JPH0782331A - 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物の製造方法Info
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- JPH0782331A JPH0782331A JP22443093A JP22443093A JPH0782331A JP H0782331 A JPH0782331 A JP H0782331A JP 22443093 A JP22443093 A JP 22443093A JP 22443093 A JP22443093 A JP 22443093A JP H0782331 A JPH0782331 A JP H0782331A
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- vinyl monomer
- resin composition
- propylene
- polyamide resin
- thermoplastic resin
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 プロピレン系重合体とポリアミド樹脂とから
なる樹脂組成物存在下で、芳香族系ビニル単量体とラジ
カル開始剤を溶融混練重合反応することを特徴とする熱
可塑性樹脂組成物の製造方法。 【効果】 本発明により、ポリアミド樹脂とプロピレン
系重合体との相溶性をより向上して、ポリアミド樹脂が
有する優れた耐摩耗性、電気特性、耐熱変形性及び機械
的強度、そしてプロピレン系重合体の低吸水性の特性を
合せ持ち、さらには高い衝撃性を有する熱可塑性樹脂組
成物を、より簡易な方法で提供することができる。特に
成形材料、包装容器材料や電気部品等のハウジング材料
等において利用価値が極めて大きい。
なる樹脂組成物存在下で、芳香族系ビニル単量体とラジ
カル開始剤を溶融混練重合反応することを特徴とする熱
可塑性樹脂組成物の製造方法。 【効果】 本発明により、ポリアミド樹脂とプロピレン
系重合体との相溶性をより向上して、ポリアミド樹脂が
有する優れた耐摩耗性、電気特性、耐熱変形性及び機械
的強度、そしてプロピレン系重合体の低吸水性の特性を
合せ持ち、さらには高い衝撃性を有する熱可塑性樹脂組
成物を、より簡易な方法で提供することができる。特に
成形材料、包装容器材料や電気部品等のハウジング材料
等において利用価値が極めて大きい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロピレン系重合体及
びポリアミド樹脂からなる、優れた耐衝撃性、剛性、耐
熱変形性を有し、かつ低い吸水性を有する、簡易な熱可
塑性樹脂組成物の製造方法に関する。
びポリアミド樹脂からなる、優れた耐衝撃性、剛性、耐
熱変形性を有し、かつ低い吸水性を有する、簡易な熱可
塑性樹脂組成物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアミド樹脂は耐摩耗性、電気特性、
耐熱変形性及び機械的強度などが優れているため、エン
ジニアリング樹脂として各種の機械部品材料に汎用され
ているが、耐衝撃性が十分でなく、又吸水率が高いなど
の欠点がある。
耐熱変形性及び機械的強度などが優れているため、エン
ジニアリング樹脂として各種の機械部品材料に汎用され
ているが、耐衝撃性が十分でなく、又吸水率が高いなど
の欠点がある。
【0003】特に吸水による物性低下は問題であり、吸
水したポリアミド樹脂を成形加工した場合に気泡が入り
成形不良となり好ましくなし、又、吸水により成形物の
機械的強度の低下、寸法変化等の問題が生じる。
水したポリアミド樹脂を成形加工した場合に気泡が入り
成形不良となり好ましくなし、又、吸水により成形物の
機械的強度の低下、寸法変化等の問題が生じる。
【0004】ポリアミド樹脂はこの様な欠点を有するた
め、エンジニアリング樹脂としての用途が限定され、本
来ポリアミド樹脂が持つ優れた特性を活かすことができ
ないことも多い。
め、エンジニアリング樹脂としての用途が限定され、本
来ポリアミド樹脂が持つ優れた特性を活かすことができ
ないことも多い。
【0005】一方、プロピレン系樹脂は低コスト、低比
重で、かつ吸水性は殆ど示さず、物性バランスに優れた
樹脂であるが、機械的強度、特に高温時の物性が不十分
等の欠点がある。
重で、かつ吸水性は殆ど示さず、物性バランスに優れた
樹脂であるが、機械的強度、特に高温時の物性が不十分
等の欠点がある。
【0006】従って、ポリアミド樹脂及びプロピレン系
重合体のそれぞれの欠点を改善するためにこれらの樹脂
をブレンドしようとする試みがなされてきた。
重合体のそれぞれの欠点を改善するためにこれらの樹脂
をブレンドしようとする試みがなされてきた。
【0007】しかしながら、ポリアミド樹脂とプロピレ
ン系重合体とを単に押出機等を用いて、溶融混練するこ
とによりブレンドしても両者の相溶性が乏しいために層
剥離を生じ、機械的強度に乏しいものしか得ることがで
きない。つまり、プロピレン系重合体は非極性樹脂であ
り、且つポリアミド樹脂と反応しうる活性官能基を有し
ていないため、極性樹脂であるポリアミド樹脂とは、そ
のままでは相溶しない。
ン系重合体とを単に押出機等を用いて、溶融混練するこ
とによりブレンドしても両者の相溶性が乏しいために層
