JPH07324172A - 水溶性染料混合物及びセルロース繊維材料の染色又は捺染法 - Google Patents

水溶性染料混合物及びセルロース繊維材料の染色又は捺染法

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JPH07324172A
JPH07324172A JP14086494A JP14086494A JPH07324172A JP H07324172 A JPH07324172 A JP H07324172A JP 14086494 A JP14086494 A JP 14086494A JP 14086494 A JP14086494 A JP 14086494A JP H07324172 A JPH07324172 A JP H07324172A
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Toshio Hibara
利夫 檜原
Yosuke Takahashi
陽介 高橋
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Hoechst Mitsubishi Kasei Co Ltd
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    • C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00—Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0033—Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions
    • C09B67/0046—Mixtures of two or more azo dyes
    • C09B67/0047—Mixtures of two or more reactive azo dyes

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 遊離酸の形で、下記一般式〔A〕及び〔B〕 【化1】 〔X;−CH=CH2 基又は−C2 H4 W基(Wはアル
カリの作用によって脱離する基)、Z;Cl,F等、
R;H,低級アルキル、〕で示される化合物の混合物で
あり、〔A〕で表わされる化合物と〔B〕で表わされる
化合物の混合割合が重量比で95〜55:5〜45であ
る黒色反応染料混合物。 【効果】 ビルドアップ性、均染性、ウォッシュオフ性
に優れたセルロース繊維材料を湿潤堅牢度良好な黒色に
染色する。又、高濃度液状品を調製することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水溶性反応染料混合物に
関するものであり、詳しくは、ビルドアップ性、均染
性、ウォッシュオフ性(Wash−off)及び湿潤堅
牢度が良好で、かつ高濃度の液状品が調製可能な黒色用
の反応染料混合物及びこれを用いるセルロース繊維材料
の染色又は捺染法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セルロース含有繊維を黒色に染色するた
めの水溶性の反応染料混合物としては、染料使用量が通
常の中色実用色に比べ3〜5倍と多いことから次の諸性
能が要求される。 1.染料使用量が増大しても染着率が低下しないこと。
(ビルドアップ性が優れていること。) 2.通常の3〜5倍量の繊維内部に残存する未固着の染
料も少量の洗浄水で容易に繊維から除去できること。
(ウォッシュオフ性が良好なこと。) 3.黒色に染まった染色物の堅牢度、特に湿潤堅牢度が
良好なこと。
【0003】4.均一に染色できること。 又染色工場の廃水の着色度の規制がきびしくなるにつ
れ、増々染着率の高い染料の要求が高まっている。更に
染色工場における自動計量システムの採用に伴ない高濃
度の液状品の調製が可能なことも要求される。
【0004】しかしながら、現在、これらの点を全て満
足し得る黒色の反応染料混合物は見出されていない。た
とえば、韓国特許公開86−594公報には下記構造式
(1)および(2)の反応染料からなる黒色用混合物が
例示されている。
【0005】
【化3】
【0006】
【化4】
【0007】ところが、この混合染料の場合、ビルドア
ップ性は著しく優れているものの、均染性、湿潤堅牢度
が不充分であり、また、前記構造式(2)で示される反
