JPH0753837A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH0753837A JPH0753837A JP20230793A JP20230793A JPH0753837A JP H0753837 A JPH0753837 A JP H0753837A JP 20230793 A JP20230793 A JP 20230793A JP 20230793 A JP20230793 A JP 20230793A JP H0753837 A JPH0753837 A JP H0753837A
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- ppe
- hydroxyl group
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 下記の成分(a)及び成分(b)を含有する
熱可塑性樹脂組成物。 (a)オレフィン系樹脂に水酸基を有するα,β−不飽
和カルボン酸エステルと芳香族ビニル化合物とをグラフ
ト反応させて変性した変性オレフィン系樹脂90〜40
重量% (b)水酸基を有するポリフェニレンエーテル 10〜
60重量% 【効果】 ポリフェニレンエーテルの耐熱性及び機械的
強度並びにオレフィン系樹脂の成形性及び耐有機溶剤性
を兼ね備え、かつ塗装性及び印刷性が著しく優れた樹脂
組成物である。
熱可塑性樹脂組成物。 (a)オレフィン系樹脂に水酸基を有するα,β−不飽
和カルボン酸エステルと芳香族ビニル化合物とをグラフ
ト反応させて変性した変性オレフィン系樹脂90〜40
重量% (b)水酸基を有するポリフェニレンエーテル 10〜
60重量% 【効果】 ポリフェニレンエーテルの耐熱性及び機械的
強度並びにオレフィン系樹脂の成形性及び耐有機溶剤性
を兼ね備え、かつ塗装性及び印刷性が著しく優れた樹脂
組成物である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリフェニレンエーテ
ル(以下「PPE」という)の優れた特徴である耐熱
性、機械的強度及び寸法精度並びにオレフィン系樹脂の
優れた特徴である成形性及び耐有機溶剤性を兼ね備え、
かつ水酸基を各成分に導入することにより、塗装性、接
着性、印刷性等を改良した熱可塑性樹脂組成物に関す
る。本熱可塑性樹脂組成物は、ホイールキャップ、スポ
イラー、歯車、スイッチ封止剤等の自動車部品、電気部
品、機械部品等の工業材料として有用なエンジニアリン
グプラスチックである。
ル(以下「PPE」という)の優れた特徴である耐熱
性、機械的強度及び寸法精度並びにオレフィン系樹脂の
優れた特徴である成形性及び耐有機溶剤性を兼ね備え、
かつ水酸基を各成分に導入することにより、塗装性、接
着性、印刷性等を改良した熱可塑性樹脂組成物に関す
る。本熱可塑性樹脂組成物は、ホイールキャップ、スポ
イラー、歯車、スイッチ封止剤等の自動車部品、電気部
品、機械部品等の工業材料として有用なエンジニアリン
グプラスチックである。
【0002】
【従来の技術】PPEは、優れた耐熱性、寸法安定性、
非吸湿性及び電気特性などを有するエンジニアリングプ
ラスチックとして知られているが、溶融流動性が悪く、
射出成形又は押出成形等の成形加工が困難であり、か
つ、その成形体は、耐溶剤性、耐衝撃性が劣るという欠
点がある。
非吸湿性及び電気特性などを有するエンジニアリングプ
ラスチックとして知られているが、溶融流動性が悪く、
射出成形又は押出成形等の成形加工が困難であり、か
つ、その成形体は、耐溶剤性、耐衝撃性が劣るという欠
点がある。
【0003】一方、オレフィン系樹脂は、成形加工性、
耐有機溶剤性が優れ、低比重で安価であることからボト
ル、シート、プレート等の成形品の製造に広く利用され
ている。しかし、耐熱性がエンジニアリングプラスチッ
クほど良好でなく、これがエンジニアリングプラスチッ
クの用途分野への利用の障害になっている。PPEの耐
熱性及び強靭性とオレフィン系樹脂の耐有機溶剤性の良
好な性質を併せ持ち、両者の欠点を相補う樹脂組成物が
得られれば、エンジニアリングプラスチックとしての利
用分野が広がるため、多くの研究がなされている。
耐有機溶剤性が優れ、低比重で安価であることからボト
ル、シート、プレート等の成形品の製造に広く利用され
ている。しかし、耐熱性がエンジニアリングプラスチッ
クほど良好でなく、これがエンジニアリングプラスチッ
クの用途分野への利用の障害になっている。PPEの耐
熱性及び強靭性とオレフィン系樹脂の耐有機溶剤性の良
好な性質を併せ持ち、両者の欠点を相補う樹脂組成物が
得られれば、エンジニアリングプラスチックとしての利
用分野が広がるため、多くの研究がなされている。
【0004】しかしながら、この樹脂組成物において、
オレフィン系樹脂が海であり、PPEが島である場合、
オレフィン系樹脂は分子構造が非極性のため、他の物質
との親和性が乏しく、塗装性、接着性、印刷性、帯電防
止性などの諸性質が著しく劣っている。
オレフィン系樹脂が海であり、PPEが島である場合、
オレフィン系樹脂は分子構造が非極性のため、他の物質
との親和性が乏しく、塗装性、接着性、印刷性、帯電防
止性などの諸性質が著しく劣っている。
【0005】この欠点を改善するために、例えば特開昭
60−58410号及び同62−207344号各公報
等には、水酸基を有する化合物でオレフィン系樹脂を変
性する方法が開示されている。しかし、これらの方法で
は有機過酸化物によるオレフィン系樹脂の分子切断が発
生するため物性の低下が生ずる。また水酸基を有する化
合物として(メタ)アクリル酸エステル系モノマー(例
えば、2−ヒドロキシエチルメタクリレート)を使用し
た場合、その変性体を分析した結果、水酸基が結合した
エステル部分が加水分解等で多数消失しているため、塗
装性、接着性等の改良効果が十分に発揮されないことが
解った。
60−58410号及び同62−207344号各公報
等には、水酸基を有する化合物でオレフィン系樹脂を変
性する方法が開示されている。しかし、これらの方法で
は有機過酸化物によるオレフィン系樹脂の分子切断が発
生するため物性の低下が生ずる。また水酸基を有する化
合物として(メタ)アクリル酸エステル系モノマー(例
えば、2−ヒドロキシエチルメタクリレート)を使用し
た場合、その変性体を分析した結果、水酸基が結合した
エステル部分が加水分解等で多数消失しているため、塗
装性、接着性等の改良効果が十分に発揮されないことが
解った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、PPEとオ
レフィン系樹脂との樹脂組成物において、上記の課題を
解決し、更に塗装性、接着性等を改良し、かつ高い機械
的強度を有する熱可塑性樹脂組成物を提供することを目
的とする。
レフィン系樹脂との樹脂組成物において、上記の課題を
解決し、更に塗装性、接着性等を改良し、かつ高い機械
的強度を有する熱可塑性樹脂組成物を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このため
鋭意検討を重ねた結果、水酸基を有するα,β−不飽和
カルボン酸エステルと芳香族ビニル化合物とで変性した
変性オレフィン系樹脂と水酸基を有するPPE系樹脂と
の樹脂組成物は上記課題を達成することを見出し、本発
明を完成した。すなわち、本発明は、下記の成分(a)
及び成分(b)を含有することを特徴とする熱可塑性樹
脂組成物である。 (a)オレフィン系樹脂に、水酸基を有するα,β−不
飽和カルボン酸エステルと芳香族ビニル化合物とをグラ
フト反応させて変性した変性オレフィン系樹脂90〜4
0重量% (b)水酸基を有するPPE 10〜60重量% 以下、本発明を詳細に説明する。
鋭意検討を重ねた結果、水酸基を有するα,β−不飽和
カルボン酸エステルと芳香族ビニル化合物とで変性した
変性オレフィン系樹脂と水酸基を有するPPE系樹脂と
の樹脂組成物は上記課題を達成することを見出し、本発
明を完成した。すなわち、本発明は、下記の成分(a)
及び成分(b)を含有することを特徴とする熱可塑性樹
脂組成物である。 (a)オレフィン系樹脂に、水酸基を有するα,β−不
飽和カルボン酸エステルと芳香族ビニル化合物とをグラ
フト反応させて変性した変性オレフィン系樹脂90〜4
0重量% (b)水酸基を有するPPE 10〜60重量% 以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】〈変性オレフィン系樹脂(a)〉 (1)オレフィン系樹脂 本発明で使用するオレフィン系樹脂は、炭素数2〜1
2、好ましくは2〜8のα−オレフィンの単独重合体又
はそれらが主成分となる共重合体である。これらα−オ
レフィンの具体例としては、エチレン、プロピレン、1
−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ブテン、3
−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、
3,3−ジメチル−1−ブテン、4,4−ジメチル−1
−ペンテン、3−メチル−1−ヘキセン、4−メチル−
1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1−ヘキセン、5−
メチル−1−ヘキセン、アリルシクロペンタン、アリル
シクロヘキサン、アリルベンゼン、3−シクロヘキシル
−1−ブテン、ビニルシクロプロパン、ビニルシクロヘ
キサン、2−ビニルビシクロ[2.2.1]ヘプタンな
どを挙げることができる。
2、好ましくは2〜8のα−オレフィンの単独重合体又
はそれらが主成分となる共重合体である。これらα−オ
レフィンの具体例としては、エチレン、プロピレン、1
−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ブテン、3
−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、
3,3−ジメチル−1−ブテン、4,4−ジメチル−1
