JPH07297021A - 低損失酸化物磁性材料の製造方法 - Google Patents

低損失酸化物磁性材料の製造方法

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JPH07297021A
JPH07297021A JP6114677A JP11467794A JPH07297021A JP H07297021 A JPH07297021 A JP H07297021A JP 6114677 A JP6114677 A JP 6114677A JP 11467794 A JP11467794 A JP 11467794A JP H07297021 A JPH07297021 A JP H07297021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
ferrite
oxide magnetic
magnetic material
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP6114677A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Chiba
龍矢 千葉
Etsuo Otsuki
悦夫 大槻
Tsutomu Otsuka
努 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パワーロスを著しく改善するMn−Znフェ
ライトの製造方法を供する。 【構成】 Fe,Mn,Znを含む金属硝酸塩とアミノ
酸との錯体の溶液を加熱して磁性粉末を作製し、この粉
末に添加物を加えて800℃以下の温度で熱処理して、
スピネル化率を60%以上とし、以後、この粉末を成
形、焼結して低損失酸化物磁性材料を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低損失Mn−Zn系フ
ェライト材料の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、Mn−Znフェライトは、酸化
鉄、酸化マンガン、酸化亜鉛の各原料粉末を混合し、仮
焼し、粉砕し、造粒し、成形し、焼成を経て得られる。
【0003】より高性能なMn−Znフェライトを得る
ためには、各原料粉末を、均一に混合し、極力組成偏析
のない、スピネル化率の高い仮焼粉末を得ることが必要
とされる。このために、各原料粉末を長時間混合し、均
一な混合粉末を得ることが図られている。
【0004】しかしながら、長時間の混合は、コスト高
となるだけでなく、ボール、もしくは、ボールミルから
生じる不純物の汚染により、特性の劣化を招く。
【0005】又、通常、仮焼粉末は、混合工程を経た粉
末あるいは造粒粉末をトンネル炉、もしくは、ロータリ
ーキルン等により、700℃〜1200℃の温度範囲
で、大気中あるいは不活性雰囲気中で熱処理して作られ
る。しかし、この従来の方法による仮焼粉末は、ヘマタ
イト相とスピネル相がほぼ同量か、むしろヘマタイト相
がより多く混在した状態になっており、所望の形状に成
形した成形体を焼結する際の昇温過程で、不均一な粒成
長を招き、磁気特性を劣化させる。
【0006】又、スピネル化率を高くするには、仮焼温
度を高く設定すればよいが、高温での仮焼は粒径の肥大
化を促進する。そのため、解砕に長時間を必要とし、コ
ストが上昇するばかりか、長時間の粉砕により、粉砕粒
子の粒度分布がブロードとなり、焼結後に目的とする均
一な結晶粒径が得られず、特性劣化を招くことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のMn
−Znフェライトの製造方法とは異なる安価な製造方法
で、上述の欠点を除去し、高品質な低損失Mn−Znフ
ェライト材料を得ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述の課題
を解決するため、種々の検討を行った結果、Fe,M
n,Znを含む金属硝酸塩とアミノ酸との錯体の溶液を
加熱することで、フェライト粉末を得、この粉末に所定
量の添加物を加えて混合し、この混合粉末を800℃以
下の温度でスピネル化率が60%以上になるように熱処
理し、バインダーを加え、所定の形状に成形し、焼結し
て低損失Mn−Znフェライト材料を得ることのできる
製造方法を見い出した。
【0009】即ち、Fe,Mn,Znを含む金属硝酸塩
とアミノ酸との錯体の溶液を加熱雰囲気中に噴霧して得
られた酸化物磁性粉末に、所定量の添加物を加えて混合
し、得られた混合粉末の熱処理後のスピネル化率が60
%以上になるように800℃以下の温度で熱処理し、以
降の工程は、通常の粉末冶金的な方法により、低損失酸
化物磁性材料を得る製造方法である。
【0010】
【作用】Fe,Mn,Znの各元素は、アミノ酸の錯体
の溶液状態で混合が可能となるため、原子レベルでの均
一な混合が可能となる。更に、この溶液を加熱、乾燥し
て溶液の溶媒を除去すると、残留物が自己燃焼を起こし
て粉末となる。この燃焼は高温であるが、極めて短時間
で完了するため、粒径が非常に微細、かつ均一で、スピ
ネル化率の高い粉末が得られる。又、微細、かつ均一な
粉末粒径であることから、粉末粒径を大きくしたい場合
においても、相変態がほとんど生じない低温での熱処理
で粒成長し、充分に目的とする粉末粒径を得ることがで
きる。
【0011】又、本発明の粉末の製造方法によれば、ル
スナー法のように、炉内を高温に保持して噴霧する必要
がないので、量産に大規模なプラントを必要とせず、工
業的価値も高い。又、本製法においては、微粉砕工程が
不必要となるため、この点においても、コストの低減が
図れることになる。
【0012】以上のことにより、本発明によるMn−Z
n系フェライト粉末の製造方法を用いることにより、従
来の粉末混合法よりも高性能、低価格のフェライト粉末
の提供が可能である。
【0013】本発明において、フェライト原料粉末のス
ピネル化率を60%以上としたのは、60%以下である
と、焼結時の昇温過程において、不均一な粒成長をもた
らすだけでなく、粉末粒径が大きくなり過ぎるため、焼
結体での充分な緻密化の達成が阻害され、所定の密度が
得られないためである。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。
【0015】(実施例1)高純度の硝酸鉄、硝酸マンガ
ン、硝酸亜鉛をFe23,MnO,ZnOの換算で、5
2.5mol%,35.0mol%,12.5mol%と
なるように秤量し、純水中に溶解した。この溶液にアミ
ノ酸を硝酸鉄、硝酸マンガン、硝酸亜鉛の総量に対し、
20wt%となるように添加し、充分に混合した。次
に、この溶液を炉内温度を300℃に保持した炉内に噴
霧した。その後、炉内で反応し、得られた生成物を観察
したところ、粉末状となっていた。
【0016】この粉末をX線回折により生成相を確認し
たところ、Mn−Znフェライトスピネル単相となって
いた。又、この粉末を組成分析した結果、52.5mo
l%,35.0mol%,12.5mol%であり、組成
にずれが生じていないことがわかった。この粉末に0.
