JPH0796628B2 - 樹脂変性剤 - Google Patents
樹脂変性剤Info
- Publication number
- JPH0796628B2 JPH0796628B2 JP62046710A JP4671087A JPH0796628B2 JP H0796628 B2 JPH0796628 B2 JP H0796628B2 JP 62046710 A JP62046710 A JP 62046710A JP 4671087 A JP4671087 A JP 4671087A JP H0796628 B2 JPH0796628 B2 JP H0796628B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- modifier
- parts
- resins
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、樹脂変性剤に関し、更に詳しくは、フイル
ム、被膜その他の樹脂成形品に優れた表面性質を賦与す
ることができる樹脂変性剤と樹脂の変性方法に関する。
ム、被膜その他の樹脂成形品に優れた表面性質を賦与す
ることができる樹脂変性剤と樹脂の変性方法に関する。
(従来の技術) 従来、各種フイルム、各種被膜等の樹脂成形品の表面
は、優れた耐汚染性、耐水性、耐摩耗性、耐粘着性等が
要求され、また用途によっては、低い表面摩擦係数が要
求される。
は、優れた耐汚染性、耐水性、耐摩耗性、耐粘着性等が
要求され、また用途によっては、低い表面摩擦係数が要
求される。
このような要求に対しては、樹脂成形品に滑性やハッ水
性等を与えるシリコーンオイル、ワックス、脂肪酸等の
潤滑剤を添加する方法が行われている。
性等を与えるシリコーンオイル、ワックス、脂肪酸等の
潤滑剤を添加する方法が行われている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の如き方法によれば、ある程度の目的は達成される
が、このような方法では、成形物中に添加した潤滑剤が
経時的に成形物の表面にブリードアウトし、種々の問題
を生じるため、潤滑剤はせいぜい数%程度の添加量に限
定され、従って、所望の性能を十分には発揮し得ないも
のである。
が、このような方法では、成形物中に添加した潤滑剤が
経時的に成形物の表面にブリードアウトし、種々の問題
を生じるため、潤滑剤はせいぜい数%程度の添加量に限
定され、従って、所望の性能を十分には発揮し得ないも
のである。
以上の如き欠点を解説する方法としては、樹脂自体とし
て摩擦係数の低い樹脂、例えば、分子中にシロキサン結
合を有するポリウレタン系樹脂を用いる方法が提案され
ている(例えば、特開昭57-176535号、同59-94237号、
同59-5421号、同58-218034号、同58-222436号、同59-11
535号、同59-82636号公報等を参照)。
て摩擦係数の低い樹脂、例えば、分子中にシロキサン結
合を有するポリウレタン系樹脂を用いる方法が提案され
ている(例えば、特開昭57-176535号、同59-94237号、
同59-5421号、同58-218034号、同58-222436号、同59-11
535号、同59-82636号公報等を参照)。
このような方法によれば、比較的表面摩擦係数の低い成
形物を形成し得るが、このシロキサン結合を有するポリ
ウレタン系樹脂は、ポリマーの主鎖にシロキサン結合が
含有されているため、ポリウレタン原料の十分な反応が
困難で、一定の品質の樹脂とするのが困難であり、高価
格となり、また未反応のシリコーン化合物による種々の
問題が生じている。また、ポリマーがポリウレタン系樹
脂に限定されているため、その使用範囲が著しく限定さ
れるという問題がある。
形物を形成し得るが、このシロキサン結合を有するポリ
ウレタン系樹脂は、ポリマーの主鎖にシロキサン結合が
含有されているため、ポリウレタン原料の十分な反応が
困難で、一定の品質の樹脂とするのが困難であり、高価
格となり、また未反応のシリコーン化合物による種々の
問題が生じている。また、ポリマーがポリウレタン系樹
脂に限定されているため、その使用範囲が著しく限定さ
れるという問題がある。
本発明者が、上述の如き従来技術の欠点を解決し、上記
の如き要望に応えるべく鋭意研究の結果、特定の変性剤
を使用して樹脂を変性してフイルムや被膜等の成形物を
形成するときは、上述の如き従来技術の欠点が解決さ
れ、樹脂がポリウレタン系樹脂に限定されず、種々の樹
脂が容易に使用でき、且つ表面性質に優れた成形物が提
供できることを知見して本発明を完成した。
の如き要望に応えるべく鋭意研究の結果、特定の変性剤
を使用して樹脂を変性してフイルムや被膜等の成形物を
形成するときは、上述の如き従来技術の欠点が解決さ