−ペンテン、3−メチル−1−ヘキセン、4−メチル−
1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1−ヘキセン、5−
メチル−1−ヘキセン、アリルシクロペンタン、アリル
シクロヘキサン、アリルベンゼン、3−シクロヘキシル
−1−ブテン、ビニルシクロプロパン、ビニルシクロヘ
キサン、2−ビニルビシクロ[2.2.1]ヘプタンな
どを挙げることができる。
【0009】これらのうち好ましくは、エチレン、プロ
ピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル−1−
ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−
ペンテン、3−メチル−1−ヘキセンなどを挙げること
ができ、特に、エチレン、プロピレン、1−ブテン、3
−メチル−1−ブテン又は4−メチル−1−ペンテンが
より好ましい。これらのα−オレフィンは1種でもよ
く、また、2種以上用いてもさしつかえない。α−オレ
フィンが1−ヘキセンのときは、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチ
ル−1−ブテンのうち少なくとも1種との併用が好まし
い。
ピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル−1−
ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−
ペンテン、3−メチル−1−ヘキセンなどを挙げること
ができ、特に、エチレン、プロピレン、1−ブテン、3
−メチル−1−ブテン又は4−メチル−1−ペンテンが
より好ましい。これらのα−オレフィンは1種でもよ
く、また、2種以上用いてもさしつかえない。α−オレ
フィンが1−ヘキセンのときは、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチ
ル−1−ブテンのうち少なくとも1種との併用が好まし
い。
【0010】また、これらのα−オレフィンと共重合可
能なモノマーとしては、ブタジエン、ジビニルベンゼン
等の共役ジエンや4−メチル−1,4−ヘキサジエン、
7−メチル−1,6−オクタジエン、1,9−デカジエ
ン、1,13−テトラデカジエン等の非共役ジエンも挙
げられる。ただし、本発明で使用するオレフィン系樹脂
は結晶性のものであり、X線解析による結晶化度が好ま
しくは10%以上、より好ましくは20%以上のもので
ある。
能なモノマーとしては、ブタジエン、ジビニルベンゼン
等の共役ジエンや4−メチル−1,4−ヘキサジエン、
7−メチル−1,6−オクタジエン、1,9−デカジエ
ン、1,13−テトラデカジエン等の非共役ジエンも挙
げられる。ただし、本発明で使用するオレフィン系樹脂
は結晶性のものであり、X線解析による結晶化度が好ま
しくは10%以上、より好ましくは20%以上のもので
ある。
【0011】(2)水酸基を有するα,β−不飽和カル
ボン酸エステル 本発明で使用する、水酸基を有するα,β−不飽和カル
ボン酸エステルとしては次の化合物を例示することがで
きる。ただし、(メタ)アクリレートなる名称はアクリ
レート及びメタクリレートを意味する。すなわち、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、2,3−ジヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシメチ
ル−3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
2,2−ビスヒドロキシメチル−3−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、炭素数4〜40のオリゴエチ
レングリコール又はオリゴプロピレングリコールの(メ
タ)アクリル酸エステル等である。
ボン酸エステル 本発明で使用する、水酸基を有するα,β−不飽和カル
ボン酸エステルとしては次の化合物を例示することがで
きる。ただし、(メタ)アクリレートなる名称はアクリ
レート及びメタクリレートを意味する。すなわち、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、2,3−ジヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシメチ
ル−3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
2,2−ビスヒドロキシメチル−3−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、炭素数4〜40のオリゴエチ
レングリコール又はオリゴプロピレングリコールの(メ
タ)アクリル酸エステル等である。
【0012】更に、ビス(2−ヒドロキシエチル)マレ
ート、ビス(2−ヒドロキシプロピル)マレート、ビス
(2,3−ジヒドロキシプロピル)マレート、ビス(2
−ヒドロキシメチル−3−ヒドロキシプロピル)マレー
ト、ビス(2,2−ビスヒドロキシメチル−3−ヒドロ
キシプロピル)マレート等並びにこれらの異性体である
フマレート、炭素数4〜40のオリゴエチレングリコー
ル又はオリゴプロピレングリコールのマレイン酸若しく
はフマル酸エステル等が挙げられる。なお、マレイン酸
若しくはフマル酸エステルは、上述のように両方のカル
ボン酸がヒドロキシアルキル基のエステルでなく、一方
のみの場合も同様の化合物として例示できる。
ート、ビス(2−ヒドロキシプロピル)マレート、ビス
(2,3−ジヒドロキシプロピル)マレート、ビス(2
−ヒドロキシメチル−3−ヒドロキシプロピル)マレー
ト、ビス(2,2−ビスヒドロキシメチル−3−ヒドロ
キシプロピル)マレート等並びにこれらの異性体である
フマレート、炭素数4〜40のオリゴエチレングリコー
ル又はオリゴプロピレングリコールのマレイン酸若しく
はフマル酸エステル等が挙げられる。なお、マレイン酸
若しくはフマル酸エステルは、上述のように両方のカル
ボン酸がヒドロキシアルキル基のエステルでなく、一方
のみの場合も同様の化合物として例示できる。
【0013】以上のα,β−不飽和カルボン酸エステル
は単独又は2種以上併用して用いることができる。これ
らの中でも2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、炭
素数4〜40のオリゴエチレングリコール又はプロピレ
ングリコールの(メタ)アクリル酸エステル等が好まし
い。
は単独又は2種以上併用して用いることができる。これ
らの中でも2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、炭
素数4〜40のオリゴエチレングリコール又はプロピレ
ングリコールの(メタ)アクリル酸エステル等が好まし
い。
【0014】(3)芳香族ビニル化合物 芳香族ビニル化合物としては、例えば、スチレン、α−
メチルスチレン、α−メトキシスチレン、メチルスチレ
ン、ジメチルスチレン、2,4,6−トリメチルスチレ
ン、クロロスチレン、ジクロロスチレン、ブロモスチレ
ン、ニトロスチレン、クロロメチルスチレン、シアノス
チレン、t−ブチルスチレン、ビニルナフタレン等が挙
げられ、中でもスチレン、α−メチルスチレン、メチル
スチレンが好ましい。これらは単独又は2種以上併用し
て用いることができる。
メチルスチレン、α−メトキシスチレン、メチルスチレ
ン、ジメチルスチレン、2,4,6−トリメチルスチレ
ン、クロロスチレン、ジクロロスチレン、ブロモスチレ
ン、ニトロスチレン、クロロメチルスチレン、シアノス
チレン、t−ブチルスチレン、ビニルナフタレン等が挙
げられ、中でもスチレン、α−メチルスチレン、メチル
スチレンが好ましい。これらは単独又は2種以上併用し
て用いることができる。
【0015】(4)オレフィン系樹脂の変性 水酸基を有するα,β−不飽和カルボン酸エステルの添
加量は、オレフィン系樹脂100重量部に対して0.0
1〜50重量部、好ましくは0.05〜40重量部の範
囲である。また、これらの化合物と併用する芳香族ビニ
ル化合物の添加量は、オレフィン系樹脂100重量部に
対して0.01〜100重量部、好ましくは、0.05
〜80重量部の範囲である。
加量は、オレフィン系樹脂100重量部に対して0.0
1〜50重量部、好ましくは0.05〜40重量部の範
囲である。また、これらの化合物と併用する芳香族ビニ
ル化合物の添加量は、オレフィン系樹脂100重量部に
対して0.01〜100重量部、好ましくは、0.05
〜80重量部の範囲である。
【0016】なお、水酸基を有するα,β−不飽和カル
ボン酸エステルと芳香族ビニル化合物の添加量の比率
は、重量比で1対99〜99対1の範囲で実施可能であ
るが、好ましくは5対95〜95対5の範囲である。芳
香族ビニル化合物を添加しなかったり、その比率が低す
ぎると、オレフィン系樹脂にグラフト重合したα,β−
不飽和カルボン酸エステル中の水酸基の残存率が低下し
て、オレフィン系樹脂の改質に十分な量の水酸基を導入
することができない。後述の方法で得られる水酸基残存
率は、50%以上が好ましく、60%以上がより好まし
い。
ボン酸エステルと芳香族ビニル化合物の添加量の比率
は、重量比で1対99〜99対1の範囲で実施可能であ
るが、好ましくは5対95〜95対5の範囲である。芳
香族ビニル化合物を添加しなかったり、その比率が低す
ぎると、オレフィン系樹脂にグラフト重合したα,β−
不飽和カルボン酸エステル中の水酸基の残存率が低下し
て、オレフィン系樹脂の改質に十分な量の水酸基を導入
することができない。後述の方法で得られる水酸基残存
率は、50%以上が好ましく、60%以上がより好まし
い。
【0017】オレフィン系樹脂の変性は、一般にグラフ
ト共重合反応において知られている溶液反応、溶融反応
などの方法で可能である。例えば溶融反応の場合の反応
温度は、オレフィン系樹脂が溶融する温度なら任意であ
