JPH07317835A - アクティブ除振装置 - Google Patents

アクティブ除振装置

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JPH07317835A
JPH07317835A JP13491394A JP13491394A JPH07317835A JP H07317835 A JPH07317835 A JP H07317835A JP 13491394 A JP13491394 A JP 13491394A JP 13491394 A JP13491394 A JP 13491394A JP H07317835 A JPH07317835 A JP H07317835A
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floor
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Katsumi Asada
克己 浅田
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動制御ループのゲインを抑えたときでも除
振性能を向上させる。 【構成】 除振台1を支持する支持手段3,4と、除振
台1を駆動するアクチュエータ6と、除振台1の振動を
検出する振動センサ7と、除振台1の変位を検出する変
位センサ11と、振動センサ7の出力を補償してアクチ
ュエータ6を駆動する振動制御ループ8,9,10と、
変位センサ11の出力を補償してアクチュエータ6を駆
動する位置制御ループ11,12,10とを備えたアク
ティブ除振装置において、振動センサ7の出力と変位セ
ンサ11の出力から演算によって得た信号を補償してア
クチュエータ6を駆動する第2の振動制御ループ13,
14,10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子顕微鏡、光学機器
あるいは半導体製造装置などの精密機器を搭載するアク
ティブ除振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子顕微鏡、光学機器あるいは半導体製
造装置などの精密機器の高精度化に伴い、設置床からこ
れら機器に伝わる微振動をマイクロG(ミリgal)レ
ベルで絶縁する必要が生じている。機器に伝わる微振動
の絶縁を低い周波数から実現するためには、微振動の伝
達経路となる除振支持機構のバネ定数および粘性係数を
できるだけ小さくすればよい。しかし除振支持機構のバ
ネ定数と機器全体の質量で決まる低周波共振が微振動に
より励起されて機器全体の揺れが大きくなるので、むや
みにバネ定数および粘性係数を小さくできない。そのた
めバネ定数をできるだけ小さく設定した後、低周波共振
ピークが大きくならないようダンパなどにより粘性を付
与する。ところがダンパの粘性係数を大きくしていく
と、低周波共振ピークは小さくなるが共振後の周波数に
おける微振動の伝達率(床振動伝達率)が大きくなる。
また、除振台上の精密機器が駆動する場合にもこの低周
波共振は励起されるが、これを小さくするためにはバネ
定数および粘性係数はできるだけ大きい方がよい。この
ように床から伝わる微振動の絶縁(除振)と精密機器の
駆動で発生する振動の抑制(制振)のトレードオフを考
えて、除振支持機構のバネ定数および粘性係数が決定さ
れる。
【0003】最近では以上のようなパッシブ除振装置の
トレードオフを解消するために、アクティブ除振装置が
実用化されている。これは、除振台の振動をセンサで検
出してフィードバック回路によりアクチュエータあるい
はマスダンパを用いて振動制御を行なう能動式の除振装
置であり、電気的に粘性を付与することで共振後の床振
動伝達率を大きくしないで共振ピークのみを小さくする
ことが可能になる。これにより除振性能と制振性能がと
もに向上する。例えば、特開平1−210634(「能
動制御精密制振台」)は除振台の振動をセンサで検出
し、制御弁を介して空気バネ内の空気圧を調整すること
により振動制御を行なうもので、空気バネをアクチュエ
ータとした空気圧式アクティブ除振装置である。このよ
うなアクティブ除振装置の制御系は一般に、除振台振動
(例えば加速度)を検出し、主に電気的粘性を付加して
振動を制御する振動制御ループと、除振台と床の相対変
位を検出して除振台のレベル変動を制御する位置制御ル
ープを有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のアク
ティブ除振装置においては、振動制御ループのゲインを
大きくすれば床振動伝達率の共振ピークを完全に潰すこ
とができる。しかし、除振台上の精密機器の駆動に伴う