れ、樹脂がポリウレタン系樹脂に限定されず、種々の樹
脂が容易に使用でき、且つ表面性質に優れた成形物が提
供できることを知見して本発明を完成した。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、1個の水酸基又はメルカプト基を
有し且つフッ素原子で置換されたアルキル化合物と、ト
リイソシアネート化合物とを前者/後者のモル比を3/1
で反応させて得られる非重合体化合物であって、成形用
樹脂に添加して該樹脂からなる成形物の表面を改質する
為の樹脂変性剤である。
有し且つフッ素原子で置換されたアルキル化合物と、ト
リイソシアネート化合物とを前者/後者のモル比を3/1
で反応させて得られる非重合体化合物であって、成形用
樹脂に添加して該樹脂からなる成形物の表面を改質する
為の樹脂変性剤である。
本発明を更に詳細に説明すると、本発明の樹脂変性剤と
は、反応性有機官能基を有するフッ素化合物と有機ポリ
イソシアネートとの反応生成物であり、該反応生成物が
遊離のイソシアネート基を実質的に有さないものであ
る。
は、反応性有機官能基を有するフッ素化合物と有機ポリ
イソシアネートとの反応生成物であり、該反応生成物が
遊離のイソシアネート基を実質的に有さないものであ
る。
本発明で使用するフッ素化合物は、1個の水酸基又はメ
ルカプト基を有し且つフッ素原子で置換されたアルキル
化合物であり、具体的には下記式で表される化合物が挙
げられる。
ルカプト基を有し且つフッ素原子で置換されたアルキル
化合物であり、具体的には下記式で表される化合物が挙
げられる。
(1) H(CF2CF2)nCH2OH(n=1乃至7) (2) CF3(CF2CF2)nCH2CH2OH(n=1乃至10) (3) CF3(CF2CF2)nCH2CH2SH(n=1乃至10) (4) H(CF2CF2)1(CH2)m(OCH2CH(0H)CH2)nOH(1=1
乃至10、m=1乃至10、n=1乃至3) (5) F(CF2CF2)1(CH2)m(OCH2CH(OH)CH2)nOH(1=1
乃至10、m=1乃至10、n=1乃至3) 以上の如き反応性有機官能基を有するフッ素化合物は、
本発明において好ましいフッ素化合物の例示であって、
本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、上述
の例示の化合物及びその他のフッ素化合物は、現在市販
されており、市場から容易に入手し得るものであり、い
ずれも本発明において使用できるものである。
乃至10、m=1乃至10、n=1乃至3) (5) F(CF2CF2)1(CH2)m(OCH2CH(OH)CH2)nOH(1=1
乃至10、m=1乃至10、n=1乃至3) 以上の如き反応性有機官能基を有するフッ素化合物は、
本発明において好ましいフッ素化合物の例示であって、
本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、上述
の例示の化合物及びその他のフッ素化合物は、現在市販
されており、市場から容易に入手し得るものであり、い
ずれも本発明において使用できるものである。
本発明において使用する有機ポリイソシアネートとは、
脂肪族或いは芳香族化合物中に3個のイソシアネート個
を有する化合物であって、従来からポリウレタン系樹脂
の合成原料として広く使用されている。
脂肪族或いは芳香族化合物中に3個のイソシアネート個
を有する化合物であって、従来からポリウレタン系樹脂
の合成原料として広く使用されている。
これらの公知の有機ポリイソシアネートはいずれも本発
明において有用である。特に好ましい有機ポリイソシア
ネートを挙げれば以下の通りである。
明において有用である。特に好ましい有機ポリイソシア
ネートを挙げれば以下の通りである。
本発明の変性剤は、上記の如き反応性有機官能基を有す
るフッ素化合物と上記の如き有機ポリイソシアネートと
を、それらの反応性有機官能基とイソシアネート基と
が、イソシアネート基が反応後に残らないように、好ま
しくは1:1の官能基比で、有機溶剤及び触媒の存在下又
は不存在下で、約0乃至150℃、好ましくは20乃至80℃
の温度で約10分間乃至3時間反応させることによって容
易に得ることができる。
るフッ素化合物と上記の如き有機ポリイソシアネートと
を、それらの反応性有機官能基とイソシアネート基と
が、イソシアネート基が反応後に残らないように、好ま
しくは1:1の官能基比で、有機溶剤及び触媒の存在下又
は不存在下で、約0乃至150℃、好ましくは20乃至80℃
の温度で約10分間乃至3時間反応させることによって容
易に得ることができる。
このような変性剤の製造において使用してもよい有機溶
剤は、それぞれの反応原料及び生成物に対して不活性な
有機溶剤であればいずれでもよく、例えば、好ましい有