るが、樹脂の劣化等を防止する点から140〜300℃
が好ましい。反応時間は0.01〜10分、好ましくは
0.05〜5分である。反応雰囲気は、空気中でもよい
が、不活性ガス中や、減圧によって酸素濃度を低下させ
た状態が好ましい。更に、反応効率を向上させる目的
で、例えばキシレン等の有機溶剤の添加や、減圧混練す
ることにより未反応成分等を除去することもできる。
ト共重合反応において知られている溶液反応、溶融反応
などの方法で可能である。例えば溶融反応の場合の反応
温度は、オレフィン系樹脂が溶融する温度なら任意であ
るが、樹脂の劣化等を防止する点から140〜300℃
が好ましい。反応時間は0.01〜10分、好ましくは
0.05〜5分である。反応雰囲気は、空気中でもよい
が、不活性ガス中や、減圧によって酸素濃度を低下させ
た状態が好ましい。更に、反応効率を向上させる目的
で、例えばキシレン等の有機溶剤の添加や、減圧混練す
ることにより未反応成分等を除去することもできる。
【0018】〈水酸基を有するPPE(b)〉 (1)PPE 本発明で使用する原料のPPEは、一般式(I)
【0019】
【化1】
【0020】(式中、Q1 は各々ハロゲン原子、第一級
若しくは第二級アルキル基、アリール基、アミノアルキ
ル基、炭化水素オキシ基又はハロ炭化水素オキシ基を表
し、Q2 は各々水素原子、ハロゲン原子、第一級若しく
は第二級アルキル基、アリール基、ハロアルキル基、炭
化水素オキシ基又はハロ炭化水素オキシ基を表し、mは
10以上の数を表す)で示される構造を有する単独重合
体又は共重合体である。
若しくは第二級アルキル基、アリール基、アミノアルキ
ル基、炭化水素オキシ基又はハロ炭化水素オキシ基を表
し、Q2 は各々水素原子、ハロゲン原子、第一級若しく
は第二級アルキル基、アリール基、ハロアルキル基、炭
化水素オキシ基又はハロ炭化水素オキシ基を表し、mは
10以上の数を表す)で示される構造を有する単独重合
体又は共重合体である。
【0021】Q1 及びQ2 の第一級アルキル基の好適な
例は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n
−アミル、イソアミル、2−メチルブチル、n−ヘキシ
ル、2,3−ジメチルブチル、2−、3−若しくは4−
メチルペンチル又はヘプチル基である。第二級アルキル
基の好適な例は、イソプロピル、sec −ブチル又は1−
エチルプロピルである。多くの場合、各Q1 はアルキル
基又はフェニル基、特に炭素数1〜4のアルキル基であ
り、Q2 は水素原子である。
例は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n
−アミル、イソアミル、2−メチルブチル、n−ヘキシ
ル、2,3−ジメチルブチル、2−、3−若しくは4−
メチルペンチル又はヘプチル基である。第二級アルキル
基の好適な例は、イソプロピル、sec −ブチル又は1−
エチルプロピルである。多くの場合、各Q1 はアルキル
基又はフェニル基、特に炭素数1〜4のアルキル基であ
り、Q2 は水素原子である。
【0022】好適なPPEの単独重合体としては、例え
ば2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル単位
からなるものである。好適な共重合体としては、上記単
位と2,3,6−トリメチル−1,4−フェニレンエー
テル単位との組合せからなるランダム共重合体である。
多くの好適な単独重合体又はランダム共重合体が特許及
び文献に記載されている。例えば分子量、溶融粘度及び
/又は耐衝撃強度等の特性を改良する分子構成部分を含
むPPEもまた好適である。例えばアクリロニトリル又
はスチレン等の芳香族ビニル化合物などのビニルモノマ
ーあるいはポリスチレン又はエラストマーなどのポリマ
ーをPPE上にグラフト共重合させた樹脂等である。
ば2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル単位
からなるものである。好適な共重合体としては、上記単
位と2,3,6−トリメチル−1,4−フェニレンエー
テル単位との組合せからなるランダム共重合体である。
多くの好適な単独重合体又はランダム共重合体が特許及
び文献に記載されている。例えば分子量、溶融粘度及び
/又は耐衝撃強度等の特性を改良する分子構成部分を含
むPPEもまた好適である。例えばアクリロニトリル又
はスチレン等の芳香族ビニル化合物などのビニルモノマ
ーあるいはポリスチレン又はエラストマーなどのポリマ
ーをPPE上にグラフト共重合させた樹脂等である。
【0023】PPEの分子量は、通常クロロホルム中で
測定した30℃の固有粘度が0.2〜0.8dl/g程度に
相当するものである。
測定した30℃の固有粘度が0.2〜0.8dl/g程度に
相当するものである。
【0024】PPEは、通常前記のモノマーの酸化カッ
プリングにより製造される。PPEの酸化カップリング
重合に関しては、数多くの触媒系が知られている。触媒
の選択に関しては特に制限はなく、公知の触媒のいずれ
も用いることができる。例えば、銅、マンガン、コバル
ト等の重金属化合物の少なくとも1種を通常は種々の他
の物質との組合せで含むもの等である。
プリングにより製造される。PPEの酸化カップリング
重合に関しては、数多くの触媒系が知られている。触媒
の選択に関しては特に制限はなく、公知の触媒のいずれ
も用いることができる。例えば、銅、マンガン、コバル
ト等の重金属化合物の少なくとも1種を通常は種々の他
の物質との組合せで含むもの等である。
【0025】(2)PPEへの水酸基の導入 本発明でPPEに水酸基を導入する方法は特に限定され
ないが、通常、以下に示す3種の方法で導入されること
が多い。 (i)水酸基を有する化合物をPPEに溶融又は溶液中
でグラフト重合させる方法 PPEに水酸基を有するα,β−不飽和カルボン酸エス
テル、水酸基を有するスチレン化合物等をラジカル開始
剤の存在下若しくは非存在下で溶融又は溶液中でグラフ
ト重合させる。水酸基を有する化合物としては、例え
ば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2,3−ジ
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシメチル−3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2,2−ビスヒドロキシメチル−3−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、炭素数4〜40のオリ
ゴエチレングリコール又はオリゴプロピレングリコール
の(メタ)アクリル酸エステル等の(メタ)アクリル酸
エステル;p−(2−ヒドロキシエチル)スチレン、p
−(2−ヒドロキシエチル)−α−メチルスチレン等の
スチレン誘導体;N−(ヒドロキシメチル)アクリルア
ミド等が挙げられる。
ないが、通常、以下に示す3種の方法で導入されること
が多い。 (i)水酸基を有する化合物をPPEに溶融又は溶液中
でグラフト重合させる方法 PPEに水酸基を有するα,β−不飽和カルボン酸エス
テル、水酸基を有するスチレン化合物等をラジカル開始
剤の存在下若しくは非存在下で溶融又は溶液中でグラフ
ト重合させる。水酸基を有する化合物としては、例え
ば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2,3−ジ
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシメチル−3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2,2−ビスヒドロキシメチル−3−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、炭素数4〜40のオリ
ゴエチレングリコール又はオリゴプロピレングリコール
の(メタ)アクリル酸エステル等の(メタ)アクリル酸
エステル;p−(2−ヒドロキシエチル)スチレン、p
−(2−ヒドロキシエチル)−α−メチルスチレン等の
スチレン誘導体;N−(ヒドロキシメチル)アクリルア
ミド等が挙げられる。
【0026】 (ii)PPEの分子鎖末端に水酸基を導入する方法 PPEの分子鎖末端に水酸基を導入する方法としては以
下の(イ)〜(ホ)が例示される。 (イ)PPE(I)に一般式(II)
下の(イ)〜(ホ)が例示される。 (イ)PPE(I)に一般式(II)
【0027】
【化2】
【0028】で示されるグリシドールを反応させ、一般
式(III)
式(III)
【0029】
【化3】
【0030】(式中、Q1 ,Q2 及びmは前記と同
じ。rは1〜10の整数を表す)で示されるヒドロキシ
アルキル化PPEを製造する方法。
じ。rは1〜10の整数を表す)で示されるヒドロキシ
アルキル化PPEを製造する方法。
【0031】(ロ)PPE(I)に、一般式(IV)
【0032】
【化4】
【0033】(式中、Xはハロゲン原子を表す)で示さ
れるエピハロヒドリン、例えばエピクロルヒドリンを反
応させ、次に得られた末端グリシジル変性PPEを加水
分解し、一般式(V)
れるエピハロヒドリン、例えばエピクロルヒドリンを反
応させ、次に得られた末端グリシジル変性PPEを加水
分解し、一般式(V)
【0034】
【化5】
【0035】(式中、Q1 ,Q2 及びmは前記と同じ)
で示されるヒドロキシアルキル化PPEを製造する方
法。
で示されるヒドロキシアルキル化PPEを製造する方
法。
【0036】(ハ)PPE(I)に、一般式(VI) X−R1 −OH (VI)
【0037】(式中、R1 は炭素数1〜10のアルキレ
ン基を表す。Xは前記と同じ)で示されるハロゲン化ア
ルキルアルコール、例えば2−クロルエタノール又は3
−クロル−1−プロパノール等を反応させ、一般式(VI
I)
ン基を表す。Xは前記と同じ)で示されるハロゲン化ア
ルキルアルコール、例えば2−クロルエタノール又は3
−クロル−1−プロパノール等を反応させ、一般式(VI
