JPH0798431B2 - 平版印刷版用支持体 - Google Patents

平版印刷版用支持体

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JPH0798431B2
JPH0798431B2 JP63134707A JP13470788A JPH0798431B2 JP H0798431 B2 JPH0798431 B2 JP H0798431B2 JP 63134707 A JP63134707 A JP 63134707A JP 13470788 A JP13470788 A JP 13470788A JP H0798431 B2 JPH0798431 B2 JP H0798431B2
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    • B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N3/00—Preparing for use and conserving printing surfaces
    • B41N3/03—Chemical or electrical pretreatment
    • B41N3/034—Chemical or electrical pretreatment characterised by the electrochemical treatment of the aluminum support, e.g. anodisation, electro-graining; Sealing of the anodised layer; Treatment of the anodic layer with inorganic compounds; Colouring of the anodic layer

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電解エッチングにより粗面且処理された平版
印刷版用アルミニウム支持体に関するものであり、特に
電解エッチングのピット径の分布の算術平均が4μm以
下で、アルミニウムの圧延方向の最大ピット径の算術平
均(L)と圧延方向と直角な方向の最大ピット径の算術
平均(DLT)との差が最大ピット径(DLおよびDLTの大き
い方)に対して10%より大きく、1μm半径の触針を用
いた表面粗さ計によって検出されるピット数が200個/mm
以上で、かつ、中心線平均粗さが0.2〜10.μmである平
版印刷版用アルミニウム支持体に関するものである。
〔従来技術及びその解決すべき課題〕
従来、平版印刷版用支持体としてアルミニウム板が広く
使用されているが、支持体と感光層との密着性を良好に
し、かつ非画像部に保水性を与えるため、支持体の表面
を粗面化処理する、所謂、砂目立て処理がなされてい
る。
この砂目立ての具体的手段としては、サンドブラスト、
ボールグレイン、ワイヤーグレイン、ナイロンブラシと
研磨材/水スラリーによるブラシグレイン、研磨材/水
スラリーを表面に高圧で吹きつける方法などによる機械
的砂目立て方法があり、またアルカリまたは酸あるいは
それらの混合物からなるエッチング剤で表面を粗面化処
理する化学的砂目立て方法がある。また、特開昭54−14
6234号広報及び特開昭48−28123号広報に記載されてい
る電気化学的砂目立て方法、例えば特開昭53−123204号
広報に記載されている機械的砂目立て方法と電気化学的
砂目立て方法とを組合せた方法、特開昭56−55291号広
報に記載されている機械的砂目立て方法と鉱酸のアルミ
ニウム塩の飽和水溶液による化学的砂目立て方法と組合
せた方法も知られている。
以上のような種々の粗面化処理方法のうち粗面形状の制
御が容易で、しかも微細な粗面が得られる方法としては
電解粗面化処理が挙げられる。
従来から、表面形状を特徴づける先行文献がいくつか知
られており、例えば米国特許第4,301,229号明細書は、
ピット径の累積度数分布と中心線平均粗さを規定し、米
国特許第386,917号明細書は粗面の深さを規定し、カナ
ダ特許第955449号は粗面の山の高さと直径とを規定して
いる。また、西ドイツ特許第1,813,443号明細書は粗面
の高低差を規定し、特開昭55−132294号公報は平均深さ
(触針式表面粗さ計による粗さ平均値)を規定してい
る。
しかしながら、これらの技術においては、種々のパラメ
ーターを規定しているが、耐刷力と非画像部の汚れにく
さとを同時に達成したものはなかった。
また、ピット径や方向依存性、平均粗さなどについて規
