JPH07330686A - ジアルキルカーボネートの製造方法 - Google Patents

ジアルキルカーボネートの製造方法

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JPH07330686A
JPH07330686A JP6126271A JP12627194A JPH07330686A JP H07330686 A JPH07330686 A JP H07330686A JP 6126271 A JP6126271 A JP 6126271A JP 12627194 A JP12627194 A JP 12627194A JP H07330686 A JPH07330686 A JP H07330686A
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JP
Japan
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alkanediol
reaction
carbonate
catalyst
dialkyl carbonate
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JP6126271A
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English (en)
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Masaharu Dotani
正晴 銅谷
Yutaka Kanbara
豊 神原
Takashi Okawa
大川  隆
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 尿素と特定のアルカンジオールとを反応させ
る第一工程と、得られた6員環カーボネートとアルコー
ルとを反応させてジアルキルカーボネートとアルカンジ
オールを製造する第二工程とからなり、第二工程で得ら
れたアルカンジオールを第一工程に循環使用する。 【効果】 容易に入手できる尿素とアルコールから、ジ
アルキルカーボネートが高収率に工業的に極めて有利に
製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジアルキルカーボネート
の製造方法に関し、詳しくは特定のアルカンジオールを
作動液として、尿素とアルコールからジアルキルカーボ
ネートを製造する方法に関する。ジアルキルカーボネー
トは、有機溶剤、合成繊維の加工剤、合成樹脂、医薬品
の原料或は有機合成試薬として重要な物質である。
【0002】
【従来の技術】ジアルキルカーボネートは、工業的にホ
スゲンを原料として製造されている。しかしホスゲンは
毒性が高く環境保護という観点から近年問題視されてい
る。これに代わる方法としてはメタノールの酸化カルボ
ニル化法が、特開昭56−164145号、特開平2−
19347号などに記載されており、また特開昭60−
27658号には、5員環カーボネートとアルコールと
のエステル交換反応法が提案されている。
【0003】また6員環カーボネートの製造法として
は、特開昭57−144283号に、脂肪族アルカンジ
オールと尿素とをエステル交換触媒を用いて環状カーボ
ネートを製造する方法が提案されている。この方法では
収率が80%前後であり、反応時間が10〜20時間と
非常に長く、工業的な方法とは言い難い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】メタノールの酸化カル
ボニル化法については亜硝酸エステルを用いる気相法と
液相法とが提案されているが、前者は腐食性ガス(亜硝
酸エステル)の使用が問題とされており、後者は反応圧
が高く、触媒が高価で腐食性を有するなどの問題を有し
ている。またアルキレンカーボネートとアルコールとの
エステル交換法については、平衡反応であり容易に反応
するが、原料のアルキレンカーボネートが高価であり、
また副生するグリコールの利用の問題がある。本発明の
目的は、安価な原料を用い、安全な方法でジアルキルカ
ーボネートを工業的に有利に製造する方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者等は、上記の如き
目的を達成すべく鋭意検討した結果、第一工程で尿素と
特定のアルカンジオールを反応させて6員環カーボネー
トを製造し、第二工程で6員環カーボネートとアルコー
ルを反応させてジアルキルカーボネート製造すれば、副
生する特定のアルカンジオールを第一工程に循環使用す
ることができ、容易に入手できる尿素とアルコールから
ジアルキルカーボネートを工業的に極めて有利に製造で
