JPH0859951A - 熱可塑性樹脂組成物、その製造方法及び成形材料 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物、その製造方法及び成形材料Info
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- JPH0859951A JPH0859951A JP19330994A JP19330994A JPH0859951A JP H0859951 A JPH0859951 A JP H0859951A JP 19330994 A JP19330994 A JP 19330994A JP 19330994 A JP19330994 A JP 19330994A JP H0859951 A JPH0859951 A JP H0859951A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明は、極性官能基含有ビニル単量体変性
プロピレン系重合体(A)とポリアミド樹脂(B)及び
有機過酸化物(C)とからなることを特徴とする熱可塑
性樹脂組成物及びその製造方法に関する。 【効果】 本発明は、(C)成分により熱変形性に優
れ、且つ耐衝撃性、ウエルド強度に於いても優れ、射出
成形等の成形加工性に優れた熱可塑性成形材料であるた
め、自動車部品、電子・家電用品等の成形分野に幅広く
適応できる。
プロピレン系重合体(A)とポリアミド樹脂(B)及び
有機過酸化物(C)とからなることを特徴とする熱可塑
性樹脂組成物及びその製造方法に関する。 【効果】 本発明は、(C)成分により熱変形性に優
れ、且つ耐衝撃性、ウエルド強度に於いても優れ、射出
成形等の成形加工性に優れた熱可塑性成形材料であるた
め、自動車部品、電子・家電用品等の成形分野に幅広く
適応できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変性プロピレン系重合
体(A)、ポリアミド樹脂(B)及び有機過酸化物
(C)からなる優れた熱変形性、ウェルド強度、耐衝撃
性、剛性及び非吸水性を有し、かつ成形加工性にも優れ
た熱可塑性樹脂組成物、その製造方法及び成形材料に関
する。
体(A)、ポリアミド樹脂(B)及び有機過酸化物
(C)からなる優れた熱変形性、ウェルド強度、耐衝撃
性、剛性及び非吸水性を有し、かつ成形加工性にも優れ
た熱可塑性樹脂組成物、その製造方法及び成形材料に関
する。
【0002】
【従来の技術】ポリアミド樹脂は、耐摩耗性、電気特
性、耐熱変形性及び機械的強度などが優れているため、
エンジニアリング樹脂として各種の機械部品材料に汎用
されているが、耐衝撃性、柔軟性が十分でなく又吸水率
が高いなどの欠点がある。特に吸水率は問題であり、吸
水したポリアミド樹脂は成形加工を行った場合に気泡が
入り白化する傾向があるため好ましくなく、又 吸水に
より機械強度が非常に低下するばかりでなく、寸法の変
化や変形などの問題も発生する。ポリアミド樹脂はこの
様な欠点を有するため、エンジニアリング樹脂としての
用途が限定され、本来ポリアミド樹脂が持つ優れた特性
を活かすことができないことも多い。
性、耐熱変形性及び機械的強度などが優れているため、
エンジニアリング樹脂として各種の機械部品材料に汎用
されているが、耐衝撃性、柔軟性が十分でなく又吸水率
が高いなどの欠点がある。特に吸水率は問題であり、吸
水したポリアミド樹脂は成形加工を行った場合に気泡が
入り白化する傾向があるため好ましくなく、又 吸水に
より機械強度が非常に低下するばかりでなく、寸法の変
化や変形などの問題も発生する。ポリアミド樹脂はこの
様な欠点を有するため、エンジニアリング樹脂としての
用途が限定され、本来ポリアミド樹脂が持つ優れた特性
を活かすことができないことも多い。
【0003】一方、ポリプロピレンは、低比重で、かつ
吸水性は殆ど示さないが、用途によっては機械的強度、
特に高温時の物性が不十分との欠点がある。
吸水性は殆ど示さないが、用途によっては機械的強度、
特に高温時の物性が不十分との欠点がある。
【0004】従って、ポリアミド樹脂及びポリプロピレ
ンのそれぞれの欠点を改善するためにこれらの樹脂を併
用しようとの試みがなされてきた。しかしながら、ポリ
アミド樹脂とポリプロピレンとを単に溶融混練などでブ
レンドしても両者の相溶性が乏しいために層剥離を生じ
表面光沢や機械的強度に乏しいものしか得ることができ
ない。この相溶性を改良するものとして、例えばポリプ
ロピレンの一部又は全部をカルボン酸又はその無水物で
変性したポリプロピレンを用いた組成物(特公昭45−
30943号公報、特開昭60−118735号公
報)、又その酸変性ポリプロピレンを更にシラン化合物
で変性したポリプロピレンを用いた組成物(特公平3−
74698号公報)等が提案されている。
ンのそれぞれの欠点を改善するためにこれらの樹脂を併
用しようとの試みがなされてきた。しかしながら、ポリ
アミド樹脂とポリプロピレンとを単に溶融混練などでブ
レンドしても両者の相溶性が乏しいために層剥離を生じ
表面光沢や機械的強度に乏しいものしか得ることができ
ない。この相溶性を改良するものとして、例えばポリプ
ロピレンの一部又は全部をカルボン酸又はその無水物で
変性したポリプロピレンを用いた組成物(特公昭45−
30943号公報、特開昭60−118735号公
報)、又その酸変性ポリプロピレンを更にシラン化合物
で変性したポリプロピレンを用いた組成物(特公平3−
74698号公報)等が提案されている。
【0005】しかし、従来のこれらの組成物は、変性ポ
リプロピレンの介在により相溶性の点では向上がみられ
るものの、強度等の機械的物性の改良効果は必ずしも十
分ではなかった。
リプロピレンの介在により相溶性の点では向上がみられ
るものの、強度等の機械的物性の改良効果は必ずしも十
分ではなかった。
【0006】我々は先に従来のこれらの組成物の問題点
を解消し、ポリアミド樹脂が有する優れた耐熱変形性及
び機械的強度、そしてポリプロピレンの低吸水性の特性
を合せ持つ樹脂組成物を得るものとして、溶融状態のプ
ロピレン系重合体の存在下、芳香族ビニル単量体および
極性官能基含有ビニル単量体を溶融混練重合することに
より得られた変性プロピレン系重合体樹脂とポリアミド
樹脂とを配合することにより、上記の目的を達成出来る
事を提案した(特開平5−287163号公報)。又、
特開平6−16899号公報にも、同様の組成物が提案
されている。
を解消し、ポリアミド樹脂が有する優れた耐熱変形性及
び機械的強度、そしてポリプロピレンの低吸水性の特性
を合せ持つ樹脂組成物を得るものとして、溶融状態のプ
ロピレン系重合体の存在下、芳香族ビニル単量体および
