JPH0732164Y2 - タイヤ用滑り止め装置のフック具 - Google Patents

タイヤ用滑り止め装置のフック具

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JPH0732164Y2
JPH0732164Y2 JP8600692U JP8600692U JPH0732164Y2 JP H0732164 Y2 JPH0732164 Y2 JP H0732164Y2 JP 8600692 U JP8600692 U JP 8600692U JP 8600692 U JP8600692 U JP 8600692U JP H0732164 Y2 JPH0732164 Y2 JP H0732164Y2
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JP
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tire
hook
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JP8600692U
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Inventor
敏孝 西
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オーツタイヤ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タイヤチェーン等のタ
イヤ用滑り止め装置に設けられる締め付け帯保持用のフ
ック具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に示すようにタイヤ用滑り止め装置
50は、タイヤ100のトレッド面に巻回される網状又
は梯子状を成し全体として帯状を呈する装置本体51
と、この装置本体51の幅方向一端部にその長手方向に
沿って複数取り付けられるフック具52と、これら全部
のフック具52に引っ掛けてタイヤ100の側面で多角
形状乃至円状に保持されるゴム製リング等の締め付け帯
53とを有して成り、この締め付け帯53の弾性力によ
って各フック具52をタイヤ100の回転中心へ向けて
絞り込ませるようになっている。
【0003】上記フック具52は、装置本体51に結合
される取付基部54と、この取付基部54からタイヤ1
00の回転中心へ向けて延びた胴体部55と、この胴体
部55からタイヤ100の側方へ離反する向きに折曲さ
れた引っ掛け部56とにより形成されている。引っ掛け
部56は、取付基部54の中心基準線Pを垂直にした状
態で水平方向を向くようになっており、従って両者は直
角の姿勢関係を有している。
【0004】上記締め付け帯53は、円形断面を有した
紐状のものが一般的であるが、直径の太い紐状のものや
図示した帯ベルト状のものもある。またこの他にも、ワ
イヤロープ等の非伸縮性の紐部材から成り、紐部材の途
中にゴムバンド等の伸縮材が結び止められたようなもの
がある。このように締め付け帯53として幅方向寸法の
大きなものや、途中に伸縮材及びその結び目部分を有し
たもの、或いは二重巻きにして用いるもの等を引っ掛け
保持するためには、図示のようにフック具52におい
て、引っ掛け部56がタイヤ100の側方(又はその
逆)へ向けて延長拡大されたものを用いていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】フック具52の引っ掛
け部56に締め付け帯53を引っ掛けるに際して、当初
から、図示のように取付基部54の中心基準線P上(引
っ掛け部56におけるタイヤ100の側面に最も近接し
た位置)に締め付け帯53が位置付けられ、そしてこの
状態が維持されるのであれば、何も問題はない。しか
し、図8のように当初から、又は走行中に上記とは反対
寄り(引っ掛け部56におけるタイヤ100の側面から
最も離れた位置)に締め付け帯53が位置付けられたと
きには、締め付け帯53がフック具52をタイヤ100
の回転中心へ向けて絞り込もうとする力Fにより、フッ
ク具52が、タイヤ100の側面に接触するように傾く
ことがあった。このようなことは比較的起こりやすいも
のであった。そしてこのようになると、走行時にフック
具52がタイヤ100の側面やホイール102のリムフ
ランジ等に擦れて、それらに傷を付けるおそれがあっ
た。
【0006】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、走行時にフック具がタイヤの側面やホイール
のリムフランジ等を傷付けるようなことがないようにし
たタイヤ用滑り止め装置のフック具を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本考