きることを見い出し、本発明に達した。
【0006】即ち本発明は、一般式、
【化2】 (R1 〜R4 は水素又は炭素数が1〜4の脂肪族低級ア
ルキル基)で表されるアルカンジオールと尿素を反応さ
せる第一工程と、得られた6員環カーボネートとアルコ
ールを反応させてジアルキルカーボネートと(I)式の
アルカンジオールを製造する第二工程からなり、第二工
程で得られたアルカンジオールを第一工程に循環使用す
ることを特徴とするジアルキルカーボネートの製造方法
である。
【0007】本発明の第一工程のアルカンジオールと尿
素の反応において、特に減圧下の反応で6員環カーボネ
ートが高収率で得られ、亜鉛、マグネシウム、及び鉛触
媒が極めて優れた性能を有する。また得られた反応生成
液中の触媒は第二工程のエステル交換反応においても活
性を有するので第一工程の触媒含有反応生成液をそのま
ま第二工程に用いることができ、さらに第二工程の反応
生成液から回収されたアルカンジオール及び触媒を第一
工程へ循環再使用することができる。従って本発明では
実質的に尿素とアルコールからジアルキルカーボネート
が製造され、比較的安価な原料を用いて安全に高収率で
製造することができる。
【0008】本発明の第一工程及び第二工程の反応式は
次のように示される。
【化3】
【化4】
【0009】本発明の第一工程の尿素と(I)式のアル
カンジオールから6員環カーボネートを製造する反応
は、通常、尿素とアルカンジオールの混合液に触媒を添
加し、次いで減圧下で加熱することにより行われる。第
一工程の原料に用いられるアルカンジオールはとして
は、例えば1,3-プロパンジオール、1,3-ブタンジオー
ル、1,3 ペンタンジオール、2,4-ペンタンジオール、1P
4-ヘキサンジオール、2,4-ヘキサンジオール-2- メチル
-2,4- ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール等が
挙げられる。
【0010】原料の尿素とアルカンジオールの比率は、
尿素1モルに対してアルカンジオールを1モル以上とす
る必要があり、この比率を1.1〜1.5とすれば、第
一工程で得られる触媒を含有する反応生成液をそのまま
第二工程へ送ることができるので有利である。尿素に対
するアルカンジオールのモル比が1未満の場合には、尿
素自身の副反応により6員環カーボネートへの選択率が
低下する。
【0011】本発明の第一工程における触媒は、亜鉛、
マグネシウム、及び鉛から選ばれた1種以上の金属単体
又は化合物からなる触媒が好適に用いられる。このよう
な触媒として一般に、亜鉛、マグネシウム、及び鉛の金
属粉、酸化物、亜酸化物、水酸化物、無機塩、炭酸塩、
塩基性炭酸塩、有機酸塩、有機金属化合物等が用いられ
る。またこれらの金属化合物が反応系中に存在する有機
化合物、例えば尿素、アルカンジオール、6員環カーボ
ネート、アルコール、ジアルキルカーボネート等との反
応した化合物も用いられる。これらの化合物は一種類で
も、二種類以上を混合しても用いることができる。また
反応に不活性な化合物や担体と混合させたり、担持させ
て使用することもできる。この触媒の使用量は特に制限
されないが、通常、尿素1モルに対して亜鉛、マグネシ
ウムおよび鉛が0.0001〜10モル、好ましくは
0.001〜1モルの範囲となる量が用いられる。
【0012】本発明の第一工程においては、通常、6員
環カーボネートの選択率を高くするためにアルカンジオ
ール過剰系で反応が行われるので溶媒の使用は必ずしも
必要ではないが、原料が高沸点、高融点或は高粘度であ
る場合には溶媒を使用することが望ましい。溶媒の種類
は反応系内で不活性で溶解するものであれは特に制限さ
れないが、環状カーボネート、芳香族炭化水素、エーテ
ルが好適に用いられる。溶媒の使用量は特に制限されな
いが、通常、尿素1モルに対して0.1〜10モルの範
囲となる量である。
【0013】本発明の第一工程の反応は、尿素、アルカ
ンジオール及び触媒の混合物を、反応温度に保持し、同
時に反応混合物から生成したアンモニアを除去すること
により行われる。アンモニアを除去する為、反応条件下
で不活性ガスを反応液中に導入する方法も用いられる。
不活性ガスとしては通常、窒素又は二酸化炭素が用いら
れ、その使用量はアンモニア1モルに対して1〜100
モルである。また不活性ガスに代えて、アルカンジオー
ル或は溶媒の還流下で反応を行う方法が、より効果的に
用いられる。この場合のアルカンジオール或は溶媒の還
流量は、生成するアンモニア1モルに対して1〜100
モルである。
【0014】本発明の第一工程における反応温度は12
0〜200℃である。反応温度が低すぎる場合には反応
速度が遅く、高すぎる場合には副反応量が増大する。反
