JPH08102084A - 情報記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

情報記録媒体およびその製造方法

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JPH08102084A
JPH08102084A JP6236607A JP23660794A JPH08102084A JP H08102084 A JPH08102084 A JP H08102084A JP 6236607 A JP6236607 A JP 6236607A JP 23660794 A JP23660794 A JP 23660794A JP H08102084 A JPH08102084 A JP H08102084A
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Yoshitaka Kawanishi
義隆 川西
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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録ピット周辺のダレ・ボケを少なくし、高
密度で高精度の情報記録媒体およびその製造方法を提供
すること。 【構成】 透明基板1A上に被膜され高屈折率層1B1
及び低屈折率層1B2 の順で繰り返された二層以上の多
層膜1B12と、この多層膜1B12上に積層された樹脂膜
1Cとを備えている。高屈折率層1B1 及び低屈折率層
1B2 の内の少なくとも一層の屈折率層が、穴状の記録
ピッド1Pを有している。記録ピット1Pは、多層膜1
12形成後、エッチングにより形成される。各記録ピッ
ド1Pに入射したレーザ光は、記録ピッド1P内の底部
の反射層で反射され、未記録部からの反射レーザ光に対
し位相差が発生し、干渉して反射光量が低下する。従っ
て、プッシュプル方式による再生が可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録媒体およびそ
の製造方法に係り、レーザ光,電子線等の再生用エネル
ギービームによって情報の書き込み読み出しを可能とし
た情報記録媒体およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスク用の基板に凹凸の情報(記録
ピット)を形成する方法としては、インジェクション成
形法を使用してプラスチックの基板に凹凸の情報を形成
する方法と、紫外線硬化樹脂を使用して基板上に凹凸の
情報を形成するフォトポリマ法(2P法)とが知られて
いる。
【0003】従来の光ディスクの製造方法を以下に示
す。
【0004】(a).レジスト原盤工程 この工程は、射出成形用スタンパを製作するための土台
となる原盤を作る工程である。まず基板洗浄を充分に行
った後、次工程のレジスト層の剥離防止のため、シラン
カップリング剤を蒸気状にしてガラス基板に吸着させ、
密着剤処理を施す。乾燥後、フォトレジストをスピンコ
ート法により均一に塗布した後、レーザーカッティング
法により記録ピットを露光する。次に、レジスト盤を回
転させながら現像液を滴下し、潜像部分を除去し現像を
行い原盤を得る。
【0005】(b).電鋳工程 この工程は、原盤からスタンパを作製する工程である。
まず、レジスト原盤に伝導性を付加するためにNiのス
パッタリングにより厚さ100〔nm〕前後のNi薄膜
を形成して電鋳用の電極となる導電膜を形成する。
【0006】レジスト原盤のNi薄膜を陰極,溶解効率
の高いデポラライズドニッケルを陽極として低応力のス
ルファミン酸ニッケル浴中で電鋳めっきを行う。
【0007】レジスト原盤からNi薄膜と共にNi板を
剥がし、表面のレジストを除去したNi板がマスタ盤
で、そのまま裏面研磨を施し、射出成形に用いればマス
タスタンパとなるが、通常は表面層の酸化処理と電鋳を
繰り返して、マスタ盤からマザー盤を、マザー盤からス
タンパと、1枚のマスタ盤から25枚程度のスタンパを
作製する。
【0008】(c).レプリケーション工程 この工程は、スタンパから記録ピット付きディスク基板
の製作工程である。まず、樹脂の原材料であるペレット
を充分乾燥させた後、射出成形機の可動金型にスタンパ
を取り付け、鏡面に仕上げた固定金型との中空部に加熱
溶融状態の樹脂を噴出し、圧縮、保圧の後に強制冷却さ
せて、形成されたディスク基板を金型から取り出す。
【0009】(d).反射膜と保護膜の形成工程 形成されたディスク基板上のへのアルムニウム(Al)
反射膜の成膜と紫外線硬化樹脂の塗布,硬化工程であ
る。まず、ディスク基板上にスパッタリングによりAl
反射膜を厚さ80〔nm〕前後形成する。次に、スピン
コート法により紫外線硬化樹脂を塗布後、紫外線の照射
により硬化させる。
【0010】一方、光ディスクは、上記製法とは別に、
情報の高密度収録および記録されたデータの高精度化が
求められている。しかしながら前述した従来技術による
作製法を用いると、元のピット情報が少なくとも2回
(めっき、射出成形)転写されるため転写精度は、半導
体製造で用いられるマスクを利用した露光法による転写
に比較して1桁から2桁ほど低い。このため、再生ビー
ムによって記録ピットを再生するとき、転写不良による
記録ピット周辺部のダレやボケが生じ、これに起因して
符号間干渉やクロストークが発生してジッタ値が劣化す
るという問題点を有していた。
【0011】かかる問題を解決するため、例えば特開平
4−146539号公報では、ほぼ平坦な樹脂基板上に
設けられた平坦な一層の反射性材料に、ドライエッチン
グ法を用いて高密度,高精度の情報ピットを形成した光
ディスクが提案されている。
【0012】これを更に詳述すると、記録ピット部が
反射率の高い反射性材料で形成され、未記録部は反射性
材料が除去することで透明とした媒体構成、記録ピッ
ト部が反射率の低い非反射性材料で形成され、未記録部
は反射率の高い反射性材料が成膜された媒体構成、未
記録部が反射率の高い反射性材料で形成され、記録ピッ
ト部は反射性材料が除去され光透過性の穴状となってい
