JPH07631B2 - エ−テル型1,3−グリセロ系オリゴ糖脂質 - Google Patents

エ−テル型1,3−グリセロ系オリゴ糖脂質

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JPH07631B2
JPH07631B2 JP3072066A JP7206691A JPH07631B2 JP H07631 B2 JPH07631 B2 JP H07631B2 JP 3072066 A JP3072066 A JP 3072066A JP 7206691 A JP7206691 A JP 7206691A JP H07631 B2 JPH07631 B2 JP H07631B2
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acetyl
mmol
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博之 南川
悌一 村上
正勝 羽藤
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    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites

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  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なエーテル型1,
3−グリセロ系オリゴ糖脂質に関するものである。この
ものは、例えば食品、化粧品、染料などの乳化剤、安定
剤、分散剤、可溶化剤、混和剤、湿潤剤、浸透剤、粘度
調整剤として、または、繊維、プラスチック、金属、セ
ラミックス、ガラスなどの表面改質材として、さらに、
水溶性の医薬を小胞体の中に閉じ込めるドラッグキャリ
アー用材料として、あるいは、有機薄膜材料、半導体関
連の有機基板原料として、生体適合性材料として好適で
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、食品・化粧品・染料等の産業分野
に用いられる非イオン性界面活性剤としてポリオキシエ
チレン系界面活性剤および糖エステルが知られている
が、このポリオキシエチレン系界面活性剤は、皮膚や粘
膜に対する刺激が強い上に、曇点以上の温度になると晶
出するため高温での可溶化能が低下するという欠点を有
している。また、糖エステルは、酸性で加水分解され易
く、エステル化される水酸基の位置・数の異なる異性体
・類縁体の混合物であり糖エステルを単一化合物として
高純度で製造することは困難であるという欠点を有して
いる。また、天然のオリゴ糖脂質は、構造類似の複数の
オリゴ糖親水部が混合した状態で存在する上に、疎水性
ジグリセリド部分に様々な長さの脂肪酸部分を有してい
るため、これを分離精製して高純度の物として得ること
は非常に困難である。一方、グルコースを親水基とし、
1,2−ジアシルグリセリドを疎水基とする、グリセロ
糖脂質を製造することは知られている( ケミストリ-・アント゛
・フィシ゛ックス・オフ゛・リヒ゜ット゛(Chem.Phys.Lipids) 第43
巻,113頁 (1987年))。しかしながら、このようにし
て得られる単糖を親水部とする糖脂質は、高温でラメラ
液晶相からヘキサゴナル2液晶相へ相転移するため、ラ
メラ液晶相の温度安定性が低いという欠点を有してい
る。さらに、疎水部についても、1,2−ジアシルグリ
セリドが不斉点を有するので単一構造の糖脂質を得るた
めに光学活性な疎水基をマンニトールから数段階の反応
を経て製造する必要がある上に、エステル結合がアルカ
リ性条件下で加水分解を受け易いため化学的に不安定
で、且つ最終段階の塩基性条件下での脱保護反応の収率
が40〜50%と低くなるという欠点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、天然物と同
等の両親媒性の特徴を有し、しかも、二糖以上の各種オ
リゴ糖から高純度の単一化合物として短段階で製造可能
な広いpH範囲において化学的に安定で、ラメラ液晶相
での温度安定性が優れたオリゴ糖脂質を得ることを目的
としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、一
般式(I)
【化2】 (式中のRは、グルコース、ガラクトース又はマンノー
スを構成糖単位とし、かつ還元末端を有するオリゴ糖の
残基であって、その還元末端位で結合を形成しているも
のを示す)で表わされるエーテル型1,3‐グリセロ系
オリゴ糖脂質を提供するものである。この一般式(I)
