JPH0769590B2 - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH0769590B2
JPH0769590B2 JP29148587A JP29148587A JPH0769590B2 JP H0769590 B2 JPH0769590 B2 JP H0769590B2 JP 29148587 A JP29148587 A JP 29148587A JP 29148587 A JP29148587 A JP 29148587A JP H0769590 B2 JPH0769590 B2 JP H0769590B2
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    • G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00—Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30—Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/32—Colour coupling substances
    • G03C7/327—Macromolecular coupling substances
    • G03C7/3275—Polymers obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. vinyl polymers

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、芳香族第一級アミン現像薬の酸化体とカツプ
リングしうる新規な色像形成カプラーを含有するハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料に関するものである。
(従来の技術) ハロゲン化銀カラー写真材料を露光後発色現像すること
により酸化された芳香族一級アミン現像薬とカプラーと
が反応してインドフエノール、インドアニリン、インダ
ミン、アゾメチン、フエノキサジン、フエナジン及びそ
れに類する色素ができ、色画像が形成されることは知ら
れている。この方式においては通常色再現には減色法が
使われ、青、緑、および赤に選択的に感光するハロゲン
化銀乳剤とそれぞれ余色関係にあるイエロー、マゼン
タ、およびシアンの色画像形成剤とが使用される。
ところで、多層カラー感光材料では、混色を少なくし、
色再現をよくするためにそれぞれのカプラーを分離した
層に固定することが必要である。このカプラーの耐拡散
化の方法としては多くの方法が知られている。
その一つの方法は低分子カプラーの分子中に拡散を防ぐ
ため長鎖の脂肪族基を導入するものである。この方法に
よつて作られたカプラーはゼラチン水溶液と混和しない
ためアルカリに可溶化させて、ゼラチン液に添加する
か、あるいは高沸点の有機溶剤にとかしてゼラチン水溶
液中に乳化分散することが必要である。
このようなカラーカプラーは、乳剤中で結晶の析出を引
き起こしたりあるいは高沸点の有機溶剤を用いた場合に
は乳剤層を軟化させるので多量のゼラチンを必要とし、
その結果乳剤層を薄くしたいという要望に対して逆の結
果をもたらす。
カプラーを分離した各層に導入するもう一つの方法は、
単量体カプラーの重合で得られるポリマーカプラーラテ
ツクスを利用する方法である。
これらのポリマーカプラーをラテツクスの形で親水性コ
ロイド組成物に加える方法は、他の方法に比べて多くの
利点がある。
まず、疎水性素材がラテツクス化されているため形成さ
れた膜の強度を劣化させることがなく、また、ラテツク
スには高濃度のカプラー単位を含むことが出来るので容
易に高濃度のカプラーを乳剤に含有させることができ、
しかも粘度の増大が少ないため膜が薄くできシヤープネ
スが改良できる点である。
さらに、非移行性であるため混色がなく、乳剤膜の中で
カプラーが析出することも少ないことである。
このように重合体カプラーをラテツクスの形でゼラチン
ハロゲン化銀乳剤に加えたものとしては、例えば、例え
ば米国特許第4,080,211号、英国特許第1,247,668号、米
国特許第3,451,820号にはその製造方法と4当量マゼン
タ重合体カプラーラテツクスが、西独特許第2,725、591
号及び米国特許第3,926,436号には競争カプラーとの共
重合ラテツクスが、米国特許第3,767,412号及びリサー
チ・デイスクロージヤー(Research Disclosure)21728
(1982年)にはシアン重合体カペラーラテツクスが記載
されている。
しかしながら、重合体カプラーは前記のような優れた特
徴を有しながら次のような改良すべき問題も有してい
る。
1.比較的高分子量(数平均分子量約10000以上)の重合
体カプラーでは非移行性は十分であるがカツプリングの
反応性が劣るため生成する色素の感度、階調および色素
濃度が低い。
2.重合体カプラー中のカプラー単位の含有率(カプラー
残基を有する繰返し単位の含有率)が高くなると、(カ
プラー単位の)単位重量あたりの発色性が著しく低下す
る。
3.一方、より低分子量化した重合体カプラーは、色素濃
度は高くなるが、非移行性の点で不十分であるため、混
色、感度低下がおこる。
もし、高カプラー単位含有率の重合体で、高発色性が維
持できれば、より高濃度でしかも少量のカプラーを乳剤
に含有させるだけで済むため感材膜の薄層化が可能とな
り、画像の鮮鋭度(シヤープネス)を著しく向上させる
ことが可能となるため、高カプラー単位含有率の重合体
において発色性を向上させることは重要な課題の1つで
ある。
また、重合体カプラーにおいては、非移行性とカツプリ
ングの反応性を両立させることがもう1つの重要な課題
である。
これらの課題に対して、我々は炭素数8以上の連鎖移動
剤を用いる重合反応によつて得られる親油性重合体カプ
ラーが極めて有効であることを見出した。この重合体カ
プラーは、カツプリング活性に優れ、高カプラー単位含
有率であつても、高発色性を維持することができるばか
りでなく、非移行性の点でも十分であり、移行に伴う混
色、感度低下を起こしにくいという特徴を有している。
この重合体カプラーの特徴は、連鎖移動剤の部分構造に
由来する炭素数8以上の基を末端に有することから生ず
るものと推測される。
しかしながら、この親油性重合体カプラー中には、炭素
数8以上の基を末端に有さない重合体が混在しており、
その量が多量となる場合には、本来の性能に対して、発
色性が不十分であり、改良が望まれていた。
(発明が解決しようとする問題点) したがつて、本発明の目的は第1に、感度の高いハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料を提供することである。
本発明の目的の第2は、感度が高く、しかも発色性の著
しく優れた新規なカプラーを提供することである。
本発明の目的の第3は、高カプラー単位含有率で、高い
発色性を示す新規なカプラーを提供することである。
本発明の目的の第4は、カプラーの非移行性によつて混
色のないハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供するこ
とである。
本発明の目的の第5は、新規なカプラーの分散物の存在
のもとに、ハロゲン化銀乳剤を現像することによつて、
色画像を形成する方法を提供することである。
本発明の目的の第6は、新規なカプラーのラテツクスを
含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料、その写真処
理方法及び画像形成方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の目的は、親油性重合体カプラーを含有し、該親
油性重合体カプラーが、カプラーモノマー、重合開始
剤、および炭素数8以上の連鎖移動剤を用いた重合反応
で得られ、かつ、重合体の85重量%以上が、繰り返し単
位を除いた末端に炭素数8以上の一価の基を含有してい
ることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料によつて
達成された。
本発明で用いられる炭素数8以上の連鎖移動剤を用いた
重合反応によつて合成された親油性重合体カプラーは、
種々の構造の重合体の混合物であるが、その大部分は、
下記一般式〔P〕で表わすことができる。
一般式〔P〕 EAxByX Eは炭素数8以上の一価の基を表わす。Aは芳香族第一
級アミン現像薬の酸化体とカツプリングして染料を形成
することのできるカプラー残基を有するエチレン性不飽
和モノマーから誘導される繰返し単位を表わす。Bは共
重合可能なエチレン性不飽和モノマーから誘導される繰
返し単位を表わす。Xは一価の基を表わす。x、yは重
合体カプラー中の各繰返し単位の含有率であり、xとy
との重量比(x:y)は10:90〜100:0である。
一般式〔I〕 式中、R1は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基または
塩素原子を表わし、L1は (R2は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基または炭素
数1〜6の置換アルキル基を表わす)、−COO−、−NHC
O−、−OCO−、 (R3、R1はそれぞれ独立に、水素、ヒドロキシル、ハロ
ゲン原子または置換もしくは無置換の、アルキル、アル
コキシ、アシルオキシもしくはアリールオキシを表わ
す)、 (R2、R3、R4は上記に同じ)を表わし、L2はL1とQを結ぶ
連結基を表わし、mは0または1を表わしnは0または
1を表わし、Qは酸化された芳香族第一級アミン現像薬
とカップリングして染料を形成しうるカプラー残基を表
わす。
L2で表わされる連結基は、具体的にはX1J1-X2 p
J2-X3 qJ3 r sで表わされる。
J1,J2,J3は同じでも異なっていてもよく、−CO−、−SO
2−、 (R5は水素原子、アルキル基(炭素数1〜6)、置換ア
ルキル基(炭素数1〜6)、 (R5は上記と同義)、 (R5は上記と同義、R6は炭素数1〜約4のアルキレン
基)、 (R5、R6は上記と同義、R7は水素原子、アルキル基(炭
素数1〜6)、置換アルキル基(炭素数1〜6)を表わ
す。)、−O−、−S−、 (R5、R7は上記と同義)、 (R5、R7は上記と同義)、−COO−、−OCO−、 (R5は上記と同義)、 (R5は上記と同義)等を挙げることができる。
X1、X2、X3は同じでも異なっていてもよく、アルキレン
基、置換アルキレン基、アリーレン基、置換アリーレン
基、アラルキレン基、置換アラルキレン基を表わす。
p、q、rおよびsは0または1を表わす。
