JPH0736327B2 - フィラメント部材の製造方法 - Google Patents

フィラメント部材の製造方法

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JPH0736327B2
JPH0736327B2 JP9785991A JP9785991A JPH0736327B2 JP H0736327 B2 JPH0736327 B2 JP H0736327B2 JP 9785991 A JP9785991 A JP 9785991A JP 9785991 A JP9785991 A JP 9785991A JP H0736327 B2 JPH0736327 B2 JP H0736327B2
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slit
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正敏 永嶋
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東京タングステン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用白熱電球等に適
したフィラメント部材の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のフィラメント部材は、
上金型と下金型とを用いてフィラメントのフィラメント
端部にスリーブ部材をかしめる(固着する)ことによっ
て製造される(特願平2−337059号)。図5にお
いて、下金型1には、溝側面1wおよび平坦な溝底面1
bによって規定された溝部1aが形成されている。溝部
1aは、深くなるにつれて幅が狭くなるような断面逆台
形状を呈している。他方、上金型4は、溝底面1bに対
向する加圧面4aを有している。 スリーブ部材3は、断
面形状が真円に近く、その長手方向(紙面に対して垂直
方向)に沿ってスリット3aを有し、外径は溝部1aの
深さより大である。また、図7を参照すると、フィラメ
ント2は、フィラメント部2aとフィラメント端部2b
とを有している。以下、フィラメント部材の製造方法を
述べる。再び図5を参照すると、下金型1の溝部1a
にフィラメント2のフィラメント端部2bが装填され
る。次に、スリーブ部材3を蓄積しているストッカ(図
示せず)から1本のスリーブ部材3が周知のパーツフィ
ーダ(図示せず)を通して溝部1a内に搬出され、フィ
ラメント端部2bを包囲するような状態で、溝部1aの
溝底面1b上に載置される。 尚、フィラメント端部2b
の溝部1a内への装填工程と、スリーブ部材3の溝底面
1b上への載置工程は、順番が逆であってもよい。そし
て、図6に示すように中空部にフィラメント端部2bが
挿通されている状態のスリーブ部材3に上金型4の加圧
4aによって加圧がなされる。加圧によってスリーブ
部材3は、溝部1aの溝側面1wに押さえられ、スリッ
ト部3aには締まる方向への力が加えられるため、スリ
ーブ部材3は断面台形状に成形されてフィラメント端部
2bにかしめられる。尚、本発明においては、フィラメ
ント端部にかしめられてフィラメント部材の一構成部と
なった状態のスリーブ部材をスリーブと呼ぶが、以下の
説明、および説明に用いる図面においては、スリーブ部
材とスリーブの各符号は区別せずに同じ符号3を用いて
いる。上記のようにして製造されたフィラメント部材
は、図7に示すように、スリーブ3の4つの外周面のう
ちの一面が棒状の支持体5の側面にスポット溶接される
ことによって取り付けられ、白熱電球のフィラメント部
材としての製造がなされる。尚、この種のフィラメント
部材において、支持体に溶接されるべきスリーブの溶接
面としては、通常、支持体に対して大きな接触面積を確
保できる面が用いられる。よって、図7の場合には、ス
リーブ3の外周面のうちの台形状断面の長辺にあたる面
が溶接面とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フィラメン
ト部材の製造方法において、フィラメント端部2bが挿
通されたスリーブ部材3を下金型1の溝部1aの溝底面
1b上へ載置する時点では、スリーブ部材3は断面形状
が真円に近いため、スリット部3aが溝部1a内でどこ
に位置するか確定しない。例えば、図5に示すように、
スリーブ部材3は、そのスリット部3aが上金型4の加
圧面4aを臨む真上を向いた状態に配置されることもあ
る。 一方、下金型1の溝部1aの溝底面1bに対して上
金型4の加圧面4aが平行に移動するような、この種の
加圧加工においては、スリーブ部材3の加圧後、即ち、
スリーブ3のスリット部3aの位置は、加圧前の位置か
ら大きく移動することはないといえる。よって、図5に
示すように、スリット部3aが真上を向いて配置された
スリーブ部材3は、図6に示すように、真上を向いたま
まの状態でフィラメント端部2bに固着されてしまう。
ここで、支持体5に溶接されるべき溶接面は前述したよ
うに台形状断面の長辺にあたる面であるから、図6に示
すごとく加圧されて得られたフィラメント部材では、そ
のスリーブ3における溶接面の中央領域にスリット部3
aが存在することになってしまう。 そして、このフィラ
メント部材を用い、図7に示すように、スリット部3a
が中央領域に存在する溶接面を支持体5にスポット溶接
して白熱電球を製造した場合、溶接強度が低下し、自動
車の走行に伴う振動や衝撃によって比較的簡単に溶接部
