JPH07292191A - ゴム変性スチレン系樹脂組成物 - Google Patents

ゴム変性スチレン系樹脂組成物

Info

Publication number
JPH07292191A
JPH07292191A JP11445394A JP11445394A JPH07292191A JP H07292191 A JPH07292191 A JP H07292191A JP 11445394 A JP11445394 A JP 11445394A JP 11445394 A JP11445394 A JP 11445394A JP H07292191 A JPH07292191 A JP H07292191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
resin
weight
styrene
acrylic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11445394A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidesaburo Nanbu
秀三郎 南部
Takahiro Mizuguchi
隆弘 水口
Atsushi Saito
篤 斉藤
Kazuaki Nishiyama
和明 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Steel Chemical Co Ltd
Priority to JP11445394A priority Critical patent/JPH07292191A/ja
Publication of JPH07292191A publication Critical patent/JPH07292191A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】透明性を有し、且つ強度、流動性、低温成形性
等の実用物性に優れたスチレン系樹脂を提供する。 【構成】 連続マトリクス樹脂中にゴム状成分を分散粒
子として含有するゴム変性芳香族ビニル系樹脂に於い
て、連続マトリクス樹脂は、構成単位が芳香族ビニル単
量体分とアルキル基の炭素数が1〜2からなる(メタ)
アクリル酸アルキルエステル系単量体分およびアルキル
基の炭素数が9〜20からなる(メタ)アクリル酸高級
アルキルエステル系単量体分からからなる混合溶液が共
重合したものであり、ゴム状成分は、マトリックス樹脂
に平均粒子径(Dw)0.1〜2μmとして分散され樹
脂組成物の25℃でのトルエンによる膨潤比が5〜15
であり、更に該ゴム変性芳香族ビニル系樹脂に対して水
素化されたクマロン樹脂が含有されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明性を有し強度、流
動性、低温成形性等の実用物性を向上した食品包装容
器、ブリスタ−パック、一般容器ケ−ス等の成形加工
用、シ−ト、フィルムに適用しうる新規なゴム変性スチ
レン系樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、スチレン−ブ
タジエンブロック共重合体としては、線状ブロック構造
のものや放射状枝分れブロック構造のもの等種々のもの
が知られており、これらスチレン−ブタジエンブロック
共重合体は、その特性として透明性に著しく優れてお
り、一般にスチレン含有率が多くなるに従い、ゴム質状
から樹脂状に変化する。しかしながら、このようなスチ
レン−ブタジエンブロック共重合体は、剛性、強度の実
用物性において劣るという欠点があり、従来において
は、かかる欠点を解消するためにポリスチレンを配合す
ることが行われている。しかし、スチレン−ブタジエン
ブロック共重合体にポリスチレンを配合することは、剛
性において改善されるが、スチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体の優れた特性である透明性が損なわれ、しか
も強度の低下率が大きい等の問題点がある。
【0003】そこで透明性の維持や向上、ゴム補強によ
り発現するアイゾット衝撃強度を高める試み等としてス
チレン、メタクリル酸アルキルエステル及びブタジエン
系ゴム質重合体からなる混合溶液を重合させる方法が多
数提案されている。例えば特開昭52−124095号
公報、特開昭62−169812号公報、特開昭62−
151415号公報等には、芳香族ビニル、メタクリル
酸アルキルエステル、メタクリル酸メチル及びジエン系
ゴム重合体からなる混合溶液を重合する方法が記載され