定した公知文献として、特開昭58−167196号公報があ
る。ピット径やその方向依存性及び中心線平均あらさや
その方向依存性などを限定しており、その特徴を有する
表面形状の支持体に感光層を設けた材料は連続階調を有
する原稿を網撮りしないで印刷版を作製する用途におい
て忠実な階調再現を可能にするという効果を有している
ことが示されている。
しかしながら、この技術は耐刷力及び非画像部の汚れに
くさと、パラメーターとの関係について何ら開示も示唆
もしていない。
〔発明の目的〕
本発明は、印刷時の非画像部の汚れにくさと、高耐刷力
とを併有するアルミニウム支持耐を提供することを目的
とする。
本発明者らは、印刷時に非画像部の汚れを生じにくく、
かつ耐刷力を有する支持体の表面形状について、どのよ
うなパラメーターが重要であるか検討した結果、特に、
アルミニウム支持体の圧延方向の最大ピット径の算術平
均(DL)と圧延方向と直角な方向の最大ピット径の算術
平均(DLT)との差が最大ピット径(DLとDLTの大きい
方)の10%より大きくすることにより、非画像部の汚れ
にくさと耐刷力とを同時に達成できる支持耐を得ること
を偶然にも見い出し、本発明に至ったものである。
〔発明の構成〕
即ち、本発明は、アルミニウム板を、電気化学的粗面化
処理することによって、 a) ピット径の分布の算術平均が4μm以下、 b) アルミニウム板の圧延方向の最大ピット径の算術
平均(DL)と圧延方向と直角な方向の最大ピット径の算
術平均(DLT)との差が最大ピット径(DL及びDLTの大き
い方)の10%より大きい、及び c) 1μm半径の触針を用いた表面粗さ計によって検
出されるピットの数が200個/mm以上で、かつ中心線平均
粗さが0.2μm〜1.0μm、 の特性値を有する表面形状のアルミニウム支持体に関す
るものである。
以下、本発明について詳述する。
本発明において使用されるアルミニウム板には純アルミ
ニウム及び及びアルミニウム合金板が含まれる。アルミ
ニウム合金としては種々のものが使用でき、例えば、F
e、Si、Cu、Mn、Mg、Cr、Zn、Ti、Pb、Niなどの金属と
アルミニウムとの合金が用いられる。例えば、市販のア
ルミニウムでは1050材、1100材、3003材等のアルミニウ
ム板が用いられる。
本発明の実施にあたってはまずアルミニウム板の表面に
付着している油脂、さび、ごみなどを除去することを目
的として清浄化処理することが好ましい。この清浄化処
理としては、例えばトリクレンなどによる溶剤脱脂、あ
るいは苛性ソーダなどによるアルカリエッチング脱脂等
が含まれる。苛性ソーダのようなアルカリエッチング脱
脂をした場合にはスマットが発生するので、これを除去
するためのデスマット処理(例えば、10〜30%の硝酸に
浸漬する処理)が更に施されるのが通例である。
以上のような前処理が施された後、公知方法により均一
に電解粗面化処理する。
電解粗面化処理に用いられる電解液としては、通常の交
流電解粗面化処理に用いられるものが、いずれも使用で
きる。特に好ましいものは、硝酸を2〜40g/含有する
水溶液または塩酸を2〜40g/含有する水溶液、あるい
は両者を合わせて2〜40g/含有する水溶液である。上
記電解質が2g/より少ない場合には、粗面化処理自体
が困難となり、有効なピット数が得られにくくなる。一
方、40g/より多い場合には、電解液によるアルミニウ
ム表面の化学溶解の影響や、表面酸化の影響により極め
て不均一なピットが生じやすくなる。処理温度は、一般
に常温から70℃の範囲であり、好ましくは、常温〜50℃
の範囲で実施される。またカルボン酸、アミン、ケト
ン、アルデヒド等の腐食抑制剤を添加してもよい。
電解粗面化処理に用いられる電流は、商用交流や、正弦
波、矩形波、台形波などのような交番波形電流でもよ
い。
電流密度は、10〜200A/dm2の範囲が好ましく、10A/dm2
より低い場合にはピットが著しく生じにくくなり、一方
200A/dm2より大きいと、均一なピットを生成することが
困難となる。
上記特性を有する表面形状のアルミニウム支持体は、電
解粗面化における電解液の組成、温度、電流密度、電気
量、電解液の撹拌条件等をコントロールすることによっ
て得られる。
ここで、ピット径の算術平均及びDL、DLTの測定は1000
〜2000倍の電子顕微鏡写真において約1000個のピットを
測定することによって行なう。
ピット数は、先端半径1μmの触針で表面を直線的にス
キャンし、得られるチャートから測定する。但し、0.01
μm以下のへこみはピットとみなさない。ピットの数が
200個/mmより少ない場合、特に耐刷力の低下が著しい。
ピット径分布の算術平均は、4μm以下、好ましくは0.
