JPH0764441B2 - 収納容器内のシート材移送装置 - Google Patents

収納容器内のシート材移送装置

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JPH0764441B2
JPH0764441B2 JP2000742A JP74290A JPH0764441B2 JP H0764441 B2 JPH0764441 B2 JP H0764441B2 JP 2000742 A JP2000742 A JP 2000742A JP 74290 A JP74290 A JP 74290A JP H0764441 B2 JPH0764441 B2 JP H0764441B2
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sheet material
film
axis
transfer
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ヴァルター・バウアー
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アグファー ゲーヴェルト・アクチエンゲゼルシャフト
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    • G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B42/00—Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means
    • G03B42/02—Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means using X-rays
    • G03B42/04—Holders for X-ray films
    • G03B42/045—Holders for X-ray films apparatus for loading or unloading the holders

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明には収納容器のシート材移送装置、更に詳細に
は、収納容器内にランダムに分布し、積層したシート材
を収納容器の取り出しユニットに移送させる収納容器内
のシート材移送装置に関する。
[従来の技術] このような移送装置は、写真、特にX線写真に用いられ
るシート状あるいは平坦な材質(以下単にフィルムとい
う)を収納する収納容器内においてフィルムの方向を揃
え、移送させるのに用いられている。フィルムは収納容
器内で互いにランダムに積層して配置されているので、
方向の揃えられたフィルムは取り出しユニットを用いて
収納容器から取出せるようになる。この取り出しユニッ
トは完全に方向の揃ったフィルムと接触し、それを引き
出せるように配置されている。
X線フィルムは通常完全にシールされた収納容器内に配
置されるのが普通であり、収納容器には密封できる開口
部が設けられていて正しく方向の揃ったフィルムを真空
により吸着できるようになっている。収納容器が種々の
サイズのフィルム、即ち大型のフィルム、中型のフィル
ム並びに小型のフィルムを収納している場合、即ち収納
容器内に収納されたフィルムが単に重なっていて必ずし
も互いに整合していない場合には、収納容器からフィル
ムを引き出す前にその方向を正しく揃えるのが好ましく
又必要になる。
フィルムを引き出す前に収納容器内において大、中ある
いは小型のフィルムの方向を揃えることができる装置が
既に知られている。通常方向を揃えるにはフィルムを吸
引、移送して当接端に当て、移送されたフィルムがフィ
ルム取り出しユニットの作動範囲内に移動するようにし
ている。例えばこのような装置はドイツ特許3122585号
に記載されており、同装置には、積層されたフィルムの
内最も外側のフィルムの露出面と摩擦接触するように移
動できる単一の回転輪が設けられている。この回転輪に
より最も外側のフィルムが移送され、収納容器の内部当
接端と接触するようになる。内部当接端は収納容器内の
フィルム面と直角に延びる側辺として形成されている。
その後方向の揃えらえたフィルムは複数の吸引カップと
接触し、フィルムは収納容器から取り出される。
[発明が解決しようとする課題] 上述した装置では、正しく方向が揃えられるフィルムは
比較的小さな収納容器内に収納されたフィルムだけであ
るという欠点がある。即ちフィルムの最大長さは、収納
容器の長さの半分以上でなければならない。そうでない
場合には単一の回転輪だけなので、比較的小さいフィル
