JPH0758542B2 - 薄膜型磁気記録媒体 - Google Patents
薄膜型磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH0758542B2 JPH0758542B2 JP61082258A JP8225886A JPH0758542B2 JP H0758542 B2 JPH0758542 B2 JP H0758542B2 JP 61082258 A JP61082258 A JP 61082258A JP 8225886 A JP8225886 A JP 8225886A JP H0758542 B2 JPH0758542 B2 JP H0758542B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- magnetic recording
- recording medium
- layer
- copper oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [利用分野] 本発明は記録層が磁性薄膜からなるフレキシブルな薄膜
型磁気記録媒体に関するものであり、更に詳しくは耐摩
耗性に優れたフレキシブルな薄膜型磁気記録媒体に関す
るものである。
型磁気記録媒体に関するものであり、更に詳しくは耐摩
耗性に優れたフレキシブルな薄膜型磁気記録媒体に関す
るものである。
[従来技術] 近年高密度記録への要求はますます高くなり、磁気記録
層として強磁性金属層を用いたもの、更には特公昭58−
91号公報等の如く垂直磁気異方性を有するコバルト系合
金層を用いたものが提案されている。しかし磁気記録層
としてかかる磁性薄膜を用いた薄膜型の磁気記録媒体の
場合には、磁気記録ヘッドとの摩擦抵抗が大きいために
摩耗や損傷を受けやすく耐久性に欠けるという難点があ
る。
層として強磁性金属層を用いたもの、更には特公昭58−
91号公報等の如く垂直磁気異方性を有するコバルト系合
金層を用いたものが提案されている。しかし磁気記録層
としてかかる磁性薄膜を用いた薄膜型の磁気記録媒体の
場合には、磁気記録ヘッドとの摩擦抵抗が大きいために
摩耗や損傷を受けやすく耐久性に欠けるという難点があ
る。
このため従来より強磁性金属薄膜上に更に保護層として
有機高分子,高硬度金属,セラミックス等を設けたもの
が種々提案されている。
有機高分子,高硬度金属,セラミックス等を設けたもの
が種々提案されている。
しかし、前記薄膜型の磁気記録媒体の耐摩耗性、即ち磁
気記録ヘッド上に磁気記録媒体を繰返し走行させた時の
磁気記録媒体の寿命は従来の塗布型の磁気記録媒体にく
らべて劣り、実用上未だ充分ではない状態である。
気記録ヘッド上に磁気記録媒体を繰返し走行させた時の
磁気記録媒体の寿命は従来の塗布型の磁気記録媒体にく
らべて劣り、実用上未だ充分ではない状態である。
[発明の目的] 本発明にかかる現状に鑑みなされたもので、耐摩耗性に
優れたフレキシブルな薄膜型の磁気記録媒体を目的とし
たものである。
優れたフレキシブルな薄膜型の磁気記録媒体を目的とし
たものである。
[発明の構成・作用] 上述の目的は以下の本発明により達成される。すなわ
ち、本発明は、前述の記録層が磁性薄膜よりなる薄膜型
磁気記録媒体において、酸化銅よりなる保護層を設けた
ことを特徴とするフレキシブルな薄膜型磁気記録媒体で
ある。
ち、本発明は、前述の記録層が磁性薄膜よりなる薄膜型
磁気記録媒体において、酸化銅よりなる保護層を設けた
ことを特徴とするフレキシブルな薄膜型磁気記録媒体で
ある。
本発明は、公知の強磁性薄膜を記録層とした全てのフレ
キシブルな薄膜型磁気記録媒体に適用される。これらに
は、具体的には基板上に、γ酸化鉄の薄膜層を設けたも
の、鉄,コバルト,ニッケル等の金属あるいはこれらの
合金からなる内面記録用の強磁性金属薄膜層を設けたも
の、垂直磁気異方性を有するコバルト系合金薄膜等から
なる垂直記録用の強磁性金属薄膜層を設けたもの、また
は鉄,パーマロイ,コバルド・ニオブ・ジルコン合金等
の高透磁率を有する金属層に続けてその上に前述の垂直