分が破損するという問題点がある。本発明の課題は、
動や衝撃が印加されても、簡単に溶接部分が破損してし
まうことのないフィラメント部材を得ることのできるフ
ィラメント部材の製造方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、フィラ
メントと、該フィラメントの端部に固着され、かつ相手
部材に溶接されるべき溶接面を備えたスリーブとを有す
るフィラメント部材の製造方法において、溝側面および
平坦な溝底面によって規定された溝部を備えた下金型と
前記溝底面に対向する加圧面を備えた上金型とから成る
金型を用意し、断面形状が長軸および短軸を備えた偏平
形状を呈し、長手方向に沿って延びるスリット部を長軸
方向に有する前記スリーブとなるべきスリーブ部材を用
意し、前 記下金型の前記溝底面上に前記スリーブ部材を
転動可能に載置することにより、前記スリット部を前記
溝側面に対向させ、前記スリーブ部材に前記フィラメン
トの端部を挿入し、前記上金型によって前記スリーブ部
材を加圧することにより、前記フィラメントの端部に固
着された前記スリーブを構成すると共に、前記スリーブ
には、前記スリーブ部材の短軸方向における面のうちの
前記溝底面および前記加圧面のいずれか一方の面に対応
した前記溶接面が形成されることを特徴とするフィラメ
ント部材の製造方法が得られる。
【0005】
【作用】本発明では、断面形状が長軸および短軸を備え
た偏平形状を呈し、長手方向に沿って延びるスリット部
を長軸方向に有するスリーブとなるべきスリーブ部材
を、下金型の平坦な溝底面上に転動可能に載置すること
により、スリット部が溝側面に対向する。一方、前述し
たように、下金型の溝部に対して上金型の加圧面が平行
に移動するような加圧加工においては、スリーブ部材の
加圧後のスリット部の位置が加圧前の位置から大きく移
動することはない。そして、加圧後、スリーブには、ス
リーブ部材の短軸方向における面のうちの溝底面および
加圧面のいずれか一方の面に対応した溶接面が形成され
るが、スリット部は、溶接面の中央領域以外に形成され
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。尚、以下の説明に用いる図面において、
従来例と同一部あるいは同様部には、図5〜図7と同一
符号を付している。図1(a)は、本実施例に使用され
スリーブ部材3の断面図である。図1(a)におい
て、スリーブ部材3は、断面形状が長軸(図中、上下方
向)および短軸(図中、左右方向)を備えた偏平形状を
呈し、長手方向に沿って延びるスリット部3aを長軸方
向に有している。換言すれば、スリット部3aのある位
置および対向する位置は、全体の曲率に比べ小さくなっ
ている。このようなスリーブ部材3は、スリット部3a
あるいはこれに対向する箇所を真下あるいは真上に向け
て水平面に置いても、転動してスリット部3aは水平面
に対してほぼ横方向 (斜め上方、斜め下方を含む)を
向いた状態となる。次に、本発明の実施例に係わるフィ
ラメント部材の製造方法を図2および図3を参照して説
明する。まず、下金型1の溝部1aにフィラメント2
のフィラメント端部2bが装填される。次に、スリーブ
部材3を蓄積しているストッカ(図示せず)から1本の
スリーブ部材3が周知のパーツフィーダ(図示せず)を
通して溝部1aに搬出される。尚、スリーブ部材
は、前述したような形状であるため、例えばストッカか
ら送出されたときにスリット3aが真上を向いた状態で
あっても、パーツフィーダによる搬送中、あるいは溝部
1aの平坦な溝底面1b上で転動してスリット部3aが
横方向を向いた状態となる。従来同様、図2に示すよう
スリーブ部材3は、フィラメント端部2bを包囲する
ような状態で、溝部1aの平坦な溝底面1b上に載置さ
れる。尚、本実施例においても、フィラメント端部2b
の溝部1a内への装填工程と、スリーブ部材3の溝底面
1b上への載置工程は、順番が逆であってもよい。続い
て、中空部にフィラメント端部2bが挿通されている状
態のスリーブ部材3に、上金型4の加圧面4aによって
加圧がなされる。加圧によって、図3に示すように、
リーブ部材3は、溝部1aの溝側面1wに押さえられ、
スリット部3aには締まる方向への力が加えられるた
め、スリーブ部材3は断面台形状となってフィラメント
端部2bにかしめられる。しかも、スリット部3aは
ほぼ横方向に位置する。即ち、上金型4の加圧面4aに
よって形成される面(後述する溶接面)の中央領域以外
に位置する。尚、ストッカから送出されたときのスリー
ブ部材3は、その向きが上記した例と異なり、例えば、
スリット部3aが真下を向いた状態であっても、転動可
能である。いずれにしても、溝部1aの平坦な溝底面1
b上に載置される時には、スリット部3aはほぼ横方向
を向いた状態となり、この場合にも、加圧後、スリット
部3aは後述する溶接面の中央領域以外に位置する。
のようにして製造されたフィラメント部材は、支持体5
に対して大きな接触 面積を確保できる面、例えば、スリ
ーブ3の外周面のうちの台形状断面の長辺にあたる面が
溶接面とされる。そして、図4に示すように、溶接面が
棒状の支持体5の側面にスポット溶接されることによっ
て取り付けられ、白熱電球の製造がなされる。本実施例
によるフィラメント部材は、同図に示すようにスリット
部3aが溶接面の中央領域以外にあるので支持体5との
溶接強度に優れている。 尚、溶接面は、上記のごとく、
支持体等の相手部材に対して大きな接触面積を確保でき
る面であればよいので、下金型の形状によっては、下金