る媒体構成、の三種類の媒体構成である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平4−146539号公報に開示された光ディスク
は、媒体構成および製作工程において以下に示す問題点
を有する。
【0014】第1の問題点は、信号品質の良好なC/N
比を得るには十分な反射率と反射率差が必要であるが、
反射膜が一層のみであるため使用可能な反射膜が限定さ
れることである。現在市販されている通常密度のコンパ
クトディスクにあっては、その反射率は、780〔n
m〕のレーザ光に対して、未記録部で70%以上,記録
部のオンピット状態で28%以下となっている。このた
め、反射率差が42%となり、同時にC/Nは60〔d
B〕以上となる。780〔nm〕のレーザ光に対して反
射率が70%以上の元素はRh,Cu,Ag,Au,A
l,Inだけであり、他の元素を反射膜として使用でき
ない。
【0015】第2の問題点は、再生方式において、特開
平4−146539号公報記載の光ディスクでは、上述
したの媒体構成上、未記録部ではレーザ光が透過して
しまうため、フォーカスサーボ及びトラックサーボがか
からない状態となっている。また、上述したの媒体
構成においては、記録ピットの反射光と未記録部の反射
光との位相差が殆ど存在しないため、一般に使用されて
いる再生方式のプッシュプル方式は使用できず、ヘテロ
ダイン方式かスリービーム方式を用いなければならな
い。
【0016】第3の問題点は、媒体構成の光ディス
クの製造工程は示されているが、媒体構成の光ディス
クの製造工程が示されていない点(未開示)である。
【0017】従来の光ディスク原盤の作製方法によれ
ば、露光ビームの強度分布は、ガウス分布をしているた
め、フォトレジスト膜上に、露光によって形成された潜
像も略ガウス分布となる。現像によって形成されるピッ
ト断面は、潜像が中間調部を含む略ガウス分布であるた
め、図18に示すように、現像の進行とともに記号aの
形状から記号eに形状に変化する。このため、例えば図
19に示すように、ガウス分布の裾の広がりに等しい部
分にピット部Pのダレやボケとして現れる。この図19
において符号51は透明基板を示し、符号52は金属反
射膜を示し、符号53は樹脂膜を示し、符号54はダレ
やボケの部分を示す
【0018】
【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、とくに転写不良による記録ピット周辺部のダレ
やボケを少なくし、高密度且つ高精度であり、同時にフ
ォーカスサーボおよびトラックサーボを安定してかける
ことができる情報記録媒体およびその製造方法を提供す
ることを、その目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明では、その請求項
1(又は2)において、透明基板と、この透明基板上に
被膜され高屈折率層および低屈折率層(又は低屈折率層
および高屈折率層)の順で繰り返えされた二層以上の多
層膜と、この多層膜上に積層された樹脂膜とを備え、高
屈折率層および低屈折率層(又は低屈折率層および高屈
折率層)の内の少なくても一層の屈折率層が穴状の記録
ピットを有する、という構成を採っている。
【0020】また、本発明では、その請求項3(又は
4)記載において、前述した請求項1(又は2)の構成
に加えて、少なくとも前記多層膜上に反射層を被膜す
る、という構成を採っている。
【0021】また、本発明では、その請求項5記載にお
いて、高屈折率層および低屈折率層の各層の膜厚を、λ
/4 n(λはレーザ光の波長、nは屈折率層の屈折率)
とする、という構成を採っている。
【0022】また、本発明では、その請求項6におい
て、高屈折率層をアモルファスSi の水素含有合金で形
成するとともに、当該アモルファスSi の水素含有合金
を、その膜厚方向の平均組成の一般式「Si 1-X X
で表した場合に、xが原子パーセントで「28/47≦x≦
28/29」の範囲のものを使用する、という構成を採って
いる。この場合、屈折率は4.0 ≦nx≦4.5 となる。
【0023】また、本発明では、その請求項7におい
て、高屈折率層を微結晶化Si の水素含有合金で形成す
ると共に、この微結晶化Si の水素含有合金を、その膜
厚方向の平均組成の一般式「Si 1-X X 」で表した場
合に、xが原子パーセントで「28/47≦x≦28/37」の
範囲のものを使用する、という構成を採っている。この
場合、屈折率は3.3 ≦nx≦3.5 となる。
【0024】また、本発明では、その請求項8におい
て、高屈折率層をアモルファスSi Cの水素含有合金で
形成すると共に、このアモルファスSi Cの水素含有合
金を、その膜厚方向の平均組成の一般式「(Si C)
1-X X 」で表した場合に、xが原子パーセントで「40
/49≦x≦40/41」の範囲のものを使用する、という構
成を採っている。この場合、屈折率は3.1 ≦nx≦4.1
となる。
【0025】また、本発明では、その請求項9におい
て、高屈折率層を、アモルファスSiGe の水素含有合
金で形成すると共に、このアモルファスSi Ge の水素
含有合金を、その膜厚方向の平均組成の一般式「(Si
Ge )1-X X 」で表した場合に、xが原子パーセント
で「503 /598 ≦x≦503 /518 」の範囲のものを使用
する、という構成を採っている。そして、この場合、屈
折率は3.2 ≦nx≦3.8となる。
【0026】また、本発明では、その請求項10におい
て、高屈折率層をアモルファスSiの窒化物で形成する
と共に、このアモルファスSi の窒化物を、その膜厚方
向の平均組成の一般式「Si 1-X X 」で表した場合
に、xが原子パーセントで「0≦x≦4 /7 」の範囲の
ものを使用する、という構成を採っている。この場合、
屈折率は2.0 ≦nx≦3.82である。
【0027】また、本発明では、その請求項11におい
て、高屈折率層をアモルファスSiの酸化物で形成する
と共に、このアモルファスSi の酸化物を、その膜厚方
向の平均組成の一般式「Si 1-X X 」で表した場合
に、xが原子パーセントで「0≦x≦2 /3 」の範囲の
