JPH0756473A - 像保持用シートの再生方法、像保持用シートの再生装置及び濡れたシートの搬送装置 - Google Patents

像保持用シートの再生方法、像保持用シートの再生装置及び濡れたシートの搬送装置

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JPH0756473A
JPH0756473A JP22211693A JP22211693A JPH0756473A JP H0756473 A JPH0756473 A JP H0756473A JP 22211693 A JP22211693 A JP 22211693A JP 22211693 A JP22211693 A JP 22211693A JP H0756473 A JPH0756473 A JP H0756473A
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JP22211693A
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Yoshiyuki Kimura
祥之 木村
Yoichi Asaba
陽一 浅場
Kiyoshi Tanigawa
清 谷川
Yoshiaki Miyashita
義明 宮下
Satoshi Shinguryo
慧 新宮領
Shinichi Kuramoto
信一 倉本
Sadao Takahashi
貞夫 高橋
Kazuhiro Ando
和弘 安藤
Tadashi Saito
忠司 斉藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理液が付与された状態でトナーが除去され
た後の転写紙10から処理液の少なくとも一部を効率よ
く除去して転写紙10を乾燥させる。 【構成】 トナーが除去された後の転写紙10を乾燥さ
せるための乾燥ユニットを、ほぼ同じ高に設けられたヒ
ータ416内蔵のローラ対409,410、該ローラ対
409,410の圧接部に上方から転写紙10を送り込
む入り口コロ対446、該ローラ対409,410の圧
接部から排出される転写紙を搬送する排出コロ対433
などで構成する。これによれば、上記ローラ対409,
410の圧接部から下側に転写紙が送られるので、該圧
接部で加熱された転写紙から出て上昇する蒸気が、該圧
接部通過後の転写紙に触れることがない。従って圧接部
で一旦乾燥させた転写紙に圧接部からの蒸気が触れて再
び濡れた状態になるような不具合を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター、印刷機等の画像形成装置によって像形
成物質が安定に付着した像保持用シートから、像形成物
質と像保持用シートとの付着を不安定にする不安定化液
を像保持用シートに付与して像形成物質を取り除く像保
持用シートの再生方法及びその装置、並びに、該装置に
利用できる乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録済み像保持用シートとしての
用紙からトナーなどの像形成物質を除去する例えば像形
成物質除去方法及びその装置としては種々のものが知ら
れている。例えば溶剤を使用するものとして、特開平1
−101576号公報には、トナーが付着された用紙を
トナー樹脂の可溶性溶剤中に浸漬させて超音波振動を印
加し、溶剤に溶解したトナーを紙面より遊離させる像形
成物質除去方法が開示されている。また、特開平4−3
00395号公報には、廃紙の印字部分に溶剤を浸漬、
噴霧あるいは塗布等による方法で付着させてトナーを溶
解し、溶解したトナーを洗浄、エアー吸引、吸着剤接
触、機械剥離あるいは静電気吸着等による方法で除去
し、その後乾燥・延伸などの紙の仕上げを行う像形成物
質除去方法が開示されている。
【0003】一方、溶剤を使用しないものとして、例え
ば特開平2−255195号公報には、支持体上に離型
剤を塗布した印刷体に電子写真方式あるいは熱転写方式
で載せた熱溶融性インキあるいはトナーを、該印刷体に
インキ剥離体を重ね加熱ローラと圧力ローラの間を通
し、冷えてからインキ剥離体を剥がすことにより、該イ
ンキ剥離体の方に付着させて除去する像形成物質除去方
法が開示されている。また特開平4−64472号公報
には、少なくとも、表面に熱溶融性樹脂を有するエンド
レスシートと、これを支えて回転させる熱ローラ及び冷
却ローラと、表面に離型処理をした紙(イレーザブルペ
