JPH0748794A - 抄紙機のキャンバス洗浄方法並びに装置 - Google Patents

抄紙機のキャンバス洗浄方法並びに装置

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JPH0748794A
JPH0748794A JP29835991A JP29835991A JPH0748794A JP H0748794 A JPH0748794 A JP H0748794A JP 29835991 A JP29835991 A JP 29835991A JP 29835991 A JP29835991 A JP 29835991A JP H0748794 A JPH0748794 A JP H0748794A
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canvas
dryer
endless
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paper machine
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JP29835991A
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Toru Nakamura
村 徹 中
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Abstract

(57)【要約】 [目的]この発明は、抄紙機の乾燥装置から無端キャン
バスを取外さずに短時間で洗浄することのできる抄紙機
のキャンバス洗浄方法と、この方法を実施するための装
置を提供することを目的としている。 [構成]密閉フードを有する抄紙機の乾燥装置におい
て、ドライヤの上下部に配設された無端キャンバスの接
紙面に平行状に洗浄装置の摺動パイプを配し、該摺動パ
イプに設けられた複数の噴水ノズル孔を無端ベルト面に
向けて噴水可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は抄紙機のキャンバス洗
浄方法並びに装置に係り、特に、抄紙機の乾燥装置部分
からキャンバスを取外さずにキャンバスの接紙面に付着
したピッチその他の付着汚物を短時間で洗浄することの
できる方法と、その方法を実施するための装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来丸網式等の自動抄紙機の乾燥装置部
分においては、上下にそれぞれ複数本のヒータドラムが
配設されていて、抄造直後の成紙は上下のヒータドラム
の間を交互に掛け回されて乾燥されるが、キャンバスは
紙をヒータドラムに圧接させるためにヒータドラムの上
下部に配設されている。そのため、無端キャンバスの紙
と接する面には紙に含まれ或いは付着していたピッチ等
が付着し、かつ内部へと入り込んで、そのまま放置して
おくと後続の紙面を汚損するために一定期間(例えば3
ケ月毎)に抄紙機の稼働を全部停止して、無端キャンバ
スを取り外し、100キロ前後の高水圧で洗浄してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の無端キャン
バスの洗浄方法においては、無端キャンバスを取外して
他所へ運搬して洗浄するために、取外すための多大な労
力と時間を要し、加えて抄紙機を稼働できないという難
点があった。そのため、抄紙機を定期的に停止する時に
無端キャンバスを洗浄するという手段を講じざるを得な
いことから、3ケ月おきという長期間毎の洗浄をするた
めピッチ等がキャンバスに固く多量に付着してしまい、
高水圧をかけて洗浄しても充分な洗浄効果が得られない
という難点あった。この発明は前記課題を解決し、無端
キャンバスを装置から取外さずに、しかも短時間で完全
に洗浄することのできる洗浄方法と、その方法を実施す
るための装着を提供することを目的として開発されたも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記課題を解
決するために次のような技術的な手段を講じた。
【0005】(イ) 密閉フード内にドライヤを有し、
該ドライヤの上下部に無端キャンバスを配した抄紙機に
おいて、該キャンバスの支持ロールと平行に洗浄装置の
摺動パイプを配列し、密閉フード内を保温した状態で無
端キャンバスを回転させながら、前記摺動パイプに設け
た複数のノズルから冷水をキャンバスの平面に対して噴
水してキャンバス面を洗浄する。
【0006】上記の場合、噴水ノズルから噴射される洗
浄水は、噴水孔が1本のノズルから直角に噴射されても
よいし、1本のノズルに数個の噴水孔があるノズルを使
用してもよい。また、噴水をキャンバスの平面に5度か
ら85度までの傾斜状に噴射させてもよいが25度ない
し65の範囲が好ましい。更に1本のノズルから対称に
傾斜して2条或いは4条噴射されるノズルを使用すると
効果的である。すなわち、キャンバス面の長手方向に傾
斜して1本のノズルから噴水が噴射され、4孔のもので
は更にキャンバスの幅方向に対しても対称に傾斜して噴
射されるからである。
【0007】(ロ)装置としては、密閉フード内に紙用
ドライヤを有し、該ドライヤの上下部に、ドライヤに対
して紙を圧接させる無端キャンバスを有する抄紙機の乾
燥装置において、前記各無端キャンバスの支持ロールと