剥離を生じ、機械的強度に乏しいものしか得ることがで
きない。つまり、プロピレン系重合体は非極性樹脂であ
り、且つポリアミド樹脂と反応しうる活性官能基を有し
ていないため、極性樹脂であるポリアミド樹脂とは、そ
のままでは相溶しない。
【0008】そこで、この相溶性を改良するものとし
て、例えばプロピレン系重合体の一部をカルボン酸又は
その無水物で変性したプロピレン系重合体を用いること
により(特公昭45−30943号公報、特開昭60−
118735号公報)ポリアミド樹脂との相溶性を向上
させる方法がなされている。しかしながら、上記記述の
酸変性プロピレン系重合体の介在により相溶性の点では
向上がみられるものの、プロピレン系重合体は他のポリ
オレフィンと異なりラジカル崩壊性ポリマーであるた
め、プロピレン系重合体をカルボン酸又はその無水物で
変性する際に、プロピレン系重合体の分解反応、或いは
未反応残留モノマーによる悪影響等により、この手法を
用いてポリアミド樹脂と溶融混練した場合、機械的物性
の改良効果、成形物外観等は必ずしも満足いく結果では
なかった。
て、例えばプロピレン系重合体の一部をカルボン酸又は
その無水物で変性したプロピレン系重合体を用いること
により(特公昭45−30943号公報、特開昭60−
118735号公報)ポリアミド樹脂との相溶性を向上
させる方法がなされている。しかしながら、上記記述の
酸変性プロピレン系重合体の介在により相溶性の点では
向上がみられるものの、プロピレン系重合体は他のポリ
オレフィンと異なりラジカル崩壊性ポリマーであるた
め、プロピレン系重合体をカルボン酸又はその無水物で
変性する際に、プロピレン系重合体の分解反応、或いは
未反応残留モノマーによる悪影響等により、この手法を
用いてポリアミド樹脂と溶融混練した場合、機械的物性
の改良効果、成形物外観等は必ずしも満足いく結果では
なかった。
【0009】また、ポリアミド樹脂とポリオレフィンと
の組成物を製造する際に、両者の相溶性を向上させるた
めにグリシジルオキシ基を有する重合性化合物とラジカ
ル開始剤とを使用する熱可塑性樹脂組成物の製造方法も
提案されている(特開平5−39330号公報)。しか
し、ポリオレフィンとしてプロピレン系重合体を用いた
場合、上記記述の様にプロピレン系重合体自身ラジカル
崩壊性ポリマーであるため、上記重合性化合物を反応さ
せるために、単にラジカル開始剤を用いるとポリマーの
分解反応が併発し、高い機械的物性が得られない。また
分解を抑制するためにラジカル開始剤の添加量を減らす
と、重合性化合物の反応率が低下し未反応モノマー量が
増すばかりでなく、官能基の導入量に上限ができる。そ
のため、高い相溶性或いは、満足いく物性改良効果が得
られないといった問題があった。
の組成物を製造する際に、両者の相溶性を向上させるた
めにグリシジルオキシ基を有する重合性化合物とラジカ
ル開始剤とを使用する熱可塑性樹脂組成物の製造方法も
提案されている(特開平5−39330号公報)。しか
し、ポリオレフィンとしてプロピレン系重合体を用いた
場合、上記記述の様にプロピレン系重合体自身ラジカル
崩壊性ポリマーであるため、上記重合性化合物を反応さ
せるために、単にラジカル開始剤を用いるとポリマーの
分解反応が併発し、高い機械的物性が得られない。また
分解を抑制するためにラジカル開始剤の添加量を減らす
と、重合性化合物の反応率が低下し未反応モノマー量が
増すばかりでなく、官能基の導入量に上限ができる。そ
のため、高い相溶性或いは、満足いく物性改良効果が得
られないといった問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これら従来
の組成物の問題点を解消し、ポリアミド樹脂とプロピレ
ン系重合体との相溶性をより向上して、ポリアミド樹脂
が有する優れた耐摩耗性、電気特性、耐熱変形性及び機
械的強度、そしてプロピレン系重合体の低吸水性の特性
を合せ持つ樹脂組成物を、より簡易な方法で得られる熱
可塑性樹脂の製造方法を提供することを目的とする。
の組成物の問題点を解消し、ポリアミド樹脂とプロピレ
ン系重合体との相溶性をより向上して、ポリアミド樹脂
が有する優れた耐摩耗性、電気特性、耐熱変形性及び機
械的強度、そしてプロピレン系重合体の低吸水性の特性
を合せ持つ樹脂組成物を、より簡易な方法で得られる熱
可塑性樹脂の製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の従
来方法の欠点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、プロ
ピレン系重合体とポリアミド樹脂とからなる樹脂組成物
存在下で、芳香族系ビニル単量体とラジカル開始剤を、
溶融混練重合反応することにより上記の目的を達成する
事を見いだし、本発明を完成するに至った。ここで言う
芳香族系ビニル単量体とは、好ましくは芳香族ビニル単
量体と極性官能基含有ビニル単量体の組み合わせによる
単量体混合物であり、さらには、極性官能基含有ビニル
単量体が、好ましくはエポキシ基含有ビニル単量体或い
はカルボキシル基含有ビニル単量体である。
来方法の欠点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、プロ
ピレン系重合体とポリアミド樹脂とからなる樹脂組成物
存在下で、芳香族系ビニル単量体とラジカル開始剤を、