ものを使用する、という構成を採っている。この場合、
屈折率は1.46≦nx≦3.82である。
【0028】また、本発明では、その請求項12におい
て、高屈折率層が、屈折率n<1.5である低屈折率の媒
体と,屈折率 1.5≦n<3.0 である高屈折率の媒体,お
よび屈折率n≧3.0 である高屈折率層の媒体の、少なく
とも屈折率の異なる2種類以上の媒体を混ぜ合わせると
により形成される均質な中間の屈折率を備えたものとす
る、という構成を採っている。
【0029】また、本発明では、その請求項13におい
て、透明基板上に、第1金属反射膜,低屈折率層,第2
金属反射膜および樹脂膜を順次被膜する。そして、第1
金属反射膜に穴状の記録ピットを形成する、という構成
を採っている。
【0030】また、本発明では、その請求項14におい
て、透明基板上に、第1金属反射膜,高屈折率層,第2
金属反射膜および樹脂膜を順次被膜する。そして、第1
金属反射膜に穴状の記録ピットを形成する、という構成
を採っている。
【0031】また、本発明では、その請求項15におい
て、情報記録媒体の製造方法として、透明基板上に高屈
折率層および低屈折率層,又は低屈折率層および高屈折
率層の順よりなる繰り返し多層膜を、少なくとも一層以
上形成し、その後にフォトレジスト層を積層し、続いて
書き込み情報に対応する光を照射して当該光照射領域の
前記フォトレジスト層を露光し、しかるのち、この露光
したフォトレジスト層を現像して前記光照射領域のフォ
トレジスト層を除去すると共に高屈折率層あるいは低屈
折率層を露出し、その後にエッチングを行ってフォトレ
ジスト層の除去された領域の高屈折率層あるいは低屈折
率層の少なくとも一層以上に凹部を形成する、という構
成を採っている。
【0032】また、本発明では、その請求項16におい
て、情報記録媒体の製造方法におけるエッチング方法
は、アルゴンプラズマ等を使用して行うイオンミリング
法とする、という構成を採っている。
【0033】また、本発明では、その請求項17におい
て、情報記録媒体の製造方法におけるエッチング方法
は、四塩化炭素を使用して行うリアクティブイオンエッ
チング法とする、という構成を採っている。
【0034】これによって、前述した目的を達成しよう
とするものである。
【0035】
【作 用】まず、本発明の情報記録媒体にかかる各請求
項に共通の構成,即ち高屈折率層および低屈折率層の繰
り返し多層膜について、その光学的作用の例を説明す
る。
【0036】本発明は、透明基板上に高屈折率層および
低屈折率層の順よりなるλ/4もしくはこれに近い膜厚
の繰り返し多層膜または低屈折率層および高屈性率層の
順よりなるλ/4繰り返し多層膜を、少なくとも一層以
上積層することで、反射鏡として利用される。
【0037】そして、高屈折率、低屈折率のλ/4膜を
それぞれH,Lとおくと、多層膜反射鏡の一例として、
「空気(n0 )−H(LH・・・LH)−ガラス
(n)」、略して、「空気−H(LH)q −ガラス」と
いう構成のものがある。そして、「n1 =n3 =……=
2q+1=nH 」,「n2 =n4 =……=n2q=nL 」と
おくと、中心波長に対するエネルギー反射率Rは、一般
的な電磁場の境界条件を求める方法から、 R= [(n0 3 L 2q- nH 2(q+1))/(n0 3 l 2q+nH 2(q+1))]2 ×100 ……〈1〉 となる。この式〈1〉を用いてq=1,2の場合の反射
率を計算すると、q=1のときR=68[%]、q=2
のときR=93[%]となる(但し、n0 =1,n3
1.52,nL =1.38,nH =2.35として計算
した)。
【0038】次に、穴状の記録ピット形成による光学的
作用を説明すると、高屈折率層および低屈折率層の繰り
返し多層膜に少なくとも一層以上にドライエッチングに
よりピット形状の穴を形成し、高屈折率層,低屈折率層
あるいは両層を除去することで、上記に示した光学干渉
条件が壊れ、ピット部に入射したレーザ光は透過する。
従って、レーザ光が記録ピット上に位置するとき、反射
光は透過光量分だけ減少し、検出系で読みだしが可能と
なる。
【0039】また、反射層は光学的には次のように機能
する。即ち、穴状の記録ピットを形成後、該繰り返し多
層膜上に被膜される金属または高屈折率層および低屈折
層の繰り返し多層膜より構成される反射層を備えた媒体
構成とすると、ピット部に入射したレーザ光は記録ピッ
ト低部の反射層で反射され、未記録部で反射されたレー
ザ光に対して位相差が発生し、干渉して反射光量が低下
する。従って、従来のプッシュプル方式での再生が可能
となる。
【0040】更に、本発明における請求項15〜17記
載の製造方法にあっては、従来の光ディスクの原盤作製
においては、フォトレジスト露光および現像することで
記録ピットを形成していたのに対して、記録ピット形成
用に用いられていたポジ型のフォトレジストを略ガウス
状の露光状態を逆用して、ドライエッチングのマスクと
して利用することにより、露光ビーム径よりも小さな記
録ピットを形成でき、高密度化が可能となる。
【0041】露光工程においては、情報記録媒体をダイ
レクトレーザカッテング法により、一枚ずつ製作するこ
とも可能であるが、まず上記のドライエッチング法を用
いて、高密度高精度のフォトマスクを製作し、密着露光
法により大量生産することも可能である。
【0042】また、本発明にかかる情報記録媒体は、高
屈折率および低屈折率の誘電体を用いて製作できるた
め、長期のデータ保存に関する優れた信頼性を有する。
【0043】更に、本発明の情報記録媒体は、記録ピッ
トをレーザ光を透過する媒体構成とすることにより、未
記録部の反射面と記録部の透過面の間に光学的な位相差
が存在しないため、超解像光学系より再生用媒体として
優れている。
【0044】
【第1実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図
3に基づいて説明する。
【0045】図1は、本実施例における情報記録媒体1
の部分断面図を示す。この内、図1(b)は、図1
(a)におけるA部の拡大部分断面図である。
【0046】この図1(a)において、本実施例は、透
明基板1Aと、この透明基板1A上に被膜され高屈折率