応圧力は常圧でも加圧でも良いが、アンモニアの除去が
比較的容易な減圧が好ましい。減圧度は5〜700mm
Hgの範囲であり、反応温度でアルカンジオール又は溶
媒が還流するように適宜選択される。反応時間はアルカ
ンジオールの種類及び尿素とのモル比、触媒の種類及び
量、反応温度ならびにアルカンジオールの還流量等によ
り異なるが、通常は0.5〜10時間である。
【0015】第二工程の6員環カーボネートとアルコー
ルのエステル交換によりジアルキルカーボネートを製造
する反応は、通常、6員環カーボネートとアルコールの
混合液に触媒を添加し、次いで加熱することにより行わ
れる。第二工程の原料の6員環カーボネートは、第一工
程の反応終了後、常法により、例えば蒸留により反応液
から容易に分離回収して用いることができる。しかしな
がら、前述の触媒、すなわち亜鉛、マグネシウムおよび
鉛触媒を用いる場合には、この触媒が第二工程のエステ
ル交換反応においても活性を有することから、第一工程
で得られた触媒含有生成液をそのまま、又は未反応アル
カンジオール及び溶媒を蒸留により除去後、第二工程の
原料として使用すれば、プロセスが簡略化されることな
るので工業的に有利である。
【0016】第二工程のエステル交換反応において原料
として用いられるアルコールとしては、例えばメチルア
ルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、イ
ソプロピルアルコール等の脂肪族アルコール、シクロヘ
キサノール等の脂環族アルコールが挙げられる。第二工
程での6員環カーボネートとアルコールの比は特に限定
されないが、通常は6員環カーボネートに対するアルコ
ールのモル比で1〜20である。
【0017】本発明の第二工程で用いられる触媒は、特
に限定されるものではないが、前述の如く第一工程で使
用された触媒を使用することが経済的であり、プロセス
上有利である。このように同一の触媒を使用する場合に
は、第一工程で得られた触媒含有反応生成液をそのまま
第二工程の反応に用い、第二工程の反応生成液から回収
されたアルカンジオール及び触媒を第一工程に循環使用
することができる。
【0018】第二工程における反応温度は60〜200
℃である。反応温度が低すぎる場合には反応速度及び選
択率が低下し、高すぎる場合には副反応量が増大する。
反応時間は原料のアルコール及び6員環カーボネートの
種類とその比率、触媒の種類及び量、反応温度等により
異なるが、通常は0.1〜10時間である。第二工程に
おける反応圧力は、液相反応になるような圧力でよい
が、通常は0〜20kg/cm2 の範囲である。
【0019】本発明の第二工程の反応では、通常、ジア
ルキルカーボネートの他にアルキル-3- ヒドロキシアル
キル−カーボネートが生成する。このアルキル-3- ヒド
ロキシアルキルカーボネートは、6員環カーボネートと
ジアルキルカーボネートの間の中間体である。なお反応
生成液から、メタノール、ジアルキルカーボネートを分
離した後に、この中間体を未反応6員環カーボネートと
共に第二工程内で循環再使用することにより、ジアルキ
ルカーボネートの収率が向上する。
【0020】第二工程の反応で生成したジアルキルカー
ボネートは、反応終了後、常法により、例えば蒸留によ
り反応液から容易に分離して回収することができる。ま
た蒸留により未反応アルコール及び、アルカンジオール
を分離した後に回収される未反応6員環カーボネートの
一部と、アルキル-3- ヒドロキシアルキルカーボネート
を第二工程の反応系に循環することができる。更に、前
述の如く第一工程と第二工程で同一触媒を用いる場合に
は、第二工程の反応生成液からアルコール及び、ジアル
キルカーボネートを分離した後の触媒含有液を、そのま
ま第一工程へ循環再使用するか、又はアルカンジオール
を分離後の触媒含有液の一部を第二工程の反応系に循環
し、残部からアルキル-3- ヒドロキシアルキルカーボネ
ート及び6員環カーボネートを分離した後の回収触媒を
回収アルカンジオールと共に第一工程へ循環再使用する
ことができる。なお本発明の反応は回分式、連続式の何
れの方法でも行うことができる。
【0021】
【実施例】次に実施例により本発明をより具体的に説明
する。但し本発明はこれらの実施例により制限されるも
のではない。
【0022】実施例1 (第一工程)上部に還流冷却器を付したスニーダー分留
管、撹拌機および温度計を付した300mlの三ツ口フ
ラスコに、尿素60.1g(1.0モル)、1,3-ブタン
ジオール108.1g(1.2モル)および酢酸亜鉛
8.0gを加え、撹拌下、50mmHgに減圧して15
5℃に加熱した。5時間の反応後、冷却して143.1
gの反応液を得た。反応液組成をガスクロマトグラフィ
ーで分析したところ、未反応1,3-ブタンジオール23.
