JPH0739533B2 - 液晶性ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents
液晶性ポリエステル樹脂組成物Info
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- JPH0739533B2 JPH0739533B2 JP61294426A JP29442686A JPH0739533B2 JP H0739533 B2 JPH0739533 B2 JP H0739533B2 JP 61294426 A JP61294426 A JP 61294426A JP 29442686 A JP29442686 A JP 29442686A JP H0739533 B2 JPH0739533 B2 JP H0739533B2
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- JP
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- liquid crystalline
- plate
- crystalline polyester
- resin composition
- polyester resin
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L67/00—Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K7/00—Use of ingredients characterised by shape
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/01—Use of inorganic substances as compounding ingredients characterized by their specific function
- C08K3/013—Fillers, pigments or reinforcing additives
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K2201/00—Specific properties of additives
- C08K2201/016—Additives defined by their aspect ratio
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンパクトディスク・ピックアップ部品、光フ
ァイバー・フェルールなど電子機械部品の如く複雑な形
状で高度な精度が要求されるプラスチックス成形品用の
成形材料として有用な、成形収縮、加熱変形量が小さ
く、表面特性に優れ、しかも強度の高い低変形性の熱可
塑性樹脂組成物に関する。
ァイバー・フェルールなど電子機械部品の如く複雑な形
状で高度な精度が要求されるプラスチックス成形品用の
成形材料として有用な、成形収縮、加熱変形量が小さ
く、表面特性に優れ、しかも強度の高い低変形性の熱可
塑性樹脂組成物に関する。
所謂エンジニヤリングプラスチックスと呼ばれる一群の
プラスチックスは高い強度を有し、金属部品に置き替わ
りつつあるが、エンジニヤリングプラスチックスと呼ば
れるプラスチックスは分子構造的には結晶性の高分子が
多く、所謂成形収縮が大きいのが欠点である。実用上は
成形条件、特に金型設計に苦心をしてその欠点を多少な
りとこカバーしようとしているのが現状である。
プラスチックスは高い強度を有し、金属部品に置き替わ
りつつあるが、エンジニヤリングプラスチックスと呼ば
れるプラスチックスは分子構造的には結晶性の高分子が
多く、所謂成形収縮が大きいのが欠点である。実用上は
成形条件、特に金型設計に苦心をしてその欠点を多少な
りとこカバーしようとしているのが現状である。
一般的に高分子物質が強度の高い材料である為には分子
配列の整然とした結晶性高分子が望ましいが、この様な
高分子は溶融状態から固体への変化が無定形から結晶へ
の変化であるため、非晶性の高分子に比して必然的に体
積変化が大であるという本質的な問題を解消できないの
が現状である。これの改良には変形と物性の釣合いが特
に重要である点が問題解決を難しくしている。
配列の整然とした結晶性高分子が望ましいが、この様な
高分子は溶融状態から固体への変化が無定形から結晶へ
の変化であるため、非晶性の高分子に比して必然的に体
積変化が大であるという本質的な問題を解消できないの
が現状である。これの改良には変形と物性の釣合いが特
に重要である点が問題解決を難しくしている。
かかる観点から現在用いられている素材を見ると、無充
填樹脂は比較的成形収縮が大きく剛性が小さい。一方粒
子状物を含む組成物は成形収縮は小さいが強度も小さ
く、また繊維状物を含む組成物は強度、剛性は高いが、
成形収縮率は大きい傾向にある。従って成形収縮を悪化
させずに剛性、強度などの向上を図ることは極めて困難
なことであり、特に結晶性樹脂においては満足な組成物
がないのが現状である。
填樹脂は比較的成形収縮が大きく剛性が小さい。一方粒
子状物を含む組成物は成形収縮は小さいが強度も小さ
く、また繊維状物を含む組成物は強度、剛性は高いが、
成形収縮率は大きい傾向にある。従って成形収縮を悪化
させずに剛性、強度などの向上を図ることは極めて困難
なことであり、特に結晶性樹脂においては満足な組成物
がないのが現状である。
しかしながら近年、溶融時に異方性を示すサーモトロピ
ック液晶ポリエステルが開発されるに及んで様相は一変
したと言える。この液晶性ポリエステルは結晶構造を保
持しながら溶融するために成形品は結晶構造に基づく高
強度と、固化時に結晶構造が大きく変化しないことに因
る溶融時と固化時との体積変化即ち成形収縮が小さい利
点がある。しかしこれにも欠点があり、成形収縮率の絶
対値は小さいが、成形時の樹脂の流動方向の成形収縮率
と直角方向の成形収縮率の差、即ち成形収縮率の異方性
が大きく、精密成形品を得るのが難しいことである。
ック液晶ポリエステルが開発されるに及んで様相は一変
したと言える。この液晶性ポリエステルは結晶構造を保
持しながら溶融するために成形品は結晶構造に基づく高
強度と、固化時に結晶構造が大きく変化しないことに因
る溶融時と固化時との体積変化即ち成形収縮が小さい利
点がある。しかしこれにも欠点があり、成形収縮率の絶