ムは逃してしまい、そのフィルムは前進して当接端と当
接することが無く収納容器から引き出すことができなく
なる。更に同装置に用いられている単一の回転輪だけで
は収納容器の当接端に対してフィルムを正しく方向づけ
ることができないという問題がある。例えば移送された
フィルムの一方のコーナーだけが当接端と接触する場合
があり、収納容器から引き出す場合フィルムの配置は正
しい位置と異なった位置となっている。
従って本発明の課題は、どのようなサイズのシート材で
あっても同じ信頼性でしかも正確に方向を揃えて移送す
ることができ、シート材を確実に取り出すことが可能な
収納容器内のシート材移送装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] この課題を解決するために、本発明によれば、 収納容器内にランダムに分布したシート材を移送させる
装置であって、前記シート材が最も外側のシート材を含
む重ねられた積層シート材を形成し、かつ収納容器が移
送されるシート材に対する当接端を有する収納容器内の
シート材移送装置において、 複数の分離した支持部材と、 前記各支持部材に設けられた少なくとも一つの回転移送
部材と、 前記移送部材を回転させる回転手段と、 前記移送部材の少なくとも1つが収納容器内の最も外側
の積層シート材と係合するように前記収納容器と支持部
材を互いに相対的に移動させる移動手段とを有し、 前記少なくとも一つの移送部材がそれと係合した最も外
側のシート材を収納容器の当接端に向けて移送し、 更に、収納容器の当接端まで移送された最も外側のシー
ト材を収納容器から取り出す取り出し手段と、 前記回転手段と移動手段の動作を前記取り出し手段の動
作と同期させる制御手段とを有する構成が採用されてい
る。
[作 用] このような構成を有する移送装置は、収納容器内にラン
ダムに分布し積層したX線フィルム等のシート材を収納
容器から取り出される前に収納容器の当接端に移送させ
るために用いられる。別体に構成された複数の支持部材
は、リンクで構成され、各支持部材に設けられた回転す
る移送部材は、回転輪で構成される。
更に、移送装置は、前記支持部材を互いに結合する手段
を有し、共通のモータにより前記移送部材の全てが回転
される。前記支持部材は、上述したように第1の軸を中
心に互いに回動するリンクから構成され、移送部材は第
1の軸にほぼ平行な第2の軸を中心にして回転する。前
記回転手段は、モータとそのモータからのトルクを移送
部材に伝達するギア列から構成され、そのギア列に設け
られたギアの数は、全ての移送部材が同じ方向に回転す
るような数に設定される。又、前記回転手段は、モータ
とそのモータからのトルクを移送部材に伝達するエンド
レスベルトから構成することもできる。
また、本発明の好ましい実施例によれば、前記支持部材
は、収納容器の当接端とほぼ平行な軸を中心に回動可能
なほぼ鏡面対称の2つのリンクから構成される。この実
施例では、回転手段は、移送部材に作用する抵抗が大き
くなったとき移送部材の回転を停止させる過負荷防止ク
ラッチを有する。この2つのリンクの大きさは、互いに
整合した寸法にされる。
又、本発明の好ましい実施例によれば、リンクは、第1
の軸を中心に回動可能で第2の軸を中心に回転する第1
の移送部材を支持した第1のリンクと、第2の軸を中心
に回動可能で第3の軸を中心に回転する第2の移送部材
を支持した第2のリンクと、第3の軸を中心に回動可能
で第4の軸を中心に回転する第3の移送部材を支持した
第3のリンクとから構成される。その第1の軸は、前記
移動手段によって形成され、全ての軸が互いに平行であ
るように構成される。また、前記第1の軸を、前記移動
手段によって形成し、収納容器の当接端と平行とするこ
ともできる。
前記収納容器は、角部を形成する互いに傾斜した側辺を
有する当接端を有し、前記移送部材は、その軸が当接端
の側辺に対して傾斜するように配置され、前記リンク
は、当接端の両側辺が形成する角を2等分する線に垂直
な軸を中心にして前記移動手段に対して回動可能にされ
る。
更に、本発明の好ましい実施例によれば、移送装置には
移送されたシート材を収納容器から取り出す取り出しユ
ニットが設けられ、この取り出しユニットが移動手段に
取り付けられる。この取り出しユニットには、取り出し
ユニットを移動手段に対して振動させる手段が設けられ
る。前記振動手段は、好ましくは、取り出しユニットに
結合されたモータ駆動される偏心カムから構成される。
更に、本発明の好ましい実施例によれば、前記移送部材
を回転させる回転手段と移動手段を取り出しユニットと
同期させる制御ユニットが設けられる。回転手段は、制
限されたトルクを前記移送部材に伝達するモータであ
り、あるいは移送部材を回転させる可逆モータから構成
される。