大きな振動がフィードバックされるとアクチュエータ駆
動力がすぐに飽和に達してしまい、振動の整定が悪化し
たり制御系が発振するなどの不具合を生じることがあ
る。そのため精密機器の駆動時にも不具合を生じないよ
う振動制御ループのゲインを下げるが、このとき床振動
伝達率も劣化させてしまう。このように、従来のアクテ
ィブ除振装置は、振動制御ループのゲインが除振よりも
制振によって決定されてしまい、必ずしも充分な除振性
能を発揮させることができないという問題があった。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであり、振動制御ループのゲインを抑えたと
きでも除振性能を向上させることができるアクティブ除
振装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、除振台を支持する支持手段と、前記除
振台を駆動するアクチュエータと、前記除振台の振動を
検出する振動センサと、前記除振台の変位を検出する変
位センサと、前記振動センサの出力を補償して前記アク
チュエータを駆動する振動制御ループと、前記変位セン
サの出力を補償して前記アクチュエータを駆動する位置
制御ループとを具備するアクティブ除振装置に対して、
前記振動センサの出力と前記変位センサの出力から演算
によって得た信号を補償して前記アクチュエータを駆動
する第2の振動制御ループを設けたことを特徴とする。
【0007】本発明の好ましい実施例において、前記振
動センサは加速度センサであり、前記変位センサはレベ
ルセンサであり、前記第2の振動制御ループが演算によ
って得る信号は設置床の振動成分である。すなわち、前
記第2の振動制御ループは、前記設置床の振動によって
生じる前記除振台の振動を制御する床振動制御ループで
ある。この床振動制御ループは、前記設置床の振動が前
記支持手段を介して前記除振台に及ぼす力外乱を打ち消
すように前記アクチュエータを駆動する。
【0008】
【作用】従来のアクティブ除振装置においては、精密機
器の駆動に伴う大きな振動の抑制と床振動の絶縁とが同
一の制御ループによりなされていた。この構成において
は床振動の絶縁(除振)効果と本体振動の抑制(制振)
効果を共に満足させるには限界があった。
【0009】そこで本発明では、振動センサの出力をフ
ィードバックする従来からの振動制御ループとは別に振
動センサの出力と変位センサの出力から演算した信号を
フィードバックする第2の振動制御ループを設けてい
る。この第2の振動制御ループは、例えば前記設置床の
振動によって生じる前記除振台の振動を制御する床振動
制御ループであり、その場合、床振動制御ループ内で振
動センサの出力と変位センサの出力を演算して床振動成
分の検出を行ない、床振動が除振支持機構を伝達して除
振台におよぼす力外乱を打ち消すようにアクチュエータ
を駆動する。これにより、振動制御ループのゲインを抑
えたときでも、除振性能の不足分を第2の振動制御ルー
プで補って、除振性能を向上させることができる。
【0010】
【実施例1】以下、本発明の実施例を説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例に係るアクティ
ブ除振装置の構成を示す。同図において、xは除振台1
の絶対変位を表わし、x0 は床振動の絶対変位を表わ
す。精密機器2は除振台1の上に搭載されている。Mは
除振台1と精密機器2の質量を表わす。fd は精密機器
2の駆動によって除振台1に作用する力外乱を表わす。
【0012】除振台1は除振支持機構5によって支持さ
れ、除振支持機構5はばね定数Kのバネ3と粘性係数C
のダンパ4によって構成される。6はアクチュエータで
あり、Aはアクチュエータの動特性を表わす。7は振動
センサであり、除振台1の加速度α(=d2 x/dt
2 )を検出する。この加速度信号はフィルタ8と振動補
償回路9と駆動回路10を介してアクチュエータ6に伝
達され、アクチュエータ6が駆動される。11は変位セ
ンサであり、床と除振台の相対変位(x−x0 )を検出
する。この相対変位信号は位置補償回路12と駆動回路
10を介してアクチュエータ6に伝達され、アクチュエ
ータ6が駆動される。13は演算回路であり、振動セン
サ7の出力と変位センサ11の出力から床の振動成分
(ここではx0 )を検出する。14は床振動補償回路で
あり、駆動回路10を介して除振支持機構5を伝達して
除振台に及ぼされる力外乱を打ち消すようにアクチュエ
ータ6を駆動する。
【0013】図2は、図1に示したアクティブ除振装置
のブロック線図である。x0 は床振動変位、fd は精密
機器2の駆動で除振台1に作用する力外乱、rは目標値