I)
【0038】
【化6】
【0039】(式中、Q1 ,Q2 、m及びR1 は前記と
同じ)で示されるヒドロキシアルキル化PPEを製造す
る方法。
同じ)で示されるヒドロキシアルキル化PPEを製造す
る方法。
【0040】(ニ)PPE(I)に、一般式(VIII)
【0041】
【化7】
【0042】(式中、R2 は水素原子又は炭素数1〜8
のアルキル基を表す)で示されるアルキレンカーボネー
ト、例えばエチレンカーボネート又はプロピレンカーボ
ネート等を反応させ、一般式(IX)
のアルキル基を表す)で示されるアルキレンカーボネー
ト、例えばエチレンカーボネート又はプロピレンカーボ
ネート等を反応させ、一般式(IX)
【0043】
【化8】
【0044】(式中、Q1 ,Q2 ,m及びR2 は前記と
同じ)で示されるヒドロキシアルキル化PPEを製造す
る方法。
同じ)で示されるヒドロキシアルキル化PPEを製造す
る方法。
【0045】(ホ)PPE(I)に、一般式(X)
【0046】
【化9】
【0047】(式中、R3 は水素原子又は炭素数1〜8
アルキル基を表す)で示されるアルキレンオキシド、例
えばエチレンオキシド又はプロピレンオキシド等を反応
させ、一般式(XI)
アルキル基を表す)で示されるアルキレンオキシド、例
えばエチレンオキシド又はプロピレンオキシド等を反応
させ、一般式(XI)
【0048】
【化10】
【0049】(式中、Q1 ,Q2 ,m及びR3 は前記と
同じ)で示されるヒドロキシアルキル化PPEを製造す
る方法。
同じ)で示されるヒドロキシアルキル化PPEを製造す
る方法。
【0050】なお、ここで、使用する有機溶媒は、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;クロロ
ホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素;クロルベ
ンゼン、ジクロルベンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水
素;N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−
2−イミダゾリジノン等の複素環式化合物等である。
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;クロロ
ホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素;クロルベ
ンゼン、ジクロルベンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水
素;N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−
2−イミダゾリジノン等の複素環式化合物等である。
【0051】また、塩基性触媒としては、ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシド等のアルコラート;水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸
化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属
炭酸塩等が挙げられる。これらの反応に用いるPPEと
変性剤の反応量比は、PPEの末端フェノール性水酸基
1モルに対して、変性剤1〜50モルであり、塩基性触
媒の使用量は、PPE100重量部に対し、0.5〜5
0重量部である。
トキシド、ナトリウムエトキシド等のアルコラート;水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸
化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属
炭酸塩等が挙げられる。これらの反応に用いるPPEと
変性剤の反応量比は、PPEの末端フェノール性水酸基
1モルに対して、変性剤1〜50モルであり、塩基性触
媒の使用量は、PPE100重量部に対し、0.5〜5
0重量部である。
【0052】(iii)水酸基を有するフェノール誘導体を
単独重合又は共重合させる方法 一般式(XII) に示す水酸基を有するフェノール誘導体の
1種又は2種以上を0.2〜100モル%、好ましくは
1〜40モル%、より好ましくは1.5〜8モル%と、
1種又は2種以上の一般式(XIII)に示すフェノール置換
体の99.8〜0モル%、好ましくは99〜60モル
%、より好ましくは98.5〜92モル%とを単独重合
又は共重合させる方法である。
単独重合又は共重合させる方法 一般式(XII) に示す水酸基を有するフェノール誘導体の
1種又は2種以上を0.2〜100モル%、好ましくは
1〜40モル%、より好ましくは1.5〜8モル%と、
1種又は2種以上の一般式(XIII)に示すフェノール置換
体の99.8〜0モル%、好ましくは99〜60モル
%、より好ましくは98.5〜92モル%とを単独重合
又は共重合させる方法である。
【0053】
【化11】
【0054】〔式中、tは1〜4及びsは0〜3の整数
を表し、かつ、t+s≦4である。Jは各々−R4 −
(OH)a 、又は−R5 −S−R6 −(OH)a (ここ
で、aは1〜6の整数を表し、R4 は酸素原子で中断さ
れていても、側鎖に置換基を有していてもよい炭素数2
〜20の脂肪族多価炭化水素基を表し、R5 は炭素数2
〜20のアルキレン基を表す)であり、tが2以上の時
は、Jは各々異なっていてもよい。Kは各々ハロゲン原
子、炭素数1〜20の第一級若しくは第二級アルキル
基、炭素数3〜20のアルケニル基、炭素数1〜20の
ハロアルキル基、又は炭素数1〜20の炭化水素オキシ
基を表し、sが2以上の時は、Kは各々異なっていても
よい〕
を表し、かつ、t+s≦4である。Jは各々−R4 −
(OH)a 、又は−R5 −S−R6 −(OH)a (ここ
で、aは1〜6の整数を表し、R4 は酸素原子で中断さ
れていても、側鎖に置換基を有していてもよい炭素数2
〜20の脂肪族多価炭化水素基を表し、R5 は炭素数2
〜20のアルキレン基を表す)であり、tが2以上の時
は、Jは各々異なっていてもよい。Kは各々ハロゲン原
子、炭素数1〜20の第一級若しくは第二級アルキル
基、炭素数3〜20のアルケニル基、炭素数1〜20の
ハロアルキル基、又は炭素数1〜20の炭化水素オキシ
基を表し、sが2以上の時は、Kは各々異なっていても
よい〕
【0055】
【化12】
【0056】(式中、Q3 及びQ4 の定義は一般式
(I)中のQ1 及びQ2 と同じである) 一般式(XII) で示される水酸基を有するフェノール誘導
体としては、2−(2−ヒドロキシエチル)−6−メチ
ルフェノール、2−(3−ヒドロキシプロピル)−6−
メチルフェノール、2−(4−ヒドロキシブチル)−6
−メチルフェノール、2−(2−ヒドロキシプロピル)
−6−メチルフェノール、2−(2,3−ジヒドロキシ
プロピル)−6−メチルフェノール、2−(3−ヒドロ
キシ−2−メチルプロピル)−6−メチルフェノール、
2−(2−ヒドロキシ−1−エチルエチル)−6−メチ
ルフェノール、2−〔3−(2−ヒドロキシエチルチ
オ)プロピル〕−6−メチルフェノール、2−〔3−
(2,3−ジヒドロキシプロピルチオ)プロピル〕−6
−メチルフェノール、2−〔3−(2−ヒドロキシプロ
ピルチオ)プロピル〕−6−メチルフェノール、2−
〔3−(2−ヒドロキシ−1−メチルプロピルチオ)プ
ロピル〕−6−メチルフェノール、2,6−ビス〔3−
(2−ヒドロキシエチルチオ)プロピル〕フェノール、
2−〔3−(2−ヒドロキシエチルチオ)プロピル〕−
6−エチルフェノール、2−〔3−(2−ヒドロキシチ
オ)プロピル〕−6−フェニルフェノールなどが挙げら
れる。
(I)中のQ1 及びQ2 と同じである) 一般式(XII) で示される水酸基を有するフェノール誘導
体としては、2−(2−ヒドロキシエチル)−6−メチ
ルフェノール、2−(3−ヒドロキシプロピル)−6−
メチルフェノール、2−(4−ヒドロキシブチル)−6
−メチルフェノール、2−(2−ヒドロキシプロピル)
−6−メチルフェノール、2−(2,3−ジヒドロキシ
プロピル)−6−メチルフェノール、2−(3−ヒドロ
キシ−2−メチルプロピル)−6−メチルフェノール、
2−(2−ヒドロキシ−1−エチルエチル)−6−メチ
ルフェノール、2−〔3−(2−ヒドロキシエチルチ
オ)プロピル〕−6−メチルフェノール、2−〔3−
(2,3−ジヒドロキシプロピルチオ)プロピル〕−6
−メチルフェノール、2−〔3−(2−ヒドロキシプロ
ピルチオ)プロピル〕−6−メチルフェノール、2−
〔3−(2−ヒドロキシ−1−メチルプロピルチオ)プ
ロピル〕−6−メチルフェノール、2,6−ビス〔3−
(2−ヒドロキシエチルチオ)プロピル〕フェノール、
2−〔3−(2−ヒドロキシエチルチオ)プロピル〕−
6−エチルフェノール、2−〔3−(2−ヒドロキシチ
オ)プロピル〕−6−フェニルフェノールなどが挙げら
れる。
【0057】また、一般式(XIII)で示されるフェノー
ル誘導体の好ましい具体例としては、2,6−ジメチル
フェノール、2,3,6−トリメチルフェノール、2−
メチル−6−エチルフェノール、2,6−ジプロピルフ
ェノール、2−アリル−6−メチルフェノール、2,6
−ジフェニルフェノール、2,6−ベンジルフェノー
ル、2−〔3−(2−アミノエチルチオ)プロピル〕−
6−メチルフェノール、2−クロロフェノール等が挙げ
られ、これらは単独又は2種以上が併用して用いられ
る。
ル誘導体の好ましい具体例としては、2,6−ジメチル
フェノール、2,3,6−トリメチルフェノール、2−
メチル−6−エチルフェノール、2,6−ジプロピルフ
ェノール、2−アリル−6−メチルフェノール、2,6
−ジフェニルフェノール、2,6−ベンジルフェノー
ル、2−〔3−(2−アミノエチルチオ)プロピル〕−
6−メチルフェノール、2−クロロフェノール等が挙げ
られ、これらは単独又は2種以上が併用して用いられ