更に、本発明の好ましい実施例によれば、移送されたシ
ート部材を収納容器から取り出す取り出しユニットが設
けられ、この取り出しユニットは支持部材とともに収納
容器に対して移動可能であり、前記支持部材と取り出し
ユニットの収納容器に対する位置を示す信号発生手段を
有する。
又、本発明の好ましい実施例によれば、前記移送部材の
少なくとも一つは、シート材と接触する周面に平滑な面
と粗い面が形成され、あるいは前記移送部材の少なくと
も一つは、シート材と接触する周面が同じ仕上げ面にさ
れる。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細を説明
する。
第1図には例えばX線フィルムのようなシート材(以下
単にフィルムという)2bの積層2を収納する収納容器1
の一部が図示されている。フィルムは通常互いに方向が
揃っていず、ランダムに収納されていて小型から大型の
サイズのものが収納されている。収納容器1内の積層2
のうち最も外側、即ち最も上側のフィルム2aは収納容器
の底部1aから最も離れた位置を取る。移送装置12の目的
は、積層されたフィルム2の内最も外側のフィルム2aを
移動させて当接端(第1図では収納容器の平坦な内壁、
即ち右側の即壁1bの表面)4に当接させることである。
最も外側のフィルム2aが当接端4と当り、方向が揃えら
れると、フィルムは取り出しユニットを用いて収納容器
1から取り出される。
この取り出しユニットは、二重矢印線3aで示した方向に
向けて離れた位置の間を移動できる一つあるいは複数の
吸引カップ3を有し、最も外側のフィルム2aの先端をロ
ーラ3b、3c間に移送させるものである。ローラ3b、3cに
よるフィルム2aの移送並びにフィルム2aがどこに移送さ
れるかは本発明と直接関係しなので説明は省略する。基
本的には収納容器1は閉じられており、ほぼ密封されて
いて、収納容器1が取り出しユニットに対して所定の位
置を取り、フィルム2aの先端の主要部が当接端4と当接
した時に最も外側のフィルム2aが吸引カップ3により取
り出せるように構成されている。
移送装置12は、細長いリンクの形状をした別体の複数の
支持部材(以下単にリンクという)6を有し、このリン
ク6は互いに端部が連結されており、各リンクは少なく
ともローラの形をした回転する移送部材(以下単に回転
輪という)を少なくとも一個支持している。回転輪5の
円周面は、収納容器1がリンク6に対して相対的に移動
して第1図に図示した位置を取った時に積層されたフィ
ルム2の内最も外側のフィルム2aあるいは2つそれ以上
のフィルム2bと接触するようになっている。収納容器1
とリンク6を相対的に移動させる手段(108)は第8図
に図示されており後で詳細に説明する。回転軸5を回転
させる手段は、全ての回転輪を第1図で見て反時計方向
に回転させフィルムと摩擦接触してそれを当接端4に移
送させるように構成されている。
リンク6は、移送装置12が使用されるとき当接端4と平
行な軸を中心に回動できるように構成されている。その
軸は合計3つの回動軸7のうち2つによって形成され
る。第1図及び第2図において右側の回動軸7は中央の
リンク6の回動軸となっており、右側のリンクに取り付
けられた回転輪5の回転軸となっている。又中央の回動
軸7は左のリンク6の回動軸であるとともに、回転輪5
の回転軸ともなっている。更に左のリンク6の回動軸7
は回転輪5の回転軸となっている。軸8で構成される4
番目の回動軸は一番右のリンク6の回動軸となっている
と同時にそのリンクを移動手段108と結合させる機能も
備えている。
回転輪5を軸を中心に回転させる手段は、第8図に図示
したモータ10とギヤ列から構成される。このギヤ列は、
軸7並びに9aに取り付けられたギヤ9から構成されてい
る。各回転輪5はギヤ9の一つと同軸となっておりそれ
により回転させる。全てのギヤ9は各回動軸あるいは軸
8からトルクを受ける。各ギヤ列のギヤ9の数は、モー
タ10が作動され、その出力部材10aが軸8にトルクを伝
達した時すべての回転輪5が同一方向に回転するような
数に選らばれる。モータ10は、限定したトルクを伝達す
る可逆モータとして構成される。即ちモータ10は軸8を
回転させる場合、所定の最大の抵抗を受け始めた時、軸
8の回転を停止させる。これにより回転輪5は接触する
フィルムに対してスリップしたりそのフィルムを傷つけ
たりすることが無くなり、又積層2のフィルムに対して
スピンする結果損傷を与えたりすることも無くなる。
リンク6並びにそれによって支持されている部材の重量
は次のように設定される。即ち収納容器1の底部1aがほ
ぼ水平で回転輪5が重力によりフィルムに着座する場
合、モータ10が作動した時、その重力だけで充分にフィ
ルムと回転輪5が摩擦接触しフィルムが当接端4の方向