平行に洗浄装置の摺動パイプを配設し、該摺動パイプに
は複数の噴水ノズルを無端キャンバス面方向へ向けて並
設し、該洗浄装置のモータ部分には防熱フードを設け、
該防熱フードに送風排気管が連設されている抄紙機の乾
燥装置を構成した。
【0008】この場合前記摺動パイプに並設されるノズ
ルは噴水孔が1個或いは複数個のノズルを摺動パイプに
直角に配設する場合と少し傾斜させて配設する場合とが
ある。そのノズルの噴水孔もノズルの軸方向に対して直
進状のものでもよいし、複数が1方向に傾斜したもので
もよいし、対称状に傾斜しているものであってもよい。
前記摺動パイプはその長手方向へ所定間隔だけ進退を継
続するものである。
【0009】
【作用】上記のように構成されたこの発明においては次
のように作用する。
【0010】まず抄紙機の運転を停止して、ドライヤ及
び無端キャンバスを回転する。この場合通常は密閉フー
ド内の温度は下部で80℃前後、上部で120℃前後に
まで達しているが、60℃前後にまで降下する。そこで
洗浄装置を稼働して摺動パイプを摺動させながら、回転
しているキャンバス面に向けてノズルから冷水を噴射さ
せると、高温度で粘着性のあるピッチその他の付着汚物
が冷水で硬化されて、水圧で洗浄される。この場合、噴
水がキャンバス面に直角に当るよりも30度ないし60
度程度の傾斜角度で当る方が洗浄効果が向上するし、2
孔ノズル等の使用によって、1孔ノズルより2.5〜3
倍の効果が生ずる。水圧は20キロ程度で洗浄時間は3
0分以内で充分である。
【0011】装置において、モータ部分に防熱フードを
設けるのは、高温によってモータが焼けて耐久性がなく
なるため、これを防止するためである。外部から外気を
防熱フード内に送風することによってモータの防熱作用
がある。
【0012】
【実施例】この発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1はこの発明方法に使用する抄紙機の乾燥装置1
部分の概略側面図を示す。これは完全密閉型フードシス
テムがとられた抄紙機の抄紙装置部分は省略してあり、
ドライヤ2のドラム2A,2A…2B…は上段ドラム2
A…下段ドラム2B…ともにその軸を水平かつ平行にし
て並設されている。該上下ドラム2A…2B…のそれぞ
れの上下部には図示するように無端キャンバス3.3…
が支持ロール4.4…,4A…,4B…,で支持されて
いる。この支持ロールの中、符号4A…は上部キャンバ
スを上部ドラム2A…に紙Hを圧接するためのもので各
ドラム2A…間に平行に配設されている。符号4B…は
下部キャンバスを下部ドラム2B…に紙Hを圧接するも
のであり、符号4C…はキャンバス3…の張力調節用ロ
ールである。該ドライヤ2の上部には完全封度型のフー
ド5が配設され、図中左方に抄紙装置(図示せず)があ
り、右方には同じ状態の密閉フード5が連設される場合
と、紙巻取装置が配設される場合とがある。
【0013】上記構成において、前記各無端キャンバス
3.3…の紙Hと接する面に対向する位置であって、か
つ、紙Hに接した直後の位置に近接して、無端キャンバ
ス3の下部に洗浄装置6の摺動パイプ6Aを支持ロール
4.4…と平行に配設し、該摺動パイプ6A…には図2
に示すように、噴水ノズル7.7…が所定間隔(例えば
15センチおき)に複数個、その噴水孔7A…を無端キ
ャンバス3の紙に接する面に向けて配設されている。図
1中の符号6Bは水受である。
【0014】図2は無端キャンバス3と摺動装置6の関
係を示す側面図であり図3は図2のA失視図である。図
4は噴水ノズル7の1種の断面図である。図2ないし図
4において、摺動装置6について説明する。摺動装置6
は一般公和のもので、1対の支持輪6C、6Cの上に摺
動パイプ6Aが配置され、一端部(図2において右方)
の側部にモータ8が配設され、連結部材9によってモー
タ8と摺動パイプ6Aとが連結されている。図5はモー
タ8部分の平面図である。すなわちモータ8の駆動によ
って連結部材9を介して連結されている摺動パイプ6A
が所定の間隔を進退する。前記モータ8には防熱フード
10が被覆されていて、該防熱フード10には送風管1
0Aと排気管10Bが配設されていて、図示しない送風
機から送風管10Aを介して冷風が防熱フード10内に
送気されるので、モータ8が乾燥装置のフード5内の高
熱によって焼けることがない。図2において、噴水ノズ
ル7…はその方向を摺動パイプ6Aとキャンバス3の面
に対して直交状に配設されているが、図4に示すよう
に、対称に外開らきの傾斜状に2孔7A、7Aを有する
噴水ノズルを使用する場合には、噴水はキャンバス3面
の長手方向に対して傾斜して当るので、洗浄効率が大と
なる。また図3に示すように、噴水ノズル7をキャンバ
ス3面の長手方向に傾斜させる(約52度)方が直角に
するより洗浄効果は大となる。なお前記噴水ノズル7に
ついては登録意匠第750794号、その類似意匠1な
いし8,第761968号,その類似意匠等のノズルが
使用される。また前記洗浄装置6については例えば特公
平3年第35434号を使用すると好ましい。
【0015】以上のように構成されたこの発明において
は、抄紙機の乾燥装置部分が完全な密閉フード5を有し
ており、抄紙機の稼働を1時的に停止をしてもフード5
内は高温である。しかしながら、ドライヤ2並びに無端
キャンバス3を回転させながら洗浄装置6を稼働するこ
とによって、およそ30分ぐらいの短時間で無端キャン
バス3…を完全に洗浄することができる。従って無端キ