ーパ)を軟化あるいは溶融した熱溶融性樹脂に押しつけ
る押圧ローラと、これらを連動して動かせる駆動部から
なるイレーザが開示されている。また特開平4−829
83号公報には、互いに圧接して回転し圧接箇所に紙を
通過させる2本の並行に設けられたローラと、該2本の
ローラの少なくとも一方を加熱するヒーターと、該圧接
箇所を通過した紙を前記ローラから分離する掻取具と、
前記ローラに付着した像形成物質を前記ローラから除去
する剥離装置とを備えた像形成物質除去装置が開示され
ている。
【0004】ところで、上記溶剤を使用しない方法や装
置は、表面に紙繊維が露出している通常の紙に画像を記
録した記録済み像保持用シートから像形成物質を除去す
るのに使用すると、例えば電子写真方式の定着工程で熱
溶融性樹脂を主成分とする像形成物質を像保持用シート
に融着させるなどして、像形成物質が像保持用シート表
面の繊維に強固に固着されているので、像形成物質除去
の際に像形成物質と共に表面の紙繊維を剥ぎ取って紙質
を損傷してしまう。特に像形成物質の除去性を高めるた
めに、上記インキ剥離体、エンドレスシートあるいはロ
ーラさせた上に熱や圧力を加える場合、種々の条件によ
っては、逆に像形成物質と像保持用シートとの間の定着
性を高めてしまって除去を困難にすることもあった。
【0005】そこで、先に本出願人は、記録済み像保持
用シートに、不安定化剤としての水、界面活性剤を含む
水溶液、水溶性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤
と水溶性ポリマーとを含む水溶液よりなる群から選ばれ
た少なくとも1種の水あるいは水溶液を保持させるとと
もに、剥離部材を介在させ、像形成物質を該剥離部材に
加熱接着もしくは加圧接着して像保持用シートから剥離
する像形成物質除去方法を提案した(例えば、特願平4
−255916号参照)。これによれば、像保持用シー
トの紙質を比較的損傷することなく、像形成物質のみを
除去することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この方法に
よって像形成物質が除去された直後の像保持用シート
は、上記液が含浸しているので、そのまま例えば電子写
真複写機などでの像形成に用いようとしても、像形成物
質を安定して付着させることが困難になる。また上記液
が含浸しているので取扱にくい。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、像保持用シートに所
定の処理液を付与して像形成物質を除去した後に、該像
保持用シートを画像形成に用いることができるにように
する、像保持用シートの再生方法及び像保持用シートの
再生装置を提供することであり、その他の目的は、濡れ
たシートを効率的に乾燥させることができる濡れたシー
トの乾燥装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、像保持用シートの再生方法に
おいて、表面が繊維質状で構成された像保持用シート上
に定着している像形成物質の安定した付着性を、像形成
物質と上記表面との付着性を不安定状態とする不安定化
液により不安定状態にし、上記表面より像形成物質を取
り除いた後に、像保持用シートを、像保持用シート内の
不安定化液の湿気分を調整する付着性安定化手段に上方
から送り込み、かつ、下方より排出して、上記表面の像
形成物質との付着性を再び安定化させることを特徴とす
るものである。また、請求項2の発明は、像保持用シー
トの再生装置におて、像形成物質が繊維質状で構成され
た表面に定着している像保持用シートに、像形成物質と
上記表面との付着性を不安定状態とする不安定化液を付
与する不安定化液付与手段と、該不安定化液が付与され
ている像保持用シートからの像形成物質を除去する画像
形成物質除去手段と、像形成物質が除去された像保持用
シート内の不安定化液の湿気分を調整して上記表面の像
形成物質との付着性を安定化させる付着性安定化手段
と、像形成物質が除去された像保持用シートを、上記付
着性安定化手段に鉛直上方から送り込むシート搬送手段
とを設け、上記付着性安定化手段を、上記シート搬送手
段で送り込まれた像保持用シートが鉛直下方に排出され
るように構成したことを特徴とするものである。また、
請求項3の発明は、請求項2の像保持用シートの再生装
置において、上記付着性安定化手段に、像保持用シート
を挾持搬送する搬送手段を設け、該搬送手段による像保
持用シートの搬送速度を、上記シート搬送手段による像
