JPH0798433B2 - 平版印刷版用支持体の製造方法 - Google Patents

平版印刷版用支持体の製造方法

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JPH0798433B2
JPH0798433B2 JP17595188A JP17595188A JPH0798433B2 JP H0798433 B2 JPH0798433 B2 JP H0798433B2 JP 17595188 A JP17595188 A JP 17595188A JP 17595188 A JP17595188 A JP 17595188A JP H0798433 B2 JPH0798433 B2 JP H0798433B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性平版印刷版用支持体の製造方法に関する
ものであり、特に陽極酸化皮膜を改質し支持体非画像部
のキズつき難くさ、耐摩耗性を向上しようとするもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、平版印刷版には、アルミニウム板上に感光性塑性
物を薄層状に塗設した所謂PS版があるが、上記のアルミ
ニウム板は通常ブラシグレイン法やボールグレイン法の
ごとき機械的な方法や電解グレイン法のごき電気化学的
方法あるいは両者を組合せた方法などの粗面化処理に付
され、その表面が梨地状にされたのち、酸またはアルカ
リ等の水溶液によりエッチングされ、さらに陽極酸化処
理を経たのち所望により親水化処理が施されて平版印刷
版用支持体とされ、この支持体上に感光層が設けられて
PS版(感光性平版印刷版)とされる。このPS版は、通
常、像露光、現像、修正、ガム引き工程を施して平版印
刷版とされ、これを印刷機に取り付けて印刷する。
しかし、これら製版、印刷工程の段階で非画像部にキズ
が発生し、そのキズ部にインクが付着して印刷汚れが発
生しやすいという問題があった。
このため、支持体表面の耐スクラッチ性、耐摩耗性を改
善する方法として、陽極酸化皮膜量を増大する事が考え
られて来た。しかし、この方法では非画像部の印刷汚
れ、陽極酸化皮膜ポアー内への染料、感光物の沈積によ
る染色、支持体表面の黒色化により検版性悪化等の欠点
があった。
これらの欠点を改善すべく、特開昭58−153698号公報、
特開昭59−193298号公報、特開昭60−56093号公報で
は、ポロシティーの異なるH2SO4、H3PO4浴の組合せによ
る二段電解を開示している。しかし、これらの処理は、
リン酸を用いる為、廃液処理の公害性の問題があり、実
用的でない。
陽極酸化皮膜重量を増大する事は、上述した品質上の劣
化に加えて、電解に要する電気代からのコスト増にもつ
ながる為、陽極酸化皮膜重量を増大させずに、耐スクラ
ッチ性を向上させる方法が望まれていた。
多孔質酸化皮膜は、その表面に多くの空隙がある為、表
面硬度が低下しているが、該ポアー空隙を塞ぐ方法とし
て、水、若しくはこれにアンモニア、トリエタノールア
ミン等を加えた蒸気又は加熱浴でのシーリング、又は特
開昭62−216796で見られる様な金属塩を含む加熱浴での
陽極酸化皮膜の後処理等があるが、本発明の目的である
耐摩耗性には殆んど効果が見られなかった。
電気化学的にポアー空隙のない陽極酸化皮膜を得る方法
としては、特開昭53−2103号公報には、アルミニウム支
持体表面にバリアー型陽極酸化処理を施す方法が、ま
た、特開昭58−153699号公報には、多孔性陽極酸化処理
後、ホウ酸等のオキソ陰イオン含有電解液で再陽極酸化
処理をする方法が、それぞれ記載されている。
これらの方法でポアーを完全に充填すると、耐スクラッ
チ性は向上し、例えば陽極酸化皮膜量1.4g/m2を封孔し
た場合、AD量2.8g/m2の耐キズ性に相当するレベルにな
る。しかし、この様な方法は、数百Vの高電圧が必要で
あり、実用性、経済性の点から不利な方法である。又、
品質面から考えると、未だ耐キズ性の達成レベルは不充
分であり、更に向上する事が望まれる。
耐キズ、他摩耗性を向上させる他の方法として、表面の
硬度を上げる為に、ポアー内に傷つき難くに硬い物質を
充填する事が考えられる。例えば、特開昭62−260096号