ている。しかし、かかる方法で重合された熱可塑性樹脂
は透明であり高い伸びを示しているが、アイゾット衝撃
強度に見られるように、ゴム補強の効果はそれほど認め
られない。即ち、透明性、伸びは改良されても強度は改
良されていない。この改良策として特開平4−2775
49号公報には、スチレン、(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル(炭素数1〜8)、メタクリル酸メチル及び
ブタジエン系ゴム重合体から得られる樹脂に有機ポリシ
ロキサンを含有させた組成物が提案されている。しか
し、透明性、衝撃強度も向上しているが、まだ流動性、
強度、透明のバランスが悪い問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる観点の
もとに透明性を有し、且つ強度、流動性、低温成形性等
の実用物性バランスに優れたスチレン系樹脂について鋭
意検討した結果、特定の高級アルキルアクリル酸エステ
ルを使用する本発明を完成するに至った。すなわち本発
明は、連続マトリクス樹脂中にゴム状成分を分散粒子と
して含有するゴム変性スチレン系樹脂に於いて、(1)
連続マトリクス樹脂は、構成単位がスチレン系単量体分
10〜80重量%とアルキル基の炭素数が1〜2からな
る(メタ)アクリル酸低級アルキルエステル系単量体分
9.9〜89.9重量%およびアルキル基の炭素数が9
〜20からなる(メタ)アクリル酸高級アルキルエステ
ル系単量体分0.1〜15重量%からなる混合溶液が共
重合したものであり、(2)ゴム状成分は、マトリック
ス樹脂100重量部に対して3〜30重量部の割合で平
均粒子径(Dw)0.1〜2μmとして分散されてお
り、(3)該ゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物の25
℃でのトルエンによる膨潤比が5〜15であり、(4)
更に該ゴム変性芳香族ビニル系樹脂に対して水素化され
たクマロン樹脂が0.05〜15重量部の割合で含有さ
れていることを特徴とするゴム変性スチレン系樹脂組成
物である。
【0005】以下、本発明について詳細に説明する。ま
ず、本発明における連続マトリクス樹脂を構成するスチ
レン系単量体として、スチレン、α−メチルスチレン等
の側鎖アルキル置換スチレン、ビニルトルエン等の核ア
ルキル置換スチレン、クロルスチレン等のハロゲン化ス
チレン、ジビニルべンゼン等を挙げることができる。こ
れらの単量体を単独で使用してもよいし、これらを混合
して使用してもよい。アルキル基の炭素数1〜2からな
る(メタ)アクリル酸低級アルキルエステル系単量体と
しては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル等が挙げられる。
【0006】又アルキル基の炭素数が9〜20の(メ
タ)アクリル酸高級アルキルエステル系単量体について
具体的に述べる。先ずメタクリル酸高級アルキルエステ
ル系単量体としては、例えばメタクリル酸ラウリル(炭
素数12)、メタクリル酸トリデシル(炭素数13)、
メタクリル酸パルミチン(炭素数14)、メタクリル酸
ペンタデシル(炭素数15)、メタクリル酸ステアリル
(炭素数18)等が挙げられる。又アクリル酸高級アル
キルエステル系単量体としては、例えばアクリル酸ラウ
リル、アクリル酸トリデシル、アクリル酸パルミチン、
アクリル酸ペンタデシル、アクリル酸ステアリル等が挙
げられる。ここで(メタ)アクリル酸アルキルエステル
のアルキル基の炭素数が8までのモノマ−では流動性、
強度のバランスが悪くなる。本発明においては、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルのアルキル基の炭素数
が多いものほど流動性、強度のバランスが優れており、
かかる点では、とくに好ましいものはメタクリル酸ステ
アリル(炭素数18)やアクリル酸ステアリル(炭素数
18)である。
【0007】連続相を構成する連続マトリクス樹脂の構
成単位は、スチレン系単量体分10〜80重量%、好ま
しくは20〜80重量%である。10重量%未満の場合
は、流動性が低下し、また90重量%を超えると透明性
が悪くなる。又(メタ)アクリル酸低級アルキルエステ
ル系単量体分は9.9〜89.9重量%であり、9.9
重量%未満では強度が悪くなり89.9重量%を越える
と流動性が悪くいずれも物性のバランスを満足させるこ
とができない。更にまたアルキル基の炭素数が9〜20
の(メタ)アクリル酸高級アルキルエステルの1種また
は2種以上の単量体分は0.1〜15 重量%であり0.