上記一般式〔I〕においてX1、X2、X3は互いに同じでも異
なっていてもよく、炭素数1〜10個の無置換もしくは置
換のアルキレン基、アラルキレン基、またはフェニレン
基を表わし、アルキレン基は直鎖でも分岐でもよい。ア
ルキレン基としては例えばメチレン、メチルメチレン、
ジメチルメチレン、ジメチレン、トリメチレン、テトラ
メチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、デシルメ
チレン、アラルキレン基としては例えばベンジリデン、
フェニレン基としては例えばp−フェニレン、m−フェ
ニレン、メチルフェニレンなどがある。
またX1、X2、X3で表わされるアルキレン基、アラルキレン
基またはフェニレン基の置換基としては、ハロゲン原
子、ニトロ基、シアノ基、アルキレン基、置換アルキル
基、アルコキシ基、置換アルコキシ基、−NHCOR8で表わ
される基(R8はアルキル、置換アルキル、フェニル、置
換フェニル、アラルキル、置換アラルキルを表わす)、
−NHSO2R8(R8は上記と同義)、−SOR8(R8は上記と同
義)、−SO2R8(R8は上記と同義)、−COR8(R8は上記
と同義)、 で表わされる基(R9、R10は互いに同じでも異なっていて
もよく、水素原子、アルキル、置換アルキル、フェニ
ル、置換フェニル、アラルキル、置換アラルキルを表わ
す)、 (R9、R10は上記と同義)、アミノ基(アルキルで置換さ
れていてもよい)、水酸基や加水分解して水酸基を形成
する基が挙げられる。この置換基が2つ以上あるときは
互いに同じでも異なってもよい。
また、上記置換アルキル基、置換アルコシキ基、置換フ
ェニル基、置換アラルキル基の置換基の例としては、水
酸基、ニトロ基、炭素数1〜約4のアルコキシ基、−NH
SO2R8(R8は上記と同義)、−NHCOR8で表わされる基(R
8は上記と同義)、 (R9、R10は上記と同義)、 で表わされる基(R9、R10は上記と同義)、−SO2R8(R8
は上記と同義)、−COR8(R8は上記と同義)、ハロゲン
原子、シアノ基、アミノ基(アルキルで置換されていて
もよい)等が挙げられる。
次に一般式〔I〕においてQで表わされるカラーカプラ
ー残基のうち、シアン色形成カプラー残基としては、下
記の一般式で表わされるフェノール型〔II〕、〔V〕、
あるいはナフトール型〔III〕、〔IV〕の化合物(おの
おの水酸基の水素原子以外の水素原子が離脱して、L1
mL2 nに連結する)が好ましい。
式中R11はフェノール環あるいはナフトール環に置換可
能な基を表わし、例としてハロゲン原子、ヒドロキシ
基、アミノ基、カルボキシ基、スルホ基、シアノ基、脂
肪族基、芳香族基、複素環基、カルボンアミド基、スル
ホンアミド基、カルバモイル基、スルファモイル基、ウ
レイド基、アシルオキシ基、アシル基、脂肪族オキシ
基、脂肪族チオ基、脂肪族スルホニル基、芳香族オキシ
基、芳香族チオ基、芳香族スルホニル基、スルファモイ
ルアミノ基、ニトロ基、イミド基等を挙げることができ
る。R11の炭素数は0〜30である。
R12は−CONR14R15、-NHCOR14、-NHCOOR16、-NHSO2R16、-NHC
ONR14R15または−NHSO2R14R15を表わし、R14及びR15は
水素原子、炭素数1〜30の脂肪族基(例えば、メチル、
エチル、ブチル、メトキシエチル、n−デシル、n−ド
デシル、n−ヘキサデシル、トリフルオロメチル、ヘプ
タフルオロプロピル、ドデシルオキシプロピル、2,4−
ジ−tert−アミルフェノキシプロピル、2,4−ジ−tert
−アミルフェノキシブチル)、炭素数6〜30の芳香族基
(例えば、フェニル、トリル、2−テトラデシルオキシ
フェニル、ペンタフルオロフェニル、2−クロロ−5−
ドデシルオキシカルボニルフェニル)、炭素数2〜30の
複素還基(例えば、2−ピリジル、4−ピリジル、2−
フリル、2−チエニル)、R16は炭素数1〜30の脂肪族
基(例えば、メチル、エチル、ブチル、ドデシル、ヘキ
サデシル)、6〜30の芳香族基(例えばフェニル、トリ
ル、4−クロロフェニル、ナフチル)、複素環基(例え
ば、4−ピリジル、キノリル、2−フリル)を表わす。
R14とR15は互いに結合して複素環(例えば、モルホリン
環、ピペリジン環、ピロリジン環)を形成していてもよ
い。p′は0〜3、s′は0〜2、q′、r′はそれぞ
れ0〜4の整数を表わす。
X4は酸素原子、イオウ原子またはR17Nを表わし、R17
は水素原子または1価の基を表わす。R17が1価の基を
表わす時、R17の例として炭素数1〜30の脂肪族基(例
えば、メチル、エチル、ブチル、メトキシエチル、ベン
ジル)、炭素数6〜30の芳香族基(例えば、フェニル、
トリル)、炭素数2〜30の複素環基(例えば、2−ピリ
ジル、2−ピリミジル)、炭素数1〜30のカルボンアミ
ド基(例えば、ホルムアミド、アセトアミド、N−メチ
ルアセトアミド、ベンズアミド)、炭素数1〜30のスル
ホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド、トルエ
ンスルホンアミド、4−クロロベンゼンスルホンアミ
ド)、炭素数4〜30のイミド基(例えばコハク酸イミ
ド)、−OR18、SR18、−COR18、−CONR18R19、−COCO
R18、−COCONR18R19、−COOR20、−COCOOR20、−SO
2R20、−SO2OR20、−SO2NR18R19及び−NR18R19を挙げる
ことができる。ここでR18及びR19は同じであっても異な
っていてもよく、それぞれ水素原子、炭素数1〜30の脂
肪族基(例えばメチル、エチル、ブチル、ドデシル、メ
トキシエチル、トリフルオロメチル、ヘプタフルオロプ
ロピル)、炭素数6〜30の芳香族基(例えばフェニル、
トリル、4−クロロフェニル、ペンタフルオロフェニ
ル、4−シアノフェニル、4−ヒドロキシフェニル)ま
たは炭素数2〜30の複素環基(例えば4−ピリジル、3
−ピリジル、2−フリル)を表わす。R18とR19は互いに
結合して複素環(例えばモルホリノ、ピロリジノ)を形
成していてもよい。
R20の例として、水素原子を除くR18及びR19において示
した置換基を挙げることができる。
Z1は水素原子または芳香族第1級アミン現像薬酸化体と
のカップリング反応により離脱し得る基を表わす。離脱
し得る基の例としてハロゲン原子(例えば、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素)、炭素数1〜30の脂肪族オキシ基
(例えば、メトキシ、エトキシ、2−ヒドロキシエトキ
シ、カルボキシメチルオキシ、3−カルボキシプロピル
オキシ、2−メトキシエトキシカルバモイルメチルオキ
シ、2−メタンスルホニルエトキシ、2−カルボキシメ
チルチオエトキシ、トリアゾリルメチルオキシ)、炭素
数6〜30の芳香族オキシ基(例えば、フェノキシ、4−
ヒドロキシフェノキシ、2−アセトアミドフェノキシ、
2,4−ジベンゼンスルホンアミドフェノキシ、4−フェ
ニルアゾフェノキシ)、炭素数2〜30の複素環オキシ基
(例えば、4−ピリジルオキシ、1−フェニル−5−テ
トラゾリルオキシ)、炭素数1〜30の脂肪族チオ基(例
えば、ドデシルチオ)、炭素数6〜30の芳香族チオ基
(例えば、4−ドデシルフェニルチオ)、炭素数2〜30
の複素環チオ基(例えば4−ピリジルチオ、1−フェニ
ルテトラゾール−5−イルチオ)、炭素数2〜30のアシ
ルオキシ基(例えばアセトキシ、ベンゾイルオキシ、ラ
ウロイルオキシ)、炭素数1〜30のカルボンアミド基
(例えば、ジクロロアセチルアミド、トリフルオロアセ
トアミド、ヘプタフルオロブタンアミド、ペンタフルオ
ロベンズアミド)、炭素数1〜30のスルホンアミド基
(例えば、メタンスルホンアミド、トルエンスルホンア
ミド)、炭素数6〜30の芳香族アゾ基(例えば、フェニ
ルアゾ、4−クロロフェニルアゾ、4−メトキシフェニ
ルアゾ、4−ピバロイルアミノフェニルアゾ)、炭素数
1〜30の脂肪族オキシカルボニルオキシ基(例えば、エ
トキシカルボニルオキシ、ドデシルオキシカルボニルオ
キシ)、炭素数6〜30の芳香族オキシカルボニルオキシ
基(例えば、フェノキシカルボニルオキシ)、炭素数1
〜30のカルバモイルオキシ基(例えば、メチルカルバモ
イルオキシ、ドデシルカルバモイルオキシ、フェニルカ
ルバモイルオキシ)、炭素数1〜30でかつ窒素原子でカ
プラーの活性位に連続する複素環基(例えば、コハク酸
イミド、、フタルイミド、ヒダントイニル、ピラゾリ
ル、2−ベンゾトリアゾリル)等を挙げることができ
る。
Y′は結合する炭素原子とともに5員ないし7員環を形
成するのに必要な原子群を表わす。より具体的には、−
O−、 −S−、 −N=、=N−、 の単独または組合せを表わす。R″およびRは、それ
ぞれ独立に、水素原子、アルキル基、アリール基、ハロ
ゲン原子、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ア
リールカルボニル基、アルキルカルバモイル基、アリー
ルカルバモイル基、またはシアノ基を表わす。
次に、以下に本発明において好ましく用いられる置換基
の例を列挙する。
R11として好ましいものはハロゲン原子(例えばフツ
素、塩素、臭素等)、脂肪族基(例えばメチル、エチ
ル、イソプロピル)、カルボンアミド基(例えばアセト
アミド、ベンズアミド)、スルホンアミド基(例えば、
メタンスルホンアミド、トルエンスルホンアミド)等で
ある。
R12として好ましいものは−CONR14R15であり、例として
カルバモイル、エチルカルバモイル、モルホリノカルボ
ニル、ドデシルカルバモイル、ヘキサデシルカルバモイ
ル、デシルオキシプロピル、ドデシルオキシプロピル、
2,4−ジ−tert−アミルフェノキシプロピル、2,4−ジ−
tert−アミルフェノキシブチルがある。
X4として好ましいものは、R17Nであり、さらにR17と
して好ましいものは−COR18(例えば、フォルミル、ア
セチル、トリフルオロアセチル、クロロアセチル、ベン
ゾイル、ペンタフルオロベンゾイル、p−クロロベンゾ
イル)、−COOR20(例えば、メトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、ブトキシカルボニル、ドデシルオキシ
カルボニル、メトキシエトキシカルボニル、フェノキシ
カルボニル)、−SO2R20(例えば、メタンスルホニル、
エタンスルホニル、ブタンスルホニル、ヘキサデカンス
ルホニル、ベンゼンスルホニル、トルエンスルホニル、
p−クロロベンゼンスルホニル)、−CONR18R19(N,N−
ジメチルカルバモイル、N,N−ジエチルカルバモイル、
N,N−ジブチルカルバモイル、モルホリノカルボニル、
ピペリジノカルボニル、4−シアノフェニルカルバモイ