機溶剤としては、メチルエチルケトン、メチル−n−プ
ロピルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケト
ン、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、シクロヘキサ
ン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メタノール、エ
タノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、メチ
ルセロソルブ、ブチルセロソルブ、セロソルブアセテー
ト、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ペ
ンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ミネラルスピリッド、石油エーテル、ガソリン、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルム、四塩化炭
素、クロルベンゼン、パークロルエチレン、トリクロル
エチレン等が挙げられる。
剤は、それぞれの反応原料及び生成物に対して不活性な
有機溶剤であればいずれでもよく、例えば、好ましい有
機溶剤としては、メチルエチルケトン、メチル−n−プ
ロピルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケト
ン、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、シクロヘキサ
ン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メタノール、エ
タノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、メチ
ルセロソルブ、ブチルセロソルブ、セロソルブアセテー
ト、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ペ
ンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ミネラルスピリッド、石油エーテル、ガソリン、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルム、四塩化炭
素、クロルベンゼン、パークロルエチレン、トリクロル
エチレン等が挙げられる。
以上の如くして得られる本発明の変性剤は、有機溶剤を
用いて製造した場合は、有機溶剤から分離してもよい
し、有機溶剤の溶液のままでも使用できる。有機溶剤か
ら分離した本発明の変性剤は、一般に白色乃至褐色の液
状又は固体状であり、各種の有機溶剤中に易溶性であ
る。
用いて製造した場合は、有機溶剤から分離してもよい
し、有機溶剤の溶液のままでも使用できる。有機溶剤か
ら分離した本発明の変性剤は、一般に白色乃至褐色の液
状又は固体状であり、各種の有機溶剤中に易溶性であ
る。
以上の如き本発明の変性剤は、各種の分析、例えば、赤
外線吸収スペクトル、元素分析、分子量測定等によれ
ば、有機ポリイソシアネートのイソシアネート基とフッ
素化合物の反応性有機官能基とが付加反応し、例えば、
反応性有機官能基がアミノ基である場合には、ウレタン
結合によって、両者が結合し、且つ遊離のイソシアネー
ト基を実質的に有さない化合物であることが明らかとな
った。
外線吸収スペクトル、元素分析、分子量測定等によれ
ば、有機ポリイソシアネートのイソシアネート基とフッ
素化合物の反応性有機官能基とが付加反応し、例えば、
反応性有機官能基がアミノ基である場合には、ウレタン
結合によって、両者が結合し、且つ遊離のイソシアネー
ト基を実質的に有さない化合物であることが明らかとな
った。
上記本発明の変性剤で変性される樹脂として使用される
ものは、従来公知の各種の樹脂であり、これらの従来公
知のものはいずれも使用でき、例えば、塩化ビニル系樹
脂、塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル/
ビニルアルコール共重合系樹脂、アルキッド系樹脂、エ
ポキシ系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、ポリウレア系樹脂、ニトロセルロ
ース系樹脂、ポリブチラール系樹脂、ポリエステル系樹
脂、フッ素系樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹脂、アク
リル系樹脂、ポリアミド系樹脂等が挙げられ、特に好ま
しいものは、その構造中に、尿素結合やウレタン結合等
を有するポリウレタン樹脂である。これらの樹脂は、い
ずれも単独でも混合物としても使用でき、且つ通常の固