5〜4μmである。4μmより大きくなると非画像部の
汚れが悪化する。0.5μmより小さい場合、耐刷力が低
下する。DLとDLTの差の、最大ピット径との比率は10%
より大である。10%以下の場合、耐刷力及び非画像部の
汚れが10%より大きい場合に比べて劣る。好ましくは、
12%より大であり、連続生産方式では、この差の値がさ
らに大きくなる。この方向依存性により良好な耐刷力
と、印刷時の汚れを生じないという双方の性質を満足さ
せる平版印刷版用支持体が得られる。
また、中心線平均粗さが0.2μmより低い場合、耐刷力
が著しく劣り、1.0μmより大きい場合、非画像部の汚
れが著しく劣る。
電解粗面化処理されたアルミニウム板は次いで化学的に
清浄化処理しておくことが好ましい。これは表面残存物
である所謂、スマットを表面から除去するためである。
化学的清浄化処理の詳細は、米国特許第3,834,998号明
細書に記載されている。
以上のように処理されたアルミニウム板は平版印刷版用
支持体に供するにあたり、保水性、感光層との密着性、
非画像部表面の機械的強度を向上させるために陽極酸化
により、アルミニウム板の表面に酸化皮膜を形成させて
もよい。陽極酸化処理は従来より周知の方法に従って行
なうことができる。例えば、硫酸、燐酸、蓚酸、アミド
スルホン酸、スルホサリチル酸又はこれらの混合物、あ
るいはこれらにAl3-イオンを含有させた水溶液などを電
解液とし、一般に直流を使用して陽極酸化処理される。
しかし、交流又はこれらの電流を組合せて陽極酸化して
もよい。電解質濃度は1〜80%、温度は5〜70℃、電解
密度は0.5〜60A/dm2、酸化皮膜重量は0.3〜5g/m2が好ま
しい。
このように陽極酸化したアルミニウム板を、更に米国特
許第2,714,066号及び米国特許第3,181,461号の各明細書
に記されているようにアルカリ金属シリケート、例えば
珪酸ナトリウムの水溶液に浸漬するなどの方法により処
理したり、米国特許第3,860,426号明細書に記載されて
いるように、水溶性金属塩(例えば、酢酸亜鉛など)を
含む親水性セルロース(例えば、カルボキシメチルセル
ロースなど)で下塗りしたり、米国特許第4,,153,461号
明細書に記載されているようにポリビニルホスホン酸で
処理してもよい。
このようにして得られた平版印刷版用支持体の上には、
PS版(Pre−Sensitized Plateの略称)の感光層とし
て、従来より知られている感光層を設けて、感光性平版
印刷版を得ることができ、これを製版処理して得た平版
印刷版は、優れた性能を有している。
上記の感光層の組成物としては次のようなものが含まれ
る。
ジアゾ樹脂とバインダーとからなる感光層: ネガ作用型感光性ジアゾ化合物としては米国特許第2,06
3,631号及び同第2,667,415号の各明細書に開示されてい
るジアゾニウム塩とアルドールやアセタールのような反
応性カルボニル基を含有する有機縮合剤との反応生成物
であるジフェニルアミン−p−ジアゾニウム塩とフォル
ムアルデヒドとの縮合生成物(所謂、感光性ジアゾ樹
脂)が好適に用いられる。この他の有用な縮合ジアゾ化
合物は特公昭49−48001号、同49−45322号、同49−4532
3号の各公報等に開示されている。これらの型の感光性
ジアゾ化合物は通常水溶性無機塩の形で得られ、従って
水溶液から塗布することができる。又、これらの水溶液
ジアゾ化合物を特公昭47−1167号公報に開示された方法
により1個又はそれ以上のフェノール性水酸基、スルホ
ン酸基又はその両者を有する芳香族又は脂肪族化合物と
反応させ、その反応生成物である実質的に水不溶性の感
光性ジアゾ樹脂を使用することもできる。
また、特開昭56−121031号公報に記載されているように
ヘキサフルオロ燐酸塩または、テトラフルオロ硼酸塩と
の反応生成物として使用することもできる。
フェノール性水酸基を有する反応物の例としては、ヒド
ロキシベンゾフェノン、4,4−ビス(4′−ヒドロキシ