る。
【0058】水酸基変性PPEの製造は、通常のPPE
の酸化重合と同様に行うことができ、例えば米国特許第
3,422,062号、同第3,306,874号、同
第3,306,875号、同第3,257,257号、
又は同第3,257,358号各明細書に記載されてい
る。酸化重合に用いる触媒は、所望の重合度が得られる
いかなる触媒でもよい。例えば、第一銅塩−アミン、第
二銅塩−アミン−アルカリ金属水酸化物、マンガン塩−
アミンなどよりなる多くの触媒系が知られている。
の酸化重合と同様に行うことができ、例えば米国特許第
3,422,062号、同第3,306,874号、同
第3,306,875号、同第3,257,257号、
又は同第3,257,358号各明細書に記載されてい
る。酸化重合に用いる触媒は、所望の重合度が得られる
いかなる触媒でもよい。例えば、第一銅塩−アミン、第
二銅塩−アミン−アルカリ金属水酸化物、マンガン塩−
アミンなどよりなる多くの触媒系が知られている。
【0059】また、この水酸基変性PPEは特開平2−
107634号公報に示されるように、PPEを金属ア
ルキル又はアルカリ金属水素化物若しくはアミドにより
金属化し、これにエチレンオキシドを付加反応させるこ
とによっても製造することができる。更に、特開平4−
20524号公報に示されるように、ホウ素−水素結合
を有するボラン化合物を反応させたPPEにアルカリ性
の条件下、酸化剤を反応させることによっても製造でき
る。
107634号公報に示されるように、PPEを金属ア
ルキル又はアルカリ金属水素化物若しくはアミドにより
金属化し、これにエチレンオキシドを付加反応させるこ
とによっても製造することができる。更に、特開平4−
20524号公報に示されるように、ホウ素−水素結合
を有するボラン化合物を反応させたPPEにアルカリ性
の条件下、酸化剤を反応させることによっても製造でき
る。
【0060】この水酸基変性PPEは、単独重合体で
も、ランダム共重合体でも、ブロック共重合体であって
もよい。数平均重合度は25〜400である。25未満
では組成物の機械的特性が良好でなく、400を超える
と、溶融粘度の増加による成形加工性の低下など取扱い
が容易でない。中でも好ましいものは、2−(3−ヒド
ロキシプロピル)−6−メチルフェノール又は2−〔3
−(2−ヒドロキシエチルチオ)プロピル〕−6−メチ
ルフェノール0.5〜50モル%、好ましくは1〜40
モル%、より好ましくは1.5〜8モル%と、2,6−
ジメチルフェノール99.5〜50モル%、好ましくは
99〜60モル%、より好ましくは98.5〜92モル
%とのランダム共重合体である。分子量は数平均分子量
で3,000〜50,000が好ましく、5,000〜
30,000がより好ましい。このポリマーは、式(XI
V)又は式(XV)の構造単位数xと式(XVI)の構造単位数y
とからなり、x及びyは次式を満たす。 0.5≦100x/(x+y)≦50
も、ランダム共重合体でも、ブロック共重合体であって
もよい。数平均重合度は25〜400である。25未満
では組成物の機械的特性が良好でなく、400を超える
と、溶融粘度の増加による成形加工性の低下など取扱い
が容易でない。中でも好ましいものは、2−(3−ヒド
ロキシプロピル)−6−メチルフェノール又は2−〔3
−(2−ヒドロキシエチルチオ)プロピル〕−6−メチ
ルフェノール0.5〜50モル%、好ましくは1〜40
モル%、より好ましくは1.5〜8モル%と、2,6−
ジメチルフェノール99.5〜50モル%、好ましくは
99〜60モル%、より好ましくは98.5〜92モル
%とのランダム共重合体である。分子量は数平均分子量
で3,000〜50,000が好ましく、5,000〜
30,000がより好ましい。このポリマーは、式(XI
V)又は式(XV)の構造単位数xと式(XVI)の構造単位数y
とからなり、x及びyは次式を満たす。 0.5≦100x/(x+y)≦50
【0061】
【化13】
【0062】〈付加的成分〉本発明の熱可塑性樹脂組成
物は、上記の成分(a)及び(b)以外の他の成分を含
んでいてもよい。例えば成分(a)の80重量%までを
他のオレフィン系樹脂、例えば、未変性のオレフィン系
樹脂に、また成分(b)の50重量%までを他の熱可塑
性樹脂に置き換えてもよい。また、酸化防止剤、耐候性
改良剤、造核剤、難燃剤、可塑剤、流動性改良剤等を樹
脂組成物中に20重量%以下含有させてもよい。また、
有機及び無機充填剤、例えばガラス繊維、マイカ、タル
ク、ワラストナイト、チタン酸カリウム、炭酸カルシウ
ム、シリカ等を50重量%以下、及び着色剤の分散剤を
5重量%以下含有させることもできる。
物は、上記の成分(a)及び(b)以外の他の成分を含
んでいてもよい。例えば成分(a)の80重量%までを
他のオレフィン系樹脂、例えば、未変性のオレフィン系
樹脂に、また成分(b)の50重量%までを他の熱可塑
性樹脂に置き換えてもよい。また、酸化防止剤、耐候性
改良剤、造核剤、難燃剤、可塑剤、流動性改良剤等を樹
脂組成物中に20重量%以下含有させてもよい。また、
有機及び無機充填剤、例えばガラス繊維、マイカ、タル
ク、ワラストナイト、チタン酸カリウム、炭酸カルシウ
ム、シリカ等を50重量%以下、及び着色剤の分散剤を
5重量%以下含有させることもできる。
【0063】更に、成分(a)と成分(b)との相溶性
を向上させるための相溶化剤、耐衝撃強度向上剤の添
加、例えば、オレフィン樹脂とポリスチレン又はPPE
とのブロック若しくはグラフト共重合体、スチレン−共
役ジエン共重合体ゴム若しくはその水素化物、エチレン
−プロピレン−(ジエン)共重合体ゴム、更にそれらの
α,β−不飽和カルボン酸無水物変性体又は不飽和グリ
シジルエステル若しくは不飽和グリシジルエーテルとの
変性体、不飽和エポキシ化合物とエチレンとからなる共
重合体、あるいは不飽和エポキシ化合物、エチレン及び
エチレン系不飽和化合物からなる共重合体等を5〜30
重量%含有させてもよい。これらの付加成分は、1種又
は2種以上を併用してもよい。
を向上させるための相溶化剤、耐衝撃強度向上剤の添
加、例えば、オレフィン樹脂とポリスチレン又はPPE
とのブロック若しくはグラフト共重合体、スチレン−共
役ジエン共重合体ゴム若しくはその水素化物、エチレン
−プロピレン−(ジエン)共重合体ゴム、更にそれらの
α,β−不飽和カルボン酸無水物変性体又は不飽和グリ
シジルエステル若しくは不飽和グリシジルエーテルとの
変性体、不飽和エポキシ化合物とエチレンとからなる共
重合体、あるいは不飽和エポキシ化合物、エチレン及び
エチレン系不飽和化合物からなる共重合体等を5〜30
重量%含有させてもよい。これらの付加成分は、1種又
は2種以上を併用してもよい。
【0064】〈熱可塑性樹脂組成物の製造〉本発明の熱
可塑性樹脂組成物を得るための溶融混練の方法として
は、熱可塑性樹脂について一般に実用されている混練方
法が適用できる。例えば、粉状又は粒状の各成分を、必
要であれば、付加的成分の項に記載の添加物等と共に、
ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、V型ブレンダ
ー等により均一に混合した後、一軸又は多軸混練押出
機、ロール、バンバリーミキサー等で混練することがで
きる。混練時溶媒等を用いてもよい。
可塑性樹脂組成物を得るための溶融混練の方法として
は、熱可塑性樹脂について一般に実用されている混練方
法が適用できる。例えば、粉状又は粒状の各成分を、必
要であれば、付加的成分の項に記載の添加物等と共に、
ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、V型ブレンダ
ー等により均一に混合した後、一軸又は多軸混練押出
機、ロール、バンバリーミキサー等で混練することがで
きる。混練時溶媒等を用いてもよい。
【0065】本発明の熱可塑性樹脂組成物の成形加工性
は特に限定されているものではなく、熱可塑性樹脂につ
いて一般に用いられている成形法、すなわち、射出成
形、中空成形、押出成形、シート成形、熱成形、回転成
形、積層成形、プレス成形等の各種成形法が適用でき
る。
は特に限定されているものではなく、熱可塑性樹脂につ
いて一般に用いられている成形法、すなわち、射出成
形、中空成形、押出成形、シート成形、熱成形、回転成
形、積層成形、プレス成形等の各種成形法が適用でき
る。
【0066】〈塗装〉本発明の樹脂組成物は、プライマ
ー塗布や、プラズマ処理等の表面改質を行わなくても、
良好な塗料付着性が得られ、非常に驚くべきことに、従
来のオレフィン系樹脂へ直接塗装することは不可能であ
るとの常識を覆すものである。これは前記の樹脂組成物
を用いたことに基づく結果であり、従来公知の事実から
予想することはきわめて困難である。
ー塗布や、プラズマ処理等の表面改質を行わなくても、
良好な塗料付着性が得られ、非常に驚くべきことに、従
来のオレフィン系樹脂へ直接塗装することは不可能であ
るとの常識を覆すものである。これは前記の樹脂組成物
を用いたことに基づく結果であり、従来公知の事実から
予想することはきわめて困難である。
【0067】本発明の樹脂組成物を塗装する方法として
は、従来の塗装工程からプライマー塗布やプラズマ処理
等の表面改質工程を除くことができる。すなわち、上記
樹脂組成物を成形加工して得られた成形体に、通常の方
法で直接、塗料を塗布するものである。
は、従来の塗装工程からプライマー塗布やプラズマ処理
等の表面改質工程を除くことができる。すなわち、上記
樹脂組成物を成形加工して得られた成形体に、通常の方
法で直接、塗料を塗布するものである。
【0068】塗料の塗布方法としては、スプレーによる
吹き付け塗布、はけ塗り、ローラーによる塗布等がある
が、いずれの方法をも採用することができる。使用する
ことができる塗料としては、一般に広く用いられている
塗料、例えば、アクリル系塗料、エポキシ系塗料、ポリ
エステル系塗料、ウレタン系塗料、アルキッド系塗料等
が使用できる。
吹き付け塗布、はけ塗り、ローラーによる塗布等がある
が、いずれの方法をも採用することができる。使用する
