JPH07314482A - 樹脂成形体 - Google Patents
樹脂成形体Info
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- JPH07314482A JPH07314482A JP13838094A JP13838094A JPH07314482A JP H07314482 A JPH07314482 A JP H07314482A JP 13838094 A JP13838094 A JP 13838094A JP 13838094 A JP13838094 A JP 13838094A JP H07314482 A JPH07314482 A JP H07314482A
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- molded body
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- resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 寸法精度が高く精密な樹脂成形体を提供す
る。 【構成】 少なくとも2つの板状の部材を有する樹脂成
形体の前記部材の接合部の少なくとも一部に薄肉部を設
け、この薄肉部により、射出成形後の熱可塑性樹脂の収
縮時に各部材に発生する収縮応力を吸収分散し、部材の
変形を防止するように構成する。
る。 【構成】 少なくとも2つの板状の部材を有する樹脂成
形体の前記部材の接合部の少なくとも一部に薄肉部を設
け、この薄肉部により、射出成形後の熱可塑性樹脂の収
縮時に各部材に発生する収縮応力を吸収分散し、部材の
変形を防止するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂成形体に係り、特に
寸法精度の高い樹脂形成体に関する。
寸法精度の高い樹脂形成体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より熱可塑性樹脂を射出成形するこ
とによって成形した樹脂成形体が使用されている。この
ような樹脂成形体の形状は、その使用目的に応じて種々
の形状とすることができる。例えば、図10に示される
樹脂形成体61は、箱形状の樹脂成形体であり、本体部
62と蓋部67とから構成されている。本体部62は、
板状矩形の底部材63と、この底部材63の周縁部から
立ち上がるように形成され、かつ、相互に連接された4
個の側壁部材64a,64b,64c,64dを備えて
いる。また、蓋部67は、側壁部材64aの上端部に接
合連設され、接合部において回動可能とされている。こ
のような樹脂成形体は、一般に熱可塑性樹脂を用いて射
出成形により成形される。
とによって成形した樹脂成形体が使用されている。この
ような樹脂成形体の形状は、その使用目的に応じて種々
の形状とすることができる。例えば、図10に示される
樹脂形成体61は、箱形状の樹脂成形体であり、本体部
62と蓋部67とから構成されている。本体部62は、
板状矩形の底部材63と、この底部材63の周縁部から
立ち上がるように形成され、かつ、相互に連接された4
個の側壁部材64a,64b,64c,64dを備えて
いる。また、蓋部67は、側壁部材64aの上端部に接
合連設され、接合部において回動可能とされている。こ
のような樹脂成形体は、一般に熱可塑性樹脂を用いて射
出成形により成形される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2つ以
上の板状の部材を備え、各部材間に接合部を有する樹脂
成形体では、射出成形後の熱可塑性樹脂の収縮時に、各
部材の収縮応力が作用しあって1つの部材、あるいは複
数の部材に形状変形を生じるという問題がある。上述の
樹脂成形体を例にすると、図11に示されるように側壁
部材64b,64c,64dは、底部材63からの収縮
応力により特にその上端部が本体部62の内部方向に湾
曲したものとなる。このため、樹脂成形体の寸法精度が
低下してしまい、精密な樹脂成形体を得ることは困難で
あった。
上の板状の部材を備え、各部材間に接合部を有する樹脂
成形体では、射出成形後の熱可塑性樹脂の収縮時に、各
部材の収縮応力が作用しあって1つの部材、あるいは複
数の部材に形状変形を生じるという問題がある。上述の
樹脂成形体を例にすると、図11に示されるように側壁
部材64b,64c,64dは、底部材63からの収縮
応力により特にその上端部が本体部62の内部方向に湾
曲したものとなる。このため、樹脂成形体の寸法精度が
低下してしまい、精密な樹脂成形体を得ることは困難で
あった。
【0004】このような形状変形に対して、射出成形に
用いる金型を予め調整して、底部の収縮応力が側壁部材
に作用した後の状態で所望の寸法精度が得られるように
するこも可能であるが、使用する熱可塑性樹脂の特性、
