JPH0783382A - 管端防食構造 - Google Patents

管端防食構造

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JPH0783382A
JPH0783382A JP25215293A JP25215293A JPH0783382A JP H0783382 A JPH0783382 A JP H0783382A JP 25215293 A JP25215293 A JP 25215293A JP 25215293 A JP25215293 A JP 25215293A JP H0783382 A JPH0783382 A JP H0783382A
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知佳士 五味
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管端防食性能の高いコアを装着した管端防食
構造を提供し、赤水の発生と配管機器の寿命の低下を防
止する。 【構成】 バルブや管継手のボディ本体15の雌ネジ螺
合部16及び環状突部17にシール剤Sを塗布し、一
方、外周部3にOリング10を装着したコア1の先端面
8の環状切欠き部11にもシール剤Sを塗布した後に、
ボディ本体15にコア1を螺着させ、次に、ボディ本体
15にライニング鋼管20を螺着させる。シール剤Sの
乾燥後にシール部23a乃至23dが形成され、また、
Oリング10がライニング鋼管20の内周面21を圧接
して良好なシールを形成するので、ライニング鋼管20
の管端面24が錆びて赤水を発生させることはなく、配
管機器を長期に渡って良好な状態に保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管端防食構造に関し、水
道設備の配管においてライニング鋼管の管端部の腐食に
よる赤水を防止するものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、水道設備を配管する場合、管
材にはポリエチレンや塩化ビニル等で内面を被覆したラ
イニング鋼管を用い、バルブや管継手等には水道水に対
して耐腐食性のある青銅製のものが用いられる。しか
し、このままで配管を行うと、バルブや管継手等の接続
部分においてライニング鋼管の管端部が水道水と接液し
て、或は鉄と青銅の如く電位差の異なる金属の接触によ
る電解腐食によって赤錆が発生し、この赤錆が水道水に
溶出して水質の低下を招くと共に、配管機器の寿命を縮
める。そこで、このような赤水防止対策として、ライニ
ング鋼管とバルブや管継手等との接続部にはプラスチッ
ク製のコアを装着して、錆び易い鉄の露出部分を水道水
に接液しないよう遮断している。
【0003】上記した従来例の構成を図2に示す。これ
によれば、コア33は、筒状の胴部35に内面被覆鋼管
40の挿入方向に横倒変形可能な環状のリップ部37が
形成され、さらに、胴部35の端部には外周部に外ねじ
36を有する鍔部34を形成しており、これをバルブや
管継手等の管接続部品30の内ねじ32に水密に螺合さ
せ、その後、管接続部品30の内ねじ32に内面被覆鋼
管40の外ねじ42を螺合させて接続している。これに
より、コア33のリップ部37が内面被覆鋼管40の挿
入に伴って横倒変形する際に、リップ部37が内面被覆
鋼管40の被覆層41を圧接してシールが形成され、内
面被覆鋼管40の管端面43を水道水に接液しないよう
遮断している。また、管接続部品30の内部にも被覆層
31を施して、コア33の鍔部34の外ねじ36から内
面被覆鋼管40の管端面43側に水道水が漏れないよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来例の管端防食構造のように、管接続部品3
0の内ねじ36とコア33の鍔部34の外ねじ36との
螺合部分において、被覆層31を内ねじ36の部分まで
延設させたり、これら内ねじと外ねじを接着剤等で接着
したとしても、このような形状の部位はシール面積が僅
少であるから、密封度の高いシールを形成することは困
難であり、この部位より滲入した水道水により内面被覆
鋼管40の管端面43を腐食させ、赤水を発生させると