対値は小さいが、成形時の樹脂の流動方向の成形収縮率
と直角方向の成形収縮率の差、即ち成形収縮率の異方性
が大きく、精密成形品を得るのが難しいことである。
本発明者らは、新規に開発された異方性溶融相を形成し
うる溶融加工性ポリエステル(以下「液晶性ポリエステ
ル」と略す)の成形収縮現象について種々検討した結
果、液晶性ポリエステルは他の樹脂に比して成形収縮は
小さいが、その高強度、高剛性を生かす精密成形品の場
合には、成形収縮率の異方性が大きく無視し得ないこと
を見出した。そこで本発明者等は別物質の配合の面から
その解決を検討し、板状分体が液晶性ポリエステルの分
子配向するのを抑える効果を有し、中でも板状ガラス粉
体もしくは板状グラファイト粉体はその他の物性面(機
械的物性等)からも最も釣合いのとれた充填剤あること
を見出し、中でも繊維状物質を板状ガラス粉体もしくは
板状グラファイト粉体と併用すれば強度と変形の両面で
物性のバランスの良い成形品が得られることを見出し
て、本発明を完成するに至った。
うる溶融加工性ポリエステル(以下「液晶性ポリエステ
ル」と略す)の成形収縮現象について種々検討した結
果、液晶性ポリエステルは他の樹脂に比して成形収縮は
小さいが、その高強度、高剛性を生かす精密成形品の場
合には、成形収縮率の異方性が大きく無視し得ないこと
を見出した。そこで本発明者等は別物質の配合の面から
その解決を検討し、板状分体が液晶性ポリエステルの分
子配向するのを抑える効果を有し、中でも板状ガラス粉
体もしくは板状グラファイト粉体はその他の物性面(機
械的物性等)からも最も釣合いのとれた充填剤あること
を見出し、中でも繊維状物質を板状ガラス粉体もしくは
板状グラファイト粉体と併用すれば強度と変形の両面で
物性のバランスの良い成形品が得られることを見出し
て、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、液晶性ポリエステル99.5〜30重量%と板
状ガラス粉体もしくは板状グラファイト粉体0.5〜70重
量%とを構成要素とすることを特徴とする液晶性ポリエ
ステル樹脂組成物を提供するものである。
状ガラス粉体もしくは板状グラファイト粉体0.5〜70重
量%とを構成要素とすることを特徴とする液晶性ポリエ
ステル樹脂組成物を提供するものである。
本発明で使用する液晶性ポリエステルは、溶融加工性ポ
リエステルで、溶融状態でポリマー分子鎖が規則的な平
行配列をとる性質を有している。分子がこのように配列
した状態をしばしば液晶状態または液晶性物質のネマチ
ック相という。このようなポリマー分子は、一般に細長
く、偏平で、分子の長軸に沿ってかなり剛性が高く、普
通は同軸または平行のいずれかの関係にある複数の連鎖
伸長結合を有しているようなポリマーからなる。
リエステルで、溶融状態でポリマー分子鎖が規則的な平
行配列をとる性質を有している。分子がこのように配列
した状態をしばしば液晶状態または液晶性物質のネマチ
ック相という。このようなポリマー分子は、一般に細長
く、偏平で、分子の長軸に沿ってかなり剛性が高く、普
通は同軸または平行のいずれかの関係にある複数の連鎖
伸長結合を有しているようなポリマーからなる。
異方性溶融相の性質は、直交偏光子を利用した慣用の偏
光検査法により確認することができる。より具体的に
は、異方性溶融相の確認は、Leitz偏光顕微鏡を使用
し、Leitzホットステージにのせた溶融試料を窒素雰囲
気下で40倍の倍率で観察することにより実施できる。上
記ポリマーは光学的に異方性である。すなわち、直交偏
光子の間で検査したときに光を透過させる。試料が光学
的に異方性であると、たとえ静止状態であっても偏光は
透過する。
光検査法により確認することができる。より具体的に
は、異方性溶融相の確認は、Leitz偏光顕微鏡を使用
し、Leitzホットステージにのせた溶融試料を窒素雰囲
気下で40倍の倍率で観察することにより実施できる。上
記ポリマーは光学的に異方性である。すなわち、直交偏
光子の間で検査したときに光を透過させる。試料が光学
的に異方性であると、たとえ静止状態であっても偏光は
透過する。
上記の如き異方性溶融相を形成するポリマーの構成成分
としては 芳香族ジカルボン酸、脂環族ジカルボン酸の1つま
たはそれ以上からなるもの 芳香族ジオール、脂環族ジオール、脂肪族ジオール
の1つまたはそれ以上からなるもの 芳香族ヒドロキシカルボン酸の1つまたはそれ以上
からなるもの 芳香族チオールカルボン酸の1つまたはそれ以上か
らなるもの 芳香族ジチオール、芳香族チオールフェノールの1
つまたはそれ以上からなるもの 芳香族ヒドロキシアミン、芳香族ジアミンの1つま
たはそれ以上からなるもの 等から選ばれ、異方性溶融相を形成するポリマーは I)とからなるポリエステル II)からなるポリエステル III)ととからなるポリエステル IV)だけからなるポリチオールエステル V)とからなるポリチオールエステル VI)ととからなるポリチオールエステル VII)ととからなるポリエステルアミド VIII)とととからなるポリエステルアミド 等の組み合わせから構成される異方性溶融相を形成する
ポリエステルである。
としては 芳香族ジカルボン酸、脂環族ジカルボン酸の1つま
たはそれ以上からなるもの 芳香族ジオール、脂環族ジオール、脂肪族ジオール
の1つまたはそれ以上からなるもの 芳香族ヒドロキシカルボン酸の1つまたはそれ以上
からなるもの 芳香族チオールカルボン酸の1つまたはそれ以上か
らなるもの 芳香族ジチオール、芳香族チオールフェノールの1
つまたはそれ以上からなるもの 芳香族ヒドロキシアミン、芳香族ジアミンの1つま
たはそれ以上からなるもの 等から選ばれ、異方性溶融相を形成するポリマーは I)とからなるポリエステル II)からなるポリエステル III)ととからなるポリエステル IV)だけからなるポリチオールエステル V)とからなるポリチオールエステル VI)ととからなるポリチオールエステル VII)ととからなるポリエステルアミド VIII)とととからなるポリエステルアミド 等の組み合わせから構成される異方性溶融相を形成する
ポリエステルである。
更に上記の成分の組み合わせの範疇には含まれないが、
異方性溶融相を形成するポリマーには芳香族ポリアゾメ
チンが含まれ、かかるポリマーの具体例としては、ポリ
(ニトリロ−2−メチル−1,4−フェニレンニトリロエ
チリジン−1,4−フェニレンエチリジン);ポリ(ニト