樹脂成形体の肉厚等により応力変形の程度が異なるた
め、金型での調整は極めて煩雑となる。
用いる金型を予め調整して、底部の収縮応力が側壁部材
に作用した後の状態で所望の寸法精度が得られるように
するこも可能であるが、使用する熱可塑性樹脂の特性、
樹脂成形体の肉厚等により応力変形の程度が異なるた
め、金型での調整は極めて煩雑となる。
【0005】本発明は上述のような実情に鑑みてなされ
たものであり、寸法精度が高く精密な樹脂成形体を提供
することを目的とする。
たものであり、寸法精度が高く精密な樹脂成形体を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は少なくとも2つの板状の部材を有
し、各部材の接合部の少なくとも一部に薄肉部を有する
ような構成とした。
るために、本発明は少なくとも2つの板状の部材を有
し、各部材の接合部の少なくとも一部に薄肉部を有する
ような構成とした。
【0007】
【作用】各部材の接合部の少なくとも一部に薄肉部を有
することにより、射出成形後の熱可塑性樹脂の収縮時に
各部材に発生する収縮応力が薄肉部によって吸収分散さ
れ、部材に変形が生じることが防止される。
することにより、射出成形後の熱可塑性樹脂の収縮時に
各部材に発生する収縮応力が薄肉部によって吸収分散さ
れ、部材に変形が生じることが防止される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0009】図1は本発明の樹脂成形体の一実施例を示
す斜視図である。図1において、樹脂成形体1は2つの
板状部材2a,2bからなり、板状部材2bの端部が板
状部材2aの一方の面に当接した形状の接合部3を備
え、この接合部3は薄肉部4を有している。薄肉部4
は、樹脂成形体1の各板状部材2a,2bの肉厚よりも
薄く形成されている。
す斜視図である。図1において、樹脂成形体1は2つの
板状部材2a,2bからなり、板状部材2bの端部が板
状部材2aの一方の面に当接した形状の接合部3を備
え、この接合部3は薄肉部4を有している。薄肉部4
は、樹脂成形体1の各板状部材2a,2bの肉厚よりも
薄く形成されている。
【0010】上述のように、板状部材2a,2bの接合
部3が薄肉部4を有しているので、射出成形後の熱可塑
性樹脂の収縮時に各板状部材2a,2bに収縮応力が発
生しても、薄肉部4によって収縮応力が吸収分散され、
収縮応力により板状部材が変形するのを防止できる。
尚、図示例では接合部3の一方にのみ凹部が設けられて
薄肉部4が形成されているが、接合部3の両方に凹部を
設けたり、また、凹部を断続的に設けてもよい。
部3が薄肉部4を有しているので、射出成形後の熱可塑
性樹脂の収縮時に各板状部材2a,2bに収縮応力が発
生しても、薄肉部4によって収縮応力が吸収分散され、
収縮応力により板状部材が変形するのを防止できる。
尚、図示例では接合部3の一方にのみ凹部が設けられて
薄肉部4が形成されているが、接合部3の両方に凹部を
設けたり、また、凹部を断続的に設けてもよい。
【0011】図2は本発明の樹脂成形体の他の実施例を
示す斜視図である。図2において、樹脂成形体11は3
つの板状部材12a,12b,12cからなり、3つの
板状部材12a,12b,12cの各1端部が相互に当
接した形状の接合部13を備えている。この接合部13
は薄肉部14を有し、薄肉部14は樹脂成形体11の各
板状部材12a,12b,12cの肉厚よりも薄く形成
されている。
示す斜視図である。図2において、樹脂成形体11は3
つの板状部材12a,12b,12cからなり、3つの
板状部材12a,12b,12cの各1端部が相互に当
接した形状の接合部13を備えている。この接合部13
は薄肉部14を有し、薄肉部14は樹脂成形体11の各
板状部材12a,12b,12cの肉厚よりも薄く形成
されている。
【0012】上述のように、板状部材12a,12b,
12cの接合部13が薄肉部14を有しているので、射
出成形後の熱可塑性樹脂の収縮時に各板状部材12a,
12b,12cに収縮応力が発生しても、薄肉部14に
よって収縮応力が吸収分散され、収縮応力により板状部
材が変形するのを防止できる。尚、図示例では接合部1
3のうち、板状部材12aと12cとの間に位置する接
合部にのみ凹部が設けられて薄肉部14が形成されてい
るが、凹部を設ける位置は、板状部材12aと12bと
の間、あるいは板状部材12bと12cとの間でもよ
く、また、2以上の凹部を設けてもよい。また、凹部は
図示例のように連続であってもよく、あるいは断続的に
形成されたものでもよい。
12cの接合部13が薄肉部14を有しているので、射
出成形後の熱可塑性樹脂の収縮時に各板状部材12a,
12b,12cに収縮応力が発生しても、薄肉部14に
よって収縮応力が吸収分散され、収縮応力により板状部
材が変形するのを防止できる。尚、図示例では接合部1
3のうち、板状部材12aと12cとの間に位置する接
合部にのみ凹部が設けられて薄肉部14が形成されてい