層1B1 および低屈折率層1B2 の順で繰り返された二
層以上の多層膜1B12と、この多層膜1B12上に積層さ
れた樹脂膜1Cとを備えている。そして、高屈折率層1
1 および低屈折率層1B2 の内の少なくとも一層の屈
折率層が穴状の記録ピッド1Pを有している。
【0047】高屈折率層1B1 ,低屈折率層1B2 は、
それぞれ図2乃至図3に開示した図表の(1 )から(1
2) までに示す何れかの材質,構成および膜厚で被膜さ
れている。記録ピット1Pは、前述した多層膜1B12
成後、エッチングにより形成される。符号Pはピット部
を示し、符号Mはミラー部を示す。
【0048】図2乃至図3に、上記多層膜1B12の材質
を種々変えた場合,および層の繰り返し回数を変化させ
た場合の媒体反射率の算定結果を示す。すなわち、高屈
折率層1B1 をH,低屈折率層1B2 をLとし、低屈折
率層Lと高屈折率層Hを前述した透明基板1A上に積層
した層(HL)の繰り返し回数をqとしたとき、波長6
80〔nm〕のレーザ光に対する媒体反射率の光学計算
結果を右欄に示す。この結果、q=1で反射率が70%
以上となることが判明した。
【0049】そして、この第1実施例においては、各記
録ピッド1Pに入射したレーザ光は、記録ピッド1P内
の底部の反射層で反射され、ミラー部Mで反射されたレ
ーザ光に対して位相差が発生し、干渉して反射光量が低
下する。従って、プッシュプル方式による再生が可能と
なっている。
【0050】また、この第1実施例は、高屈折率,低屈
折率の誘電体を用いて構成し得るため、長期のデータ保
存に優れたものとなっている。さらに、この第1実施例
における情報記録媒体は、各記録ピッド1Pをレーザ光
を通過する媒体構成とすることにより、未記録部の反射
面と記録部の透過面の間の光学的な位相差が存在しない
ため、超解像光学系より再生媒体として優れたものとな
っている。
【0051】
【第2実施例】図4乃至図6に第2実施例を示す。ここ
で、前述した図1の第1実施例と同一の構成部材につい
ては同一の符号を用いるものとする。
【0052】この第2実施例における情報記録媒体2
は、透明基板2Aと、この透明基板2A上に被膜され低
屈折率層2B2 および高屈折率層2B1 の順で繰り返さ
れた少なくとも二層以上の多層膜2B21と、この多層膜
2B21上に積層された樹脂膜2Cとを備えている。そし
て、低屈折率層2B2 および高屈折率層2B1 の内の少
なくても一層の屈折率層が穴状の記録ピッド2Pを備え
ている。
【0053】高屈折率層2B1 ,低屈折率層2B2 は、
それぞれ図5乃至図6に開示した図表の(13)から(2
4) までに示す何れかの材質,構成および膜厚で被膜さ
れている。記録ピット2Pは、前述した多層膜2B21
成後、エッチングにより形成される。
【0054】図5乃至図6に、上記多層膜2B12の材質
を種々変えた場合,および層の繰り返し回数を変化させ
た場合の媒体反射率の算定結果を示す。即ち、高屈折率
層2B1 をH,低屈折率層2B2 をLとし、低屈折率層
Lと高屈折率層Hを前述した透明基板2A上に積層した
層(HL)の繰り返し回数をqとしたとき、波長680
〔nm〕のレーザ光に対する媒体反射率の光学計算結果
を右欄に示す。この結果、q=2で反射率が70%以上
となることが判明した。その他の作用効果については、
前述した第1実施例と同等となっている。
【0055】
【第3実施例】図7乃至図8に第3実施例を示す。ま
ず、図7に示すように、この第3実施例における情報記
録媒体3は、透明基板3Aと、この透明基板3A上に順
次被膜された高屈折率層3B1 および低屈折率層3B2
と、この低屈折率層3B2 の上に積層された反射膜3C
と、この反射膜3C上に積層された樹脂膜3Dとを備え
ている。
【0056】高屈折率層3B1 には、エッチングにより
記録ピット3Pが形成されている。低屈折率層3B
2 は、記録ピット3Pの形成後に高屈折率層3B1 上に
積層されるようになっている。
【0057】そして、この高屈折率層3B1 の記録ピッ
ト3P内にも、低屈折率層3B2 が充填されるようにな
っている。このため、低屈折率層3B2 は記録ピット3
P部分が凹部を形成し、同時にその上に積層される反射
層も記録ピット3P部分に凹部が形成された状態となっ
ている。その他の構成は前述した図1の実施例と同一と
なっている。
【0058】図8に、前述した図7に示した媒体構成に
おいて、透明基板3Aをポリカーボネイト、高屈折率層
3B1 をSi(4 5nm)、低屈折率層3B2 をSiO2
(-)、反射層3CをAl(98nm)としたときのミラ
ー部Mとピット部Pの反射率と,ミラー部Mの反射光と
ピット部Pの反射光の位相差のSiO2 膜厚依存性を、
波長680〔nm〕のレーザ光に対して光学計算した結
果を示す。
【0059】これによると、SiO2 膜厚が105〔n
m〕近傍で位相差の絶対値は180〔deg〕、ピット
部Pの反射率は86〔%〕、ミラー部Mの反射率は78
〔%〕となり、プッシュプル方式を用いた再生光学系に
適した媒体であることが明らかとなった。また、SiO
2 膜厚が220〔nm〕近傍で位相差の絶対値は180
〔deg〕、ピット部Pの反射率は85〔%〕、ミラー
部Mの反射率は8〔%〕となり、ミラー部Mの反射率が
ピット部Pの反射率よりも高い媒体構成とすることで、
高密度化に適した媒体であることが明らかとなった。
【0060】ここで、上記第3実施例では、高屈折率層
3B1 に記録ピット3Pを形成したのちに当該高屈折率
層3B1 上に低屈折率層3B2 を成膜するように構成し
たが、逆に高屈折率層3B1 と低屈折率層3B2 とを入
れ換えて、低屈折率層3B2に記録ピット3Pを形成し
たのちに当該低屈折率層3B2 上に高屈折率層3B1
成膜するように構成してもよい。
【0061】
【第4実施例】図9乃至図10に第4実施例を示す。こ
の第4実施例における情報記録媒体4は、図9に示すよ
うに、透明基板4Aと、この透明基板4A上に順次被膜
された高屈折率層4B1 および低屈折率層4B2 と、こ
の低屈折率層4B2 の上に積層された反射層4Cと、こ
の反射膜4C上に積層された樹脂膜4Dとを備えてい