体でも、有機溶剤中の溶液でも分散液でもよい。
ものは、従来公知の各種の樹脂であり、これらの従来公
知のものはいずれも使用でき、例えば、塩化ビニル系樹
脂、塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル/
ビニルアルコール共重合系樹脂、アルキッド系樹脂、エ
ポキシ系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、ポリウレア系樹脂、ニトロセルロ
ース系樹脂、ポリブチラール系樹脂、ポリエステル系樹
脂、フッ素系樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹脂、アク
リル系樹脂、ポリアミド系樹脂等が挙げられ、特に好ま
しいものは、その構造中に、尿素結合やウレタン結合等
を有するポリウレタン樹脂である。これらの樹脂は、い
ずれも単独でも混合物としても使用でき、且つ通常の固
体でも、有機溶剤中の溶液でも分散液でもよい。
成形物、例えば、被膜の形成は、前記の変性剤で変性し
た樹脂を前記の如き媒体中に溶解又は分散させて塗料の
如き形態で使用するのが好ましい。勿論使用形態は塗料
型に限定されない。例えば、塗料形態の場合には、樹脂
の濃度は、約1乃至50重量%程度が好適であり、変性剤
はこれらの樹脂100重量部あたり約1乃至100重量部の割
合で使用できる。
た樹脂を前記の如き媒体中に溶解又は分散させて塗料の
如き形態で使用するのが好ましい。勿論使用形態は塗料
型に限定されない。例えば、塗料形態の場合には、樹脂
の濃度は、約1乃至50重量%程度が好適であり、変性剤
はこれらの樹脂100重量部あたり約1乃至100重量部の割
合で使用できる。
(作用・効果) 以上の如き本発明の樹脂変性剤は、特定の樹脂に限定さ
れず、種々の樹脂の変性に有用であり、被変性樹脂の種
類に従って、それらの被変性樹脂の本来有している種々
の特性、例えば、強度、可とう性、電気的、化学的、物
理的特性を保持したまま、該樹脂から形成される成形物
の表面特性、例えば、耐汚染性、耐水性、耐摩耗性、耐
粘着性、耐熱性等を著しく向上させ、また成形物の摩擦
係数を著しく低下させることができる。
れず、種々の樹脂の変性に有用であり、被変性樹脂の種
類に従って、それらの被変性樹脂の本来有している種々
の特性、例えば、強度、可とう性、電気的、化学的、物
理的特性を保持したまま、該樹脂から形成される成形物
の表面特性、例えば、耐汚染性、耐水性、耐摩耗性、耐
粘着性、耐熱性等を著しく向上させ、また成形物の摩擦
係数を著しく低下させることができる。
また、本発明の変性剤は、成形物中において変性剤が、
ウレタン結合や尿素結合等の極性基によって、例えば水
素結合等によって、変性剤同士で、又は樹脂と一体化さ
れているため、従来技術の潤滑剤の如く、経時的に添加
剤が成形物の表面にブリードし、種々の問題を生じると
いう欠点が解決されており、そのため成形物中に変性剤
を多量に包含させることができ、その結果、より成形物
の表面性質等を改良することができる。
ウレタン結合や尿素結合等の極性基によって、例えば水
素結合等によって、変性剤同士で、又は樹脂と一体化さ
れているため、従来技術の潤滑剤の如く、経時的に添加
剤が成形物の表面にブリードし、種々の問題を生じると
いう欠点が解決されており、そのため成形物中に変性剤
を多量に包含させることができ、その結果、より成形物
の表面性質等を改良することができる。
次に、実施例、使用例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは重量
基準である。
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは重量
基準である。
参考例1(変性剤の製造例) ヘキサンメチレンジイソシアネートと水の付加体(ジュ
ラネート24A-100、旭化成製、NCO%23.5)52部を60℃で
よくかきまぜながら、この中に下記の構造を有するフッ
素化アルコール80部を徐々に滴下し反応させ、無色透明
の液状の変性剤(M1)129部が得られた。
ラネート24A-100、旭化成製、NCO%23.5)52部を60℃で
よくかきまぜながら、この中に下記の構造を有するフッ
素化アルコール80部を徐々に滴下し反応させ、無色透明
の液状の変性剤(M1)129部が得られた。
H(CF2CF2)5OH この変性剤の赤外吸収スペクトルによれば、2270/cmの
遊離イソシアネート基による吸収は認められず、1190/c
mに-CF2-基による吸収帯を示していた。
遊離イソシアネート基による吸収は認められず、1190/c
mに-CF2-基による吸収帯を示していた。
従って、上記の変性剤の主たる構造は、下記式と推定さ
れる。
れる。