るが、凹部を設ける位置は、板状部材12aと12bと
の間、あるいは板状部材12bと12cとの間でもよ
く、また、2以上の凹部を設けてもよい。また、凹部は
図示例のように連続であってもよく、あるいは断続的に
形成されたものでもよい。
【0013】図3は本発明の樹脂成形体の他の実施例を
示す斜視図である。図3において、樹脂成形体21は3
つの板状部材22a,22b,22cからなり、各板状
部材の端部が他の部材の端部に当接した形状の接合部2
3a,23b,23cを備えている。そして、各接合部
23a,23b,23cは、それぞれ薄肉部24a,2
4b,24cを有している。この薄肉部24a,24
b,24cは、樹脂成形体21を構成する各板状部材2
2a,22b,22cの肉厚よりも薄く形成されてい
る。
示す斜視図である。図3において、樹脂成形体21は3
つの板状部材22a,22b,22cからなり、各板状
部材の端部が他の部材の端部に当接した形状の接合部2
3a,23b,23cを備えている。そして、各接合部
23a,23b,23cは、それぞれ薄肉部24a,2
4b,24cを有している。この薄肉部24a,24
b,24cは、樹脂成形体21を構成する各板状部材2
2a,22b,22cの肉厚よりも薄く形成されてい
る。
【0014】上述のように、板状部材22a,22b,
22cの接合部23a,23b,23cが薄肉部24
a,24b,24cを有しているので、射出成形後の熱
可塑性樹脂の収縮時に各板状部材22a,22b,22
cに収縮応力が発生しても、薄肉部24a,24b,2
4cによって収縮応力が吸収分散され、収縮応力により
板状部材22a,22b,22cが変形(図3に想像線
で示したように変形)するのを防止できる。尚、図示例
では、接合部23a,23b,23cのすべてが薄肉部
24a,24b,24cを有しているが、接合部23
a,23b,23cのうち1つ、あるいは2つが薄肉部
を有するものでもよい。さらに、図3に示される実施例
では、樹脂成形体21の内側から接合部に凹部が設けら
れて薄肉部24a,24b,24cが形成されている
が、これに限定されるものではない。例えば、図4に示
されるように、樹脂成形体21の外側から接合部の一部
を削り取ったような形状とすることにより薄肉部24
a,24b,24cを形成してもよい。そして、樹脂成
形体の外観を重視する場合には、図3に示されるように
樹脂成形体21の内側から接合部に凹部を設け、樹脂成
形体の内面を重視する場合(正確な容量が要求された
り、液溜りがなく良好な液切れが要求される場合等)に
は、図4に示されるように樹脂成形体21の外側から接
合部の一部を削り取って薄肉部を形成することができ
る。また、上記の凹部、削り取り部は、接合部に連続し
て設けられたものでもよく、あるいは、断続的なもので
もよい。
22cの接合部23a,23b,23cが薄肉部24
a,24b,24cを有しているので、射出成形後の熱
可塑性樹脂の収縮時に各板状部材22a,22b,22
cに収縮応力が発生しても、薄肉部24a,24b,2
4cによって収縮応力が吸収分散され、収縮応力により
板状部材22a,22b,22cが変形(図3に想像線
で示したように変形)するのを防止できる。尚、図示例
では、接合部23a,23b,23cのすべてが薄肉部
24a,24b,24cを有しているが、接合部23
a,23b,23cのうち1つ、あるいは2つが薄肉部
を有するものでもよい。さらに、図3に示される実施例
では、樹脂成形体21の内側から接合部に凹部が設けら
れて薄肉部24a,24b,24cが形成されている
が、これに限定されるものではない。例えば、図4に示
されるように、樹脂成形体21の外側から接合部の一部
を削り取ったような形状とすることにより薄肉部24
a,24b,24cを形成してもよい。そして、樹脂成
形体の外観を重視する場合には、図3に示されるように
樹脂成形体21の内側から接合部に凹部を設け、樹脂成
形体の内面を重視する場合(正確な容量が要求された
り、液溜りがなく良好な液切れが要求される場合等)に
は、図4に示されるように樹脂成形体21の外側から接
合部の一部を削り取って薄肉部を形成することができ
る。また、上記の凹部、削り取り部は、接合部に連続し
て設けられたものでもよく、あるいは、断続的なもので
もよい。
【0015】図5は本発明の樹脂成形体の他の実施例を
示す斜視図である。図5において、樹脂成形体31は4
つの板状部材32a,32b,32c,32dからな
り、各板状部材の端部が他の部材の端部に当接した形状
の接合部33a,33b,33c,33dを備えてい
る。そして、各接合部33a,33b,33c,33d
は、それぞれ薄肉部34a,34b,34c,34dを
有している。この薄肉部34a,34b,34c,34
dは、樹脂成形体31を構成する各板状部材32a,3
2b,32c,32dの肉厚よりも薄く形成されてい
る。
示す斜視図である。図5において、樹脂成形体31は4
