JPH07304760A - ヒドラゾン誘導体および肝疾患治療剤 - Google Patents
ヒドラゾン誘導体および肝疾患治療剤Info
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- JPH07304760A JPH07304760A JP6096796A JP9679694A JPH07304760A JP H07304760 A JPH07304760 A JP H07304760A JP 6096796 A JP6096796 A JP 6096796A JP 9679694 A JP9679694 A JP 9679694A JP H07304760 A JPH07304760 A JP H07304760A
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- Japan
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- benzothiazo
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- compound
- hydrazone derivative
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- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 新規なヒドラゾン誘導体並びにこのヒドラゾ
ン誘導体もしくはその類縁化合物としてのヒドラジン誘
導体を有効成分とする肝疾患治療剤を提供する。 【構成】 一般式A−NH−N=CH−CH2−COO
R(式中、Aは置換基を有していてもよい複素芳香環基
を示し、Rは分岐していてもよいアルキル基を示す)で
表されるヒドラゾン誘導体およびそれらの塩。また、こ
のヒドラジン誘導体およびそれらの塩、もしくは一般式
A−NH−NH−CH=CH−COORで表わされるヒ
ドラジン誘導体およびそれらの塩を有効成分とする肝疾
患治療剤。
ン誘導体もしくはその類縁化合物としてのヒドラジン誘
導体を有効成分とする肝疾患治療剤を提供する。 【構成】 一般式A−NH−N=CH−CH2−COO
R(式中、Aは置換基を有していてもよい複素芳香環基
を示し、Rは分岐していてもよいアルキル基を示す)で
表されるヒドラゾン誘導体およびそれらの塩。また、こ
のヒドラジン誘導体およびそれらの塩、もしくは一般式
A−NH−NH−CH=CH−COORで表わされるヒ
ドラジン誘導体およびそれらの塩を有効成分とする肝疾
患治療剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は新規なヒドラゾン誘導
体並びにこのヒドラゾン誘導体もしくはその類縁化合物
としてのヒドラジン誘導体を有効成分とする肝疾患治療
剤に関するものである。
体並びにこのヒドラゾン誘導体もしくはその類縁化合物
としてのヒドラジン誘導体を有効成分とする肝疾患治療
剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、肝疾患治療剤としては
グリチルリチンが臨床上繁用されている。しかしなが
ら、その効果は静脈内投与では認められるものの、経口
投与では薬効を示さないという制約があり、長期投与に
は適していないことから、肝疾患治療剤としては必ずし
も満足できるものではなかった。
グリチルリチンが臨床上繁用されている。しかしなが
ら、その効果は静脈内投与では認められるものの、経口
投与では薬効を示さないという制約があり、長期投与に
は適していないことから、肝疾患治療剤としては必ずし
も満足できるものではなかった。
【0003】このような状況において、この発明の発明
者らは特表平4−502174号公報において、ジエチ
ル 2−ベンゾチアゾリルヒドラジノマロネート等のマ
ロン酸誘導体が経口投与で肝疾患治療効果を有すること
を報告しているが、臨床に供与できるだけの効果を示す
ものとして提供するまでには到っていなかった。そこで
この発明は、従来の肝疾患治療剤としてのグリチルリチ
ンに代わり、経口投与が可能な優れた肝疾患治療効果を
有する新しい化合物と、これらを有効成分とする肝疾患
治療剤を提供することを目的としている。
者らは特表平4−502174号公報において、ジエチ
ル 2−ベンゾチアゾリルヒドラジノマロネート等のマ
ロン酸誘導体が経口投与で肝疾患治療効果を有すること
を報告しているが、臨床に供与できるだけの効果を示す
ものとして提供するまでには到っていなかった。そこで
この発明は、従来の肝疾患治療剤としてのグリチルリチ
ンに代わり、経口投与が可能な優れた肝疾患治療効果を
有する新しい化合物と、これらを有効成分とする肝疾患
治療剤を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、次の一般式(1) A−NH−N=CH−CH2 −COOR (1) (式中、Aは置換基を有していてもよい複素芳香環基を
示し、Rは分岐していてもよいアルキル基を示す)で表
されるヒドラゾン誘導体またはこれらの塩を提供する。
を解決するものとして、次の一般式(1) A−NH−N=CH−CH2 −COOR (1) (式中、Aは置換基を有していてもよい複素芳香環基を
示し、Rは分岐していてもよいアルキル基を示す)で表
されるヒドラゾン誘導体またはこれらの塩を提供する。
【0005】また、この発明は、上記一般式(1)で表
されるヒドラゾン誘導体、もしくは次の一般式(2) A−NH−NH−CH=CH−COOR (2) (式中、Aは置換基を有していてもよい複素芳香環基を
示し、Rは分岐していてもよいアルキル基を示す)で表
されるヒドラジン誘導体またはこれらの塩を有効成分と
する肝疾患治療剤を提供する。
されるヒドラゾン誘導体、もしくは次の一般式(2) A−NH−NH−CH=CH−COOR (2) (式中、Aは置換基を有していてもよい複素芳香環基を
示し、Rは分岐していてもよいアルキル基を示す)で表
されるヒドラジン誘導体またはこれらの塩を有効成分と
する肝疾患治療剤を提供する。
【0006】すなわち、この発明は、前記の通りの従来
の肝疾患治療剤の欠点を補うものとして、上記一般式
(1)のヒドラゾン誘導体並びに一般式(2)のヒドラ
ジン誘導体が、経口投与可能な、優れた肝疾患治療効果
を有するとの新しい知見に基づいて完成されたものであ
る。なお、一般式(2)に関連するヒドラジン誘導体に
ついては、除草剤等の合成中間体として使用されること
が知られている(特開昭63−165367号公報)
が、このような化合物が医薬活性を有する物質であるこ
とは、この発明によりはじめて提示される。
の肝疾患治療剤の欠点を補うものとして、上記一般式
(1)のヒドラゾン誘導体並びに一般式(2)のヒドラ
ジン誘導体が、経口投与可能な、優れた肝疾患治療効果