記録用の金属薄膜層を順次形成したもの等公知の面内あ
るいは垂直記録用の薄膜型磁気記録媒体がある。中でも
実施例に示す記録層がコバルト−クロムを主成分とする
合金薄膜よりなる垂直磁気記録媒体に好ましく適用され
る。なお、基板としてはポリエステル,ポリイミド等の
高分子フイルム等からなるフレキシブルな基板が適用さ
れる。
キシブルな薄膜型磁気記録媒体に適用される。これらに
は、具体的には基板上に、γ酸化鉄の薄膜層を設けたも
の、鉄,コバルト,ニッケル等の金属あるいはこれらの
合金からなる内面記録用の強磁性金属薄膜層を設けたも
の、垂直磁気異方性を有するコバルト系合金薄膜等から
なる垂直記録用の強磁性金属薄膜層を設けたもの、また
は鉄,パーマロイ,コバルド・ニオブ・ジルコン合金等
の高透磁率を有する金属層に続けてその上に前述の垂直
記録用の金属薄膜層を順次形成したもの等公知の面内あ
るいは垂直記録用の薄膜型磁気記録媒体がある。中でも
実施例に示す記録層がコバルト−クロムを主成分とする
合金薄膜よりなる垂直磁気記録媒体に好ましく適用され
る。なお、基板としてはポリエステル,ポリイミド等の
高分子フイルム等からなるフレキシブルな基板が適用さ
れる。
これらの磁気記録媒体は、基体上に記録層となる磁性薄
膜を形成することにより製造される。この薄膜形成法と
しては、連続薄膜の形成法として公知の真空蒸着法,ス
パッタ法、更には特開昭57−100627号公報,特開昭59−
193528号公報等で公知の対向ターゲット式スパッタ法等
の物理蒸着法、あるいはメッキ法等が利用される。
膜を形成することにより製造される。この薄膜形成法と
しては、連続薄膜の形成法として公知の真空蒸着法,ス
パッタ法、更には特開昭57−100627号公報,特開昭59−
193528号公報等で公知の対向ターゲット式スパッタ法等
の物理蒸着法、あるいはメッキ法等が利用される。
又、本発明の酸化銅の保護層は当然のことながら磁気記
録媒体の記録層上に連続薄膜層として設けられる。この
保護層の形成には、前述の記録層の形成と同様に物理蒸
着法等が利用される。
録媒体の記録層上に連続薄膜層として設けられる。この
保護層の形成には、前述の記録層の形成と同様に物理蒸
着法等が利用される。
本発明に云う酸化銅は銅1原子に結合している酸素原子
の数は不明確であるが、前記方法にて作成された銅の酸
化物を本発明の酸化銅と呼ぶ。
の数は不明確であるが、前記方法にて作成された銅の酸
化物を本発明の酸化銅と呼ぶ。
本発明は磁性薄膜からなる記録層上に上述のようにして
酸化銅からなる保護層を設けることにより、実用レベル
に必要な数100万回以上のパス数の耐久性を実現したも
のである。
酸化銅からなる保護層を設けることにより、実用レベル
に必要な数100万回以上のパス数の耐久性を実現したも
のである。
以下に実施例を比較例と共に記す。
[実施例,比較例] 第1図は本発明の一構成例を示すもので、フロッピーデ
ィスク用のフレキシブル両面垂直磁気記録媒体である。
直径5.25インチ,厚さ50μmのポリエチレンテレフタレ
ートフイルムを基体1とし、その両面に0.5μmのニッ
ケル鉄合金よりなる高透磁率の金属薄層2と、0.5μm
のコバルト・クロム(クロム:20wt%)の合金薄膜より
なる垂直磁気記録層3とを特開昭57−100627号公報と同
様に対向ターゲット式スパッタ法で順次積層し、更にそ
の上に酸化銅(CuO)粉末ターゲットを用いた100%のア
ルゴンガス雰囲気下の高周波(RF)マグネトロンスパッ
タ法により約200Åの酸化銅の保護層4を積層したもの
である(実施例)。
ィスク用のフレキシブル両面垂直磁気記録媒体である。
直径5.25インチ,厚さ50μmのポリエチレンテレフタレ
ートフイルムを基体1とし、その両面に0.5μmのニッ
ケル鉄合金よりなる高透磁率の金属薄層2と、0.5μm
のコバルト・クロム(クロム:20wt%)の合金薄膜より
なる垂直磁気記録層3とを特開昭57−100627号公報と同
様に対向ターゲット式スパッタ法で順次積層し、更にそ
の上に酸化銅(CuO)粉末ターゲットを用いた100%のア
ルゴンガス雰囲気下の高周波(RF)マグネトロンスパッ