ことができる塗料としては、一般に広く用いられている
塗料、例えば、アクリル系塗料、エポキシ系塗料、ポリ
エステル系塗料、ウレタン系塗料、アルキッド系塗料等
が使用できる。
【0069】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明は、これらに限定されるものではな
い。
説明するが、本発明は、これらに限定されるものではな
い。
【0070】参考例1 プロピレンのホモポリマー粉末(JIS K 7210に準拠して
測定したMFR:1g/10分、融点約164℃)2000
g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート60g、スチ
レン200g及びt−ブチルパーオキシベンゾエート2
0gをスーパーミキサーで混合した後、2軸押出機(日
本製鋼所社製、商品名:TEX−30型)を用いて、シ
リンダー温度180℃、スクリュー回転数250rpm 、
吐出量5kg/hr 、ベント圧力50mmHgの条件下で減圧混
練を行ない変性オレフィン系樹脂を得た(以下「樹脂
A」という)。
測定したMFR:1g/10分、融点約164℃)2000
g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート60g、スチ
レン200g及びt−ブチルパーオキシベンゾエート2
0gをスーパーミキサーで混合した後、2軸押出機(日
本製鋼所社製、商品名:TEX−30型)を用いて、シ
リンダー温度180℃、スクリュー回転数250rpm 、
吐出量5kg/hr 、ベント圧力50mmHgの条件下で減圧混
練を行ない変性オレフィン系樹脂を得た(以下「樹脂
A」という)。
【0071】樹脂A0.3gをキシレン20ml中で11
0℃に加熱して溶解させた後、メタノール150ml中に
注ぎ沈殿させた。この沈殿物をろ別しメタノールで洗浄
した後、減圧乾燥して精製変性オレフィン樹脂を得た。
この精製物の2−ヒドロキシエチルメタクリレート及び
スチレン(又はα−メチルスチレン)の含量を、以下の
方法により測定した。結果を表1に示す。
0℃に加熱して溶解させた後、メタノール150ml中に
注ぎ沈殿させた。この沈殿物をろ別しメタノールで洗浄
した後、減圧乾燥して精製変性オレフィン樹脂を得た。
この精製物の2−ヒドロキシエチルメタクリレート及び
スチレン(又はα−メチルスチレン)の含量を、以下の
方法により測定した。結果を表1に示す。
【0072】 1)2−ヒドロキシエチルメタクリレートの定量 赤外線分光法(IR法):精製した変性オレフィン系樹
脂をプレス成形してフィルムとし、IRスペクトルを測
定した。定量は、カルボニルに由来する1724cm-1の
吸収より作成した検量線を用いて行った。 プロトン核磁気共鳴分光法(1 H−NMR法):精製し
た変性オレフィン系樹脂50mgをo−ジクロロベンゼン
約2ml中130℃で加熱溶解させ、重ベンゼンを標準物
質として用いてサンプルを調製し、1 H−NMRスペク
トルを測定した。 これら2種類の測定方法によって得られた含量の比を用
い式(A)より水酸基残存率を求めた。
脂をプレス成形してフィルムとし、IRスペクトルを測
定した。定量は、カルボニルに由来する1724cm-1の
吸収より作成した検量線を用いて行った。 プロトン核磁気共鳴分光法(1 H−NMR法):精製し
た変性オレフィン系樹脂50mgをo−ジクロロベンゼン
約2ml中130℃で加熱溶解させ、重ベンゼンを標準物
質として用いてサンプルを調製し、1 H−NMRスペク
トルを測定した。 これら2種類の測定方法によって得られた含量の比を用
い式(A)より水酸基残存率を求めた。
【0073】
【数1】
【0074】 2)スチレン(又はα−メチルスチレン)の定量 赤外線分光法(IR法):上記に従って、精製した変性
オレフィン系樹脂のIRスペクトルを測定し、定量を行
った。
オレフィン系樹脂のIRスペクトルを測定し、定量を行
った。
【0075】3)変性オレフィン系樹脂のMFRは、JI
S K 7210に準拠し230℃で測定した。
S K 7210に準拠し230℃で測定した。
【0076】
【表1】
【0077】製造例2 プロピレンのホモポリマー粉末(参考例1と同じもの)
100重量部を、2軸押出機を用いて、シリンダー温度
180℃、スクリュー回転数250rpm 、吐出量3.3
kg/hr 、ベント圧力50mmHgの条件下で減圧混練を行う
際に、押出機シリンダーの途中より、スチレン40重量
部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート10重量部、
1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベ
ンゼン2重量部の混合物を加圧添加し、変性オレフィン
系樹脂を得た(以下「樹脂B」という)。樹脂Bを参考
例1と同様に処理し、分析を行った。結果を表1に示
す。
100重量部を、2軸押出機を用いて、シリンダー温度
180℃、スクリュー回転数250rpm 、吐出量3.3
kg/hr 、ベント圧力50mmHgの条件下で減圧混練を行う
際に、押出機シリンダーの途中より、スチレン40重量
部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート10重量部、
1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベ
ンゼン2重量部の混合物を加圧添加し、変性オレフィン
系樹脂を得た(以下「樹脂B」という)。樹脂Bを参考
例1と同様に処理し、分析を行った。結果を表1に示
す。
【0078】参考例3 参考例2において、プロピレンホモポリマーの吐出量を
3.8kg/hr 、押出機シリンダーの途中から加圧添加す
る混合物を、スチレン20重量部、2−ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート10重量部及び1,3−ビス(t−
ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン1重量部の混
合物とした以外は、参考例2と同様に混練を行い、変性
オレフィン系樹脂を得た(以下「樹脂C」という)。樹
脂Cを参考例1と同様に分析を行った。結果を表1に示
す。
3.8kg/hr 、押出機シリンダーの途中から加圧添加す
る混合物を、スチレン20重量部、2−ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート10重量部及び1,3−ビス(t−
ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン1重量部の混
合物とした以外は、参考例2と同様に混練を行い、変性
オレフィン系樹脂を得た(以下「樹脂C」という)。樹
脂Cを参考例1と同様に分析を行った。結果を表1に示
す。
【0079】参考例4 充分に窒素置換した10リットル セパラブルフラスコ
にプロピレンのホモポリマー粉末(参考例1と同じも
の)250g、クロロベンゼン5リットル、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート25g及びスチレン250g
を入れ、窒素雰囲気下で攪拌しながら110℃に昇温し
プロピレンのホモポリマー粉末を完全に溶解した。そこ
へジベンゾイルパーオキシド25gをクロロベンゼン5
00mlに溶解した溶液を温度110℃に保ったまま2時
間かけて滴下し、更に3時間反応させた。次いで、その
溶液を大過剰のメタノールへ注ぎ、ポリマーを沈澱さ
せ、ポリマーのろ過、メタノール洗浄を3回繰返した
後、乾燥してポリマー297gを得た(以下「樹脂D」
という)。樹脂Dを参考例1と同様に処理し、分析し
た。結果を表1に示す。
にプロピレンのホモポリマー粉末(参考例1と同じも
の)250g、クロロベンゼン5リットル、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート25g及びスチレン250g
を入れ、窒素雰囲気下で攪拌しながら110℃に昇温し
プロピレンのホモポリマー粉末を完全に溶解した。そこ
へジベンゾイルパーオキシド25gをクロロベンゼン5
00mlに溶解した溶液を温度110℃に保ったまま2時
間かけて滴下し、更に3時間反応させた。次いで、その
溶液を大過剰のメタノールへ注ぎ、ポリマーを沈澱さ
せ、ポリマーのろ過、メタノール洗浄を3回繰返した
後、乾燥してポリマー297gを得た(以下「樹脂D」
という)。樹脂Dを参考例1と同様に処理し、分析し
た。結果を表1に示す。
【0080】参考例5 プロピレンのホモポリマー粉末(参考例1と同じもの)
100重量部を、2軸押出機を用いて、シリンダー温度
180℃、スクリュー回転数250rpm 、吐出量3.3
kg/hr 、ベント圧力50mmHgの条件下で減圧混練を行う
際に、押出機シリンダーの途中より、α−メチルスチレ
ン15重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート1
0重量部、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプ
ロピル)ベンゼン1重量部の混合物を加圧添加し、変性
オレフィン系樹脂を得た(以下「樹脂E」という)。樹
脂Eを参考例1と同様に処理し、分析を行った。結果を
表1に示す。
100重量部を、2軸押出機を用いて、シリンダー温度
180℃、スクリュー回転数250rpm 、吐出量3.3
kg/hr 、ベント圧力50mmHgの条件下で減圧混練を行う
際に、押出機シリンダーの途中より、α−メチルスチレ
ン15重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート1
0重量部、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプ
ロピル)ベンゼン1重量部の混合物を加圧添加し、変性
オレフィン系樹脂を得た(以下「樹脂E」という)。樹