リロ−2−メチル−1,4−フェニレンニトリロメチリジ
ン−1,4−フェニレンメチリジン);およびポリ(ニト
リロ−2−クロロ−1,4−フェニレンニトリロメチリジ
ン−1,4−フェニレンメチリジン)が挙げられる。
異方性溶融相を形成するポリマーには芳香族ポリアゾメ
チンが含まれ、かかるポリマーの具体例としては、ポリ
(ニトリロ−2−メチル−1,4−フェニレンニトリロエ
チリジン−1,4−フェニレンエチリジン);ポリ(ニト
リロ−2−メチル−1,4−フェニレンニトリロメチリジ
ン−1,4−フェニレンメチリジン);およびポリ(ニト
リロ−2−クロロ−1,4−フェニレンニトリロメチリジ
ン−1,4−フェニレンメチリジン)が挙げられる。
更に上記の成分の組み合わせの範疇には含まれないが、
異方性溶融相を形成するポリマーとしてポリエステルカ
ーボネートが含まれる。これは本質的に4−オキシベン
ゾイル単位、ジオキシフェニル単位、ジオキシカルボニ
ル単位及びテレフタロイル単位からなるものがある。
異方性溶融相を形成するポリマーとしてポリエステルカ
ーボネートが含まれる。これは本質的に4−オキシベン
ゾイル単位、ジオキシフェニル単位、ジオキシカルボニ
ル単位及びテレフタロイル単位からなるものがある。
本発明で用いるのに好適な異方性溶融相を形成するポリ
マーである上記I)、II)、III)のポリエステル及びV
III)のポリエステルアミドは、縮合により所要の反復
単位を形成する官能基を有している有機モノマー化合物
同士を反応させることのできる多様なエステル形成法に
より生成させることができる。たとえば、これらの有機
モノマー化合物の官能基はカルボン酸基、ヒドロキシル
基、エステル基、アシルオキシ基、酸ハロゲン化物、ア
ミン基などでよい。上記有機モノマー化合物は、溶融ア
シドリシス法により熱交換流体を存在させずに反応させ
ることができる。この方法ではモノマーをまず一緒に加
熱して反応物質の溶融溶液を形成する。反応を続けてい
くと固体のポリマー粒子が液中に懸濁するようになる。
縮合の最終段階で副生した揮発物(例、酢酸または水)
の除去を容易にするために真空を適用してもよい。
マーである上記I)、II)、III)のポリエステル及びV
III)のポリエステルアミドは、縮合により所要の反復
単位を形成する官能基を有している有機モノマー化合物
同士を反応させることのできる多様なエステル形成法に
より生成させることができる。たとえば、これらの有機
モノマー化合物の官能基はカルボン酸基、ヒドロキシル
基、エステル基、アシルオキシ基、酸ハロゲン化物、ア
ミン基などでよい。上記有機モノマー化合物は、溶融ア
シドリシス法により熱交換流体を存在させずに反応させ
ることができる。この方法ではモノマーをまず一緒に加
熱して反応物質の溶融溶液を形成する。反応を続けてい
くと固体のポリマー粒子が液中に懸濁するようになる。
縮合の最終段階で副生した揮発物(例、酢酸または水)
の除去を容易にするために真空を適用してもよい。
また、スラリー重合法も本発明に用いるのに好適な液晶
性ポリエステルの成形に採用できる。この方法では、固
体生成物は熱交換媒質中に懸濁した状態で得られる。
性ポリエステルの成形に採用できる。この方法では、固
体生成物は熱交換媒質中に懸濁した状態で得られる。
上記の溶融アシドリシス法およびスラリー重合法のいず
れを採用するにしても、液晶性ポリエステルを誘導する
有機モノマー反応物質は、かかるモノマーのヒドロキシ
ル基をエステル化した変形形態で(すなわち、低級アシ
ルエステルとして)反応に供することができる。更に低
級アシル基は炭素数約2〜4のものが好ましい。好まし
くは、かかる有機モノマー反応物質の酢酸エステルを反
応に供する。
れを採用するにしても、液晶性ポリエステルを誘導する
有機モノマー反応物質は、かかるモノマーのヒドロキシ
ル基をエステル化した変形形態で(すなわち、低級アシ
ルエステルとして)反応に供することができる。更に低
級アシル基は炭素数約2〜4のものが好ましい。好まし
くは、かかる有機モノマー反応物質の酢酸エステルを反
応に供する。
更に溶融アシドリシス法又はスラリー法のいずれにも任
意に使用しうる触媒の代表例としては、ジアルキルスズ
オキシド(例、ジブチルスズオキシド)、ジアリールス
ズオキシド、二酸化チタン、三酸化アンチモン、アルコ
キシチタンシリケート、チタンアルコキシド、カルボン
酸のアルカリおよびアルカリ土類金属塩(例、酢酸亜
鉛)、ルイス酸(例、BF3)、ハロゲン化水素(例、HC
l)などの気体状酸触媒などが挙げられる。触媒の使用
量は一般にはモノマーの全重量に基づいて約0.001〜1
重量%、特に約0.01〜0.2重量%が好ましい。
意に使用しうる触媒の代表例としては、ジアルキルスズ
オキシド(例、ジブチルスズオキシド)、ジアリールス
ズオキシド、二酸化チタン、三酸化アンチモン、アルコ
キシチタンシリケート、チタンアルコキシド、カルボン
酸のアルカリおよびアルカリ土類金属塩(例、酢酸亜
鉛)、ルイス酸(例、BF3)、ハロゲン化水素(例、HC
l)などの気体状酸触媒などが挙げられる。触媒の使用
量は一般にはモノマーの全重量に基づいて約0.001〜1
重量%、特に約0.01〜0.2重量%が好ましい。
本発明に使用するのに適した液晶性ポリマーは、一般溶
剤には実質的に不溶である傾向を示し、したがって溶液
加工には不向きである。しかし、既に述べたように、こ
れらのポリマーは普通の溶融加工法により容易に加工す
ることができる。特に好ましい液晶性ポリマーはペンタ
フルオロフェノールにはいくらか可溶である。
剤には実質的に不溶である傾向を示し、したがって溶液
加工には不向きである。しかし、既に述べたように、こ
れらのポリマーは普通の溶融加工法により容易に加工す
ることができる。特に好ましい液晶性ポリマーはペンタ
フルオロフェノールにはいくらか可溶である。
本発明で用いるのに好適な液晶性ポリエステルは一般に
重量平均分子量が約2,000〜200,000、好ましくは約10,0
00〜50,000、特に好ましくは約20,000〜25,000である。
一方、好適な完全芳香族ポリエステルアミドは一般に分
子量が約5,000〜50,000、好ましくは約10,000〜30,00
0、例えば15,000〜17,000である。かかる分子量の測定
は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーならびに
その他のポリマーの溶液形成を伴わない標準的測定法、