ル、3,4−ジクロロフェニルカルバモイル、4−メタン
スホニルフェニカルバモイル)、−SO2NR18R19(例え
ば、N,N−ジメチルスルファモイル、N,N−ジエチルスル
ファモイル、N,N−ジプロピルスルファモイル)で示さ
れる基である。R17のうちさらに特に好ましいものは、
−COR18、−COOR20及び−SO2R20で示される基である。
Z1として好ましい基は、水素原子、ハロゲン原子、脂肪
族オキシ基、芳香族オキシ基、複素環チオ基及び芳香族
アゾ基である。
一般式で示されるカプラーはその置換基R11、R12、X4また
はZ1において2価あるいはそれ以上の多価の連結基を介
して互いに結合する2量体あるいはそれ以上の多量体で
あってもよい。この場合、前記各置換基において示した
炭素数はこの限りではない。
マゼンタ色形成カプラー残基としては、一般式〔VI〕、
〔VII〕、〔VIII〕、〔IX〕、〔X〕、〔XI〕および〔X
II〕で表わされるカプラー残基(Ar、Z2,R21〜R33のい
ずれかの部分で L1 mL2 nに連結する。一般式〔V〕の場合、よ
り好ましいのはR21の置換位置に直接連結する場合であ
る。)を表わす。
式中、Arは2−ピラゾリン−5−オンカプラーの1位に
おける周知の型の置換基例えばアルキル基、置換アルキ
ル基(例えばフルオロアルキルの如きハロアルキル、シ
アノアルキル、ベンジルアルキルなど)、アリール基ま
たは置換アリール基〔置換基としてはアルキル基(例え
ばメチル、エチル)、アルコキシ基(例えばメトキシ、
エトキシ)、アリールオキシ基(例えばフェニルオキ
シ)、アルコキシカルボニル基(例えばメトキシカルボ
ニル)、アシルアミノ基(例えばアセチルアミノ)、カ
ルバモイル基、アルキルカルバモイル基(例えばメチル
カルバモイル、エチルカルバモイル)、ジアルキルカル
バモイル基(例えばジメチルカルバモイル)、アリール
カルバモイル基(例えばフェニルカルバモイル)、アル
キルスルホニル基(例えばメチルスルホニル)、アリー
ルスルホニル基(例えばフェニルスルホニル)、アルキ
ルスルホンアミド基(例えばメタンスルホンアミド)、
アリールスルホンアミド基(例えばフェニルスルホンア
ミド)、スルファモイル、アルキルスルファモイル基
(例えばエチルスルファモイル)、ジアルキルスルファ
モイル基(例えばジメチルスルファモイル)、アルキル
チオ基(例えばメチルチオ、アリールチオ基(例えばフ
ェニルチオ)、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子(例
えばフッ素、塩素、臭素など)が挙げられ、この置換基
が2個以上あるときは同じでも異なってもよい。特に好
ましい置換基としてはハロゲン原子、アルキル基、アル
コキシ基、アルコキシカルボニル基、シアノ基が挙げら
れる。)、複素環基(例えばトリアゾール、チアゾー
ル、ベンズチアゾール、フラン、ピリジン、キナルジ
ン、ベンズオキサゾール、ピリミジン、オキサゾール、
イミダゾールなど)を表わす。
R21は無置換または置換アニリノ基、アシルアミノ基
(例えばアルキルカルボンアミド、フェニカルボンアミ
ド、アルコキシカルボンアミド、フェニルオキシカルボ
ンアミド)、ウレイド基(例えばアルキルウレイド、フ
ェニルウレイド)を表わし、これらの置換基としてはハ
ロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素など)、直鎖、
分岐鎖のアルキル基(例えば、メチル、t−ブチル、オ
クチル、テトラデシル)、アルコキシ基(例えばメトキ
シ、エトキシ、2−エチルヘキシルオキシ、テトラデシ
ルオキシなど)、アシルアミノ基(例えば、アセトアミ
ド、ベンズアミド、ブタンアミド、オクタンアミド、テ
トラデカンアミド、α−(2,4−ジ−tert−アミルフェ
ノキシ)アセトアミド、α−(2,4−ジ−tert−アミル
フェノキシ)ブチルアミド、α−(3−ペンタデシルフ
ェノキシ)ヘキサンアミド、α−(4−ヒドロキシ−3
−tert−ブチルフェノキシ)テトラデカンアミド、2−
オキソ−ピロリジン−1−イル、2−オキソ−5−テト
ラデシルピロリジン−1−イル、N−メチルテトラデカ
ンアミド)、スルホンアミド基(例えば、メタンスルホ
ンアミド、ベンゼンスルホンアミド、エチルスルホンア
ミド、p−トルエンスルホンアミド、オクタンスルホン
アミド、p−ドデシルベンゼンスルホンアミド、N−メ
チル−テトラデカンスルホンアミド)、スルファモイル
基(例えば、スルファモイル、N−メチルスルファモイ
ル、N−エチルスルファモイル、N,N−ジメチルスルフ
ァモイル、N,N−ジヘキシルスファモイル、N−ヘキサ
デシルスルファモイル、N−〔3−(ドデシルオキシ)
−プロピル〕スルファモイル、N−〔4−(2,4−ジ−t
ert−アミルフェノキシ)ブチル〕スルファモイル、N
−メチル−N−テトラデシルスルファモイルなど)、カ
ルバモイル基(例えばN−メチルカルバモイル、N−ブ
チルカルバモイル、N−オクタデシルカルバモイル、N
−〔4−(2,4−ジ−tert−アミルフェノキシ)ブチ
ル〕カルバモイル、N−メチル−N−テトラデシルカル
バモイル)、ジアシルアミノ基(N−サクシンイミド、
N−フタルイミド、2,5−ジオキソ−1−オキサゾリジ
ニル、3−ドデシル−2,5−ジオキソ−1−ヒダントイ
ニル、3−(N−アセチル−N−ドデシルアミノ)サク
シンイミド)、アルコキシカルボニル基(例えば、メト
キシカルボニル、テトラデシルオキシカルボニル、ベン
ジルオキシカルボニル)、アルコキシスルホニル基(例
えば、メトキシスルホニル、ブトキシスルホニル、オク
チルオキシスルホニル、テトラデシルオキシスルホニ
ル)、アリールオキシスルホニル基(例えば、フェノキ
シスルホニル、p−メチルフェノキシスルホニル、2,4
−ジ−tert−アミルフェノキシスルホニルなど)、アル
カンスルホニル基(例えば、メタンスルホニル、エタン
スルホニル、オクタンスルホニル、2−エチルヘキシル
スルホニル、ヘキサデカンスルホニル)、アリールスル
ホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル、4−ノニルベ
ンゼンスルホニル)、アルキルチオ基(例えば、メチル
チオ、エチルチオ、ヘキシルチオ、ベンジルチオ、テト
ラデシルチオ、2−(2,4−ジ−tert−アミルフェノキ
シ)エチルチオなど)、アリールチオ基(例えば、フェ
ニルチオ、p−トリルチオ)、アルキルオキシカルボニ
ルアミノ基(例えば、メトキシカルボニルアミノ、エチ
ルオキシカルボニルアミノ、ベンジルオキシカルボニル
アミノ、ヘキサデシルオキシカルボニルアミノ)、アル
キルウレイド基(例えば、N−メチルウレイド、N,N−
ジメチルウレイド、N−メチル−N−ドデシルウレイ
ド、N−ヘキサデシルウレイド、N,N−ジオクタデシル
ウレイド)、アシル基(例えば、アセチル、ベンゾイ
ル、オクタデカノイル、p−ドデンカンアミドベンゾイ
ル)、ニトロ基、カルボキシル基、スルホ基、ヒドロキ
シ基またはトリクロロメチル基などを挙げることができ
る。
但し、上記置換基の中で、アルキル基と規定されるもの
の炭素数は1〜36を表わし、アリール基と規定されるも
のの炭素数は6〜38を表わす。
R22、R23、R24、R25、R26、R27、R28、R29、R30、R31、R32およびR
33は各々水素原子、ヒドロキシル基の他に、各々無置換
もしくは置換のアルキル基(好ましくは炭素数1〜20の
もの。例えば、メチル、プロピル、t−ブチル、トリフ
ルオロメチル、トリデシル等)、アリール基(好ましく
は炭素数6〜20のもの。例えば、フェニル、4−t−ブ
チルフェニル、2,4−ジ−t−アミルフェニル、4−メ
トキシフェニル)、ヘテロ環基(例えば2−フリル、2
−チエニル、2−ピリミジニル、2−ベンゾチアゾリ
ル)、アルキルアミノ基(好ましくは炭素数1〜20のも
の。例えば、メチルアミノ、ジエチルアミノ、t−ブチ
ルアミノ)、アシルアミノ基(好ましくは炭素数2〜20
のもの。例えば、アセチルアミノ、プロピルアミド、ベ
ンズアミド)、アニリノ基(例えばフェニルアミノ、2
−クロロアニリノ)、アルコキシカルボニル基(好まし
くは炭素数2〜20のもの。例えば、メトキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、2−エチルヘキシルオキシカ
ルボニル)、アルキルカルボニル基(好ましくは炭素数
2〜20のもの。例えば、アセチル、ブチルカルボニル、
シクロヘキシルカルボニル)、アリールカルボニル基
(例えば、好ましくは炭素数7〜20のもの。ベンゾイ
ル、4−t−ブチルベンゾイル)、アルキルチオ基(好
ましくは炭素数1〜20のもの。例えばメチルチオ、オク
チルチオ、2−フェノキシエチルチオ)、アリールチオ
基(好ましくは炭素数6〜20のもの。例えば、フェニル
チオ、2−ブトキシ−5−t−オクチルフェニルチ
オ)、カルバモイル基(好ましくは炭素数1〜20のも
の。例えば、N−エチルカルバモイル基、N,N−ジブチ
ルカルバモイル、N−メチル−N−ブチルカルバモイ
ル)、スルファモイル基(好ましくは炭素数20迄のも
の。例えば、N−エチルスルファモイル、N,N−ジエチ
ルスルファモイル、N,N−ジプロピルスルファモイル)
またはスルホンアミド基(好ましくは炭素数1〜20も
の。例えばメタンスルホンアミド、ベンゼンスルホンア
ミド、p−トルエンスルホンアミド)を表わす。
Z2は水素原子または芳香族第一級アミン現像主薬酸化体
とカップリング反応により離脱しうる基を表わす。離脱
しうる基としては、ハロゲン原子(例えば、塩素、臭
素)、酸素原子で連結するカップリング離脱基(例えば
アセトキシ、プロパノイルオキシ、ベンゾイルオキシ、
エトキシオキサロイルオキシ、ピルビニルオキシ、シン
ナモイルオキシ、フェノキシ、4−シアノフェノキシ
ル、4−メタンスルホンアミド−フェノキシ、α−ナフ
トキシ、3−ペンタデシルフェノキシ、ベンジルオキシ
カルボニルオキシ、エトキシ、2−シアノエトキシ、ベ
ンゾルオキシ、2−フェネチルオキシ、2−フェノキシ
−エトキシ、5−フェニルテトラゾリルオキシ、2−ベ
ンゾチアゾリルオキシ)、窒素原子で連結するカップリ
ング離脱基(例えば特開昭59−99437号に記載されてい
るもの、具体的にはベンゼンスルホンアミド、N−エチ
ルトルエンスルホンアミド、ヘプタフルオロブタンアミ
ド、2,3,4,5,6−ベンタフルオロベンズアミド、オクタ
ンスルホンアミド、p−シアノフェニルウレイド、N,N
−ジエチルスルファモイルアミノ、1−ピペリジル、5,
5−ジメチル−2,4−ジオキソ−3−オキサゾリジニル、
1−ベンジル−5−エトキシ−3−ヒダントイニル、2
−オキソ−1,2−ジヒドロ−1−ピリジニル、イミダゾ