タ法により約200Åの酸化銅の保護層4を積層したもの
である(実施例)。
又、比較例として、保護層を除いて実施例と同じ構成で
保護層として酸化タングステン(比較例1),酸化チタ
ン(比較例2),酸化タンタル(比較例3),酸化錫
(比較例4)を実施例と同様これらを酸化物の粉末ター
ゲットを用いた高周波マグネトロンスパッタ法で約200
Å厚さに積層したサンプルを作成した。
保護層として酸化タングステン(比較例1),酸化チタ
ン(比較例2),酸化タンタル(比較例3),酸化錫
(比較例4)を実施例と同様これらを酸化物の粉末ター
ゲットを用いた高周波マグネトロンスパッタ法で約200
Å厚さに積層したサンプルを作成した。
表1には、これらサンプルを、磁気ヘッドの替りに摺動
部(ヘッドスライダー部)を曲率半径50mmの球面とした
アルミナチタンカーバイト(通称アルチック(AlTi
C))よりなるダミーヘッドをセットした市販のフロッ
ピーディスクドライブ装置で、ヘッドを同一トラックに
固定しヘッド押圧荷重18g,回転速度1m/secで300万パス
回転させた後のサンプルの表面粗さを以下のように評価
した結果が示してある。
部(ヘッドスライダー部)を曲率半径50mmの球面とした
アルミナチタンカーバイト(通称アルチック(AlTi
C))よりなるダミーヘッドをセットした市販のフロッ
ピーディスクドライブ装置で、ヘッドを同一トラックに
固定しヘッド押圧荷重18g,回転速度1m/secで300万パス
回転させた後のサンプルの表面粗さを以下のように評価
した結果が示してある。
すなわち、耐久性評価は摺動テスト前後のサンプルの表
面粗さを表面粗さ計(SURFCOM,東京精密(株)製)を用
いて中心線平均粗さCLAとして求め、摺動後のCLA値を摺
動前のCLA値で除算した相対的表面粗さと媒体に生じた
摩耗傷の最大深さ(μm)とにより行なった。
面粗さを表面粗さ計(SURFCOM,東京精密(株)製)を用
いて中心線平均粗さCLAとして求め、摺動後のCLA値を摺
動前のCLA値で除算した相対的表面粗さと媒体に生じた
摩耗傷の最大深さ(μm)とにより行なった。
表−2には、表−1の条件に対してダミーヘッドの摺動
面の曲率半径を30mmとし、ヘッドの押圧荷重を4g,回転
速度3m/secとして、パス数1000万回後の結果を示す。
面の曲率半径を30mmとし、ヘッドの押圧荷重を4g,回転
速度3m/secとして、パス数1000万回後の結果を示す。
表より明らかなように本発明の酸化銅を保護層とした実
施例では300万パスでは殆んど摩耗はなく、1000万パス
において若干摩耗が見られる場合があるものの非常に軽
微でありまだ充分に使用できる状態にある。すなわち、
本発明により待望されている充分実用レベルの摺動耐久
性を有する薄膜型磁気記録媒体が得られることがわか
る。
施例では300万パスでは殆んど摩耗はなく、1000万パス
において若干摩耗が見られる場合があるものの非常に軽
微でありまだ充分に使用できる状態にある。すなわち、
本発明により待望されている充分実用レベルの摺動耐久
性を有する薄膜型磁気記録媒体が得られることがわか
る。
以上の本発明はその趣旨からいって、実施例に示したフ
ロッピーディスク及び垂直磁気記録媒体に何等限定され
るものではなく、全てのフレキシブルな薄膜型磁気記録
媒体に適用できることは言うまでもない。又記録層,保
護層の製法も実施例以外の他の前述の膜形成手段が適用
できることも明らかである。
ロッピーディスク及び垂直磁気記録媒体に何等限定され
るものではなく、全てのフレキシブルな薄膜型磁気記録
媒体に適用できることは言うまでもない。又記録層,保
護層の製法も実施例以外の他の前述の膜形成手段が適用
できることも明らかである。
第1図は本発明の一実施例の構成を示す部分側断面図で
ある。 1:基体,2:高透磁率金属薄膜層, 3:コバルト・クロム合金薄膜層, 4:酸化銅の保護層
ある。 1:基体,2:高透磁率金属薄膜層, 3:コバルト・クロム合金薄膜層, 4:酸化銅の保護層
Claims (5)
- 【請求項1】記録層が磁性薄膜よりなるフレキシブルな
薄膜型磁気記録媒体において、酸化銅よりなる保護層を