極性官能基含有ビニル単量体を溶融混練重合することに
より得られた変性プロピレン系重合体樹脂とポリアミド
樹脂とを配合することにより、上記の目的を達成出来る
事を提案した(特開平5−287163号公報)。又、
特開平6−16899号公報にも、同様の組成物が提案
されている。
【0007】しかしながら 先の提案は吸水性或いは曲
げ強度等の機械的物性の改良効果は見られるものの、用
途によっては組成物の増粘による成形加工性の低下やミ
クロ分散型のアロイの欠点といわれるウェルド強度が低
い点等必ずしも十分ではなかった。
げ強度等の機械的物性の改良効果は見られるものの、用
途によっては組成物の増粘による成形加工性の低下やミ
クロ分散型のアロイの欠点といわれるウェルド強度が低
い点等必ずしも十分ではなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の組成
物の問題点である成形加工性やウェルド強度が劣る点を
解消し、ポリアミド樹脂とポリプロピレンとの相溶性を
より向上する事によって、ポリアミド樹脂が有する優れ
た耐摩耗性、電気特性、耐熱変形性及び機械的強度、そ
してポリプロピレンの低吸水性の特性を合せ持つ樹脂組
成物を得ることを目的とする。
物の問題点である成形加工性やウェルド強度が劣る点を
解消し、ポリアミド樹脂とポリプロピレンとの相溶性を
より向上する事によって、ポリアミド樹脂が有する優れ
た耐摩耗性、電気特性、耐熱変形性及び機械的強度、そ
してポリプロピレンの低吸水性の特性を合せ持つ樹脂組
成物を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の従
来法の欠点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、極性官
能基含有ビニル単量体変性プロピレン系重合体樹脂
(A)とポリアミド樹脂(B)とを配合する際に有機過
酸化物(C)を併用することにより、上記の目的を達成
する事を見いだし、本発明を完成するに至った。
来法の欠点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、極性官
能基含有ビニル単量体変性プロピレン系重合体樹脂
(A)とポリアミド樹脂(B)とを配合する際に有機過
酸化物(C)を併用することにより、上記の目的を達成
する事を見いだし、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明は、極性官能基含有ビニル単
量体変性プロピレン系重合体(A)とポリアミド樹脂
(B)、及び有機過酸化物(C)とからなることを特徴
とする熱可塑性樹脂組成物、変性プロピレン系重合体
(A)5〜95重量%、ポリアミド樹脂(B)95〜5
重量%からなる樹脂組成物100重量部に、有機過酸化
物(C)を0.01〜1重量部使用すること、極性官能
基含有ビニル単量体が、エポキシ基含有ビニル単量体あ
るいはカルボキシル基含有ビニル単量体であること、有
機過酸化物(C)が、1分間の半減期を得るための分解
温度が130〜250℃である有機過酸化物であること
を特徴とする熱可塑性樹脂組成物、及び極性官能基含有
ビニル単量体変性プロピレン系重合体(A)とポリアミ
ド樹脂(B)とを混練するに際して、有機過酸化物
(C)の存在下に行うことを特徴とする熱可塑性樹脂組
成物の製造方法、成形材料を提供するものである。本発
明を詳しく説明する。
量体変性プロピレン系重合体(A)とポリアミド樹脂
(B)、及び有機過酸化物(C)とからなることを特徴
とする熱可塑性樹脂組成物、変性プロピレン系重合体
(A)5〜95重量%、ポリアミド樹脂(B)95〜5
重量%からなる樹脂組成物100重量部に、有機過酸化
物(C)を0.01〜1重量部使用すること、極性官能
基含有ビニル単量体が、エポキシ基含有ビニル単量体あ
るいはカルボキシル基含有ビニル単量体であること、有
機過酸化物(C)が、1分間の半減期を得るための分解
温度が130〜250℃である有機過酸化物であること
を特徴とする熱可塑性樹脂組成物、及び極性官能基含有
ビニル単量体変性プロピレン系重合体(A)とポリアミ
ド樹脂(B)とを混練するに際して、有機過酸化物
(C)の存在下に行うことを特徴とする熱可塑性樹脂組
成物の製造方法、成形材料を提供するものである。本発
明を詳しく説明する。
【0011】(構成)本発明の変性プロピレン系重合体
(A)は、極性官能基含有ビニル単量体で変性されたも
ので、極性官能基を有するプロピレン系重合体であれば
いずれでも良い。好ましくはプロピレン系重合体に芳香
族ビニル単量体および極性官能基含有ビニル単量体の両
方を重合反応させて得られるもので、芳香族ビニル単量
体および極性官能基含有ビニル単量体がプロピレン系重
合体にグラフト重合したものである。変性プロピレン重
合体(A)中の芳香族ビニル単量体由来成分は、好まし
くは50重量%以下、より好ましくは1〜35重量%
で、極性官能基含有ビニル単量体由来成分は、好ましく
は10重量%以下、より好ましくは0.1〜5重量%で
ある。
(A)は、極性官能基含有ビニル単量体で変性されたも
ので、極性官能基を有するプロピレン系重合体であれば
いずれでも良い。好ましくはプロピレン系重合体に芳香
族ビニル単量体および極性官能基含有ビニル単量体の両
方を重合反応させて得られるもので、芳香族ビニル単量
体および極性官能基含有ビニル単量体がプロピレン系重
合体にグラフト重合したものである。変性プロピレン重
合体(A)中の芳香族ビニル単量体由来成分は、好まし
くは50重量%以下、より好ましくは1〜35重量%
で、極性官能基含有ビニル単量体由来成分は、好ましく
は10重量%以下、より好ましくは0.1〜5重量%で
ある。
【0012】(A)の製造方法としては、粒状、粉末
状、フレーク状、グラニュレート状、多孔質体状のプロ
ピレン系重合体に芳香族ビニル単量体および極性官能基
含有ビニル単量体をラジカル重合開始剤と共に含浸し
て、不活性ガス下に高エネルギー電離放射線を照射する
重合反応方法等、その他いずれの方法でも良いが、好ま
しくは粉末またはペレット状のプロピレン系重合体を押
出機に供給し加圧しながら、好ましくは130〜250
℃に加熱して結晶性プロピレン系重合体を溶融させ、芳
香族ビニル単量体および極性官能基含有ビニル単量体
を、好ましくはラジカル開始剤の存在下に溶融混練重合
反応する方法で、ダイから排出されたストランドを冷却
し、ペレタイザーを用いてペレットとする方法である。
状、フレーク状、グラニュレート状、多孔質体状のプロ
ピレン系重合体に芳香族ビニル単量体および極性官能基
含有ビニル単量体をラジカル重合開始剤と共に含浸し