公報には、ポアー内にガラス組成物微粒子を電気泳動法
により充填し、加熱融解する方法が記載されているが、
この方法では加熱溶解温度(350〜450℃)で、一般に印
刷版として用いられている純アルミニウムが軟化してし
まい、印刷版としての強度が極度に劣化する問題があ
る。また、アルミナ、シリカゾル等の電気泳動法による
ポアー充填では何れも耐スクラッチ性の大巾な向上は見
られなかった。
次に、耐スクラッチ性、耐摩耗性の向上する他の方法と
して、ポアー内に潤滑性の物質を充填し、陽極酸化皮膜
表面を潤滑性表面にする事が考えられる。例えば、特開
昭53−134744号公報には、陽極酸化皮膜ポアー内にMoS2
を析出し、これによって動摩擦係数を下げる方法が記載
されているが、MoS2の析出は複雑な化学反応の結果生成
するもので、安定した一定条件での析出が難しく、又、
高電圧処理であるという問題がある。又、これ以外の方
法として、例えばテフロン樹脂をポアー中に含侵させる
方法(タフラム加工)、ポアー内に金属石けんを生成す
る方法(特開昭60−112894号公報)等の表面潤滑化方法
があるが、何れも、表面が撥水性に変性してしまい、非
画像部が印刷汚れの原因となり印刷版支持体表面として
は適さなくなるという問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、本発明の目的は、非画像部に汚染を生じにく
く、非画像部が耐スクラッチ性、耐摩耗性に優れた平版
印刷版支持体を提供することであり、また安価に行なえ
る処理方法を提供する事にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意検討した結
果、本発明を完成するに至った。すなわち本発明は、ア
ルミニウム板、又はアルミニウム合金板の多孔性陽極酸
化皮膜のポアーを、2価以上の金属の酸化物及び/又は
水酸化物で、交流又は交直重畳電流を用いて電気化学的
に充填することを特徴とする平版印刷版用支持体の製造
方法である。
以下、本発明について順を追って詳しく説明する。
(アルミニウム板) 本発明において用いられるアルミニウム板はアルミニウ
ムを主成分とする純アルミニウムや微量の異原子を含む
アルミニウム合金等の板状体である。このような異原子
には、硅素、鉄、マンガン、銅、マグネシウム、クロ
ム、亜鉛、ビスマス、ニッケル、チタンなどがある。こ
れらの異原子の含有率は一般に10重量%以下である。本
発明の支持体に好適なアルミニウムは純アルミニウムで
あるが、完全に純粋なアルミニウムは、製練技術上製造
が困難であるので、できるだけ異原子を含まないものが
よい。このように本発明に適用されるアルミニウム板
は、その組成が特定されるものではなく従来公知、公用
のものを適宜利用することができる。本発明に用いられ
るアルミニウム板の厚さは、およそ0.1mm〜0.5mm程度が
適当である。
(粗面化処理) アルミニウム板を陽極酸化するに先立ち、表面の圧延油
を除去するための、例えば界面活性剤又はアルカリ性水
溶液により脱脂処理、および砂目立処理が所望により行
なわれる。
砂目立て処理方法には、機械的に表面を粗面化する方
法、電気化学的に表面を溶解する方法及び化学的に表面
を選択溶解させる方法がある。機械的に表面を粗面化す
る方法としては、ボール研摩法、ブラシ研摩法、ブラス
ト研摩法、バフ研摩法等と称せられる公知の方法を用い
ることができる。
また電気化学的な粗面化法としては、塩酸又は硝酸等の
電解液中で、交流又は直流により行なう方法がある。ま
た、特開昭54−63902号公報に開示されているように両
者を組合せた方法も利用することができる。さらに、特
開昭52−77702号公報に記載された矩形波交番波形を用
いる方法を挙げることもできる。
このように粗面化されたアルミニウム板は、硫酸等の溶
液中で表面洗浄することができるが、さらには必要に応
じてアルカリエッチング処理及び中和処理される。
(多孔性陽極酸化処理) アルミニウム板の多孔性陽極酸化処理に用いられる電解
質としては多孔性酸化皮膜を形成するものなかばいかな
るものでも使用することができ、一般的には硫酸、燐
酸、蓚酸、クロム酸あるいはそれらの混酸又は水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウムあるいはそれらの混合液やフ