フェニル)ペンタン酸、レゾルシノール、又はジレゾル
シノールのようなジフェノール酸であって、これらは更
に置換基を有していてもよい。ヒドロキシベンゾフェノ
ンには2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロ
キシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン又は2,2′,4,
4′−テトラヒドロキシベンゾフェノンが含まれる。好
ましいスルホン酸としては、例えばベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ナフタリン、フェノール、ナフトールお
よびベンゾフェノン等のスルホン酸のような芳香族スル
ホン酸、又はそれ等の可溶性塩類、例えば、アンモニウ
ム及びアルカリ金属塩が例示できる。スルホン酸基含有
化合物は、一般に低級アルキル、ニトロ基、ハロ基、及
び/又はもう一つのスルホン酸基で置換されていてもよ
い。このような化合物の好ましいものとしては、ベンゼ
ンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ナフタリンスルホ
ン酸、2,5−ジメチルベンゼンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、ナフタリン−2−スルホン酸、1
−ナフトール−2(又は4)−スルホン酸、2,4−ジニ
トロ−1−ナフトール−7−スルホン酸、2−ヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、m
−(p′−アニリノフェニルアゾ)ベンゼンスルホン酸
ナトリウム、アリザリンスルホン酸、o−トルイジン−
m−スルホン酸及びエタンスルホン酸等があげられる。
アルコールのスルホン酸エステルとその塩類も又有用で
ある。このような化合物は通常アニオン性界面活性剤と
して容易に入手できる。その例としてはラウリルサルフ
ェート、アルキルアリールサルフェート、p−ノニルフ
ェニルサルフェート、2−フェニルエチルサルフェー
ト、イソオクチルフェノキシジエトキシエチルサルフェ
ート等のアンモニウム又はカリウム金属塩があげられ
る。
これ等の実質的に水不溶性の感光性ジアゾ樹脂は水溶性
の感光性ジアゾ樹脂と前記の芳香族又は脂肪族化合物の
水溶液を好ましくはほぼ等量となる量で混合することに
よって沈澱として単離される。
また、英国特許第1,312,925号明細書に記載されている
ジアゾ樹脂も好ましい。
もっとも好適なるジアゾ樹脂はp−ジアゾフェニルアミ
ンとホルムアルデヒドとの縮合物の2−メトキシ−4−
ヒドロオキシ−5−ベンゾイルベンゼンスルホン酸塩で
ある。
ジアゾ樹脂の含有量は、感光層中に5〜50重量%含まれ
ているのが適当である。ジアゾ樹脂の量が少なくなれば
感光性は当然大になるが、経時安定性が低下する。最適
のジアゾ樹脂の量は約8〜20重量%である。
一方、バインダーとしては、種々の高分子化合物が使用
され得るが、本発明においては、ヒドロキシ、アミノ、
カルボン酸、アミド、スルホンアミド、活性メチレン、
チオアルコール、エポキシ等の基を含むものが望まし
い。このような好ましいバインダーには、英国特許第1,
350,521号明細書に記されているシェラック、英国特許
第1,460,978号および米国特許第4,123,276号の各明細書
に記されているようなヒドロキシエチルアクリルレート
単位またはヒドロキシエチルメタクリレート単位を主な
る繰り返し単位として含むポリマー、米国特許第3,751,
257号明細書に記されているポリアミド樹脂、英国特許
第1,074,392号明細書に記されているフェノール樹脂お
よび例えばポリビニルフォルマール樹脂、ポリビニルブ
チラール樹脂のようなポリビニルアセタール樹脂、米国
特許第3,660,097号明細書に記されている線状ポリウレ
タン樹脂、ポリビニルアルコールのフタレート樹脂、ビ
スフェノールAとエピクロルヒドリンから縮合されたエ