(=0)である。Gc は位置補償回路12の伝達関数、
ffは床振動補償回路14の伝達関数である。
【0014】床の振動成分(例えばx0 )は、振動セン
サ7で検出された加速度αの2階積分と変位センサ11
で検出された相対変位(x−x0 )の差分により得られ
る。
【0015】以下では本発明により、振動制御ループの
ゲインを抑えた時でも除振性能を向上させることができ
ることを伝達関数を用いて説明する。
【0016】簡単のために、アクチュエータ6の動特性
を表わす伝達関数Aは比例要素とする。またフィルタ8
は注目する効果を明確に示すために無視し、振動補償回
路9はゲインKv の積分補償のみとする。
【0017】この時、除振台1の絶対変位xは次式で表
される。
【0018】
【数1】 上式においてGffは左辺第一項にしか現われないので、
c とKv が最適設定された後、x0 からxまでの特性
(床振動伝達率x/x0 )を調整して除振性能の向上を
図ることができることがわかる。
【0019】ここで、ばね3のバネ定数Kとダンパ4の
粘性係数Cおよびアクチュエータ6の動特性Aを予め測
定しておき、Gffを以下のように選ぶ。
【0020】
【数2】 つまり除振支持機構5とアクチュエータ6の逆システム
を掛けたものを選ぶ。このとき床振動伝達率x/x0
以下の式で表される。
【0021】
【数3】 すなわち、除振支持機構5を伝達して除振台1におよぼ
す力外乱(Cs+K)x0 を打ち消すことができる。し
かし実用上は完全な微分要素を実現できないので、Gff
は以下のように時定数Tf のローパスフィルタを含む疑
似微分要素となる。
【0022】
【数4】 このとき床振動伝達率x/x0 は以下の式で表される。
【0023】
【数5】 上式においても時定数Tf を小さくしていけば、除振支
持機構5を伝達して除振台1におよぼす力外乱(Cs+
K)x0 を打ち消せることがわかる。これにより、床振
動伝達率x/x0 を小さくできるので、その分、除振性
能が向上する。
【0024】図3は数値シミュレーションによって本発
明の効果を床振動伝達率x/x0 で示した図で、縦軸は
ゲイン(dB)、横軸は固有振動数との比を表わす無次
元周波数である。
【0025】図中の破線は、床振動制御ループのない従
来のアクティブ除振装置の床振動伝達率を示す。振動制
御ループと位置制御ループの補償回路は最適設定されて
いるが、精密機器2の駆動時にも発振しないように振動
制御ループのゲインは抑さえられているので、0dBを
超える共振ピークが残る。一方、図中の実線は床振動制
御ループを有する本発明による場合のもので、振動制御
ループと位置制御ループの補償回路を最適設定した後、
床振動補償回路14のローパスフィルタ時定数Tf を調
整したものである。すなわち、床振動制御ループにより
共振周波数前後の広い帯域で床振動伝達率x/x0 が小
さくなり、除振性能を向上させることができる。
【0026】以上説明したように本実施例では、アクテ
ィブ除振装置において振動制御ループとは別に設けた床
振動制御ループにより床振動成分の検出を行ない、床振
動が除振支持機構を伝達して除振台におよぼす力外乱を
打ち消すようにアクチュエータを駆動する。これによっ
て、従来方式において、振動制御ループのゲインが抑さ
えられている場合でも除振性能を向上させることが可能
となる。また本実施例によれば、共振周波数より低い帯
域から床振動伝達率を0dB以下にすることができる。
これは従来方式の制御ループ構成ではいかなる調整を行
なっても達成不可能な性能で、本実施例の方式によって
大幅に除振性能を向上させることが可能となる。しか
も、加速度センサや変位センサを新たに必要としないの
で経済的に実施できる。
【0027】
【実施例2】実施例1においては垂直方向の制振および
除振を行なう例を示したが、本発明は垂直方向に限ら
ず、水平方向の制振および除振についても同様に実施可
能である。すなわち除振台1を除振支持し、アクチュエ
ータ6を水平方向に設置し、振動センサ7と変位センサ
10もそれぞれ水平方向成分を検出するよう設置すれば
よい。
【0028】
【実施例3】アクティブ除振装置においては、ダンパ4
の粘性係数Cはできるだけ小さく設定して、振動制御ル
ープによって電気的に粘性を与える。このためダンパ4
を伝達する床振動は元々小さい。よって、ばね3を伝達
する床振動による力外乱のみを打ち消すようにしても十
分に性能の改善が図れる。すなわち実施例1におけるG
ffを以下のように選んでもよい。
【0029】
【数6】 ここでKffはゲインを表わす。Kffを0から1にしてい
けば、ばね3を伝達して除振台1におよぼす力外乱Kx
0 を打ち消していくことができる。またこの場合Gff