案は、タイヤのトレッド面へ巻回する滑り止め装置本体
の幅方向端部に対して結合される取付基部と、この取付
基部からタイヤの回転中心へ向けて延びる胴体部と、こ
の胴体部からタイヤの側方へ離反する向きに折曲されて
タイヤ側面に締め付け帯を沿わせるように保持する引っ
掛け部とを有するフック具において、上記引っ掛け部
は、取付基部の中心基準線を垂直に向けたときに当該引
っ掛け部の先端部ほど水平面から取付基部側へ向けて離
れるように傾く傾斜基準線に沿って斜めに形成されてい
ることを特徴としている。
【0008】また、本考案は、上記引っ掛け部の沿わさ
れる傾斜基準線が水平面に対して成す交差角度が3°以
上30°以下になされていることを特徴としている。
【0009】
【作用】本考案によれば、引っ掛け部は取付基部に対し
て直角より小さい角度で形成されている。すなわち、取
付基部の中心基準線を垂直に向けたときに、引っ掛け部
はその先端部ほど水平面から取付基部側へ離れるように
斜めになったもので、これを分かり易く換言すれば、例
えばフック具が取付基部を上に、引っ掛け部を下に向け
た姿勢である場合に、引っ掛け部は、胴体部から折曲さ
れる側が傾斜の下で先端部が傾斜の上となるような向き
に傾いている。そのため、引っ掛け部に締め付け帯を引
っ掛けると、この締め付け帯が引っ掛け部の傾斜に沿っ
てその下側(タイヤの側面に最も近接した位置)へ自然
と誘導されるようになり、その位置付けが常に維持され
るようになる。そしてこのときのフック具の姿勢は、取
付基部がその中心基準線を垂直に沿わせた状態となって
いる。従って、フック具がタイヤの側面やホイールのリ
ムフランジ等に擦れることは防止される。
【0010】引っ掛け部の傾きが水平面に対して3°未
満である場合には、締め付け帯の位置付けを誘導する作
用が十分発揮されず、また30°を超える場合には、締
め付け帯が引っ掛け部における傾斜の下となる隅部に偏
って不具合が生じるおそれがある。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1乃至図3に示すように本考案に係るフック具1
は、取付基部2、胴体部3及び引っ掛け部4から成り、
取付基部2に対する引っ掛け部4の姿勢が、直角よりも
小さい角度となるように形成されている。なお図3にお
いて取付基部2は、タイヤ用滑り止め装置50の装置本
体51へ結合する前の開いた状態を示してあるが、この
取付基部2は、装置本体51にあってタイヤ100の外
向き側面へ向けられる側の端部に形成された菱形状輪部
57(図1参照)へ引っ掛けた後、胴体部3に当接する
ように折曲するものであって、これによりフック具1を
装置本体51に結合させる。フック具1の形成素材には
金属材又は樹脂材が用いられており、その断面形状は円
形状や矩形状をしたものとなっている。また、円形や矩
形の断面形状を有する線材を二重にして取付基部2、胴
体部3及び引っ掛け部4を順次折曲形成させたような構
造にしてもよい。
【0012】図3に示すようにフック具1が取付基部2
を上に、引っ掛け部4を下に向けた状態であって、且つ
取付基部2がその中心基準線Pを垂直に向けた状態にあ
るものとして、上記引っ掛け部4の傾きにつき説明す
る。引っ掛け部4は、胴体部3から折曲される隅部を最
低位として、この隅部に水平方向に接する接線(水平面
Q)から、当該引っ掛け部4の先端部へゆく程、上方へ
上がるように(取付基部2側へ向けて離れるように)傾
いた傾斜基準線Rに沿って斜めに形成されている。この
傾斜基準線Rが水平面Qに対して成す交差角度θは、後
述の理由により3°以上30°以下が最適とされてい
る。なお、引っ掛け部4には、その先端部に取付基部2
側へ向けて折り返す部分5を形成させておくのがよい。
このようにすれば、締め付け帯53の外れを防止できる
と共に、締め付け帯53の装着時などに手を怪我するの
を防止できる利点もある。
【0013】このようにして成る本考案のフック具1に
おいて、タイヤ用滑り止め装置50の装置本体51をタ
イヤ100のトレッド面へ巻回させた後、図2に示すよ
うに引っ掛け部4へ締め付け帯53を引っ掛けると、こ
の締め付け帯53がタイヤ100の回転中心へ向けてフ
ック具1を絞り込もうとする力Fにより、当該締め付け
帯53が引っ掛け部4の傾斜に沿ってその傾斜の下側、
即ち、タイヤ100の側面に最も近接した位置へ向けて
自然に誘導されるようになる。そして、この誘導された
後の状態は引っ掛け部4から締め付け帯53を外さない
限り、維持される。そのため、走行時にフック具1がタ
イヤ100の側面やホイール102のリムフランジ等に
擦れることはなくなり、それらに傷が付くこともない。
引っ掛け部4の傾斜基準線Rが水平面Qに対して成す交
差角度θが3°に満たない場合には、締め付け帯53の
位置付けを誘導する作用が十分発揮されず、また30°