で表わされる化合物は、いずれも文献未載の新規な化合
物であり、例えば、グルコース、ガラクトース又はマン
ノースを構成糖単位とし、かつ還元末端を有するオリゴ
糖から、以下に示す5段階の方法により製造することが
できる。まず、オリゴ糖を塩基存在下、無水酢酸でアセ
チル化する。アセチル化反応の溶媒としては、THF、
ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、ピリジン等を用
いることができるが、ピリジンが適当である。この反応
の塩基としては、ピリジン、トリエチルアミンなどの有
機塩基が適当である。触媒としてN,N‐ジメチルアミ
ノピリジンを用いることもできる。次に、ヒドラジン酢
酸塩を作用させ、還元末端位のアセチル基を選択的に脱
保護する。この反応の溶媒としては、アセトニトリル、
DMF、THF、エーテル等を用いることができるが、
DMFがよい結果を与える。反応温度は、50℃が適当
である。反応時間は、2時間で十分である。次いで、こ
れを、塩基を触媒として、トリクロロアセトニトリルと
反応させることにより、還元末端位が選択的に活性化さ
れたアセチルオリゴ糖のトリクロロアセトイミデートが
高収率で得られる。反応溶媒としては、塩化メチレン、
1,2‐ジクロロエタン、クロロホルム等のハロゲン系
溶媒が適当である。塩基としては、水素化ナトリウム、
DBU、炭酸セシウムを用いることができる。室温で2
時間以上攪拌するという条件のもとで反応を行った場合
に、α体のトリクロロアセトイミデートが選択的に得ら
れる。これらの化合物の1H‐NMRスペクトル(重ク
ロロホルム中、25℃)が、δ値で6.4〜6.6pp
mに二重線のシグナル(スピン‐スピンカップリング定
数3.4〜4.0Hz)を示すことから、これらの化合
物がα体のイミデートであることを確認できる。次に、
このα体のトリクロロアセトイミデートをルイス酸触媒
の存在下、一般式
【化3】 で表わされる1,3‐ジ‐O‐ドデシル‐3‐プロパノ
ールと反応させることにより、β体のグリコシル体を選
択的に得ることができる。反応溶媒としては、クロロホ
ルム、塩化メチレン、1,2‐ジクロロエタンなどのハ
ロゲン系溶媒、アセトニトリル、ニトロメタンを用いる
ことができるが、塩化メチレンが適当である。この反応
のルイス酸触媒としては、トリフルオロメタンスルホン
酸トリメチルシリル、又は三フッ化ホウ素・エーテル錯
体を用いることができる。ルイス酸触媒の使用量として
は、トリクロロアセトイミデートに対し、1.5当量以
上用いるとよい結果を与える。反応温度は、−25℃以
上が適当である。反応時間は、45分以上で十分であ
る。この際、モレキュラーシーブ4Aの共存のもとでの
攪拌がよい結果を与える。最後に、このグリコシル体を
ナトリウム又はカリウムのアルコラートで処理し、冷却
・ろ過又は溶媒留去によって得られる粉末を再結晶する
ことにより、一般式(I)で表わされるエーテル型1,
3‐グリセロ系オリゴ糖脂質が白色粉末として収率70
〜95%で得られる。反応温度としては、0℃以上が適
当である。反応溶媒は、メタノール、エタノールなどの
アルコール系溶媒、又はジエチルエーテル、THF等の
エーテル系溶媒とアルコール系溶媒との混合溶媒が適当
である。再結晶溶媒としては、メタノール、エタノール
などのアルコール系溶媒、アセトン、ピリジン、TH
F、又はこれらの混合溶媒を用いることができる。本発
明の化合物は、赤外線吸収スペクトルでは、3500〜
3300cm-1に水酸基に由来する特性吸収を示し、1
H‐NMRにおいては、δ値が0.5〜0.8ppm、
0.9〜1.4ppm、2.9〜4.4ppmの位置に
長鎖アルキル基のメチル基の水素、長鎖アルキル基のメ
チレン基の水素、グリセロール部とその隣接メチレン及
びオリゴ糖部位の水素にそれぞれ帰属されるシグナルが
観測でき、これらによって生成物を同定することができ
る。
【0005】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。
【参考例1】 トリデカ−O−アセチル−α−D−セロ
テトラオシル トリクロロアセトイミダートの製造方法 D-セロテトラオース200mg(0.30ミリモル)とN,N-ジメチル
アミノピリジン5mgをピリジン4.0mlに溶解し、0℃で攪
拌しながら無水酢酸 1.02g(51ミリモル)を加えた。これを
室温で一晩攪拌した後、溶媒を減圧下留去し、残査をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メ
タノール=40(容積比))で精製することによりテト
ラデカ−O−アセチル−D−セロテトラオース380mg(収
率100%)を白色粉末として得た。この化合物380mg(0.