る。このため、高屈折率層4B1 の記録ピット4P内に
も、低屈折率層4B2 が充填されるようになっている。
【0062】ここで、この第4実施例では、高屈折率層
4B1 に記録ピット4Pを形成後、低屈折率層4B2
成膜し平準化処理を行った後に、反射層4Cおよび樹脂
層4Dを順次積層して媒体構成した点に特長を備えてい
る。このため、反射層4Cおよび樹脂層4Dは凹凸のな
い均一の厚さの成膜がなされている。その他の構成は前
述した図1の実施例と同一となっている。
【0063】図10に、上述した図9の媒体構成におい
て、透明基板4Aをポリカーボネイト、高屈折率層4B
1 をSi(4 5nm)、低屈折率層4B2 をSiO2 (-)+
SiO2(45nm)、反射層4CをAl(9 8nm)とし
たときのミラー部Mとピット部Pの反射率と、ミラー部
Mの反射光とピット部Pの反射光の位相差のSiO2
厚依存性を、波長680nmのレーザ光に対して光学計
算した結果を示す。
【0064】この結果、SiO2 膜厚が50〔nm〕近
傍で位相差の絶対値は180〔deg〕、ピット部Pの
反射率は87〔%〕、ミラー部Mの反射率は70〔%〕
となり、このため、プッシュプル方式を用いた再生光学
系に適した媒体であることが判明した。
【0065】また、SiO2 膜厚が220〔nm〕近傍
で位相差の絶対値は180〔deg〕、ピット部Pの反
射率は85〔%〕、ミラー部Mの反射率は8〔%〕とな
り、ミラー部Mの反射率がピット部Pの反射率よりも高
い媒体構成とすることで、高密度化の適した媒体である
ことが明らかとなった。
【0066】
【第5実施例】図11乃至図12に第5実施例を示す。
【0067】この第5実施例における情報記録媒体5
は、まず、図11に示すように、透明基板5Aと、この
透明基板5A上に順次被膜された高屈折率層5B1 およ
び低屈折率層5B2 と、この低屈折率層5B2 の上に積
層された反射層5Cと、この反射層5C上に積層された
樹脂膜5Dとを備えている。そして、この第5実施例で
は、高屈折率層5B1 と低屈折率層5B2 とに共通に、
記録ピット5Pの穴部分が形成されている点に特長を備
えている。
【0068】このため、記録ピット5Pの穴部分には、
前述した反射層5Cが充填された状態となっており、ま
た、前述した樹脂膜5Dも反射層5Cに積層された状態
で記録ピット5Pの穴部分内に充填された状態となって
いる。
【0069】図12に、上述した図11の媒体構成にお
いて、透明基板5Aをポリカーボネイト、高屈折率層5
1 をSi(45nm)、低屈折率層5B2 をSiO2
(-)、反射層5CをAl(9 8nm)としたときのミラー
部Mとピット部Pの反射率と、ミラー部Mの反射光とピ
ット部Pの反射光の位相差のSiO2 膜厚依存性を波長
680〔nm〕のレーザ光に対して光学計算した結果を
示す。この結果、SiO2 膜厚が110〔nm〕近傍で
位相差の絶対値は180〔deg〕、ピット部Pの反射
率は86〔%〕、ミラー部Mの反射率は5〔%〕となり
ミラー部Mの反射率がピット部Pの反射率よりも高い媒
体構成とすることで、高密度化の適した媒体であること
が明らかとなった。
【0070】
【その他の実施例】図13乃至図15に、本発明のその
他の実施例を示す。
【0071】この図13乃至図15に示す各実施例は、
二層の金属反射層を有すると共に、第1の金属反射層に
記録ピットを形成した点に特長を備えている。
【0072】まず、図13において、情報記録媒体6
は、透明基板6A上に順次被膜された第1金属反射層6
B,低屈折率層6Cと、この低屈折率層6Cの上に積層
された第2金属反射層6Dと、この第2金属反射層6D
上に積層された樹脂膜6Eとを備えている。
【0073】そして、この図13に示す情報記録媒体6
においては、第1金属反射層6Bに記録ピット6Pを形
成した後に、低屈折率層6C,第2金属反射層6D,樹
脂層6Eを順次積層して媒体構成した点に特長を備えて
いる。その他の構成は前述した図7の実施例と同一とな
っている。
【0074】また、図14において、情報記録媒体7
は、透明基板7A上に順次被膜された第1金属反射層7
B,低屈折率層7Cと、この低屈折率層7Cの上に積層
された第2金属反射層7Dと、この第2金属反射層7D
上に積層された樹脂膜7Eとを備えている。
【0075】そして、この図14に示す情報記録媒体7
においては、第1金属反射層7Bに記録ピット7Pを形
成した後に低屈折率層7Cを成膜して平準化処理を行
い、その後に、第2金属反射層7D,樹脂層7Eを順次
積層して媒体構成した点に特長を備えている。その他の
構成は前述した図9の実施例と同一となっている。
【0076】更に、図15において、情報記録媒体8
は、透明基板8A上に順次被膜された第1金属反射層8
B,高屈折率層8Cと、この高屈折率層8Cの上に積層
された第2金属反射層8Dと、この第2金属反射層8D
上に積層された樹脂膜8Eとを備えている。
【0077】そして、この図15に示す情報記録媒体8
においては、第1金属反射層8Bに記録ピット8Pを形
成した後に、高屈折率層8C,第2金属反射層8D,樹
脂層8Eを順次積層して媒体構成した点に特長を備えて
いる。その他の構成は前述した図13の実施例と同一と
なっている。
【0078】図16に、上述したその他の実施例,即ち
図13乃至図15に示した媒体構成において、ピット部
Pとミラー部Mの反射率,およびピット部Pの反射光と
ミラー部Mの反射光の位相差を波長680〔nm〕のレ
ーザ光に対して求めた光学計算の結果を示す。
【0079】この光学計算の結果により、二層の金属反
射層を有する媒体構成を用いても、プッシュプル方式を
用いた再生光学系に適した情報記録媒体6〜8を得られ
ることが判明した。
【0080】ここで、上記第1乃至第4実施例におい
て、多層膜を構成する高屈折率層および低屈折率層の各
層の膜厚を、λ/4 n(λはレーザ光の波長、nは屈折
率層の屈折率)もしくはこれに近い値とすると反射鏡と
してより有効に機能するものを得ることができる。
【0081】次に、上記各実施例における情報記録媒体
の製造方法,特に記録ピットの形成方法の一例を図17
に基づいて説明する。
【0082】〔第1工程〕この工程は、高屈折率層及び