1重量%未満であると流動性、強度が悪くなり、15重
量%を超えると強度が低下する。これらマトリクス樹脂
を構成するスチレン系単量体と、(メタ)アクリル酸低
級アルキルエステル系単量体及び(メタ)アクリル酸高
級アルキルエステル系単量体の割合は、マトリクスの屈
折率が用いるゴム状成分の屈折率にできるだけ合うよう
に設定される。マトリクスとゴム状成分の屈折率の差は
好ましくは0.01以内に制御する。透明性を必要とし
ない用途に対しては、屈折率を合わせる必要がない。
【0008】本発明では、連続マトリクス樹脂中には、
マトリクス樹脂100重量部に対してゴム状成分の含有
量が3〜30重量部の割合で平均粒子径(Dw)0.2
〜2μm好ましくは0.3〜1μmとして分散してい
る。なお粒径分布は特に限定されないが2以下が好まし
い。分散するゴム状成分としては、常温でゴム的性質を
しめすものであればよく、たとえば、ポリブタジエン、
スチレン−ブタジエン共重合体類、スチレン−ブタジエ
ンブロック共重合体類、(メタ)アクリル酸エステル系
ゴム等が挙げられる。好ましくはスチレン−ブタジエン
ブロック共重合体である。ゴム状成分の分子量、分岐度
は特に制限されるものではない。ゴム分散粒子の平均粒
径が0.1μm未満のものは耐衝撃性が悪く、2μmを
超えるものは透明性が悪い。そして、共重合体樹脂分の
ゴム分散粒子に対するグラフト率は特に規定するもので
はないが0.2〜3.0、さらに好ましくは0.5〜
2.0のものが良い。グラフト率が0.2未満のものは
透明性、耐衝撃性のいずれの物性とも劣り3.0を越え
るものはとくに流動性と耐衝撃性が悪くなる。膨潤比は
5〜15のものが良く、膨潤比が5未満のものは耐衝撃
性が悪く15を越えるものは透明性が悪くなる。
【0009】本発明においては、特にかかるゴム変性ス
チレン系樹脂100重量部に対して、水素化されたクマ
ロン樹脂が0.1〜15重量部の割合で含有させる。こ
こで本発明に使用できる水素化されたクマロン樹脂(別
名水添クマロン樹脂)とは、コークス炉ガス中の軽油に
含まれるソルベントナフサを原料とし、スチレン、クマ
ロン、インデン等を主成分とする不飽和芳香族化合物よ
り合成された軟化点70〜160℃程度の樹脂であり、
かかるクマロン樹脂を常法により水素化して得られたも
のである。水素化率(水添率)は特に制限はないが、色
相が重視される場合には20%以上が好ましい。又所定
の水素化率(水添率)のものを用いてもよいし、別々の
水添率のものを混合して使用することもできる。
【0010】水素化クマロン樹脂はこれまでポリオレフ
イン系樹脂の透明性、接着性の改質剤として利用されて
いるが(特開平2−47142)、本発明におけるスチ
レン系単量体と、(メタ)アクリル酸低級アルキルエス
テル系単量体及び(メタ)アクリル酸高級アルキルエス
テル系単量体からなるマトリクスが形成されているゴム
変性スチレン系樹脂に水素化されたクマロン樹脂を添加
して耐衝撃性、流動性の向上のみならず、シート耐ブロ
ッキング性を改善させることは未だ知られていない。本
発明のゴム変性スチレン系樹脂100重量部に対して、
水素化されたクマロン樹脂が0.05〜15重量部配合
すると耐衝撃性、流動性、耐ブロッキング性が向上す
る。0.05重量部より少ないと効果が発現し難く、1
5重量部を越えると粘着性が強く出すぎたり、耐衝撃性
が悪くなり、ブロッキング現象が発生し、且つ透明性も
悪化するので好ましくない。
【0011】本発明のゴム変性スチレン系樹脂は塊状重
合、溶液重合のいずれでもよく又回分重合、連続重合い
ずれの方法でも製造される。例えば、溶液重合について
説明すると各単量体種からなる混合物を重合開始剤及び
連鎖移動剤により、ゴム成分及び溶媒の存在下にグラフ
ト共重合させる。使用できる溶媒としてはベンゼン、ト
ルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素
化合物の他、アセトン、メチルエチルケトン、アセトフ
ェノン等のケトン系化合物や、プロピルアルコ−ル、フ
ェノ−ル等のアルコ−ル系化合物を挙げることができる
が、芳香族炭化水素化合物、ケトン系化合物、アルコ−
ル系化合物を単独で使用してもよいし併用してもよい。
溶媒の使用量は単量体混合物100重量部に対して2〜
100重量部である。
【0012】重合開始剤としては、有機過酸化物等のラ
ジカル開始剤を配合することがこのましい。用いられる
ラジカル開始剤としては、例えばベンゾイルパ−オキサ
イド、アゾビスイソブチロニトリル、ラウロイルパ−オ
キサイド等が挙げられ、開始剤を1種又は2種以上を使
用できる。その使用量については、特に制限はないが、
モノマ−混合物100重量部に対して0.005〜0.