を超える場合には、締め付け帯53が引っ掛け部4にお
ける傾斜の下となる隅部に偏って不具合が生じるおそれ
がある。
【0014】なお、上記締め付け帯53としては、例え
ば図6に示すようなものを使用する。この締め付け帯5
3は、ワイヤーロープ等の非伸縮性紐部60の途中及び
一端部にゴムバンド等の伸縮材61,62が結び止めら
れたものであって、紐部60の他端部には緊締装置63
が接続されている。この緊締装置63は、滑り止め装置
50の装置本体51をタイヤ100に巻回した場合に、
その両端のジョイント孔58(図1参照)相互を繋ぎ止
めるためのジョイントフック64を備え、且つ紐部60
の任意箇所を固定できるクランプピース65を備えてい
る。従って、クランプピース65による紐部60の固定
位置を調節して各フック具1をタイヤ100の回転中心
へ向けて絞り込むもので、端部の伸縮材62は適宜位置
のフック具1へ引っ掛けるようにする。この場合、伸縮
材61,62や、これらと紐部60との結び目部分、又
は紐部60同士や紐部60と伸縮材61,62とが重な
る部分などにおいて、本考案のフック具1が有効に活用
されることとなる。
【0015】引っ掛け部4は、上記のように傾斜基準線
Rに沿って直線状に形成されるものの他、図4に示すよ
うに円弧状のものでもよい。胴体部3の形状は何ら限定
されるものではなく、例えば図5に示すようにジグザグ
状に形成させてもよい。また、取付基部2についての構
造や形状も任意であって、前記したようにタイヤ用滑り
止め装置50の装置本体51に対してカシメによる固定
を行ったり、又は単に引っ掛け状態にしてぶら下げるよ
うにしたりできる。
【0016】
【考案の効果】本考案は、上述の構成を具備するもので
あって、取付基部に対して引っ掛け部が直角より小さい
姿勢関係を有するように形成してあるので、この引っ掛
け部に引っ掛けられる締め付け帯は、当該引っ掛け部に
おいてタイヤ側面に最も近接した部位へ向けて自然に位
置付けられ、その状態が維持されるようになっている。
従って、この状態からフック具全体として更にタイヤの
側面へ接近するように傾くことは防止され、フック具が
タイヤの側面やホイールのリムフランジ等に接触するこ
ともなくなる。そのため、それらに傷が付くこともな
い。
【0017】引っ掛け部を形成させるうえで基準とする
傾斜基準線の角度を所定のものに限定すれば、上記作用
効果が確実に得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフック具を備えたタイヤ用滑り止め装
置を示す展開平面図である。
【図2】図1の滑り止め装置における使用状況を示す拡
大正面断面図である。
【図3】図1のフック具を更に拡大して示す正面図であ
る。
【図4】フック具の第2実施例を示す正面図である。
【図5】フック具の第3実施例を示す正面図である。
【図6】締め付け帯の一例を示す図である。
【図7】従来のフック具を備えた滑り止め装置の使用状
況を示す正面断面図である。
【図8】従来のフック具における欠点現象を示す正面断
面図である。
【符号の説明】
1 フック具 2 取付基部 3 胴体部 4 引っ掛け部 50 タイヤ用滑り止め装置 100 タイヤ P 取付基部の中心基準線 Q 水平面 R 引っ掛け部の傾斜基準線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤのトレッド面へ巻回する滑り止め
    装置本体の幅方向端部に対して結合される取付基部と、
    この取付基部からタイヤの回転中心へ向けて延びる胴体
    部と、この胴体部からタイヤの側方へ離反する向きに折
    曲されてタイヤ側面に締め付け帯を沿わせるように保持
    する引っ掛け部とを有するフック具において、上記引っ
    掛け部は、取付基部の中心基準線を垂直に向けたときに
    当該引っ掛け部の先端部ほど水平面から取付基部側へ向
    けて離れるように傾く傾斜基準線に沿って斜めに形成さ
    れていることを特徴とするタイヤ用滑り止め装置のフッ
    ク具。
  2. 【請求項2】 上記引っ掛け部の沿わされる傾斜基準線
    が水平面に対して成す交差角度が3°以上30°以下に
    なされていることを特徴とする請求項1記載のタイヤ用
    滑り止め装置のフック具。
JP8600692U 1992-12-15 1992-12-15 タイヤ用滑り止め装置のフック具 Expired - Fee Related JPH0732164Y2 (ja)

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JPH0649107U JPH0649107U (ja) 1994-07-05
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