て、不活性ガス下に高エネルギー電離放射線を照射する
重合反応方法等、その他いずれの方法でも良いが、好ま
しくは粉末またはペレット状のプロピレン系重合体を押
出機に供給し加圧しながら、好ましくは130〜250
℃に加熱して結晶性プロピレン系重合体を溶融させ、芳
香族ビニル単量体および極性官能基含有ビニル単量体
を、好ましくはラジカル開始剤の存在下に溶融混練重合
反応する方法で、ダイから排出されたストランドを冷却
し、ペレタイザーを用いてペレットとする方法である。
【0013】(A)の原料のプロピレン系重合体は、プ
ロピレン単独重合体およびプロピレンを主体とする他の
オレフィンまたはエチレン性ビニル単量体との共重合体
(好ましくは何れもプロピレン75重量%以上の共重合
体)であり、具体的にはアイソタクチックポリプロピレ
ン、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテ
ン共重合体等がある。これらのプロピレン系重合体を2
種以上混合して使用することもできる。また、プロピレ
ン系重合体の性質を損なわない範囲で他の重合体を使用
することもできる。
ロピレン単独重合体およびプロピレンを主体とする他の
オレフィンまたはエチレン性ビニル単量体との共重合体
(好ましくは何れもプロピレン75重量%以上の共重合
体)であり、具体的にはアイソタクチックポリプロピレ
ン、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテ
ン共重合体等がある。これらのプロピレン系重合体を2
種以上混合して使用することもできる。また、プロピレ
ン系重合体の性質を損なわない範囲で他の重合体を使用
することもできる。
【0014】変性に使用される極性官能基含有ビニル単
量体とは、共重合可能なエポキシ基含有ビニル単量体、
水酸基含有ビニル単量体、カルボン酸基含有ビニル単量
体、オキサゾリン基含有ビニル単量体等が挙げられる。
好ましくは、エポキシ基含有ビニル単量体あるいはカル
ボキシル基含有ビニル単量体である。
量体とは、共重合可能なエポキシ基含有ビニル単量体、
水酸基含有ビニル単量体、カルボン酸基含有ビニル単量
体、オキサゾリン基含有ビニル単量体等が挙げられる。
好ましくは、エポキシ基含有ビニル単量体あるいはカル
ボキシル基含有ビニル単量体である。
【0015】エポキシ基含有ビニル単量体としては、例
えば、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレ
ート、アリルグリシジルエーテル、メタクリルグリシジ
ルエーテル等が挙げられ単独または混合して用いられ
る。特にグリシジルメタクリレートが好ましい。
えば、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレ
ート、アリルグリシジルエーテル、メタクリルグリシジ
ルエーテル等が挙げられ単独または混合して用いられ
る。特にグリシジルメタクリレートが好ましい。
【0016】水酸基含有ビニル単量体としては、例え
ば、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2
−ヒドロキシブチルメタクリレート等が挙げられ単独ま
たは混合して用いられる。
ば、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2
−ヒドロキシブチルメタクリレート等が挙げられ単独ま
たは混合して用いられる。
【0017】カルボン酸基含有ビニル単量体とは、例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、マレ
イン酸等及びそれらのアルキルエステルが挙げら、これ
らの単独または混合物を適用して用いられる。
ば、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、マレ
イン酸等及びそれらのアルキルエステルが挙げら、これ
らの単独または混合物を適用して用いられる。
【0018】オキサゾリン基含有ビニル単量体としては
2ービニルー2ーオキサゾリン、2ービニルー4ーメチ
ルー2ーオキサゾリン、2ーイソプロペニルー2ーオキ
サゾリン、2ーイソプロペニルー4ーオキサゾリン等が
ある。
2ービニルー2ーオキサゾリン、2ービニルー4ーメチ
ルー2ーオキサゾリン、2ーイソプロペニルー2ーオキ
サゾリン、2ーイソプロペニルー4ーオキサゾリン等が
ある。
【0019】極性官能基含有ビニル単量体と併用される
芳香族ビニル単量体としては、例えば、スチレン、メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシレン、エチル
ビニルベンゼン、イソプロピルスチレン、クロロスチレ
ン、ジクロロスチレン、ブロモスチレン等が挙げられ、
単独または混合して用いられる。好ましくはスチレンで
ある。
芳香族ビニル単量体としては、例えば、スチレン、メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシレン、エチル
ビニルベンゼン、イソプロピルスチレン、クロロスチレ
ン、ジクロロスチレン、ブロモスチレン等が挙げられ、
単独または混合して用いられる。好ましくはスチレンで
ある。
【0020】該芳香族ビニル単量体の添加量は、プロピ
レン系重合体の好ましくは50重量%以下、より好まし
くは1〜35重量%である。50重量%を越えるとポリ
プロピレンの性能が損なわれ好ましくない。また芳香族
ビニル単量体は変性プロピレン系重合体の低分子量化を
防止及びポリアミド樹脂との相溶性向上のため、極性官
能基含有ビニル単量体の添加量の少なくとも同量以上、
好ましくは1〜5倍量添加することが好ましい。
レン系重合体の好ましくは50重量%以下、より好まし
くは1〜35重量%である。50重量%を越えるとポリ
プロピレンの性能が損なわれ好ましくない。また芳香族
ビニル単量体は変性プロピレン系重合体の低分子量化を
防止及びポリアミド樹脂との相溶性向上のため、極性官
能基含有ビニル単量体の添加量の少なくとも同量以上、
好ましくは1〜5倍量添加することが好ましい。
【0021】極性官能基含有ビニル単量体の添加量は、
プロピレン系重合体の好ましくは10重量%以下、より
好ましくは0.1〜5重量%である。10重量%を越え
ると変性プロピレン重合体の低分子量化が起こるだけで
なく組成物の粘着性、吸水性、機械的物性等へ悪影響が
起こる場合があり好ましくない。
プロピレン系重合体の好ましくは10重量%以下、より
好ましくは0.1〜5重量%である。10重量%を越え
ると変性プロピレン重合体の低分子量化が起こるだけで
なく組成物の粘着性、吸水性、機械的物性等へ悪影響が