比例要素となり実現もより容易になる。
【0030】
【実施例4】上記実施例ではアクチュエータ6の動特性
を表わす伝達関数Aとして、電磁モータ、ボイスコイル
モータ(VCM)などの比例要素(ゲイン)を考えた
が、本発明は別の特性を持つアクチュエータでも実施可
能である。例えば、空気ばね、油圧、空気圧シリンダ等
ではアクチュエータ6の動特性を表わす伝達関数Aを積
分要素で置き換えればよい。
【0031】次にAが積分要素となる場合について伝達
関数を用いて説明する。定数や変数の定義は上記実施例
と同様であるが、Aは以下のようにゲインKt の積分要
素で置き換える。
【0032】
【数7】 また、振動補償回路9は積分補償器ではなく、ゲインK
v のみとする。
【0033】このとき、除振台1の絶対変位xは次式で
表される。
【0034】
【数8】 ここで、ばね3のばね定数Kとダンパ4の粘性係数Cお
よびアクチュエータ6の動特性Kt /sを予め測定して
おき、Gffを以下のように選ぶ。
【0035】
【数9】 つまり除振支持機構5とアクチュエータ6の逆システム
を掛けたものを選ぶ。このとき床振動伝達率x/x0
以下の式で表される。
【0036】
【数10】 すなわち、除振支持機構5を伝達して除振台1におよぼ
す力外乱(Cs+K)x0 を打ち消すことができる。し
かし実用上は完全な微分要素を実現できないので、Gff
は以下のように時定数f1 ,f2 を持つ2次のローパス
フィルタを含む疑似微分要素となる。
【0037】
【数11】 このとき床振動伝達率x/x0 は以下の式で表される。
【0038】
【数12】 上式においてローパスフィルタの時定数f2 を大きくし
ていけば、除振支持機構5を伝達して除振台1におよぼ
す力外乱(Cs+K)x0 を打ち消せることがわかる。
これにより床振動伝達率x/x0 を小さくできるので、
その分、除振性能が向上する。
【0039】
【実施例5】また、アクチュエータ6の動特性が積分要
素となる実施例4の構成でも、実施例3と同様にばね3
を伝達する床振動による力外乱のみを打ち消すようにし
ても十分に性能の改善が図れる。すなわちGffを以下の
ように選ぶ。
【0040】
【数13】 f はローパスフィルタの時定数である。このとき床振
動伝達率x/x0 は以下の式で表される。
【0041】
【数14】 上式において時定数Tf を小さくしていけば、ばね3を
伝達して除振台1におよぼす力外乱Kx0 が打ち消され
る。すなわち、床振動制御ループにより床振動伝達率x
/x0 が小さくなり、除振性能を向上させることができ
る。
【0042】
【実施例6】上述の実施例1および実施例4において
は、振動センサ7の出力と変位センサ11の出力から検
出する床の振動成分は床振動変位x0 としたが、床の振
動成分が床振動速度v(=dx/dt)であっても本発
明は実施可能である。アクチュエータ6の動特性が積分
要素となる実施例4の構成を用いて、これを説明する。
【0043】図4は、振動センサ7の出力と変位センサ
11の出力から床振動速度vを検出する方法を示したブ
ロック図である。図4の方法で検出される床振動速度s
0は、振動センサ7で検出された加速度αの1階積分
と変位センサ11で検出された相対変位(x−x0 )の
疑似微分との差分より得られる。15は疑似微分フィル
タを表わす。これを式で示すと以下のようになる。
【0044】
【数15】 上式における時定数T1 を小さくして、注目する帯域近
傍(0.1〜100Hz)で十分に床振動速度sx0
検出できるとする。
【0045】ここで、時定数T2 のローパスフィルタを
含めて、Gffを以下のように選ぶ。
【0046】
【数16】 このとき、床振動伝達率x/x0 は以下の式で表され
る。
【0047】
【数17】 上式において時定数T2 を小さくしていけば、除振支持
機構5を伝達して除振台1におよぼす力外乱(Cs+
K)x0 を打ち消すことがわかる。これにより、床振動
伝達率x/x0 を小さくできるので、その分、除振性能
が向上する。
【0048】床振動制御ループにより床振動伝達率x/
0 が小さくなり、除振性能を向上させることができ
る。
【0049】
【実施例7】また、実施例6の構成でも、実施例3と同
様にばね3を伝達する床振動による力外乱のみを打ち消
すようにしても十分に性能の改善が図れる。すなわちG
ffを以下のように選ぶ。
【0050】
【数18】 ここでKffはゲインを表わす。このとき床振動伝達率x
/x0 は以下の式で表される。
【0051】
【数19】 上式においてKffを0から1にしていけば、ばね3を伝
達して除振台1におよぼす力外乱Ksx0 打ち消され
る。すなわち、床振動制御ループにより床振動伝達率x
/x0 が小さくなり、除振性能を向上させることができ