ャンバス3…を取外し、他の場所で洗浄し、新規に無端
キャンバスを装着するという手間や労力を省くことがで
きる。また乾燥装置のフード5内は通常は下部で80℃
以上の高温なので、熱によりモータの耐久性が問題とな
るが、送風排気管10A,10Bを介して冷風をモータ
のフード10内に送風することによって、モータを高熱
から保護することができるため、通常は洗浄装置6をそ
のままに放置しておくができる。このことから短期間ご
との抄紙機の調整のために抄紙装置を停止した時に、ヒ
ータドラム2A…,2B…と無端キャンバス3を回転さ
せながら洗浄装置を稼働させればよいので、例えば1週
間おきの洗浄が可能であり、洗浄時間も30分程度で完
全に洗浄をすることができる。しかも水圧は20キロ程
度の力で充分である。
【0016】なお、前記摺動装置6は図1ではすべて無
端キャンバス3の下方に位置しているが、無端キャンバ
ス3の上方に配置して、噴水ノズル7を下向きにするこ
とができることは当然である。その場合、噴水ノズル7
の下方位置であって無端キャンバス3の下面に水受6B
を配設し、或いは吸水装置を配設する。
【0017】
【発明の効果】以上説明した如く構成されたこの発明に
おいては次のようなすぐれた効果を有している。
【0018】イ.無端キャンバスの接紙面に対向するよ
うに洗浄装置の噴水ノズルを配し、摺動パイプの摺動に
よって洗浄できるものであるため、無端キャンバスを取
外さなくても完全に洗浄できる効果がある。
【0019】ロ.完全密閉型フードを有する乾燥装置内
に常時配設しておく洗浄装置であるが、高熱による耐久
性の劣化防止のためにモータ部分に防熱フードを設けた
ことによって耐久性が向上し、その結果、抄紙装置を1
時的に短時間停止したときに無端キャンバスの洗浄が可
能となり、短期間おきの洗浄が可能なためキャンバスの
汚れが短期間で洗浄され、紙の品質向上が得られる効果
がある。
【0020】ハ.無端キャンバスの汚れが少ないうちに
洗浄できるため、洗浄に要する時間及び水圧が少なくて
すみ、維持管理コストが低い利点がある。加えて無端キ
ャンバスの耐久性が向上し、洗浄のための取外し、取付
けの労力及人手間が省ける効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】抄紙機の乾燥装置の概略側面図である。
【図2】無端キャンバスと洗浄装置の関係を示す正面図
である。
【図3】図2における右側面図である。
【図4】噴水ノズルの1種の断面図である。
【図5】洗浄装置のモータ部分平面図である。
【符号の説明】
1.抄紙機の乾燥装置 2.ドライヤ 2A、2B ヒータドラム 3.無端キャンバス 4.4A,4B,4C, 支持ロール 5.密閉フード 6.洗浄装置 6A 摺動パイプ 6B 水受 6C 支持輪 7.噴水ノズル 7A 噴水孔 8.モータ 9.連結部材 10.防熱フード 10A 送風管 10B 排気管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月4日
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 1】
【図 2】
【図 3】
【図 4】
【図 5】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉フード内にドライヤを有し、該ドラ
    イヤの上下部に紙を押圧する無端キャンバスを配した抄
    紙機において、該キャンバスの支持ロールと平行に洗浄
    装置の摺動パイプを配列し、密閉フード内を保温した状
    態で無端キャンバスを回転させながら、前記摺動パイプ
    に設けた複数の噴水ノズルからキャンバスの平面に対し
    て噴水してキャンバス面を洗浄することを特徴とする抄
    紙機のキャンバス洗浄方法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1の方法において噴水ノズル
    からキャンバス面に対して冷水を傾斜させて噴射させる
    ことを特徴とする抄紙機のキャンバス洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記請求項2の方法において、キャンバ
    ス面に対する噴水ノズルからの冷水噴射はキャンバスの
    長手方向と幅方向の両方向にそれぞれ傾斜して噴射され
    ることを特徴とするキャンバス洗浄方法。
  4. 【請求項4】 密閉フード内に紙用ドライヤを有し、該
    ドライヤに対して紙を圧接させる無端キャンバスを有す
    る抄紙機の乾燥装置において、前記各無端キャンバスの
    支持ロールと平行に洗浄装置の摺動パイプを配設し、該
    摺動パイプには複数の噴水ノズルを無端キャンバス面方
    向へ向けて並設し、該洗浄装置のモータ部分には防熱フ
    ードを設け、該防熱フードには送風排気管が連設されて
    いることを特徴とする抄紙機の乾燥装置。
JP29835991A 1991-10-17 1991-10-17 抄紙機のキャンバス洗浄方法並びに装置 Pending JPH0748794A (ja)

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Cited By (3)

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