保持用シートの搬送速度よりも高速に設定したことを特
徴とするものである。また、請求項4の発明は、濡れた
シートを加熱部で加熱して乾燥させる乾燥装置におい
て、濡れたシートを、上記加熱部に鉛直上方から送り込
むシート搬送手段を設け、上記加熱部を、上記シート搬
送手段で送り込まれた像保持用シートが鉛直下方に排出
されるように構成したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1乃至3の発明においては、表面より像
形成物質を取り除いた像保持用シートを、付着性安定化
手段に送り込みんで像保持用シート内の不安定化液の湿
気分を調整し、これにより、上記表面の像形成物質との
付着性を再び安定化させる。そして、表面より像形成物
質を取り除いた像保持用シートを、付着性安定化手段に
送り込むに当たり、これの上方から送り込み、かつ、下
方より排出する。これにより、像保持用シートから除か
れて鉛直上方に上昇する湿気分が、像保持用シートの湿
気分調整後の部分に接触するのを防止する。また、請求
項4の発明においては、濡れたシートを、加熱部に鉛直
上方から送り込み、かつ、下方より排出する。これによ
り、加熱部において像保持用シートから除かれて鉛直上
方に上昇する湿気分が、像保持用シートの加熱部通過部
分に接触するのを防止する。
【0010】
【実施例】まず、本発明を転写型の電子写真複写機によ
って画像が形成された像保持体としての転写紙から、像
形成物質としての熱溶融性トナー(以下、トナーとい
う)を取り除くトナー除去装置に適用した実施例につい
て説明する。図1は本発明が適用できるトナー除去装置
の一例を示すものである。図1において、このトナー除
去装置は、積載状態で収容しているトナー像が形成され
た転写紙10を一枚づつ分離給送する給紙ユニット1
と、給紙ユニット1から送られてきた転写紙10に液を
供給する液付与ユニット2と、液が供給された転写紙1
0からトナーを除去するトナー剥離ユニット3と、トナ
ーが除去された転写紙10を乾燥させる乾燥ユニット4
と、乾燥ユニット4から排出される転写紙10を受ける
紙受けユニット5とを備えている。そして、このトナー
除去装置は、液付与ユニット2で転写紙10とトナーと
の付着状態を不安定化状態にする不安定化液(以下、処
理液という)20を転写紙10に付与して、処理液20
を少なくとも転写紙10とトナーとの界面部に浸透さ
せ、トナーと転写紙10との付着を不安定にした状態
で、トナー剥離ユニット3の剥離ローラ302によって
転写紙10からトナーを剥離した後、乾燥ユニット4で
乾燥させて転写紙を再利用可能にするものである。
【0011】ここで、上記処理液20としては、水、水
溶性ポリマーを含む水溶液、界面活性剤を含む水溶液、
及び水溶性ポリマーと界面活性剤とを含む水溶液よりな
る群から選ばれた少なくとも1種の水あるいは水溶液を
用いることができる。また、該水又は水溶液には、所定
の有機溶剤を含有させることもできる。また、上記処理
液20として、有機溶剤のみを用いることができる。
【0012】上記水溶性ポリマーとしては、例えば、デ
ンプン質(かんしょデンプン、ばれいしょデンプン、タ
ピオカデンプン、小麦デンプン、コーンスターチ等)、
マンナン(こんにゃく等)、海藻類(ふのり、寒天、ア
ルギン酸ナトリウム等)、植物粘質物(トロロアオイ、
トラガントゴム、アラビアゴム等)、微生物による粘質
物(デキストラン、レバン等)、タンパク質(にかわ、
ゼラチン、カゼイン、コラーゲン等)の天然ポリマー
や、セルロース系(ビスコース、メチルセルロース、エ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース等)、デンプン系(可溶性デンプ
ン、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデンプ
ン)の半合成ポリマーや、合成ポリマー等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0013】また、上記界面活性剤としては、例えば、
陰イオン系(カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステ
ル塩、リン酸エステル塩、ホスホン酸塩等)、陽イオン
系(アミン塩、第四級アンモニウム塩、ベンザルコニウ
ム塩、塩化ベンゼトニウム塩、ピリジニウム塩、イミダ
ゾリニウム塩、スルホニウム塩、ポリエチレンポリアミ