に向かって移動し、そこに到達するように選ばれる。
リンク6の数は2つに減少できるし、あるいは4つ或は
それ以上に増加することも出来る。又各リンクには数個
の回転輪5を取り付けることもできる。例えば各回動軸
7には2つの同軸な回転輪5が取り付けられる。
第5図に図示した移送装置12′のリンク6は移送装置12
のリンク6とほぼ同一に構成される。両移送装置の差
は、移送装置12′では回転輪5を回転する手段が各回動
軸並びに軸8にそれぞれ一個ずつプーリ9′が設けら
れ、プーリ9′にエンドレスでフレキシブルな部材20が
取り付けられているところである。エンドレスな部材20
はモータが作動されて軸8が回転した時にトルクをそれ
ぞれの回転輪に伝達させるものであり、エンドレスなチ
ェーンあるいはエンドレスベルト(歯付きあるいは滑ら
かなベルト)で構成される。フレキシブルな部材20がチ
ェーンあるいは歯付ベルトである場合には、プーリ9′
には歯が設けらる、又部材20が滑らかな表面を有するエ
ンドレスベルトである場合にはプーリ′9には歯は設け
られない。
第3図及び第4図には当接端4を有する収納容器1並び
に2つのリンク6を有する移送装置12″が図示されてい
る。これらのリンク6は2つの軸8の中間に配置された
面で移送装置12″が使用状態にある時収納容器1の当接
端4に平行な面12aに対して互いに鏡面対称に配置され
ている。各リンクは収納容器1とリンク6を相対的に移
動させる手段108に対して、軸8間の距離が一定となる
ように取り付けられている。従って移動手段108は各リ
ンク6が軸8を中心に回動できるように互いに結合させ
る。
リンク6上で回転輪5を回転させる手段は、ギヤの数が
異なる2つのギヤ列から構成させる。第3図及び第4図
から明らかなように各ギヤ列は、各軸8に取り付けられ
た比較的大きなギヤ9と、各回転輪5の回転軸7となる
比較的大きなギヤ9並びにその中間に配置された1つあ
るいは2つの比較的小さなギヤ9bから構成される。モー
タ10は右側の軸8のギヤ9あるいは左側の軸8のギヤ9
を回転させる。というのはこれらのギヤは対称面12の領
域で噛み合っているからである。
第3図及び第4図のリンク6は、仮想線で示した待機位
置と実線で示した作動位置の間を軸8を中心に回動でき
るように構成される。作動位置では、各回転輪5は収納
容器1内のフィルム2a、2bに着座し、摩擦係合する。移
動手段108は軸8を回転可能に支持するフレームあるい
はケースであり、各リンク6に対してそれぞれ過負荷ク
ラッチ有している。クラッチは一端がフレーム108に、
又他端が各リンク6に取り付けられたコイルスプリング
11を有する(第4図参照)。このコイルスプリングによ
りリンクが各軸8を中心に回ろうとする角運動量に対し
て所定の抵抗を受けた場合、リンク6は停止し、各軸8
はスプリング11とともにリンクに対して回転するように
なる。
又スプリング11によりリンク6が移動して回転輪5と収
納容器1内のフィルム2a、2bとが摩擦係合するようにな
る。リンク6は軸8を中心に回動可能となり、軸8がモ
ータ10により駆動された時バネ11からトルクを受ける。
リンク6を回動させようとする力は好ましくは円錐形に
されたバネ11の付勢力に関係する。スプリング11が各リ
ンク6に結合され、軸8がスプリング11に対して回転で
きる場合には、軸8の回転とともにリンク6も回動し、
リンク6の回動を阻止する力がかかった場合には、スプ
リング11は軸8に対して空回りするようになる。
移送装置12、12′と移送装置12″との差は、フィルムが
収納容器の当接端4に当接した時第3図及び第4図に図
示した右側の回転輪5が強く摩擦係合するようになる傾
向を示すことである。右側の回転輪5は当接端4から離
れる方向、すなわち矢印方向5cで示した方向に移動する
傾向を示すので、軸8と収納容器1の底1a間の距離が一
定であることから第3図及び第4図の右側のリンク6は
軸8を中心に時計方向に回転しようとする。
同様な状況が、右側の回転輪5と接触しているフィルム
(第3図で2a)が収納容器1内の隣接するフィルム2bと
くっつこうとする傾向にある場合にも発生する。右側の
回転輪5が回転する方向が矢印5bで示されている。右側
の回転輪5がフイルム2aと接触する力は、二つの力の合
計、すなわち過負荷クラッチのスプリング11によって発
生する力の垂直成分と、右側の回転輪5の周面5aがフイ
ルム2aと接触することにより発生する摩擦係合として発
生する力の垂直成分の2つの和となる。ここで第3図の
収納容器1の底1aはほぼ水平となっているものとする。
上述した二つの力の成分は右側の回転輪5と接触するフ
ィルム2aの面に垂直となっている。
右側の回転輪5と第3図のフィルム2a間の摩擦の大きさ
