JPH0749746B2 - スライドドアの自動開閉装置 - Google Patents

スライドドアの自動開閉装置

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JPH0749746B2
JPH0749746B2 JP2170138A JP17013890A JPH0749746B2 JP H0749746 B2 JPH0749746 B2 JP H0749746B2 JP 2170138 A JP2170138 A JP 2170138A JP 17013890 A JP17013890 A JP 17013890A JP H0749746 B2 JPH0749746 B2 JP H0749746B2
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    • B60J5/06—Doors arranged at the vehicle sides slidable; foldable
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    • E05F—DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
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    • E—FIXED CONSTRUCTIONS
    • E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両のスライド式ドアを自動的に開閉させる
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の装置としては、例えば特開昭61−36480
号公報に開示されているように、車体の下面に枢支した
巻取りドラムに両端末部分を巻きつけたケーブルの中間
部を、スライドドアの移動軌跡に沿って往復回走しうる
ように案内するとともに、ケーブルの一部をスライドド
アに止着し、かつ巻取りドラムを、電磁クラッチ及び減
速機構を介して、車体に装着した正逆回転可能のモータ
に連係し、電磁クラッチを接続状態としているときに、
モータを所要方向に回転させることにより、巻取りドラ
ムを回転させ、かつケーブルを回走させて、スライドド
アを閉じる方向又は開く方向に強制的に移動させるよう
にしたものがある。以下この装置をドア移動装置とい
う。
巻取りドラムと減速機構との間に電磁クラッチを設けて
いるのは、手動でスライドを開閉する際に、スライドド
アの移動に伴って、ケーブル及び巻取りドラムの他に、
減速機構やモータの回転軸までが従動させられ、スライ
ドドアの操作が重くなるのを防止するためである。
すなわち、電磁クラッチにより、巻取りドラムと減速機
構及びモータとの連係を断っておくことにより、手動で
スライドドアを開閉する際、スライドドアの移動にケー
ブルと巻取りドラムとが従動させられるだけで、減速機
構やモータは従動させられることはなく、スライドドア
を軽力で開閉できるようにしたものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のような従来の装置においては、電磁クラッチが高
価であるとともに、構造が複雑で大型大重量であるた
め、車両の小型軽量化の妨げとなるという問題点があ
る。
また、上述のような装置は、例えば特開平1−164647号
公報に開示されているように、スライドドアが予め定め
たハーフラッチ位置まで閉じたとき、ドアロックのラッ
チを強制的に回動させることにより、ドアを全閉位置ま
で強力に閉じさせるようにしたクロージャや、ドアを自
動的に開く際に、上述のドア移動装置の作動に先立っ
て、ドアロックを自動的にロック解除させるロック解除
装置等と組合せて実施することが多い。
このような場合に、ロック解除装置とドア移動装置との
作動のタイミングがわずかでも狂うと、ドアロックが解
除される前にドア移動装置が作動し、ケーブルや減速機
構及びモータ等に無理な負荷が掛るおそれがある。
また、スライドドアを自動的に閉じる際、スライドドア
がハーフラッチ位置に達すると、クロージャが作動し
て、スライドドアは、クロージャによりフルラッチ位置
まで強力に閉め込まれるが、このときのクロージャによ
るスライドドアの閉め込み速度と、ドア移動装置による
スライドドアの移動速度とが一致しないと、ドア移動装