ン等)、両性系(アミノ酸、カルボキシベタイン、スル
ホベタイン、アミノ硫酸エステル、アミノカルボン酸
塩、イミダゾリン誘導体等)、非イオン系(エーテル
型、エーテルエステル型、エステル型、含窒素型、多価
アルコール、アミノアルコール、ポリエチレングリコー
ル等)の通常の界面活性剤やフッ素系界面活性剤等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。
【0014】また、上記水又は水溶液に含有させる有機
溶剤としては、ターペンチン、ジペンテン、ブチルアセ
テート、四塩化炭素、セロソルブアセテート、キシレ
ン、トルエン、エチルアセテート、ジアセトンアルコー
ル、メチルセロソルブアセテート、ベンゼン、メチルエ
チルケトン、メチルアセテート、メチレンクロリド、エ
チレンジクロリド、シクロヘキサン、セロソルブ、ジオ
キサン、アセトン、メチルセロソルブ、シクロヘキサノ
ール、ブタノール等が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。
【0015】また、上記単独で用いる有機溶剤として
は、炭素水素系溶剤であるヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ノナン、スピィリット、ナフサN01〜6(シェル
石油社の商品名)、アイソパーE,L,K,V(エクソ
ン社の商品名)、アイピーソルベント(出光石油社の商
品名)、シェルーゾル70,71、ソルベッソ100,
150(シェルオイル社の商品名)、アスコムOMS,
460(スピリッツ社の商品名)、ベガゾール103
0,2130,3040(モービル石油社の商品名)等
が挙げられる。更に、フッ素系溶剤であるフロリナート
FC40,43,70,77(住友3M社の商品名)、
アフルードE10,16,18等や、シリコーン系溶剤
である信越シリコーンKF96(商品名)、東レシリコ
ーンSH200,344(商品名)、東芝シリコーンT
SF431(商品名)等が挙げられるが、これらに限定
されるものではない。
【0016】次に、図示の例の各ユニット1,2,3,
4,5について説明する。上記給紙ユニット1は、底板
101上に積載された転写紙10を最上部のものから給
紙ローラ102で給紙し、図示しない分離機構で重送紙
を分離して一枚の転写紙10のみを、タイミング調整及
びスキュー補正のためのレジストローラ対104で送り
出すものである。その具体的な構成及び動作は電子写真
複写機における給紙機構と同様であるので、詳細な説明
は省略する。
【0017】上記液付与ユニット2は、処理液20を所
定量満たした液容器201、転写紙10の一方の面(図
中の上面)に接触しながら、液容器201の処理液20
中に案内するように搬送する液中搬送ローラ202、液
中搬送ローラ202の駆動部(不図示)、転写紙10の
他の面(図中の下面)を液容器201の処理液20中に
案内する液中ガイド板203、挾持搬送手段としても機
能する絞りローラ対204、下側の絞りローラ204に
食い込み配置された絞り棒205、などを備えている。
このユニット2において、給紙ユニット1から給送され
た転写紙10は、液中搬送ローラ202と液中ガイド板
203とによって、液容器201の処理液20中に案内
され、処理液20に浸漬された後、絞りローラ対204
によって余分な処理液20が除去かれ、次のトナー剥離
ユニット3へと搬送される。なお、この例のように直接
転写紙10を処理液中に通して転写紙10に処理液を付
与するのに代え、塗布ローラで転写紙10の表面に処理
液を塗布したり、噴霧器により転写紙10の表面に霧状
にされた処理液を付着させたりして、付与するようにし
ても良い。その他任意の方法を用いることができる。
【0018】上記トナー剥離ユニット3は、それぞれト
ナーTの軟化手段としての加熱ランプ301を内蔵し互
いに圧接状態で配置された一対の剥離体としての剥離ロ
ーラ対302、転写紙排出側の圧接部近傍の剥離ローラ
302の表面に接触するように配設された分離爪30
3、剥離ローラ302の表面をクリーニングするクリー
ニング装置304、駆動部(不図示)等を備えている。
【0019】この剥離ローラ302の表面は、少なくと
も軟化しているトナーに対して、転写紙10と該トナー
との付着力より大きい付着力を有するものを用いて構成
する。具体的には、上記トナーと同一又は類似のトナー
成分樹脂や、接着剤の成分樹脂等を用いることができ、
またアルミ系、銅系、ニッケル系等の金属材料を用いる