溶融混練重合反応することにより上記の目的を達成する
事を見いだし、本発明を完成するに至った。ここで言う
芳香族系ビニル単量体とは、好ましくは芳香族ビニル単
量体と極性官能基含有ビニル単量体の組み合わせによる
単量体混合物であり、さらには、極性官能基含有ビニル
単量体が、好ましくはエポキシ基含有ビニル単量体或い
はカルボキシル基含有ビニル単量体である。
【0012】以下本発明を詳しく説明する。
【0013】(構成)本発明のプロピレン系重合体は、
プロピレン単独重合体およびプロピレンを主体とする他
のオレフィンまたはエチレン性ビニル単量体との共重合
体(何れもプロピレン75重量%以上の共重合体)であ
り、具体的にはアイソタクチックポリプロピレン、プロ
ピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合
体等がある。これらのプロピレン系重合体を単独又は混
合して使用することができる。また、プロピレン系重合
体の性質を損なわない範囲で他の重合体を使用すること
もできる。
プロピレン単独重合体およびプロピレンを主体とする他
のオレフィンまたはエチレン性ビニル単量体との共重合
体(何れもプロピレン75重量%以上の共重合体)であ
り、具体的にはアイソタクチックポリプロピレン、プロ
ピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合
体等がある。これらのプロピレン系重合体を単独又は混
合して使用することができる。また、プロピレン系重合
体の性質を損なわない範囲で他の重合体を使用すること
もできる。
【0014】ポリアミド樹脂とは、酸アミド(−CON
H−)を繰り返し単位に持つ高分子化合物で、重合形式
によりラクタムの開環重合によるもの、ジアミンと二塩
基酸の重縮合によるもの及びアミノカルボン酸の重縮合
によるもの等が挙げられる。これらは、ナイロンの一般
名をもつもので、例えば、ナイロン6、ナイロン12、
ナイロン9、ナイロン11、ナイロン66、ナイロン6
10等が挙げられるが、これらのうちではナイロン6、
ナイロン66が好ましい。又ポリアミド樹脂の分子量は
特に限定されないが、通常は相対粘度(ηrel)が0.5
以上、好ましくは2.0以上に相当するものが用いられ
る。
H−)を繰り返し単位に持つ高分子化合物で、重合形式
によりラクタムの開環重合によるもの、ジアミンと二塩
基酸の重縮合によるもの及びアミノカルボン酸の重縮合
によるもの等が挙げられる。これらは、ナイロンの一般
名をもつもので、例えば、ナイロン6、ナイロン12、
ナイロン9、ナイロン11、ナイロン66、ナイロン6
10等が挙げられるが、これらのうちではナイロン6、
ナイロン66が好ましい。又ポリアミド樹脂の分子量は
特に限定されないが、通常は相対粘度(ηrel)が0.5
以上、好ましくは2.0以上に相当するものが用いられ
る。
【0015】本発明のプロピレン系重合体、ポリアミド
樹脂の配合割合は、目的用途に応じて任意の配合割合で
よい。好ましくは1〜99部:99〜1部である。芳香
族系ビニル単量体とは、芳香族ビニル単量体と極性官能
基含有ビニル単量体の組み合わせ混合物であり、ここで
言う芳香族ビニル単量体を具体的に挙げれば、例えばス
チレン、メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシ
レン、エチルビニルベンゼン、イソプロピルスチレン、
クロロスチレン、ジクロロスチレン、ブロモスチレン等
が挙げられ、これらを単独または混合して用いられる。
また、極性官能基含有ビニル単量体としては、エポキシ
基含有ビニル単量体、カルボン酸基含有ビニル単量体、
水酸基含有ビニル単量体、オキサゾリン基含有ビニル単
量体、アミノ基含有ビニル単量体等が挙げられる。好ま
しくは、エポキシ基含有ビニル単量体あるいはカルボキ
シル基含有ビニル単量体である。
樹脂の配合割合は、目的用途に応じて任意の配合割合で
よい。好ましくは1〜99部:99〜1部である。芳香
族系ビニル単量体とは、芳香族ビニル単量体と極性官能
基含有ビニル単量体の組み合わせ混合物であり、ここで
言う芳香族ビニル単量体を具体的に挙げれば、例えばス
チレン、メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシ
レン、エチルビニルベンゼン、イソプロピルスチレン、
クロロスチレン、ジクロロスチレン、ブロモスチレン等
が挙げられ、これらを単独または混合して用いられる。
また、極性官能基含有ビニル単量体としては、エポキシ
基含有ビニル単量体、カルボン酸基含有ビニル単量体、
水酸基含有ビニル単量体、オキサゾリン基含有ビニル単
量体、アミノ基含有ビニル単量体等が挙げられる。好ま
しくは、エポキシ基含有ビニル単量体あるいはカルボキ
シル基含有ビニル単量体である。
【0016】さらに具体的には、エポキシ基含有ビニル
単量体としては、例えば、グリシジルメタクリレート、
グリシジルアクリレート、アリルグリシジルエーテル、
メタクリルグリシジルエーテル等が挙げられ、これらを
単独または混合して用いられる。特にグリシジルメタク
リレートが好ましい。カルボン酸基含有ビニル単量体と
は、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン
酸、マレイン酸等が挙げら、これらの単独または混合物
を適用して用いられる。
