まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウォッ
チドッグ回路,バックアップ回路等の外部ハードウエア
回路を用いたバックアップ制御では、設計変更(制御内
容の変更)の自由度が少なく、汎用性が低いという欠点
がある。しかも、バックアップ制御があまりにも大雑把
になり過ぎ、もう少し、バックアップ制御の内容を多様
化して欲しいという要求も根強くなってきている。
【0004】そこで、近年、特開平3−70837号公
報に示すように、メインとサブの2つのマイクロコンピ
ュータを設け、メインコンピュータの動作が異常となっ
たときに、サブコンピュータでバックアップするように
したものがある。
【0005】しかしながら、この構成のものでも、サブ
コンピュータの信頼性を担保するために、外部にウォッ
チドッグ回路を設ける必要がある。しかも、制御対象の
制御に用いるデータをメインとサブの双方のマイクロコ
ンピュータにそれぞれ読み込ませるようになっているた
め、システム全体としての入力ポート数が多くなってし
まい、上述したウォッチドッグ回路が必要なことと相俟
って、大幅なコストアップを招くという欠点がある。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、バックアップ機能を強化しなが
ら、設計変更(制御内容の変更)の自由度の拡大,バッ
クアップ制御の多様化及び低コスト化を実現することが
できるマイクロコンピュータシステムを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のマイクロコンピュータシステムは、制御対
象を制御する第1のマイクロコンピュータと、各種セン
サやスイッチ等から出力されるデータをデータ入力部を
通して読み込んで前記第1のマイクロコンピュータへ転
送する第2のマイクロコンピュータとを備え、前記第2
のマイクロコンピュータは、分岐命令の無い固定ループ
化されたプログラムを実行し、このプログラムにより前
記第1のマイクロコンピュータの動作を監視し、その動
作が異常になったときに前記制御対象の制御を前記第2
のマイクロコンピュータで代行するように構成されてい
る。
【0008】
【作用】第2のマイクロコンピュータは、各種センサや
スイッチ等から出力されるデータをA/D変換器等のデ
ータ入力部を通して読み込み、読み込んだデータを第1
のマイクロコンピュータへ転送する。一方、第1のマイ
クロコンピュータは、第2のマイクロコンピュータから
転送されてくるデータに基づいて制御対象を制御する。
この際、第2のマイクロコンピュータは、第1のマイク
ロコンピュータの動作を監視し、その動作が異常になっ
たときに、制御対象の制御を代行(肩代り)する。
【0009】制御対象の制御中に、第2のマイクロコン
ピュータが第1のマイクロコンピュータの動作を監視す
るために実行するプログラムは、プログラム暴走・デッ
ドロックに至る危険性のある分岐命令の無い固定ループ
化されたプログラムで構成されているので、この第2の
マイクロコンピュータが暴走・デッドロックするおそれ
はなく、決められたプログラムを繰り返し実行して、暴
走監視の役割を確実に果たす。このため、従来のような
ウォッチドッグ回路等の外部ハードウエア回路が無くて
も、第2のマイクロコンピュータによりバックアップ制
御を確実に実行することができる。
【0010】しかも、第1のマイクロコンピュータは、
信頼性の高い第2のマイクロコンピュータからデータを
取り込むので、第1のマイクロコンピュータには、各種
センサやスイッチ等から出力されるデータを読み込むた
めの入力ポートやA/D変換器等が不要となる。更に、
バックアップ制御をソフトウエアのみで行うことができ
るので、設計変更(制御内容の変更)の自由度を拡大で
きると共に、バックアップ制御の内容も多様化できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を車両のエンジン制御に適用し
た第1実施例について図1乃至図6を参照して説明す
る。この実施例のマイクロコンピュータシステムは、第
1のマイクロコンピュータ1と第2のマイクロコンピュ
ータ2とを組み合わせて構成されている。第1のマイク
ロコンピュータ1は、通常時に、制御対象であるインジ