は、回転輪とフィルム2aが係合する力に関係している。
従って、第3図及び第4図の移送装置12″はフィルム2a
が当接端4に到達したり、あるいはフイルム2aがすでに
当接端4と当接しているか否かに関わらずフィルム2aが
その下のフイルム2bに対して変位しようとする力が所定
の値に達すると自動的にロックされることになる。
第3図の収納容器1内の積層されたフィルムに対する損
傷を防止する為に、右側の軸8を駆動されるモータ10
は、限定された量のトルクしか伝達しないように構成さ
れている。さらにフィルムに対する損傷は第3図及び第
4図の右側の回転輪5がフィルム2aと接触したときリン
ク6の長手方向の線とフィルム2aの面とが成す角度を適
当に選択することによっても防止することができる。
さらにフィルムに対する損傷は、右側の回転輪5の周面
5aの仕上を変えることによって、すなわち周面5aと収納
容器1のフィルム2aの露出面間に発生する摩擦を変える
ことによっても防止することができる。例えば右側の回
転輪5(或いは左側の回転輪5も)の周面5aに大きな摩
擦係数を有する粗い部分と摩擦係数の小さな滑らかな部
分を交互に配置させるように構成することもできる。第
3図にはこれらの部分がそれぞれ濃い線5dと薄い線5eで
示されている。すなわち濃い線5dはフィルム2aに対して
摩擦係数が大きな部分であり、一方薄い線5eは摩擦係数
が極めて小さな部分である。これはたとえば、5dの表面
部分を粗くし、5eの部分を滑らかにするか或いは5eの部
分を滑らかにして5dの部分を処理しないようにすること
によって行なうことができる。
周面5aが異る摩擦係数を有するような回転輪5にするこ
とによって得られる利点は次の通りである。すなわちフ
ィルム2aの先端が当接端4からまだ離れていてしかもそ
の下のフィルム2bとかなり強く接着している場合、比較
的粗い面の5dによって両フィルム2a、2b間の結合が遮断
され、フィルム2aは当接端4の方向に向いそこに確実に
到達できるようになることである。回転輪5をかなり高
速で回転させると両フィルム2a、2b間の分離は更に確実
になるので、各リンク6が第3図で実線に図示した位置
に下降すると粗い表面部分5dが交互に急激にフィルム2a
の露出面と係合し、それにより分離が確実になる。した
がって摩擦係数の異る部分5d、5eを交互に配置した回転
輪5を用いることによって最も外側のフィルム2aが当接
端4から離れた位置になったまま移動しなくなってしま
うということを防止することができる。
またフィルム2aのそのような移送によりフィルムになん
ら損傷は発生しない。また第3図および第4図の右側の
回転輪5の周面5aに更に3つあるいはそれ以上の異なる
仕上部分を交互に配置した部分を設けるようにすること
ができる。例えば、粗い表面仕上の部分、やや粗い表面
仕上の部分、更に比較的スムーズな仕上部分、それから
極めて滑らかな仕上部分などを交互に配置させることが
できる。このような仕上の異なる部分を配置した周面は
左側の回転輪5にも形成することができることは明らか
である。
第6図には収納容器1が平面図として図示されている。
収納容器は第3図および第4図に図示した型の2つの移
動装置12″の下方に配置されている。この収納容器の当
接端4aは、互いに直角に配置された2つの側壁から構成
される。同図には移送装置12″の右側の回転輪5が比較
的小さい外側のフィルム2aを移送させて当接端4aと当接
させ、一方左側の回転輪5が異なるフィルム2bを前進さ
せて同じ当接端に進ませている状態が図示されている。
回転輪5の軸は当接端4aを構成する2つの側面に対して
それぞれ傾斜されている。最も外側のフィルム2aが収納
容器1から引き出されると、右側の2つの回転輪5は次
に外側となっているフィルム2bと係合し、それを当接端
4aに移送させて当接させるので、取り出しユニット(第
6図では図示せず)によってそのフィルムが収納容器か
ら取り出せるようになる。
第6図の移送装置12″の一つを或いはそのいずれかを移
送装置12或いは移送装置12′と置き変えることも可能で
ある。リンク6(第6図では図示せず)の回動軸は、こ
の当接端4aの各側端を構成する辺が成す直角を二等分す
る線に垂直になっている。
第7図には第3図の収納容器1の平面図が図示されてお
り、また第3図と4図の移送装置12″が図示されてい
る。移送装置は収納容器1の長手方向の側壁1cに隣接し
て配置されており外側のフィルム2aを移送して当接端4a
に当接させている状態が図示されている。他の2つのフ
ィルム2bはまだ当接端4には達していない。第7図の収
納容器1はまっすぐ立てられた状態で保持されるので、
側壁1cは他の残りの側壁よりも下の位置にきており、フ
ィルム2a、2bの下方端は側壁1cと接触するような状態と