単量体としては、例えば、グリシジルメタクリレート、
グリシジルアクリレート、アリルグリシジルエーテル、
メタクリルグリシジルエーテル等が挙げられ、これらを
単独または混合して用いられる。特にグリシジルメタク
リレートが好ましい。カルボン酸基含有ビニル単量体と
は、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン
酸、マレイン酸等が挙げら、これらの単独または混合物
を適用して用いられる。
【0017】水酸基含有ビニル単量体としては、例え
ば、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2
−ヒドロキシブチルメタクリレート等が挙げられ、これ
らを単独または混合して用いられる。オキサゾリン基含
有ビニル単量体としては2−ビニル−2−オキサゾリ
ン、2−ビニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−
イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニ
ル−4−オキサゾリン等がある。
ば、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2
−ヒドロキシブチルメタクリレート等が挙げられ、これ
らを単独または混合して用いられる。オキサゾリン基含
有ビニル単量体としては2−ビニル−2−オキサゾリ
ン、2−ビニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−
イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニ
ル−4−オキサゾリン等がある。
【0018】芳香族ビニル単量体の添加量は、配合する
プロピレン系重合体に対して、50重量%以下、好まし
くは1〜35重量%である。また芳香族ビニル単量体
は、プロピレン系重合体の低分子量化を防止及びポリア
ミド樹脂との相溶性向上のため、極性官能基含有ビニル
単量体の添加量の少なくとも同量以上、好ましくは1〜
5倍量添加することが好ましい。
プロピレン系重合体に対して、50重量%以下、好まし
くは1〜35重量%である。また芳香族ビニル単量体
は、プロピレン系重合体の低分子量化を防止及びポリア
ミド樹脂との相溶性向上のため、極性官能基含有ビニル
単量体の添加量の少なくとも同量以上、好ましくは1〜
5倍量添加することが好ましい。
【0019】この芳香族系ビニル単量体は、あらかじめ
樹脂混合物と混合した後、押出機に供給しても良いし、
液体用フィーダーを用いて溶融状態の樹脂混合物に供給
しても良い。
樹脂混合物と混合した後、押出機に供給しても良いし、
液体用フィーダーを用いて溶融状態の樹脂混合物に供給
しても良い。
【0020】また、極性官能基含有ビニル単量体の添加
量は、配合するプロピレン系重合体に対して、10重量
%以下、好ましくは0.1〜5重量%である。10重量
%を越えると、未反応モノマーが増すことによる組成物
の粘着性、機械的物性等において悪影響が起こる場合が
あり好ましくない。
量は、配合するプロピレン系重合体に対して、10重量
%以下、好ましくは0.1〜5重量%である。10重量
%を越えると、未反応モノマーが増すことによる組成物
の粘着性、機械的物性等において悪影響が起こる場合が
あり好ましくない。
【0021】ラジカル開始剤としては、本反応を行なう
為に必要な溶融混練温度で重合を行うために1分間の半
減期を得るための分解温度が130〜250℃であるこ
とが望ましい。具体例を挙げれば、t−ブチルパーオク
テート、ビス(t−ブチルパーオキシ)トリメチルシク
ロヘキサン、シクロヘキサノンパーオキサイド、ベンゾ
イルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、t−ブ
チルパーベンゾエート、ジメチル ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキサン、ジメチル ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキシン等が挙げられる。該ラジカル開始剤は、添
加する総ビニル単量体100重量部に対して通常0.1
〜10重量部、好ましくは1〜5重量部の割合で添加す
るのが良い。また予め、粉末プロピレン系重合体等にラ
ジカル開始剤を含浸させたものをマスターバッチとして
添加することが好ましい。
為に必要な溶融混練温度で重合を行うために1分間の半
減期を得るための分解温度が130〜250℃であるこ
とが望ましい。具体例を挙げれば、t−ブチルパーオク
テート、ビス(t−ブチルパーオキシ)トリメチルシク
ロヘキサン、シクロヘキサノンパーオキサイド、ベンゾ
イルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、t−ブ
チルパーベンゾエート、ジメチル ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキサン、ジメチル ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキシン等が挙げられる。該ラジカル開始剤は、添
加する総ビニル単量体100重量部に対して通常0.1
〜10重量部、好ましくは1〜5重量部の割合で添加す