5g、生成した1,3-ジオキサン-4-メチル-2- オン10
3.1gであった。この結果、1,3-ブタンジオールの転
化率は理論値83.3%に対して78.2%であり、1,
3-ブタンジオール基準の1,3-ジオキサン-4- メチル-2-
オンの選択率94.6%、尿素基準の1,3-ジオキサン-4
- メチル-2- オンの収率88.8%である(尿素転化率
100%)。 (第二工程)温度計を付した内容積500mlの耐圧容
器に、第一工程で得られた反応生成液の全量及びメタノ
ール64.1g(2.0モル)を加え、系内を窒素で置
換した後、撹拌しながら120℃に加熱した。3時間の
反応後、冷却し、反応液組成をガスクロマトグラフィー
で分析したところ、未反応1,3-ジオキサン-4- メチル-2
- オン52.6g、メタノール40.1g、生成した炭
酸ジメチル28.8g、メチル-3- ヒドロキシブチルカ
ーボネート16.3gであった。この結果、1,3-ジオキ
サン-4- メチル-2- オン転化率は49.0%であり、反
応した1,3-ジオキサン-4- メチル-2- オン基準の選択率
は、炭酸ジメチル73.4%、メチル-3- ヒドロキシブ
チルカーボネート25.1% (合計98.5%)であっ
た。
【0023】実施例2 (第一工程)上部に還流冷却器を付したスニーダー分留
管、撹拌機及び、温度計を付した300mlの三ツ口フ
ラスコに、尿素60.1g(1.00モル)、1,3-プロ
パンジオール95.1g(1.25モル)及び炭酸鉛を
6.0gを加え、撹拌下80mmHgに減圧して175
℃に加熱した。5時間の反応後、冷却して127.8g
の反応液を得た。反応液組成をガスクロマトグラフィー
で分析したところ、未反応1,3-プロパンジオール21.
0g、生成した1,3-ジオキサン-2- オン92.1gであ
った。この結果、1,3-プロパンジオールの転化率は理論
値80.0%に対して77.9%であり、1,3-プロパン
ジオール基準の1,3-ジオキサン-2- オンの選択率92.
6%、尿素基準の1,3-ジオキサン-2- オンの収率90.
2%である(尿素転化率100%)。 (第二工程)温度計を付した内容積500mlの耐圧容
器に、第一工程で得られた反応液の全量及び、エタノー
ル138.2g(3.0モル)を加え、系内を窒素で置
換後、撹拌しながら150℃に加熱した。1時間の反応
後、冷却し、反応液組成をガスクロマトグラフィーで分
析したところ、未反応1,3-ジオキサン-2- オン42.7
g、エタノール98.1g、生成したジエチルカーボネ
ート45.6g、エチル-3- ヒドロキシプロピルカーボ
ネート13.7gであった。この結果、1,3-ジオキサン
-2- オンの転化率53.6%であり、反応した1,3-ジオ
キサン-2- オン基準の選択率は、ジエチルカーボネート
79.9%、エチル-3- ヒドロキシプロピルカーボネー
ト19.1% (合計99.0%) であった。
【0024】実施例3 (第一工程)還流冷却器を上部に付したスニーダー分留
管、撹拌機及び、温度計を付した500mlの三ツ口フ
ラスコに、尿素60.1g(1.00モル)、ネオペン
チルグリコール156.2g(1.5モル)、炭酸マグ
ネシウム3.0g及びプロピレンカーボネート102.
1g(1.00モル)を加え、撹拌下、50mmHgに
減圧して185℃に加熱した。3時間の反応後、冷却し
て286.3gの反応液を得た。反応液組成をガスクロ
マトグラフィーで分析したところ、未反応ネオペンチル
グリコール55.3g、生成した1,3-ジオキサン-5,5-
ジメチル-2- オン123.0gであった。この結果、ネ
オペンチルグリコールの転化率は理論値66.7%に対
して64.6%であり、ネオペンチルグリコール基準の
1,3-ジオキサン-5,5- ジメチル-2- オンの選択率97.