設けたことを特徴とする薄膜型磁気記録媒体。 - 【請求項2】前記記録層が垂直記録層である特許請求の
範囲第1項記載の薄膜型磁気記録媒体。 - 【請求項3】前記垂直記録層がコバルトークロムを主成
分とする合金薄膜である特許請求の範囲第2項記載の薄
膜型磁気記録媒体。 - 【請求項4】前記酸化銅よりなる保護層が物理蒸着法に
より形成された特許請求の範囲第1項、第2項若しくは
第3項記載の薄膜型磁気記録媒体。 - 【請求項5】前記磁気記録媒体が磁気デイスクである特
許請求の範囲第1項、第2項、第3項若しくは第4項記
載の薄膜型磁気記録媒体。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US79363385A | 1985-10-31 | 1985-10-31 | |
| US793633 | 1985-10-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62107431A JPS62107431A (ja) | 1987-05-18 |
| JPH0758542B2 true JPH0758542B2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=25160418
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61082258A Expired - Lifetime JPH0758542B2 (ja) | 1985-10-31 | 1986-04-11 | 薄膜型磁気記録媒体 |
| JP61094737A Expired - Lifetime JPH0758543B2 (ja) | 1985-10-31 | 1986-04-25 | 薄膜型磁気記録媒体 |
Family Applications After (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61094737A Expired - Lifetime JPH0758543B2 (ja) | 1985-10-31 | 1986-04-25 | 薄膜型磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (2) | JPH0758542B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56143538A (en) * | 1980-04-09 | 1981-11-09 | Nec Corp | Manufacture of magnetic storage body |
| JPS57176537A (en) * | 1981-04-21 | 1982-10-29 | Canon Inc | Magnetic recording medium |
| JPS6087425A (ja) * | 1983-10-20 | 1985-05-17 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気記録媒体 |
| JPS6174129A (ja) * | 1984-09-19 | 1986-04-16 | Toshiba Corp | 磁気記録媒体 |
-
1986
- 1986-04-11 JP JP61082258A patent/JPH0758542B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1986-04-25 JP JP61094737A patent/JPH0758543B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0758543B2 (ja) | 1995-06-21 |
| JPS62107432A (ja) | 1987-05-18 |
| JPS62107431A (ja) | 1987-05-18 |
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