置のケーブルや減速機構及びモータ等に、クロージャの
閉め込みによる過大な負荷が掛ることになり、しかもこ
の両速度を正確に一致させることは難しいという問題点
もある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑
み、スライドドアを移動させる駆動機構中に電磁クラッ
チ等を設けることなく、モータと巻掛伝動手段とを常時
連係しておくことができ、そのようにしても手動による
スライドドアの初期移動時に大きな操作力を必要とせ
ず、しかもクロージャやロック解除装置と組合せて使用
した場合に、それらの若干の作動のタイミングの狂い
や、スライドドアの移動速度の狂い等を吸収しうるよう
にしたスライドドアの自動開閉装置を提供することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明のスライドドアの自動
開閉装置(A)は、車体(1)の下部に設けた1対のプ
ーリ(17)(20)のいずれか一方と、車体(1)に装着
した正逆回転可能のモータ(11)とを、減速機構(16)
を介して互いに連係するとともに、前記両プーリ(17)
(20)間に、一部をスライドドア(3)に止着した巻掛
伝動手段(22)を、所要のたるみを持たせて掛け回し、
かつ車体(1)の下部に、前記巻掛伝動手段(22)に圧
接することにより、前記たるみを吸収するようにしたテ
ンションローラ(28)を設けたことを特徴としている。
〔作用〕
スライドドア(3)が閉じているか、又は開いている状
態から、モータ(11)を正転又は逆転させると、モータ
(11)の回転力は、減速機構(16)を介して一方のプー
リ(17)に伝達される。
プーリ(17)の回転の初期においては、巻掛伝動手段
(22)のたるみ分が除去されるだけで、スライドドア
(3)は停止している。
巻掛伝動手段(22)のたるみ分が除去された後、巻掛伝
動手段(22)全体がプーリ(17)により回走させられ、
この時点で初めて、スライドドア(3)は開く方向又は
閉じる方向に移動させられる。
本発明の装置を、上述のロック解除装置(36)やクロー
ジャ(37)と組合せて使用した場合は、ロック解除装置
の作動のタイミングが若干狂ったとしても、本発明の装
置におけるモータ(11)が作動してから、実際にスライ
ドドア(3)が移動し始めるまでの間に、巻掛伝動手段
(22)のたるみ分を除去するだけの時間的な余裕がある
ので、この時間で、ロック解除装置(36)の作動のタイ
ミングの狂いを吸収することができ、またクロージャ
(37)の作動によるスライドドア(3)を閉じる速度
が、本発明の装置の作動によるスライドドア(3)を閉
じる速度より大きくても、、巻掛伝動手段(22)がたる
むことにより、上記の速度の相違を吸収することができ
る。
スライドドア(3)が閉じているか、又は開いている状
態から、スライドドア(3)を手動で開くか又は閉じる
際には、最初に、スライドドア(3)と巻掛伝動手段
(22)の一部のみが移動させられ、巻掛伝動手段(22)
のたるみがなくなって緊張した時点で、初めてプーリ
(17)(20)、減速機構(16)及びモータ(11)の回転
軸(11a)等がスライドドア(3)の移動に従動して回
動させられる。
したがって、手動操作の初期においては、スライドドア
(3)を軽力で移動させることができ、その後に、スラ
イドドア(3)の慣性力がついた時点で、減速機構(1
6)及びモータ(11)の回転軸(11a)が従動させられ、
それがスライドドア(3)の開閉に対する適度のチェッ
ク力となり、手動によるスライドドア(3)の開閉時の
操作性がよくなる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を、添付図面に基づいて説明す
る。
第1図において、(1)は自動車の車体、(2)は、車
体(1)の側面下部に固着され、かつ前端部が車体
(1)の内方に向かって湾曲するガイドレール、(3)
は、ガイドレール(2)及び車体(1)の上部と中位部
とに設けた他のガイドレール(図示略)により案内さ
れ、車体(1)の側面より外側方に若干移動した後、車
体(1)の側面と平行に後方に開き、かつ逆方向に閉じ
るようにしたスライドドア(以下単にドアという)であ
る。
ドア(3)の内面における前下部には、車体(1)に向
かってほぼ水平に延出するブラケット(4)が固着され
ており、ブラケット(4)の先端部には、ガイドレール