いう課題を有している。また、コア33のリップ部37
が内面被覆鋼管40の被覆層41を圧接するように構成
しても、この部位において密封度の高いシールを得るこ
とは困難であり、この部位より滲入した水道水により内
面被覆鋼管40の管端面43を腐食させ、赤水を発生さ
せるという課題を有している。水道設備の配管機器は、
一度敷設すると容易に修理や交換等が行えないため、こ
のような管端防食構造も高い性能が要求され、さらに防
食が完全なものの開発が望まれていた。
【0005】本発明は、このような従来の課題を解決す
るために開発されたものであり、従来のものに比して、
より管端防食性の高いコアを装着した管端防食構造を提
供し、赤水の発生防止と配管機器の寿命を向上させるこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、バルブ、管継手等のボディ本体の接続部に雌ネジ螺
合部を形成し、この雌ネジ螺合部の奥部に環状突部を形
成し、一方、筒状のコアの一端に外周部にボディ本体の
雌ネジ螺合部に螺着する雄ネジ螺着部を有するフランジ
部を形成し、この筒状コアの途中の外周部に形成したリ
ング係止溝部にOリングを装着し、さらに、ライニング
鋼管の管端部に、ボディ本体の雌ネジ螺合部に螺入する
雄ネジ螺入部を形成し、ライニング鋼管の内周面を上記
Oリングを介して密封シールすると共に、ボディ本体の
雌ネジ螺合部にコアのフランジ部を挿入して、ボディ本
体の環状突部にコアのフランジ部の先端面をシール剤を
介して当接シールさせたことを特徴とする構成とした。
この場合、コアに形成した先端面の外周縁に環状切欠き
部を形成し、この環状切欠き部にシール剤を充填し、ま
た、ボディ本体の接続部の雌ネジ螺合部とコアのフラン
ジ部の雄ネジ螺着部の間にシール剤を充填し、さらに、
ボディ本体の接続部の雌ネジ螺合部とライニング鋼管の
雄ネジ螺入部との間にシール剤を充填するのが好まし
い。
【0007】
【作用】このように構成された本発明は、筒状のコアに
設けたOリングはライニング鋼管の内周面を均一に圧接
して完全な密封シールが得られ、ライニング鋼管の内周
面からの水道水の滲入を防ぐことができる。一方、ボデ
ィ本体には環状突部を形成し、この環状突部とコアに形
成したフランジ部の先端面のとの間に十分なシール面積
を確保したうえでシール剤を介在させているので完全な
シール部が形成され、コアの先端面側からの水道水の滲
入を防ぐことができる。このとき、コアの先端面の外周
縁に環状切欠き部を形成し、ここにシール剤を充填させ
ると、この部分には適宜厚のリング状のシール部が形成
され、防水はより完全なものとすることができる。
【0008】また、ボディ本体の雌ネジ螺合部とコアの
雄ネジ螺着部との間にもシール剤を充填させてシール部
を形成すると、コアの先端面側からの防水はさらに完全
なものとすることができる。さらに、ボディ本体の雌ネ
ジ螺合部とライニング鋼管の雄ネジ螺入部との間にシー
ル剤を充填させてシール部を形成すると、ボディ本体の
外部からの水分や湿気の滲入を防ぐことができると共
に、異種金属の接触を絶つことができるので、ライニン
グ鋼管の管端部外表面や管端面を電解腐食させることが
ない。このように、コアに装着したOリングによる密封
シールとシール剤により形成されるシール部の相互作用
により、最も錆びの発生し易いライニング鋼管の管端面
の防錆対策が完全に行えるので、錆びが水道水に溶出し
て赤水が発生することはなく、長期に渡って配管機器を
良好な状態に保つことができる。
【0009】
【実施例】これより、本発明を適用した管端防食構造の
一実施例について、図面に従って詳細な説明を行う。本
実施例は、図1に示されるようにバルブや管継手等のボ
ディ本体15、管端防食用のコア1及びライニング鋼管
20からなっている。ボディ本体15は、水道水に対し
て耐腐食性のある金属、例えば青銅によって鋳造され、
接続部15aには雌ネジ螺合部16が形成され、さら
に、この雌ネジ螺合部16の奥部より流路18にかけて
環状突部17が形成されている。ボディ本体15は、い
わゆるねじ継手が形成できるもので、例えばゲートバル
ブ、チャッキバルブ等の各種バルブや、チーズ、エルボ
等の各種管継手、ストレーナ等の配管機器を含むあらゆ