5重量部がよい。また、連鎖移動剤としてはメルカプタ
ン類、α−メチルスチレンダイマ−類、モノテルペノイ
ド系分子量調節剤等がある。そして、重合反応は例えば
完全混合槽又はプラグフロ−型反応器あるいはこれらを
組み合わせた重合プロセスにより適宜攪拌下で行うのが
良い。最終反応槽から取り出された反応液は、従来知ら
れている脱揮発分装置で未反応単量体や、溶剤を除去し
た後、ポリマ−を回収し、樹脂製品とすることができ
る。
【0013】そして、本発明においては、連鎖移動剤の
種類や使用量及び添加位置を変えることにより、マトリ
クス樹脂の分子量を制御することができる。また、連鎖
移動剤の種類や使用量の他、攪拌条件を変えることによ
り、ゴム分散粒子の粒子径を制御することができる。ま
た、透明性を維持させるために、重合過程で生成するポ
リマ−組成を変化させないような方法が用いられる。例
えば、重合途中に必要に応じて単量体を添加する方法
や、連続的に追添加する等の方法が用いられる。
【0014】本発明のゴム成分を使用して得られた樹脂
には、例えばフォスファイト等の有機安定剤、カルシウ
ム、錫等の無機安定剤、フェノ−ル系、スルフィド系等
の酸化防止剤、ベンゾフェノン系、サリチル酸フェニル
等の紫外線吸収剤、脂肪酸系、脂肪酸アミド系、エステ
ル系、金属石鹸等の滑剤、その他目的に合わせて繊維補
強材、無機充填材、顔料、可塑剤、帯電防止剤、離型
剤、着色剤、難燃剤等を適宜配合することもできるがこ
れらに限られるものではない。さらに、これら添加剤を
樹脂に配合する際に添加剤を単独で配合してもよいし複
数の種類の添加剤を配合してもよい。さらに他の樹脂と
ブレンドして成形に供することもできる。またこれら添
加剤は、重合プロセスの途中段階で添加してもよい。ま
たシ−ト、フィルム等の製品表面の特性を改質するため
にスチレン系樹脂で用いられている改質剤を塗布するこ
とができる。
【0015】得られた樹脂組成物は、射出成形や押出成
形によって各種成形品を成形することができる。さら
に、Tダイシ−ト押出機、キャスト加工装置、二軸延伸
加工装置、インフレ−ション加工装置等を用いて、シ−
トやフィルムに成形することができる。得られた成形品
は、その優れた透明性、耐衝撃性を利用して、カバ−
類、ケ−ス類、日用雑貨等に使用される。特にスチレン
系樹脂シ−ト、フィルム用素材として有用であり、食品
包装容器、日用雑貨包装用、ラミネ−ションシ−トフィ
ルムとして好適に使用できる。
【0016】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。また、実施例等における物性測定の試験方法
は次の通りである。 (1)シ−ト成形品 落錘衝撃試験(FI);JIS−K7124に準じて測
定した。 全光線透過率および曇価;厚み0.6mmの試験片を、
JIS−K6714に準じて測定した。 シート耐ブロッキング性(ブロッキング現象)の判定;
成形したシートを5、6枚重ねて2Kgの荷重をかけな
がら60℃で3日間放置する。その後、手でシートを剥
がす時の音の発生状況で、下記の評価を行った。 〔評価〕○;良好(音の発生なくブロッキングなし)。 △;普通(小さな音が発生し多少のブロッキングあり) ×;不可(大きな音が発生しブロッキングが激しい) (2)射出成形品 アイゾット衝撃強度(IZ);ASTM−D−256に
準じて測定した。 メルトフローレイト(MI);JIS−K−7210に
準じて測定した。 (220°C,10kg)
【0017】次に本発明の樹脂の分析方法について説明
する。 ゴム分散粒子の平均粒子径(Dw);樹脂を四酸化オス
ミウム染色し超薄切片法による透過型電子顕微鏡写真よ
り200〜1000個のゴム粒子径を測定し、重量平均
粒子径を求める。楕円形をしている場合は、長径aと短
径bとの平均即ち(a+b)/2をもって粒子径とす
る。 グラフト率(g);試料A(約1gを精秤)をアセトン
/メチルエチルケトンの1/1(vol/vol)の混
合溶媒30ccに分散し、不溶分を遠心分離法にて分離
して乾燥し、混合溶媒不溶分の重量(B)を精秤し次の
式1で求める。但しCは試料A中のゴム状重合体の含有
率を示す。
【数1】 〔式1〕 グラフト率(g)=[(B/A)−C]/C 膨潤比;試料D(約1gを精秤)をトルエン/メチルエ
チルケトンの1/1の混合溶剤30ccに投入し、1時
間攪拌して溶解させた後、遠心分離して上澄みを除去
し、残存した膨潤物の重量(E)を精秤した結果より、
下記式2により決定される特性値
【数2】〔式2〕 膨潤比=E/D
【0018】実施例で使用した樹脂について説明する。 試料1.重合単量体としてスチレン、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸ステアリル(炭素数18)を使用し、
ゴム状成分としてスチレン分含有量が23重量%で5重
量%スチレン溶液粘度が29cpsであるブロック型ス
チレン−ブタジエンゴムを使用した。水素化されたクマ
ロン樹脂(新日鐵化学製、エスクリスタルA−12O
S)製造された樹脂100重量部に対して4重量部にな
るように二軸押出機を用いて練り混んだ。樹脂組成(重
量%)と分析値を表1に記載する。 試料2.試料1のメタクリル酸ステアリルをアクリル酸
ステアリルに変えた。樹脂組成(重量%)と分析値を表
1に記載する。 試料3.試料1のゴム状成分をスチレン分含有量が23
重量%で5重量%スチレン溶液粘度が29cpsである
ランダム型スチレン−ブタジエンゴムに変えた。樹脂組