こともできるが、これらに限定されるものではない。ま
た、上記樹脂は、水溶性のものであっても、あるいは非
水溶性のものであってもよい。
【0020】上記トナー成分樹脂としては、ポリスチレ
ン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチレン−ブ
チルアクリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0021】また、上記接着剤の成分樹脂としては、に
かわ、ゼラチン、アルブミン、カゼイン等のタンパク質
系接着剤、デンプン系、セルロース系、複合多糖類系
(アラビアゴム、トラガントゴム等)等の炭水化物系接
着剤、酢酸ビニルの重合体及び共重合体、アクリル系、
エチレン共重合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリウ
レタン等の熱可塑性接着剤、ポリクロロプレン系、ニト
リルゴム系、再生ゴム系、SBR系、天然ゴム系等のゴ
ム系接着剤、ゴム系、アクリル系等の感圧接着剤、酸化
チタンを分散させたポリエチレンテレフタレート(PE
T)、等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0022】また、上記樹脂を用いる場合には、テンシ
ョンや熱による伸び防止、耐久性等の観点から、支持体
と表層の少なくとも2層以上の多層構造にすることが望
ましい。すなわち、図示の例のように剥離体をローラ形
状にする場合には、ローラ形状の基体、例えばゴムロー
ラ上に、上記樹脂からなる表層を形成して剥離体を構成
することが望ましい。なお、剥離体はベルト状やカット
シート状に構成することもできる。いずれの形状にする
場合にも上記樹脂を直接支持する支持体として、例え
ば、セロハンテープ、クラフト紙粘着テープ、ポリ塩化
ビニルテープ、アセトンテープ、フィラメント補強テー
プ等のテープ、等を用いることができる。
【0023】また上記上下剥離ローラ302の加熱ラン
プ301は、転写紙10の表裏に密着して転写紙10に
固着しているトナーを加熱して軟化させ、これにより、
トナーを転写紙10の繊維から剥がれ易くするものであ
る。この加熱は圧接部において転写紙10上のトナーが
溶融しない程度に行うことが望ましい。トナーが溶融し
てしまうと転写紙10上のトナーを、紙側と剥離ローラ
302側とに分断することなく、剥離ローラ302側へ
転写させるのが、困難になるためである。また加熱し過
ぎると剥離ローラ302対の圧接部を通過中に転写紙1
0が乾燥し過ぎて、トナーの転写紙10に対する固着力
が転写紙10が濡れている場合に比して強まり、転写紙
10がトナーを介して該ローラ302に貼り付いて上記
分離爪303で分離できなくなる恐れがある。従って、
加熱部通過後の転写紙10に多少の湿り気が残って上記
トナーの再付着を防止できる程度に加熱することが望ま
しい。
【0024】上記クリーニング装置304は、剥離ロー
ラ302の表面上のトナーTを除去するクリーニングロ
ーラ305、クリーニングローラ305上のトナーTを
掻き落すスクレーパブレード306、スクレーパブレー
ドで306で掻き落したトナーTを収容するトナー受け
(トナー容器)307を備えている。
【0025】このクリーニングローラ305の少なくと
も表面は、剥離ローラ302上に付着しているトナーT
に対する離型性が、剥離ローラ302表面の該トナーに
対する離型性より劣っている材料で構成されている。こ
の具体的な材料としては、アルミ系、銅系、ニッケル系
等の金属材料、又は酸化チタンを分散させたポリエチレ
ンテレフタレート(PET)等の高分子系材料が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0026】上記乾燥ユニット4は、転写紙10を乾燥
させるものであり、加熱ランプ401内蔵の例えばアル
ミからなる上乾燥ローラ402と、これに下方から圧接
する下乾燥ローラ404とから構成されている。この下
乾燥ローラ404は給液性部材からなる表層を備え、該
表層の液を絞り落す絞りブレード405が当接してい
る。ここで、本発明は、この乾燥ユニット4の改良に係
るものであり、その具体的な実施例については後述す
る。
【0027】そして、上記紙受けユニット5は、この乾
燥ユニット4から排出された転写紙を受けるための排紙
トレー501を備えている。
【0028】以上の構成において、給紙ユニット1から
送られた転写紙10は、液付与ユニット2でそのトナー