る配管材料に適用することができる。
【0010】コア1は、外周部3の一端にフランジ部2
を形成し、上記したボディ本体15の雌ネジ螺合部16
に螺着する雄ネジ螺着部5が形成され、フランジ部2の
先端面8の外周縁に環状切欠き部11が形成されてい
る。また、外周部3には2条の環状突条部6,6による
リング係止溝部7が形成され、ここにOリング10が装
着される。コア1は、同軸方向に流体流路4を貫通形成
されており、例えばプラスチック等の耐腐食性材料で一
体に形成されている。なお、本実施例では、コア1の流
体流路4に複数、例えば6本のリブ9をコア1と一体に
形成し、このコア1の強度を高めている。ライニング鋼
管20は、鋼管の内面にポリエチレン粉体や硬質塩化ビ
ニルを被覆したもので、管端部には上記したボディ本体
15の雌ネジ螺合部16に螺入する雄ネジ螺入部22が
形成される。
【0011】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
ボディ本体15の雌ネジ螺合部16及び環状突部17の
全面に渡ってシール剤Sを塗布し、一方、コア1の先端
面8の外周縁に形成した環状切欠き部11にもシール剤
Sを充填するように塗布した後に、ボディ本体15の雌
ネジ螺合部16にコア1のフランジ部2を挿入して、ボ
ディ本体15の環状突部17にコア1の先端面8が臨む
ように螺着させ、次に、ボディ本体15の雌ネジ螺合部
16にライニング鋼管20の雄ネジ螺入部22を挿入
し、管端面24が適宜位置、例えばコア1のフランジ2
に達するまで螺入させ、シール剤Sが乾燥後にシール部
23a,23b,23c,23dが形成されることで使
用に供せられる状態となる。また、図示はしていないが
ライニング鋼管20の管端面24にもシール剤Sを塗布
しておくと良い。なお、本実施例で用いるシール剤S
は、乾燥時に体積が収縮せず、乾燥後も適度な弾力性を
有し、また、シール剤Sの成分が水道水に溶出すること
がないものを用いなければならない。
【0012】コア1の外周部3に設けたOリング10は
ライニング鋼管20の内周面21を均一に圧接して完全
な密封シールが得られ、コアのこの部位からの水道水の
滲入を完全に防ぐことができる。本実施例では、コア1
の流体流路4にリブ9を形成して外周部3を補強してい
るので、ライニング鋼管20をボディ本体15に螺入し
た際にコア1の外周部3が内径方向に歪みを生じて、O
リング10とライニング鋼管20の内周面21とのシー
ル性を低下させることはない。
【0013】このようにして、コア1をボディ本体15
の雌ネジ螺合部16に螺着させ、さらにこの雌ネジ螺合
部16にライニング鋼管20を螺入させると、ボディ本
体15の環状突部17とコア1の先端面8との間、ボデ
ィ本体15の雌ネジ螺合部16とコア1のフランジ部2
の雄ネジ螺着部5との間及びボディ本体15の雌ネジ螺
合部16とライニング鋼管20の雄ネジ螺入部22との
間に薄いシール部23a,23c,23dが形成され
る。また、コア1の先端面8の外周縁には環状切欠き部
11を形成してシール剤Sを充填するように塗布してい
るので、この部分には適宜厚のリング状のシール部23
bが形成される。なお、これらのシール部23a乃至2
3dは、一体に形成される。
【0014】本実施例では、ボディ本体15には環状突
部17を形成し、この環状突部17とコア1の先端面8
の間に十分なシール面積を確保したうえでシール剤Sを
介在させているので完全なシール部23aが得られ、コ
ア1の先端面8側からの水道水の滲入を防ぐことができ
る。このとき、コア1の先端面8の環状切欠き部11に
充填させたシール剤Sによるシール23bにより防水は
より完全なものとすることができる。また、ボディ本体
15の雌ネジ螺合部16とコア1の雄ネジ螺着部5の間
にもシール剤Sを充填させてシール部23cを形成する
と、コア1の先端面8側からの防水はさらに完全なもの
とすることができる。さらに、ボディ本体15の雌ネジ
螺合部16とライニング鋼管20の雄ネジ螺入部22と
の間にシール剤Sを充填させてシール部23dを形成す
ると、ボディ本体15の外部からの水分や湿気の滲入を
防ぐことができると共に、青銅製のボディ本体15と鉄
製のライニング鋼管20との異種金属接触を絶ち良好な