つの板状部材32a,32b,32c,32dからな
り、各板状部材の端部が他の部材の端部に当接した形状
の接合部33a,33b,33c,33dを備えてい
る。そして、各接合部33a,33b,33c,33d
は、それぞれ薄肉部34a,34b,34c,34dを
有している。この薄肉部34a,34b,34c,34
dは、樹脂成形体31を構成する各板状部材32a,3
2b,32c,32dの肉厚よりも薄く形成されてい
る。
【0016】上述のように、板状部材32a,32b,
32c,32dの接合部33a,33b,33c,33
dが薄肉部34a,34b,34c,34dを有してい
るので、射出成形後の熱可塑性樹脂の収縮時に各板状部
材32a,32b,32c,32dに収縮応力が発生し
ても、薄肉部34a,34b,34c,34dによって
収縮応力が吸収分散され、収縮応力により板状部材32
a,32b,32c,32dが変形(図5に想像線で示
したように変形)するのを防止できる。尚、図示例で
は、接合部33a,33b,33c,33dのすべてが
薄肉部34a,34b,34c,34dを有している
が、接合部33a,33b,33c,33dの少なくと
も1つが薄肉部を有していればよい。さらに、図5に示
される実施例では、樹脂成形体31の内側から接合部に
凹部が設けられて薄肉部34a,34b,34c,34
dが形成されているが、これに限定されるものではな
い。例えば、図6に示されるように、樹脂成形体31の
外側から接合部の一部を削り取ったような形状とするこ
とにより薄肉部34a,34b,34c,34dを形成
してもよい。そして、樹脂成形体の外観を重視する場合
には、図5に示されるように樹脂成形体31の内側から
接合部に凹部を設け、樹脂成形体の内面を重視する場合
(正確な容量が要求されたり、液溜りがなく良好な液切
れが要求される場合等)には、図6に示されるように樹
脂成形体31の外側から接合部の一部を削り取って薄肉
部を形成することができる。また、上記の凹部、削り取
り部は、接合部に連続して設けられたものでもよく、あ
るいは、断続的なものでもよい。
32c,32dの接合部33a,33b,33c,33
dが薄肉部34a,34b,34c,34dを有してい
るので、射出成形後の熱可塑性樹脂の収縮時に各板状部
材32a,32b,32c,32dに収縮応力が発生し
ても、薄肉部34a,34b,34c,34dによって
収縮応力が吸収分散され、収縮応力により板状部材32
a,32b,32c,32dが変形(図5に想像線で示
したように変形)するのを防止できる。尚、図示例で
は、接合部33a,33b,33c,33dのすべてが
薄肉部34a,34b,34c,34dを有している
が、接合部33a,33b,33c,33dの少なくと
も1つが薄肉部を有していればよい。さらに、図5に示
される実施例では、樹脂成形体31の内側から接合部に
凹部が設けられて薄肉部34a,34b,34c,34
dが形成されているが、これに限定されるものではな
い。例えば、図6に示されるように、樹脂成形体31の
外側から接合部の一部を削り取ったような形状とするこ
とにより薄肉部34a,34b,34c,34dを形成
してもよい。そして、樹脂成形体の外観を重視する場合
には、図5に示されるように樹脂成形体31の内側から
接合部に凹部を設け、樹脂成形体の内面を重視する場合
(正確な容量が要求されたり、液溜りがなく良好な液切
れが要求される場合等)には、図6に示されるように樹
脂成形体31の外側から接合部の一部を削り取って薄肉
部を形成することができる。また、上記の凹部、削り取
り部は、接合部に連続して設けられたものでもよく、あ
るいは、断続的なものでもよい。
【0017】図7は本発明の樹脂成形体の他の実施例を
示す斜視図である。図7において、樹脂成形体41は箱
形状の樹脂成形体であり、本体部42と蓋部47とを備
えている。
示す斜視図である。図7において、樹脂成形体41は箱
形状の樹脂成形体であり、本体部42と蓋部47とを備
えている。
【0018】樹脂成形体41を構成する本体部42は、
板状矩形の底部材43と、この底部材43の周縁部から
立ち上がるように形成された4個の板状の側壁部材44
a,44b,44c,44dを備えている。各側壁部材
は隣接する側壁部材と相互に連接されており、側壁部材
のうち側壁部材44aの上端部には蓋部47が接合連設
されている。この蓋部47は、側壁部材44aとの接合
部において回動可能とされており、側壁部材44b,4
4c,44dの上端面に当接した状態で本体部42を閉
塞して密封箱体とすることができる。
板状矩形の底部材43と、この底部材43の周縁部から
立ち上がるように形成された4個の板状の側壁部材44
a,44b,44c,44dを備えている。各側壁部材
は隣接する側壁部材と相互に連接されており、側壁部材
のうち側壁部材44aの上端部には蓋部47が接合連設
されている。この蓋部47は、側壁部材44aとの接合
部において回動可能とされており、側壁部材44b,4