低屈折率層の成膜工程を示す。この工程では、透明基板
1A〜8A上に、記録ピット1P〜8Pを形成するため
の高屈折率層と低屈折率層からなる多層膜1B12,2B
21を積層し、或いは、高屈折率層3B1 ,4B1 ,5B
1 のみを成膜し、又は、金属反射層6B,7B,8Bを
スパッタ法蒸着法等により成膜する。
【0083】〔第2工程〕この工程は、スピンコート法
によるレジスト塗布工程を示す。即ち、第1工程が完了
したディスクに、界面活性剤等の吸着処理を施し、しか
るのちスピンコート法を用いてフォトレジストを塗布す
る。このフォトレジストの塗布後、直ちに90〔℃〕の
オーブンで30分間プリベークを行う。
【0084】〔第3工程〕この工程は、光や電子線等の
露光工程を示す。即ち、第2工程の完了したディスク
に、密着露光法あるいはダイレクトカッティング法によ
り、記録ピットの露光を行う。
【0085】〔第4工程〕この工程は、アルカリ水溶液
による現像工程を示す。即ち、第3工程で露光が完了し
たディスクをアルカリ水溶液によって現像処理を施す。
【0086】〔第5工程〕この工程は、プラズマによる
反応性エッチング工程を示す。即ち、RIE或いはEC
R等のプラズマエッチングによって、第1工程で成膜し
た層にピット部を形成する。エッチングガスとしては、
CF4 ,CF4 /O2 ,CCl4 /He,CCl2 2
/N2 ,CCl4 /SF6 ,CBrF3 /Cl2 ,Cl
2 /Ar,CBrF3 ,Sicl4 ,CCl2 4 /O
2 ,SiCl4 /Cl2 ,CF4 /H2 ,CHF3 ,C
HF3 /O2 ,CHF3 /CO2 ,CHF3 /C
2 6 ,CCl4 /He,CCl4 /BCl3 /O2
BCl3 /Cl2 ,BCl3 /CCl3 F/He,CC
4 /O2 ,CF4 /O2 ,SF6 /Cl2 ,Cl2
2等が用いられる。
【0087】〔第6乃至第7工程〕この工程は、樹脂層
の塗布および紫外線硬化工程を示す。即ち、前述した第
5工程によって記録ピット1P〜8Pが形成されたディ
スク上に、紫外線硬化樹脂を塗布して硬化させた後に樹
脂層1C,2Cを直接的に形成する(第6A工程)か、
或いは残留しているフォトレジストをO2 プラズマ等に
より灰化処理をして取り除いた後に(第6B工程)、媒
体構成に応じて高屈折率層,低屈折率層,又は反射層を
成膜し、その後に、樹脂層3D〜5D,6E〜8Eを形
成する(第7工程)。これにより、各実施例ではそれぞ
れ所定の情報記録媒体が得られるようになっている。
【0088】次に、上記各実施例における主要構成部材
の作用について説明する。
【0089】まず、高屈折率層および低屈折率層の繰り
返し多層膜1B12,2B21の光学的作用について説明す
ると、透明基板上に高屈折率層および低屈折率層の各膜
厚がλ/4若しくはこれに近い膜厚の繰り返し多層膜1
12,または低屈折率層および高屈性率層の順よりなる
λ/4若しくはこれに近い膜厚の繰り返し多層膜2B21
を少なくとも一層以上積層することにより、反射鏡とし
て利用することができる。ここで、高屈折率層、低屈折
率層の膜をそれぞれH,Lと書けば、多層膜反射鏡の一
例として「空気(n0 )−H(LH・・・・LH)−ガ
ラス(n)」,略記して「空気−H(LH)q −ガラ
ス」という構成のものがある。ここで、「n1 =n3
……=n2q+1=nH 」、「n2 =n4 =……=n2q=n
L 」と書けば、中心波長に対するエネルギー反射率は、
一般的な電磁場の境界条件を求める方法から、 R=〔(n0 3 L 2q- nH 2(q+1))/(n0 3 l 2q+nH 2(q+1))〕2 ×100 ………〈1〉 となる。
【0090】この式〈1〉を用いてq=1,2の場合の
反射率を計算すると、q=1のときR=68[%]、q
=2のときR=93[%]となる(ただし、n0 =1,
3=1.52,nL =1.38,nH =2.35とし
た)。
【0091】次に、穴状の記録ピットによる光学的作用
について説明する。
【0092】高屈折率層および低屈折率層の繰り返し多
層膜に少なくとも一層以上にドライエッチングによりピ
ット形状の穴を形成し、高屈折率層,低屈折率層あるい
は両層を除去すると、ピット部に入射したレーザ光は透
過する。従って、レーザ光が記録ピット上に位置すると
き、反射光は透過光量分だけ減少し、検出系で読みだし
が可能となる(この時の検出系はヘテロダイン方式ある
いはスリービーム方式が望ましい)。
【0093】一方、金属膜,或いは高屈折率層および低
屈折層の繰り返し多層膜より構成される反射層を備えて
いた媒体構成にあっては、ピット部に入射したレーザ光
は記録ピット底部の反射層で反射され、未記録部で反射
されたレーザ光に対して位相差が発生し、干渉して反射
光量が低下する。従って、従来のプッシュプル方式での
再生が可能となる。
【0094】また、上述した製造工程においては、前述
した従来の光ディスクの原盤作成において、フォトレジ
ストの露光および現像で記録ピットを形成していたが、
上記実施例による情報記録媒体においては、記録ピット
形成用に用いられていたポジ型のフォトレジストをガウ
ス状の露光状態を逆用してドライエッチングのマスクと
して利用することにより、露光ビーム径よりも小さな記
録ピットを形成することができ、これによって情報記録
に際しての高密度化が可能となる。
【0095】更に、上記露光工程において、情報記録媒
体をダイレクトレーザカッテング法により、一枚ずつ製
作することも可能であるが、まず上述したドライエッチ
ング法を用いて、高密度高精度のフォトマスクを製作
し、密着露光法により大量生産することも可能である。
【0096】そして、上記各実施例に於ける各情報記録
媒体は、高屈折率および低屈折率の誘電体を用いて製作
できるため、長期のデータ保存に関する優れた信頼性を
有する。
【0097】また、上記実施例に於ける各情報記録媒体
は、記録ピットをレーザ光を透過する媒体構成とするこ
とにより、未記録部の反射面と記録部の透過面の間に光
学的な位相差が存在しないため、超解像光学系より再生
用媒体として優れたものとなっている。
【0098】ここで、上記各実施例において、透明基板