たとえば圧縮成形フィルムについて赤外分光法により末
端基を定量することにより実施できる。また、ペンタフ
ルオロフェノール溶液にして光散乱法を用いて分子量を
測定することもできる。
重量平均分子量が約2,000〜200,000、好ましくは約10,0
00〜50,000、特に好ましくは約20,000〜25,000である。
一方、好適な完全芳香族ポリエステルアミドは一般に分
子量が約5,000〜50,000、好ましくは約10,000〜30,00
0、例えば15,000〜17,000である。かかる分子量の測定
は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーならびに
その他のポリマーの溶液形成を伴わない標準的測定法、
たとえば圧縮成形フィルムについて赤外分光法により末
端基を定量することにより実施できる。また、ペンタフ
ルオロフェノール溶液にして光散乱法を用いて分子量を
測定することもできる。
上記の液晶性ポリエステルおよびポリエステルアミドは
また、60℃でペンタフルオロフェノールに0.1重量%濃
度で溶解したときに、少なくとも約2.0dl/g、たとえば
約2.0〜10.0dl/gの対数粘度(I.V.)を一般に示す。
また、60℃でペンタフルオロフェノールに0.1重量%濃
度で溶解したときに、少なくとも約2.0dl/g、たとえば
約2.0〜10.0dl/gの対数粘度(I.V.)を一般に示す。
本発明で用いられる異方性溶融相を示すポリマーは、芳
香族ポリエステル及び芳香族ポリエステルアミドが好ま
しく、芳香族ポリエステル及び芳香族ポリエステルアミ
ドを同一分子鎖中に部分的に含むポリエステルも好まし
い例である。
香族ポリエステル及び芳香族ポリエステルアミドが好ま
しく、芳香族ポリエステル及び芳香族ポリエステルアミ
ドを同一分子鎖中に部分的に含むポリエステルも好まし
い例である。
それらを構成する化合物の好ましい例は、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸、2,6−ジヒドロキシナフタレン、1,4
−ジヒドロキシナフタレン及び6−ヒドロキシ−2−ナ
フトエ酸等のナフタレン化合物、4,4′−ジフェニルジ
カルボン酸、4,4′−ジヒドロキシビフェニル等のビフ
ェニル化合物、下記一般式(I)、(II)又は(III)
で表わされる化合物: (但し、X:アルキレン(C1〜C4)、アルキリデン、−O
−、−SO−、−SO2−、−S−、−CO−より選ばれる基 Y:−(CH2)n−(n=1〜4)、−O(CH2)nO−(n
=1〜4)より選らばれる基) p−ヒドロキシ安息香酸、テレフタル酸、ハイドロキノ
ン、p−アミノフェノール及びp−フェニレンジアミン
等のパラ位置換のベンゼン化合物及びそれらの核置換ベ
ンゼン化合物(置換基は塩素、臭素、メチル、フェニ
ル、1−フェニルエチルより選ばれる)、イソフタル
酸、レゾルシン等のメタ位置換のベンゼン化合物であ
る。
レンジカルボン酸、2,6−ジヒドロキシナフタレン、1,4
−ジヒドロキシナフタレン及び6−ヒドロキシ−2−ナ
フトエ酸等のナフタレン化合物、4,4′−ジフェニルジ
カルボン酸、4,4′−ジヒドロキシビフェニル等のビフ
ェニル化合物、下記一般式(I)、(II)又は(III)
で表わされる化合物: (但し、X:アルキレン(C1〜C4)、アルキリデン、−O
−、−SO−、−SO2−、−S−、−CO−より選ばれる基 Y:−(CH2)n−(n=1〜4)、−O(CH2)nO−(n
=1〜4)より選らばれる基) p−ヒドロキシ安息香酸、テレフタル酸、ハイドロキノ
ン、p−アミノフェノール及びp−フェニレンジアミン
等のパラ位置換のベンゼン化合物及びそれらの核置換ベ
ンゼン化合物(置換基は塩素、臭素、メチル、フェニ
ル、1−フェニルエチルより選ばれる)、イソフタル
酸、レゾルシン等のメタ位置換のベンゼン化合物であ
る。
又、本発明に使用される液晶性ポリエステルは、上述の
構成成分の他の同一分子鎖中に部分的に異方性溶融相を
示さないポリアルキレンテレフタレートであってもよ
い。この場合のアルキル基の炭素数は2乃至4である。
構成成分の他の同一分子鎖中に部分的に異方性溶融相を
示さないポリアルキレンテレフタレートであってもよ
い。この場合のアルキル基の炭素数は2乃至4である。
上述の構成成分の内、ナフタレン化合物、ビフェニル化
合物、パラ位置換ベンゼン化合物より選ばれる1種若し
くは2種以上の化合物を必須の構成成分として含むもの
が更に好ましい例である。又、p−位置換ベンゼン化合
物の内、p−ヒドロキシ安息香酸、メチルハイドロキノ
ン及び1−フェニルエチルハイドロキノンは特に好まし
い例である。
合物、パラ位置換ベンゼン化合物より選ばれる1種若し
くは2種以上の化合物を必須の構成成分として含むもの
が更に好ましい例である。又、p−位置換ベンゼン化合
物の内、p−ヒドロキシ安息香酸、メチルハイドロキノ
ン及び1−フェニルエチルハイドロキノンは特に好まし
い例である。
本発明で用いられるのに特に好ましい異方性溶融相を形
成するポリエステルは、6−ヒドロキシ−2−ナフトイ
ル、2,6−ジヒドロキシナフタレン及び2,6−ジカルボキ
シナフタレン等のナフタレン部分含有反復単位を約10モ
ル%以上の量で含有するものである。好ましいポリエス
テルアミドは上述ナフタレン部分と4−アミノフェノー
ル又は1,4−フェニレンジアミンよりなる部分との反復
単位を含有するものである。
成するポリエステルは、6−ヒドロキシ−2−ナフトイ
ル、2,6−ジヒドロキシナフタレン及び2,6−ジカルボキ
シナフタレン等のナフタレン部分含有反復単位を約10モ
ル%以上の量で含有するものである。好ましいポリエス
テルアミドは上述ナフタレン部分と4−アミノフェノー
ル又は1,4−フェニレンジアミンよりなる部分との反復
単位を含有するものである。
尚、上記I)〜VIII)の構成成分となる化合物の具体例
及び本発明で用いられるのに好ましい異方性溶融相を形
成するポリエステルの具体例については特開昭61−6986
6号公報に記載されている。
及び本発明で用いられるのに好ましい異方性溶融相を形
成するポリエステルの具体例については特開昭61−6986
6号公報に記載されている。
本発明に於いて板状ガラス粉体もしくは板状グラファイ
ト粉体とは厚みに対して相当大きな平面的広がりを持つ
ものを意味し、多少凹凸、彎曲はあっても巨視的には板
状と見なしうるものを含む。典型的なほぼ平板状の粉体