像面に液が均一に供給され、トナー剥離ユニット3に送
られる。このトナー剥離ユニット3で、紙に固着してい
るトナーが剥離ローラ302からの加熱で軟化し、剥離
ローラ302表面に付着する。そして分離爪303によ
って剥離ローラ302から転写紙10を分離する際に、
剥離ローラ302表面に付着したトナーが紙から剥離
し、これにより、紙からトナーが除去される。トナーが
除去された紙は乾燥ユニット4で乾燥され、紙受けユニ
ット5に排出される。
【0029】以上、このトナー除去装置によれば、トナ
ーが付着した紙に液を供給して紙のトナーとの界面部に
液を浸透させた状態でトナーを剥離させるので、紙繊維
を傷めることなく、トナーを除去できる。
【0030】また、紙表面が液で濡れた状態で剥離ロー
ラ302と接触させ、かつ剥離ローラ302から分離す
る時点でも紙が湿った状態を維持できる程度に加熱する
ので、剥離ローラ302表面をトナー接着性有する材質
で構成した場合にも、紙表面自体が剥離ローラ302表
面に接着して分離不良が生じるのを防止でき、また分離
した紙部分が剥離ローラ302と再接触することによる
トナーの再転移を防止できる。
【0031】また、このトナー除去装置では、二つの剥
離ローラ302で転写紙10を挾持し、転写紙10両面
からトナーを除去するように構成したので、給紙ユニッ
ト1の底板101上にトナーを除去すべき転写紙10を
セットする場合に、表裏を考慮する必要がない。また両
面使用した転写紙の両面のトナーを除去したい場合に
も、装置内を一度通すだけで済む。
【0032】また、排出される転写紙10は乾燥ユニッ
ト4で乾燥されているので、取扱が容易で、また、乾燥
ユニット4によって加熱による乾燥でトナーが付着しや
すい状態に戻されているので、そのまま電子写真複写機
などで使用することができる。
【0033】次に、図1のトナー除去装置に適用できる
本発明の実施例に係る乾燥ユニット4について説明す
る。なお、上記図1のトナー除去装置の全体構成図は、
二つの剥離ローラ302で転写紙10を挾持し、転写紙
10両面からトナーを除去するように構成されている
が、以降の各実施例に係る乾燥ユニットは、例えば一つ
の剥離ローラ302のみを用いて、転写紙10の片面の
みからトナーを除去するように構成したトナー除去装置
にも適用できる。
【0034】まず、図2(a)を用いて、乾燥ユニット
4の一実施例について説明する。図2(a)において、
この乾燥ユニットは、ほぼ同じ高に設けられたヒータ4
16内蔵のローラ対409,410と、これらローラ対
409,410の周囲を覆うカバー442と、該ローラ
対409,410の対向部に上方から転写紙10を送り
込む入り口コロ対446と、入りコロ対446で搬送さ
れる転写紙をガイドする入り口ガイド426と、該ロー
ラ対409,410の対向部から排出される転写紙を搬
送する排出コロ対433と、該排出コロ対433で搬送
される転写紙をガイドする排出ガイド432とを備えて
いる。ここで、上記ローラ対409,410は転写紙1
0を下方に挾持搬送できるように、互いに圧接状態にな
るように配置し、かつ、所定向きに回転駆動するように
しても良いし、上記入り口コロ対446及び排紙コロ対
433によって搬送される転写紙10をガイドのみでき
るように、転写紙10の厚みよりも大きなギャップをお
いて対向配置し、かつ、所定向きに回転駆動するように
しても良い。なお、前者の場合、上記ローラ対409,
410の直下の箇所、又は、必要に応じて上記排出ガイ
ド432によるガイドを伴って該ローラ対409,41
0の挾持搬送のみによって送り込める箇所に、紙受けユ
ニット5を配設するときには、排出コロ433を省略す
ることもできる。
【0035】以上の構成において、図1の液付与ユニッ
ト2で処理液が付与された状態でトナー剥離ユニット3
によりトナーが除去された転写紙10は、まず、乾燥ユ
ニットの入り口コロ対446によって挾持搬送され、か
つ入り口ガイド426によってガイドされながら、上記
ローラ対409,410の対向部に、鉛直上方から送り
込まれる。そして、このローラ対409,410の対向
部において、ヒータ416からの熱で加熱されながら、
鉛直下方に送られる。この間、転写紙10の温度が上昇
し、これに含まれている処理液が蒸発し、転写紙10が
乾燥していく。そして、このローラ対409,410の
対向部を通過した転写紙は、排出ガイド432によって
ガイドされ、かつ、排出コロ対433によって挾持搬送
されながら、図1の紙受けユニット5に送られる。