を有するとの新しい知見に基づいて完成されたものであ
る。なお、一般式(2)に関連するヒドラジン誘導体に
ついては、除草剤等の合成中間体として使用されること
が知られている(特開昭63−165367号公報)
が、このような化合物が医薬活性を有する物質であるこ
とは、この発明によりはじめて提示される。
【0007】上記一般式(1)および(2)中のAは、
共に置換基を有していてもよい複素芳香環基であり、複
素芳香環基としては、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキ
サゾリル基、ベンゾイミダゾリル基のようなベンゼン環
と縮合した5員環の複素芳香環、ピリジル基、ピリミジ
ル基のような6員の複素芳香環、チアゾリル基、チオフ
ェニル基のような5員の複素芳香環基などを例示するこ
とができ、好適には2−ベンゾチアゾリル基、2−チア
ゾリル基などが挙げられ、さらに好適には2−ベンゾチ
アゾリル基が示される。
共に置換基を有していてもよい複素芳香環基であり、複
素芳香環基としては、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキ
サゾリル基、ベンゾイミダゾリル基のようなベンゼン環
と縮合した5員環の複素芳香環、ピリジル基、ピリミジ
ル基のような6員の複素芳香環、チアゾリル基、チオフ
ェニル基のような5員の複素芳香環基などを例示するこ
とができ、好適には2−ベンゾチアゾリル基、2−チア
ゾリル基などが挙げられ、さらに好適には2−ベンゾチ
アゾリル基が示される。
【0008】このような複素環に結合することのできる
置換基としては、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキ
シ基などを挙げることができる。ハロゲン原子として
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子など
が例示される。アルキル基は、通常は、炭素数が1〜6
個の分岐してもよいアルキル基であり、具体的にはメチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、s−ブチル
基、n−ペンチル基、イソペンチル基、2−メチルブチ
ル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基、4−メチルペ
ンチル基、3−メチルペンチル基、2−メチルペンチル
基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチ
ル基、1,1,−ジメチルブチル基、1,2−ジメチル
ブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチ
ルブチル基などが例示される。これらのなかで、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基など炭素数1〜4個の分岐してもよいアルキル
基が好適なものとして示される。また、アルコキシ基は
通常炭素数が1〜6個の分岐してもよいアルコキシ基で
あり、具体的にはメトキシ基、エトキシ基、n−プロポ
キシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブト
キシ基、t−ブトキシ基、s−ブトキシ基、n−ペント
キシ基、イソペントキシ基などが例示される。なかでも
メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロ
ポキシ基、n−ブトキシ基など炭素数1〜4個の分岐し
てもよいアルコキシ基が好適なものとして示される。
置換基としては、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキ
シ基などを挙げることができる。ハロゲン原子として
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子など
が例示される。アルキル基は、通常は、炭素数が1〜6
個の分岐してもよいアルキル基であり、具体的にはメチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、s−ブチル
基、n−ペンチル基、イソペンチル基、2−メチルブチ
ル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基、4−メチルペ
ンチル基、3−メチルペンチル基、2−メチルペンチル
基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチ
ル基、1,1,−ジメチルブチル基、1,2−ジメチル
ブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチ
ルブチル基などが例示される。これらのなかで、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基など炭素数1〜4個の分岐してもよいアルキル
基が好適なものとして示される。また、アルコキシ基は
通常炭素数が1〜6個の分岐してもよいアルコキシ基で
あり、具体的にはメトキシ基、エトキシ基、n−プロポ
キシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブト
キシ基、t−ブトキシ基、s−ブトキシ基、n−ペント
キシ基、イソペントキシ基などが例示される。なかでも
メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロ
ポキシ基、n−ブトキシ基など炭素数1〜4個の分岐し
てもよいアルコキシ基が好適なものとして示される。
【0009】一般式(1)および(2)中のRは、共に
分岐していてもよいアルキル基であり、具体例、好まし
い具体例は上述のものと同様である。この発明の一般式
(1)で表されるヒドラゾン誘導体の具体例としては、
たとえばメチル 3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラ
ゾノ)プロピオン酸、エチル3−(ベンゾチアゾ−2−
イルヒドラゾノ)プロピオン酸、n−プロピル 3−
(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、
イソプロピル 3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾ
ノ)プロピオン酸、n−ブチル 3−(ベンゾチアゾ−
2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、イソブチル 3−
(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、