脂Eを参考例1と同様に処理し、分析を行った。結果を
表1に示す。
【0081】参考例6(比較) 参考例1において、スチレンを添加しなかった以外は、
参考例1と同様に実施した。結果を表1に示す(以下
「樹脂F」という)。
参考例1と同様に実施した。結果を表1に示す(以下
「樹脂F」という)。
【0082】参考例7 固有粘度0.4dl/gのPPE〔ポリ(2,6−ジメチル
−1,4−フェニレンエーテル)〕500gに、キシレ
ン2リットルを加え、窒素雰囲気下、80℃で攪拌して
完全溶解させた。この溶液に触媒のナトリウムエトキシ
ド15g及びメタノール100mlを加えた後、グリシド
ール100gを30分かけて滴下した。更に、80℃で
2時間攪拌を続けた。反応混合物をメタノール10リッ
トル中に注ぎ、生成物のヒドロキシ基を有するPPEを
沈殿させた。生成物をろ別して、メタノールで2回洗浄
後、80℃で減圧加熱乾燥した(以下「樹脂G」とい
う)。樹脂Gはその赤外線吸収スペクトルの3,380
cm-1付近に水酸基に由来する吸収を示した。また、末端
基のフェノール性水酸基の定量を実施したところ、85
%が反応していることが判明した。
−1,4−フェニレンエーテル)〕500gに、キシレ
ン2リットルを加え、窒素雰囲気下、80℃で攪拌して
完全溶解させた。この溶液に触媒のナトリウムエトキシ
ド15g及びメタノール100mlを加えた後、グリシド
ール100gを30分かけて滴下した。更に、80℃で
2時間攪拌を続けた。反応混合物をメタノール10リッ
トル中に注ぎ、生成物のヒドロキシ基を有するPPEを
沈殿させた。生成物をろ別して、メタノールで2回洗浄
後、80℃で減圧加熱乾燥した(以下「樹脂G」とい
う)。樹脂Gはその赤外線吸収スペクトルの3,380
cm-1付近に水酸基に由来する吸収を示した。また、末端
基のフェノール性水酸基の定量を実施したところ、85
%が反応していることが判明した。
【0083】なお、PPEの末端フェノール性水酸基の
反応率は、ジャーナル・オブ・アプライド・ポリマー・
サイエンス:アプライド・ポリマー・シンポジウム(Jou
rnalof Applied Polymer Science: Applied Polymer Sy
mposium) 、34巻、(1987年)、103〜117
頁に記載の方法に準じて、反応前後の末端フェノール性
水酸基を定量して計算した。また 1 H−NMRスペク
トルを測定したところ、PPE1分子当たり平均2.5
分子のグリシドールが付加していることが判明した。
反応率は、ジャーナル・オブ・アプライド・ポリマー・
サイエンス:アプライド・ポリマー・シンポジウム(Jou
rnalof Applied Polymer Science: Applied Polymer Sy
mposium) 、34巻、(1987年)、103〜117
頁に記載の方法に準じて、反応前後の末端フェノール性
水酸基を定量して計算した。また 1 H−NMRスペク
トルを測定したところ、PPE1分子当たり平均2.5
分子のグリシドールが付加していることが判明した。
【0084】参考例8 参考例7で使用したPPEと同じPPE100重量部に
2−ヒドロキシエチルメタクリレート3重量部を加えて
均一に混合した後、2軸押出機で260℃にて溶融混練
し、ダイよりストランド状に押出し、カッティングして
ペレットを得た(以下「樹脂H」という)。このアルコ
ール性水酸基を有するPPE、すなわち樹脂Gはその赤
外線吸収スペクトルの3,570cm-1付近にアルコール
性水酸基に由来する吸収、また1740cm-1付近にカル
ボニル基に帰属される吸収を示した。
2−ヒドロキシエチルメタクリレート3重量部を加えて
均一に混合した後、2軸押出機で260℃にて溶融混練
し、ダイよりストランド状に押出し、カッティングして
ペレットを得た(以下「樹脂H」という)。このアルコ
ール性水酸基を有するPPE、すなわち樹脂Gはその赤
外線吸収スペクトルの3,570cm-1付近にアルコール
性水酸基に由来する吸収、また1740cm-1付近にカル
ボニル基に帰属される吸収を示した。
【0085】参考例9 2−アリル−6−メチルフェノキシトリチルシラン(沸
点:7mmHg、101℃)42.7重量部を窒素雰囲気下
で無水テトラヒドロフラン(以下「THF」という)に
溶解し、5℃にて濃度1モル/リットルのボランのTH
F溶液86.2重量部を滴下し、更に20℃で1時間反
応させた。これに、純水1.5部を加え、更に10%の
水酸化ナトリウム水溶液45重量部を加えた。次いで、
30%の過酸化水素40重量部を40℃で滴下し、50
℃で1時間反応させた。ジエチルエーテル抽出にて目的
の2−(3−ヒドロキシプロピル)−6−メチルフェノ
ールを得た。
点:7mmHg、101℃)42.7重量部を窒素雰囲気下
で無水テトラヒドロフラン(以下「THF」という)に
溶解し、5℃にて濃度1モル/リットルのボランのTH
F溶液86.2重量部を滴下し、更に20℃で1時間反
応させた。これに、純水1.5部を加え、更に10%の
水酸化ナトリウム水溶液45重量部を加えた。次いで、
30%の過酸化水素40重量部を40℃で滴下し、50
℃で1時間反応させた。ジエチルエーテル抽出にて目的
の2−(3−ヒドロキシプロピル)−6−メチルフェノ
ールを得た。
【0086】2−アリル−6−メチルフェノールを基準
にした収率は38%であった。得られた2−(3−ヒド
ロキシプロピル)−6−メチルフェノール27重量部、
2,6−キシレノール980重量部及び水酸化ナトリウ
ム9.1重量部をキシレン2890重量部及びメタノー
ル786重量部に溶かした。次に、ジエタノールアミン
20.5重量部、ジブチルアミン12.6重量部及び塩
化マンガン四水和物0.48重量部をメタノール316
重量部に溶かしたものをこの順に加えた。
にした収率は38%であった。得られた2−(3−ヒド
ロキシプロピル)−6−メチルフェノール27重量部、
2,6−キシレノール980重量部及び水酸化ナトリウ
ム9.1重量部をキシレン2890重量部及びメタノー
ル786重量部に溶かした。次に、ジエタノールアミン
20.5重量部、ジブチルアミン12.6重量部及び塩
化マンガン四水和物0.48重量部をメタノール316
重量部に溶かしたものをこの順に加えた。
【0087】重合反応は2段で行い、前段は温度を40
℃に保ち酸素ガスを流量0.8リットル/分の割合で導
入して反応を行い固体が析出するまでとした。後段は、
温度を30℃に保ち酸素ガスを流量0.8リットル/分
及び窒素ガス8リットル/分の割合で導入しポリマーの
析出が止まるところまでとした。析出したポリマーを塩
酸酸性のメタノールで洗浄し、触媒を失活させた後、目
的のポリヒドロキシフェニレンエーテル(以下「樹脂
I」をいう)を得た。
℃に保ち酸素ガスを流量0.8リットル/分の割合で導
入して反応を行い固体が析出するまでとした。後段は、
温度を30℃に保ち酸素ガスを流量0.8リットル/分
及び窒素ガス8リットル/分の割合で導入しポリマーの
析出が止まるところまでとした。析出したポリマーを塩
酸酸性のメタノールで洗浄し、触媒を失活させた後、目
的のポリヒドロキシフェニレンエーテル(以下「樹脂
I」をいう)を得た。
【0088】ここで、樹脂I中の水酸基の含量を、主鎖
フェニレン環の繰返し数に対しモル%で示し 1H−NM
Rにより、3.6ppm 付近の水酸基の結合したメチレン
基に由来するシグナルの積分強度より算出した。また、
数平均分子量(Mn)及び重量平均分子量(Mw)を、
GPCにより測定したポリスチレン換算値で示す。 収率:93% 水酸基含量:1.3モル% Mn:10,950 Mw:21,200
フェニレン環の繰返し数に対しモル%で示し 1H−NM
Rにより、3.6ppm 付近の水酸基の結合したメチレン
基に由来するシグナルの積分強度より算出した。また、
数平均分子量(Mn)及び重量平均分子量(Mw)を、
GPCにより測定したポリスチレン換算値で示す。 収率:93% 水酸基含量:1.3モル% Mn:10,950 Mw:21,200
【0089】参考例10 (1)エチレン−プロピレン−ジビニルベンゼン共重合
体の製造 攪拌及び温度制御装置を有する内容積100リットルの
ステンレス鋼製オートクレーブを充分にプロピレン置換
した後、充分に脱水及び脱酸素したn−ヘプタン30リ
ットル、ジビニルベンゼン450ml、ジエチルアルミニ
ウムクロリド46gを入れ、攪拌下、55℃に昇温し
た。そこへ三塩化チタン(東洋ストーファー社製、TT
A−12)15gを入れ60℃に昇温した後、水素濃度
を5容量%に保ち、エチレンを114g/Hr、プロピレン
を4.2kg/ Hrで供給し、60℃で5時間共重合させ
た。共重合終了後、残存モノマーをパージし、ポリマー
スラリーをろ別して共重合体16.1kgを得た(JIS K
7210に準拠して測定したMFR:4.93g/10分、エチ
レン含量:2.59重量%、ジビニルベンゼン含量:
0.27重量%)。このポリマーに4−メチル−2,6
−ジ−t−ブチルフェノール0.05重量%を混合した
後単軸押出機により230℃で造粒し、ペレットとし
た。
体の製造 攪拌及び温度制御装置を有する内容積100リットルの
ステンレス鋼製オートクレーブを充分にプロピレン置換
した後、充分に脱水及び脱酸素したn−ヘプタン30リ
ットル、ジビニルベンゼン450ml、ジエチルアルミニ
ウムクロリド46gを入れ、攪拌下、55℃に昇温し
た。そこへ三塩化チタン(東洋ストーファー社製、TT
A−12)15gを入れ60℃に昇温した後、水素濃度
を5容量%に保ち、エチレンを114g/Hr、プロピレン
を4.2kg/ Hrで供給し、60℃で5時間共重合させ
た。共重合終了後、残存モノマーをパージし、ポリマー
スラリーをろ別して共重合体16.1kgを得た(JIS K
7210に準拠して測定したMFR:4.93g/10分、エチ
レン含量:2.59重量%、ジビニルベンゼン含量:
0.27重量%)。このポリマーに4−メチル−2,6
−ジ−t−ブチルフェノール0.05重量%を混合した
後単軸押出機により230℃で造粒し、ペレットとし
た。