リル、ピラゾリル、3,5−ジエチル−1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル、5−または6−ブロモベンゾトリアゾー
ル−1−イル、5−メチル−1,2,3,4−テトラゾール−
1−イル、ベンズイミダゾリル)、イオウ原子で連結す
るカップリング離脱基(例えばフェニルチオ、2−カル
ボキシフェニルチオ、2−メトキシ、5−オクチルフェ
ニルチオ、4−メタンスルホニルフェニルチオ、4−オ
クタンスルホンアミドフェニルチオ、ベンジルチオ、2
−シアノエチルチオ、5−フェニル−2,3,4,5−テトラ
ゾリルチオ、2−ベンゾチアゾリル)が挙げられる。離
脱しうる基として好ましくはハロゲン原子、酸素原子で
連結するカップリング離脱基、窒素原子で連結するカッ
プリング離脱基であり、特に好ましくは、アリールオキ
シ基、塩素原子、ピラゾリル基、イミダゾリル基、トリ
アゾリル基である。
イエロー色形成カプラー残基としてはアシルアセトアニ
リド型のもの、特に下記一般式で表わされるピバロイル
アセトアニリド型〔XIII〕、〔XIII′〕ベンゾイルアセ
トアニリド型〔XIV〕、〔XIV′〕、〔XV〕、〔XV′〕の
ものが好ましい(一般式中の自由結合手の部分でL1
mL2 nに連結する。) 式中、R34、R35、R36およびR37は各々水素原子あるいはイ
エロー色形成カプラー残基の周知の置換基例えばアルキ
ル基、アルケニル基、アルコキシ基、アルコキシカルボ
ニル基、ハロゲン原子、アルコキシカルバモイル基、脂
肪族アミド基、アルキルスルファモイル基、アルキルス
ルホンアミド基、アルキルウレイド基、アルキル置換サ
クシイミド基、アリールオキシ基、アリールオキシカル
ボニル基、アリールカルバモイル基、アリールアミド
基、アリールスルファモイル基、アリールスルホンアミ
ド基、アリールウレイド基、カルボキシ基、スルホ基、
ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基などを表わし、これ
らの置換基は同じでも異なってもよい。
Z3は水素原子又は下記一般式〔XVI〕、〔XVII〕、〔XVI
I〕もしくは〔XIX〕で表わされる。
R38は置換してもよいアリール基又は複素環基を表わ
す。
R39、R40は各々水素原子、ハロゲン原子、カルボン酸エ
ステル基、アミノ基、アルキル基、アルキルチオ基、ア
ルコキシ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィ
ニル基、カルボン酸基、スルホン酸基、無置換もしくは
置換フェニル基または複素環を表わし、これらの基は同
じでも異なっていてもよい。
W1は式中の と共に4員環、5員環もしくは6員環を形成するのに要
する非金属原子を表わす。
一般式〔XIX〕のなかで〔XX〕〜〔XXII〕が好ましい。
式中R41、R42は各々水素原子、アルキル基、アリール
基、アルコキシ基、アリールオキシ基、またはヒドロキ
シ基をR43、R44およびR45は各々水素原子、アルキル基、
アリール基、アラルキル基またはアシル基を、W2は酸素
またはイオウ原子を表わす。
Bで表わされる繰返し単位を与えるエチレン性不飽和モ
ノマーの好ましい例としてはアクリル酸、α−クロロア
クリル酸、α−アルキルアクリル酸(例えばメタクリル
酸など)、これらのアクリル酸類から誘導されるエステ
ルもしくはアミド(例えば、アクリルアミド、メタクリ
ルアミド、n−ブチルアクリルアミド、t−ブチルアク
リルアミド、2−メトキシエチルアクリルアミド、ジア
セトンアクリルアミド、メチルアクリレート、エチルア
クリレート、n−プロピルアクリレート、n−ブチルア
クリレート、t−ブチルアクリレート、iso−ブチルア
クリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オ
クチルアクリレート、ラウリルアクリレート、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタ
クリレート、シクロヘキシルメタクリレート、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート、β−アルコキシエチル(メタ)アクリレー
ト(たとえば、2−エトキシエチルアクリレート、2−
メトキシエチルメタアクリレート、2−メトキシエチル
アクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、2−
エトキシエチルメタクリレート、2−ブトキシエチルア
クリレート、2−n−プロピルオキシエチルメタアクリ
レート、2−(2−メトキシ)エトキシエチルアクリレ
ートなど)、β−スルホンアミドエチル(メタ)アクリ
レート、β−カルボンアミドエチル(メタ)アクリレー
ト、β−アルコキシエチルアクリルアミド(アルコキシ
基はさらに複数の置換アルコキシ基を含むものもあ
る)、β−スルホンアミドエチルアクリルアミド、β−
カルボンアミドエチルアクリルアミドなど)、ビニルエ
ステル(例えば酢酸ビニル、ビニルラウレート)、アク
リロニトリル、メタクリロニトリル、ジエン類(例えば
ブタジエン、イソプレン)、芳香族ビニル化合物(例え
ばスチレン、ジビニルベンゼンおよびその誘導体、例え
ばビニルトルエン、ビニルアセトフェノンおよびスルホ
スチレン)、イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸、
ビニリデンクロライド、ビニルアルキルエーテル(例え
ばビニルエチルエーテル)、無水マレイン酸、マレイン
酸エステル、N−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニル
ピリジン、および2−および4−ビニルピリジン、エチ
レン、プロピレン、1−ブテン、イソブテン等が挙げら
れる。
ここで使用するエチレン性不飽和モノマーは2種以上を
一緒に使用することもできる。
例えばエチルアクリレートとn−ブチルアクリレート、
n−ブチルアクリレートとスチレン、メチルメタクリレ
ートとジアセトンアクリルアミド等である。
一般式〔I〕で表わされる化合物のうち特に好ましい化
合物について以下に示す。
R1は水素原子、メチル基を表わし、L1は−CONH−、−CO
O−、−OCO−、 を表わし、mは1を表わし、nは0または1を表わす。
L2はX1J1-X2 pJ2-X3 qJ3 rで表わされ
るがこの中で特に好ましいものとして、J1、J2、J3は同じ
でも異なっていてもよく、−CO−、−SO2−、−CONH
−、−SO2NH−、−NHCO−、−NHSO2−、−O−、 −NHCONH−、−S−、−COO−、−OCO−、−NHCOO−、
−OCONH−を表わし、X1、X2、X3は同じでも異なっていて
もよく、アルキレン基(炭素数1〜4)、アリーレン
基、置換アリーレン基を表わし、p、q、rおよびsは
0または1を表わす。
Bのうち特に好ましいものとしては、アクリル酸エステ
ル類、メタクリル酸エステル類、アクリル酸アミド類、
メタクリル酸アミド類、マレイン酸エステル類、スチレ
ン類及びバインダーと直接あるいは硬膜剤を介して結合
できるエチレン性不飽和モノマーである。
前記一般式〔P〕において、Eは好ましくは炭素数8以
上の1価の基を表わし、例えば下記一般式〔XXIII〕で
表わされるものが挙げられる。
一般式〔XXIII〕 E1Yp E1としては炭素数8以上のアルキル基、置換アルキル
基、置換アリール基、置換ナフチル基などが挙げられ
る。
これらの基にさらに置換していてもよい置換基の例とし
ては、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、置換アリ
キル基、アルコキシ基、置換アルコキシ基、−NHCOR46
(R46はアルキル基、置換アルキル基、フエニル基、置
換フエニル基、アラルキル基を表わす)、−NHSO2R
46(R46は上記と同義)、−COOR46(R46は上記と同
義)、−OCOR46(R46は上記と同義)、 −SOR46(R46は上記と同義)、 (R47,R48)は同じでも異なつていてもよく、水素原
子、アルキル基、置換アルキル基、フエニル基、置換フ
エニル基、アラルキル基、置換アラルキル基を表わ
す)、 (R47、R48は上記と同義)、アミノ基(アルキル基で置
換されていてもよい)、水酸基や加水分解して水酸基を
形成する基が挙げられる。
また、上記アルキル基、置換アルコキシ基、置換フエニ
ル基、置換アラルキル基の置換基の例としては、水酸
基、炭素数1〜約4のアルコキシ基、 −NHSO2R46(R46は上記と同義)、 −NHCOR46(R46は上記と同義)、 −COOR46(R46は上記と同義)、 −OCOR46(R46は上記と同義)、 (R47、R48は上記と同義)、 (R47、R48は上記と同義)、−SO2R46(R46は上記と同
義)、−COR46(R46は上記と同義)、ハロゲン原子、シ
アノ基、アミノ基(アルキル基で置換されていてもよ
い)等が挙げられる。
E1の好ましい例を以下に示すが、これに限定されるもの
ではない。
C8H17-,C10H21-,C12H25−, C14H29-,C15H31-,C16H33−, C18H37-,C20H41-,C31H63−, C16H33SO2NHCH2CH2−, C8H17CONHCH2CH2−, C13H27CONHCH2CH2−, C15H31CONHCH2CH2−, C17H35CONHCH2CH2−, C12H25NHCH2CH2−, C16H33NHCH2CH2−, C12H25NHCOCH2−, C18H37NHCOCH2−, 一般式〔XXIII〕においてYは、−S−、−SO−、−SO2
−を表わし、pは0または1である。
一般式〔P〕においてXは、好ましくは水素原子、ハロ
ゲン原子(F、Cl、Br、I)を表わす。
次に発色部分である一般式〔I〕で表わされる芳香族第
一級アミン現像薬とカツプリングして染料を形成しうる
カプラー残基を有するカプラー単位を与える単量体カプ
ラーについて代表例を示すが、これに限定されるもので
はない。
また、この単量体カプラーはそれぞれ一種類ずつ用いて
もよいし、また数種類ずつ用いてもよい。
本発明で用いられる好ましい連鎖移動剤を以下に列挙す
るがこれに限定されるものではない。
C8H17SH,C10H21SH,C12H25SH, C14H29SH,C15H31SH,C16H33SH, C18H37SH,C20H41SH,C31H63SH, C16H33SO2NHCH2CH2SH, C8H17CONHCH2CH2SH, C13H27CONHCH2CH2SH, C15H31CONHCH2CH2SH, C17H35CONHCH2CH2SH, C12H25NHCH2CH2SH, C16H33NHCH2CH2SH, C12H25NHCOCH2SH, C18H37NHCOCH2SH, BrCH2COOC12H25,ClCH2COOC12H25, ICH2COOC12H25,BrCH2COOC16H33, ClCH2COOC18H37,ICH2COOC18H37, Br2CHCOOC12H25,Cl2CCOO16H33, 本発明のように連鎖移動剤を用いて合成された一般式