起こる場合があり好ましくない。
【0022】ラジカル開始剤としては、本発明の特徴か
ら芳香族ビニル単量体に溶解しやすく、また本反応がプ
ロピレン系重合体の溶融混練温度で重合を行うために1
分間の半減期を得るための分解温度が好ましくは130
〜250℃であることが望ましい。具体例を挙げれば、
t−ブチルパーオクテート、ビス(t−ブチルパーオキ
シ)トリメチルシクロヘキサン、シクロヘキサノンパー
オキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパー
オキサイド、t−ブチルパーベンゾエート、ジメチル
ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジメチル ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン等が挙げられる。
ら芳香族ビニル単量体に溶解しやすく、また本反応がプ
ロピレン系重合体の溶融混練温度で重合を行うために1
分間の半減期を得るための分解温度が好ましくは130
〜250℃であることが望ましい。具体例を挙げれば、
t−ブチルパーオクテート、ビス(t−ブチルパーオキ
シ)トリメチルシクロヘキサン、シクロヘキサノンパー
オキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパー
オキサイド、t−ブチルパーベンゾエート、ジメチル
ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジメチル ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン等が挙げられる。
【0023】該ラジカル開始剤の使用量は、全てのビニ
ル単量体100重量部に対して好ましくは0.1〜10
重量部、より好ましくは1〜5重量部とするのが良い。
ル単量体100重量部に対して好ましくは0.1〜10
重量部、より好ましくは1〜5重量部とするのが良い。
【0024】その他の添加剤として、ポリプロピレン系
重合体は、ポリエチレンと異なりラジカル崩壊性のポリ
マーであるので安定剤の添加が好ましい。但し、芳香族
ビニル単量体の重合を妨げないよう種類及び添加量を考
慮する必要がある。例えば、ペンタエリスリチル‐テト
ラキス((ジ−t−ブチル−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネート)、オクデシル(ジ−t−ブチル−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート、チオビス(メチル t−
ブチルフェノール)、トリメチル−トリス(ジt−ブチ
ルヒドロキシベンジル)ベンゼン等のヒンダードフェノ
ール系安定剤、テトラキス(ジ−t−ブチルフェニル)
ビフェニレンフォスファイト、トリス(ジt−ブチルフ
ェニル)フォスファイト等の燐系安定剤、ステアリン酸
亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の金属石鹸、酸化マグ
ネシウム、ハイドロタルサイト等の制酸吸着剤がある。
該安定剤の使用量はプロピレン系重合体100重量部に
対して好ましくは0.01〜1重量部、より好ましくは
0.05〜0.5重量部である。
重合体は、ポリエチレンと異なりラジカル崩壊性のポリ
マーであるので安定剤の添加が好ましい。但し、芳香族
ビニル単量体の重合を妨げないよう種類及び添加量を考
慮する必要がある。例えば、ペンタエリスリチル‐テト
ラキス((ジ−t−ブチル−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネート)、オクデシル(ジ−t−ブチル−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート、チオビス(メチル t−
ブチルフェノール)、トリメチル−トリス(ジt−ブチ
ルヒドロキシベンジル)ベンゼン等のヒンダードフェノ
ール系安定剤、テトラキス(ジ−t−ブチルフェニル)
ビフェニレンフォスファイト、トリス(ジt−ブチルフ
ェニル)フォスファイト等の燐系安定剤、ステアリン酸
亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の金属石鹸、酸化マグ
ネシウム、ハイドロタルサイト等の制酸吸着剤がある。
該安定剤の使用量はプロピレン系重合体100重量部に
対して好ましくは0.01〜1重量部、より好ましくは
0.05〜0.5重量部である。
【0025】プロピレン系重合体に芳香族ビニル単量体
および極性官能基含有ビニル単量体とを溶融混練重合反
応するには、好ましくはバンバリーミキサー等の密閉容
器、押出機等の連続的な混練機を用いてできる。押出機
の方が、造粒等工業的な生産を考えた場合より好まし
い。更に、2軸押出機の方が、反応物の供給、混練、重
合時間等の管理がより容易である。
および極性官能基含有ビニル単量体とを溶融混練重合反
応するには、好ましくはバンバリーミキサー等の密閉容
器、押出機等の連続的な混練機を用いてできる。押出機
の方が、造粒等工業的な生産を考えた場合より好まし
い。更に、2軸押出機の方が、反応物の供給、混練、重
合時間等の管理がより容易である。
【0026】前記ビニル単量体は、あらかじめプロピレ
ン系重合体と混合した後、押出機に供給しても良いし、
液体用フィーダーを用いて溶融状態のプロピレン系重合
体に供給しても良いが、予めプロピレン系重合体に混合
して含浸させておくことが好ましい。
ン系重合体と混合した後、押出機に供給しても良いし、
液体用フィーダーを用いて溶融状態のプロピレン系重合
体に供給しても良いが、予めプロピレン系重合体に混合
して含浸させておくことが好ましい。
【0027】ラジカル開始剤は、あらかじめビニル単量
体に溶解して添加しても良いし液体用フィーダーを用い
てプロピレン系重合体とビニル単量体との混合物に添加
しても良い。また安定剤は、プロピレン系重合体に予め
ヘンシェルミキサー等を用いて混合して於く事が好まし
い。
体に溶解して添加しても良いし液体用フィーダーを用い
てプロピレン系重合体とビニル単量体との混合物に添加
しても良い。また安定剤は、プロピレン系重合体に予め
ヘンシェルミキサー等を用いて混合して於く事が好まし
い。
【0028】プロピレン系重合体は、エチレン系重合体
と異なりラジカル崩壊性ポリマーであるため単に溶融加
熱すると主鎖の切断により分子量の低下が起こり易い、
そのため有機過酸化物の存在下に極性官能基含有ビニル
単量体溶融混練反応しても分子量の低い変性プロピレン
系重合体ができる。しかし、溶融混練反応方法によれ