参考例2(変性剤の製造例) トリメチロールプロパン1モルとトリレンジイソシアネ
ート(TDI)3モルとの付加体(コロネートL、日本ポ
リウレタン製、NCO%12.5、固形分75%)120部を50℃で
よくかきまぜながら、この中に下記の構造を有するフッ
素化アルコール171部を徐々に滴下し反応させる。
ート(TDI)3モルとの付加体(コロネートL、日本ポ
リウレタン製、NCO%12.5、固形分75%)120部を50℃で
よくかきまぜながら、この中に下記の構造を有するフッ
素化アルコール171部を徐々に滴下し反応させる。
CF3(CF2CF2)3OH 反応終了後、透明液体状の変性剤(M2)251部が得られ
た。
た。
この変性剤の赤外吸収スペクトルによれば、2270/cmの
遊離イソシアネート基による吸収は認められず、1190/c
mに-CF2-基による吸収帯を示していた。
遊離イソシアネート基による吸収は認められず、1190/c
mに-CF2-基による吸収帯を示していた。
従って、上記の変性剤の主たる構造は、下記式と推定さ
れる。
れる。
参考例3(変性剤の製造例) トリメチロールプロパン1モルとキシリレンジイソシア
ネート3モルとの付加体(タケネートD110N、武田薬品
製、NCO%11.5、固形分75%)186部を室温でよくかきま
ぜながら、この中に下記の構造を有するフッ素化アルコ
ール258部を徐々に滴下し反応させた。
ネート3モルとの付加体(タケネートD110N、武田薬品
製、NCO%11.5、固形分75%)186部を室温でよくかきま
ぜながら、この中に下記の構造を有するフッ素化アルコ
ール258部を徐々に滴下し反応させた。
CF3(CF2CF2)3CH2CH2SH 反応終了後、透明液体状の変性剤(M3)384部が得られ
た。
た。
この変性剤の赤外吸収スペクトルによれば、2270/cmの
遊離イソシアネート基による吸収は認められず、1190/c
mに-CF2-基による吸収帯を示していた。
遊離イソシアネート基による吸収は認められず、1190/c
mに-CF2-基による吸収帯を示していた。
従って、上記の変性剤の主たる構造は、下記式と推定さ
れる。
れる。
実施例4(樹脂溶液の調製) 末端に水酸基を有する分子量2,000のポリブチレンアジ
ペート150部、1,3−ブチレングリコール20部及びトリレ
ンジイソシアネート52部をメチルエチルケトン412部中
で付加反応させ、粘度200ポイズ/20℃のポリウレタン樹
脂溶液(固形分35%)を得た。このポリウレタン樹脂溶
液100部に、変性剤(M1)5部を加え、変性樹脂溶液(U
R1)を得た。
ペート150部、1,3−ブチレングリコール20部及びトリレ
ンジイソシアネート52部をメチルエチルケトン412部中
で付加反応させ、粘度200ポイズ/20℃のポリウレタン樹
脂溶液(固形分35%)を得た。このポリウレタン樹脂溶
液100部に、変性剤(M1)5部を加え、変性樹脂溶液(U
R1)を得た。
実施例5(樹脂溶液の調製) 実施例4における変性剤(M1)に代えて、変性剤(M2)
を使用し、他は実施例4と同様にして変性樹脂溶液(UR
2)を得た。
を使用し、他は実施例4と同様にして変性樹脂溶液(UR
2)を得た。
実施例6(樹脂溶液の調製) 実施例4における変性剤(M1)に代えて、変性剤(M3)
を使用し、他は実施例4と同様にして変性樹脂溶液(UR
3)を得た。
を使用し、他は実施例4と同様にして変性樹脂溶液(UR
3)を得た。
使用例1 上記で得られた3種の樹脂溶液を用いて、ガラス板上に
乾燥時の膜厚が10μmとなるように塗布及び乾燥して透
明フィルムを成形し、それらの静止摩擦係数及び表面状
態を求めたところ下記の第1表の結果が得られた。尚、
比較例1は変性前の樹脂溶液を使用した場合のものであ
る。
乾燥時の膜厚が10μmとなるように塗布及び乾燥して透
明フィルムを成形し、それらの静止摩擦係数及び表面状
態を求めたところ下記の第1表の結果が得られた。尚、
比較例1は変性前の樹脂溶液を使用した場合のものであ
る。
尚、静止摩擦係数はすべり試験機(東洋精機製)により
測定した値であり、表面状態は、製膜後5日間放置した
ときの状態であり、○は変化なしを示す。
測定した値であり、表面状態は、製膜後5日間放置した
ときの状態であり、○は変化なしを示す。
以上の如く本発明によれば、成形物の静止摩擦係数を著
しく低下させ、かつ良好な表面状態を保持することがで
きる。
しく低下させ、かつ良好な表面状態を保持することがで
きる。
実施例7(樹脂の変性) アクリルポリオール(ヒタロイド3001、日立化成製、固
形分50%)200部をよくかきまぜながら、変性剤M1 5部
及び酢酸ブチル5部を加え、変性樹脂溶液(AR1)を得
た。
形分50%)200部をよくかきまぜながら、変性剤M1 5部
及び酢酸ブチル5部を加え、変性樹脂溶液(AR1)を得