s−ブチル 3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾ
ノ)プロピオン酸、t−ブチル 3−(ベンゾチアゾ−
2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、n−ペンチル 3
−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン
酸、イソペンチル 3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒド
ラゾノ)プロピオン酸、エチル 3−(5’−メチルベ
ンゾチアゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、イソ
プロピル 3−(6’−フルオロベンゾチアゾ−2−イ
ルヒドラゾノ)プロピオン酸、エチル 3−(チアゾ−
2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、エチル 3−(ベ
ンゾオキサゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、メ
チル 3−(ベンゾイミダゾ−2−イルヒドラゾノ)プ
ロピオン酸、n−プロピル 3−(ベンゾトリアゾ−2
−イルヒドラゾノ)プロピオン酸などが例示され、好ま
しくはエチル 3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾ
ノ)プロピオン酸、n−プロピル 3−(ベンゾチアゾ
−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、イソプロピル
3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン
酸、n−ブチル 3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラ
ゾノ)プロピオン酸、イソブチル 3−(ベンゾチアゾ
−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、s−ブチル3−
(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、
t−ブチル 3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾ
ノ)プロピオン酸、n−ペンチル 3−(ベンゾチアゾ
−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、イソペンチル
3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン
酸などである。
分岐していてもよいアルキル基であり、具体例、好まし
い具体例は上述のものと同様である。この発明の一般式
(1)で表されるヒドラゾン誘導体の具体例としては、
たとえばメチル 3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラ
ゾノ)プロピオン酸、エチル3−(ベンゾチアゾ−2−
イルヒドラゾノ)プロピオン酸、n−プロピル 3−
(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、
イソプロピル 3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾ
ノ)プロピオン酸、n−ブチル 3−(ベンゾチアゾ−
2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、イソブチル 3−
(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、
s−ブチル 3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾ
ノ)プロピオン酸、t−ブチル 3−(ベンゾチアゾ−
2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、n−ペンチル 3
−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン
酸、イソペンチル 3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒド
ラゾノ)プロピオン酸、エチル 3−(5’−メチルベ
ンゾチアゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、イソ
プロピル 3−(6’−フルオロベンゾチアゾ−2−イ
ルヒドラゾノ)プロピオン酸、エチル 3−(チアゾ−
2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、エチル 3−(ベ
ンゾオキサゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、メ
チル 3−(ベンゾイミダゾ−2−イルヒドラゾノ)プ
ロピオン酸、n−プロピル 3−(ベンゾトリアゾ−2
−イルヒドラゾノ)プロピオン酸などが例示され、好ま
しくはエチル 3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾ
ノ)プロピオン酸、n−プロピル 3−(ベンゾチアゾ
−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、イソプロピル
3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン
酸、n−ブチル 3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラ
ゾノ)プロピオン酸、イソブチル 3−(ベンゾチアゾ
−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、s−ブチル3−
(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、
t−ブチル 3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾ
ノ)プロピオン酸、n−ペンチル 3−(ベンゾチアゾ
−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸、イソペンチル
3−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン
酸などである。
【0010】また、この発明で使用される一般式(2)
で表されるヒドラジン誘導体の具体例としては、たとえ
ばメチル β−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)