【0090】(2)スチレン変性共重合体の製造 攪拌及び温度制御装置を有する内容積1150mlのステ
ンレス鋼製オートクレーブに、純水495ml、懸濁剤と
して第三リン酸カルシウム9.9g及びドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム16mgを加えて水性懸濁液と
し、これに上記(1)で得た粒径4〜5mmのエチレン−
プロピレン−ジビニルベンゼン共重合体粒子50gを攪
拌により懸濁させた。別に重合開始剤として、t−ブチ
ルパーオキシベンゾエート(10時間の半減期を得るた
めの分解温度(以下同様):104℃)0.33g、連
鎖移動剤としてα−メチルスチレンダイマー(日本油脂
社製)0.25gをスチレン50gに溶解させ、これを
前記懸濁液中に投入し、オートクレーブ内温度を90℃
に昇温させ、該温度で3時間保持して、重合開始剤、連
鎖移動剤を含むスチレンをプロピレン−ジビニルベンゼ
ン共重合体中に含浸させた。この水性懸濁液を105℃
に昇温し、該温度で3時間維持して重合させ、更に13
5℃に昇温し、該温度に3時間維持して重合を完結させ
た。冷却後、内容物を取出し、水洗、乾燥し、粒径5〜
6mmの粒子98.7gを得た(以下「樹脂J」とい
う)。
ンレス鋼製オートクレーブに、純水495ml、懸濁剤と
して第三リン酸カルシウム9.9g及びドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム16mgを加えて水性懸濁液と
し、これに上記(1)で得た粒径4〜5mmのエチレン−
プロピレン−ジビニルベンゼン共重合体粒子50gを攪
拌により懸濁させた。別に重合開始剤として、t−ブチ
ルパーオキシベンゾエート(10時間の半減期を得るた
めの分解温度(以下同様):104℃)0.33g、連
鎖移動剤としてα−メチルスチレンダイマー(日本油脂
社製)0.25gをスチレン50gに溶解させ、これを
前記懸濁液中に投入し、オートクレーブ内温度を90℃
に昇温させ、該温度で3時間保持して、重合開始剤、連
鎖移動剤を含むスチレンをプロピレン−ジビニルベンゼ
ン共重合体中に含浸させた。この水性懸濁液を105℃
に昇温し、該温度で3時間維持して重合させ、更に13
5℃に昇温し、該温度に3時間維持して重合を完結させ
た。冷却後、内容物を取出し、水洗、乾燥し、粒径5〜
6mmの粒子98.7gを得た(以下「樹脂J」とい
う)。
【0091】樹脂Jをメチルエチルケトンで8時間ソッ
クスレー抽出し、抽出後のポリマーは赤外線分光分析に
より、38.7重量%のスチレン成分を含むことがわか
った。またメチルエチルケトンで抽出されたポリスチレ
ンの分子量をGPCで測定したところ、ポリスチレン換
算のMnは26000、Mwは85000であった。
クスレー抽出し、抽出後のポリマーは赤外線分光分析に
より、38.7重量%のスチレン成分を含むことがわか
った。またメチルエチルケトンで抽出されたポリスチレ
ンの分子量をGPCで測定したところ、ポリスチレン換
算のMnは26000、Mwは85000であった。
【0092】実施例1〜8及び比較例1〜2 参考例1〜10で得た樹脂A〜Jとスチレン−ブタジエ
ンゴム(日本合成ゴム社製、商品名:TR2900)及
び水素添加スチレン−イソプレンゴム(クラレ社製、商
品名:セプトン2104)を表2に示す組成で、30mm
径2軸押出機(日本製鋼所社製TEX)で混練して樹脂
組成物を得た。これより射出成形機(名機製作所社製M
40A−SJ)を用いて、シリンダー温度280℃、金
型冷却温度60℃の条件で射出成形を行い試験片を作製
した。試験片は成形直後にデシケータに入れ23℃、4
〜6日間静置した後評価を行なった。結果を表2に示
す。
ンゴム(日本合成ゴム社製、商品名:TR2900)及
び水素添加スチレン−イソプレンゴム(クラレ社製、商
品名:セプトン2104)を表2に示す組成で、30mm
径2軸押出機(日本製鋼所社製TEX)で混練して樹脂
組成物を得た。これより射出成形機(名機製作所社製M
40A−SJ)を用いて、シリンダー温度280℃、金
型冷却温度60℃の条件で射出成形を行い試験片を作製
した。試験片は成形直後にデシケータに入れ23℃、4
〜6日間静置した後評価を行なった。結果を表2に示
す。
【0093】(1)曲げ弾性率 JIS K 7203に準じ、インストロン試験機を用い測定し
た。 (2)アイゾッド衝撃強度 ISO R 180-1969 (JIS K 7110) に準じ、アイゾッド衝撃
試験機(東洋精機製作所社製)を用いて、ノッチ付きア
イゾッド衝撃強度を測定した。
た。 (2)アイゾッド衝撃強度 ISO R 180-1969 (JIS K 7110) に準じ、アイゾッド衝撃
試験機(東洋精機製作所社製)を用いて、ノッチ付きア
イゾッド衝撃強度を測定した。
【0094】(3)塗装試験 一液型アクリルメラミン系塗料を用いて塗装試験を行っ
た。 塗装法:塗料を調合し、エアースプレーガンを用いて、
塗膜厚さが、碁盤目試験では約40μm 、剥離強度試験
では約100μm となるように、スプレー塗布した。そ
の後、120℃で60分間焼き付けて乾燥させた。
た。 塗装法:塗料を調合し、エアースプレーガンを用いて、
塗膜厚さが、碁盤目試験では約40μm 、剥離強度試験
では約100μm となるように、スプレー塗布した。そ
の後、120℃で60分間焼き付けて乾燥させた。
【0095】塗料付着性評価: (i)碁盤目試験 片刃カミソリを用い試験片の表面に直行する縦横11本
ずつの平行線を2mm間隔で引いて碁盤目を100個作
る。その上にセロハン粘着テープ(JIS Z 1522)を充分
圧着し、塗膜面と約30度に保ち手前に一気に引き剥が
し、碁盤目で囲まれた部分の状態を観察し、剥離しなか
った碁盤目の数を記録した。 (ii)剥離強度 試験片の上半分に塗料が付着しないような処理を施した
後、各塗料を塗膜厚さが100μm になるように塗布
し、焼き付け乾燥した。試験片にセロハン粘着テープ
(例:ニチバン製幅24mm)を全面に密着させ、幅1cm
で、上下方向に素地にまで達する切り傷を付ける。塗膜
付着のない側を手で剥がし、引張試験機に取付け180
度方向に50mm/分の速度で引き剥したときの負荷を記
録した。なお、塗膜が破断した場合は破断と記した。
ずつの平行線を2mm間隔で引いて碁盤目を100個作
る。その上にセロハン粘着テープ(JIS Z 1522)を充分
圧着し、塗膜面と約30度に保ち手前に一気に引き剥が
し、碁盤目で囲まれた部分の状態を観察し、剥離しなか
った碁盤目の数を記録した。 (ii)剥離強度 試験片の上半分に塗料が付着しないような処理を施した
後、各塗料を塗膜厚さが100μm になるように塗布
し、焼き付け乾燥した。試験片にセロハン粘着テープ
(例:ニチバン製幅24mm)を全面に密着させ、幅1cm
で、上下方向に素地にまで達する切り傷を付ける。塗膜
付着のない側を手で剥がし、引張試験機に取付け180
度方向に50mm/分の速度で引き剥したときの負荷を記
録した。なお、塗膜が破断した場合は破断と記した。
【0096】
【表2】
【0097】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の熱可塑性樹
脂組成物は、PPEの耐熱性及び機械的強度並びにオレ
フィン系樹脂の成形性及び耐有機溶剤性を兼ね備え、か
つ塗装性及び印刷性が著しく優れているため、その用途
は広く、工業的に有用な材料となり得るものである。
脂組成物は、PPEの耐熱性及び機械的強度並びにオレ
フィン系樹脂の成形性及び耐有機溶剤性を兼ね備え、か
つ塗装性及び印刷性が著しく優れているため、その用途
は広く、工業的に有用な材料となり得るものである。
フロントページの続き (72)発明者 中野 博 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内 (72)発明者 松久 恵子 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内 (72)発明者 加藤 容志夫 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 下記の成分(a)及び成分(b)を含有
することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。 (a)オレフィン系樹脂に、水酸基を有するα,β−不
飽和カルボン酸エステルと芳香族ビニル化合物とをグラ
フト反応させて変性した変性オレフィン系樹脂90〜4
0重量% (b)水酸基を有するポリフェニレンエーテル 10〜
60重量%
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20230793A JPH0753837A (ja) | 1993-08-16 | 1993-08-16 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20230793A JPH0753837A (ja) | 1993-08-16 | 1993-08-16 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0753837A true JPH0753837A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16455384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20230793A Pending JPH0753837A (ja) | 1993-08-16 | 1993-08-16 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0753837A (ja) |
-
1993
- 1993-08-16 JP JP20230793A patent/JPH0753837A/ja active Pending
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