ェクタ#10,#20,…及びイグナイタ3を制御する
プログラム(図5参照)を実行し、その演算結果を出力
ポートINJ1,INJ2,…,IGTから出力する。
各出力ポートINJ1,INJ2,…からは、噴射時期
になったら噴射量信号をNPN型トランジスタTr1,
Tr2,…のベースに出力して、インジェクタ#10,
#20,を駆動する。また、出力ポートIGTからは、
点火時期になったら点火信号をPNP型トランジスタT
rのベースに出力して、イグナイタ3を駆動する。
【0012】一方、第2のマイクロコンピュータ2は、
図2に示すように、CPU11と、ROMにより構成さ
れたプログラムメモリ12と、RAMにより構成された
データメモリ13と、後述するCPU切替信号(クロッ
ク信号)を発生するタイミングジェネレータ(図示せ
ず)等をバスライン14によって接続して構成されてい
る。この第2のマイクロコンピュータ2の入力側には、
各種スイッチから出力されるアイドルスイッチ信号,イ
グニッションスイッチ信号等のディジタル信号を取り込
む入力バッファ15と、各種センサから出力される水温
信号,バッテリ電圧信号,吸入空気量信号,ノッキング
信号等のアナログ信号を取り込むA/D変換器16とが
設けられ、これら入力バッファ15とA/D変換器16
とから“データ入力部”が構成されている。
【0013】また、第2のマイクロコンピュータ2の出
力側には、シリアル入出力インターフェース(以下「シ
リアルI/O」と略記する)17が設けられ、上述した
入力バッファ15とA/D変換器16を通して取り込ん
だデータを加工(例えば水温信号では水温に応じたアナ
ログ信号からデジタル信号へのA/D変換)して、上記
シリアルI/O17から第1のマイクロコンピュータ1
へシリアル転送する。但し、ノッキング信号の処理は、
主に積和処理であるので、第2のマイクロコンピュータ
2でノック判定を行い、その判定結果をシリアルI/O
17から第1のマイクロコンピュータ1へ転送する。
【0014】第1のマイクロコンピュータ1は、第2の
マイクロコンピュータ2から転送されてくるデータに基
づいて制御対象を制御すると共に、ウオッチドッグ信号
(以下「WDC信号」と略記する)を第2のマイクロコ
ンピュータ2へ転送する。一方、第2のマイクロコンピ
ュータ2は、第1のマイクロコンピュータ1から転送さ
れてくるWDC信号を後述するLタスクにより監視し
て、第1のマイクロコンピュータ1の動作が異常(メイ
ン異常)になったか否かを判定し、メイン異常が発生し
たときに、リセット信号RSTを第1のマイクロコンピ
ュータ1に出力して第1のマイクロコンピュータ1をリ
セットすると共に、後述するAタスクで演算した噴射量
信号と点火信号を出力ポートFINJ,FIGTから出
力する。噴射量信号を出力する出力ポートFINJは、
インジェクタ#10,#20,…のトランジスタTr
1,Tr2,…のベース側信号ラインに接続され、メイ
ン異常時に全ての気筒の噴射が同時に行われるようにな
っている。点火信号を出力する出力ポートFIGTは、
イグナイタ3のトランジスタTrのベース側信号ライン
に接続されている。
【0015】一方、電源IC18は、第1及び第2の両
マイクロコンピュータ1,2に対して例えば+5Vの電
源電圧を供給すると共に、電源投入時に両マイクロコン
ピュータ1,2をリセットする。
【0016】この実施例では、第2のマイクロコンピュ
ータ2のCPU11は、例えば、2種類のプログラム
(Lタスク,Aタスク)を時分割で並行にパイプライン
処理するために、図3に示すように、2つのアドレスレ
ジスタ19,20と2つの演算レジスタ21,22を備
え、これらアドレスレジスタ19,20と演算レジスタ
21,22をタイミングジェネレータにより発生したC
PU切替信号により交互に切り替えることで、見掛上、
2つのCPUを交互に切り替えて動作させるように機能
する。この場合、一方のアドレスレジスタ19と演算レ
ジスタ21がCPU0用(Lタスク用)のレジスタとな
り、他方のアドレスレジスタ20と演算レジスタ22が
CPU1用(Aタスク用)のレジスタとなる。これらア
ドレスレジスタ19,20の切替えに応じてプログラム
カウンタ23の値(次にフェッチする命令のアドレス)
が更新され、このプログラムカウンタ23からCPU0