〔P〕で表わされる重合体はテロマー(telomer)と呼
ばれる。
このテロマーについては大河原信他編「オリゴマー」
(講談社サイエンテイフイク、1976年)p.10〜30に詳細
に説明がされている。
連鎖移動剤の存在する系での重合反応を簡単に記述する
と以下の様になる。
開始 I→I・ I・+EX→IX+E・ E・+M→EM・ 停止 2E・→E−E EMn・+EMm・→EMn+mE ここでI、M、EXはそれぞれ開始剤、モノマー、連鎖移
動剤、であり、EM・・およびEn・・は生長ラジカル、I・、
E(Mn)X、E・は.それぞれ1次ラジカル、生ポリマ
ー、連鎖移動剤ラジカル、kはそれぞれの系反応の速度
定数を示す。
すなわち、連鎖移動剤へ移動したラジカルを経由して開
始、継続され、さらに移動剤への連鎖移動によつて重合
体が生成する。
ここで、連鎖移動剤の連鎖移動能力を示す尺度として、
連鎖移動定数(Cs)があり、 Cs=ktr/kpで定義される。
本発明で用いられるテロマーカプラーの合成法は通常の
ラジカル重合と異なり、重合は連鎖移動剤へ移動したラ
ジカルを経由して開始、継続され、さらに移動剤への連
鎖移動によつて重合体が生成する。
使用される連鎖移動剤はE−X(E、Xは前記同じ意味
を持つ)で表わされるものであり、前記「オリゴマー」
に記載されているように、カルボン酸およびそのエステ
ル、アルコール、チオール、エーテル、アルテヒド、ケ
トン、ハロゲン化炭化水素、脂肪酸クロリド、ハロゲン
化カルボン酸などがある。このうちチオールが特に好ま
しい。
これらの連鎖移動剤は、たとえばJ・Brandrupら著ポリ
マー・ハンドブツク(ジヨン・ウイリー・アンド・サン
ズ)〔Polymer Handbook,(John Wiley&Sons)II−57
〜102、や大津隆行著「ラジカル重合(I)」(化学同
人、1971年)第128ページに記載されているように連鎖
移動反応の活性が、大きいものから小さいものまで多岐
にわたつているため、その添加量は連鎖移動剤の種類や
重合条件(重合濃度、重合温度、開始剤量など)によつ
て異なる。
本発明のテロマーカプラーの合成は重合開始剤、重合溶
媒として特開昭56−5543号、特開昭57−94752号、特開
昭57−176038号、特開昭57−204038号、特開昭58−2874
5号、特開昭58−10738号、特開昭58−42044号、特開昭5
8−145944号、特開昭59−42543号に記載されている化合
物を用いて行う。
また、本発明のテロマーカプラーを合成する際に好まし
く用いられるのは、炭素数16以上の重合開始剤である。
この開始剤の使用によつて、後に述べる一般式〔XXV〕
の重合体カプラーの耐拡散性の増大を図ることができ
る。
以下に好ましい重合開始剤の例を示す。
重合開始剤は、単量体に対し約0.01〜約10モル%の範囲
で用いられるが0.01〜2.0モル%が好ましい。
重合温度は生成するテロマーの分子量、開始剤の種類な
どと関連して設定する必要があり、0℃以下から100℃
以上まで可能であるが通常30℃〜100℃の範囲で重合す
る。テロマー合成のためには高温の方がよく、好ましく
は約70〜100℃の範囲である。
一般式〔P〕で示されるテロマーカプラー中の発色部分
の割合は通常10〜95重量%が望ましいが、色再現性、発
色性および安定性の点では20〜90重量%が好ましい。こ
の場合の当分子量(1モルの単量体カプラーを含む重合
体のグラム数)は約200〜4000であるがこれに限定する
ものではない。
また、本発明のテロマーカプラーの数平均分子量は、発
色性、感度の点から約500〜約10000が好ましく、特に好
ましくは約500〜約5000である。
本発明に用いられる連鎖移動剤を用いる重合反応を介し
て得られた重合体カプラー中には一般式〔P〕で表わさ
れる化合物以外に下記一般式〔XXIV〕、〔XXV〕で表わ
される化合物が約0.1ないし約20wt%混在する。
一般式〔XXIV〕 EAxByE (E、A、B、x、yは前記と同じ意味を持つ) 一般式〔XXV〕 IAxByX (A、B、x、y、Xは前記と同じ意味を持つ。Iは重
合開始剤の分解で生成したラジカルに由来する基を表わ
す。) また、大津隆行著「ラジカル重合(I)」p.123〜127
(化学同人、1971年)に記されているように、上記一般
式〔XXIV〕、〔XXV〕以外にも、モノマーへの連鎖移動
や、重合溶媒への連鎖移動に由来する化合物がモノマー
溶媒の連鎖移動能に対応して、それぞれ存在する。
これまで述べてきたことから本発明で得られる重合体カ
プラーのうち、繰り返し単位を除いた末端に炭素数8以
上の1価の基を有する重合体カプラーは、一般式
〔P〕、一般式〔XXIV〕で表わされる化合物である。
また、重合体カプラー合成時に炭素数16以上の開始剤を
用いることにより、一般式〔XXV〕で表わされる化合物
についても末端に炭素数8以上の基を導入することがで
きる。
末端に導入された炭素数8以上の基は、導入率が高い
程、発色性、非移行性の点で優れており、好ましくは85
%以上である。
連鎖移動剤を用いた重合反応において、末端に連鎖移動
剤断片を効率良く導入できるかどうかは、一般にエチレ
ン性不飽和モノマーに対する連鎖移動剤の連鎖移動能す
なわち連鎖移動定数(Cs)にも依存している。
連鎖移動定数(Cs)の値の変化に対する重合反応挙動の
変化は一般に下記の様に記述される。
Cs>1のとき、連鎖移動剤は、単量体よりも重合初期
に、より素速く消費されるため、重合後期には連鎖移動
剤が減少し、連鎖移動剤を末端に有しない重合体が多く
生成する。一方、Cs<1のときには、逆に、重合初期に
は単量体が相対的により素速く消費され、Cs>1の場合
と同様に、連鎖移動剤を末端に有しない重合体が多く生
成することになる。
したがつて、Cs=1であることが好ましいが、一般に、
カプラー単量体と連鎖移動剤の組み合わせで、Cs=1の
ものを見出すのは困難である。
しかしながら、Cs>1の場合には、連鎖移動剤を滴下し
て重合を行い、Cs<1の場合には、単量体の滴下を行う
ことによつて、重合体末端への連鎖移動剤の導入の効率
を高めることができることを、本発明者らは見出した。
従つて本発明の末端に炭素数8以上の一価の基を85%以
上含有する重合体の合成のためには、上記の炭素数16以
上の開始剤の使用あるいは、連鎖移動剤及び/またはエ
チレン性不飽和化合物を滴下して重合を行うこと、が極
めて有効な手段となることは明らかである。
本発明のテロマーカプラーはハロゲン化銀乳剤層または
その隣接層に添加する。
本発明のテロマーカプラーはカプラー単量体を基準とし
て、ハロゲン化銀と同一層の場合には銀1モル当り0.00
5モル〜0.5モル、好ましくは0.01〜0.10モル添加するの
が良い。
また、本発明のテロマーカプラーを非感光層に用いる場
合の塗布量は、0.01g/m2〜1.0g/m2、好ましくは0.1g/m2
〜0.5g/m2の範囲である。
本発明において数平均分子量はゲルパーミエーシヨンク
ロマトグラフイ法(GPC法)による測定結果をもとに算
出することができる。
GPC法の測定条件は以下の通りである。
カラム:TSKgel(東洋曹達製) 溶媒:THF 流量:1ml/min カラム温度:40℃ テイテクター:UV−8modelII (東洋曹達製) TSKスタンダードポリスチレン (東洋曹達製) で検量線を作製。
数平均分子量は、高分子学会編「高分子科学実験法」
(東京化学同人1981年)p.204〜208に記載の一般的な方
法、すなわち線分法を用いて計算した。得られたクロマ
トグラムを等間隔のカウント(D)に分割してi番目の
高分子種のベースラインからのピーク高さをHiとし、以
下の関係式(1)利用して求めた。
よつて ここで、Niはi番目の高分子種の数を表わし、Miはi番
目の高分子種の分子量を表わす(Miは前記の検量線から
求めることができる。)。
重合体中に含まれる末端にC8以上の基を有する重合体の
定量は、液体クロマトグラフイーを用いて定量すること
ができる。たとえば、単量体(14)のテロマーカプラー
に関して行つた液体クロマトグラフイーの条件は下記の
通りである。
カラム;TSK ODS 80TM (東洋曹達(株)製) 溶離液;CH3OH/H2O/NEt3/H3PO4=92.5/7.5/0.2/0.2 流量 ;1ml/min この条件下で、合成した重合体カプラーの測定を行う
と、まず数分以内に末端にC8以上の基を有さない、重合
体カプラーが、検知され、その後、末端にC8以上の基を
有するカプラー(テロマーカプラー)が検出される。
C8以上の基を末端に有する割合は、まず、連鎖移動剤を
用いずに合成した低分子量の重合体カプラー(末端にC8
以上の基がない)によつて、検量線を作成し、各テロマ
ーカプラー中に存在するC8以上の基を末端に有さない成
分を定量することによつて求めることができる。
重合体カラーカプラー分野で周知の如く、前記一般式
〔P〕で表わされる共重合体の物理的性質および/また
は化学的性質、例えば、溶解度、写真コロイド組成物の
結合剤例えばゼラチンとの相溶性、その可撓性、熱安定
性等が好影響を受けるように選択することができる。
本発明のテロマーカプラーは単量体カプラーの重合で得
られたカプラーを有機溶媒に溶かしたものをゼラチン水
溶液中にラテツクスの形で乳化分散して作つてもよく、
あるいは直接乳化重合法で作つてもよい。
カプラーをゼラチン水溶液中にラテツクスの形で乳化分
散する方法については米国特許3,451,820号に、乳化重
合については米国特許4,080,211号、同3,370,952号に記
載されている方法を用いることができる。
本発明テロマーカプラーの代表的合成例について以下に
示す。
合成例1 テロマーカプラーI(単量体カプラー(14)の重合体) 単量体カプラー(14)20g、エタノール100mlを200ml三
ツ口フラスコにとり、窒素気流下75℃に加熱攪拌した。
アゾビスイソ酪酸ジメチル0.20gをふくむエタノール溶
液5mlを加えると同時に、ドデシルメルカプタン(単量
体カプラー(14)に対する連鎖移動定数2.9)2.45gを含
むエタノール溶液35mlの滴下を開始し5分間にわたつて
滴下を行つた。滴下終了後5時間にわたつて反応させた
のち、室温まで冷却し、反応後にさらにアクリル酸10g
を加え窒素気流下75℃に加熱攪拌した。
アゾビスイソ酪酸ジメチル0.1gを含むエタノール溶液5m
lを加え、さらに3時間加熱攪拌した。