た。
実施例8(樹脂の変性) 実施例7における変性剤(M1)に代えて、変性剤(M2)
を使用し、他は実施例7と同様にして変性樹脂溶液(AR
2)を得た。
を使用し、他は実施例7と同様にして変性樹脂溶液(AR
2)を得た。
実施例9(樹脂の変性) 実施例7における変性剤(M1)に代えて、変性剤(M3)
を使用し、他は実施例11と同様にして変性樹脂溶液(AR
3)を得た。
を使用し、他は実施例11と同様にして変性樹脂溶液(AR
3)を得た。
使用例2 上記の変性樹脂AR1乃至AR3を夫々使用し、下記の配合で
三本ロールで混練し、3種の塗料を調製し、リン酸亜鉛
系処理板に乾燥時膜厚が40乃至45μmになるように塗布
及び乾燥して塗膜を形成した。
三本ロールで混練し、3種の塗料を調製し、リン酸亜鉛
系処理板に乾燥時膜厚が40乃至45μmになるように塗布
及び乾燥して塗膜を形成した。
変性樹脂 63部 チタン白 35部 タケネートD−110N 6.5部 トルエン 45部 メチルエチルケトン 30部 セロソルブアセテート 25部 上記で得られた塗膜の耐汚染性及び表面状態は下記第2
表の通りであった。尚、比較例1は変性前の樹脂溶液を
使用した場合のものである。
表の通りであった。尚、比較例1は変性前の樹脂溶液を
使用した場合のものである。
尚、耐汚染性は、口紅(a)及び油性サインペン(b)
で塗膜上に文字を書き、30℃で24時間放置後、布で拭き
取った結果であり、○は汚染が残らないことを、△はわ
ずかに汚染が残ることを示す。耐摩耗性(mg)は、ASTM
の耐摩耗性試験であり、CS10をホイールとし、500gの荷
重をかけ、1,000回転で測定した値であり、表面状態
は、製膜後5日間放置したときの状態であり、○は変化
なしを示す。
で塗膜上に文字を書き、30℃で24時間放置後、布で拭き
取った結果であり、○は汚染が残らないことを、△はわ
ずかに汚染が残ることを示す。耐摩耗性(mg)は、ASTM
の耐摩耗性試験であり、CS10をホイールとし、500gの荷
重をかけ、1,000回転で測定した値であり、表面状態
は、製膜後5日間放置したときの状態であり、○は変化
なしを示す。
以上の如く本発明によれば、成形物の耐汚染性及び耐摩
耗性が著しく向上し、かつ良好な表面状態を保持するこ
とができる。
耗性が著しく向上し、かつ良好な表面状態を保持するこ
とができる。
使用例3 前記実施例で得られた樹脂溶液UR1乃至UR3を、夫々リバ
ースロールコーターで、夫々厚さ15μmのポリエステル
フイルム上に、夫々乾燥時の厚みが1μmになるように
塗布し、溶剤を乾燥して耐熱層を形成した。次に、Co含
有γ−Fe2O3と通常のポリウレタン樹脂及び塩化ビニル
共重合樹脂からなる樹脂を含む分散液から常法に従って
反対側の面に磁性層を形成し、所定の巾に裁断して夫々
3種の磁気記録媒体を得た。これらの磁気記録媒体の性
能は下記第3表の通りであった。尚、比較例1は変性前
の樹脂溶液を使用した場合のものである。
ースロールコーターで、夫々厚さ15μmのポリエステル
フイルム上に、夫々乾燥時の厚みが1μmになるように
塗布し、溶剤を乾燥して耐熱層を形成した。次に、Co含
有γ−Fe2O3と通常のポリウレタン樹脂及び塩化ビニル
共重合樹脂からなる樹脂を含む分散液から常法に従って
反対側の面に磁性層を形成し、所定の巾に裁断して夫々
3種の磁気記録媒体を得た。これらの磁気記録媒体の性
能は下記第3表の通りであった。尚、比較例1は変性前
の樹脂溶液を使用した場合のものである。
尚、摩擦係数(A)は磁性層と成形物との間で測定した
値(μk)であり、他の性能は、ビデオテープとしての
実装試験に供し、200回走行時のテープの鳴き(B)、
ジッターの横ゆれ(C)、テープの早送り時の乱巻き状
態(D)及び磁性層の摩耗状態(E)を観察したもので
ある。総合評価はFに示した。
値(μk)であり、他の性能は、ビデオテープとしての
実装試験に供し、200回走行時のテープの鳴き(B)、
ジッターの横ゆれ(C)、テープの早送り時の乱巻き状
態(D)及び磁性層の摩耗状態(E)を観察したもので
ある。総合評価はFに示した。
以上の結果から、本発明の変性剤を使用した磁気記録媒
体は、耐熱層の摩擦係数が低く、優れた走行特性を示す
ことが明らかである。
体は、耐熱層の摩擦係数が低く、優れた走行特性を示す
ことが明らかである。
実施例10(樹脂溶液の調製) 塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体系
樹脂(エスレックA、積水化学製)のメチルエチルケト
ン溶液(固形分30%)100部に、実施例1で得た変性剤
(M1)3部を加え、変性樹脂溶液(VR1)を得た。
樹脂(エスレックA、積水化学製)のメチルエチルケト
ン溶液(固形分30%)100部に、実施例1で得た変性剤