成(重量%)と分析値を表1に記載する。 試料4.水素化されたクマロン樹脂を使用しない外は試
料1に準じる。樹脂組成(重量%)と分析値を表1に記
載する。
【0019】
【表1】
【0020】試料5.試料1のメタクリル酸ステアリル
をアクリル酸ブチルに変えた。樹脂組成(重量%)と分
析値を表2に記載する。 試料6 試料1のポリマー組成を変えた。樹脂組成(重量%)と
分析値を表2に記載す。試料7 試料1に対してゴム粒子径を大きくした。樹脂組成(重
量%)と分析値を表2に記載する。 試料8 試料6に対して膨潤比を大きくした。樹脂組成(重量
%)と分析値を表2に記載する。
【0021】
【表2】
【0022】次に本発明の射出成形の実施例を上げる。 実施例1 試料1を、射出成形機(型締め力100t)にて試験片
を成形した。透明性の測定には厚さ3mmの平板を用い
た。得られた測定結果を表3に記載する。 実施例2 試料2を、実施例1と同様に成形した。得られた測定結
果を表3に記載する。 実施例3 試料3を、実施例1と同様に成形した。得られた測定結
果を表3に記載する。 比較例1 試料4を、実施例1と同様に成形した。得られた測定結
果を表3に記載する。
【0023】
【表3】
【0024】比較例2 試料5を、実施例1と同様に成形した。得られた測定結
果を表4に記載する。 比較例3 試料6を、実施例1と同様に成形した。得られた測定結
果を表4に記載する。 比較例4 試料7を、実施例1と同様に成形した。得られた測定結
果を表4に記載する。 比較例5 試料8を、実施例1と同様に成形した。得られた測定結
果を表4に記載する。
【0025】
【表4】
【0026】次に本発明のシ−ト成形の実施例を上げ
る。 実施例4 試料1を40mm 短軸押出機を用いて厚さ0.6mm
のシ−トを成形した。所定の大きさのある試験片は、ダ
ンベルカッタ−で切り抜いて作成した。得られた測定結
果を表5に記載する。 実施例5 試料2を、実施例4と同様に成形した。得られた測定結
果を表5に記載する。 実施例6 試料3を、実施例4と同様に成形した。得られた測定結
果を表5に記載する。 比較例6 試料4を、実施例4と同様に成形した。得られた測定結
果を表5に記載する。
【0027】
【表5】
【0028】比較例7 試料5を、実施例4と同様に成形した。得られた測定結
果を表6に記載する。 比較例8 試料6を、実施例4と同様に成形した。得られた測定結
果を表6に記載する。 比較例9 試料7を、実施例4と同様に成形した。得られた測定結
果を表6に記載する。 比較例10 試料8を、実施例4と同様に成形した。得られた測定結
果を表6に記載する。
【0029】
【表6】
【0030】
【発明の効果】本発明は芳香族ビニル単量体と(メタ)
アクリル酸低級アルキルエステル単量体と(メタ)アク
リル酸エステルの炭素数が9〜20の高級アルキルエス
テルの1種または2種以上の単量体からなるゴム状成分
を分散粒子として含有するゴム変性芳香族ビニル系樹脂
中に水素化されたクマロン樹脂を添加することで、透明
性を有し強度、流動性、低温成形性等の実用物性が向上
する。これによって、成形加工用、シ−ト加工、発泡成
形等に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 45:02)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続マトリクス樹脂中にゴム状成分を分
    散粒子として含有するゴム変性スチレン系樹脂に於い
    て、(1)連続マトリクス樹脂は、構成単位がスチレン
    系単量体分10〜80重量%とアルキル基の炭素数が1
    〜2からなる(メタ)アクリル酸低級アルキルエステル
    系単量体分9.9〜89.9重量%およびアルキル基の
    炭素数が9〜20からなる(メタ)アクリル酸高級アル
    キルエステル系単量体分0.1〜15重量%からなる混
    合溶液が共重合したものであり、(2)ゴム状成分は、
    マトリックス樹脂100重量部に対して3〜30重量部
    の割合で平均粒子径(Dw)0.1〜2μmとして分散
    されており、(3)該ゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成
    物の25℃でのトルエンによる膨潤比が5〜15であ
    り、(4)更に該ゴム変性芳香族ビニル系樹脂に対して
    水素化されたクマロン樹脂が0.05〜15重量部の割
    合で含有されていることを特徴とするゴム変性スチレン
    系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(メタ)アクリル酸高級アルキルエステル
    として、アルキル基の炭素数が18であるメタクリル酸
    ステアリル又はアクリル酸ステアリルを使用したもので
    ある請求項1記載のゴム変性スチレン系樹脂組成物。
JP11445394A 1994-04-28 1994-04-28 ゴム変性スチレン系樹脂組成物 Withdrawn JPH07292191A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11445394A JPH07292191A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 ゴム変性スチレン系樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11445394A JPH07292191A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 ゴム変性スチレン系樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07292191A true JPH07292191A (ja) 1995-11-07