るのが良い。また予め、粉末プロピレン系重合体等にラ
ジカル開始剤を含浸させたものをマスターバッチとして
添加することが好ましい。
【0022】ラジカル開始剤の供給は、あらかじめ芳香
族系ビニル単量体に溶解して添加しても良いし液体用フ
ィーダーを用いて、溶融時添加しても良いし、プロピレ
ン系重合体等のパウダー物に予め含浸混合させたもの
を、マスターバッチとして用いても良い。また安定剤は
プロピレン系重合体に予めヘンシェルミキサー等を用い
て混合しておくことが好ましい。
族系ビニル単量体に溶解して添加しても良いし液体用フ
ィーダーを用いて、溶融時添加しても良いし、プロピレ
ン系重合体等のパウダー物に予め含浸混合させたもの
を、マスターバッチとして用いても良い。また安定剤は
プロピレン系重合体に予めヘンシェルミキサー等を用い
て混合しておくことが好ましい。
【0023】プロピレン系重合体はポリエチレン等の他
のポリオレフィンと異なりラジカル崩壊性のポリマーで
あるので、その他添加剤として、安定剤を添加すること
が好ましい。但し、芳香族系ビニル単量体の重合を妨げ
ないよう種類及び添加量を考慮する必要がある。例え
ば、ペンタエリスリチル‐テトラキス((ジ−t−ブチ
ル−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)、オクデシ
ル(ジ−t−ブチル−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート、チオビス(メチル t−ブチルフェノール)、ト
リメチル−トリス(ジt−ブチルヒドロキシベンジル)
ベンゼン等のヒンダードフェノール系安定剤、テトラキ
ス(ジ−t−ブチルフェニル)ビフェニレンフォスファ
イト、トリス(ジt−ブチルフェニル)フォスファイト
等の燐系安定剤、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カル
シウム等の金属石鹸、酸化マグネシウム、ハイドロタル
サイト等の制酸吸着剤がある。該安定剤の使用量はプロ
ピレン系重合体100重量部に対して通常0.01から
1重量部、好ましくは0.05から0.5重量部である。
のポリオレフィンと異なりラジカル崩壊性のポリマーで
あるので、その他添加剤として、安定剤を添加すること
が好ましい。但し、芳香族系ビニル単量体の重合を妨げ
ないよう種類及び添加量を考慮する必要がある。例え
ば、ペンタエリスリチル‐テトラキス((ジ−t−ブチ
ル−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)、オクデシ
ル(ジ−t−ブチル−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート、チオビス(メチル t−ブチルフェノール)、ト
リメチル−トリス(ジt−ブチルヒドロキシベンジル)
ベンゼン等のヒンダードフェノール系安定剤、テトラキ
ス(ジ−t−ブチルフェニル)ビフェニレンフォスファ
イト、トリス(ジt−ブチルフェニル)フォスファイト
等の燐系安定剤、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カル
シウム等の金属石鹸、酸化マグネシウム、ハイドロタル
サイト等の制酸吸着剤がある。該安定剤の使用量はプロ
ピレン系重合体100重量部に対して通常0.01から
1重量部、好ましくは0.05から0.5重量部である。
【0024】本発明による反応は、バンバリーミキサー
等の密閉容器、押出機等の連続的な混練機を用いて行う
ことができる。このうち押出機の方が、造粒等工業的な
生産を考えた場合には好ましい。更に、2軸押出機の方
が、反応物の供給性、高い樹脂混練性、重合時間の管理
等に於いてより好ましい。
等の密閉容器、押出機等の連続的な混練機を用いて行う
ことができる。このうち押出機の方が、造粒等工業的な
生産を考えた場合には好ましい。更に、2軸押出機の方
が、反応物の供給性、高い樹脂混練性、重合時間の管理
等に於いてより好ましい。
【0025】実際の熱可塑性樹脂組成物の製造方法とし
ては、粉末またはペレット状のプロピレン系重合体およ
びポリアミド樹脂との樹脂混合物に、芳香族系ビニル単
量体、及びラジカル開始剤とを事前に含浸混合するか、
溶融状態の樹脂組成物に液体フィーダーで供給し、押出
機中等で加圧しながら150〜280℃にて溶融混練さ
せ、芳香族系ビニル単量体を溶融混練重合反応後、ダイ
から排出されたストランドを冷却し、ペレタイザーを用
いてペレットとする。
ては、粉末またはペレット状のプロピレン系重合体およ
びポリアミド樹脂との樹脂混合物に、芳香族系ビニル単
量体、及びラジカル開始剤とを事前に含浸混合するか、
溶融状態の樹脂組成物に液体フィーダーで供給し、押出
機中等で加圧しながら150〜280℃にて溶融混練さ
せ、芳香族系ビニル単量体を溶融混練重合反応後、ダイ
から排出されたストランドを冷却し、ペレタイザーを用
いてペレットとする。
【0026】上述したようにプロピレン系重合体は、エ
チレン系重合体と異なりラジカル崩壊性ポリマーである
ため単に溶融加熱すると主鎖の切断により分子量の低下
が起こり易い。そのためラジカル開始剤の存在下単に極
性官能基含有ビニル単量体のみを溶融混練反応しても分
子量の低下による物性低下が起こる。しかし、本発明の
溶融混練反応方法によれば、芳香族ビニル単量体を併用