ポキシ樹脂、ポリアミノスチレンやポリアルミルアミノ
(メタ)アクリレートのようなアミノ基を含むポリマ
ー、酢酸セルロース、セルロースアルキルエーテル、セ
ルロースアセテートフタレート等のセルロース誘導体等
が包含される。
ジアゾ樹脂とバインダーとからなる組成物には、更に、
英国特許第1,041,463号明細書に記されているようなpH
指示薬、米国特許第3,236,646号明細書に記載されてい
る燐酸、染料などの添加剤を加えることができる。
o−キノンジアジド化合物からなる感光層: 特に好ましいo−キノンジアジド化合物はo−ナフトキ
ノンジアジド化合物であり、例えば米国特許第2,766,11
8号、同第2,767,092号、同第2,772,972号、同第2,859,1
12号、同第2,907,665号、同第3,046,110号、同第3,046,
111号、同第3,046,115号、同第3,046,118号、同第3,04
6,119号、同第3,046,120号、同第3,046,121号、同第3,0
46,122号、同第3,046,123号、同第3,061,430号、同第3,
102,809号、同第3,106,465号、同第3,635,709号、同第
3,647,443号の各明細書をはじめ、多数の刊行物に記さ
れており、これらは好適に使用することができる。これ
らの内でも、特に芳香族ヒドロキシ化合物のo−ナフト
キノンジアジドスルホン酸エステルまたはo−ナフトキ
ノンジアジドカルボン酸エステル、および芳香族アミノ
化合物のo−ナフトキノンジアジドスルホン酸アミドま
たはo−ナフトキノンジアジドカルボン酸アミドが好ま
しく、特に米国特許第3,635,709号明細書に記されてい
るピロガロールとアセトンとの縮合物にo−ナフトキノ
ンジアジドスルホン酸をエステル反応させたもの、米国
特許第4,028,111号明細書に記されている末端にヒドロ
キシ基を有するポリエステルにo−ナフトキノンジアジ
ドスルホン酸、またはo−ナフトキノンジアジドカルボ
ン酸をエステル反応させたもの、英国特許第1,494,043
号明細書に記されているようなp−ヒドロキシスチレン
のホモポリマーまたはこれと他の共重合し得るモノマー
との共重合体にo−ナフトキノンジアジドスルホン酸ま
たはo−ナフトキノンジアジドカルボン酸をエステル反
応させたもの、米国特許第3,759,711号明細書に記され
ているようなp−アミノスチレンと他の共重合しうるモ
ノマーとの共重合体にo−ナフトキノンジアジドスルホ
ン酸またはo−ナフトキノンジアジドカルボン酸をアミ
ド反応させたものは非常にすぐれている。
これらのo−キノンジアジド化合物は、単独で使用する
ことができるが、アルカリ可溶性樹脂と混合して用いた
方が好ましい。好適なアルカリ可溶性樹脂には、ノボラ
ック型フェノール樹脂が含まれ、具体的には、フェノー
ルホルムアルデヒド樹脂、o−クレゾールホルムアルデ
ヒド樹脂、m−クレゾールホルムアルデヒド樹脂などが
含まれる。更に米国特許第4,123,279号明細書に記され
ている様に上記のようなフェノール樹脂と共に、t−ブ
チルフェノールホルムアルデヒド樹脂のような炭素数3
〜8のアルキル基で置換されたフェノールまたはクレゾ
ールとホルムアルデヒドとの縮合物とを併用すると、一
層好ましい。アルカリ可溶性樹脂は、感光層を構成する
組成物の全重量を基準として中に約50〜約85重量、より
好ましくは60〜80重量%、含有させられる。
o−キノンジアジド化合物からなる感光性組成物には、
必要に応じて更に染料、可塑剤、例えば英国特許第1,04
1,463号、同第1,039,475号、米国特許第3,969,118号の
各明細書に記されているようなプリントアウト性能を与
える成分などの添加剤を加えることができる。
アジド化合物とバインダー(高分子化合物からなる感
光層: 例えば、英国特許第1,235,281号、同第1,495,861号の各
明細書および特開昭51−32331号、同51−36128号公報な