ッ化アンモニウム添加浴などが用いられ、それらの電解
質やその濃度は電解質の種類によって適宜決められる。
多孔性陽極酸化の処理条件は用いる電解質により種々変
わるので一概に特定し得ないが、一般的には電解質の濃
度が1〜80重量%溶液、液温は、5〜80℃、電流密度1
〜80A/dm2、電圧1〜100V、電解時間5秒〜10分の範囲
が適当である。
多孔性陽極酸化皮膜の量は0.1〜10g/m2が好適である
が、より好ましくは1〜6g/m2の範囲である。酸化皮膜
の厚みが大きい方が、本発明の効果をより発揮できる。
また多孔度、ポアーサイズは用いる電解質、処理条件等
により種々変化するので特定し得ないが、例えば硫酸を
用いて陽極酸化処理した場合には、約103〜1011個/cm2
の多孔度であり、直径約100〜200Åのポアーサイズを有
する。
(電解封孔処理) 電解封孔処理とは、金属塩を用いた電解処理、すなわち
ポアー内を金属酸化物及び/又は金属水酸化物で電気化
学的に充填する方法であり、先に述べた様なホウ酸等の
オキソ陰イオンを含有した中性塩電解によりポアー内に
アルミナ生成による充填をする、いわゆるポアーフィリ
ング法とは異なる。
用いる金属塩としては、水溶性の2価以上の金属塩であ
り、2価以上の金属としては、カルシウム、マグネシウ
ム、バリウム、亜鉛、ニッケル、コバルト、鉄、銅等が
挙げられるが、特にマグネシウムが好ましい。また、本
発明を構成する電解質の塩としては、無機酸または有機
カルボン酸の塩が挙げられるが、例えば、硫酸塩、硝酸
塩、リン酸、塩酸塩、酢酸塩、蓚酸塩等が挙げられる。
しかし、Na、K、Liの様な1価のいわゆるアルカリ金属
の金属塩を用いた場合には、スガ摩耗試験機の摩耗テス
ターを用いて調べた結果、表面の摩耗性向上への効果が
見られなかった。
類似した方法としては特公昭54−11248号公報に、カル
シウム又はマグネシウム塩の電解処理により、セメント
化した表面皮膜を形成する事で耐食性を上げる方法が記
載されている。しかし該方法はCa塩又はMg塩のセメント
皮膜層を酸化皮膜上に形成するものであり、本発明がポ
アー内を金属酸化物等で充填することと相違する。
本発明に係る方法の目的は、平版印刷用支持体の耐スク
ラッチ性、耐摩耗性を上げる事にあり、特にその特徴
は、多孔質性の陽極酸化皮膜を用い、このポアー内を2
価以上の金属、好ましくはマグネシウムの酸化物及び/
又は水酸化物で充填する事にある。
この目的の為に、電解質に添加物、好ましくはキレート
剤のEDTA(エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム)、ク
エン酸、又は水酸化アンモニウム等を加える事ができ
る。これらの添加物は、電解液中における金属イオンを
安定化し、酸化皮膜微細孔内に充填される金属水酸化物
を安定化して該充填の効果を増大させるので添加するこ
とが好ましい。
耐摩耗性が向上した理由は未だ明らかでないが、本発明
に係る方法で製造された基板の再表面には、多孔質性酸
化皮膜と、その皮膜の空隙であるポアー内に充填された
マグネシウム酸化物等が共存し、多孔質性皮膜の持つ硬
さ、またマグネシウム水酸化物等の作用による潤滑作用
により耐磨耗性に効果を上げているものと思われる。
本電解封孔処理は、一般的には、上記金属塩の1〜10%
溶液を用いて、電圧10〜40V、電流0.1〜0.6A/dm2、温度
20〜35℃で3〜15分間処理することにより行なわれる。
これより苛酷な条件では支持体表面にも水酸化物等が析
出するし、この条件に満たない場合には充填が不完全と
なる。
従って、この様な条件を選ぶことにより選択的に該ポア
ー内を金属酸化物又は金属水酸化物で充填することがで
き、耐スクラッチ性、耐摩耗性にすぐれた平版印刷版支
持体が製造できる。
(親水層) 本発明による支持体上には、特開昭60−149491号公報、
特開昭60−232998号公報、特開昭62−19494号明細書に
記載されているような親水層を設けることができる。
また、この親水性層を本発明による支持体上に設ける前
又は後に、米国特許第3,181,461号に記載されているよ
うにアルカリ金属シリケート(例えば珪酸ソーダ)の水
溶液で処理することもできる。
(感光層) このようにして得られた平版印刷版用支持体の上に、従