の場合について数値的に表現すれば、組成物中において
アスペクト比(平均長径/平均厚みの比)が10〜200、
特に好ましくは15〜100のものである。ここで組成物中
の板状ガラス粉体もしくは板状グラファイト粉体の平均
長径は10μm〜2mmのものが適当で、特に好ましくは10
μm〜1mmである。平均径又はアスペクト比が小さいも
のは、板状粉体としての効果が小さく、また過大な物は
成形性を悪化させるので好ましくない。
ト粉体とは厚みに対して相当大きな平面的広がりを持つ
ものを意味し、多少凹凸、彎曲はあっても巨視的には板
状と見なしうるものを含む。典型的なほぼ平板状の粉体
の場合について数値的に表現すれば、組成物中において
アスペクト比(平均長径/平均厚みの比)が10〜200、
特に好ましくは15〜100のものである。ここで組成物中
の板状ガラス粉体もしくは板状グラファイト粉体の平均
長径は10μm〜2mmのものが適当で、特に好ましくは10
μm〜1mmである。平均径又はアスペクト比が小さいも
のは、板状粉体としての効果が小さく、また過大な物は
成形性を悪化させるので好ましくない。
本発明の組成物は上記板状ガラス粉体もしくは板状グラ
ファイト粉体と共に繊維状物質が共存していることが物
性上のバランスからより好ましい。
ファイト粉体と共に繊維状物質が共存していることが物
性上のバランスからより好ましい。
本発明において用いられる繊維状物質としては、ガラス
繊維、炭素繊維、ガラファイト化繊維、ウィスカー、金
属繊維、無機系繊維、合成繊維、鉱石系繊維及び天然繊
維等の各種有機繊維が使用可能である。
繊維、炭素繊維、ガラファイト化繊維、ウィスカー、金
属繊維、無機系繊維、合成繊維、鉱石系繊維及び天然繊
維等の各種有機繊維が使用可能である。
これら繊維状物質としては以下のものが例示される。
ガラス繊維としては、通常のガラス繊維の他にニッケ
ル、銅等金属コートしたガラスファイバー、シランファ
イバー、アルミノケイ酸塩ガラスファイバー、中空ガラ
スファイバー、ノンホローファイバー等が使用可能であ
り、炭素繊維としては、ポリアクリロニトリルを原料と
するPAN系、ピッチを原料とするピッチ系繊維が用いら
れる。
ル、銅等金属コートしたガラスファイバー、シランファ
イバー、アルミノケイ酸塩ガラスファイバー、中空ガラ
スファイバー、ノンホローファイバー等が使用可能であ
り、炭素繊維としては、ポリアクリロニトリルを原料と
するPAN系、ピッチを原料とするピッチ系繊維が用いら
れる。
ウィスカーとしては、窒化けい素ウィスカー、酸窒化け
い素ウィスカー、塩基性硫酸マグネシウムウィスカー、
チタン酸バリウムウィスカー、チタン酸カリウィスカ
ー、炭化けい素ウィスカー、ボロンウィスカー等が用い
られ、金属繊維としては、軟鋼、ステンレス、鋼及びそ
の合金、黄銅、アルミ及びその合金、鉛等の繊維が用い
られる。
い素ウィスカー、塩基性硫酸マグネシウムウィスカー、
チタン酸バリウムウィスカー、チタン酸カリウィスカ
ー、炭化けい素ウィスカー、ボロンウィスカー等が用い
られ、金属繊維としては、軟鋼、ステンレス、鋼及びそ
の合金、黄銅、アルミ及びその合金、鉛等の繊維が用い
られる。
無機系繊維としては、ロックウール、ジルコニア、アル
ミナシリカ、チタン酸カリウム、チタン酸バリウム、炭
化けい素、アルミナ、シリカ、高炉スラグ等の各種ファ
イバーが含まれ、合成繊維としては、完全芳香族ホリア
ミドであるアラミド繊維、フェノール樹脂繊維であるカ
イノール等が用いられる。
ミナシリカ、チタン酸カリウム、チタン酸バリウム、炭
化けい素、アルミナ、シリカ、高炉スラグ等の各種ファ
イバーが含まれ、合成繊維としては、完全芳香族ホリア
ミドであるアラミド繊維、フェノール樹脂繊維であるカ
イノール等が用いられる。
鉱石系繊維としては、アスベスト、ウォラストナイト等
が使用され、天然繊維としてはセルロースファイバー、
麻糸等が用いられる。
が使用され、天然繊維としてはセルロースファイバー、
麻糸等が用いられる。
繊維は長さ/直径比が適度に小さいものが好ましく、例
えば直径10μm程度場合、30μm〜10mm、好ましくは50
〜700μmの平均繊維長の物、即ちアスペクト比(平均
繊維長/平均直径の比)が5〜70のものが好ましい。繊
維状物質の添加量は組成物全体に対して0〜60重量%で
あるのが良いが、板状粉体と繊維状物質との合計量が組
成物全重量の70重量%を越えるものは成形性、強度の面
から好ましくない。
えば直径10μm程度場合、30μm〜10mm、好ましくは50
〜700μmの平均繊維長の物、即ちアスペクト比(平均
繊維長/平均直径の比)が5〜70のものが好ましい。繊
維状物質の添加量は組成物全体に対して0〜60重量%で
あるのが良いが、板状粉体と繊維状物質との合計量が組
成物全重量の70重量%を越えるものは成形性、強度の面
から好ましくない。
本発明の組成物は、成形性が著しく悪くならない範囲で
更に粉粒体を加えることもできる。ここで粉粒体とは、
特定の方向に広がりを持たない粉体の意味で、具体的に
はカオリン、クレー、バーミキュライト、けい酸カルシ
ウム、けい酸アルミニウム、長石粉、酸性白土、ロウ石
クレー、セリサイト、シリマナイト、ベントナイト、ガ
ラス粉、ガラスビーズ、スレート粉、シラン等のけい酸
塩、炭酸カルシウム、胡粉、炭酸バリウム、炭酸マグネ
シウム、ドロマイト等の炭酸塩、バライト粉、ブランフ
ィックス、沈降性硫酸カルシウム、焼石膏、硫酸バリウ
ム等の硫酸塩、水和アルミナ等の水酸化物、アルミナ、
酸化アンチモン、マグネシア、酸化チタン、亜鉛華、シ
リカ、珪砂、石英、シリカ、ホワイトカーボン、珪藻土
等の酸化物、二硫化モリブデン等の硫化物、金属粉粒
体、フッ素樹脂等の有機高分子、臭素化ジフェニルエー
テル等の有機低分子量物或いはガラス繊維微細粉砕物
等、球状或いは長さ直径比の小さい短繊維、径、厚みの
小さい板状粉体も粉粒体に含まれる。
更に粉粒体を加えることもできる。ここで粉粒体とは、
特定の方向に広がりを持たない粉体の意味で、具体的に
はカオリン、クレー、バーミキュライト、けい酸カルシ
ウム、けい酸アルミニウム、長石粉、酸性白土、ロウ石
クレー、セリサイト、シリマナイト、ベントナイト、ガ
ラス粉、ガラスビーズ、スレート粉、シラン等のけい酸
塩、炭酸カルシウム、胡粉、炭酸バリウム、炭酸マグネ
シウム、ドロマイト等の炭酸塩、バライト粉、ブランフ
ィックス、沈降性硫酸カルシウム、焼石膏、硫酸バリウ
ム等の硫酸塩、水和アルミナ等の水酸化物、アルミナ、