4c,44dの上端面に当接した状態で本体部42を閉
塞して密封箱体とすることができる。
【0019】上記のような本発明の樹脂成形体41は、
底部材43と各側壁部材との接合部45a,45b,4
5c,45dのうち、3か所の接合部45b,45c,
45dに薄肉部46a,46b,46cを有している。
図8は図7に示される樹脂成形体41のVIII−VIII線に
おける縦断面図である。図8に示されるように、薄肉部
46a,46b,46cは、樹脂成形体41の底部材4
3、側壁部材44b,44c,44dの肉厚よりも薄く
形成されている。
底部材43と各側壁部材との接合部45a,45b,4
5c,45dのうち、3か所の接合部45b,45c,
45dに薄肉部46a,46b,46cを有している。
図8は図7に示される樹脂成形体41のVIII−VIII線に
おける縦断面図である。図8に示されるように、薄肉部
46a,46b,46cは、樹脂成形体41の底部材4
3、側壁部材44b,44c,44dの肉厚よりも薄く
形成されている。
【0020】上述のように、底部材43と側壁部材との
接合部のうち、側壁部材44b,44c,44dが立ち
上がっている3か所の接合部45b,45c,45dに
薄肉部46a,46b,46cを設けることにより、射
出成形後の熱可塑性樹脂の収縮時に底部材43に発生す
る収縮応力を薄肉部46a,46b,46cによって吸
収分散し、収縮応力が側壁部材44b,44c,44d
に作用するのを防止できる。このため、側壁部材44
b,44c,44dの特に上端部が本体部42の内側方
向に湾曲する応力変形を防止することができる。
接合部のうち、側壁部材44b,44c,44dが立ち
上がっている3か所の接合部45b,45c,45dに
薄肉部46a,46b,46cを設けることにより、射
出成形後の熱可塑性樹脂の収縮時に底部材43に発生す
る収縮応力を薄肉部46a,46b,46cによって吸
収分散し、収縮応力が側壁部材44b,44c,44d
に作用するのを防止できる。このため、側壁部材44
b,44c,44dの特に上端部が本体部42の内側方
向に湾曲する応力変形を防止することができる。
【0021】尚、上述の実施例では、底部材43と側壁
部材44aとの接合部45aには薄肉部が形成されてい
ない。これは、側壁部材44aの上端部に蓋部47が接
合連設されており、底部材43に発生した収縮応力が側
壁部材44aに作用しても、側壁部材44aが本体部4
2の内側に湾曲するのを蓋部47によって防止されるた
めである。
部材44aとの接合部45aには薄肉部が形成されてい
ない。これは、側壁部材44aの上端部に蓋部47が接
合連設されており、底部材43に発生した収縮応力が側
壁部材44aに作用しても、側壁部材44aが本体部4
2の内側に湾曲するのを蓋部47によって防止されるた
めである。
【0022】また、図8に示される例では、樹脂成形体
41の内側から接合部に凹部が設けられて薄肉部46
a,46b,46cが形成されているが、これに限定さ
れるものではない。例えば、図9に示されるように、樹
脂成形体41の外側から接合部の一部を削り取ったよう
な形状とすることにより薄肉部46a,46b,46c
を形成してもよい。そして、樹脂成形体の外観を重視す
る場合には、図8に示されるように樹脂成形体41の内
側から接合部に凹部を設け、樹脂成形体の内面を重視す
る場合(正確な容量が要求されたり、液溜りがなく良好
な液切れが要求される場合等)には、図9に示されるよ
うに樹脂成形体41の外側から接合部の一部を削り取っ
て薄肉部を形成することができる。また、上記の凹部、
削り取り部は、接合部に連続して設けられたものでもよ
く、あるいは、断続的なものでもよい。
41の内側から接合部に凹部が設けられて薄肉部46
a,46b,46cが形成されているが、これに限定さ
れるものではない。例えば、図9に示されるように、樹
脂成形体41の外側から接合部の一部を削り取ったよう
な形状とすることにより薄肉部46a,46b,46c
を形成してもよい。そして、樹脂成形体の外観を重視す
る場合には、図8に示されるように樹脂成形体41の内
側から接合部に凹部を設け、樹脂成形体の内面を重視す
る場合(正確な容量が要求されたり、液溜りがなく良好
な液切れが要求される場合等)には、図9に示されるよ
うに樹脂成形体41の外側から接合部の一部を削り取っ
て薄肉部を形成することができる。また、上記の凹部、
削り取り部は、接合部に連続して設けられたものでもよ
く、あるいは、断続的なものでもよい。
【0023】上述のような本発明の樹脂成形体におい
て、薄肉部の厚みは使用する樹脂、樹脂成形体の形状、
使用目的、要求強度等を考慮して適宜設定することがで
き、通常、薄肉部の厚みは樹脂成形体の他の部分の肉厚
の20〜60%、好ましくは30〜40%の範囲で設定
することができる。
て、薄肉部の厚みは使用する樹脂、樹脂成形体の形状、
使用目的、要求強度等を考慮して適宜設定することがで