30ミリモル)をDMF14mlに溶解し、これにヒドラジン酢酸
塩41mg(0.45ミリモル)を加えた後、50℃で2時間加熱攪拌
した。この溶液を室温まで冷却した後に、酢酸エチル30
mlで希釈し、飽和食塩水30mlで7回洗浄した。有機層を
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、ろ過し、溶媒を減圧
下留去した。残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(クロロホルム/メタノール=40(容積比))で精
製することにより、1−ヒドロキシ−D−セロテトラオー
ストリデカアセテート345mg(収率96%)を白色粉末と
して得た。この化合物310mg(0.256ミリモル)を塩化メチレ
ン7.0mlに溶解し、これにトリクロロアセトニトリル0.7
mlついで水素化ナトリウム12mg(0.50ミリモル)を加えた。
室温で5時間攪拌した後、セライト上でろ過し、ろ液を
減圧下濃縮した。残査をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(トルエン/アセトン=4(容積比))で精製す
ることにより、目的化合物335mg(収率96%)を白色粉
末として得た。この物の1H−NMRスペクトル(重ク
ロロホルム中、25℃)は、δ値で8.63ppmに一重線のシ
グナル、6.47ppmに二重線(スピン−スピンカップリン
グ定数、3.96Hz)のシグナルを示した。
【0006】
【参考例2】参考例1におけるセロテトラオースの代わ
りに、各々該当するオリゴ糖を用いて、同様な操作によ
って、次に示す化合物を得た。 1H−NMRスペクト
ル(重クロロホルム中、25℃)のα−トリクロロアセト
イミダートに特徴的なシグナルをδ値で示す。 テトラ−O−アセチル−α−D−グルコシル トリクロ
ロアセトイミデート 8.58ppm(s),6.47ppm(d,J=3.45Hz) ヘプタ−O−アセチル−α−D−セロビオシル トリク
ロロアセトイミデート 8.60ppm(s),6.48ppm(d,J=3.63Hz) デカ−O−アセチル−α−D−セロトリオシル トリク
ロロアセトイミデート 8.71ppm(s),6.51ppm(d,J=3.63Hz) ノナデカ−O−アセチル−α−D−セロヘキサオシル
トリクロロアセトイミデート 8.74ppm(s),6.55ppm(d,J=3.63Hz) ヘプタ−O−アセチル−α−D−マルトシル トリクロ
ロアセトイミデート 8.70ppm(s),6.56ppm(d,J=3.62Hz) トリデカ−O−アセチル−α−D−マルトテトラオシル
トリクロロアセトイミデート 8.70ppm(s),6.56ppm(d,J=3.62Hz) ノナデカ−O−アセチル−α−D−マルトヘキサオシル
トリクロロアセトイミデート 8.72ppm(s),6.55ppm(d,J=3.62Hz)
【0007】
【実施例1】 1,3−ジ−O−ドデシル−2−O−(β−
D−セロビオシル)−グリセロールの製造方法 反応フラスコフラスコ中のモレキュラーシーブ4Aの粉
末100mgを減圧下で加熱乾燥・冷却し、アルゴン雰囲気
にする。これに、1,3−ジ−O−ドデシル−2−プロパ
ノール107mg(0.25ミリモル)の塩化メチレン溶液(3.0ml)
を加えた。30分間攪拌した後に、ヘプタ−O−アセチ
ル−α−D−セロビオシルトリクロロアセトイミダート1
95mg(0.25ミリモル)の塩化メチレン溶液 (2.5ml)を加え
た。反応フラスコを0℃に冷却しながらトリフルオロメ
タンスルホン酸トリメチルシリル120mg(0.54ミリモル)の
塩化メチレン溶液(0.5ml)を加え、0℃で90分間攪
拌した。0℃でこれにトリエチルアミン50mg(0.50ミリモ
ル)の塩化メチレン溶液(1.0ml)を加えた後、室温で酢
酸エチル30mlによりこの溶液を希釈した。この懸濁液を
セライト上でろ過し、ろ液を飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液30mlついで飽和食塩水30mlで1回ずつ洗浄した。有
機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した後、減圧
下溶媒を留去した。残査をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(トルエン/アセトン=9(容積比))で精製
することにより、白色粉末として 1,3−ジ−O−ドデ
シル−2−O−(ヘプタ−O−アセチル−β−D−セロ
ビオシル)−グリセロール236mg(収率90%)を得た。
この化合物236mg(0.225ミリモル)をメタノール5.0mlに溶
解した後、1.0規定ナトリウムメトキシドのメタノール
溶液0.5mlを加えた。室温で2時間攪拌した後、3℃で1
晩放置すると、白色沈澱が生じた。これをろ別し、少量
のメタノールで洗浄した後、この白色粉末をメタノール
から再結晶を2回繰り返し、乾燥することにより、目的
化合物144mg(収率85%)を白色粉末として得た。図1
にこの物の30重量%水溶液の偏光顕微鏡写真を示す。図
2にこの物の1重量%水溶液の示差走査熱分析曲線を示
す。この物の水和結晶−ラメラ液晶相転移温度Tmは、4
6℃であった。この物の赤外吸収スペクトルは、 3600
〜3300cm-1,2930cm-1,1625cm-1,1140〜1000cm-1に吸収