応染料の水に対する溶解度が低いため高濃度液状品の調
製が困難であるという問題点がある。また水溶液でジク
ロロトリアジニル基が加水分解し経時安定性も劣るとの
問題点がある。一方、下記構造式(3)および(4)で
示される反応染料からなる黒色用混合物が知られてい
る。
【0008】
【化5】
【0009】
【化6】
【0010】この混合染料の場合、特に、前記構造式
(4)で示される橙色染料に起因し、濃色ではその染着
率が50%程度しかなく未固着染料の25%程度が繊維
上に残存する。未固着染料は、繊維との親和性が高く、
高温で充分な量の洗浄、ソーピング及び水で処理する必
要がある。(ウォッシュオフ性が著しく劣る。) 又極濃色では洗濯堅牢度において絹に対する汚染が劣る
という問題点を有しており、改善が望まれている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は上記実情
に鑑みて、前記混合染料のビルドアップ性を損なうこと
なく均染性、ウォッシュオフ性、湿潤堅牢度を改善し、
しかも、高濃度液状品の調製の可能な黒色用染料混合物
を得ることを目的として鋭意検討した結果、前記混合染
料に対して更に、ある特定のモノアゾ系橙色染料を所定
量配合することにより、本発明の目的が達成されること
を見い出し本発明を完成した。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、遊離酸
の形で、下記一般式〔A〕
【0013】
【化7】
【0014】(式中、Xは−CH=CH2 基又は−C2
H4 W基を表わす。但し、Wはアルカリの作用によって
脱離する基を表わす。)で示されるジスアゾ系反応染料
95〜55重量%及び一般式〔B〕
【0015】
【化8】
【0016】(式中、Xは前記と同様の意義を有し、Z
はハロゲン原子、又はカルボキシル基若しくはアミノカ
ルボニル基で置換されていても良いピリジニオ基
【0017】
【化9】
【0018】を表わし、Rは水素原子、又はC1 〜C4
のアルキル基を表わす。)で示されるモノアゾ染料5〜
45重量%を含有する染料混合物及びこれを用いるセル
ロース繊維材料の吸尽染色法、捺染法及び連続染色法に
存る。以下、本発明を詳細に説明する。本発明における
前示一般式〔A〕及び〔B〕において、Xで表わされる
−C2H4 W基のWで表わされるアルカリの作用により
脱離する基としては、通常、−OSO3 H基、−SSO
3 H基、−OPO3 H2 基、−OCOCH3 基などの酸
エステル基又はハロゲン原子等が挙げられ、特に、−O
SO3 H基が代表的である。前示一般式〔B〕におい
て、Rで表わされるC1 〜C4 アルキル基としては、メ
チル基、エチル基、直鎖および側鎖のプロピル基及びブ
チル基が挙げられるが特にメチル基、エチル基が好まし
い。
【0019】又一般式〔B〕において、Zで表わされる
ハロゲン原子としては臭素原子、塩素原子又はフッ素原
子が挙げられるが、塩素原子又はフッ素原子が好まし
く、特に好ましくはフッ素原子である。又、Zで表わさ
れるピリジニオ基としては、3−カルボキシピリジニオ
基、4−カルボキシピリジニオ基、3−アミノカルボニ
ルピリジニオ基、4−アミノカルボニルピリジニオ基、
ピリジニオ基等が挙げられるが、特に3−カルボキシピ
リジニオ基が好ましい。一般式〔B〕で示される染料の
好ましい構造としては下記のものが挙げられる。
【0020】
【化10】
【0021】
【化11】
【0022】(式中、Z及びRは前記と同じ意義を表わ
す。) 又、染着率、染料溶解性を更に向上させるには〔B−
I〕で示される染料:〔B−II〕で示される染料が重量
比で30〜70:70〜30の混合物であるものが特に
好ましい。ここでRが水素原子、メチル基又はエチル基
であり、Zが塩素原子、フッ素原子、3−カルボキシピ
リジニオ基である。) ここでZがフッ素原子或は3−カルボキシピリジニオ基
である場合には、塩素原子の場合に比べ染着率が85%
と10%高く、従ってウォッシュオフ性及び湿潤堅牢度
が更に向上する。
【0023】一方、本発明の〔B〕で表わされる橙色染
料において、−SO2 C2 H4 OSO3 H基がアゾ基に
対してオルト位又はメタ位にある場合はそれぞれ染着
率、溶解性、耐光堅牢度の面で本発明染料に比べ劣る。
本発明においては、一般式〔A〕および〔B〕で表わさ
れる水溶性反応染料はいずれも、遊離酸又はその塩の形
で存在するが、通常、その塩としては、リチウム塩、ナ
トリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩などのアルカリ
金属塩又はアルカリ土類金属塩が好ましい。溶解性を向
上させるには特にリチウム塩が好ましい。
【0024】尚、前示一般式〔A〕及び〔B〕で表わさ
れる水溶性反応染料は、公知の方法に従って製造するこ
とができ、その製造方法は特に制約されるものではな
い。具体的には、前記一般式〔A〕で示される染料は
C.I.リアクティブブラック5の製造方法に準じて、
又前示一般式〔B〕で示される染料は例えば特公昭39
−18184号公報の記載に準じて製造できる。
【0025】本発明の反応染料混合物は一般式〔A〕で
表わされる染料95〜55重量%と一般式〔B〕で表わ
される染料5〜45重量%、特に好ましくは一般式
〔A〕で表わされる染料85〜65重量%と一般式
〔B〕で表わされる染料15〜35重量%とを配合して
得られる。一般式〔A〕及び〔B〕の反応染料は予め混
合しておいてもよいし、また、染色時に混合しても差し
支えない。必要に応じ無水芒硝などの無機塩、タモール
系分散剤、クエン酸、酢酸などのpH緩衝剤、粉じん飛
散防止剤、ε−カプロラクタム等の染料溶解剤その他染
色助剤などを含有することができる。
【0026】また、色相調整のため、黄色、赤色、青色
の他の反応染料を混合物に対し20wt%以下の範囲内
で混合しても差し支えない。本発明の染料混合物により
染色可能な繊維としては、通常、木綿、ビスコースレー
ヨン、キュプラアンモニウムレーヨン、麻などのセルロ
ース繊維が挙げられる。また、これらの繊維は、例えば
ポリエステル、ポリアセテート、ポリアクリロニトリル
などの混合繊維として用いても差し支えない。
【0027】本発明の染料混合物は公知の種々の染色法
及び捺染法に適用することができる。即ち、通常の吸尽
染色法、種々の捺染法更にはコールドパッドバッチ法又
はパッドスチーム法などの連続染色法に効果的である。
本発明の水溶性染料混合物を用いてセルロース含有繊維
を吸尽染色するには、例えば、重炭酸ソーダ、炭酸ソー
ダ、炭酸リチウム、苛性ソーダ等のアルカリ、および、
例えば、芒硝、食塩等の無機塩の存在下、染色すること
ができる。この際のアルカリの使用量は通常、染色浴1
リットル当り、10〜30gである。また、無機塩の使
用量は染色浴1リットル当り、50〜100gが適当で
ある。そして、染色温度は通常、40〜80℃、好まし
くは50〜60℃である。
【0028】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り実施例の記述
に限定されるものではない。 実施例1 下記構造式〔a−1〕
【0029】
【化12】
【0030】で示されるジスアゾ染料75重量部と下記
構造式〔b−1〕
【0031】
【化13】
【0032】で示されるモノアゾ系反応染料25重量部
を配合した染料混合物0.2g及び1.2gを水200
mlに各々溶解し、これに、芒硝16gを加え溶解し調
製した染浴(芒硝濃度80g/l)にシルケット綿メリ
ヤス10gを浸漬し、30分費して60℃まで昇温し、
次いで、炭酸ソーダ3gを添加し、同温度で1時間、吸
尽染色を行なった。染色後、染布を水洗し洗浄剤〔ヘキ
ストジャパン(株)製商品名ホスタパールCT−40〕
2g/lを含む浴比1:20のソーピング浴中、100
℃で10分間ソーピングを行ない、黒色の染布を得た。
この染布につき、ビルドアップ性、均染性、ウォッシュ
オフ性、湿潤堅牢度、水に対する溶解性を評価し、その
結果を表−1に示した。なお、これらの評価法を下記に
示す。
【0033】<ビルドアップ性>染料混合物0.2gお
よび染料混合物1.2g使用して染色した両染色布を視
感判定しビルドアップ性の評価を行ない、この結果を後
記比較例1のビルドアップ性の評価結果を基準とする相
対評価として示した。(比較例1の染料混合物はビルド
アップ性の優れたものとして知られている。)
【0034】<均染性>染料混合物0.2gを使用して
染色した染色布を視感にて評価した。 ○…優れている(均一に染色されている) △…やや劣る ×…均一に染色されておらず、濃淡がはっきりわかる。
【0035】<湿潤堅牢度>染料混合物1.2gを使用
して染色した染色布につき、洗濯堅牢度をJISL08
84 (A−4)に準じて測定し、綿布及び絹への汚染度
を評価した。 <水に対する溶解性>染料混合物20gに水100cc
を添加して、室温20℃にて1時間撹拌して溶解性を評