来より知られている感光層を設けて、感光性平版印刷版
を得ることができ、これを製版処理して得た平版印刷版
は、優れた性能を有している。
上記の感光層の組成物としては、露光の前後で現像液に
対する溶解性又は潤滑性が変化するものであれば、いず
れも使用できる。以下、その代表的なものについつ説明
する。
(A)ポジ作用型感光性ジアゾ化合物としては、特公昭
43−28403号公報に記載されているベンゾキノン−1,2−
ジアジドスルホン酸クロリドとポリヒドロキシフェニル
とのエステル又はナフトキノン−1,2−ジアジドスルホ
ン酸クロリドとピロガロール−アセトン樹脂とのエステ
ルが最も好ましいものである。その他の比較的好適な−
oキノンジアジド化合物としては、米国特許第3,046,12
0号及び第3,188,210号の各明細書中に記載されているベ
ンゾキノン−1,2−ジアジドスルホン酸クロリド又はナ
フトキノン−1,2−ジアジドスルホ酸クロリドとフェノ
ールホルムアルデヒド樹脂とのエステルがある。
o−キノンジアジド化合物は単独で感光層を構成する
が、アルカリ水に可溶な樹脂を結合剤(バインダー)と
して併用してもよい。このアルカリ水に可溶性の樹脂と
しては、ノボラック樹脂があり、たとえばフェノールホ
ルムアルデヒド樹脂、クレゾールホルムアルデヒド樹
脂、p−t−ブチルフェノールホルムアルデヒド樹脂、
フェノール変性キシレン樹脂、フェノール変性キシレン
・メシチレン樹脂などがある。その他の有用なアルカリ
水可溶性樹脂としてポリヒドロキシスチレン、ポリハロ
ゲン化ヒドロキシスチレン、ポリハロゲン化ヒドロキシ
スチレン化(メタ)アクリル酸と他のビニル化合物との
コポリマーを挙げることができる。
o−キノンジアジド化合物からなる感光層およびその現
像液の更なる詳細は米国特許第4,259,434号に記載され
ている。
(B)ジアゾ樹脂とバインダーとからなる感光性組成
物。
ネガ作用型感光性ジアゾ化合物としては、米国特許第2,
063,631号及び同第2,667,415号の各明細書に開示されて
いるジアゾニウム塩とアルドールやアセタールのような
反応性カルボニル基を含有する有機縮合剤との反応生成
物であるジフェニルアミン−p−ジアゾニウム塩とホル
ムアルデヒドとの縮合生成物(所謂感光性ジアゾ樹脂)
が好適に用いられる。その他の有用な縮合ジアゾ化合物
は米国特許第3,679,419号、英国特許第1,312,925号、同
1,312,926号の各明細書等に開示されている。これらの
型の感光性ジアゾ化合物は、通常水溶性無機塩の型で得
られ、従って水溶液から塗布することができる。又、こ
れらの水溶性ジアゾ化合物を英国特許第1,280,885号明
細書に開示された方法により1個又はそれ以上のフェノ
ール性水酸基、スルホン酸基又はその両者を有する芳香
族又は脂肪族化合物と反応させ、その反応生成物である
実質的に水不溶性の感光性ジアゾ樹脂を使用することも
できる。
また、特開昭56−121031号公報に記載されているように
ヘキサフルオロ燐酸塩または、テトラフルオロ硼酸酸と
の反応生成物として使用することもできる。
そのほか、米国特許第1,312,925号明細書に記載されて
いるジアゾ樹脂も好ましい。
このようなジアゾ樹脂は、バインダーと共に用いられ
る。好ましいバインダーは酸価10〜200を有する有機高
分子重合体であり、具体例としては、アクリル酸、メタ
クリル酸、クロトン酸またはマレイン酸を必須の重合成
分として含む共重合体、例えば米国特許第4,123,276号
に記載されている様な2−ヒドロキシエチルアクリレー
トまたは2−ヒドロキシエチルメタクリレート、アクリ
ロニトリルまたはメタクリロニトリル、アクリル酸また
はメタクリル酸および必要に応じて更に他の共重合しう
るモノマーとの3元または4元共重合体、特開昭53−12
0903号公報に記載されている様な末端がヒドロキシ基で
あり、かつジカルボン酸エステル残基を含む基でエステ
ル化されたアクリル酸またはメタクリル酸、アクリル酸
またはメタクリル酸、および必要に応じて更に他の共重
合しうるモノマーとの共重合体、特開昭54−98614号公
報に記載されている様な芳香族性水酸基を末端に有する
単量体(例えばN−(4−ヒドロキシフェニル)メタク
リルアミドなど)、アクリル酸またはメタクリル酸、及