ば、好ましくは安定剤の存在下で反応することにより芳
香族ビニル単量体および極性官能基含有ビニル単量体が
効率良くグラフト反応された分子量低下のなく、ポリア
ミド樹脂と相溶性の改善された変性プロピレン系重合体
(A)とすることができる。
と異なりラジカル崩壊性ポリマーであるため単に溶融加
熱すると主鎖の切断により分子量の低下が起こり易い、
そのため有機過酸化物の存在下に極性官能基含有ビニル
単量体溶融混練反応しても分子量の低い変性プロピレン
系重合体ができる。しかし、溶融混練反応方法によれ
ば、好ましくは安定剤の存在下で反応することにより芳
香族ビニル単量体および極性官能基含有ビニル単量体が
効率良くグラフト反応された分子量低下のなく、ポリア
ミド樹脂と相溶性の改善された変性プロピレン系重合体
(A)とすることができる。
【0029】本発明のポリアミド樹脂(B)とは、酸ア
ミド(−CONH−)を繰り返し単位に持つ高分子化合
物で、重合形式によりラクタムの開環重合によるもの、
ジアミンと二塩基酸の重縮合によるもの及びアミノカル
ボン酸の重縮合によるもの等が挙げられる。これらは、
ナイロンの一般名をもつもので、例えばナイロン6、ナ
イロン12、ナイロン46、ナイロン11、ナイロン6
6、ナイロン610、半芳香族ナイロン等が挙げられた
が、これらのうちではナイロン6、ナイロン66が好ま
しい。又、ポリアミド樹脂の分子量は特に限定されない
が、通常は相対粘度(ηrel)が好ましくは0.5以上、
より好ましくは2.0以上に相当するものが用いられ
る。
ミド(−CONH−)を繰り返し単位に持つ高分子化合
物で、重合形式によりラクタムの開環重合によるもの、
ジアミンと二塩基酸の重縮合によるもの及びアミノカル
ボン酸の重縮合によるもの等が挙げられる。これらは、
ナイロンの一般名をもつもので、例えばナイロン6、ナ
イロン12、ナイロン46、ナイロン11、ナイロン6
6、ナイロン610、半芳香族ナイロン等が挙げられた
が、これらのうちではナイロン6、ナイロン66が好ま
しい。又、ポリアミド樹脂の分子量は特に限定されない
が、通常は相対粘度(ηrel)が好ましくは0.5以上、
より好ましくは2.0以上に相当するものが用いられ
る。
【0030】有機過酸化物(C)は、溶融混練反応が変
性プロピレン系重合体及びポリアミド樹脂の溶融温度で
行うために1分間の半減期を得るための分解温度が13
0〜250℃であることが望ましい。具体例を挙げれ
ば、t−ブチルパーオクテート、ビス(t−ブチルパー
オキシ)トリメチルシクロヘキサン、シクロヘキサノン
パーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミル
パーオキサイド、ビス(tーブチルパーオキシカルボニ
ロキシ)ヘキサン、t−ブチルパーベンゾエート、ジメ
チル ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジメチル
ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン等の有機過酸化
物が挙げられる。
性プロピレン系重合体及びポリアミド樹脂の溶融温度で
行うために1分間の半減期を得るための分解温度が13
0〜250℃であることが望ましい。具体例を挙げれ
ば、t−ブチルパーオクテート、ビス(t−ブチルパー
オキシ)トリメチルシクロヘキサン、シクロヘキサノン
パーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミル
パーオキサイド、ビス(tーブチルパーオキシカルボニ
ロキシ)ヘキサン、t−ブチルパーベンゾエート、ジメ
チル ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジメチル
ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン等の有機過酸化
物が挙げられる。
【0031】該有機過酸化物(C)は、少量の添加で効
果を示すのでなるべく正確な量を添加できるようにする
ためにマスターバッチを用いるのがよい。有機過酸化物
10重量%をポリプロピレン樹脂に分散させた物が市販
されており、これを用いるのが便利である。過酸化物の
使用量は、該樹脂組成物100重量部に対して、好まし
くは0.01〜5重量部(マスターバッチ0.1〜5
0)、より好ましくは0.03〜1重量部(マスターバ
ッチ0.3〜10)とするのが良い。
果を示すのでなるべく正確な量を添加できるようにする
ためにマスターバッチを用いるのがよい。有機過酸化物
10重量%をポリプロピレン樹脂に分散させた物が市販
されており、これを用いるのが便利である。過酸化物の
使用量は、該樹脂組成物100重量部に対して、好まし
くは0.01〜5重量部(マスターバッチ0.1〜5
0)、より好ましくは0.03〜1重量部(マスターバ
ッチ0.3〜10)とするのが良い。
【0032】本発明の組成物は、前記の変性プロピレン
系重合体(A)好ましくは5〜95重量%、より好まし
くは20〜85重量%、ポリアミド樹脂(B)好ましく
は95〜5重量%、より好ましくは80〜15重量%、
及び有機過酸化物(C)好ましくは0.01〜5重量部
(マスターバッチ0.1〜50)、より好ましくは0.0
3〜1重量部(マスターバッチ0.3〜10)である。
該組成物において変性プロピレン系重合体(A)が5重
量%未満では変性プロピレン系重合体(A)による低吸
水性、成形加工性等での改良効果が得られない。又ポリ
アミド樹脂(B)が5重量%未満ではポリアミド樹脂に
よる耐摩耗性、機械的物性、耐熱変形性等での改良効果
が得られない。一方、有機過酸化物(C)が0.01重
量部より少ないと成形加工性やウェルド強度の改良効果
が得られないし、5重量部より多いと衝撃性や熱変形性
など機械的物性に悪影響がある。
系重合体(A)好ましくは5〜95重量%、より好まし
くは20〜85重量%、ポリアミド樹脂(B)好ましく
は95〜5重量%、より好ましくは80〜15重量%、
及び有機過酸化物(C)好ましくは0.01〜5重量部
(マスターバッチ0.1〜50)、より好ましくは0.0
3〜1重量部(マスターバッチ0.3〜10)である。
該組成物において変性プロピレン系重合体(A)が5重
量%未満では変性プロピレン系重合体(A)による低吸
水性、成形加工性等での改良効果が得られない。又ポリ
アミド樹脂(B)が5重量%未満ではポリアミド樹脂に
よる耐摩耗性、機械的物性、耐熱変形性等での改良効果
が得られない。一方、有機過酸化物(C)が0.01重
量部より少ないと成形加工性やウェルド強度の改良効果
が得られないし、5重量部より多いと衝撃性や熱変形性