(2)に沿って転動するようにした垂直ローラ(5)及
び水平ローラ(6)が装着されている。
車体(1)の底面には、前後方向に長く、かつ上面と車
外側を向く側面とが開口する浅い箱状をなす自動開閉装
置(A)のケース(7)が、その上縁適所に設けた取付
片(7a)をボルト(図示略)止めすることにより固着さ
れている。
ケース(7)の底板(7b)の前部上面には、駆動装置
(8)が取付けられている。
駆動装置(8)は、ケース(9)とその上端を閉塞する
蓋板(10)とを備え、ケース(9)内には、正逆回転可
能のモータ(11)が設けられている。モータ(11)より
上方に突出する回転軸(11a)には、平歯車よりなる第
1ギヤ(12)が固嵌され、この第1ギヤ(12)は、ケー
ス(9)と蓋板(10)との間に軸承された大径の平歯車
よりなる第2ギヤ(13a)に噛合している。
第2ギヤ(13a)の下面側に同軸をなして固着された小
径の平歯車よりなる第3ギヤ(13b)は、ケース(9)
の前部に枢支された上下方向を向く出力軸(14)の上部
に固着された大径の平歯車よりなる第4ギヤ(15)に噛
合している。
かくして、第1ギヤ(12)、第2ギヤ(13a)、第3ギ
ヤ(13b)及び第4ギヤ(15)により、平歯車列からな
る減速機構(16)が形成されている。
ケース(7)の底板(7b)の上面より若干上位に位置す
るケース(9)の前部底壁(9a)を貫通して下方に突出
する出力軸(14)の下部には、外周にスプライン状の歯
(17a)を形成した駆動プーリ(17)が、キー(18)に
より回り止めされて嵌合されている。
(19)は、ケース(7)の底板(7b)上に固着した台座
で、その上面中央に設けた軸孔(19a)により、出力軸
(14)の下端を軸承し、かつ前後部より起立する脚片
(19b)(19c)の上端部で、ケース(9)の前部底壁
(9a)を支持している。
ケース(7)の底板(7b)の後部における駆動装置
(8)より若干側方に寄った部分の上面には、従動プー
リ(20)が、上下方向を向く軸(21)をもって枢支され
ている。従動プーリ(20)の外周面には、駆動プーリ
(17)におけるのと同様のスプライン状の歯(20a)が
形成されている。
前方の駆動プーリ(17)と後方の従動プーリ(20)との
まわりには、内面にラック状の歯(22a)を有する歯付
ベルト(巻掛伝動手段)(22)が、所要のたるみを持た
せて掛け回されている。
第2図及び第4図に示すように、ベルト(22)の一部
は、ドア(2)より車体(1)の内方に向かって延出し
てきたベルト連結用のブラケット(23)の先端部に形成
された起立片(23a)に止着されている。
ブラケット(23)の基部(23b)、ローラ(5)(6)
を支持するブラケット(4)に、ボルト(24)をもって
固着され、ブラケット(23)における中間部(23c)
は、基部(23b)よりブラケット(4)の下方を通って
車体(1)の内方に向かってほぼ水平に延出し、ケース
(7)の外側面に形成した開口(25)よりケース(7)
内に突入している。
ケース(7)の底板(7b)の上面には、水平板状の前後
1対のアーム(26)の基部が、上下方向を向く軸(27)
をもってそれぞれ枢着され、各アーム(26)の先端部上
面には、テンションローラ(28)が、上下方向を向く軸
(29)をもって枢支されている。
各アーム(26)の基部から側方に延出するばね掛け片
(26a)の先端と、底板(7b)の適所に設けた突片(3
0)とには、引張りコイルばね(31)の各端部がそれぞ
れ係止されている。
各アーム(26)は、引張りコイルばね(31)により、第
2図において時計方向にそれぞれ付勢され、前方のテン
ションローラ(28)は、ベルト(22)における外側の回
走部の前部の内面に、また後方のテンションローラ(2
8)は、ベルト(22)における内側の回走部の後部の内
面にそれぞれ圧接し、ベルト(22)のたるみを吸収する
ようになっている。
(32)は、ケース(7)の底板(7b)上に突設され、か
つ各アーム(26)の第2図における時計方向の回動を規
制するストッパである。
各アーム(26)の第2図における反時計方向の回動は、
アーム(26)が突片(30)に当接することにより規制さ
れる。
前方のテンションローラ(28)は、ブラケット(4)
(23)がガイドレール(2)における直線部(2a)と湾
曲部(2b)との中間の屈曲部(2c)を通過する際に、ブ
ラケット(23)の起立片(23a)と対向するが接触せ
ず、適宜の間隔を隔て、かつブラケット(23)の起立片