き、通常、薄肉部の厚みは樹脂成形体の他の部分の肉厚
の20〜60%、好ましくは30〜40%の範囲で設定
することができる。
【0024】上述のような本発明の樹脂成形体は、熱可
塑性樹脂を用いて射出成形により成形される。使用する
熱可塑性樹脂としては、従来から射出成形に使用されて
いるいずれの熱可塑性樹脂であってもよく、例えば、ポ
リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ABS
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ナイロン等のポリアミド
樹脂等を挙げることができる。上記の熱可塑性樹脂のう
ち、特にポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂は熱収
縮率が大きく、このような樹脂を用いた場合に本発明の
効果がより顕著に奏される。
塑性樹脂を用いて射出成形により成形される。使用する
熱可塑性樹脂としては、従来から射出成形に使用されて
いるいずれの熱可塑性樹脂であってもよく、例えば、ポ
リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ABS
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ナイロン等のポリアミド
樹脂等を挙げることができる。上記の熱可塑性樹脂のう
ち、特にポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂は熱収
縮率が大きく、このような樹脂を用いた場合に本発明の
効果がより顕著に奏される。
【0025】本発明の樹脂成形体は公知の射出成形法に
より成形することができ、成形方法に特に限定があるも
のではない。そして、接合部に薄肉部を形成するため
に、成形金型のコア側に加工を施すか、あるいはキャビ
ティー側に加工を施すか、さらには、コア側、キャビテ
ィー側双方に加工を施すか、適宜選択することができ
る。
より成形することができ、成形方法に特に限定があるも
のではない。そして、接合部に薄肉部を形成するため
に、成形金型のコア側に加工を施すか、あるいはキャビ
ティー側に加工を施すか、さらには、コア側、キャビテ
ィー側双方に加工を施すか、適宜選択することができ
る。
【0026】尚、本発明の樹脂成形体は、上述の実施例
に限定されるものではないことは勿論である。例えば、
上述の図1乃至図6に示される実施例の形状を一部に備
えるような樹脂成形体であってもよい。また、図7乃至
図9に示される実施例では底部材の形状は矩形であり、
側壁部材は4個からなっているが、底部材の形状を矩形
以外の多角形等にして、それに対応した側壁部材を備え
るものであってもよい。
に限定されるものではないことは勿論である。例えば、
上述の図1乃至図6に示される実施例の形状を一部に備
えるような樹脂成形体であってもよい。また、図7乃至
図9に示される実施例では底部材の形状は矩形であり、
側壁部材は4個からなっているが、底部材の形状を矩形
以外の多角形等にして、それに対応した側壁部材を備え
るものであってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば射
出成形後の熱可塑性樹脂の収縮時に板状部材に発生する
収縮応力が、他の板状部材との接合部の少なくとも一部
に設けられた薄肉部により吸収分散され、これにより部
材の応力変形が有効に防止されて、設計段階の寸法精度
を保った高精密な樹脂成形体が可能となる。
出成形後の熱可塑性樹脂の収縮時に板状部材に発生する
収縮応力が、他の板状部材との接合部の少なくとも一部
に設けられた薄肉部により吸収分散され、これにより部
材の応力変形が有効に防止されて、設計段階の寸法精度
を保った高精密な樹脂成形体が可能となる。
【図1】本発明の樹脂成形体の一実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明の樹脂成形体の他の実施例を示す斜視図
である。
である。
【図3】本発明の樹脂成形体の他の実施例を示す斜視図
である。
である。
【図4】本発明の樹脂成形体の他の実施例を示す斜視図
である。
である。
【図5】本発明の樹脂成形体の他の実施例を示す斜視図
である。
である。
【図6】本発明の樹脂成形体の他の実施例を示す斜視図
である。
である。
【図7】本発明の樹脂成形体の他の実施例を示す斜視図
である。
である。
【図8】図7に示される樹脂成形体のVIII−VIII線にお
ける縦断面図である。
ける縦断面図である。
【図9】図7に示される樹脂成形体の他の態様の断面形
状を示す図8相当図である。
状を示す図8相当図である。
【図10】従来の樹脂成形体の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図11】図10に示される樹脂成形体の平面図であ