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
クティブ除振装置において振動制御ループとは別に振動
センサの出力と変位センサの出力から演算される信号で
アクチュエータを駆動する第2の振動制御ループを設け
ることにより、振動制御ループのゲインが抑さえられて
いる場合でも除振性能を向上させることが可能となる。
また、本発明によれば、前記演算される信号は例えば床
振動などの外部振動であり、その場合、共振周波数より
低い帯域から外部振動の除振台(すなわち搭載機器)へ
の伝達率を0dB以下にすることができる。これは従来
方式の制御ループ構成ではいかなる調整を行なっても達
成不可能な性能である。本発明の方式によればこれが実
現可能なため、除振性能を大幅に向上させることが可能
となる。しかも、本発明は従来の装置に対し加速度セン
サや変位センサを新たに必要としないので経済的に実施
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るアクティブ除振装置
の構成図である。
【図2】 図1の装置のブロック図である。
【図3】 図1の装置の効果を床振動伝達率で示した図
である。
【図4】 本発明の他の実施例における床振動速度の検
出方法を示した図である。
【符号の説明】
1:除振台、2:精密機器、3:ばね、4:ダンパ、
5:除振支持機構、6:アクチュエータ、7:振動セン
サ、8:フィルタ、9:振動補償回路、10:駆動回
路、11:変位センサ、12:位置補償回路、13:演
算回路、14:床振動補償回路、15:疑似微分フィル
タ、x:除振台1の絶対変位、x0 :床振動の絶対変
位、fd :精密機器2の駆動による力外乱、M:除振台
1と精密機器2の質量、K:ばね3のばね定数、C:ダ
ンパ4の粘性係数、A:アクチュエータ6の伝達関数、
v :振動補償回路の積分補償器ゲイン、Gff:床振動
補償回路の伝達関数。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除振台を支持する支持手段と、前記除振
    台を駆動するアクチュエータと、前記除振台の振動を検
    出する振動センサと、前記除振台の変位を検出する変位
    センサと、前記振動センサの出力を補償して前記アクチ
    ュエータを駆動する振動制御ループと、前記変位センサ
    の出力を補償して前記アクチュエータを駆動する位置制
    御ループとを具備するアクティブ除振装置において、 前記振動センサの出力と前記変位センサの出力から演算
    によって得た信号を補償して前記アクチュエータを駆動
    する第2の振動制御ループを備えたことを特徴とするア
    クティブ除振装置。
  2. 【請求項2】 前記振動センサは加速度センサであり、
    前記変位センサはレベルセンサであり、前記第2の振動
    制御ループが演算によって得る信号は設置床の振動成分
    であることを特徴とする請求項1記載のアクティブ除振
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の振動制御ループは、前記設置
    床の振動によって生じる前記除振台の振動を制御する床
    振動制御ループであることを特徴とする請求項2記載の
    アクティブ除振装置。
  4. 【請求項4】 前記床振動制御ループは、前記設置床の
    振動が前記支持手段を介して前記除振台に及ぼす力外乱
    を打ち消すように前記アクチュエータを駆動することを
    特徴とする請求項3記載のアクティブ除振装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019004611A (ja) * 2017-06-15 2019-01-10 マクセル株式会社 無線給電および振動抑制装置
US10948832B2 (en) 2017-04-06 2021-03-16 Asml Netherlands B.V. Lithographic method and apparatus
JP2021134823A (ja) * 2020-02-25 2021-09-13 株式会社荏原製作所 回転機械の防振装置、ポンプ設備、回転機械の防振装置の調整方法
CN117570153A (zh) * 2023-11-21 2024-02-20 中国电子工程设计院股份有限公司 一种双层主动控制隔振方法及装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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