価した。 ○…溶解 ×…不溶解(橙色染料が溶解せず)
【0036】<ウォッシュオフ性>染料混合物1.2g
を用いて染色した染布を絞り率100%に絞った後、下
記のように処理し、第2ソーピング液の着色度を下記基
準で判定した。なお、ソーピング剤としては、商品名ホ
スタパールCT40 (ヘキストジャパン(株)製)を用
いた。
【0037】
【表1】 水 洗 30℃×5分間,浴比 1:20 ↓ 湯 洗 60℃×10分間,浴比 1:20 ↓ 第1ソーピング 60℃×10分間,浴比 1:20,ソーピング剤2g/l ↓ 第2ソーピング 60℃×10分間,浴比 1:20,ソーピング剤2g/l
【0038】(判定基準) ◎…着色が殆んどなし。 ○…着色多少あり。 ×…着色がかなり大。 ××…着色が著しく有り。
【0039】実施例2 実施例1の方法において、染料混合物の配合割合を表−
1に記載の様に変更して、実施例1と全く同様なテスト
を行なった。その結果を表−1に示す。
【0040】比較例1〜3 実施例1の方法において〔b−1〕のモノアゾ系反応染
料をそれぞれ下記反応染料に置きかえた以外は実施例1
と全く同様なテストを行なった。その結果を表−1に示
す。 比較例1に用いたモノアゾ系反応染料
【0041】
【化14】
【0042】比較例2に用いたモノアゾ系反応染料
【0043】
【化15】
【0044】比較例3に用いたモノアゾ系反応染料
【0045】
【化16】
【0046】
【表2】
【0047】実施例3 実施例1において構造式(b−1)で示されるモノアゾ
系反応染料をそれぞれ下記構造式
【0048】
【化17】
【0049】
【化18】
【0050】で示される染料に置きかえた以外は実施例
1と全く同様なテストを行なった。その結果、ビルドア
ップ性は基準よりわずか優れており、均染性は○であ
り、ウォッシュオフ性試験は◎であり、洗濯堅牢度は綿
汚染は4級そして絹汚染は4−5級であった。水に対す
る溶解度は染料混合物30gに水100ccを添加し
て、室温20℃にて1時間撹拌して溶解性を評価した
が、溶解していた。この溶解性の大きさは特に捺染法、
連続染色法に於いて濃色の黒色染色物を得る上で非常に
大きな特徴となるものである。
【0051】実施例4−1〜4−20 実施例1の方法において、構造式〔b−1〕で示される
染料を表−2に記載されているモノアゾ染料に変更し、
それ以外は実施例1と全く同様なテストを行なったとこ
ろ、ビルドアップ性は比較例1より優れており、均染性
は○と著しく良好でウォッシュオフ性は◎と著しく優
れ、水に対する溶解性は○であり洗濯堅牢度の綿汚染及
び絹汚染はそれぞれ4級以上、4−5級と優れていた。
【0052】
【表3】
【0053】
【表4】
【0054】
【表5】
【0055】
【表6】
【0056】
【発明の効果】本発明の染料混合物は、ビルドアップ
性、均染性及びウォッシュオフ性に優れた染料混合物で
あり、セルロース繊維材料を湿潤堅牢度良好な黒色に染
色することができる。又この染料混合物は水に対する溶
解性に優れ、安定な高濃度水系液状品の調製が可能であ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊離酸の形で、下記一般式〔A〕 【化1】 (式中、Xは−CH=CH2 基又は−C2 H4 W基を表
    わす。但し、Wはアルカリの作用によって脱離する基を
    表わす。)で示されるジスアゾ系反応染料95〜55重
    量%及び一般式〔B〕 【化2】 (式中、Xは前記と同様の意義を有し、Zはハロゲン原
    子、又はカルボキシル基若しくはアミノカルボニル基で
    置換されていても良いピリジニオ基を表わし、Rは水素
    原子又はC1 〜C4 のアルキル基を表わす。)で示され
    るモノアゾ染料5〜45重量%を含有する染料混合物。
  2. 【請求項2】 一般式〔A〕及び〔B〕におけるXが−
    C2 H4 OSO3 H基である請求項1記載の染料混合
    物。
  3. 【請求項3】 一般式〔B〕におけるZがフッ素原子又
    はカルボキシル基で置換されたピリジニオ基である請求
    項1又は2記載の染料混合物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの染料混合物を
    用いてセルロース繊維材料を染色又は捺染する方法。
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