用(Lタスク用)とCPU1用(Aタスク用)のアドレ
ス信号が交互にプログラムメモリ12に出力される。
【0017】また、CPU11内には、プログラムメモ
リ12から読み込まれた命令の属するタスクの種類を判
別してそのエラーを検出するエラー検出回路24と、こ
のエラー検出回路24を通過した命令をデコード(解
読)する命令デコーダ・命令シーケンサ25が設けら
れ、この命令デコーダ・命令シーケンサ25によりデコ
ードした命令の内容に応じて、演算器26(ALU)で
演算レジスタ21,22を用いて演算したり、リード信
号又はライト信号をバスライン14に出力するようにな
っている。
【0018】一方、プログラムメモリ12内には、CP
U0用(Lタスク用)のプログラム領域27と、CPU
1用(Aタスク用)のプログラム領域28と、テーブル
即値データ領域29とが設けられている。この実施例で
は、CPU0用のプログラム領域27に格納されたLタ
スクのプログラムが、第1のマイクロコンピュータ1の
動作を監視するプログラムであり、プログラム暴走に至
る危険性のある分岐命令が禁止され且つ固定ループ化さ
れたプログラムで構成されている。これにより、Lタス
クのプログラムの実行時には0番地から実行を開始し、
1番地,2番地,3番地,…と順々に命令を実行してい
き、その後、所定番地まで行くと、プログラムカウンタ
23がオーバーフローして0番地に戻り、以後、上述し
た番地順の命令実行を繰り返すようになる。また、この
Lタスクは、命令が全て1ワード命令に固定されてい
る。この理由は、命令のワード数が固定されていない命
令体系(例えば1ワード命令もあれば、2ワード命令も
あるという命令体系)では、2ワード命令を読み間違え
て1ワード命令と解釈した場合に、次のワードは本来の
命令ではないので、何を実行するか分からないからであ
る。
【0019】このLタスクのプログラムは、上述したよ
うにプログラム暴走に至る危険性のない信頼性の高いプ
ログラムである特長を活かし、第1のマイクロコンピュ
ータ1の動作を監視するようになっている。更に、この
Lタスクは、Aタスクの動作も監視すると共に、固定ル
ープ動作によるタイマとしての機能も備え、例えばイン
クリメント命令又はデクリメント命令を実行させてその
カウント値が所定の設定値に達したときに、Aタスクの
処理に割込みを発生させることで、タイマ割込みと等価
な定時間処理が可能となっている。
【0020】一方、CPU1用(Aタスク用)のプログ
ラム領域28に格納されたAタスクのプログラムは、L
タスクで禁止されている分岐命令も許容されており、デ
ータ制御等の処理を行うと共に、第1のマイクロコンピ
ュータ1の動作が異常(メイン異常)になったときに
は、制御対象の制御を代行(肩代り)する。このAタス
クについても、Lタスクと同じく、命令が全て1ワード
命令に固定され、1ワード内にオペコードとオペランド
(アドレス)の両方が割り付けられている。
【0021】次に、第2のマイクロコンピュータ2が実
行するパイプライン制御について図4に基づいて説明す
る。本実施例のパイプラインは、例えば、命令フェッ
チ,命令デコード,命令実行の各ステージからなる3段
のパイプラインとして構成され、全命令がこの3段のパ
イプラインで遅滞なく処理できるように設計されてい
る。各ステージはそれぞれ1サイクルで実行され、3サ
イクルで1命令を実行するようになっているが、3段の
パイプラインにより3つの命令を並行処理することで、
見掛上、1命令を1サイクルで実行するのと等価となっ
ている。1サイクル(各ステージ)の時間は、タイミン
グジェネレータから出力されるCPU切替信号(クロッ
ク信号)により規定されている。このCPU切替信号
は、ローレベルの時間TLoとハイレベルの時間THiとが
同一であり、このCPU切替信号のローレベル期間でC
PU0(Lタスク)の命令フェッチを行い、ハイレベル
期間でCPU1(Aタスク)の命令フェッチを行うこと
により、CPU0(Lタスク)とCPU1(Aタスク)
の両プログラムを1:1の時分割比で並行にパイプライ
ン処理するようになっている。これにより、両タスクの
命令フェッチと命令デコードは、逆CPU関係(一方の
タスクの命令をフェッチしている間に他方のタスクの命
令をデコードする関係)となっている。