どに記されているアジド化合物と水溶性またはアルカリ
可溶性高分子化合物からなる組成物の他、特開昭50−51
02号、同50−84302号、同50−84303号、同53−12984号
の各公報などに記されているアジド基を含むポリマーと
バインダーとしての高分子化合物からなる組成物が含ま
れる。
その他の感光性樹脂層: 例えば、特開昭52−96696号証に開始されているポリエ
ステル化合物、英国特許第1,112,277号、同第1,313,390
号、同第1,341,004号、同第1,377,747号等の各明細書に
記載のポリビニルシンナメート系樹脂、米国特許第4,07
2,528号および同第4,072,527号の各明細書に記されてい
る光重合型フォトポリマー組成物が含まれる。
電子写真用感光層: 例えば、米国特許3001872号公報に開示されているZnO
感光層を用いることもできる。
また、特開昭56−161550号、特開昭60−186847号、特開
昭61−238063号公報等に記載されている電子写真感光体
を用いた感光層を設けてもよい。
支持体上に設けられる感光層の量は約0.1〜約7g/m2、好
ましくは0.5〜4g/m2の範囲である。
PS版は、画像露光された後、常法により現像を含む処理
によって樹脂画像が形成される。例えば、ジアゾ樹脂と
バインダーとからなる前記感光層を有するPS版の場合
には、画像露光後、例えば米国特許第4,186,006号明細
書に記載されているような現像液で未露光部分の感光層
が現像により除去されて平版印刷版が得られる。また、
感光層を有するPS版の場合には、画像露光後、米国特
許第4,259,434号明細書に記載されているようなアルカ
リ水溶液で現像することにより露光部分が除去されて、
平版印刷板が得られる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。な
お、「%」は特に指示しない限り「重量%」を示す。
実施例1 厚さ0.24mmのJIS1100アルミニウム板を10%水酸化ナト
リウム水溶液中に50℃で20秒間浸漬して、脱脂/クリー
ニング処理を行ない、次に水洗し、10%硝酸水溶液で中
和洗浄し、そして水洗した。
次に、硝酸15g/を含む水溶液中、35℃で矩形波交流を
用い、電流密度50A/dm2で電解粗面化処理を行ない、150
0倍の電子顕微鏡写真(以下、SEM写真と略す)で均一ピ
ット面となるまで処理した。
電解粗面化したアルミニウム板を60℃、20%硫酸水溶液
に1分間浸漬してスマットを溶解除去した後、15%硫酸
水溶液中で、直流を用い3A/dm2で陽極酸化皮膜重量が2g
/m2となるように陽極酸化した後、水洗し、つづいて3
%珪酸ナトリウム水溶液で浸漬処理し、更に水洗乾燥し
た。
ピット径の算術平均は1.5μmであり、DLとDLTの差の最
大ピット径との比率は12%μmの先端半径の触針による
表面粗さはピット数290個/mmであり、中心線平均粗さは
0.35gμmであった。
このようにして得られた支持体に下記組成の感光液を塗
布し、そして乾燥して感光層を設けた。感光層の乾燥塗
布量は、2.0g/m2であった。
このようにして得られた感光性平版印刷版を、メタルハ
ライドランプ光源で、ネガ画像フィルムを通して露光
後、富士写真フィルム社製ネガ型PS版現像液DN−3Cの標
準液にて現像処理して、さらにガム引きして平版印刷版
を得た。常法により印刷したところ、100,000枚の良好
な印刷物が得られ、印刷中に湿し水量が変動してもほと
んど非画像部の汚れを生じなかった。
〔実施例2〕 厚さ0.24mmのJIS3003アルミニウム板を用い、電解粗面
化処理を5g/塩酸水溶液中、温度35℃、電流密度40A/d
m2で均一粗面化処理を行なうこと以外は、印刷まで実施
例1と同様に行った。
ピット径分布の算術平均は3.5μm、DLとDLTの差の最大
ピット径との比率は12%、1μmの先端半径の触針を用
いた表面粗さはピット数220個/mm、中心線平均粗さは0.