アクリル酸、エチル β−(ベンゾチアゾ−2−イルヒ
ドラジノ)アクリル酸、イソプロピル β−(ベンゾチ
アゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸、n−プロピル
β−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル
酸、n−ブチル β−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラ
ジノ)アクリル酸、イソブチル β−(ベンゾチアゾ−
2−イルヒドラジノ)アクリル酸、t−ブチル β−
(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸、n
−ヘキシル β−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジ
ノ)アクリル酸、メチル β−(5−メチルベンゾチア
ゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸、エチル β−
(4−フルオロベンゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)ア
クリル酸、イソプロピル β−(5,6−ジメチルベン
ゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸、エチル
β−(4−メトキシベンゾチアゾ−2−イルヒドラジ
ノ)アクリル酸、エチル β−(チアゾ−2−イルヒド
ラジノ)アクリル酸、イソプロピル β−(チアゾ−2
−イルヒドラジノ)アクリル酸、エチル β−(ベンゾ
キサゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸、n−プロピ
ル β−(ベンゾキサゾ−2−イルヒドラジノ)アクリ
ル酸などが例示され、なかでも、メチル β−(ベンゾ
チアゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸、エチル β
−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸、
イソプロピルβ−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジ
ノ)アクリル酸、n−プロピル β−(ベンゾチアゾ−
2−イルヒドラジノ)アクリル酸、n−ブチル β−
(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸、イ
ソブチル β−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)
アクリル酸、t−ブチル β−(ベンゾチアゾ−2−イ
ルヒドラジノ)アクリル酸、n−ヘキシル β−(ベン
ゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸などが好適
である。また、この発明のヒドラジン誘導体には幾何異
性体が存在し、各々単独或いはその混合物もこの発明に
包含される。
で表されるヒドラジン誘導体の具体例としては、たとえ
ばメチル β−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)
アクリル酸、エチル β−(ベンゾチアゾ−2−イルヒ
ドラジノ)アクリル酸、イソプロピル β−(ベンゾチ
アゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸、n−プロピル
β−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル
酸、n−ブチル β−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラ
ジノ)アクリル酸、イソブチル β−(ベンゾチアゾ−
2−イルヒドラジノ)アクリル酸、t−ブチル β−
(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸、n
−ヘキシル β−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジ
ノ)アクリル酸、メチル β−(5−メチルベンゾチア
ゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸、エチル β−
(4−フルオロベンゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)ア
クリル酸、イソプロピル β−(5,6−ジメチルベン
ゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸、エチル
β−(4−メトキシベンゾチアゾ−2−イルヒドラジ
ノ)アクリル酸、エチル β−(チアゾ−2−イルヒド
ラジノ)アクリル酸、イソプロピル β−(チアゾ−2
−イルヒドラジノ)アクリル酸、エチル β−(ベンゾ
キサゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸、n−プロピ
ル β−(ベンゾキサゾ−2−イルヒドラジノ)アクリ
ル酸などが例示され、なかでも、メチル β−(ベンゾ
チアゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸、エチル β
−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸、
イソプロピルβ−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジ
ノ)アクリル酸、n−プロピル β−(ベンゾチアゾ−
2−イルヒドラジノ)アクリル酸、n−ブチル β−
(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸、イ
ソブチル β−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)
アクリル酸、t−ブチル β−(ベンゾチアゾ−2−イ
ルヒドラジノ)アクリル酸、n−ヘキシル β−(ベン
ゾチアゾ−2−イルヒドラジノ)アクリル酸などが好適
である。また、この発明のヒドラジン誘導体には幾何異
性体が存在し、各々単独或いはその混合物もこの発明に
包含される。
【0011】この発明の上記のヒドラゾン誘導体および
ヒドラジン誘導体は各種の塩にすることができる。その
ような塩としては弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩
のようなハロゲン化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫
酸塩、燐酸塩等の無機酸塩、メタンスルホン酸塩、トリ
フルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のよ
うな低級アルキルスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸
塩、パラトルエンスルホン酸塩のようなアリールスルホ
ン酸塩、酢酸、トリクロロ酢酸、シュウ酸、フマル酸
塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩
等の有機酸塩等を挙げることができる。
ヒドラジン誘導体は各種の塩にすることができる。その
ような塩としては弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩
のようなハロゲン化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫
酸塩、燐酸塩等の無機酸塩、メタンスルホン酸塩、トリ
フルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のよ
うな低級アルキルスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸
塩、パラトルエンスルホン酸塩のようなアリールスルホ
ン酸塩、酢酸、トリクロロ酢酸、シュウ酸、フマル酸
塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩
等の有機酸塩等を挙げることができる。
【0012】また、この発明のヒドラゾン誘導体および
ヒドラジン誘導体の製造法は特に限定されないが、たと
えばプロピオン酸エステルとアリールヒドラジンとを反
応させることによって合成することができる。反応条件
は常法に従って設定すればよく、特に限定されないが、
通常−5℃〜200℃、5分〜24時間程度の条件下で
反応させる。用いられる溶媒についても常法に従って選
択することができ、通常、クロロホルムやジクロロメタ
ンのようなハロゲン化炭化水素類、トルエン、ベンゼン
のような芳香族炭化水素類、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド、ジメチルスルホキシドのようなア
ミド類、メタノール、エタノール、t−ブタノールのよ
うなアルコール類、ジエチルエーテル、ジブチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル
類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類、
アセトニトリル、プロピオニトリルのようなニトリル
類、酢酸メチル、酢酸エチルのようなエステル類などの
溶媒の中から反応を阻害せず出発物質が溶解可能なもの
を選択し、単独もしくは組み合わせて使用すればよい。
反応終了後、化合物は常法に従って反応混和物から採取
される。プロピオール酸エステルとアリールヒドラジン
との反応では、本発明のヒドラゾン誘導体とヒドラジン
誘導体とが同時に生成し、例えば濃縮、抽出、カラムク
ロマトグラフィー、再結晶などにより単離精製すればよ
い。
ヒドラジン誘導体の製造法は特に限定されないが、たと
えばプロピオン酸エステルとアリールヒドラジンとを反
応させることによって合成することができる。反応条件
は常法に従って設定すればよく、特に限定されないが、
通常−5℃〜200℃、5分〜24時間程度の条件下で
反応させる。用いられる溶媒についても常法に従って選
択することができ、通常、クロロホルムやジクロロメタ
ンのようなハロゲン化炭化水素類、トルエン、ベンゼン
のような芳香族炭化水素類、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド、ジメチルスルホキシドのようなア
ミド類、メタノール、エタノール、t−ブタノールのよ
うなアルコール類、ジエチルエーテル、ジブチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル
類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類、
アセトニトリル、プロピオニトリルのようなニトリル
類、酢酸メチル、酢酸エチルのようなエステル類などの
溶媒の中から反応を阻害せず出発物質が溶解可能なもの
を選択し、単独もしくは組み合わせて使用すればよい。
反応終了後、化合物は常法に従って反応混和物から採取
される。プロピオール酸エステルとアリールヒドラジン
との反応では、本発明のヒドラゾン誘導体とヒドラジン
誘導体とが同時に生成し、例えば濃縮、抽出、カラムク
ロマトグラフィー、再結晶などにより単離精製すればよ
い。
【0013】そして、この発明の肝疾患治療剤は、上記
一般式(1)、(2)およびこれらの塩を有効成分とす
るものであるが、成人に対して経口投与する場合には、
通常0.1〜100mg/kg/日を1日に1〜3回に
分けて投与すればよい。この投与量は、患者の年齢、体
重、症状により適宜増減することができる。また、非経
口投与の場合には、通常0.01〜10mg/kg/日
を1日1〜3回に分けて投与すればよい。この投与量
は、患者の年齢、体重、症状により適宜増減することが
できる。
一般式(1)、(2)およびこれらの塩を有効成分とす
るものであるが、成人に対して経口投与する場合には、
通常0.1〜100mg/kg/日を1日に1〜3回に
分けて投与すればよい。この投与量は、患者の年齢、体
重、症状により適宜増減することができる。また、非経
口投与の場合には、通常0.01〜10mg/kg/日
を1日1〜3回に分けて投与すればよい。この投与量
は、患者の年齢、体重、症状により適宜増減することが
できる。
【0014】また、この発明の肝疾患治療剤は医薬的に
許容しうる担体もしくは希釈剤などを含有した医薬品組
成物の形であることができ、その剤型としては、錠剤、
顆粒剤、散剤、カプセル剤、液剤、腸溶剤などの経口投
与用製剤を挙げることができるが、注射剤や坐剤などの
非経口投与用製剤としても使用に供することができる。
このような担体の例としては乳糖、ブドウ糖、結晶セル
ロース、マンニトール、コーンスターチ、砂糖などの賦
形剤、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ポリビニルアルコール、ゼラチン、アラビアゴムなどの
結合剤、グリセリン、エチレングリコールなどの湿潤
剤、とうもろこしでんぷん、ばれいしょでんぷん、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、低置換度ヒドロキ
シプロピルセルロースなどの崩壊剤、ステアリン酸カル
シウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチ
レングリコール、硬化油などの滑沢剤などがあり、その
他必要に応じて界面活性剤、着色剤、調味剤などを使用
することができる。また、希釈剤の例としては水、エタ
ノール、グリセリン、プロピレングリコール、寒天、ト
ラガカントゴムなどがあり、必要に応じて溶解補助剤、
緩衝剤、保存剤、香料、着色剤、調味剤などを使用する
ことができる。
許容しうる担体もしくは希釈剤などを含有した医薬品組
成物の形であることができ、その剤型としては、錠剤、
顆粒剤、散剤、カプセル剤、液剤、腸溶剤などの経口投
与用製剤を挙げることができるが、注射剤や坐剤などの
非経口投与用製剤としても使用に供することができる。
このような担体の例としては乳糖、ブドウ糖、結晶セル
ロース、マンニトール、コーンスターチ、砂糖などの賦
形剤、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ポリビニルアルコール、ゼラチン、アラビアゴムなどの
結合剤、グリセリン、エチレングリコールなどの湿潤
剤、とうもろこしでんぷん、ばれいしょでんぷん、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、低置換度ヒドロキ
シプロピルセルロースなどの崩壊剤、ステアリン酸カル
シウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチ
レングリコール、硬化油などの滑沢剤などがあり、その
他必要に応じて界面活性剤、着色剤、調味剤などを使用
することができる。また、希釈剤の例としては水、エタ
ノール、グリセリン、プロピレングリコール、寒天、ト
ラガカントゴムなどがあり、必要に応じて溶解補助剤、
緩衝剤、保存剤、香料、着色剤、調味剤などを使用する
ことができる。
【0015】
【作用】上記の通りのこの発明により、肝疾患治療効果
を有するヒドラゾン誘導体およびヒドラジン誘導体が提
供される。またヒドラゾン誘導体は、各種の試薬、医薬
品または合成中間体等としても有用である。
を有するヒドラゾン誘導体およびヒドラジン誘導体が提
供される。またヒドラゾン誘導体は、各種の試薬、医薬
品または合成中間体等としても有用である。
【0016】
【実施例】以下、この発明のヒドラゾン誘導体および肝
疾患治療剤について具体的に説明するが、この発明はこ
れら実施例に限られるものではない。実施例1 <エトキシカルボニルアセトアルデヒド ベンゾチアゾ
−2−イルヒドラゾンおよびエチル シス−β−(ベン
ゾチアゾ−2−イルヒドラジン)アクリレートの合成> (a)2−ヒドラジノベンゾチアゾール33g、プロピ
オール酸エチル21.6g、エタノール400mlを混
合し、85〜90℃において4時間加熱攪拌した。放冷
後、反応液中の不溶物を濾別し、減圧下に濾液からエタ
ノールを留去して約半量になるまで濃縮し、濃縮物中に
析出した固形物A(7g)を濾別した。これをエタノー
ル90mlで再結晶して、目的とする一般式(1)で表
されるヒドラゾン化合物であるエチル 3−(ベンゾチ
アゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸(化合物1)
2.7gを得た。化合物1の融点は、122〜123℃
であった。
疾患治療剤について具体的に説明するが、この発明はこ
れら実施例に限られるものではない。実施例1 <エトキシカルボニルアセトアルデヒド ベンゾチアゾ
−2−イルヒドラゾンおよびエチル シス−β−(ベン
ゾチアゾ−2−イルヒドラジン)アクリレートの合成> (a)2−ヒドラジノベンゾチアゾール33g、プロピ
オール酸エチル21.6g、エタノール400mlを混
合し、85〜90℃において4時間加熱攪拌した。放冷
後、反応液中の不溶物を濾別し、減圧下に濾液からエタ
ノールを留去して約半量になるまで濃縮し、濃縮物中に
析出した固形物A(7g)を濾別した。これをエタノー
ル90mlで再結晶して、目的とする一般式(1)で表
されるヒドラゾン化合物であるエチル 3−(ベンゾチ
アゾ−2−イルヒドラゾノ)プロピオン酸(化合物1)
2.7gを得た。化合物1の融点は、122〜123℃
であった。
【0017】(b)一方、固形物Aを濾別した濾液をさ
らに減圧下濃縮して、固形物B(46g)を得た。これ
をベンゼン/シクロヘキサン=1:1の混合溶液で抽出
し、減圧下濃縮後クロロホルムを溶出液としてシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて精製し、目的とする一
般式(2)で表されるヒドラジン化合物であるエチルシ
ス−β−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジン)アクリ
レート(化合物2)5.4gを得た。化合物2の融点
は、149〜150℃であった。両化合物は次の通りの
1H−NMRスペクトルから同定された。
らに減圧下濃縮して、固形物B(46g)を得た。これ
をベンゼン/シクロヘキサン=1:1の混合溶液で抽出
し、減圧下濃縮後クロロホルムを溶出液としてシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて精製し、目的とする一
般式(2)で表されるヒドラジン化合物であるエチルシ
ス−β−(ベンゾチアゾ−2−イルヒドラジン)アクリ
レート(化合物2)5.4gを得た。化合物2の融点
は、149〜150℃であった。両化合物は次の通りの
1H−NMRスペクトルから同定された。
【0018】NMRスペクトル(CDCl3 ,δ値)化合物1 ;1.23(3H,t)、3.41(2H,
d)、4.15(2H,q)、7.13〜7.73(5
H,m)、11.95(1H,s)化合物2 ;1.27(3H,t)、4.19(2H,
q)、5.22(1H,d,J=10.3Hz)、6.
34(2H,s)、7.23〜7.88(5H,m) <エチル トランス−β−(ベンゾチアゾ−2−イルヒ
ドラジン)アクリレートの合成>2−ヒドラジノベゾー
ル49.5g、プロピオール酸エチル32g、トルエン
600mlを混合し、115〜120℃において9時間
加熱攪拌した。放冷後、反応液中の不溶物を濾別した。
濾液を減圧下濃縮して得た固形物(78g)にクロロホ
ルム150mlを加えて、固形物を細かく砕いた。クロ
ロホルムに不溶な固形物を濾別し、風乾して、14.7
gの粗精製物を得た。これを200mlのエタノールで
再結晶して、一般式(2)で表されるヒドラジン化合物
であるエチル トランス−β−(ベンゾチアゾ−2−イ
ルヒドラジン)アクリレート(化合物3)10.7gを
得た。融点は153〜154℃であった。この化合物は
次の通りの 1H−NMRスペクトルから同定された。
d)、4.15(2H,q)、7.13〜7.73(5
H,m)、11.95(1H,s)化合物2 ;1.27(3H,t)、4.19(2H,
q)、5.22(1H,d,J=10.3Hz)、6.