【0036】以上本実施例の乾燥ユニットによれば、ヒ
ータ416を内蔵したローラ対409,410の対向部
に鉛直上方から送り込まれ、かつ、鉛直下方に排出され
るので、該対向部で加熱された転写紙から出て上昇する
蒸気が、該対向部通過後の転写紙に触れることがない。
従って対向部で一旦乾燥させた転写紙部分に対向部から
の蒸気が触れて再び濡れた状態になるような不具合を回
避できる。また、ローラ対409,410がほぼ同じ高
さに設けられていることから、対向部が上方に向いて開
放した形になるので、対向部からの蒸気の排出が効率的
に行える。
【0037】図2(b)は、変形例に係る乾燥ユニット
の説明図である。この例の乾燥ユニットは、ヒータ41
6内蔵の加熱ローラ410と通気性部材からなるローラ
409とをほぼ同じ高さに設け、加熱ローラ410に所
定角度巻きつかせながら両ローラ409,410の対向
部に上方から進入させるようにしている。これによれ
ば、加熱ローラ410への巻き付きによって加熱による
乾燥効率を向上させることができる。また一方のローラ
409を通気性部材で構成しているので、対向部中の転
写紙部分やこれを通過した直後の転写紙部分からの蒸気
が該ローラ409を通って上昇しながら転写紙から離れ
ていくことができる。但し、この例では、一方のローラ
409にヒータを設けていないので、転写紙表裏での乾
燥度合いの差による転写紙のカールが生じる恐れはあ
る。このカールを防止するには、例えば排出コロ対43
2に代え、又はこれに加え、デカールローラ対を用いて
転写紙を排出するようにすれば良い。
【0038】ここで、図2(a),(b)の乾燥ユニッ
トにおいては、入り口コロ対426による転写紙の挾持
部、ローラ対409,410による転写紙の対向部(互
いに圧接状態の場合には挾持部)、及び、排出コロ43
3による転写紙の挾持部の間で転写紙の撓みを抑制する
ために、転写紙搬送方向下流側のものほど速くなるよう
に線速を設定することが望ましい。
【0039】また、各ガイド426,432には転写紙
10からの蒸気が付着しやすいので、これらを板状部材
で形成する場合には、蒸気抜け用の孔を形成して空気が
抜けるようにすることが望ましい。また、これらのガイ
ド426,432を、例えば針かねなどからなる複数の
線状部材で構成しても良い。
【0040】なお、以上の各実施例は、加熱部材として
乾燥ローラ対402,404を用いたものであるが、こ
れに代え、ベルト手段を用いて乾燥ユニットを構成する
こともできる。また、転写紙10に対して非接触で加熱
を行うヒータなどを用いて乾燥ユニットを構成すること
もできる。この場合にも、上記各実施例と同様に、加熱
部の鉛直上方から転写紙10を送り込み、かつ、該加熱
部より鉛直下方に排出すれば、乾燥の効率化を図ること
ができる。
【0041】以上、本実施例に係る乾燥ユニットはトナ
ー除去装置内にユニットとして組み込まれるものである
が、本発明は、乾燥ユニットが省略されるか又は乾燥性
能が不十分な乾燥ユニットしか備えていないトナー除去
装置を用いてトナーを除去し、いまだ過剰な湿りが残っ
て、そのままでは、転写型の電子写真複写機などでは使
用出来ない転写紙を乾燥するための、単独の乾燥装置に
適用することもできる。更に、トナー除去装置以外の転
写紙に所定の処理液を付与する装置に組み込む乾燥ユニ
ットや、このような装置から排出された過剰な湿りが残
っている転写紙を乾燥する単独の乾燥装置にも、適用す
ることもできる。
【0042】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、表面よ
り像形成物質を取り除いた像保持用シートを、付着性安
定化手段に送り込みんで像保持用シート内の不安定化液
の湿気分を調整し、これにより、上記表面の像形成物質
との付着性を再び安定化させるので、像形成物質除去後
の像保持用シートを、像形成に再利用することができ
る。また、表面より像形成物質を取り除いた像保持用シ
ートを、付着性安定化手段に送り込むに当たり、これの
上方から送り込み、かつ、下方より排出し、これによ
り、像保持用シートから除かれて鉛直上方に上昇する湿
気分が、像保持用シートの湿気分調整後の部分に接触す
るのを防止するので、像保持用シート内の不安定化液の
湿気分調整を効率的に行うことができる。
【0043】特に、請求項3の発明によれば、上記付着
性安定化手段に、像保持用シートを挾持搬送する搬送手
段を設け、該搬送手段による像保持用シートの搬送速度
を、上記シート搬送手段による像保持用シートの搬送速