酸化アンチモン、マグネシア、酸化チタン、亜鉛華、シ
リカ、珪砂、石英、シリカ、ホワイトカーボン、珪藻土
等の酸化物、二硫化モリブデン等の硫化物、金属粉粒
体、フッ素樹脂等の有機高分子、臭素化ジフェニルエー
テル等の有機低分子量物或いはガラス繊維微細粉砕物
等、球状或いは長さ直径比の小さい短繊維、径、厚みの
小さい板状粉体も粉粒体に含まれる。
本発明組成物は通常のプラスチックス成形機で成形する
ため、その際破砕される可能性があるので、かかる可能
性を考慮し破砕後も大部分が上記の如き板状或いは繊維
状を保つような材質のものを使用するか、或いは平均径
の大きなものを使用し破砕後も上記板状粉体又は繊維の
形状を保つものを使用する必要がある。
ため、その際破砕される可能性があるので、かかる可能
性を考慮し破砕後も大部分が上記の如き板状或いは繊維
状を保つような材質のものを使用するか、或いは平均径
の大きなものを使用し破砕後も上記板状粉体又は繊維の
形状を保つものを使用する必要がある。
ここで本発明の効果を簡単なモデル実験により示す。
後述する液晶性ポリエステルレジンAを使用し、板状粉
体等の各種添加剤を添加して成形収縮性を測定した結果
の一例を第1表に掲げた。
体等の各種添加剤を添加して成形収縮性を測定した結果
の一例を第1表に掲げた。
成形収縮性の測定は、第1図に示した様な横50mm、縦45
mm、厚み2mm平板において、横辺より12mm、縦辺より14m
mの中心位置に直径14mmの貫通孔を設けた孔空き平板の
試験成形品を使用して平面度と貫通孔の真円度とを測定
した。ゲートは第1図に於いて矢印1の位置に1.5mmピ
ンゲートを設けた。
mm、厚み2mm平板において、横辺より12mm、縦辺より14m
mの中心位置に直径14mmの貫通孔を設けた孔空き平板の
試験成形品を使用して平面度と貫通孔の真円度とを測定
した。ゲートは第1図に於いて矢印1の位置に1.5mmピ
ンゲートを設けた。
真円度、平面度共にJIS B 0621に準じて測定した。又、
ASTM試験法による引張強度を測定した。
ASTM試験法による引張強度を測定した。
その結果を第1表に示したが、同一添加量(重量%)で
比較するに、ガラス繊維の如き繊維については添加によ
り他の添加物より引張強度は向上するが真円度、平面度
が共に悪化し、ガラスビーズの如き粉粒体についてはそ
の添加により引張強度は著しく低下し、真円度は殆ど改
善がなく平面度は低下する。ガラスフレーク、マイカフ
レーク、タルクなどの板状粉体については真円度、平面
度共に著しい改善がみられる。しかし引張強度について
はガラスビーズ程ではないが若干の低下があるが、特に
板状ガラス粉体は真円度、平面度、強度等のバランスが
とれていて特に好適であり、この程度の強度低下は元来
液晶性ポリエステルが極めて高強度であるので致命的で
はないが、改善を要する場合には後記する如くガラス繊
維の如き繊維との併用が好ましい。その場合繊維との相
剰作用において特異な成形収縮減少作用を有すると共
に、粉粒体に比較して強度の低下が小さいという特徴を
有している。
比較するに、ガラス繊維の如き繊維については添加によ
り他の添加物より引張強度は向上するが真円度、平面度
が共に悪化し、ガラスビーズの如き粉粒体についてはそ
の添加により引張強度は著しく低下し、真円度は殆ど改
善がなく平面度は低下する。ガラスフレーク、マイカフ
レーク、タルクなどの板状粉体については真円度、平面
度共に著しい改善がみられる。しかし引張強度について
はガラスビーズ程ではないが若干の低下があるが、特に
板状ガラス粉体は真円度、平面度、強度等のバランスが
とれていて特に好適であり、この程度の強度低下は元来
液晶性ポリエステルが極めて高強度であるので致命的で
はないが、改善を要する場合には後記する如くガラス繊
維の如き繊維との併用が好ましい。その場合繊維との相
剰作用において特異な成形収縮減少作用を有すると共
に、粉粒体に比較して強度の低下が小さいという特徴を
有している。
添加剤を配合しない他の結晶性樹脂、例えばポリブチレ
ンテレフタレートやポリアセタールなどの樹脂だけの成
形品の場合、本来はあまり異方性がなくガラス繊維など
の繊維状及びガラスビーズなどの粒状の添加剤の配合に
より異方性が現れてくるが、一方、液晶性ポリエステル
は粉粒体、板状粉体、繊維状との組み合わせにおいて、
他のプラスチックスと異なっていずれも成形品の異方性
は減少する。
ンテレフタレートやポリアセタールなどの樹脂だけの成
形品の場合、本来はあまり異方性がなくガラス繊維など
の繊維状及びガラスビーズなどの粒状の添加剤の配合に
より異方性が現れてくるが、一方、液晶性ポリエステル
は粉粒体、板状粉体、繊維状との組み合わせにおいて、
他のプラスチックスと異なっていずれも成形品の異方性
は減少する。
成形収縮防止作用は板状粉体の添加量が多いほど好まし
い。しかしながら、添加量過多は成形性を悪化させ、機
械的強度を低下させる。従って板状粉体の添加量は組成
物全体に対して0.5〜70重量%、好ましくは10〜50重量
%である。
い。しかしながら、添加量過多は成形性を悪化させ、機
械的強度を低下させる。従って板状粉体の添加量は組成
物全体に対して0.5〜70重量%、好ましくは10〜50重量
%である。
板状粉体のみの添加では強度が若干低下することが問題
になる成形品の場合には、繊維状充填剤の併用が好まし
いことは先にも触れたが、併用によれば第2表に示す如
く低変形性と高強度がバランス良く達成できる。
になる成形品の場合には、繊維状充填剤の併用が好まし
いことは先にも触れたが、併用によれば第2表に示す如
く低変形性と高強度がバランス良く達成できる。
(注)*1 CF;炭素繊維 *2 MFL;第1表のマイカフレーク(C) 他の記号については第1表と同じ *( )内の数字は組成中の重量%を表す。
粒状物は平面度向上には効果があるが、真円度向上には
効果はなく、強度の低下が大きいので使用量には注意が
必要である。しかし平面度には効果があるので、ある程
度板状粉体の使用量を減少することができる。
効果はなく、強度の低下が大きいので使用量には注意が
必要である。しかし平面度には効果があるので、ある程
度板状粉体の使用量を減少することができる。
その他、導電性、難燃化、摩擦特性向上等、粉状添加物
特有の効果を目的として用いてもよい。
特有の効果を目的として用いてもよい。
本発明に於いて使用する板状粉体、繊維状物質、粉粒体
はそのまでも使用できるが、一般的に用いられる公知の