(23a)が前方のテンションローラ(28)から前後に離
れることにより、ベルト(22)の内面に圧接するように
してある。すなわち、そのように、前方のストッパ(3
2)の位置を定めてある。
後方のテンションローラ(28)は、常時ベルト(22)に
圧接するようにしてある。
(33)は、ケース(7)の底板(7a)の一側部中央に軸
(34)をもって枢支され、ベルト(22)の内側走行部分
の中間部外面に常時圧接するようにしたガイドローラで
ある。
第1図に示すように、ドア(3)内には、ドアロック
(35)と、自動開閉装置(A)の作動に先立って、ドア
ロック(35)のロックを解除する公知のモータ駆動式ア
クチュエータよりなるロック解除装置(36)と、ドア
(3)が予め定めたハーフラッチ位置まで閉じたとき、
ドアロック(35)におけるラッチプレート(図示略)
を、モータ等の駆動手段(図示略)により強制的に回動
させて、ドア(3)をハーフラッチ位置から完全閉止状
態であるフルラッチ位置まで強力に閉め込むクロージャ
(37)と、ドア(3)がハーフラッチ位置の直前まで閉
じたとき、車体(1)に設けた固定側給電コネクタ(3
8)と接触して、車体(1)側からドア(3)内のロッ
ク解除装置(36)及びクロージャ(37)への給電を行な
う可動側給電コネクタ(39)とが設けられている。
次に、この実施例の作用について説明する。
ドア(3)が完全に閉じているときは、ブラケット
(4)(23)及びベルト(22)等は、第2図に実線で示
す状態となっている。このときのブラケット(4)(2
3)の位置を符合(X1)で示す。このとき、各テンショ
ンローラ(28)は、ベルト(22)の内面にそれぞれ圧接
し、かつ各アーム(26)は、ストッパ(32)に当接して
いる(ベルト(22)の張り方によっては、アーム(26)
はストッパ(32)に当接しないこともある)。
この状態から、運転席等に設けた自動開扉スイッチ(図
示略)を閉じると、まず給電コネクタ(38)(39)を介
してロック解除装置(36)に給電され、ドアロック(3
5)がロック解除される。
すると、ドア(3)は、ドアシールの復元力やドアロッ
ク(35)におけるラッチの回動付勢力等により若干開か
れる。
このとき、ベルト(22)のブラケット(23)への止着部
は後方へわずかに移動するが、このときのベルト(22)
の局部の微小な移動は、ベルト(22)のたるみにより吸
収することができる。
ロック解除装置(36)の作動後に、モータ(11)を予め
定めた正転方向に回動させると、減速機構(16)を介し
て、駆動プーリ(17)が第2図における反時計方向へ回
転させられる。
駆動プーリ(17)の反時計方向の回転により、まずベル
ト(22)における駆動プーリ(17)の巻回部から車体
(1)の内方寄りの走行部を通り、従動プーリ(17)を
半周して、ブラケット(23)の起立片(23a)への止着
部に至るまでの部分が緊張するまで、ベルト(22)は駆
動プーリ(17)によりたぐり寄せられ、ベルト(22)の
上記部分のたるみが除去される。
ベルト(22)の上記部分が漸次緊張させれらるに伴っ
て、各テンションローラ(28)は、引張りコイルばね
(31)の付勢力に抗して、第2図における反時計方向に
向かって徐々に押し戻される。
この間、ブラケット(23)及びドア(3)全体はまだ停
止したままである。
ベルト(22)の上記部分が緊張した後、駆動プーリ(1
7)の回転力がベルト(22)を介してブラケット(23)
に伝達され、ブラケット(23)及びドア(3)は後方に
向かって開き始める。
モータ(11)の作動開始から実際にドア(3)が動き始
めるまでの間に、ベルト(22)のたるみを除去するだけ
の時間的な余裕があるので、ロック解除装置(36)の作
動のタイミングが若干遅れたとしても、そのタイミング
の狂いを吸収することができる。
したがって、モータ(11)を、ロック解除装置(36)の
作動と同時か、又はそれより若干早く作動させることも
できる。
モータ(11)とロック解除装置(36)とを同時に作動さ
せると、制御が簡単となる。
また、モータ(11)を先に作動させ、ベルト(22)のた
るみを除去している途中で、ロック解除装置(36)を作
動させて、ドアロック(35)をロック解除すると、ドア
シールの復元力やドアロックのラッチの回動付勢力をド
ア(3)の初期移動力として利用して、引き続きベルト
(22)の回走によりドア(3)を後方へ開くことができ
る。