型の溝部の溝底面に対応する領域であってもよい。こ場
合にも、スリーブのスリット部が溶接面の中央領域以外
に位置することはいうまでもない。
【0007】図1(b)および(c)は、本発明の他の
実施例におけるスリーブ部材3の断面図である。これら
の実施例はスリーブ部材3の断面形状に関する変形例で
ある。図1(b)において、スリーブ部材3は、断面形
状が長軸(図中、上下方向)および短軸(図中、左右方
向)を備えた偏平形状を呈し、長手方向に沿って延びる
スリット部3aを長軸方向に有している。換言すれば、
このスリット部3aのある領域は外側に突出しており、
他方、スリット3aに対向する領域も外側に向けて凸、
すなわち、曲率が全体の曲率に比べ小さくなっている。
よって、スリット部3aまたはこれに対向する箇所が真
下あるいは真上向きであっても、パーツフィーダを通過
する間あるいは溝部1a内で転動して、スリット3aは
ほぼ横方向を向く。図1(c)において、スリーブ部材
3は、断面形状が長軸(図中、上下方向)および短軸
(図中、左右方向)を備えた偏平形状である略菱形を呈
し、長手方向に沿って延びるスリット部3aを長軸方向
に有している。換言すれば、スリット3aに対向する方
向の第1の対角線の寸法が、この第1の対角線と直交す
る第2の対角線の寸法よりも大である。よって、ストッ
カにおいてスリット部3aまたはこれに対向する領域が
下方向きであってもパーツフィーダを通過する間あるい
は溝部1a内で転動してスリット部3aはほぼ横方向を
向く。図1(b)および(c)に示す実施例において
も、パーツフィーダを通過した後は第1の実施例と同様
に製造が行われ、製造されたフィラメント部材は支持体
5への溶接面の中央領域にスリット部3aが位置するこ
とはない。
【0008】
【発明の効果】本発明によるフィラメント部材の製造方
法は、溝側面および平坦な溝底面によって規定された溝
部を備えた下金型と溝底面に対向する加圧面を備えた上
金型とから成る金型を用意し、断面形状が長軸および短
軸を備えた偏平形状を呈し、長手方向に沿って延びるス
リット部を長軸方向に有するスリーブとなるべきスリー
ブ部材を用意し、下金型の溝底面上にスリーブ部材を転
動可能に載置することにより、スリット部を溝側面に対
向させ、スリーブ部材に前記フィラメントの端部を挿入
し、上金型によってスリーブ部材を加圧することによ
り、フィラメントの端部に固着されたスリーブを構成す
ると共に、スリーブには、スリーブ部材の短軸方向にお
ける面のうちの溝底面および加圧面のいずれか一方の面
に対応した溶接面が形成されるため、溶接面の中央領域
にスリット部が位置することがなく、溶接強度が高く、
自動車の走行に伴う振動や衝撃によって簡単に溶接部分
が破損することがないフィラメント部材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるスリーブ部材の断面図であ
る。
【図2】本発明の製造工程を説明するための図である。
【図3】本発明の製造工程を説明するための図である。
【図4】本発明の製造方法により製造されたフィラメン
ト部材を示す斜視図である。
【図5】従来の製造工程を説明するための図である。
【図6】従来の製造工程を説明するための図である。
【図7】従来の製造方法により製造されたフィラメント
部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 下金型 1a 溝部 1b 溝底面 1w 溝側面 2 フィラメント 2b フィラメント端部 3 スリーブ部材 3a スリット部 4 下金型 4a 加圧面 5 支持体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィラメントと、該フィラメントの端部
    に固着され、かつ相手部材に溶接されるべき溶接面を備
    えたスリーブとを有するフィラメント部材の製造方法に
    おいて、溝側面および平坦な溝底面によって規定された
    溝部を備えた下金型と前記溝底面に対向する加圧面を備
    えた上金型とから成る金型を用意し、断面形状が長軸お
    よび短軸を備えた偏平形状を呈し、長手方向に沿って延
    びるスリット部を長軸方向に有する前記スリーブとなる
    べきスリーブ部材を用意し、前記下金型の前記溝底面上
    に前記スリーブ部材を転動可能に載置することにより、
    前記スリット部を前記溝側面に対向させ、前記スリーブ
    部材に前記フィラメントの端部を挿入し、前記上金型に
    よって前記スリーブ部材を加圧することにより、前記フ
    ィラメントの端部に固着された前記スリーブを構成する
    と共に、前記スリーブには、前記スリーブ部材の短軸方
    向における面のうちの前記溝底面および前記加圧面のい
    ずれか一方の面に対応した前記溶接面が形成されること
    を特徴とするフィラメント部材の製造方法。
JP9785991A 1991-04-04 1991-04-04 フィラメント部材の製造方法 Expired - Lifetime JPH0736327B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5114835B2 (ja) 2005-09-28 2013-01-09 株式会社リキッド・デザイン・システムズ 3次元配線用bscマクロ構造および半導体装置

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