(M1)3部を加え、変性樹脂溶液(VR1)を得た。
実施例11(樹脂溶液の調製) 実施例10における変性剤(M1)に代えて、変性剤(M2)
を使用し、他は実施例10と同様にして変性樹脂(VR2)
を得た。
を使用し、他は実施例10と同様にして変性樹脂(VR2)
を得た。
実施例12(樹脂溶液の調製) 実施例10における変性剤(M1)に代えて、変性剤(M3)
を使用し、他は実施例10と同様にして変性樹脂(VR3)
を得た。
を使用し、他は実施例10と同様にして変性樹脂(VR3)
を得た。
使用例4 Co含有Fe2O3 100部 上記樹脂溶液VR1乃至VR3のいずれか1種(30%溶液)20
部 ポリエステル型ポリウレタン樹脂溶液(レザミンME12、
大日精化工業製) 54部 分散剤(レシチン) 1部 カーボンブラック 5部 ニトロセルロース 6部 メチルエチルケトン 270部 上記成分を混合し、ボールミルで50時間混練し、更にコ
ロネートL8部を加え、更に3時間混練を行ない混練物を
フィルターを通して3種の磁性粒子の分散液を得た。
部 ポリエステル型ポリウレタン樹脂溶液(レザミンME12、
大日精化工業製) 54部 分散剤(レシチン) 1部 カーボンブラック 5部 ニトロセルロース 6部 メチルエチルケトン 270部 上記成分を混合し、ボールミルで50時間混練し、更にコ
ロネートL8部を加え、更に3時間混練を行ない混練物を
フィルターを通して3種の磁性粒子の分散液を得た。
上記で得られた3種の分散液を、夫々リバースロールコ
ーターで、夫々厚さ15μmのポリエステルフイルム上
に、夫々厚さが5μmになるように塗布し、溶剤を乾燥
後、スーパーカレンダーロールで表面の加工処理を行い
所定の巾に裁断して夫々磁気記録媒体を得た。上記の磁
気記録媒体の性能を調べたところ下記第4表の結果を得
た。尚、比較例1は変性前の樹脂溶液を使用した場合の
ものである。
ーターで、夫々厚さ15μmのポリエステルフイルム上
に、夫々厚さが5μmになるように塗布し、溶剤を乾燥
後、スーパーカレンダーロールで表面の加工処理を行い
所定の巾に裁断して夫々磁気記録媒体を得た。上記の磁
気記録媒体の性能を調べたところ下記第4表の結果を得
た。尚、比較例1は変性前の樹脂溶液を使用した場合の
ものである。
尚、摩擦係数(A)は磁性層と支持体(ベースフイル
ム)との間で測定した値(μk)であり、他の性能は、
ビデオテープとしての実装試験に供し、200回走行時の
テープの鳴き(B)、ジッターの横ゆれ(C)、テープ
の早送り時の乱巻き状態(D)及び磁性層の摩耗状態
(E)を観察したものである。総合評価はFに示した。
ム)との間で測定した値(μk)であり、他の性能は、
ビデオテープとしての実装試験に供し、200回走行時の
テープの鳴き(B)、ジッターの横ゆれ(C)、テープ
の早送り時の乱巻き状態(D)及び磁性層の摩耗状態
(E)を観察したものである。総合評価はFに示した。
以上の結果から、本発明の変性剤による磁気記録媒体
は、磁性層の摩擦係数が低く、優れた走行特性を示すこ
とが明らかである。
は、磁性層の摩擦係数が低く、優れた走行特性を示すこ
とが明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 美細津 岩雄 埼玉県上尾市富士見2−5−2 (72)発明者 柏村 雅司 東京都北区浮間4−18−13 (72)発明者 後藤 知子 埼玉県川口市西青木4−4−33 (56)参考文献 特開 昭52−123493(JP,A) 特開 昭58−111898(JP,A) 特公 昭43−26518(JP,B1) 特公 昭47−14141(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】1個の水酸基又はメルカプト基を有し且つ
フッ素原子で置換されたアルキル化合物と、トリイソシ
アネート化合物とを前者/後者のモル比を3/1で反応さ
せて得られる非重合体化合物であって、成形用樹脂に添
加して該樹脂からなる成形物の表面を改質する為の樹脂
変性剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62046710A JPH0796628B2 (ja) | 1987-03-03 | 1987-03-03 | 樹脂変性剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62046710A JPH0796628B2 (ja) | 1987-03-03 | 1987-03-03 | 樹脂変性剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63213535A JPS63213535A (ja) | 1988-09-06 |
