JPH0773008B2 - 潤滑性絶縁電線の製造方法 - Google Patents

潤滑性絶縁電線の製造方法

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JPH0773008B2
JPH0773008B2 JP61111284A JP11128486A JPH0773008B2 JP H0773008 B2 JPH0773008 B2 JP H0773008B2 JP 61111284 A JP61111284 A JP 61111284A JP 11128486 A JP11128486 A JP 11128486A JP H0773008 B2 JPH0773008 B2 JP H0773008B2
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勇夫 上岡
雅昭 福原
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明はモーター,変圧器,磁気コイルなどに利用され
る絶縁電線に関するものである。
(従来技術とその問題点) 本発明は捲線性のすぐれた潤滑性絶縁電線の製造方法に
関するものである。
近年、エナメル線を使用する電機メーカー等に於ては、
機器の製造工程の迅速化を図るため、高速自動捲線機を
使用するようになつて来ている。しかし、この場合、工
程の迅速化により機器の加工費は著しく減少させること
が出来たかに見受けられるが、実際には捲線加工時エナ
メル線は摩擦等をうけ、絶縁層が機械的損傷をうける。
このため機器に組み込まれた後、レアーシヨートを起し
てロス率が大幅に増加するという大きな問題を有してい
る。これを解決するため、エナメル線に潤滑性を付与
し、機械的損傷を低減することが試みられている。この
ことは自動捲線機のみならず手作業においても同様であ
り、例えばモーターの狭いスロツトにエナメル線を挿入
する際、手作業の能率を高めるためすべり性の良いエナ
メル線が要望されている。
エナメル線自体は潤滑性に乏しいため、エナメル線同
志、エナメル線と捲線機間、エナメル線と機器間等のす
べりが悪く、絶縁層に損傷を受けたり作業効率が悪くな
つたりする。このため、エナメル線上に流動パラフイ
ン、冷凍機油等の液体の潤滑剤を塗布する方法が取られ
ているが液体の潤滑剤では潤滑性、すべり性が不十分で
あるため、手作業において線さばき性が悪く、又捲線時
にはトランス、コイル等の整列巻性が悪いという難点が
あり、更に近年の高速捲線化、占積率向上インサーター
方式の適用拡大等によりレヤーシヨートが増加してい
る。
絶縁電線に十分な潤滑性、すべり性を付与する事の出来
る潤滑剤としては、例えば固形パラフイン,マイクロク
リスタリンワツクス,ポリエチレン、フッ素樹脂などが
あるが(特開昭60−158507号公報)、いずれも常温で固
体であるため絶縁電線に塗布する方法に問題点が多い。
例えば、固定パラフイン,マイクロクリスタリンワツク
スなど加熱すると液状となるものは、加熱して溶融させ
絶縁電線上に塗布させる事が出来るが、この場合加熱溶
融のための装置が必要な事や塗布量が多いと絶縁電線を
リールに巻き取つた後、リール内で絶縁電線同志が固着
してしまうという欠点がある。
また、流動パラフィンと天然ワックスとからなる潤滑剤
を用いる方法がある(特開昭60−158507号公報)。しか
し、この潤滑剤は、常温で固形であるため上記と同様加
熱溶融させてから、電線表面に塗布する必要があり、さ
らに塗布後焼付けを行うものである。
又、固形パラフインなどを有機溶剤に溶解させ塗布・乾
燥させる方法やポリエチレンの脂肪族炭化水素または芳
香族炭化水素溶液または懸濁液を塗布・乾燥させる方法
(特開昭47−33712号公報)もあるが、この場合、溶剤
を乾燥させるための炉や排気設備が必要な事や、有機溶
剤に数%しか溶解しないため大部分の有機溶剤はロスと
なりその分だけコスト高となる。
さらに最近では、ポリエチレンやフツ素樹脂を微粒子状