を示した。図3に、1H−NMRスペクトル(重クロロ
ホルム/重メタノール=1、25℃)を示す。
【0008】
【実施例2】 1,3−ジ−O−ドデシル−2−O−(β−
D−セロテトラオシル)−グリセロールの製造方法 反応フラスコ中のモレキュラーシーブ4Aの粉末160mg
を減圧下で加熱乾燥・冷却し、アルゴン雰囲気にする。
これに、1,3−ジ−O−ドデシル−2−プロパノール59m
g(0.14ミリモル)の塩化メチレン溶液(2.0ml)を加えた。
30分間攪拌した後に、トリデカ−O−アセチル−α−
D−セロテトラオシル トリクロロアセトイミダート 1
57mg(0.116ミリモル)の塩化メチレン溶液 (2.0ml)を加
えた。反応フラスコを0℃に冷却しながらトリフルオロ
メタンスルホン酸トリメチルシリル45mg(0.20ミリモル)の
塩化メチレン溶液(0.50ml)を加え、0℃で75分間攪
拌した。0℃でこれにトリエチルアミン40mg(0.40ミリモ
ル)の塩化メチレン溶液(0.5ml)を加えた後、室温で酢
酸エチル10mlによりこの溶液を希釈した。この懸濁液を
セライト上でろ過し、ろ液を飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液10mlついで飽和食塩水10mlで1回ずつ洗浄した。有
機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した後、減圧
下溶媒を留去した。残査をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ベンゼン/アセトン=8(容積比))で精製
することにより、白色粉末として1,3−ジ−O−ドデシ
ル−2−O−(トリデカ−O−アセチル−β−D−セロ
テトラオシル)−グリセロール180mg(収率95%)を得
た。この化合物180mg(0.110ミリモル)をメタノール4.0ml
に溶解した後、0.5規定ナトリウムメトキシドのメタノ
ール溶液0.40mlを加えた。室温で5分間攪拌した後、3
℃で1晩放置すると、白色沈澱が生じた。これをろ別
し、少量のメタノールで洗浄した後、この白色粉末をメ
タノールから再結晶を2回繰り返し、乾燥することによ
り、目的化合物89mg(収率75%)を白色粉末として得
た。図4にこの物の30重量%水溶液の偏光顕微鏡写真を
示す。この物の水和結晶−ラメラ液晶相転移温度Tm
は、59℃であった。この物の赤外吸収スペクトルは、
3600〜3300cm-1,2930cm-1,1660cm-1,1160cm-1,1140〜99
0cm-1に吸収を示した。
【0009】
【実施例3】実施例1におけるヘプタ−O−アセチル−
α−D−セロビオシルトリクロロアセトイミダートの代
わりに各々該当するアセチルオリゴ糖 α−トリクロロ
アセトイミダートを用い、同様な操作によって、次に示
す化合物を得た。 1,3−ジ−O−ドデシル−2−O−(β−D−グルコシ
ル)−グリセロール Tm=51℃ 1,3−ジ−O−ドデシル−2−O−(β−D−セロトリオ
シル)−グリセロール Tm=63℃ 1,3−ジ−O−ドデシル−2−O−(β−D−セロヘキサ
オシル)−グリセロール Tm>90℃ 1,3−ジ−O−ドデシル−2−O−(β−D−マルトシ
ル)−グリセロール Tm=47℃ 1,3−ジ−O−ドデシル−2−O−(β−D−マルトテト
ラオシル)−グリセロール Tm=59℃ 1,3−ジ−O−ドデシル−2−O−(β−D−マルトヘキ
サシル)−グリセロールTm>90℃
【0010】
【発明の効果】本発明の化合物は、その30重量%の水溶
液を、ホットステージ上で昇温し偏光顕微鏡観察するこ
とにより、水和結晶−ラメラ液晶相相転移温度以上、90
℃までは充分安定なラメラ液晶を形成することが確認で
きる。また、これらの化合物の濃度1重量%以下の水溶
液を、手で振り混ぜるか、超音波処理を施すことによっ
て数ナノメーターから数ミクロンの大きさを持つ小胞体
を得ることができる。蒸留水中に水溶性医薬をあらかじ
め溶解させておくことにより、小胞体中の水溶液領域に
医薬が含有した分子集合体が、また疎水性物質と混合す
ることにより、小胞体の境界膜中に疎水性化合物が共存
した分子集合体が得られる。さらに、有機溶媒にごく微
量溶解し、気水界面上にLangumuir-Blodgett法により展
開することによって疎水基が大気中に向いた単分子膜が
容易に得られる。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で得た化合物のラメラ液晶相の構造
を示す図である。
【図2】 実施例1の示差走査熱分析グラフ。
【図3】 実施例1の1H−NMRスペクトル。
【図4】 実施例2で得た化合物のラメラ液晶相の構造
を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中のRは、グルコース、ガラクトース又はマンノー
    スを構成糖単位とし、かつ還元末端を有するオリゴ糖の
    残基であって、その還元末端位に結合を形成しているも
    のを示す)で表わされるエーテル型1,3−グリセロ系
    オリゴ糖脂質。
JP3072066A 1991-03-13 1991-03-13 エ−テル型1,3−グリセロ系オリゴ糖脂質 Expired - Lifetime JPH07631B2 (ja)

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