など機械的物性に悪影響がある。
【0033】本発明の組成物には、これらの必須成分の
他に付加的成分を発明の効果を損なわない範囲で添加す
ることができる。付加的成分として未変性のポリプロピ
レンを添加しても良い、その場合 添加時期は変性プロ
ピレン系重合体(A)とまず混合してからでもポリアミ
ド樹脂(B)と混合する際でも良いが未変性ポリプロピ
レンの添加量は変性プロピレン系重合体(A)100重
量部に対して900重量部以下とするのが好ましい。
他に付加的成分を発明の効果を損なわない範囲で添加す
ることができる。付加的成分として未変性のポリプロピ
レンを添加しても良い、その場合 添加時期は変性プロ
ピレン系重合体(A)とまず混合してからでもポリアミ
ド樹脂(B)と混合する際でも良いが未変性ポリプロピ
レンの添加量は変性プロピレン系重合体(A)100重
量部に対して900重量部以下とするのが好ましい。
【0034】又 それ以外の付加的成分として、例えば
他の熱可塑樹脂、ゴム、無機フィラー、顔料、各種安
定剤(酸化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、ブロッキン
グ防止剤、滑剤)等である。
他の熱可塑樹脂、ゴム、無機フィラー、顔料、各種安
定剤(酸化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、ブロッキン
グ防止剤、滑剤)等である。
【0035】本発明の組成物の製造は、これらの成分を
ヘンシェルミキサー、Vブレンダー、リボンブレンダ
ー、タンブラーブレンダー等でドライブレンドした後、
この混合物を一軸、又は二軸押出機、ロール、バンバリ
ーミキサー等混練機で溶融混合してペレット化又は粉砕
した後成形に供される。成形方法は、射出成形、中空成
形、押出成形等いずれの方法も採ることができる。
ヘンシェルミキサー、Vブレンダー、リボンブレンダ
ー、タンブラーブレンダー等でドライブレンドした後、
この混合物を一軸、又は二軸押出機、ロール、バンバリ
ーミキサー等混練機で溶融混合してペレット化又は粉砕
した後成形に供される。成形方法は、射出成形、中空成
形、押出成形等いずれの方法も採ることができる。
【0036】かくすることにより、本発明の組成物は、
非吸水性、耐熱性、剛性、防湿性、塗装性、表面性など
にバランス良く優れ、更にウェルド強度及び成形加工性
に優れた熱可塑樹脂組成物とすることができる。
非吸水性、耐熱性、剛性、防湿性、塗装性、表面性など
にバランス良く優れ、更にウェルド強度及び成形加工性
に優れた熱可塑樹脂組成物とすることができる。
【0037】
【実施例】次に、本発明を、実施例、比較例により詳細
に説明するが本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。以下において部および%は特に断わりのないか
ぎりすべて重量基準であるものとする。
に説明するが本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。以下において部および%は特に断わりのないか
ぎりすべて重量基準であるものとする。
【0038】組成物の物性の試験方法及び目標物性は以
下の通りである。メルトインテ゛ックス :JIS K7210(2.16kg,230℃) 成形加工性の
目標 1〜25 層状剥離:成形品をトルエンに浸漬して層状剥離の有無
を肉眼で判断した 熱変形性:測定JIS K7202(Vicat温度 荷重5kg) 目標
130℃以上 曲げ強度:測定ASTM D790 目標1.5*104kg/
cm2以上ウェルト゛ 強度:測定ASTM D256 アイゾット衝撃値(23℃)
目標6以上 衝撃強度:測定ASTM D256 アイゾット衝撃値(23℃、ノ
ッチ付)目標6以上 吸 水 率:射出試片(104*50*2mm)を用い23℃で120
時間浸漬後次式で算出
下の通りである。メルトインテ゛ックス :JIS K7210(2.16kg,230℃) 成形加工性の
目標 1〜25 層状剥離:成形品をトルエンに浸漬して層状剥離の有無
を肉眼で判断した 熱変形性:測定JIS K7202(Vicat温度 荷重5kg) 目標
130℃以上 曲げ強度:測定ASTM D790 目標1.5*104kg/
cm2以上ウェルト゛ 強度:測定ASTM D256 アイゾット衝撃値(23℃)
目標6以上 衝撃強度:測定ASTM D256 アイゾット衝撃値(23℃、ノ
ッチ付)目標6以上 吸 水 率:射出試片(104*50*2mm)を用い23℃で120
時間浸漬後次式で算出
【0039】
【0040】(参考例1) <変性プロピレン系重合体の製造>ブラベンダー社(ド
イツ)製30mm二軸押出機をバレル温度200℃(但
しフィーダー部180℃)、ダイス温度210℃に設定
した。粉末状のポリプロピレン(ハイポールB200
P、三井石油化学社製)930部にイルガノックス10
10(チバガイキー社製安定剤)0.5部、ホスファイ
ト168(チバガイキー社製安定剤)0.5部、ステア
リン酸カルシウム(安定剤)1部を混合した。スチレン
50部、グリシジルメタクリレート20部にパーヘキシ
ン25B(日本油脂社製)2.1部を混合した物を先の
粉末ポリプロピレン配合物にドライブレンドした。得ら
れたドライブレンド物を押出機に供給し15rpmにて
溶融混練してグラフト反応を行い、ペレタイザーを通し
て960部の生成物ペレットを得た。得られたペレット
を「変性ポリプロピレン1」とする。
イツ)製30mm二軸押出機をバレル温度200℃(但
しフィーダー部180℃)、ダイス温度210℃に設定
した。粉末状のポリプロピレン(ハイポールB200
P、三井石油化学社製)930部にイルガノックス10
10(チバガイキー社製安定剤)0.5部、ホスファイ
ト168(チバガイキー社製安定剤)0.5部、ステア
リン酸カルシウム(安定剤)1部を混合した。スチレン
50部、グリシジルメタクリレート20部にパーヘキシ
ン25B(日本油脂社製)2.1部を混合した物を先の
粉末ポリプロピレン配合物にドライブレンドした。得ら
れたドライブレンド物を押出機に供給し15rpmにて
溶融混練してグラフト反応を行い、ペレタイザーを通し
て960部の生成物ペレットを得た。得られたペレット
を「変性ポリプロピレン1」とする。
【0041】[変性ポリプロピレン1]のスチレン含量は
生成物の赤外線分光分析を用いて700cm-1(スチレン
に帰属)と1380cm-1(ポリプロピレンに帰属)との
比を用いて検量線からスチレン含量が4.8%であっ
た。さらに、スチレン成分のグラフトの有無を判断をす
るために、ポリプロピレンは溶解しないが、ポリスチレ
ンは溶解するような溶剤としてのテトラヒドロフランに