【0022】このパイプライン処理中に、図4に示すよ
うに、例えば、CPU0のX+1番地の命令が分岐命令
(JMP)であるとすると、このX+1番地の分岐命令
をデコードする命令デコードステージで、分岐先アドレ
ス(XX番地)をセットし、当該分岐命令が含まれるタ
スク(CPU0)の次の命令フェッチステージで、分岐
先アドレス(XX番地)の命令をフェッチする。このた
め、分岐命令があっても、パイプラインに無駄サイクル
(遅延サイクル)が生じることは無く、パイプラインの
遅延を防止できる。この場合、分岐先アドレスのセット
(分岐命令実行)を命令デコードステージで行う結果、
分岐命令については命令実行ステージで何も処理を行わ
ないことになる。
【0023】以上のように構成したマイクロコンピュー
タシステムの動作内容を説明する。通常時には、第1の
マイクロコンピュータ1は、第2のマイクロコンピュー
タ2から転送されてくるデータに基づいて噴射制御を行
うために、図5(a)に示すように、噴射量TAVを次
の(1)式により算出する(ステップ100)。
【0024】 TAV=GN×FEFI+FMW+TAUV ……(1) ここで、GN ;吸入空気量 FEFI;水温補正,OTP補正,アイドル安定補正,
始動後増量補正,空燃比フィードバック補正を総合的に
勘案した補正係数 FMW ;壁面付着補正 TAUV;無効噴射時間 この後、第2のマイクロコンピュータ2から転送されて
くるデータに基づいて噴射時期を算出する(ステップ1
10)。
【0025】この噴射制御のベース処理中、エンジン回
転Neに同期して図5(b)の割込処理を行い、計算し
た噴射時期(例えばBTDC60°CA)に達したか否
かを判断する(ステップ111)。このステップ111
の判断が「YES」でれば、ステップ112に進んで、
いずれの気筒に噴射するか否かを判断し、該当する気筒
に対応する出力ポートINJから噴射量信号を出力し
て、該当する気筒毎に独立して燃料を噴射する(ステッ
プ113,114)。
【0026】また、通常時には、第1のマイクロコンピ
ュータ1は、第2のマイクロコンピュータ2から転送さ
れてくるデータに基づいて点火時期を計算し、計算した
点火時期になったら、出力ポートIGTから点火信号を
出力してイグナイタ3を駆動し、各気筒内に噴射された
燃料に点火する。
【0027】一方、第2のマイクロコンピュータ2は、
第1のマイクロコンピュータ1から転送されてくるWD
C信号に基づいて、Lタスクによって第1のマイクロコ
ンピュータ1の動作を監視し、その動作が異常(メイン
異常)になったときに、リセット信号RSTを第1のマ
イクロコンピュータ1に出力して第1のマイクロコンピ
ュータ1をリセットする。
【0028】更に、第2のマイクロコンピュータ2は、
メイン異常時に、Aタスクによって次のようにして噴射
制御と点火制御を代行(肩代り)する。即ち、図6
(a)に示すように、メイン異常が発生すると、Aタス
クのベース処理のステップ200の判断が「YES」と
なり、ステップ201に進んで、噴射量TAVを次の
(2)式により算出する。
【0029】 TAV=GN×FEFI’+TAUV ……(2) この(2)式は前述した(1)式と比べて壁面付着補正
FMWが省かれた簡略化されたものであり、FEFI’
についても、水温補正,OTP補正,空燃比フィードバ
ック補正のみを考慮した簡易処理となっている。
【0030】また、Aタスクのベース処理中に、エンジ
ン回転Neに同期して図6(b)に示す割込み処理を行
い、メイン異常でなければ、ステップ210からステッ
プ211に進んで、第2のマイクロコンピュータ2の出
力ポートFINJをハイインピーダンス状態に維持し、
第1のマイクロコンピュータ1による噴射制御を継続す
る。この際、出力ポートFIGTもハイインピーダンス
状態に維持し、第1のマイクロコンピュータ1による点
火制御を継続する。
【0031】この後、メイン異常が発生すると、ステッ
プ210の判断が「YES」となり、ステップ212に
進んで、第2のマイクロコンピュータ2の出力ポートF
INJをハイインピーダンス状態から出力状態に切り替
え、所定の噴射時期(例えばBTDC60°CA)にな
ったら、出力ポートFINJから噴射量信号を出力し
て、全てのインジェクタ#10,#20,…を同時に駆
動し、全ての気筒に同時に燃料を噴射する(ステップ2