5%、尿素基準の1,3-ジオキサン-5,5- ジメチル-2- オ
ンの収率94.5%である(尿素転化率100%)。こ
の反応液から蒸留により未反応ネオペンチルグリコール
及びプロピレンカーボネートを抜き出し、触媒含有残液
127.4gを得た。触媒含有残液をガスクロマトグラ
フィーで分析したところ、1,3-ジオキサン-5,5- ジメチ
ル-2- オン121.5gであった。 (第二工程)実施例2の第二工程と同様の反応装置に、
第一工程で得られた触媒含有残液全量及び1-プロパノー
ル240.4g(4.0モル)加え、系内を窒素置換し
た後、撹拌しながら165℃に加熱した。1時間の反応
後、冷却し、反応液組成をガスクロマトグラフィーで分
析したところ、未反応5,5-ジメチル-1,3- ジオキサン-2
- オン33.8g、1-プロパノール165.7g、生成
したジプロピルカーボネート78.9g、プロピル-3-
ヒドロキシ-2,2- ジメチルプロピルカーボネート23.
4gであった。この結果、5,5-ジメチル-1,3- ジオキサ
ン-2- オンの転化率は72.2%であり、反応した5,5-
ジメチル-1,3- ジオキサン-2- オン基準の選択率は、ジ
プロピルカーボネート80.1%、プロピル-3- ヒドロ
キシ-2,2- ジメチルプロピルカーボネート18.1%
(合計98.2%) であった。
【0025】実施例4 (第一工程)還流冷却器を付したスニーダー分留管、撹
拌機及び、温度計を付した500mlの三ツ口フラスコ
に、尿素60.1g(1.00モル)、ネオペンチルグ
リコール130.2g(1.25モル)、ジメトキシ亜
鉛3.0g、及びメシチレン120.2g(1.00モ
ル)を加え、撹拌下、600mmHg、反応温度を14
5℃に加熱した。7時間の反応後、冷却して280.5
gの反応液を得た。反応液組成をガスクロマトグラフィ
ーで分析したところ、未反応ネオペンチルグリコール2
7.8g、生成した1,3-ジオキサン-5,5- ジメチル-2-
オン115.5gであった。この結果、ネオペンチルグ
リコールの転化率は理論値80%に対して78.7%で
あり、ネオペンチルグリコール基準の1,3-ジオキサン-
5,5- ジメチル-2- オンの選択率90.3%、尿素基準
の1,3-ジオキサン-5,5- ジメチル-2- オンの収率88.
8%である(尿素転化率100%)。この反応液から蒸
留により未反応ネオペンチルグリコール及びプロピレン
グリコールを抜き出し、触媒含有残液128.5gを得
た。触媒含有残液をガスクロマトグラフィーで分析した
ところ、1,3-ジオキサン-5,5- ジメチル-2- オン11
4.3gであった。 (第二工程)実施例2の第二工程と同様の反応装置に、
第一工程の反応生成液から未反応ネオペンチルグリコー
ルおよびメシチレンを抜き出した釜残の全量と、メタノ
ール64.1g(2.0モル)を加え、系内を窒素置換
した後、撹拌しながら125℃に加熱した。1時間の反
応後、冷却して反応液組成をガスクロマトグラフィーで
分析したところ、未反応5,5-ジメチル-1,3- ジオキサン
-2- オン52.0g、メタノール37.4g、生成した
ジメチルカーボネート32.1g、メチル-3- ヒドロキ
シ-2,2- ジメチルプロピルカーボネート18.6gであ
った。この結果、5,5-ジメチル-1,3- ジオキサン-2- オ
ンの転化率54.5%であり、反応した5,5-ジメチル-
1,3- ジオキサン-2- オン基準の選択率は、ジメチルカ
ーボネート74.3%、メチル-3- ヒドロキシ-2,2- ジ
メチルプロピルカーボネート24.0% (合計98.3
%) であった。
【0026】実施例5 (第一工程)実施例1の第二工程で得られた反応生成液
を蒸留により濃縮し、触媒を含有する高沸釜残13.3
gを得た。触媒に上記で回収された触媒を含有する高沸
釜残を使用した以外は、実施例1と同様にして反応を行
い148.7gの反応生成液を得た。反応液組成をガス
クロマトグラフィーで分析したところ、未反応1,3-ブタ
ンジオール20.1g、生成した1,3-ジオキサン-4- メ
チル-2- オン110.1gであった。この結果、1,3-ブ