ペレットを入れ、還流下でソックスレー抽出せしめて、
ペレット中のスチレン部分の残留率から、グラフト率を
も測定したところ58%であった。
生成物の赤外線分光分析を用いて700cm-1(スチレン
に帰属)と1380cm-1(ポリプロピレンに帰属)との
比を用いて検量線からスチレン含量が4.8%であっ
た。さらに、スチレン成分のグラフトの有無を判断をす
るために、ポリプロピレンは溶解しないが、ポリスチレ
ンは溶解するような溶剤としてのテトラヒドロフランに
ペレットを入れ、還流下でソックスレー抽出せしめて、
ペレット中のスチレン部分の残留率から、グラフト率を
も測定したところ58%であった。
【0042】(参考例2)参考例1の変性プロピレン系
重合体の製造においてスチレン70部に増やし、それに
伴って粉末状のポリプロピレン(ハイポールB200
P、三井石油化学社製)を900部に、パーヘキシン2
5B(日本油脂社製)2.7部とした以外は参考例1と
同様にして「変性ポリプロピレン2」を製造した。
重合体の製造においてスチレン70部に増やし、それに
伴って粉末状のポリプロピレン(ハイポールB200
P、三井石油化学社製)を900部に、パーヘキシン2
5B(日本油脂社製)2.7部とした以外は参考例1と
同様にして「変性ポリプロピレン2」を製造した。
【0043】(参考例3)実施例1の変性プロピレン系
重合体の製造においてグリシジルメタクリレート20部
の代わりにメタクリル酸40部、スチレン50部を60
部にして、それに伴って粉末状のポリプロピレン(ハイ
ポールB200P、三井石油化学社製)を900部に、
パーヘキシン25B(日本油脂社製)2.7部とした以
外は参考例1と同様にして「変性ポリプロピレン3」を
製造した。
重合体の製造においてグリシジルメタクリレート20部
の代わりにメタクリル酸40部、スチレン50部を60
部にして、それに伴って粉末状のポリプロピレン(ハイ
ポールB200P、三井石油化学社製)を900部に、
パーヘキシン25B(日本油脂社製)2.7部とした以
外は参考例1と同様にして「変性ポリプロピレン3」を
製造した。
【0044】(参考例4)参考例1の変性プロピレン系
重合体の製造においてスチレン50部を添加しない他は
グリシジルメタクリレート20部、粉末状のポリプロピ
レン(ハイポールB200P、三井石油化学社製)93
0部はそのままにしてパーヘキシン25B(日本油脂社
製)0.6部とした以外は参考例1と同様にして「変性
ポリプロピレン4」を製造した。
重合体の製造においてスチレン50部を添加しない他は
グリシジルメタクリレート20部、粉末状のポリプロピ
レン(ハイポールB200P、三井石油化学社製)93
0部はそのままにしてパーヘキシン25B(日本油脂社
製)0.6部とした以外は参考例1と同様にして「変性
ポリプロピレン4」を製造した。
【0045】(実施例1)ブラベンダー社(ドイツ)製
30mm二軸押出機をバレル温度240℃(但しフィー
ダー部180℃)、ダイス温度240℃に設定した。参
考例1で得られた「変性ポリプロピレン1」400部と
ナイロンー6(鐘紡社製 ナイロンMC112)600
部及び有機過酸化物(化薬アクゾ製品、ビスブレイク
P、POと称する)3部を配合し、これを上記の二軸押
出機を用いて混練してペレット化した。得られたペレッ
トを東芝製IS50AM射出成形機にて樹脂温度270
℃の条件で試片を作成し、各種の物性を評価した。その
結果を第1表に示した。
30mm二軸押出機をバレル温度240℃(但しフィー
ダー部180℃)、ダイス温度240℃に設定した。参
考例1で得られた「変性ポリプロピレン1」400部と
ナイロンー6(鐘紡社製 ナイロンMC112)600
部及び有機過酸化物(化薬アクゾ製品、ビスブレイク
P、POと称する)3部を配合し、これを上記の二軸押
出機を用いて混練してペレット化した。得られたペレッ
トを東芝製IS50AM射出成形機にて樹脂温度270
℃の条件で試片を作成し、各種の物性を評価した。その
結果を第1表に示した。
【0046】(実施例2)実施例1の組成物の製造にお
いて「変性ポリプロピレン1」400部とナイロンー6
(鐘紡社製 MC112)600部をを用いる代わりに
該変性プロピレン系重合体700部とナイロンー6(鐘
紡社製 MC112)300部及び有機過酸化物(化薬
アクゾ製品、ビスブレイクP、POと称する)5部を用
いて組成物を製造し、実施例1と同様にして各種の物性
を評価した。その結果を第1表に示した。
いて「変性ポリプロピレン1」400部とナイロンー6
(鐘紡社製 MC112)600部をを用いる代わりに
該変性プロピレン系重合体700部とナイロンー6(鐘
紡社製 MC112)300部及び有機過酸化物(化薬
アクゾ製品、ビスブレイクP、POと称する)5部を用
いて組成物を製造し、実施例1と同様にして各種の物性
を評価した。その結果を第1表に示した。
【0047】(実施例3)実施例1の組成物の製造にお
いて「変性ポリプロピレン1」400部の代わりに同量
の「変性ポリプロピレン2」を用いた以外は実施例1と
同様にして変性ポリプロピレン及び組成物を製造して各
種の物性を評価した。その結果を第1表に示した。
いて「変性ポリプロピレン1」400部の代わりに同量
の「変性ポリプロピレン2」を用いた以外は実施例1と
同様にして変性ポリプロピレン及び組成物を製造して各
種の物性を評価した。その結果を第1表に示した。
【0048】(実施例4)実施例1の組成物の製造にお
いて「変性ポリプロピレン1」400部の代わりに「変
性ポリプロピレン3」300部を用い、ナイロンー6
(鐘紡社製 MC112)600部をを用いる代わりに
ナイロン−66(BASF社製 ULTRAMID11
2)700部、更に有機過酸化物(化薬アクゾ製品、ビ
スブレイクP、POと称する)5部をを配合し、これを
二軸押出機を用いて280℃にて混練してペレット化し
た。得られたペレットを東芝製IS50AM射出成形機
にて樹脂温度290℃の条件で試片を作成し、各種の物
性を評価した。その結果を第1表に示した。
いて「変性ポリプロピレン1」400部の代わりに「変
性ポリプロピレン3」300部を用い、ナイロンー6
(鐘紡社製 MC112)600部をを用いる代わりに
ナイロン−66(BASF社製 ULTRAMID11
2)700部、更に有機過酸化物(化薬アクゾ製品、ビ
スブレイクP、POと称する)5部をを配合し、これを
二軸押出機を用いて280℃にて混練してペレット化し
た。得られたペレットを東芝製IS50AM射出成形機
にて樹脂温度290℃の条件で試片を作成し、各種の物
性を評価した。その結果を第1表に示した。
【0049】(比較例1)実施例1の組成物の製造にお
いて変性プロピレン系重合体400部を用いる代わりに