としてワニス中に分散させた後、絶縁電線に塗布・焼付
する方法(特開昭49−41868号公報)も試みられている
が、この場合、ワニス中のポリエチレンやフツ素樹脂の
微粒子が沈でん,浮上,凝集などを起しワニスが不安定
で使用しづらい。
以上のように絶縁電線に十分な潤滑性、すべり性を付与
する事が出来る固形の潤滑剤を絶縁電線に塗布する方法
にはこれといつたよいものがないので現状である。
本発明者らは、これら問題解決について鋭意検討の結果
本発明の方法に到達したものである。
本発明の有機潤滑剤は常温で液状であるため容易に電線
に塗布出来、潤滑性に優れた有機潤滑剤を含んでいるた
め得られた絶縁電線の潤滑性も良好である。
(発明の構成) 本発明は主鎖の炭素数が21以上である常温で固体の有機
潤滑剤を常温で液体の有機潤滑剤に分散させ絶縁電線上
に塗布する事を特徴とする潤滑性絶縁電線の製造方法で
ある。
本発明の主鎖の炭素数が21以上である常温で固体の有機
潤滑剤は常温で液体の有機潤滑剤に分散出来るものであ
ればいかなるものでもよい。
主鎖の炭素数は21以上であることが必要であり、これは
主鎖の炭素数が20以下のものは潤滑性が不十分であるた
めである。
主鎖の炭素数が21以上である常温で固体の有機潤滑剤と
しては、例えば低密度ポリエチレン,高密度ポリエチレ
ン,中密度ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリブチレ
ン,ポリメチルペンテン,エチレン−プロピレン共重合
体などのポリオレフイン,ポリテトラフルオロエチレ
ン,テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレ
ン共重合体,ポリクロロトリフルオロエチレン,テトラ
フルオロエチレン−エチレン共重合体,ポリビニリデン
フオルライドなどのフツ素樹脂,固形パラフイン,マイ
クロクリスタリンワツクス,カルナバワツクス,ミツロ
ウ,モンタンワツクス,オゾケライト,セレシン,木ろ
う,キヤンデリラワツクス,セラツクロウ,鯨ロウ,ラ
ノリンなどのワツクス及びその誘導体等がある。
上記の潤滑剤はもちろん二種以上を混合して使用する事
も可能である。中でもポリオレフイン,フツ素樹脂を使
用すると常温で液体の有機潤滑剤に分散しやすく、微粒
子の入手も容易であり好ましい。常温で液体の有機潤滑
剤に対する常温で固体の有機潤滑剤の添加量は25重量%
以下が好ましい。それ以上であると、流動性が悪くなる
ため絶縁電線に塗布しづらくなる。常温で液体の有機潤
滑剤は通常絶縁電線に使用出来るものであればいかなる
ものでも使用出来る。
具体的な例としては、流動パラフイン,スピンドル油,
ベロサイト,冷凍機油,マシン油などがあり二種以上混
合して使用する事も可能である。
本発明においては、主鎖が炭素数21以上である常温で固
体の有機潤滑剤を常温で液体の有機潤滑剤に分散させる
事が重要である。
主鎖の炭素数が21以上である常温で固体の有機潤滑剤を
常温で液体の有機潤滑剤に分散させた場合は、出来上が
つた潤滑剤は使用した常温で液体の有機潤滑剤と粘度に
おいて大きな差がなく常温で液体の有機潤滑剤を使用す
る場合と同様に容易に絶縁電線上に塗布する事が出来
る。しかしながら主鎖の炭素数が21以上である常温で固
体の有機潤滑剤を常温で液体の有機潤滑剤に溶解した場
合には、出来上つた潤滑剤は粘度が上昇もしくは固体と
なつてしまい、容易に絶縁電線上に塗布する事が出来な
くなり加熱又は溶剤に溶解して使用せざるを得なくなる
為である。
主鎖の炭素数が21以上である常温で固体の有機潤滑剤を
常温で液体の有機潤滑剤に分散させる方法としては、常
温で固体の有機潤滑剤を微粒子状としたものを常温で液
体の有機潤滑剤に混合する方法、常温で固体の有機潤滑
剤を溶剤に分散させるものを常温で液体の有機潤滑剤に
混合する方法、常温で固体の有機潤滑剤を溶解させた
後、常温で液体の有機潤滑剤中に注ぎ析出させる方法な
どがあるが均一に分散出来る方法であればいかなる方法