65gμmであった。
得られた平版印刷版によれば、100,000枚の良好な印刷
物が得られ、湿し水量が変動してもほとんど非画像部の
汚れを生じることはなかった。
〔比較例1〕 電解粗面化処理を20g/硝酸水溶液中、25℃で行なう以
外、実施例1と同様に電解粗面化処理を行い、そして平
版印刷版による印刷を行なった。
得られたピット径の算術平均は7μm、DLとDLTの差の
最大ピット径との比率が10%、1μmの先端半径の触針
による表面粗さはピット数160個/mm、中心線平均粗さは
0.50μmであった。このアルミニウム支持体を用いた平
版印刷版によれば、良好な印刷版が得られる枚数は70,0
00枚と少なく、また実施例1に比べ非画像の汚れを生じ
易くなった。
〔比較例2〕 電解粗面化処理を5g/塩酸水溶液中、温度35℃、電流
密度80A/dm2で行なうこと以外は印刷まで実施例1と同
様に行なった。
得られたアルミニウム支持体のピット径の算術平均は5
μm、DLとDLTの差の最大ピット径との比率は7%、1
μmの先端半径の触針を用いた表面粗さはピット数210
個/mm、中心線平均粗さは0.7μmであった。このアルミ
ニウム支持体を用いた平版印刷版によれば、非画像部の
汚れにくさは実施例1と同様であったが、印刷可能な枚
数は70,000枚と少なかった。
〔比較例3〕 電解粗面化処理を10g/硝酸水溶液中、温度30℃、電流
密度40A/dm2で、しかも電解粗面化処理を実施例1の2
倍の時間行なうこと以外は実施例1と同様に印刷までを
行なった。
得られたアルミニウム支持体のピット径の算術平均は2
μm、DLとDLTの差の最大ピット径との比率は6%、1
μmの先端半径の触針を用いる表面粗さはピット数300
個/m2、中心線平均粗さは1.10μmであった。
このアルミニウム支持体を用いた平版印刷版の印刷可能
な枚数は実施例1と同様であったが、わずかな湿し量の
変化でも非画像部の汚れを生じた。
なお、上記実施例では、ネガ型感光層と本発明で特定す
る表面形状を有するアルミニウム支持体との組合せの場
合について説明したが、ポジ型感光層との組合せについ
ても同様の効果が得られた。
〔発明の効果〕
本発明による特定の表面形状を有するアルミニウム支持
体を用いた、平版印刷版の耐刷力と非画像部の汚れにく
さとは従来のものに比べて大変優れている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム板の片面または両面を電気化
    学的に粗面化した平版印刷版用アルミニウム支持体であ
    って、該支持体が以下の物性: a) ピット径の分布の算術平均が4μm以下、 b) 前記アルミニウム板の圧延方向の最大ピット径の
    算術平均(DL)と圧延方向と直角な方向の最大ピット径
    の算術平均(DLT)との差が最大ピット径(DL及びDLTの
    大きい方)の10%より大きい、及び c) 1μmの先端半径の触針を用いた表面粗さ計によ
    って検出されるピットの数が200個/mm以上でかつ中心線
    平均粗さが0.2μm〜1.0μm、 を有することを特徴とする平版印刷版用アルミニウム支
    持体。
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