表面処理剤、収束剤を併用することが可能であり、望ま
しい。
はそのまでも使用できるが、一般的に用いられる公知の
表面処理剤、収束剤を併用することが可能であり、望ま
しい。
処理剤の例を示せば、エポキシ系化合物、イソシアネー
ト系化合物、シラン系化合物、チタニウム系化合物等の
官能性化合物である。
ト系化合物、シラン系化合物、チタニウム系化合物等の
官能性化合物である。
これらの化合物は予め上記添加剤に表面処理又は収束処
理を施す方法により用いても良いし、又は材料調整の際
同時に添加しても良い。これらの処理は物性向上、流動
性向上等に有用である。基質樹脂及び上記した各種添加
物は、それぞれ単独であってもよく。また2種以上混合
して用いてもよい。
理を施す方法により用いても良いし、又は材料調整の際
同時に添加しても良い。これらの処理は物性向上、流動
性向上等に有用である。基質樹脂及び上記した各種添加
物は、それぞれ単独であってもよく。また2種以上混合
して用いてもよい。
更に本発明の液晶性ポリエステルは、本発明の企図する
目的を損なわない範囲で他の熱可塑性樹脂とポリマーブ
レンドをしたものであってもよい。
目的を損なわない範囲で他の熱可塑性樹脂とポリマーブ
レンドをしたものであってもよい。
この場合に使用する熱可塑性樹脂は特に限定されない
が、例を示すと、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等の芳香族ジカルボン酸とジオール
或いはオキシカルボン酸等からなる芳香族ポリエステ
ル、ポリアセタール(ホモ又はコポリマー)、ポリスチ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリカーボネー
ト、ABS、ポリオキシフェニレンオキシド、ポリオキシ
フェニレンスルフィド、フッ素樹脂等を挙げることがで
きる。また、これらの熱可塑性樹脂は2種以上混合して
使用することができる。また、これらの樹脂には、機械
的、電気的、化学的の性質や難燃性等の諸性質を改善す
るため、必要に応じて種々の添加剤を添加することが可
能である。
が、例を示すと、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等の芳香族ジカルボン酸とジオール
或いはオキシカルボン酸等からなる芳香族ポリエステ
ル、ポリアセタール(ホモ又はコポリマー)、ポリスチ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリカーボネー
ト、ABS、ポリオキシフェニレンオキシド、ポリオキシ
フェニレンスルフィド、フッ素樹脂等を挙げることがで
きる。また、これらの熱可塑性樹脂は2種以上混合して
使用することができる。また、これらの樹脂には、機械
的、電気的、化学的の性質や難燃性等の諸性質を改善す
るため、必要に応じて種々の添加剤を添加することが可
能である。
例えば、一般の熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂に添加さ
れる公知の物質、即ち可塑剤、酸化防止剤や紫外線吸収
剤等の安定剤、帯電防止剤、界面活性剤、難燃剤、染料
や顔料等の着色剤及び流動性や離型性の改善のための滑
剤、潤滑剤及び結晶化促進剤(核剤)等も要求性能に応
じ適宜使用することができる。
れる公知の物質、即ち可塑剤、酸化防止剤や紫外線吸収
剤等の安定剤、帯電防止剤、界面活性剤、難燃剤、染料
や顔料等の着色剤及び流動性や離型性の改善のための滑
剤、潤滑剤及び結晶化促進剤(核剤)等も要求性能に応
じ適宜使用することができる。
本発明の組成物は従来強化樹脂、充填剤入樹脂等の調製
に用いられる公知の方法により容易に調製される。例え
ば押出機により各添加物を混合押出し、本発明の組成の
ペレットを調製し成形する方法(この場合、繊維の収
束、無収束又は長繊維状、適当な繊維状等、適当に用い
られる)、配合物組成の異なるペレットを成形時に混合
する方法、成形機に各成分を直接仕込む方法等は好まし
い方法の例である。
に用いられる公知の方法により容易に調製される。例え
ば押出機により各添加物を混合押出し、本発明の組成の
ペレットを調製し成形する方法(この場合、繊維の収
束、無収束又は長繊維状、適当な繊維状等、適当に用い
られる)、配合物組成の異なるペレットを成形時に混合
する方法、成形機に各成分を直接仕込む方法等は好まし
い方法の例である。
本発明は以上の説明で明らかなように、特定の板状粉体
を液晶性ポリエステルに配合した場合に特異的に成形収
縮の異方性が小さくなることを見出したことに基づくも
のであり、本発明によれば繊維状物質或いは粉粒体単独
の添加では到底達成し得ない低変形性の組成物が得ら
れ、強度の低下も少なく形状精度と強度のバランスが優
れている。更に液晶性ポリエステルは高度の分子配向の
ため、一般的に成形品の表面が使用時の摩擦により毛羽
立つという欠点があるが、本発明組成物の表面は使用時
の摩擦によるフィブリル状のささくれ(毛羽立ち)もな
く、優雅で平滑な表面状態が得られる。
を液晶性ポリエステルに配合した場合に特異的に成形収
縮の異方性が小さくなることを見出したことに基づくも
のであり、本発明によれば繊維状物質或いは粉粒体単独
の添加では到底達成し得ない低変形性の組成物が得ら
れ、強度の低下も少なく形状精度と強度のバランスが優
れている。更に液晶性ポリエステルは高度の分子配向の
ため、一般的に成形品の表面が使用時の摩擦により毛羽
立つという欠点があるが、本発明組成物の表面は使用時
の摩擦によるフィブリル状のささくれ(毛羽立ち)もな
く、優雅で平滑な表面状態が得られる。
また、繊維のみを配合したものは成形品表面にモアレ状
のフローマークが発生し外見が悪いが、板状粉体のみの
配合物は勿論のこと、板状粉体に繊維を併用した場合に
もかかるフローマークは減少する特徴がある。
のフローマークが発生し外見が悪いが、板状粉体のみの
配合物は勿論のこと、板状粉体に繊維を併用した場合に
もかかるフローマークは減少する特徴がある。
元来液晶性ポリエステルは成形収縮率が小さいが、本発
明組成物では成形品に射出成形したときの収縮率の異方
性が小さく、成形品のどの部分、どの方向をとってもさ
らに小さい。従って精密成形が可能になり、寸法精度の
良い成形品が得られる利点もある。
明組成物では成形品に射出成形したときの収縮率の異方
性が小さく、成形品のどの部分、どの方向をとってもさ