反応した後、冷却した反応液を水2lに注ぎ析出した固体
をろ別し、さらに十分水で洗浄した。この固体を減圧下
加熱乾燥することによりテロマーカプラー(I)を21.5
g得た。
このテロマーカプラーはフツ素分析により、重合体中に
単量体カプラー(1)のカプラー単位を90.3重量%含有
していることが認められた。
GPCによる数平均分子量は1900であつた。
液体クロマトグラフイーによる定量からテロマーカプラ
ー(I)中には、末端に炭素数8以上の基を有する重合
体が86.5%あることがわかつた。
合成例2 テロマーカプラーII(単量体カプラー(14)の重合体) 合成例1における重合開始剤をアゾビスイソ酢酸ジノニ
ルとし開始剤添加量を2.3倍とした以外は、合成例1と
全く同じ条件でテロマーカプラー(II)を得た。物性値
は表1に示す。
合成例3 テロマーカプラーIII(単量体カプラー(14)の重合
体) 合成例2における初期のエタノール量を50ml、ドデシル
メルカプタン2.45gを含むエタノール溶液の量を20mlと
した以外は合成例2と全く同じ条件でテロマーカプラー
(III)を得た。物性値を表1に示す。
合成例4 テロマーカプラーIV(単量体カプラー(14)の重合体) 重合温度を60℃、メルカプタンを含むエタノール溶液の
滴下時間を15分間とした以外は合成例1と同じ条件でテ
ロマーカプラー(IV)を得た。物性値を表1に示す。
比較合成例1 (単量体カプラー(14)とブチルアクリレートとの共重
合体) 単量体カプラー(14)20g,ブチルアクリレート2gとエタ
ノール800mlの混合物を窒素気流中攪拌下75℃に加熱し
た後、アゾビスイソ酪酸ジメチル0.5gを含むエタノール
溶液10mlを加え重合を開始した。5時間反応した後、反
応液を冷却し、水4.0lに注ぎ析出した固体をろ別し、さ
らに十分水で洗浄した。
この固体を減圧下加熱乾燥することにより比較用重合体
カプラー(A)を22.0gを得た。
この重合体カプラーはフツ素分析により形成された重合
体中単量体カプラー(14)のカプラー単位を88.5重量%
含有していることが認められた。GPCによる数平均分子
量は4,000であつた。
比較合成例2 (単量体カプラー(14)の重合体) 単量体カプラー(14)20g、エタノール135ml、ドデシル
メルカプタン2.45g、200ml三ツ口フラスコにとり窒素気
流下75℃に加熱攪拌した。アゾビスイソ酪酸ジメチル0.
20gを含むエタノール溶液5mlを加え、5時間加熱攪拌を
行つたのち、室温まで冷却し、反応後にさらにアクリル
酸10gを加え窒素気流下75℃に加熱攪拌した。
アゾビスイソ酪酸ジメチル0.1gを含むエタノール溶液5m
lを加え、さらに3時間加熱攪拌した。
反応した後、冷却した反応液を水2lに注ぎ析出した固体
をろ別し、さらに十分水で洗浄した。この固体を減圧下
加熱乾燥することにより比較用テロマーカプラー(B)
を20.9g得た。
このテロマーカプラーはフツ素分析により、重合体中に
単量体カプラー(14)のカプラー単位を89.7重量%含有
していることが認められた。
GPCによる数平均分子量は2000であつた。
液体クロマトグラフイーによる定量から比較用テロマー
(B)中には、末端に炭素数8以上の基を有する重合体
が79.3%あることがわかつた。
比較合成例3 エタノール量を135mlから、70mlに変えた以外は比較合
成例2と全く同じ方法で比較用テロマー(C)を合成し
た。
重合体中の単量体カプラー(14)のカプラー単位は90.2
重量%であり、数平均分子量は2400、末端に炭素数8以
上の基を有する重合体は82.3%であつた。
本発明に用いられる写真感光材料の写真乳剤層に含有さ
れる好ましいハロゲン化銀は約30モル%以下のヨウ化銀
を含む、ヨウ臭化銀、ヨウ塩化銀、もしくはヨウ塩臭化
銀である。特に好ましいのは約2モル%から約25モル%
までのヨウ化銀を含むヨウ臭化銀である。
写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、十
四面体のような規則的な結晶を有するもの、球状、板状
のような変則的な結晶形を有するもの、双晶面などの結
晶欠陥を有するもの、あるいはそれらの複合形でもよ
い。
ハロゲン化銀の粒径は、約0.2ミクロン以下の微粒子で
も投影面積直径が約10ミクロンに至るまでの大サイズ粒
子でもよく、多分散乳剤でも単分散乳剤でもよい。
本発明に使用できるハロゲン化銀写真乳剤は、例えばリ
サーチ・ディスクロージャー(RD)、No.17643(1978年
12月)、22〜23頁、“I.乳剤製造(Emulsion preparati
on and types)”、および同No.18716(1979年11月)、
648頁、グラフキデ著「写真の物理と化学」、ポールモ
ンテル社刊(P.Glafkides,Chemic et Phisique Photogr
aphique Paul Montel,1967)、ダフィン著「写真乳剤化
学」フォーカルプレス社刊(G.F.Duffin,Photographic
Emulsion Chemistry(Focal Press,1966))、ゼリクマ
ンら著「写真乳剤の製造と塗布」、フォーカルプレス社
刊(V.L.Zelikman et al.Making and Coating Photogra
phic Emulsion,Focal Press,1964)などに記載された方
法を用いて調製することができる。
米国特許第3,574,628号、同3,655,394号および米国特許
第1,413,748号などに記載された単分散乳剤も好まし
い。
また、アクペクト比が約5以上であるような平板状粒子
も本発明に使用できる。平板状粒子は、ガトフ著、フォ
トグラフィック・サイエンス・アンド・エンジニアリン
グ(Gutoff,Photographic Science and Engineerin
g)、第14巻、248〜257頁(1970年);米国特許第4,43
4,226号、同4,414,310号、同4,433,048号、同4,439,520
号および英国特許第2,112,157号などに記載の方法によ
り簡単に調製することができる。
結晶構造は一様なものでも、内部と外部とが異質なハロ
ゲン組成からなるものでもよく、層状構造をなしていて
もよい、また、エピタキシャル接合によって組成の異な
るハロゲン化銀が接合されていてもよく、また例えばロ
ダン銀、酸化鉛などのハロゲン化銀以外の化合物と接合
されていてもよい。
また種々の結晶形の粒子の混合物を用いてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、通常、物理熟成、化学熟成および
分光増感を行ったものを使用する。このような工程で使
用される添加剤はリサーチ・ディスクロージャーNo.176
43および同No.18716に記載されており、その該当箇所を
後掲の表にまとめた。
本発明に使用できる公知の写真用添加剤も上記の2つの
リサーチ・ディスクロージャーに記載されており、下記
の表に関連する記載箇所を示した。
本発明には種々のカラーカプラーを使用することがで
き、その具体例は前出のリサーチ・ディスクロージャー
(RD)No.17643、VII−C〜Gに記載された特許に記載
されている。
イエローカプラーとしては、例えば米国特許第3,933,50
1号、同第4,022,620号、同第4,326,024号、同第4,401,7
52号、特公昭58−10739号、英国特許第1,425,020号、同
第1,476,760号、等に記載のものが好ましい。
マゼンタカプラーとしては5−ピラゾロン系及びピラゾ
ロアゾール系の化合物が好ましく、米国特許第4,310,61
9号、同第4,351,897号、欧州特許第73,636号、米国特許
第3,061,432号、同第3,725,067号、リサーチ・ディスク
ロージャーNo.24220(1984年6月)、特開昭60−33552
号、リサーチ・ディスクロージャーNo.24230(1984年6
月)、特開昭60−43659号、米国特許第4,500,630号、同
第4,540,654号等に記載のものが特に好ましい。
シアンカプラーとしては、フェノール系及びナフトール
系カプラーが挙げられ、米国特許第4,052,212号、同第
4,146,396号、同第4,228,233号、同第4,296,200号、同
第2,369,929号、同第2,801,171号、同第2,772,162号、
同第2,895,826号、同第3,772,002号、同第3,758,308
号、同第4,334,011号、同第4,327,173号、西独特許公開
第3,329,729号、欧州特許第121,365A号、米国特許第3,4
46,622号、同第4,333,999号、同第4,451,559号、同第4,
427,767号、欧州特許第161,626A号等に記載のものが好
ましい。
発色色素の不要吸収を補正するためのカラード・カプラ
ーは、リサーチ・ディスクロージャーNo.17643のVII−
G項、米国特許第4,163,670号、特公昭57−39413号、米
国特許第4,004,929号、同第4,138,258号、英国特許第1,
146,368号に記載のものが好ましい。
発色色素が適度な拡散性を有するカプラーとしては、米
国特許第4,366,237号、英国特許第2,125,570号、欧州特
許第96,570号、西独特許(公開)第3,234,533号に記載
のものが好ましい。
ポリマー化された色素形成カプラーの典型例は、米国特
許第3,451,820号、同第4,080,211号、同第4,367,282
号、英国特許第2,102,173号等に記載されている。
カップリングに伴って写真的に有用な残基を放出するカ
プラーもまた本発明で好ましく使用できる。現像抑制剤
を放出するDIRカプラーは、前述のRD17643、VII〜F項
に記載された特許、特開昭57−151944号、同57−154234
号、同60−184248号、米国特許第4,248,962号に記載さ
れたものが好ましい。
現像時に画像状に造核剤もしくは現像促進剤を放出する
カプラーとしては、英国特許第2,097,140号、同第2,13
1,188号、特開昭59−157638号、同59−170840号に記載
のものが好ましい。
その他、本発明の感光材料に用いることのできるカプラ
ーとしては、米国特許第4,130,427号等に記載の競争カ
プラー、米国特許第4,283,472号、同第4,338,393号、同
第4,310,618号等に記載の多当量カプラー、特開昭60−1
85950、特開昭62−24252等に記載のDIRレドックス化合
物もしくはDIRカプラー放出カプラー又はDIRカプラー放
出カプラーもしくはレドックス、欧州特許第173,302A号
に記載の離脱後復色する色素を放出するカプラー、R.D.