| JPH0796628B2 true JPH0796628B2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=12754913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62046710A Expired - Lifetime JPH0796628B2 (ja) | 1987-03-03 | 1987-03-03 | 樹脂変性剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0796628B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN118201975A (zh) * | 2021-11-02 | 2024-06-14 | 国立大学法人神户大学 | 含氟聚氨酯的制造方法 |
| JPWO2024166798A1 (ja) * | 2023-02-09 | 2024-08-15 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4046944A (en) * | 1976-04-06 | 1977-09-06 | Ciba-Geigy Corporation | Fluorinated condensation polymers and their use as soil release agents |
| JPS58111898A (ja) * | 1981-12-25 | 1983-07-04 | Daikin Ind Ltd | 離型剤 |
-
1987
- 1987-03-03 JP JP62046710A patent/JPH0796628B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63213535A (ja) | 1988-09-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0441693B2 (ja) | ||
| JPH0796628B2 (ja) | 樹脂変性剤 | |
| JPH0411565B2 (ja) | ||
| JP2893188B2 (ja) | 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂結合剤 | |
| JP3022117B2 (ja) | 一液硬化可能なポリシロキサン樹脂化合物 | |
| JPH0652564B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS61202329A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| WO1996038497A1 (de) | Eisenoxidhaltiger ein- oder zwei-komponenten-polyurethanlack zur beschichtung von elastomeren, seine herstellung und verwendung | |
| JPH0474776B2 (ja) | ||
| JP3022118B2 (ja) | 一液硬化可能なポリシロキサン樹脂化合物 | |
| JPH0474774B2 (ja) | ||
| JPS61184717A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0633573B2 (ja) | 擬 革 | |
| JPH0214097B2 (ja) | ||
| JPS62252523A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH06231444A (ja) | 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂系バインダー | |
| JPH0294020A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0363130B2 (ja) | ||
| JPH02289922A (ja) | 磁気記録テープ | |
| JPS62197920A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH058726B2 (ja) | ||
| JPS62252521A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| KR910007771B1 (ko) | 자기기록매체용 수지계 결합제 | |
| JPH0363131B2 (ja) | ||
| JPS62223382A (ja) | 擬革 |