らに小さい。従って精密成形が可能になり、寸法精度の
良い成形品が得られる利点もある。
更に本発組成物では液晶性ポリエステルの特徴、即ち高
い機械的強度、高い溶融流動性、高い融点、高い耐熱性
は殆ど損なわれることがなく、前期の改善が達成できた
ことも大きな長所である。
い機械的強度、高い溶融流動性、高い融点、高い耐熱性
は殆ど損なわれることがなく、前期の改善が達成できた
ことも大きな長所である。
また板状粉体の使用により若干の強度低下が起こるが、
それでも他のプラスチックスに比して高強度であるし、
もしその程度の強度低下でさえ問題になる様な用途の場
合には繊維状物質の併用により寸法精度と強度の両面に
おいて満足な物性が得られる。
それでも他のプラスチックスに比して高強度であるし、
もしその程度の強度低下でさえ問題になる様な用途の場
合には繊維状物質の併用により寸法精度と強度の両面に
おいて満足な物性が得られる。
以下に実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明
はこれらの組み合わせに限定されるものではない。
はこれらの組み合わせに限定されるものではない。
実施例1〜21、比較例1〜7 押出機により、後述する液晶性ポリエステルレジンA,B,
C,D,E及び比較のためポリブチレンテレフタレート(PB
T)を基質とする第3表の各組成の混合物を押出し、ペ
レットとした。
C,D,E及び比較のためポリブチレンテレフタレート(PB
T)を基質とする第3表の各組成の混合物を押出し、ペ
レットとした。
これらの各素材について、第1図乃至第2図に示す如き
孔空き平板試験片を成形し、前記と同様に真円度と平面
度及び引張強度を測定した。
孔空き平板試験片を成形し、前記と同様に真円度と平面
度及び引張強度を測定した。
成形品の表面のささくれ(毛羽立ち)の有無の測定は、
上記試験片の表面を指で5回押圧しながら摩擦した後の
表面を観察してフィブリル状のささくれの有無を測定す
る方法によった。以下の表では「ささくれ」と表示し
た。
上記試験片の表面を指で5回押圧しながら摩擦した後の
表面を観察してフィブリル状のささくれの有無を測定す
る方法によった。以下の表では「ささくれ」と表示し
た。
結果を併せて第3表に示す。
比較例8〜12 レジンA,B,C,D及びEを使用し、充填剤を配合せず実施
例と同様に試験した。
例と同様に試験した。
結果は第4表の如くである。
尚、実施例で使用したレンジA〜Eは下記の構成単位を
有するものである。
有するものである。
以上の実施例及び比較例並びに前記の第1表の結果より
明らかな如く、液晶性ポリエステルに特定の板状粉体又
は特定の板状粉体と繊維状物質を添加配合した組成物に
よれば、繊維状物質や粉粒体を単独で添加した場合に比
し、液晶性ポリエステルの本来持つ高精度、高剛性を低
減させることなく、その成形収縮率の異方性が低減さ
れ、更に表面状態の良好な成形品を製造し得る。
明らかな如く、液晶性ポリエステルに特定の板状粉体又
は特定の板状粉体と繊維状物質を添加配合した組成物に
よれば、繊維状物質や粉粒体を単独で添加した場合に比
し、液晶性ポリエステルの本来持つ高精度、高剛性を低
減させることなく、その成形収縮率の異方性が低減さ
れ、更に表面状態の良好な成形品を製造し得る。
又、板状粉体の中でも特に本発明の特定の板状粉体は一
般の板状充填剤(例えばマイカ)に比し、強度の低下が
少なく形状精度と強度をバランスよく保つ利点を有す
る。
般の板状充填剤(例えばマイカ)に比し、強度の低下が
少なく形状精度と強度をバランスよく保つ利点を有す
る。
第1図は本発明で使用した成形収縮性試験片の平面図、
第2図は第1図のII−II線断面略示図である。 1……ゲート 2……真円度測定用の孔
第2図は第1図のII−II線断面略示図である。 1……ゲート 2……真円度測定用の孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−25354(JP,A) 特開 昭61−285249(JP,A) 阿部嘉長外1名著「新版・プラスチック 配合剤−基礎と応用−」初版 昭和59年1 月30日発行 株式会社大成社、第114頁 後藤邦夫編,「プラスチックおよびゴム 用添加剤実用便覧」昭和47年10月1日発 行、株式会社化学工業社 第598頁
Claims (8)
- 【請求項1】異方性溶融相を形成しうる溶融加工性ポリ
エステル99.5〜30重量%と平均アスペクト比が10〜200
の板状ガラス粉体もしくは板状グラファイト粉体0.5〜7
0重量%とを構成要素とすることを特徴とする液晶性ポ
リエステル樹脂組成物。 - 【請求項2】板状ガラス粉体もしくは板状グラファイト
粉体が平均径10μm〜2mmである特許請求の範囲第1項
記載の液晶性ポリエステル樹脂組成物。 - 【請求項3】板状ガラス粉体もしくは板状グラファイト
粉体と共に繊維状物質が配合されている特許請求の範囲
第1項又は第2項記載の液晶性ポリエステル樹脂組成
物。 - 【請求項4】繊維状物質の配合量が組成物全体の0〜60
重量%である特許請求の範囲第3項記載の液晶性ポリエ
ステル樹脂組成物。 - 【請求項5】板状ガラス粉体もしくは板状グラファイト
粉体と繊維状物質の合計量が組成物全重量の70重量%を
越えない範囲である特許請求の範囲第3〜4項の何れか
1項に記載の液晶性ポリエステル樹脂組成物。 - 【請求項6】繊維状物質がガラス繊維、炭素繊維、グラ
ファイト化繊維、ウィスカー、金属繊維、無機系繊維、
合成繊維及び鉱石系繊維からなる群より選ばれる1種又
は2種以上の繊維である特許請求の範囲第3〜5項の何
れか1項に記載の液晶性ポリエステル樹脂組成物。 - 【請求項7】更に粉粒体を含有する特許請求の範囲第1
〜6項の何れか1項に記載の液晶性ポリエステル樹脂組
成物。 - 【請求項8】粉粒体がアルミナ、シリカ、硫酸バリウ
ム、ガラス、フッ素樹脂等の有機高分子及び臭素化ジフ
ェニルエーテル等の有機低分子からなる群より選ばれる
1種又は2種以上の粉粒体である特許請求の範囲第7項
記載の液晶性ポリエステル樹脂組成物。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61294426A JPH0739533B2 (ja) | 1986-12-10 | 1986-12-10 | 液晶性ポリエステル樹脂組成物 |
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