度よりも高速に設定したので、不安定化液の付与によっ
て生じる像保持用シートの撓みを矯正した後、又は矯正
しながら、該シートの湿気分を調整できる。従って、湿
気分調整後の該シートに撓みが残るのを防止できる。
【0044】特に、請求項4の発明によれば、濡れたシ
ートを、加熱部に鉛直上方から送り込み、かつ、下方よ
り排出して、加熱部において像保持用シートから除かれ
て鉛直上方に上昇する湿気分が、像保持用シートの加熱
部通過部分に接触するのを防止するので、濡れたシート
を効率的に乾燥させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な転写紙からのトナー除去装
置の概略構成図。
【図2】(a)及び(b)はそれぞれ乾燥ユニットの実
施例の説明図。
【符号の説明】
1 給紙ユニット 2 液付与ユニット 3 トナー剥離ユニット 4 乾燥ユニット 5 紙受けユニット 10 転写紙 409 乾燥ローラ 410 乾燥ローラ 416 ヒート 433 排出コロ対 442 カバー 446 入り口コロ対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 義明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 新宮領 慧 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 倉本 信一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高橋 貞夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 安藤 和弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 斉藤 忠司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面が繊維質状で構成された像保持用シー
    ト上に定着している像形成物質の安定した付着性を、像
    形成物質と上記表面との付着性を不安定状態とする不安
    定化液により不安定状態にし、上記表面より像形成物質
    を取り除いた後に、像保持用シートを、像保持用シート
    内の不安定化液の湿気分を調整する付着性安定化手段に
    上方から送り込み、かつ、下方より排出して、上記表面
    の像形成物質との付着性を再び安定化させることを特徴
    とする像保持用シートの再生方法。
  2. 【請求項2】像形成物質が繊維質状で構成された表面に
    定着している像保持用シートに、像形成物質と上記表面
    との付着性を不安定状態とする不安定化液を付与する不
    安定化液付与手段と、 該不安定化液が付与されている像保持用シートからの像
    形成物質を除去する画像形成物質除去手段と、 像形成物質が除去された像保持用シート内の不安定化液
    の湿気分を調整して上記表面の像形成物質との付着性を
    安定化させる付着性安定化手段と、 像形成物質が除去された像保持用シートを、上記付着性
    安定化手段に鉛直上方から送り込むシート搬送手段とを
    設け、 上記付着性安定化手段を、上記シート搬送手段で送り込
    まれた像保持用シートが鉛直下方に排出されるように構
    成したことを特徴とする像保持用シートの再生装置。
  3. 【請求項3】上記付着性安定化手段に、像保持用シート
    を挾持搬送する搬送手段を設け、該搬送手段による像保
    持用シートの搬送速度を、上記シート搬送手段による像
    保持用シートの搬送速度よりも高速に設定したことを特
    徴とする請求項2の像保持用シートの再生装置。
  4. 【請求項4】濡れたシートを加熱部で加熱して乾燥させ
    る乾燥装置において、 濡れたシートを、上記加熱部に鉛直上方から送り込むシ
    ート搬送手段を設け、 上記加熱部を、上記シート搬送手段で送り込まれた像保
    持用シートが鉛直下方に排出されるように構成したこと
    を特徴とする濡れたシートの乾燥装置。
JP22211693A 1993-08-13 1993-08-13 像保持用シートの再生方法、像保持用シートの再生装置及び濡れたシートの搬送装置 Withdrawn JPH0756473A (ja)

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