ドア(3)が開き初めてしばらくすると、ベルト(22)
は、前方のテンションローラ(28)(このときアーム
(26)はストッパ(32)に当接している)から離れ、第
2図に想像線(X2)で示すように、ブラケット(4)が
ガイドレール(2)の屈曲部(2c)を通過する際には、
ブラケット(23)の起立片(23a)は、テンションロー
ラ(28)から外側方に若干離れて、テンションローラ
(28)の対向部分を通過する。
その後、第2図に想像線(X3)で示すように、ブラケッ
ト(4)がガイドレール(2)の直線部(2a)に入る
と、ベルト(22)は、再度前方のテンションローラ(2
8)に接触し、それ以後、ブラケット(4)(及びドア
(3))が第2図に想像線(X4)で示す全開位置に達す
るまで、ベルト(22)はテンションローラ(28)に接触
しつづける。
ドア(3)及びブラケット(4)が全開位置(X4)まで
開き、リミットスイッチ(図示略)が作動するか、又は
ドア(3)が開いている途中で、自動開扉スイッチを開
くと、モータ(11)の作動は停止し、ドア(3)はその
位置で停止する。
ドア(3)の停止後、テンションローラ(28)は、引張
りコイルばね(31)の付勢力により、アーム(26)とと
もに時計方向に回動させられ、ベルト(22)を押動し
て、ベルト(22)のたるみ除去する。このとき、駆動プ
ーリ(17)、減速機構(16)及びモータ(11)の回転軸
(11a)が若干従動させられることがある。
ドア(3)が全開位置又は途中の適宜の位置まで開いて
いる状態から、運転席等に設けた自動閉扉スイッチ(図
示略)を閉じると、モータ(11)が逆転させられ、減速
機構(16)を介して、駆動プーリ(17)が第2図におけ
る時計方向へ回転させられる。
駆動プーリ(17)の時計方向の回転により、ベルト(2
2)は、最初に前方のテンションローラ(28)により外
側方に張り出された分のたるみが除去された後、全体が
回走させられ、それによってブラケット(23)及びドア
(3)は上述の場合と逆に前方へ、すなわち閉じる方向
へ移動させられる。
ドア(3)が予め定めた位置まで閉じると、可動側給電
コネクタ(39)が固定側給電コネクタ(38)に接触し、
ドア(3)内のクロージャ(37)に給電され、ドア
(3)がさらに予め定めたハーフラッチ位置まで閉じる
と、クロージャ(37)が作動し、ドアロック(35)内の
ラッチが、車体(1)側のストライカ(図示略)と係合
した状態で強制的に回動させられることにより、ドア
(3)はモータ(11)の駆動力とは別のクロージャ(3
7)の駆動力により、全閉位置まで強力に閉め込まれ
る。
このときのクロージャ(37)の作動によりドア(3)を
閉じる速度が、モータ(11)の駆動によりドア(3)を
閉じる速度より大きい場合は、ベルト(22)における駆
動プーリ(17)とブラケット(23)との間の部分がたる
むことにより、上記速度の差が吸収される。
ドア(3)が全開位置か、又は全閉位置から全開位置ま
での途中の適宜の位置で停止している状態から、ドア
(3)を手動で閉じる際は、最初に、ドア(3)とベル
ト(22)の一部のみが移動させられる。
すなわち、後方のテンションローラ(28)により外側方
に張り出されたベルト(22)のたるみ分が除去されるま
では、ドア(3)とベルト(22)の一部のみが移動させ
られ、ベルト(22)における上記部分が緊張させられた
時点で、始めて駆動プーリ(17)、減速機構(16)及び
モータ(11)の回転軸(11a)がドア(3)の移動に従
動させられる。
したがって、手動によりドア(3)を閉じるときの初期
においては、ドア(3)を静止状態から軽力で移動させ
ることができ、ドア(3)の慣性力がついた時点で、駆
動プーリ(17)、減速機構(16)及びモータ(11)の回
転軸(11a)が従動させられ、それがドア(3)の移動
に対する適度のチェック力となり、手動によりドア
(3)を閉じる際の操作性が向上する。
ドア(3)が完全に閉じている状態から、手動でドア
(3)を開く際には、まずドアハンドル(図示略)によ
りドアロック(35)をロック解除とするのと同時に、ド
ア(3)は、ドアシールの復元力等により若干押し開か
れるので、そのときのドア(3)の慣性を利用して、そ
のままドア(3)を後方へ開けば、ドア(3)の初期移
動に大きな操作力を要しないで楽に開けることができ
る。
このドア(3)の開き始め時において、ブラケット(2
3)の起立片(23a)と駆動プーリ(17)との間にベルト