び更に必要に応じて他の共重合体可能なモノマーの少な
くとも1つとの共重合体、特開昭56−4144号公報に記載
されている様なアルキルアクリレートまたはメタクリレ
ート、アクリロニトリルまたはメタクリロニトリル、お
よび不飽和カルボン酸よりなる共重合体が含まれる。ま
た酸性ポリビニルアルコール誘導体、酸性セルロース誘
導体も有用である。
(C)活性光線の照射により二量化を起す化合物を含む
組成物。例えばポリ柱皮酸ビニル、ポリビニルシンナモ
イルエチルエーテル、ポリシンナモイルオキシエチルア
クリレート、及びその共重合体、ポリシンナモイルオキ
シエチルメタクリレート及びその共重合体、ポリパラビ
ニルフェニルシンナメート及びその共重合体、ポリビニ
ルベンザールアセトフェノン及びその誘導体、ポリビニ
ルシンナミリデンアセテート及びその誘導体、アクリル
酸アリルプレポリマー及びその誘導体、パラフェニレン
ジアクリル酸とポリハイドリックアルコールから成るポ
リエステル樹脂の誘導体で、例えば米国特許第3,030,20
8号明細書に記載されているような化合物などがある。
(D)活性光線の照射により重合反応を起す、いわゆる
共重合体組成物。例えば米国特許第2,760,863号および
同第3,060,023号明細書に記載の2個またはそれ以上の
末端エチレン基を有する付加重合性不飽和化合物と光重
合開始剤よりなる組成物がある。
上記活性光線の照射により二量化する化合物および重合
反応する化合物には、更にバインダーとして樹脂、増感
剤、熱重合防止剤、色素、可塑剤などを含有させること
ができる。
(E)電子写真感光層。
電子写真感光層は、主として、光導電性化合物とバイン
ダーからなるが、感度向上、所望の感光波長域を得る等
の目的のために、必要に応じて、公知の顔料、染料、化
学増感剤、その他の添加剤等を使用することが出来る。
感光層は単層あるいは、電荷発生と電荷輸送の機能を分
離した複数の層から構成することが出来る。平版印刷版
は、公知の電子写真プロセスにより、感光層上にトナー
画像を形成し、これをレジスト層として、非画像部をデ
コーティングすることにより得ることが出来る。例え
ば、特公昭37−17162号、同38−6961号、特開昭56−107
246号、同60−254142号、特公昭59−36259号、同59−25
217号、特開昭56−146145号、同62−194257号、同57−1
47656号、同58−100862号、同57−161863号をはじめ多
数の刊行物に記載されており、これらはいずれも好適に
使用することが出来る。
感光層の膜厚は、0.1−30μm、より好ましくは、0.5−
10μmで使用することが出来る。
上記の如き感光性組成物は、通常、水、有機溶剤、又は
これらの混合物の溶液として、本発明による支持体上に
塗布し、乾燥されて感光性平版印刷版が作成される。
(A)ないし(D)の場合における感光性組成物の塗布
量は、一般的に約0.1〜約5.0g/m2が適当であり、約0.5
〜3.0g/m2がより好ましい。
かくして得られる感光性平版印刷版はカーボンアーク
灯、キセノン灯、水銀灯、タングテン灯、メタルハライ
ドランプなどの如き活性光線を含む光源により画像露光
し、現像し平版印刷版が得られる。
(発明の効果) 本発明に係る方法を実施することにより得られる支持
体、すなわちアルミニウムの多孔性陽極酸化皮膜のポア
ー内を2価以上の金属塩酸化物等で充填することにより
得られた支持体を使用した感光性平版印刷版を露光、現
像して得られる平版印刷版は、ネガ型、ポジ型のいずれ
の場合も非画像部の汚染がなく、修正工程で画像部と非
画像部の識別が容易である。また修正跡が生じることな
く、したがって修正跡による印刷物の汚れが発生せず非
画像部のキズつき難くさ、耐摩耗性に優れており、更に
基板の白色度が向上し、検版性に優れ、また現像時に溶
解した感光性組成物の再付着が起こり難く、染料等によ
る非画像部への着色も起こり難くい等の特徴を有する。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により、具体的に説明する。なお
実施例中の「%」は、特に指定のない限り「重量%」を
示す。
〔実施例1〜7〕 JIS A1050アルミニウムシート材をパミス−水懸濁液を
研摩剤として、回転ナイロンブラシで表面を砂目立て