る。
る。
【符号の説明】 1,11,21,31,41…樹脂成形体 2a,2b,12a,12b,12c,22a,22
b,22c,32a,32b,32c,32d,43,
44a,44b,44c,44d…板状部材 3,13,23a,23b,23c,33a,33b,
33c,33d,45a,45b,45c,45d…接
合部 4,14,24a,24b,24c,34a,34b,
34c,34d,46a,46b,46c…薄肉部
b,22c,32a,32b,32c,32d,43,
44a,44b,44c,44d…板状部材 3,13,23a,23b,23c,33a,33b,
33c,33d,45a,45b,45c,45d…接
合部 4,14,24a,24b,24c,34a,34b,
34c,34d,46a,46b,46c…薄肉部
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも2つの板状の部材を有し、各
部材の接合部の少なくとも一部に薄肉部を有することを
特徴とする樹脂成形体。 - 【請求項2】 1つの部材の端部が他の部材の一方の面
に当接した形状の接合部を有することを特徴とする請求
項1に記載の樹脂成形体。 - 【請求項3】 3つの部材の各1端部が相互に当接した
形状の接合部を有することを特徴とする請求項1に記載
の樹脂成形体。 - 【請求項4】 少なくとも3つの板状の部材を有し、1
つの部材の端部が他の部材の端部に当接した形状の接合
部を有することを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形
体。 - 【請求項5】 1つの部材の周縁部から他の部材が立ち
上がっていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成
形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13838094A JPH07314482A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 樹脂成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13838094A JPH07314482A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 樹脂成形体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07314482A true JPH07314482A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=15220587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13838094A Pending JPH07314482A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 樹脂成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07314482A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011114625A1 (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-22 | パナソニック株式会社 | 電池パック |
| JP2021154542A (ja) * | 2020-03-25 | 2021-10-07 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 金型、及び成形品の製造方法 |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP13838094A patent/JPH07314482A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011114625A1 (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-22 | パナソニック株式会社 | 電池パック |
| US20120225339A1 (en) * | 2010-03-15 | 2012-09-06 | Panasonic Corporation | Battery pack |
| JP2021154542A (ja) * | 2020-03-25 | 2021-10-07 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 金型、及び成形品の製造方法 |
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