13,214)。この際、出力ポートFIGTもハイイ
ンピーダンス状態から出力状態に切り替え、所定の点火
時期になったら、出力ポートFIGTから点火信号を出
力して、イグナイタ3を駆動し、各気筒内に噴射された
燃料に点火する。
【0032】この後、第1のマイクロコンピュータ1が
正常な動作状態に復帰すれば、ステップ210の判断が
「NO」となり、ステップ211に進んで、第2のマイ
クロコンピュータ2の出力ポートFINJをハイインピ
ーダンス状態に切り替え、噴射制御及び点火制御を第1
のマイクロコンピュータ1による通常の制御に復帰させ
る。
【0033】以上説明した第1実施例によれば、第2の
マイクロコンピュータ2が第1のマイクロコンピュータ
1の動作を監視するために実行するプログラム(Lタス
ク)は、プログラム暴走・デッドロックに至る危険性の
ある分岐命令の無い固定ループ化されたプログラムで構
成されているので、この第2のマイクロコンピュータ2
が暴走・デッドロックするおそれはなく、決められたプ
ログラムを繰り返し実行して、暴走監視の役割を確実に
果たし、第2のマイクロコンピュータ2によるバックア
ップ制御を確実に実行することができる。このため、ウ
オッチドッグ回路,バックアップ回路等の外部ハードウ
エア回路が不要になる。
【0034】しかも、第1のマイクロコンピュータ1
は、信頼性の高い第2のマイクロコンピュータ2からデ
ータを取り込むので、第1のマイクロコンピュータ1に
は、各種センサやスイッチ等から出力されるデータを読
み込むための入力ポートやA/D変換器等が不要とな
り、前述したウオッチドッグ回路等の外部ハードウエア
回路が不要なことと相俟って、回路構成を簡単化できて
大幅な低コスト化が可能である。更に、バックアップ制
御をソフトウエアのみで行うことができるので、設計変
更(制御内容の変更)の自由度を拡大できると共に、バ
ックアップ制御の内容も多様化できる。
【0035】以上説明した第1実施例では、第1のマイ
クロコンピュータ1によって噴射制御と点火制御の双方
を行うようにしたが、例えば図7に示す本発明の第2実
施例のように、点火制御を第2のマイクロコンピュータ
2のAタスクによって行うようにしても良い。
【0036】この第2実施例においても、第2のマイク
ロコンピュータ2は、LタスクとAタスクとを時分割で
並行にパイプライン処理し、LタスクによってAタスク
と第1のマイクロコンピュータ1の双方を監視する。そ
して、もし、第1のマイクロコンピュータ1の動作が異
常(メイン異常)になれば、第2のマイクロコンピュー
タ2の出力ポートFINJをハイインピーダンス状態か
ら出力状態に切り替え、所定の噴射時期(例えばBTD
C60°CA)になったら、出力ポートFINJから噴
射量信号を出力して、全てのインジェクタ#10,#2
0,…を同時に駆動し、全ての気筒に同時に燃料を噴射
する。
【0037】尚、上述した第1及び第2の両実施例で
は、第2のマイクロコンピュータ2がLタスクとAタス
クとを時分割でパイプライン処理し、メイン異常時にA
タスクによってエンジン制御を代行させるようにした
が、これをLタスクによって代行させるようにしても良
い。このように、1つのLタスクで暴走監視とバックア
ップ制御の双方を行わせる場合には、第2のマイクロコ
ンピュータは、単一プログラム(Lタスク)のみを実行
する構成としても良い。
【0038】また、上記各実施例では、第2のマイクロ
コンピュータ2が2つのタスクを時分割並行処理するよ
うにしたが、3つ以上のタスクを時分割並行処理するよ
うにしても良い(この場合、複数のタスクを分岐命令の
無い固定ループ化されたプログラムで構成しても良
い)。勿論、第1のマイクロコンピュータ1についても
マルチタスク化しても良いことは言うまでもない。
【0039】その他、本発明は、エンジン制御に限定さ
れず、車両の姿勢制御や空調制御等に適用したり、車両
以外の制御装置に適用して実施しても良い等、要旨を逸
脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、第2のマイクロコンピュータが第1のマイク
ロコンピュータの動作を監視するために実行するプログ
ラムは、プログラム暴走・デッドロックに至る危険性の
ある分岐命令の無い固定ループ化されたプログラムで構