でも可能である。
尚、分散状態を均一かつ安定とするため、界面活性剤,
凝集防止剤,消泡剤,レベリング剤,沈降防止剤,湿潤
剤,分散剤などを必要に応じ添加する事ももちろん可能
である。
本発明において用いられる絶縁電線にはいかなるもので
もよい丸線でも平角線でもよく、導体のサイズ、絶縁層
の種類,構成、自己融着層の有無を問はない。
本発明の潤滑剤を塗布する方法はいかなる方法でもよ
い。
例えば、デイツピング方式,ミゾローラ方式,ワイパー
ローラー方式等により、潤滑油の中の絶縁電線を通過さ
せた後、フエルトにより絞る方法とか、フエルトに潤滑
剤をしみ込ませ、フエルトの上又は間に絶縁電線を通過
させ塗布する方法などがある。
以下の実施例で本発明の内容を説明するが、本発明は以
下の実施例に限定されるものではない。
尚、実施例の特性中、静摩擦係数は、金属製ブロツクに
平行に2本のサンプル電線をとりつけ、これを平面上に
おかれた平行な2本のサンプル電線の上に各々の線が直
角をなすようにおき、前者の先に荷重をのせる事により
測定した線間摩擦係数の値である。動摩擦係数はインデ
イアナ工科大学製造の測定機を使用し、サフアイヤブロ
ツクに接して線を走行させる事により測定した摩擦係数
の値である。
(比較例1) 直径0.70mmφの銅線上にデラコートE220G(日東電気工
業社製ポリエステル絶縁塗料)を数回繰返し塗布・焼付
した後、流動パラフイン(試薬1枚)をフエルトを用い
塗布した。
尚、得られたポリエステル線の皮膜厚は0.027mmであつ
た。
(実施例1,2) 流動パラフインのかわりに流動パラフインに粒子径5〜
25ミクロンのポリエチレン微粒子を5重量%(実施例
1)、15重量%(実施例2)、分散させたものを使用
し、比較例1と同様にしてポリエステル線を得た。
(実施例3) 流動パラフインのかわりに、流動パラフインに粒子径0.
2〜2ミクロンのポリテトラフルオロエチレン微粒子を
5重量%分散させたものを使用し、比較例1と同様にし
てポリエステル線を得た。
(実施例4) 比較例1,実施例1〜3のポリエステル線の静摩擦係数を
先に示した方法で測定した。結果を表1に示した。
(実施例5) 比較例1,実施例1〜3のポリエステル線の動摩擦係数を
先に示した動摩擦係数測定機で測定した。結果を表1に
示した。
(発明の効果) 以上、実施例で示されるように、本発明の主鎖の炭素数
が21以上である常温で固体の有機潤滑剤を常温で液体の
有機潤滑剤に分散させた潤滑剤を用いると、常温で固体
となる潤滑剤のように塗布時に加熱溶融する必要がな
く、また、常温で固体の潤滑剤粒子が分散していること
から塗布厚を一定にすることができる。さらに、塗布後
の焼付けが不要であるから、潤滑性絶縁電線の製造が容
易である。その上潤滑性に優れたものを得る事が出来、
その工業的価値は大きい。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主鎖の炭素数が21以上である常温で固体の
    有機潤滑材を常温で液体の有機潤滑材に対して25重量%
    以下添加して、分散させ、絶縁電線上に塗布することを
    特徴とする潤滑性絶縁電線の製造方法。
  2. 【請求項2】常温で固体の有機潤滑剤がポリオレフィン
    系の有機潤滑剤である特許請求の範囲第1項記載の潤滑
    性絶縁電線の製造方法。
  3. 【請求項3】常温で固体の有機潤滑剤がポリエチレンで
    ある特許請求の範囲第2項記載の潤滑性絶縁電線の製造
    方法。
  4. 【請求項4】常温で固体の有機潤滑剤がフッ素樹脂であ
    る特許請求の範囲第1項記載の潤滑性絶縁電線の製造方
    法。
JP61111284A 1986-05-14 1986-05-14 潤滑性絶縁電線の製造方法 Expired - Lifetime JPH0773008B2 (ja)

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