する事により、極性官能基含有ビニル単量体が効率良く
反応させることができ、プロピレン系重合体とポリアミ
ド樹脂との相溶性の改善された熱可塑性樹脂組成物が、
より簡易な手法により製造することができる。
チレン系重合体と異なりラジカル崩壊性ポリマーである
ため単に溶融加熱すると主鎖の切断により分子量の低下
が起こり易い。そのためラジカル開始剤の存在下単に極
性官能基含有ビニル単量体のみを溶融混練反応しても分
子量の低下による物性低下が起こる。しかし、本発明の
溶融混練反応方法によれば、芳香族ビニル単量体を併用
する事により、極性官能基含有ビニル単量体が効率良く
反応させることができ、プロピレン系重合体とポリアミ
ド樹脂との相溶性の改善された熱可塑性樹脂組成物が、
より簡易な手法により製造することができる。
【0027】本発明で得られる組成物には、これらの必
須成分の他に付加的成分を発明の効果を損なわない範囲
で添加することができる。付加的成分としては、例えば
他の熱可塑性樹脂、ゴム、無機フィラー、顔料、各種安
定剤(酸化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、ブロッキン
グ防止剤、滑剤)等が挙げられる。
須成分の他に付加的成分を発明の効果を損なわない範囲
で添加することができる。付加的成分としては、例えば
他の熱可塑性樹脂、ゴム、無機フィラー、顔料、各種安
定剤(酸化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、ブロッキン
グ防止剤、滑剤)等が挙げられる。
【0028】また本発明は、上述したようにプロピレン
系重合体、ポリアミド樹脂および芳香族系ビニル単量
体、ラジカル開始剤をヘンシェルミキサー、Vブレンダ
ー、リボンブレンダー、タンブラーブレンダー等でドラ
イブレンドした後、溶融混練重合反応をおこなってもよ
いし、プロピレン系重合体及びポリアミド樹脂の溶融混
合物に、上記芳香族系ビニル単量体、ラジカル開始剤を
反応させても良い。特に、プロピレン系重合体およびポ
リアミド樹脂との積層シート等から生ずる廃材の再利用
といったリサイクル用途にも本手法は適用でき非常に有
効である。
系重合体、ポリアミド樹脂および芳香族系ビニル単量
体、ラジカル開始剤をヘンシェルミキサー、Vブレンダ
ー、リボンブレンダー、タンブラーブレンダー等でドラ
イブレンドした後、溶融混練重合反応をおこなってもよ
いし、プロピレン系重合体及びポリアミド樹脂の溶融混
合物に、上記芳香族系ビニル単量体、ラジカル開始剤を
反応させても良い。特に、プロピレン系重合体およびポ
リアミド樹脂との積層シート等から生ずる廃材の再利用
といったリサイクル用途にも本手法は適用でき非常に有
効である。
【0029】かくすることにより、本発明の製造方法に
より、低吸水性、耐衝撃性、耐熱性、剛性、表面性など
にバランス良く優れた熱可塑性樹脂組成物を、より簡易
な手法で提供することができる。
より、低吸水性、耐衝撃性、耐熱性、剛性、表面性など
にバランス良く優れた熱可塑性樹脂組成物を、より簡易
な手法で提供することができる。
【0030】
【実施例】次に、本発明を、実施例、比較例により詳細
に説明するが本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。以下において部および%は特に断わりのないか
ぎりすべて重量基準であるものとする。
に説明するが本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。以下において部および%は特に断わりのないか
ぎりすべて重量基準であるものとする。
【0031】組成物の物性の試験方法は以下の通りであ
る。 メルトインデックス(g/10分):JIS K721
0(2.16Kg、230℃) 層状剥離:成形表面をトルエンで拭いて層状剥離の有無
を肉眼で判断した。
る。 メルトインデックス(g/10分):JIS K721
0(2.16Kg、230℃) 層状剥離:成形表面をトルエンで拭いて層状剥離の有無
を肉眼で判断した。
【0032】熱変形性(℃):測定JIS K7207
(荷重4.6Kgf/cm2) 曲弾性率(kg/cm2):測定JIS K7203に
準じ、乾燥時、および吸水時(23℃、24時間浸水後
サンプル測定) 衝撃強度(kgcm/cm2):測
定ASTM D256 吸 水 率(%):射出試片(104*50*2mm)を
用い23℃で24時間浸漬後次式で算出
(荷重4.6Kgf/cm2) 曲弾性率(kg/cm2):測定JIS K7203に
準じ、乾燥時、および吸水時(23℃、24時間浸水後
サンプル測定) 衝撃強度(kgcm/cm2):測
定ASTM D256 吸 水 率(%):射出試片(104*50*2mm)を
用い23℃で24時間浸漬後次式で算出
【0033】(実施例1)ブラベンダー社(ドイツ)製
30mm二軸押出機をバレル温度230℃(但しフィー
ダー部180℃)、ダイス温度240℃に設定した。粉
末状のホモポリプロピレン(ハイポールB200P、三
井石油化学社製)100部にイルガノックス1010
(チバガイキー社製安定剤)0.05部、ホスファイト
168(チバガイキー社製安定剤)0.05部、ステア
リン酸カルシウム(安定剤)0.1部の割合で安定剤を
予め混合し、安定剤配合物とした。上記安定剤配合粉末
状のホモポリプロピレン(ハイポールB200P、三井