34(2H,s)、7.23〜7.88(5H,m) <エチル トランス−β−(ベンゾチアゾ−2−イルヒ
ドラジン)アクリレートの合成>2−ヒドラジノベゾー
ル49.5g、プロピオール酸エチル32g、トルエン
600mlを混合し、115〜120℃において9時間
加熱攪拌した。放冷後、反応液中の不溶物を濾別した。
濾液を減圧下濃縮して得た固形物(78g)にクロロホ
ルム150mlを加えて、固形物を細かく砕いた。クロ
ロホルムに不溶な固形物を濾別し、風乾して、14.7
gの粗精製物を得た。これを200mlのエタノールで
再結晶して、一般式(2)で表されるヒドラジン化合物
であるエチル トランス−β−(ベンゾチアゾ−2−イ
ルヒドラジン)アクリレート(化合物3)10.7gを
得た。融点は153〜154℃であった。この化合物は
次の通りの 1H−NMRスペクトルから同定された。
【0019】NMRスペクトル(CDCl3 ,δ値) 1.27(3H,t)、4.19(2H,q)、5.6
1(1H,d,J=14.0Hz)、6.00(2H,
s)、7.22〜7.88(4H,m)、8.60(1
H,d)実施例2 (試験例1)マウス四塩化炭素誘発急性肝障害モデル 実験動物は7週齢のICR系雄性マウスを1群10匹で
使用した。上記実施例1に示した化合物1、化合物2、
化合物3およびジエチル 2−ベンゾチアゾリルヒドラ
ジノメチレンマロネート(比較剤1)を5%アラビアゴ
ム溶液にそれぞれ懸濁させ、3mg/mlに調整した。
四塩化炭素はオリーブ油に溶解し、0.03mg/ml
に調製した。
1(1H,d,J=14.0Hz)、6.00(2H,
s)、7.22〜7.88(4H,m)、8.60(1
H,d)実施例2 (試験例1)マウス四塩化炭素誘発急性肝障害モデル 実験動物は7週齢のICR系雄性マウスを1群10匹で
使用した。上記実施例1に示した化合物1、化合物2、
化合物3およびジエチル 2−ベンゾチアゾリルヒドラ
ジノメチレンマロネート(比較剤1)を5%アラビアゴ
ム溶液にそれぞれ懸濁させ、3mg/mlに調整した。
四塩化炭素はオリーブ油に溶解し、0.03mg/ml
に調製した。
【0020】各化合物および比較例10ml/kgを経
口投与し、60分後、四塩化炭素−オリーブ油溶液10
ml/kgを経口投与した。対照群は5%アラビアゴム
溶液を投与した60分後に四塩化炭素−オリーブ油溶液
を投与し、正常群は5%アラビアゴムだけを投与した。
四塩化炭素−オリーブ油溶液を投与した18時間後、動
物をエーテル麻酔下で採血し遠心分離後、血清のグルタ
ミン酸−ピルビン酸トランスアミナーゼ値(以下、GP
Tとする)を全自動生化学分析装置(日立7150)で
測定した。肝疾患治療効果はGPTの上昇抑制率で判定
した。GPTの上昇抑制率(%)は(1−(検討化合物
群のGPT−正常群のGPT/対照群のGPT−正常群
のGPT))×100から求めた。その結果を表1に示
した。この発明の化合物1〜3の場合には、優れたGP
T上昇抑制率が得られていることがわかる。
口投与し、60分後、四塩化炭素−オリーブ油溶液10
ml/kgを経口投与した。対照群は5%アラビアゴム
溶液を投与した60分後に四塩化炭素−オリーブ油溶液
を投与し、正常群は5%アラビアゴムだけを投与した。
四塩化炭素−オリーブ油溶液を投与した18時間後、動
物をエーテル麻酔下で採血し遠心分離後、血清のグルタ
ミン酸−ピルビン酸トランスアミナーゼ値(以下、GP
Tとする)を全自動生化学分析装置(日立7150)で
測定した。肝疾患治療効果はGPTの上昇抑制率で判定
した。GPTの上昇抑制率(%)は(1−(検討化合物
群のGPT−正常群のGPT/対照群のGPT−正常群
のGPT))×100から求めた。その結果を表1に示
した。この発明の化合物1〜3の場合には、優れたGP
T上昇抑制率が得られていることがわかる。
【0021】
【表1】
【0022】(試験例2)ラット四塩化炭素誘発急性肝
障害モデル 実験動物は8週齢のウイスター系雄性ラットを1群6匹
で使用した。化合物1、化合物3および比較剤1を5%
アラビアゴム溶液に懸濁させ、10mg/mlに調整し
た。四塩化炭素はオリーブ油に溶解し、0.5mg/m
lに調製した。検討化合物5ml/kgを経口投与し、
60分後、四塩化炭素オリーブ油溶液5ml/kgを経
口投与した。24時間後、動物をエーテル麻酔下で採血
し遠心分離後、血清のGPTを試験例1同様に測定しG
PTの上昇抑制率を求めた。その結果を表2に示した。
この発明の化合物1および3は、優れたGPT上昇抑制
率を実現している。
障害モデル 実験動物は8週齢のウイスター系雄性ラットを1群6匹
で使用した。化合物1、化合物3および比較剤1を5%
アラビアゴム溶液に懸濁させ、10mg/mlに調整し
た。四塩化炭素はオリーブ油に溶解し、0.5mg/m
lに調製した。検討化合物5ml/kgを経口投与し、
60分後、四塩化炭素オリーブ油溶液5ml/kgを経
口投与した。24時間後、動物をエーテル麻酔下で採血
し遠心分離後、血清のGPTを試験例1同様に測定しG
PTの上昇抑制率を求めた。その結果を表2に示した。
この発明の化合物1および3は、優れたGPT上昇抑制
率を実現している。
【0023】
【表2】
【0024】(試験例3)ラットD−ガラクトサミン誘
発急性肝障害モデル 実験動物は9週齢のウイスター系雄性ラットを1群6匹
で使用した。化合物1、化合物2および比較剤1を5%
アラビアゴム溶液にそれぞれ懸濁させ、50mg/kg
を経口投与した。15分後、D−ガラクトサミンは蒸留
水に溶解し、300mg/kgを腹腔投与した。24時
間後、動物をエーテル麻酔下で採血し遠心分離後、血清
のGPTを試験例1と同様に測定しGPTの上昇抑制率