02wt%のSiO2、0.05wt%のCaOを添加
し、ボールミルにて混合した。その後、大気雰囲気中で
400〜700℃で加熱を行った。
【0017】この粉末をX線回折により生成相を確認し
たところ、Mn−Znフェライト単相となっていた。
又、粉末の粒度分布を測定したところ、粒径が0.6〜
2.0μmであった。得られた粉末にバインダーとして
ポリビニルアルコールを添加し、バインダー混合を行
い、φ25×φ15×t5のトロイダル形状に2t/c
2の成形圧力で成形した。得られた成形体を酸素分圧
をコントロールした窒素気流中、1200℃〜1400
℃の温度で焼結した。
【0018】又、従来品として、酸化鉄、酸化マンガ
ン、酸化亜鉛の各原料粉末を52.5mol%,35.0
mol%,12.5mol%となるように秤量し、混合
し、濾過し、900℃で2時間仮焼した粉末に、0.0
2wt%のSiO2、0.05wt%のCaOを添加した
後、粉砕し、造粒、成形した粉末を、φ25×φ15×
t5のトロイダル形状に2t/cm2の圧力で成形し、
得られた成形体を酸素分圧をコントロールした窒素気流
中、1350℃の温度で焼結した。
【0019】本発明品の中で、最も優れた特性を示した
試料と従来品のパワーロス(PB;単位mw/cc)の
温度特性を図1に示す。従来品と比較し、測定温度範囲
のどの温度においても、低損失な材料が得られているこ
とがわかる。
【0020】(実施例2)実施例1と同様な本発明によ
る製法で粉末を得、加熱温度を300〜800℃、加熱
時間を0〜2時間と変化させて、スピネル化率を変化さ
せた仮焼上り粉末を使用して作製した焼結体のスピネル
化率とパワーロス(PB)との関係を図2に示す。図
中、符号dで示す黒点は、従来品を示している。
【0021】60%以上のスピネル化率を持つ試料は、
従来品と比較し、優れた特性を示すことがわかる。
【0022】(実施例3)高純度の硝酸鉄、硝酸マンガ
ン、硝酸亜鉛をFe23,MnO,ZnOの換算で、5
2.5mol%,35.0mol%,12.5mol%と
なるように秤量し、純粋中に溶解した。この溶液にアミ
ノ酸を硝酸鉄、硝酸マンガン、硝酸亜鉛の総量に対し、
20wt%となるように添加し、充分に混合した。次
に、この溶液を炉内温度を300℃に保持した炉内に噴
霧した。その後、大気雰囲気中で600℃の加熱を行っ
た。
【0023】図3に、このようにして得られた粉末およ
び従来品の仮焼上がりの粉末の粒度分布を示す。従来品
と比較すると、粉末粒径がシャープであることを示して
いる。
【0024】
【発明の効果】実施例で述べたごとく、本発明のMn−
Znフェライト粉末を製造する方法によれば、Fe,M
n,Znを含むアミノ酸の錯体の溶液を噴霧し、加熱し
て作製したフェライト粉末は、粉末粒度分布がシャープ
であり、かつスピネル単相に近いものであるため、造
粒、成形、焼結することにより、極めて均一な結晶組織
からなる焼結体が得られ、パワーロス(PB)が著しく
改善され、更に、微粉砕工程が省略でき、コストが低減
される。
【0025】これは、Mn−Znフェライト焼結体中の
平均結晶粒径の均一化、および相の単相化、そして、溶
液中で各元素の原子レベルでの均一な混合、拡散が好特
性を生み出したものと推察される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明品の中で最も優れたパワーロス(PB
を示した試料と従来品とのパワーロス(PB)の温度特
性を比較して示す特性図。
【図2】焼結体のスピネル化率とパワーロス(PB)と
の関係を示す特性図。
【図3】本発明品の加熱上がり粉末と従来品の仮焼上が
り粉末との粒度分布を比較して示す図。
【符号の説明】
a 本発明品 b 従来品 c 本発明品 d 従来品 e 本発明品 f 従来品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Fe,Mn,Znを含む金属硝酸塩とア
    ミノ酸との錯体の溶液を加熱雰囲気中に噴霧して得られ
    た酸化物磁性粉末を800℃以下で熱処理して、スピネ
    ル化率を60%以上とすることを特徴とする低損失酸化
    物磁性材料の製造方法。
JP6114677A 1994-04-27 1994-04-27 低損失酸化物磁性材料の製造方法 Pending JPH07297021A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006032468A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Nec Tokin Corp 酸化物圧電材料の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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