石油化学社製)300部に更にナイロンー6(鐘紡社製
ナイロンMC112)700部を混合し、スチレン1
5部、グリシジルメタクリレート9部にパーヘキシン2
5B[ジメチルジ(tーブチルパーオキシ)ヘキシン
日本油脂社製]0.7部を混合し、ドライブレンド物を
調製した。得られたドライブレンド物を押出機に供給し
15rpmにて溶融混練して溶融混練反応を行い、生成
物ペレットを得た。得られたペレットを東芝製IS50
AM射出成形機にて樹脂温度260℃の条件で試片を作
成し、各種の物性を評価した。結果を表1に示した。
30mm二軸押出機をバレル温度230℃(但しフィー
ダー部180℃)、ダイス温度240℃に設定した。粉
末状のホモポリプロピレン(ハイポールB200P、三
井石油化学社製)100部にイルガノックス1010
(チバガイキー社製安定剤)0.05部、ホスファイト
168(チバガイキー社製安定剤)0.05部、ステア
リン酸カルシウム(安定剤)0.1部の割合で安定剤を
予め混合し、安定剤配合物とした。上記安定剤配合粉末
状のホモポリプロピレン(ハイポールB200P、三井
石油化学社製)300部に更にナイロンー6(鐘紡社製
ナイロンMC112)700部を混合し、スチレン1
5部、グリシジルメタクリレート9部にパーヘキシン2
5B[ジメチルジ(tーブチルパーオキシ)ヘキシン
日本油脂社製]0.7部を混合し、ドライブレンド物を
調製した。得られたドライブレンド物を押出機に供給し
15rpmにて溶融混練して溶融混練反応を行い、生成
物ペレットを得た。得られたペレットを東芝製IS50
AM射出成形機にて樹脂温度260℃の条件で試片を作
成し、各種の物性を評価した。結果を表1に示した。
【0034】(実施例2)実施例1の製造においてグリ
シジルメタクリレート9部を用いる代わりに同量のメタ
クリル酸を用いて、熱可塑性樹脂組成物を製造し、実施
例1と同様にして各種の物性を評価した。結果を表1に
示した。
シジルメタクリレート9部を用いる代わりに同量のメタ
クリル酸を用いて、熱可塑性樹脂組成物を製造し、実施
例1と同様にして各種の物性を評価した。結果を表1に
示した。
【0035】(実施例3)実施例1の製造において、ホ
モポリプロピレン(ハイポールB200P、三井石油化
学社製)500部、ナイロンー6(鐘紡社製 ナイロン
MC112)500部とし、スチレン25部、グリシジ
ルメタクリレート15部にパーヘキシン25B[ジメチ
ルジ(tーブチルパーオキシ)ヘキシン 日本油脂社
製]1.2部とした以外は、実施例1と同様なる条件に
て、熱可塑性樹脂組成物を製造し、実施例1と同様にし
て各種の物性を評価した。結果を表1に示した。
モポリプロピレン(ハイポールB200P、三井石油化
学社製)500部、ナイロンー6(鐘紡社製 ナイロン
MC112)500部とし、スチレン25部、グリシジ
ルメタクリレート15部にパーヘキシン25B[ジメチ
ルジ(tーブチルパーオキシ)ヘキシン 日本油脂社
製]1.2部とした以外は、実施例1と同様なる条件に
て、熱可塑性樹脂組成物を製造し、実施例1と同様にし
て各種の物性を評価した。結果を表1に示した。
【0036】(実施例4)実施例1の製造において、ホ
モポリプロピレン(ハイポールB200P、三井石油化
学社製)300部を用いる代わりに同量のブロックポリ
プロピレン(ハイポールJ340P、三井石油化学社
製)を用いて、熱可塑性樹脂組成物を製造し、実施例1
と同様にして各種の物性を評価した。結果を表1に示し
た。
モポリプロピレン(ハイポールB200P、三井石油化
学社製)300部を用いる代わりに同量のブロックポリ
プロピレン(ハイポールJ340P、三井石油化学社
製)を用いて、熱可塑性樹脂組成物を製造し、実施例1
と同様にして各種の物性を評価した。結果を表1に示し
た。
【0037】
【表1】
【0038】(比較例1)実施例1の製造において、ホ
モポリプロピレン(ハイポールB200P、三井石油化
学社製)300部、ナイロンー6(鐘紡社製 ナイロン
MC112)700部のみを混合し、溶融混練し熱可塑
性樹脂組成物を製造し、実施例1と同様にして各種の物
性を評価した。結果を表2に示した。得られた成形物
は、層状剥離しており、均一な成形物は得られなかっ
た。
モポリプロピレン(ハイポールB200P、三井石油化
学社製)300部、ナイロンー6(鐘紡社製 ナイロン
MC112)700部のみを混合し、溶融混練し熱可塑
性樹脂組成物を製造し、実施例1と同様にして各種の物
性を評価した。結果を表2に示した。得られた成形物
は、層状剥離しており、均一な成形物は得られなかっ
た。
【0039】(比較例2)比較例1の製造において、ホ
モポリプロピレン(ハイポールB200P、三井石油化
学社製)を用いる代わりに、同量のブロックポリプロピ
レン(ハイポールJ340、三井石油化学社製)を用い
た以外は、実施例1と同様にして、溶融混練し熱可塑性
樹脂組成物を製造し、実施例1と同様にして各種の物性
を評価した。結果を表2に示した。比較例1と同様に得
られた成形物は、層状剥離しており、均一な成形物は得
られなかった。
モポリプロピレン(ハイポールB200P、三井石油化
学社製)を用いる代わりに、同量のブロックポリプロピ
レン(ハイポールJ340、三井石油化学社製)を用い
た以外は、実施例1と同様にして、溶融混練し熱可塑性
樹脂組成物を製造し、実施例1と同様にして各種の物性
を評価した。結果を表2に示した。比較例1と同様に得