なっている。これにより各フィルムが移送装置12″の回
転輪5と確実に接触するようになる。というのは移送装
置は側壁1cに隣接して配置されており、各回転輪5間の
距離は、少なくともこれらの回転輪の一つが収納容器1
内の最小或いは最大のフィルムと摩擦接触するように配
置されているからである。第7図の移送装置12″は第1
図、第2図の移送装置12と或いは第5図の移送装置12″
と置き変えることも可能である。
第8図には出力軸10aを有する可逆モータ10を有する全
体の移送装置12″が図示されている。モータは右側の軸
8のギヤ9(第3図或いは第4図を参照)を駆動し、二
つの回転輪5を時計方向に回転できる位置に配置され
る。時計方向とするのは、第8図に図示した収納容器1
の当接端4が左側の側壁1aで形成されるからである。
第1図の収納容器1で積層されたフィルムから外側のフ
ィルム2aを引き出すために、二つの軸8を有するフレー
ム108がラックとピニオンから成る二つの機構14によっ
て下降される。これらの機構はそれぞれ固定したラック
14aとピニオン14bから構成される。ピニオン14bは、ギ
ア15a、15bを介して可逆モータ或いは他の適当なモータ
15によって駆動される共通の軸14c上に取り付けられ
る。モータ15および軸14cはモータ10と同様にフレーム1
08内に設置される。第8図実施例においてフレーム108
はさらに当接端4と隣接した位置に複数の吸引カップ3
を有するフィルム取り出しユニットを有する。ピニオン
14bが回転することによりフレーム108は第8図で上下に
移動するがそれを案内する手段は図には図示されていな
い。
モータ10、15並びにフィルム取り出しユニットの動作は
電子制御ユニット13により同期される。
第8図の収納容器1内の最も外側にあるフィルム2aを移
送させる以前では、移送装置12″のリンク6は第8図の
仮想線で示した位置に保持されている。制御ユニット13
は続いてモータ10を駆動し軸8を回転させリンク6を第
8図の実線で示した位置に回動させる。モータ15はフレ
ーム108を下降させる信号を受け取り、それにより二つ
の回転輪5は最も外側のフィルム2aと係合し、それによ
り両回転輪は互いに離れるようになる。すなわち、リン
ク6はフィルムの積層によって回動され第8図において
実線で示した位置から仮想線で示した位置に移動しリミ
ットスイッチあるいは近接スイッチ16を作動させ、それ
により信号が制御ユニット13に送られる。このようにし
てモータ15が停止し、二つの回転輪はフィルム2aを移送
させ収納容器1の当接端4に接触させる。
スイッチ16はまた回転輪5がフィルムから離れたことを
示す信号を発生するものとして用いることもできる。リ
ミットスイッチ或いは近接スイッチ16は移送装置12がホ
ームポジションであることを示す信号を発生する。制御
ユニット13は、フィルムの方向が揃い移送装置が邪魔に
ならないときにのみに取り出しユニットを作動させる。
フィルムを操作する装置を正常に動作させる為に制御ユ
ニット13は移送装置12がホームポジションにあることを
示す信号をスイッチ16から受け取らなければならない。
次に吸引カップ3を支持したキャリア103がフレーム108
と共に下げられる。この吸引カップはバネ3eにより付勢
されており、吸引カップがフィルム2aと接触したとき吸
引カップの脚部3fが持ち上がり、それにより近接或いは
リミットスイッチ17が作動して制御ユニット13に信号を
送り、吸引カップ3が正しい位置にあって収納容器1か
ら方向の揃ったフィルム2aを引き出せる位置にあること
を指示する。フィルムの取り出しは信号をモータ15に送
ることによって行われ、それによりフレーム108が持ち
上がり、すなわち吸引カップ3が最も外側のフィルム2a
をその下のフィルム2bから離して持ち上げることが可能
になる。
フィルム2aが吸引カップ3によって持ち上げられている
間に次のフィルム2bがフィルム2aとくっっかないように
するために、第8図の移送装置12″には少なくともキャ
リア103が上方に動き収納容器1から離れている間にキ
ャリア103と吸引カップ3を振動させる手段が設けられ
る。この振動手段はモータ19から構成され、制御ユニッ
ト13から開始ならびに終了信号を受け、偏心カム18を駆
動させる。この偏心カム18はキャリア103の伸長部103a
と結合されておりキャリア103を上下させることができ
る。キャリア103はフレーム108内の案内手段203に沿っ
て上下することができる。持ち上げられたフィルムが吸
引カップ3からローラ3b、3cにどのように挿入されるか
は、本発明の部分でないので説明は省略する。
フィルムが吸引カップ3から除かれて移動したとき、第
8図の装置は次に最も外側となったフィルム(即ちフィ