タンジオールの転化率は理論値83.3%に対して8
1.3%であり、1,3-ブタンジオール基準の1,3-ジオキ
サン-4- メチル-2- オンの選択率97.3%、尿素基準
の1,3-ジオキサン-4- メチル-2- オンの収率94.9%
である(尿素転化率100%)。 (第二工程)温度計を付した内容積300mlの耐圧容
器に、第一工程で得られた反応生成液の全量及びメタノ
ール64.1g(2.0モル)を加え、系内を窒素で置
換した後、撹拌しながら、120℃に加熱した。3時間
の反応後、冷却し、反応液組成をガスクロマトグラフィ
ーで分析したところ、未反応1,3-ジオキサン-4- メチル
-2- オン57.2g、メタノール37.9g、生成した
炭酸ジメチル32.4g、メチル-3- ヒドロキシブチル
カーボネート11.0gであった。この結果、1,3-ジオ
キサン-4- メチル-2- オン転化率は48.1%であり、
反応した1,3-ジオキサン-4- メチル-2- オン基準の選択
率は、炭酸ジメチル78.7%、メチル-3- ヒドロキシ
ブチルカーボネート16.1% (合計94.8%)であ
った。
【0027】
【発明の効果】実施例に示される如く、本発明は第一工
程で尿素とアルカンジオールとから6員環カーボネート
が極めて高収率で製造され、また第二工程で副生するア
ルカンジオールは第一工程の原料として循環再使用され
るので、本発明の方法は実質的に尿素とアルコールから
のジアルキルカーボネートの製造法であり、容易に入手
できる安価な原料を用いてジアルキルカーボネートが高
収率で得られる。また本発明の使用触媒は、第一工程の
6員環カーボネートの製造と第二工程のエステル交換反
応によるジアルキルカーボネートの製造で共通に使用で
きるので、ジアルキルカーボネートの製造プロセスが著
しく簡略化され、回収触媒ないし反応生成液を循環して
再使用することができる。さらに本発明の各製造工程で
は毒性ガスや爆発性ガスを用いず、安全性の高い低圧の
液相反応である。従って本発明のジアルキルカーボネー
トの製造方法は工業的に極めて優れた方法である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式、 【化1】 (R1 〜R4 は水素又は炭素数が1〜4の脂肪族低級ア
    ルキル基)で表されるアルカンジオールと尿素を反応さ
    せる第一工程と、得られた6員環カーボネートとアルコ
    ールを反応させてジアルキルカーボネートと(I)式の
    アルカンジオールを製造する第二工程からなり、第二工
    程で得られたアルカンジオールを第一工程に循環使用す
    ることを特徴とするジアルキルカーボネートの製造方
    法。
  2. 【請求項2】第一工程において、減圧下でアルカンジオ
    ールと尿素とを反応させる請求項1記載のジアルキルカ
    ーボネートの製造方法。
  3. 【請求項3】第一工程において、亜鉛、マグネシウムお
    よび鉛から選ばれた一種以上の金属単体又は化合物から
    なる触媒を用いる請求項1記載のジアルキルカーボネー
    トの製造方法。
  4. 【請求項4】第一工程で得られた触媒含有反応生成液か
    らそのまま、又は未反応のアルカンジオールを分離後、
    第二工程の原料及び触媒として使用する請求項3記載の
    ジアルキルカーボネートの製造方法。
  5. 【請求項5】第二工程の反応生成液からアルコール及び
    ジアルキルカーボネートを分離した後の触媒含有液を第
    一工程へ循環再使用する請求項4記載のジアルキルカー
    ボネートの製造方法。
  6. 【請求項6】第二工程の反応生成液からアルカンジオー
    ルを分離後の触媒含有液の一部を第二工程の反応系に循
    環し、残部から中間体及び6員環カーボネートを分離し
    た後の回収触媒を、回収アルカンジオールと共に第一工
    程へ循環再使用する請求項4記載のジアルキルカーボネ
    ートの製造方法。
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