No.11449、同24241、特開昭61−201247等に記載の漂白
促進剤放出カプラー、米国特許第4,553,477号等に記載
のリガンド放出カプラー等が挙げられる。
以下に、本発明に使用できるカラーカプラーの具体例を
挙げるが、これらに限定されるものではない。
本発明に使用するカプラーは、種々の公知分散方法によ
り感光材料に導入できる。
水中油滴分散法に用いられる高沸点溶媒の例は米国特許
第2,322,027号などに記載されている。
水中油滴分散法に用いられる常圧での沸点が175℃以上
の高沸点有機溶剤の具体例としては、フタル酸エステル
類(ジブチルフタレート、ジシクロヘキシルフタレー
ト、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、デシルフタレ
ート、ビス(2,4−ジ−t−アミルフェニル)フタレー
ト、ビス(2,4−ジ−t−アミルフェニル)イソフタレ
ート、ビス(1,1−ジエチルプロピル)フタレートな
ど)、リン酸またはホスホン酸のエステル類(トリフェ
ルホスフェート、トリクレジルホスフェート、2−エチ
ルヘキシルジフェニルホスフェート、トリシクロヘキシ
ルホスフェート、トリ−2−エチルヘキシルホスフェー
ト、トリドデシルホスフェート、トリブトキシエチルホ
スフェート、トリクロロプロピルホスフェート、ジ−2
−エチルヘキシルフェニルホスホネートなど)、安息香
酸エステル類(2−エチルヘキシルベンゾエート、ドデ
シルベンゾエート、2−エチルヘキシル−p−ヒドロキ
シベンゾエートなど)、アミド類(N,N−ジエチルドデ
カンアミド、N,N−ジエチルラウリルアミド、N−テト
ラデシルピロリドンなど)、アルコール類またはフェノ
ール類(イソステアリルアルコール、2,4−ジ−tert−
アミルフェノールなど)、脂肪族カルボン酸エステル類
(ビス(2−エチルヘキシル)セバケート、ジオクチル
アゼレート、グリセロールトリブチレート、イソステア
リルラクテート、トリオクチルシトレートなど)、アニ
リン誘導体(N,N−ジブチル−2−ブトキシ−5−tert
−オクチルアニリンなど)、炭化水素類(パラフィン、
ドデシルベンゼン、ジイソプロピルナフタレンなど)な
どが挙げられる。また補助溶剤としては、沸点が約30℃
以上、好ましくは50℃以上約160℃以下の有機溶剤など
が使用でき、典型例としては酢酸エチル、酢酸ブチル、
プロピオン酸エチル、メチルエチルケトン、シクロヘキ
サノン、2−エトキシエチルアセテート、ジメチルホル
ムアミドなどが挙げられる。
ラテックス分散法の工程、効果および含浸用のラテック
スの具体例は、米国特許第4,199,363号、西独特許出願
(OLS)第2,541,274号および同第2,541,230号などに記
載されている。
本発明は種々のカラー感光材料に適用することができ
る。一般用もしくは映画用のカラーネガフィルム、スラ
イド用もしくはテレビ用のカラー反転フィルム、カラー
ペーパー、カラーポジフィルムおよびカラー反転ペーパ
ーなどを代表例として挙げることができる。
本発明に使用できる適当な支持体は、例えば、前述のR
D.No.17643の28頁、および同No.18716の647頁右欄から6
48頁左欄に記載されている。
本発明に従ったカラー写真感光材料は、前述のRD.No.17
643の28〜29頁、および同No.18716の651左欄〜右欄に記
載された通常の方法によって現像処理することができ
る。
本発明の感光材料の現像処理に用いる発色現像液は、好
ましくは芳香族第一級アミン系発色現像主薬を主成分と
するアルカリ性水溶液である。この発色現像主薬として
は、アミノフェノール系化合物も有用であるが、p−フ
ェニレンジアミン系化合物が好ましく使用され、その代
表例としては3−メチル−4−アミノ−N,N−ジエチル
アニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−
β−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−アミ
ノ−N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチル
アニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−
β−メトキシエチルアニリン及びこれらの硫酸塩、塩酸
塩もしくはp−トルエンスルホン酸塩などが挙げられ
る。これらの化合物は目的に応じ2種以上併用すること
もできる。
発色現像液は、アルカリ金属の炭酸塩、ホウ酸塩もしく
はリン酸塩のようなpH緩衝剤、臭化物塩、沃化物塩、ベ
ンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール類もしくはメル
カプト化合物のような現像抑制剤またはカブリ防止剤な
どを含むのが一般的である。また必要に応じて、ヒドロ
キシルアミン、ジエチルヒドロキシルアミン、亜硫酸塩
ヒドラジン類、フェニルセミカルバジド類、トリエタノ
ールアミン、カテコールスルホン酸類、トリエチレンジ
アミン(1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕オクタン)類の
如き各種保恒剤、エチレングリコール、ジエチレングリ
コールのような有機溶剤、ベンジルアルコール、ポリエ
チレングリコール、四級アンモニウム塩、アミン類のよ
うな現像促進剤、色素形成カプラー、競争カプラー、ナ
トリウムボロンハイドライドのようなカブラセ剤、1−
フェニル−3−ピラゾリドンのような補助現像主薬、粘
性付与剤、アミノポリカルボン酸、アミノポリホスホン
酸、アルキルホスホン酸、ホスホノカルボン酸に代表さ
れるような各種キレート剤、例えば、エチレンジアミン
四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢
酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチル
イミノジ酢酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホ
スホン酸、ニトリロ−N,N,N−トリメチレンホスホン
酸、エチレンジアミン−N,N,N′,N′−テトラメチレン
ホスホン酸、エチレンジアミン−ジ(o−ヒドロキシフ
ェニル酢酸)及びそれらの塩を代表例として上げること
ができる。
また反転処理を実施する場合は通常黒白現像を行ってか
ら発色現像する。この黒白現像液には、ハイドロキノン
などのジヒドロキシベンゼン類、1−フェニル−3−ピ
ラゾリドンなどの3−ピラゾリドン類またはN−メチル
−p−アミノフェノールなどのアミノフェノール類など
公知の黒白現像主薬を単独であるいは組み合わせて用い
ることができる。
これらの発色現像液及び黒白現像液のpH9〜12であるこ
とが一般的である。またこれらの現像液の補充量は、処
理するカラー写真感光材料にもよるが、一般に感光材料
1平方メートル当たり3l以下であり、補充液中の臭化物
イオン濃度を低減させておくことにより500ml以下にす
ることもできる。補充量を低減する場合には処理槽の空
気との接触面積を小さくすることによって液の蒸発、空
気酸化を防止することが好ましい。また現像液中の臭化
物イオンの蓄積を抑える手段を用いることにより補充量
を低減することもできる。
発色現像後の写真乳剤層は通常漂白処理される。漂白処
理は定着処理と同時に行なわれてもよいし(漂白定着処
理)、個別に行なわれてもよい。更に処理の迅速化を図
るため、漂白処理後漂白定着処理する処理方法でもよ
い。さらに二槽の連続した漂白定着浴で処理すること、
漂白定着処理の前に定着処理すること、又は漂白定着処
理後漂白処理することも目的に応じ任意に実施できる。
漂白剤としては、例えば鉄(III)、コバルト(III)、
クロム(VI)、銅(II)などの多価金属の化合物、過酸
類、キノン類、ニトロ化合物等が用いられる。代表的漂
白剤としてはフェリシアン化物;重クロム酸塩;鉄(II
I)もしくはコバルト(III)の有機錯塩、例えばエチレ
ンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、シク
ロヘキサンジアミン四酢酸、メチルイミノ二酢酸、1,3
−ジアミノプロパン四酢酸、グリコールエーテルジアミ
ン四酢酸、などのアミノポリカルボン酸類もしくはクエ
ン酸、酒石酸、リンゴ酸などの錯塩;過硫酸塩;臭素酸
塩;過マンガン酸塩;ニトロベンゼン類などを用いるこ
とができる。これらのうちエチレンジアミン四酢酸鉄
(III)錯塩を始めとするアミノポリカルボン酸鉄(II
I)錯塩及び過硫酸塩は迅速処理と環境汚染防止の観点
から好ましい。さらにアミノポリカルボン酸鉄(III)
錯塩は漂白液においても、漂白定着液においても特に有
用である。これらのアミノポリカルボン酸鉄(III)錯
塩を用いた漂白液又は漂白定着液のpHは通常5.5〜8で
あるが、処理の迅速化のために、さらに低いpHで処理す
ることもできる。
漂白液、漂白定着液及びそれらの前浴には、必要に応じ
て漂白促進剤を使用することができる。有用な漂白促進
剤の具体例は、次の明細書に記載されている:米国特許
第3,893,858号、西独特許第1,290,812号、同2,059,988
号、特開昭53−32,736号、同53−57,831号、同53−37,4
18号、同53−72,623号、同53−95,630号、同53−95,631
号、同53−10,4232号、同53−124,424号、同53−141,62
3号、同53−28,426号、リサーチ・ディスクロージャーN
o.17,129号(1978年7月)などに記載のメルカプト基ま
たはジスルフィド基を有する化合物;特開昭50−140,12
9号に記載のチアゾリジン誘導体;特公昭45−8,506号、
特開昭52−20,832号、同53−32,735号、米国特許第3,70
6,561号に記載のチオ尿素誘導体;西独特許第1,127,715
号、特開昭58−16,235号に記載の沃化物塩;西独特許第
966,410号、同2,748,430号に記載のポリオキシエチレン
化合物類;特公昭45−8836号記載のポリアミン化合物;
その他特開昭49−42,434号、同49−59,644号、同53−9
4,927号、同54−35,727号、同55−26,506号同58−163,9