た。このときの表面粗さ(中心線平均粗さ)は0.5μで
あった。水洗後、10%苛性ソーダ水溶液を70℃に温めた
溶液中に浸漬して、アルミニウムの溶解量が6g/m2にな
るようにエッチングした。水洗後、30%硝酸水溶液に1
分間浸漬して中和し、十分水洗した。その後に、0.7%
硝酸水溶液中で、陽極時電圧13ボルト、陰極時電圧6ボ
ルトの矩形波交番波形を用いて(特開昭52−77702号公
報実施例に記載されている電源波形)20秒間電解粗面化
を行ない、20%硫酸の50℃溶液中に浸漬して表面を洗浄
した後、水洗した。
次に20%硫酸水溶液を用い、28V、1A/dm2で常温下80秒
間、酸化皮膜重量が1.5g/m2になる様に陽極酸化処理を
した。この際に得られたポアーサイズは100Åであり、
多孔度は約1010個/cm2であった。その後、金属塩水溶液
中で電解封孔処理を行ない支持体を作製した。電源波形
は商用交流を用い、電解電圧は60V以下、好ましくは10
〜40Vの範囲が良好であり、この範囲内より選択した。
この様にして得られさ支持体は、その基版の白色濃度を
測定し、耐摩耗性を測定すると共に、下記組成の感光液
を、その塗布重量が2.5g/m2となる様に塗布した。
このようにして作られた感光性平版印刷版を、真空焼枠
中で、透明ポジティブフィルムを通して1mの距離から3K
Wのメタルハライドランプにより、50秒間露光を行なっ
たのち、SiO2/Na2Oのモル比が1.74の珪酸ナトリウムの
5.26%水溶液(pH=12.7)で現像した。
次いで十分水洗し、非画像部の汚染を調べた。以上の結
果を表に示した。
次に、上述した方法で陽極酸化処理後、電解封孔処理迄
行なった支持体を、3号ケイ酸ソーダ2.5%10℃に30秒
間浸漬して水洗、乾燥した跡、下記組成のか感光液を塗
布し乾燥して感光層を設けた。感光層の乾燥塗布量は、
2.0g/m2であった。
このようにして作られた感光性平版印刷版を、真空焼枠
中で、透明ネガティブフィルムを通して1mの距離から3K
Wのメタルハライドランプを用いて50秒間露光を行なっ
たのち、下記組成の現像液で現像した。
現像液 非画像部の汚染を調べて表に示した。
比較例1 実施例と同様にして陽極酸化処理迄を行なった後、後処
理を行なわない基板(比較例1)、金属塩電解封孔処理
の条件において、1価の金属塩を用いた基板(比較例
2、3)、電源波形に直流を用いた基板(比較例4、
5)、高電圧で電解処理した基板(比較例6)、後処理
法として100℃の純水に2分間浸漬して水和封孔を行な
った基板(比較例7)、またホウ酸アンモニウム4%水
溶液を電解液として、400Vで陽極電解を行なった基板
(比較例8)、を比較例として表に示した。
尚、感光液は実施例と同様のものを使用した。
注1……非画像部の反射光学濃度と感光層を塗布する直
前の支持体表面の反射光学濃度差(ΔD)が ○……0.02以下 △……0.02より大きく0.05以下 ×……0.05より大 注2……スガ試験機製磨耗試験機(NUS−ISO−1型)を
用いて非画像部をアルミナ研磨紙で350往復した後の非
画像部表面の摩耗程度を官能評価により、◎、○、○
△、△、×の2段階にランク分けをした。
◎ 摩耗していない ○ ほとんど摩耗していない ○△わずかに摩耗している △ 少し摩耗している × 摩耗している 表からわかる様に、金属塩電解封孔は、低電圧電解で、
すなわち低コストで製造する事が出来、その得られる品
質は、優れた耐摩耗製、非画像部の汚染され難くさ等の
すぐれた特徴がある。
耐摩耗製に関しては、特にマグネシウム塩を用いる事に
より、比較例に比して大幅に改善され、また、添加剤と
してキレート剤EDTA、又は、塩化アンモニウム、水酸化
アンモニウム等を加える事により、さらに顕著な効果を
得る事が出来た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム板、又はアルミニウム合金板
    の多孔性陽極酸化皮膜のポアーを、2価以上の金属の酸
    化物及び/又は水酸化物で、交流又は交直重畳電流を用
    いて電気化学的に充填することを特徴とする、平版印刷
    版用支持体の製造方法。
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