ルム2b)を取り出せる状態となっている。各ローラ3b、
3cは一体のシリンダ型のローラであるか或いは共通の軸
上に取り付けた二つ或いはそれ以上の短い組となったシ
リンダから成るローラとすることができる。
本発明装置の利点は、複数の回転輪5が収納容器1内に
ある領域の各部分を担当するということである。従って
フィルムのサイズは収納容器の4つの側壁内の領域で定
まるサイズよりもかなり小さなものとすることができ
る。その場合一つ或いは複数の移送装置12、12′、12″
を収納容器1に対して相対的に位置づけ、最小のフィル
ムが最初どこにあったかに関わらずその最小のフィルム
と少なくとも一つの回転輪5を接触させ移送させるよう
に構成させるだけでよくなる。さらに本発明装置の回転
輪5は四すみ以外の領域にある最も小さいフィルムとも
係合できることであり、それによりフィルムを確実に移
送し当接端に導くことが可能になる。このように従来に
比較して収納容器1内に収納できるフィルムのサイズは
大型から小型まで種々のものを使用することができ、い
ずれにしてもこれらの任意のサイズのフィルムを確実に
収納容器から引き出すことが可能になる。
更に本発明の装置では、回転輪5が同時に二つ或いはそ
れ以上のフィルムと接触し移送させることができる。こ
れにより装置の効率が向上する。このように最も外側の
フィルムが移送されて担当する回転輪から出た場合、そ
の回転輪はその下にあるフィルムを移送させて収納容器
の当接端に導くことができる。即ち本発明装置では、同
時に二つ以上のフィルムを移送し、少なくとも一つのフ
ィルムはずっと移送され当接端に当接し、その他のフィ
ルムは少なくとも当接端に向けて移送され続けることに
なる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、収納容器内にラ
ンダムに分布した積層シート材の最も外側のシート材が
収納容器の当接端まで確実に移送され、それが取り出さ
れる。その場合、シート材の取り出し動作が移送動作に
同期して行なわれるので、シート材を確実に収納容器の
当接端まで移送させることが可能になるとともに、その
最も外側のシート材を確実に取り出すことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の概略構成を示す側断面図、第2図
は第1図装置を上からみた上断面図、第3図は本発明装
置の他の実施例を示す側断面図、第4図はその上断面
図、第5図は本発明装置のさらに他の実施例を示す側断
面図、第6図及び第7図は収納容器内においてフィルム
を移送させる状態を示した説明図、第8図は本発明装置
の全体の構成を示した構成図である。 1……収納容器 2……フィルムの積層 5……回転輪 6……リンク 7……回動軸 9……ギア 12、12′、12″……移送装置 13……制御ユニット 10、15、19……モータ

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納容器内にランダムに分布したシート材
    を移送させる装置であって、前記シート材が最も外側の
    シート材を含む重ねられた積層シート材を形成し、かつ
    収納容器が移送されるシート材に対する当接端を有する
    収納容器内のシート材移送装置において、 複数の分離した支持部材と、 前記各支持部材に設けられた少なくとも一つの回転移送
    部材と、 前記移送部材を回転させる回転手段と、 前記移送部材の少なくとも1つが収納容器内の最も外側
    の積層シート材と係合するように前記収納容器と支持部
    材を互いに相対的に移動させる移動手段とを有し、 前記少なくとも一つの移送部材がそれと係合した最も外
    側のシート材を収納容器の当接端に向けて移送し、 更に、収納容器の当接端まで移送された最も外側のシー
    ト材を収納容器から取り出す取り出し手段と、 前記回転手段と移動手段の動作を前記取り出し手段の動
    作と同期させる制御手段とを有することを特徴とする収
    納容器内のシート材移送装置。
  2. 【請求項2】更に前記支持部材を互いに結合する手段を
    有し、前記回転手段が前記移送部材の全てを回転させる
    共通のモータを有することを特徴とする請求項第1項に
    記載の装置。
  3. 【請求項3】前記支持部材は第1の軸を中心に互いに回
    動するリンクから構成され、移送部材は第1の軸にほぼ
    平行な第2の軸を中心にして回転することを特徴とする
    請求項第1項に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記回転手段は、モータとそのモータから