40号記載の化合物;臭化物イオン等が使用できる。なか
でもメルカプト基またはジスルフィド基を有する化合物
が促進効果が大きい観点で好ましく、特に米国特許第3,
893,858号、西特許第1,290,812号、特開昭53−95,630号
に記載の化合物が好ましい。更に、米国特許第4,552,83
4号に記載の化合物も好ましい。これらの漂白促進剤は
感材中に添加してもよい。撮影用のカラー感光材料を漂
白定着するときにこれらの漂白促進剤は特に有効であ
る。
定着剤としてはチオ硫酸塩、チオシアン酸塩、チオエー
テル系化合物、チオ尿素類、多量の沃化物塩等をあげる
ことができるが、チオ硫酸塩の使用が一般的であり、特
にチオ硫酸アンモニウムが最も広範に使用できる。漂白
定着液の保恒剤としては、亜硫酸塩や重亜硫酸塩あるい
はカルボニル重亜硫酸付加物が好ましい。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料は、脱銀処理
後、水洗及び/又は安定工程を経るのが一般的である。
水洗工程での水洗水量は、感光材料の特性(例えばカプ
ラー等使用素材による)、用途、更には水洗水温、水洗
タンクの数(段数)、向流、順流等の補充方式、その他
種々の条件によって広範囲に設定し得る。このうち、多
段向流方式における水洗タンク数と水量の関係は、Jour
nal of the Society of Motion Picture and Televisio
n Engineers第64巻、P.248−253(1955年5月号)に記
載の方法で、求めることができる。
前記文献に記載の多段向流方式によれば、水洗水量を大
幅に減少し得るが、タンク内における水の滞留時間の増
加により、バクテリアが繁殖し、生成した浮遊物が感光
材料に付着する等の問題が生じる。本発明のカラー感光
材料の処理において、このような問題の解決策として、
特願昭61−131,632号に記載のカルシウムイオン、マグ
ネシウムイオンを低減させる方法を極めて有効に用いる
ことができる。また、特開昭57−8,542号に記載のイソ
チアゾロン化合物やサイアベンダゾール類、塩素化イソ
シアヌール酸ナトリウム等の塩素系殺菌剤、その他ベン
ゾトリアゾール等、堀口博著「防菌防黴剤の化学」、衛
生技術会編「微生物の滅菌、殺菌、防黴技術」、日本防
菌防黴学会編「防菌防黴剤事典」に記載の殺菌剤を用い
ることもできる。
本発明の感光材料の処理における水洗水のpHは、4−9
であり、好ましくは5−8である。水洗水温、水洗時間
も、感光材料の特性、用途等で種々設定し得るが、一般
には、15−45℃で20秒−10分、好ましくは25−40℃で30
秒−5分の範囲が選択される。更に、本発明の感光材料
は、上記水洗に代り、直接安定液によって処理すること
もできる。このような安定化処理においては、特開昭57
−8,543号、同58−14,834号、同60−220,345号に記載の
公知の方法はすべて用いることができる。
又、前記水洗処理に続いて、更に安定化処理する場合も
あり、その例として、撮影用カラー感光材料の最終浴と
して使用される、ホルマリンと界面活性剤を含有する安
定浴を挙げることができる。この安定浴にも各種キレー
ト剤や防黴剤を加えることもできる。
上記水洗及び/又は安定液の補充に伴うオーバーフロー
液は脱銀工程等他の工程において再利用することもでき
る。
本発明のハロゲン化銀カラー感光材料には処理の簡略化
及び迅速化の目的で発色現像主薬を内蔵しても良い。内
蔵するためには、発色現像主薬の各種プレカーサーを用
いるのが好ましい。例えば米国特許第3,342,597号記載
のインドアニリン系化合物、同第3,342,599号、リサー
チ・ディスクロージャー14,850号及び同15,159号記載の
シッフ塩基型化合物、同13,924号記載のアルドール化合
物、米国特許第3,719,492号記載の金属塩錯体、特開昭5
3−135,628号記載のウレタン系化合物を挙げることがで
きる。
本発明のハロゲン化銀カラー感光材料は、必要に応じ
て、発色現像を促進する目的で、各種の1−フェニル−
3−ピラゾリドン類を内蔵しても良い。典型的な化合物
は特開昭56−64,339号、同57−144,547号、および同58
−115,438号等記載されている。
本発明における各種処理液は10℃〜50℃において使用さ
れる。通常は33℃〜38℃の温度が標準的であるが、より
高温にして処理を促進し処理時間を短縮したり、逆によ
り低温にして画質の向上や処理液の安定性の改良を達成
することができる。また、感光材料の節銀のため西独特
許第2,226,770号または米国特許第3,674,499号に記載の
コバルト補力もしくは過酸化水素補力を用いた処理を行
ってもよい。
また、本発明のハロゲン化銀感光材料は米国特許第4,50
0,626号、特開昭60−133449号、同59−218443号、同61
−238056号、欧州特許210,660A2号などに記載されてい
る熱現象感光材料にも適用できる。
(実施例) 以下に本発明を実施例により詳しく説明するが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
実施例1 セルローストリアセテートフイルムベース上に下記の順
で乳剤層、および保護層を塗布した。
前記合成例で得られたカプラーI、100gをトリクレジル
ホスフエート10ccおよび酢酸エチル250ccに60℃で加熱
溶解させこの溶液をゼラチン100gおよびドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム10gを含む50℃の水溶液1000ml
に混合し、ホモジナイザーによつて高速攪拌して微細な
カプラー分散物を得た。
このカプラー分散物1000gに、銀を80g含有し、ヨード含
量が3モル%である沃臭化銀乳剤1000gを加え、上記ベ
ース上に、カプラー塗布量が1.2×10-4モル/m2になる
ように塗布した。
この層の上に乾燥膜厚2μのゼラチン保護層を塗布して
試料101とした。
同様の方法により前記合成例で得たカプラーII、III、I
Vを用いて、カプラー塗布量(モル/m2)およびカプラ
ーと銀の混合比率が試料101と同じになるようにして試
料102〜104を作製した。さらに比較として前記合成例で
得たカプラー(A)、(B)(C)を用いて上記と同様
にして試料105〜107を作成した。
これらの試料に光学クサビを通して露光を与えたのち下
記の処理工程でカラー現像処理を行なつた。
処理工程 工程 時間 温度 第一現像 6分 38℃ 水 洗 2分 〃 反 転 2分 〃 発色現像 6分 〃 調 整 2分 〃 漂 白 6分 〃 定 着 4分 〃 水 洗 4分 〃 安 定 1分 常温 乾 燥 処理液の組成は以下のものを用いる。
第一現像液 水 700ml ニトリロ−N,N,N−トリメチレンホスホン酸・五ナトリ
ウム塩 2g 亜硫酸ナトリウム 20g ハイドロキノン・モノスルフオネート 30g 炭酸ナトリウム(一水塩) 30g 1−フエニル−4メチル−4−ヒドロキシメチル−3ピ
ラゾリドン 2g 臭化カリウム 2.5g チオシアン酸カリウム 1.2g ヨウ化カリウム(0.1%溶液) 2ml 水を加えて 1000ml 反転液 水 700ml ニトリロ−N,N,N−トリメチレンホスホン酸・五ナトリ
ウム塩 3g 塩化第1スズ(二水塩) 1g p−アミノフエノール 0.1g 水酸化ナトリウム 8g 氷酢酸 15ml 水を加えて 1000ml 発色現像液 水 700ml ニトリロ−N,N,N−トリメチレンホスホン酸・五ナトリ
ウム塩 3g 亜硫酸ナトリウム 7g 第3リン酸ナトリウム(12水塩) 36g 臭化カリウム 1g 沃化カリウム(0.1%溶液) 90ml 水酸化ナトリウム 3g シトラジン酸 1.5g N−エチル−N−(β−メタンスルフオンアミドエチ
ル)−3−メチル−4−アミノアニリン・硫酸塩 11g 3,6−ジチアオクタン−1,8−ジオール 1g 水を加えて 1000ml 調整液 水 700ml 亜硫酸ナトリウム 12g エチレンジアミン四酢酸ナトリウム(二水塩) 8g チオグリセリン 0.4ml 氷酢酸 3ml 水を加えて 1000ml 漂白液 水 800g エチレンジアミン四酢酸ナトリウム(二水塩) 2g エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム(二水
塩) 120g 臭化カリウム 100g 水を加えて 1000ml 定着液 水 800g チオ硫酸ナトリウム 80.0g 亜硫酸ナトリウム 5.0g 重亜硫酸ナトリウム 5.0g 水を加えて 1000ml 安定液 水 800ml ホルマリン(37重量%) 5.0ml 富士ドライウエル(富士フイルム(株)製界面活性剤)
5.0ml 水を加えて 1000ml これらの処理済試料のシアン色像の濃度および相対感度
を測定した。
得られた結果を第2表にまとめて示した。
第2表から明らかなように本発明のテロマーカプラー
は、従来の連鎖移動剤を用いないポリマーカプラーに対
して著しい高発色性を示し、感度が高いばかりでなく、
末端にC8以上の基を含有する重合体の含量が高いことに
よつて、発色性が向上していることが明らかである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親油性重合体カプラーを含有し、該親油性
    重合体カプラーが、カプラーモノマー、重合開始剤およ
    び炭素数8以上の連鎖移動剤を用いた重合反応で得ら
    れ、かつ、重合体の85重量%以上が、繰り返し単位を除
    いた末端に炭素数8以上の一価の基を含有していること
    を特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。
  2. 【請求項2】上記の重合開始剤が炭素数16以上であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載のハロ
    ゲン化銀カラー写真感光材料。
  3. 【請求項3】上記の重合反応が連鎖移動剤及び/または
    カプラーモノマーを滴下して行なうことを特徴とする特
    許請求範囲第一項のハロゲン化銀写真感光材料。
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