(22)のたるみがある場合は、そのたるみが除去された
後、またたるみがない場合は即座に、駆動プーリ(17)
及び減速機構(16)等がドア(3)の移動に従動させら
れるが、上述のように、ドアロック解除時のドアシール
の復元力等を利用して、ドア(3)を開き始めれば、ド
ア(3)の初期移動時にそれほど大きな操作力を必要と
しない。
本発明は、上記実施例のみに限定されるものではなく、
例えば次のように変形して実施することもできる。
(1)巻掛伝動手段としては、上記の歯付ベルト(22)
の他に、ワイヤ、チェーン等を用いることができる。
(2)テンションローラ(28)の個数は、1個又は3個
以上とすることができる。
(3)ケース(7)に対するテンションローラ(28)の
支持構造は、テンションローラ(28)がベルト(22)に
対して圧接することにより、ベルト(22)のたるみを除
去できるものであれば、どのような構造のものでもよ
い。
例えば、テンションローラの軸を、ケース(7)に穿設
したベルト(22)と直交する方向を向く長孔に摺動自在
に装着し、該軸を、圧縮コイルばねにより、ベルトに向
かって付勢するような構造としてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によると、次のような効果を奏することができ
る。
(a)スライドドア(3)を移動させる駆動機構中に、
電磁クラッチを設けることなく、モータ(11)と巻掛伝
動手段(22)とを常時連係しておくことができるので、
構造を簡単とし、小型軽量化を図ることができるととも
に、コストを低減することができる。
(b)巻掛伝動手段(22)にたるみを持たせてプーリ
(17)(20)間に掛け回したことにより、巻掛伝動手段
(22)を常時モータ(11)の回転軸(11a)と連係させ
ておいても、手動によるスライドドア(3)の開閉時の
初期移動に大きな操作力を必要とせず、軽力でスライド
ドア(3)を開き始めたり、又は閉じ始めたりすること
ができる。
(c)クロージャやロック解除装置と組合せて使用した
場合、それらの作動のタイミングの若干の狂いや、スラ
イドドアの移動速度の相違等を、巻掛伝動手段のたるみ
により吸収することができ、巻掛伝動手段やモータ等に
過大な負荷が掛るのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を備えた自動車の概略斜視
図、 第2図は、同じく要部の一部切欠平面図、 第3図は、第2図のIII−III線断面図、 第4図は、第2図のIV−IV線断面図である。 (A)自動開閉装置 (1)車体、(2)ガイドレール (2a)直線部、(2b)湾曲部 (2c)屈曲部、(3)スライドドア(ドア) (4)ブラケット、(5)垂直ローラ (6)水平ローラ、(7)ケース (7a)取付片、(7b)底板 (8)駆動装置、(9)ケース (9a)前部底壁、(10)蓋板 (11)モータ、(11a)回転軸 (12)第1ギヤ、(13a)第2ギヤ (13c)第3ギヤ、(14)出力軸 (15)第4ギヤ、(16)減速機構 (17)駆動プーリ、(17a)歯 (18)キー、(19)台座 (19a)軸孔、(19b)(19c)脚片 (20)従動プーリ、(20a)歯 (21)軸、(22)ベルト(巻掛伝動手段) (22a)歯、(23)ブラケット (23a)起立片、(23b)基部 (23c)中間部、(24)ボルト (25)開口、(26)アーム (26a)ばね掛け片、(27)軸 (28)テンションローラ、(29)軸 (30)突片、(31)引張りコイルばね (32)ストッパ、(33)ガイドローラ (34)軸、(35)ドアロック (36)ロック解除装置、(37)クロージャ (38)固定側給電コネクタ(39)可動側給電コネクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の下部に設けた1対のプーリのいずれ
    か一方と、車体に装着した正逆回転可能のモータとを、
    減速機構を介して互いに連係するとともに、前記両プー
    リ間に、一部をスライドドアに止着した巻掛伝動手段
    を、所要のたるみを持たせて掛け回し、かつ車体の下部
    に、前記巻掛伝動手段に圧接することにより、前記たる
    みを吸収するようにしたテンションローラを設けたこと
    を特徴とするスライドドアの自動開閉装置。
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