    のトルクを移送部材に伝達するギア列から構成されるこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載の装置。
  5. 【請求項5】前記ギア列に設けられたギアの数は、全て
    の移送部材が同じ方向に回転するような数であることを
    特徴とする請求項第4項に記載の装置。
  6. 【請求項6】前記モータは各ギア列を駆動する出力軸を
    有することを特徴とする請求項第5項に記載の装置。
  7. 【請求項7】前記回転手段は、モータとそのモータから
    のトルクを移送部材に伝達するエンドレスベルトから構
    成されることを特徴とする請求項第1項に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記支持部材は、前記移動手段によって形
    成される平行な軸を中心に回動可能なほぼ鏡面対称の2
    つのリンクから構成され、前記収納容器の当接端が前記
    軸とほぼ平行であることを特徴とする請求項第1項に記
    載の装置。
  9. 【請求項9】前記回転手段は、収納容器のシート材が移
    送部材の回転に作用する抵抗が所定値を越えたとき移送
    部材の回転を停止させる過負荷防止クラッチを有するこ
    とを特徴とする請求項第8項に記載の装置。
  10. 【請求項10】前記一方のリンクの大きさを他方のリン
    クの大きさに合わせるようにしたことを特徴とする請求
    項第8項に記載の装置。
  11. 【請求項11】前記支持部材は、第1の軸を中心に回動
    可能で第2の軸を中心に回転する第1の移送部材を支持
    した第1のリンクと、 第2の軸を中心に回動可能で第3の軸を中心に回転する
    第2の移送部材を支持した第2のリンクと、 第3の軸を中心に回動可能で第4の軸を中心に回転する
    第3の移送部材を支持した第3のリンクとから構成され
    ることを特徴とする請求項第1項に記載の装置。
  12. 【請求項12】前記第1の軸は、前記移動手段によって
    形成され、全ての軸が互いに平行であることを特徴とす
    る請求項第11項に記載の装置。
  13. 【請求項13】前記第1の軸は、前記移動手段によって
    形成され、収納容器の当接端と平行であることを特徴と
    る請求項第11項に記載の装置。
  14. 【請求項14】前記収納容器は、その角部で直角に配置
    された側辺を有する当接端を有し、前記移送部材は、そ
    の軸が当接端の側辺に対して傾斜するように配置される
    ことを特徴とする請求項第1項に記載の装置。
  15. 【請求項15】前記支持部材は、当接端の両側辺が形成
    する角を2等分する線に垂直な軸を中心にして前記移動
    手段に対して回動可能であることを特徴とする請求項第
    14項に記載の装置。
  16. 【請求項16】前記取り出し手段が移動手段に取り付け
    られることを特徴とする請求項第1項に記載の装置。
  17. 【請求項17】前記取り出し手段を移動手段に対して振
    動させる手段を設けるようにしたことを特徴とする請求
    項第16項に記載の装置。
  18. 【請求項18】前記振動手段は、取り出し手段に結合さ
    れたモータ駆動される偏心カムから構成されることを特
    徴とする請求項第17項に記載の装置。
  19. 【請求項19】前記回転手段は、制限されたトルクを前
    記移送部材に伝達するモータを有することを特徴とする
    請求項第1項に記載の装置。
  20. 【請求項20】前記回転手段は、前記移送部材を回転さ
    せる可逆モータから構成されることを特徴とする請求項
    第1項に記載の装置。
  21. 【請求項21】前記取り出し手段は、支持部材とともに
    収納容器に対して移動可能であり、前記支持部材と取り
    出し手段の収納容器に対する位置を示す信号発生手段を
    有することを特徴とする請求項第1項に記載の装置。
  22. 【請求項22】前記移送部材の少なくとも一つは、シー
    ト材と接触する周面に平滑な面と粗い面が形成されるこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載の装置。
  23. 【請求項23】前記移送部材の少なくとも一つは、シー
    ト材と接触する周面が同じ仕上げ面にされることを特徴
    とする請求項第1項に記載の装置。
JP2000742A 1989-01-10 1990-01-08 収納容器内のシート材移送装置 Expired - Lifetime JPH0764441B2 (ja)

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