成されているので、この第2のマイクロコンピュータが
暴走・デッドロックするおそれはなく、暴走監視の役割
を確実に果たし、バックアップ制御を確実に実行するこ
とができ、ウオッチドッグ回路,バックアップ回路等の
外部ハードウエア回路が不要になる。しかも、第1のマ
イクロコンピュータは、信頼性の高い第2のマイクロコ
ンピュータからデータを取り込むので、第1のマイクロ
コンピュータには、各種センサやスイッチ等から出力さ
れるデータを読み込むための入力ポートやA/D変換器
等が不要となり、前述したウオッチドッグ回路等の外部
ハードウエア回路が不要なことと相俟って、回路構成を
簡単化できて大幅な低コスト化が可能である。更に、バ
ックアップ制御をソフトウエアのみで行うことができる
ので、設計変更(制御内容の変更)の自由度を拡大でき
ると共に、バックアップ制御の内容も多様化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すマイクロコンピュー
タシステム全体のブロック図
【図2】第2のマイクロコンピュータの内部構成を概略
的に示すブロック図
【図3】第2のマイクロコンピュータの主要部の構成を
詳細に示すブロック図
【図4】パイプライン処理を説明するタイムチャート
【図5】第1のマイクロコンピュータによる噴射制御の
流れを示すフローチャート
【図6】第2のマイクロコンピュータによるAタスクの
処理を示すフローチャート
【図7】本発明の第2実施例を示すマイクロコンピュー
タシステム全体のブロック図
【符号の説明】
1…第1のマイクロコンピュータ、2…第2のマイクロ
コンピュータ、3…イグナイタ(制御対象)、11…C
PU、12…プログラムメモリ、13…データメモリ、
15…入力バッファ(データ入力部)、16…A/D変
換器、17…シリアル入出力インターフェース、19,
20…アドレスレジスタ、21,22…演算レジスタ、
23…プログラムカウンタ、24…エラー検出回路、2
5…命令デコーダ・命令シーケンサ、26…演算器、2
7…CPU0(Lタスク)プログラム領域、28…CP
U1(Aタスク)プログラム領域、29…テーブル即値
データ領域、#10,#20…インジェクタ(制御対
象)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/16 470 B 7429−5L (72)発明者 中崎 修二 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象を制御する第1のマイクロコン
    ピュータと、 各種センサやスイッチ等から出力されるデータを読み込
    むデータ入力部を有し、読み込んだデータを前記第1の
    マイクロコンピュータへ転送する第2のマイクロコンピ
    ュータとを備え、 前記第2のマイクロコンピュータは、分岐命令の無い固
    定ループ化されたプログラムを実行し、このプログラム
    により前記第1のマイクロコンピュータの動作を監視
    し、その動作が異常になったときに前記制御対象の制御
    を前記第2のマイクロコンピュータで代行するように構
    成されていることを特徴とするマイクロコンピュータシ
    ステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002106413A (ja) * 2000-06-30 2002-04-10 Robert Bosch Gmbh 出力段の駆動方法,その駆動装置及び出力段
JP2011134025A (ja) * 2009-12-23 2011-07-07 Autonetworks Technologies Ltd 処理装置及び制御方法
JP2012026301A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Isuzu Motors Ltd カムレスエンジン弁開閉制御装置
JP2014106874A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Toyota Motor Corp 同軸二輪移動体及びその制御方法

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