られた成形物は、層状剥離しており、均一な成形物は得
られなかった。
【0040】(実施例3)実施例1の製造において、ス
チレン15部、グリシジルメタクリレート9部を用いる
代わりに、グリシジルメタクリレート9部のみを用い、
それにともないラジカル開始剤パーヘキシン25B[ジ
メチルジ(tーブチルパーオキシ)ヘキシン 日本油脂
社製]0.27部とした以外は、実施例1と同様なる条
件にて、熱可塑性樹脂組成物を製造し、実施例1と同様
にして各種の物性を評価した。結果を表2に示した。得
られた成形物は、一部層状剥離しており、また得られた
ペレットのメルトインデックスは、高い値であり、モノ
マー臭が強かった。
チレン15部、グリシジルメタクリレート9部を用いる
代わりに、グリシジルメタクリレート9部のみを用い、
それにともないラジカル開始剤パーヘキシン25B[ジ
メチルジ(tーブチルパーオキシ)ヘキシン 日本油脂
社製]0.27部とした以外は、実施例1と同様なる条
件にて、熱可塑性樹脂組成物を製造し、実施例1と同様
にして各種の物性を評価した。結果を表2に示した。得
られた成形物は、一部層状剥離しており、また得られた
ペレットのメルトインデックスは、高い値であり、モノ
マー臭が強かった。
【0041】(比較例4、5)物性比較のためポリアミ
ド樹脂(鐘紡社製 ナイロンMC112)及びポリプロ
ピレン樹脂(ハイポールB200、三井石油化学社製)
をそれぞれ単独で用いて成形物を製造し、実施例1と同
様にして各種の物性を評価した。
ド樹脂(鐘紡社製 ナイロンMC112)及びポリプロ
ピレン樹脂(ハイポールB200、三井石油化学社製)
をそれぞれ単独で用いて成形物を製造し、実施例1と同
様にして各種の物性を評価した。
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】プロピレン系重合体とポリアミド樹脂と
からなる樹脂組成物存在下で、芳香族系ビニル単量体と
ラジカル開始剤を、溶融混練重合反応することにより、
ポリアミド樹脂とプロピレン系重合体との相溶性をより
向上して、ポリアミド樹脂が有する優れた耐摩耗性、電
気特性、耐熱変形性及び機械的強度、そしてプロピレン
系重合体の低吸水性の特性を合せ持ち、さらには高い衝
撃性を有する樹脂組成物を、より簡易な方法で得られる
熱可塑性樹脂組成物の製造方法を提供することができ
る。特に成形材料、包装容器材料や電気部品等のハウジ
ング材料等において利用価値が極めて大きい。
からなる樹脂組成物存在下で、芳香族系ビニル単量体と
ラジカル開始剤を、溶融混練重合反応することにより、
ポリアミド樹脂とプロピレン系重合体との相溶性をより
向上して、ポリアミド樹脂が有する優れた耐摩耗性、電
気特性、耐熱変形性及び機械的強度、そしてプロピレン
系重合体の低吸水性の特性を合せ持ち、さらには高い衝
撃性を有する樹脂組成物を、より簡易な方法で得られる
熱可塑性樹脂組成物の製造方法を提供することができ
る。特に成形材料、包装容器材料や電気部品等のハウジ
ング材料等において利用価値が極めて大きい。
Claims (4)
- 【請求項1】 プロピレン系重合体とポリアミド樹脂と
からなる樹脂組成物存在下で、芳香族系ビニル単量体と
ラジカル開始剤を、溶融混練重合反応することを特徴と
する熱可塑性樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項2】 芳香族系ビニル単量体が、芳香族ビニル
単量体と極性官能基含有ビニル単量体を組み合わせてな
る単量体混合物であることを特徴とする請求項1記載の
熱可塑性樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項3】 極性官能基含有ビニル単量体が、エポキ
シ基含有ビニル単量体或いはカルボキシル基含有ビニル
単量体であることを特徴とする請求項2記載の熱可塑性
樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項4】 芳香族ビニル単量体が、スチレンである
ことを特徴とする請求項1〜3記載の熱可塑性樹脂組成
物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22443093A JPH0782331A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22443093A JPH0782331A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0782331A true JPH0782331A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16813657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22443093A Pending JPH0782331A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0782331A (ja) |
-
1993
- 1993-09-09 JP JP22443093A patent/JPH0782331A/ja active Pending
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