を求めた。その結果を表3に示した。この発明の化合物
1および2は、優れたGPT上昇抑制率を実現してい
る。
発急性肝障害モデル 実験動物は9週齢のウイスター系雄性ラットを1群6匹
で使用した。化合物1、化合物2および比較剤1を5%
アラビアゴム溶液にそれぞれ懸濁させ、50mg/kg
を経口投与した。15分後、D−ガラクトサミンは蒸留
水に溶解し、300mg/kgを腹腔投与した。24時
間後、動物をエーテル麻酔下で採血し遠心分離後、血清
のGPTを試験例1と同様に測定しGPTの上昇抑制率
を求めた。その結果を表3に示した。この発明の化合物
1および2は、優れたGPT上昇抑制率を実現してい
る。
【0025】
【表3】
【0026】表1、表2および表3より、この発明の肝
疾患治療剤はマウス、ラットなどの種差に関係なく、ま
た四塩化炭素およびD−ガラクトサミン誘発の両肝障害
モデルに対しても強い抑制効果を示すことが確認され
た。 (試験例4)毒性試験 実験動物は4週齢のICR系マウスを1群10匹で使用
した。化合物1、化合物2および化合物3を5%アラビ
アゴム溶液にそれぞれ懸濁させ、濃度30、100およ
び300mg/kgを1日1回、7日間反復投与して毒
性作用を検討した。
疾患治療剤はマウス、ラットなどの種差に関係なく、ま
た四塩化炭素およびD−ガラクトサミン誘発の両肝障害
モデルに対しても強い抑制効果を示すことが確認され
た。 (試験例4)毒性試験 実験動物は4週齢のICR系マウスを1群10匹で使用
した。化合物1、化合物2および化合物3を5%アラビ
アゴム溶液にそれぞれ懸濁させ、濃度30、100およ
び300mg/kgを1日1回、7日間反復投与して毒
性作用を検討した。
【0027】その結果、化合物1、化合物2および化合
物3の投与により、死亡例、体重減少およびその他の毒
性症状は全く認められなかった。このことから本発明の
化合物2および3は極めて毒性が低いことが判った。
物3の投与により、死亡例、体重減少およびその他の毒
性症状は全く認められなかった。このことから本発明の
化合物2および3は極めて毒性が低いことが判った。
【0028】
【発明の効果】この発明によれば、経口投与が可能な、
肝疾患治療作用に優れた新規ヒドラゾン誘導体が提供さ
れるとともに、その作用に優れたヒドラゾン誘導体並び
にヒドラジン誘導体を有効成分とする肝疾患治療剤が実
現される。
肝疾患治療作用に優れた新規ヒドラゾン誘導体が提供さ
れるとともに、その作用に優れたヒドラゾン誘導体並び
にヒドラジン誘導体を有効成分とする肝疾患治療剤が実
現される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森重 奈妥 東京都千代田区丸の内2−6−1 日本ゼ オン株式会社内 (72)発明者 小友 進 東京都豊島区高田3−24−1 大正製薬株 式会社内 (72)発明者 樋口 昭平 東京都豊島区高田3−24−1 大正製薬株 式会社内 (72)発明者 新井 厳 東京都豊島区高田3−24−1 大正製薬株 式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 一般式A−NH−N=CH−CH2 −C
OOR(式中、Aは置換基を有していてもよい複素芳香
環基を示し、Rは分岐していてもよいアルキル基を示
す)で表されるヒドラゾン誘導体およびそれらの塩。 - 【請求項2】 複素芳香環基がベンゾチアゾリル基であ
る請求項1記載のヒドラゾン誘導体およびそれらの塩。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のヒドラゾン誘導
体またはその塩を有効成分とする肝疾患治療剤。 - 【請求項4】 一般式A−NH−NH−CH=CH−C
OOR(式中、Aは置換基を有していてもよい複素芳香
環基を示し、Rは分岐していてもよいアルキル基を示
す)で表されるヒドラジン誘導体またはこれらの塩を有
効成分とする肝疾患治療剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6096796A JPH07304760A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | ヒドラゾン誘導体および肝疾患治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6096796A JPH07304760A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | ヒドラゾン誘導体および肝疾患治療剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07304760A true JPH07304760A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14174596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6096796A Pending JPH07304760A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | ヒドラゾン誘導体および肝疾患治療剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07304760A (ja) |
-
1994
- 1994-05-10 JP JP6096796A patent/JPH07304760A/ja active Pending
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