1〜8としてSiO2 を用いた場合を例示したが、本発
明は透明基板の素材をSiO2 に限定するものではな
く、例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポ
リカーボネート(PC)、非結晶質ポリオレフィン(A
PO)、エポキシ等の熱可逆性樹脂を用いたものであっ
てもよい。
【0099】また、上記各実施例においては、反射膜を
Alとしたが、これは680〔nm〕のレーザ光に対し
て、反射率が高いことを利用したものであり反射膜をA
lに限定するものではない。Alの外に、Ag,Au,
Cu,In,Ti,V,Nb,Cr,Mo,W,Mn,
Fe,Ru,Os,Co,Rh,Ir,Ni,Pd,P
tを少なくとも一種類以上用いるか、或いはSi,G
e,等の半導体や透明誘電体と組み合わせることで、多
層膜による干渉によって、特定の波長の光について反射
率を大きくするようにしても良い。
【0100】ここで、上記各実施例にあって、高屈折率
層をアモルファスSi の水素含有合金で形成してもよ
い。この場合、アモルファスSi の水素含有合金は、そ
の膜厚方向の平均組成を一般式「Si 1-X X 」で表し
た場合に、xが原子パーセントで「28/47≦x≦28/2
9」の範囲に設定されたものが使用される。また、この
場合、屈折率では「4.0 ≦nx≦4.5 」の範囲のものと
なる。
【0101】更に、上記各実施例にあって、高屈折率層
を微結晶化Si の水素含有合金で形成してもよい。この
場合、微結晶化Si の水素含有合金は、その膜厚方向の
平均組成を一般式「Si 1-X X 」で表した場合に、x
が原子パーセントで「28/47≦x≦28/37」の範囲に設
定されたものが使用される。また、この場合、屈折率で
は「3.3 ≦nx≦3.5 」の範囲のものとなる。
【0102】また、上記各実施例にあって、高屈折率層
をアモルファスSi Cの水素含有合金で形成してもよ
い。この場合、アモルファスSi Cの水素含有合金は、
その膜厚方向の平均組成を一般式「(Si C)
1-X X 」で表した場合に、xが原子パーセントで「40
/49≦x≦40/41」の範囲に設定されたものが使用され
る。また、この場合、屈折率では「3.1 ≦nx≦4.1 」
の範囲のものとなる。
【0103】更に、上記各実施例にあって、高屈折率層
をアモルファスSi Ge の水素含有合金で形成してもよ
い。この場合、アモルファスSi Ge の水素含有合金
は、その膜厚方向の平均組成を一般式「(Si Ge )
1-X X 」で表した場合に、xが原子パーセントで「50
3 /598 ≦x≦503 /518 」の範囲に設定されたものが
使用される。また、この場合、屈折率では「3.2 ≦nx
≦3.8 」の範囲のものとなる。
【0104】また、上記各実施例にあって、高屈折率層
をアモルファスSi の窒化物で形成してもよい。この場
合、アモルファスSi の窒化物の高屈折率層は、その膜
厚方向の平均組成を一般式「Si 1-X X 」で表した場
合に、xが原子パーセントで「0 ≦x≦4 /7 」の範囲
に設定されたものが使用される。また、この場合、屈折
率では「2.0 ≦nx≦3.82」の範囲のものとなる。
【0105】また、上記各実施例にあって、高屈折率層
をアモルファスSi の酸化物で形成してもよい。この場
合、アモルファスSi の酸化物の高屈折率層は、その膜
厚方向の平均組成を一般式「Si 1-X X 」で表した場
合に、xが原子パーセントで「0 ≦x≦2 /3 」の範囲
に設定されたものが使用される。また、この場合、屈折
率では「1.46≦nx≦3.82」の範囲のものとなる。
【0106】更に又、上記各実施例にあって、高屈折率
層を、屈折率がn<1.5 である低屈折率の媒体と,屈折
率が 1.5≦n<3.0 である高屈折率の媒体,および屈折
率がn≧3.0 である高屈折率層の媒体の、少なくとも屈
折率の異なる2種類以上の媒体を混ぜ合わせるとにより
形成される均質な中間の屈折率を備えたもので形成して
もよい。
【0107】この場合、屈折率が「n<1.5 」である低
屈折率の媒体としては、LiF(1.39),NaF(1.31),
KF(1.32),RbF(1.40),CsF(1.48),CaF(1.3
2),RbCl(1.48),MgF2 (1.38),CaF2 (1.4
3),SrF2 (1.44),BaF2 (1.47),BaMgF
4 (1.47),LiYF4(1.45),Na2 SbF5(1.47),S
iO2(1.46),RbClO3(1.46),NH4 ClO4(1.4
8) ,LiClO4 ・3 H2 O(1.48),KB5 8 ・4
2 O(1.49),NH4 5 8 ・4H2 O(1.42),Be
SO4 ・4H2 O(1.47),Li2 SO4 ・H2 O(1.4
6),Li2 SeO4 ・H2 O(1.46),LiKSO4(1.4
6) ,LiNaSO4(1.47) ,( NH4 CH3 )Al(
SO2 )・12H2 O(1.46),KNa( C4 4 6
・4H2 O(1.49),(CH2 ・CF2 )n(1.43)が望ま
しい。ここで、( )内は屈折率を示す。
【0108】この内、特に望ましいものは、CaF,L
iF,NaF,KF,MgF2 ,SiO2 である。
【0109】また、屈折率が「1.5 ≦n<3.0 」の屈折
率層としては、ダイヤモンドカーボン(2.0) ,ThF4
(1.5) ,NdF3 (1.61), CeF3 (1.63), PbF
3 (1.77),
【0110】MgO(1.74),ZnO(1.99),BeO(1.7
2),Si2 3(1.55),SiO(2.0),ThO2(1.86) ,T
iO2(1.9),TeO2 (2.27),Al2 3 (1.54), Y2
3(1.92), La2 3 (1.9) ,CeO2 (2.2) ,Zr
2(1.97) ,Ta2 5(2.1),PbO(2.6),La2 2
S(2.16),LiGaO2(1.76) ,BaTiO3(2.37),
SrTiO3 (2.4) ,PbTiO3 (2.67), KNbO3
(2.33),K( Ta. Nb) O3 (2.29), LiNbO3 (2.