同量のポリプロピレン(ハイポールB200、三井石油
化学社製)を用いて組成物を製造し、実施例1と同様に
して各種の物性を評価した。結果を第2表に示した。
いて変性プロピレン系重合体400部を用いる代わりに
同量のポリプロピレン(ハイポールB200、三井石油
化学社製)を用いて組成物を製造し、実施例1と同様に
して各種の物性を評価した。結果を第2表に示した。
【0050】(比較例2)実施例1の組成物の製造にお
いて「変性ポリプロピレン1」400部の代わりに同量
の「変性ポリプロピレン4」を用いた以外は実施例1と
同様にして変性ポリプロピレン及び組成物を製造して各
種の物性を評価した。結果を第2表に示した。
いて「変性ポリプロピレン1」400部の代わりに同量
の「変性ポリプロピレン4」を用いた以外は実施例1と
同様にして変性ポリプロピレン及び組成物を製造して各
種の物性を評価した。結果を第2表に示した。
【0051】(比較例3)実施例1の組成物の製造にお
いて有機過酸化物を除いた他は実施例1と同様にして組
成物を製造し、各種の物性を評価した。結果を第2表に
示した。
いて有機過酸化物を除いた他は実施例1と同様にして組
成物を製造し、各種の物性を評価した。結果を第2表に
示した。
【0052】(比較例4、5)実施例1の組成物の製造
において変性プロピレン系重合体及びポリアミド樹脂を
用いる代わりに物性目標のためポリアミド樹脂(鐘紡社
製 ナイロンMC112)及びポリプロピレン樹脂(ハ
イポールB200、三井石油化学社製)をそれぞれ単独
で用いて組成物を製造し、実施例1と同様にして各種の
物性を評価した。その結果を第2表に示した。
において変性プロピレン系重合体及びポリアミド樹脂を
用いる代わりに物性目標のためポリアミド樹脂(鐘紡社
製 ナイロンMC112)及びポリプロピレン樹脂(ハ
イポールB200、三井石油化学社製)をそれぞれ単独
で用いて組成物を製造し、実施例1と同様にして各種の
物性を評価した。その結果を第2表に示した。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【発明の効果】本発明は、極性官能基含有ビニル単量体
(好ましくは溶融状態のプロピレン系重合体に芳香族ビ
ニル単量体および特にエポキシ基含有ビニル単量体ある
いはカルボキシル基含有ビニル単量体を併用し溶融混練
重合反応して得られる)変性ポリプロピレン系重合体
(A)とポリアミド樹脂(B)及び有機過酸化物(C)
とから成る組成物であることにより、特に(C)成分に
より、非吸水性及び衝撃強度等の機械的特性、熱変形性
に優れ、特にコネクター等の精密な射出成形に有用な成
形加工性及びウェルド強度に優れるなど物性バランスの
良い熱可塑性成形材料を提供できる。
(好ましくは溶融状態のプロピレン系重合体に芳香族ビ
ニル単量体および特にエポキシ基含有ビニル単量体ある
いはカルボキシル基含有ビニル単量体を併用し溶融混練
重合反応して得られる)変性ポリプロピレン系重合体
(A)とポリアミド樹脂(B)及び有機過酸化物(C)
とから成る組成物であることにより、特に(C)成分に
より、非吸水性及び衝撃強度等の機械的特性、熱変形性
に優れ、特にコネクター等の精密な射出成形に有用な成
形加工性及びウェルド強度に優れるなど物性バランスの
良い熱可塑性成形材料を提供できる。
Claims (7)
- 【請求項1】 極性官能基含有ビニル単量体変性プロピ
レン系重合体(A)とポリアミド樹脂(B)、及び有機
過酸化物(C)とからなることを特徴とする熱可塑性樹
脂組成物。 - 【請求項2】 変性プロピレン系重合体(A)5〜95
重量%、ポリアミド樹脂(B)95〜5重量%からなる
樹脂組成物100重量部に、有機過酸化物(C)を0.
01〜1重量部使用することを特徴とする請求項1記載
の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項3】 極性官能基含有ビニル単量体が、エポキ
シ基含有ビニル単量体あるいはカルボキシル基含有ビニ
ル単量体であることを特徴とする請求項1記載の熱可塑
樹脂組成物。 - 【請求項4】 変性プロピレン系重合体(A)が、プロ
ピレン系重合体に芳香族ビニル単量体および極性官能基
含有ビニル単量体を重合反応させるものであることを特
徴とする請求項1記載の熱可塑樹脂組成物。 - 【請求項5】 有機過酸化物(C)が、1分間の半減期
を得るための分解温度が130〜250℃である有機過
酸化物であることを特徴とする請求項1記載の熱可塑樹
脂組成物。 - 【請求項6】 極性官能基含有ビニル単量体変性プロピ
レン系重合体(A)とポリアミド樹脂(B)とを溶融混
練するに際して、有機過酸化物(C)の存在下に行うこ
とを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項7】 請求項1〜5記載の熱可塑性樹脂組成物
からなる成形材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19330994A JPH0859951A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 熱可塑性樹脂組成物、その製造方法及び成形材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19330994A JPH0859951A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 熱可塑性樹脂組成物、その製造方法及び成形材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0859951A true JPH0859951A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16305772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19330994A Pending JPH0859951A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 熱可塑性樹脂組成物、その製造方法及び成形材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0859951A (ja) |
-
1994
- 1994-08-17 JP JP19330994A patent/JPH0859951A/ja active Pending
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