絶縁を行えることができるので、ライニング鋼管20の
管端部外表面や管端面24を電解腐食させることがな
い。
【0015】このように、本実施例では、コア1に装着
したOリング10による密封シールとシール剤Sにより
形成されるシール部23a乃至23dの相互作用によ
り、最も錆びの発生し易いライニング鋼管20の管端面
24の防錆対策が完全に行えるので、錆びが水道水に溶
出して赤水が発生することはなく、長期に渡って配管機
器を良好な状態に保つことができる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかな通り、本発明の管
端防食構造によれば、バルブや管継手等のボディ本体の
接続部内の奥部に環状突部を形成してシール剤を配し、
また、ボディ本体の接続部の雌ネジ螺合部にシール剤を
配してコアの螺着部及びライニング鋼管の螺入部をシー
ルし、さらに、コアの外周部に設けたOリングによって
ライニング鋼管の内周面は完全に密封シールされるの
で、ライニング鋼管の管端面が腐食することは皆無であ
り、従来に比してより性能の高い管端防食構造を提供す
ることができ、所期の目的が効果的に達成できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構造を示す断面図である。
【図2】従来例の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コア 2 フランジ部 3 外周部 5 雄ネジ螺着部 7 リング係止溝部 8 先端面 10 Oリング 11 環状切欠き部 15 ボディ本体 15a 接続部 16 雌ネジ螺合部 17 環状突部 20 ライニング鋼管 21 内周面 22 雄ネジ螺入部 S シール剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ、管継手等のボディ本体の接続部
    に雌ネジ螺合部を形成し、この雌ネジ螺合部の奥部に環
    状突部を形成し、一方、筒状のコアの一端に外周部にボ
    ディ本体の雌ネジ螺合部に螺着する雄ネジ螺着部を有す
    るフランジ部を形成し、この筒状コアの途中の外周部に
    形成したリング係止溝部にOリングを装着し、さらに、
    ライニング鋼管の管端部に、ボディ本体の雌ネジ螺合部
    に螺入する雄ネジ螺入部を形成し、ライニング鋼管の内
    周面を上記Oリングを介して密封シールすると共に、ボ
    ディ本体の雌ネジ螺合部にコアのフランジ部を挿入し
    て、ボディ本体の環状突部にコアのフランジ部の先端面
    をシール剤を介して当接シールさせたことを特徴とする
    管端防食構造。
  2. 【請求項2】 コアに形成した先端面の外周縁に環状切
    欠き部を形成し、この環状切欠き部にシール剤を充填し
    た請求項1記載の管端防食構造。
  3. 【請求項3】 ボディ本体の接続部の雌ネジ螺合部とコ
    アのフランジ部の雄ネジ螺着部の間にシール剤を充填し
    た請求項1及び2記載の管端防食構造。
  4. 【請求項4】 ボディ本体の接続部の雌ネジ螺合部とラ
    イニング鋼管の雄ネジ螺入部との間にシール剤を充填し
    た請求項1乃至3記載の管端防食構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015113954A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 株式会社植木組 更生管の管端部封止構造
JP2021172866A (ja) * 2020-04-28 2021-11-01 株式会社ファルテック 接点構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015113954A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 株式会社植木組 更生管の管端部封止構造
JP2021172866A (ja) * 2020-04-28 2021-11-01 株式会社ファルテック 接点構造

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