Family

ID=14638117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11445394A Withdrawn JPH07292191A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 ゴム変性スチレン系樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07292191A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002097335A (ja) * 2000-07-17 2002-04-02 Denki Kagaku Kogyo Kk ゴム変性芳香族ビニル系共重合樹脂組成物
WO2004067628A1 (ja) * 2003-01-28 2004-08-12 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. スチレン系樹脂組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002097335A (ja) * 2000-07-17 2002-04-02 Denki Kagaku Kogyo Kk ゴム変性芳香族ビニル系共重合樹脂組成物
WO2004067628A1 (ja) * 2003-01-28 2004-08-12 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. スチレン系樹脂組成物
US7211626B2 (en) 2003-01-28 2007-05-01 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Styrenic resin composition
KR100969338B1 (ko) * 2003-01-28 2010-07-09 디아이씨 가부시끼가이샤 스티렌계 수지 조성물

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6515072B2 (en) Transparent rubber-modified styrenic resin composition
US3400175A (en) Transparent impact polystyrene compositions containing a diolefin rubber
EP0648789B1 (en) Rubber-modified polystyrene resin compositions and injection-molded articles
KR100378127B1 (ko) 스티렌계 수지 조성물 및 그 제조 방법
JPH07330996A (ja) ゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物
JPH07292191A (ja) ゴム変性スチレン系樹脂組成物
JP2004250680A (ja) スチレン系樹脂組成物
JP3591945B2 (ja) ゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物
JP3662025B2 (ja) スチレン系樹脂シート及び成形体
JPH07292192A (ja) ゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物
JPH07292190A (ja) ゴム変性樹脂組成物
JP2002020575A (ja) ゴム変性芳香族ビニル系共重合樹脂組成物
JP5089839B2 (ja) 新規なゴム変性芳香族ビニル系共重合樹脂混合組成物
JPH08269142A (ja) 透明なゴム変性スチレン系樹脂組成物
US6420483B1 (en) Preparation of impact-modified plastics
JPH08283354A (ja) ゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物
JP4386772B2 (ja) ゴム変性共重合樹脂及び製造方法
JPH09309934A (ja) ゴム変性芳香族ビニル系樹脂の製造方法
JP7145271B1 (ja) 透明なゴム変性スチレン系樹脂組成物
JPH08239532A (ja) 透明なゴム変性スチレン系樹脂組成物およびその製造方法
JPH09202839A (ja) 透明なゴム変性スチレン系樹脂
JP2003212936A (ja) 透明耐衝撃性スチレン系樹脂組成物
JPH04255706A (ja) 強度に優れたゴム変性スチレン系樹脂
JP3438321B2 (ja) スチレン系樹脂組成物
JPH06145443A (ja) スチレン系樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010703