30), LiTaO3 (2.175),Pb( Mg1/3 Nb2/3 )
3 (2.56), Pb( Mg1/3 Ta2/3 ) O3 (2.40),P
b( Zn1/3 Nb2/3 ) O3 (2.54), ( Pb,La)(Z
r,Ti) O2 (2.51),PbGeO3 (2.02), Li2
eO3(1.68),YAlO3 (1.93), MgAl2 4 (1.7
3),BeAl2 4 (1.74),CoFe2 4 (2.37),L
2 Be2 5 (1.96),( Sr, Ba) Nb2 6 (2.3
1),La2 Ti2 7 (2.25),Nd2 Ti2 7 (2.1
5),Ba2 TiSi2 8 (1.762) ,Pb5 Ge3 11
(2.12),PbNb4 11(2.41),Bi4 Ti3 12(2.7
0),Bi4 Ge3 12(2.07),Bi4 Si3 12(2.0
2),Y3 Al5 12(1.83),Y3 Ga5 12(1.93),Y
3 Fe5 12(2.22),Gd3 Ga5 12(1.96),GdF
5 12(2.20),( Gd, Bi) Fe5 12(2.20),B
2 NaNb5 12(2.26),Pb2 KNb5 12(2.4
6) ,Sr2 KNb5 15(2.25),Ba2 LiNb5
15( 2.32 ),K3 Li2 Nb5 15(2.21),Ba3
iNb4 15(2.36),Bi12GeO20(2.55),Bil2
SiO20(2.54),Ca12Al1433(1.61),
【0111】AgCl(1.98),TlCl(2.19),CuC
l(1.99),LiBr(1.78),NaBr(1.64),KBr
(1.53),CsBr(1.66),AgBr(2.25),TlBr
(2.34),CuBr(2.16),NaI(1.77),KI(1.64),
CsI(1.73),AgI(2.18),TlI(2.78),CuI
(2.34),Tl( Br, I)(2.20) ,Tl( CL, Br)
(2.40) ,PbF2 (1.77),Hg2 Cl2 (2.62),La
3 (1.82),CsPbCl3 (1.94),BaMgF4 (1.4
7),BaZnF4 (1.51),Ag2 HgI4 (2.4) ,Na
ClO3 (1.51),NaBrO3 (1.59),CdHg( SC
N)4 (2.04) ,
【0112】ZnSiP2 (2.95),ZnS(2.37),Zn
Se(2.61),CdSiP2 (2.95),CdS(2.49),Cd
Se(2.64),CdTe(2.61),HgS(2.89),GaSe
(2.98),LiInS2 (2.23),LiInSe2 (2.45),
CuAlS2 (2.48),CuAlSe2 (2.64),CuAl
Te2 (2.99),CuInS2 (2.53),CuInSe2(2.
70),CuGaS2 (2.49),CuGaSe2 (2.72),A
gAlS2 (2.42),AgAlSe2 (2.59),AgAlT
2 (2.90),AgInS2 (2.46),AgInSe2 (2.6
4),AgInTe2 (2.97),AgGaS2 (2.38),Ag
GaSe2 (2.61),AgGaTe2 (2.94),GeS
3 (2.11),As2 3 (2.61),As2 Se3(2.89),A
3 AsS3 (2.59),CdGa2 34(2.395),Tl3
aS4 (2.4 ),Tl3 TaSe4 (2.71),Tl3 VS4
(2.95),Tl3 AsS4 (2.65)Tl3 AsSe4 (2.9
3),Tl3 PSe4 (2.93),
【0113】GaN(1.55),Si3 4 (2.0) ,CaC
3 (1.65),NaNO3 (1.60),Ba( NO3 )2 (1.5
7) ,Sr( NO3 )2 (1.58) ,Pb( NO3 )2 (1.78)
,NaNO2 (1.65),Sr( NO2 )2・H2 O(1.5
6),LiIO3 (1.89),KIO3(1.70),NH4 IO
3 (1.78),KIO2 2 (1.62),KIO3 ・HIO
3 (1.98),K2 H( IO3 )2Cl(1.88),LiB4 7
(1.61),
【0114】K2 Mn2 ( SO4 )3(1.57),Rb2 Mn
2 ( SO4 )3(1.60),Tl2 Mn2( SO4 )3 (1.80)
,( NH4 )2Mn2 ( SO4 )3(1.52),( NH4 )2
2(SO4 )3(1.57),LiH3 ( SeO3 )2(1.74),R
bH3 ( SeO3 )2(1.67),NH4 3 ( SeO3 )
2(1.68),Sr2 2 6 4 2 O(1.53),KH2
4 (1.51),KD2 PO4 (1.51),NH4 2 PO
4 (1.52),ND4 2 PO4 (1.52),RbH2 PO
4 (1.51),KH2 AsO4 (1.57),KD2 AsO4 (1.5
6),NH4 2AsO4 (1.58),RbH2 AsO4 (1.5
6),RbD2 AsO4 (1.57),CsH2AsO4 (1.5
7),CsD2 AsO4 (1.55),KTiOPO4 (1.74),
RbTiOPO4 (1.75),(K, Rb) RbTiOPO
4 (1.75),Ca5 ( PO4 )3F(1.63),Ca4 La(P
4 )3O(1.70),LiNdP4 12(1.60),KNdP4
12(1.59),NdP514(1.59),
【0115】CaMoO4(1.99) ,PbMoO4(2.41)
,CaWO4(1.92) ,ZnWO4(2.14) ,Gd2(Mo
4)3(1.843),Tb2(MoO4 )3(1.848) ,Bi2 ( M
oO4)3 (2.28) ,K5 ( Bi,Nd)(MoO4)4(1.79)
,Pb2 MoO5(2.18), Bi2 WO6 (2.5) ,YV
4 (2.00),Ca3 ( VO4 )2(1.86),Pb5(GeO4)
(VO4 )2 (2.28) ,
【0116】Gd2 SiO5 (1.9) ,Al2 ( SiO4)
F(1.63),CaY4 ( SiO4 )3O(1.83),CaLa4
( SiO4 )3O(1.86),SrLa4 ( SiO4 )3O(1.7
9),( NaCa) Li( A,FeMn)8(1.65),Be3
Al2 Si6 18(1.57),
【0117】C1410(1.55), C2418(1.52), CO(
NH2)2(1.60) ,Ba( COOH)2(1.57),Sr( CO
OH)2(1.55),Pb2 Sr( CH3 CH2 COO)6(1.4
9),C4 6 6(1.49) ,( NH4 CH2 COOH)3
2 SO4(1.56) ,C4 3 3 4 (1.52),( CH2)6
4(1.59) ,( C6 5 CO)2(1.84),C6 4 NO2
NH2 (1.76),C6 4(OH)2(1.59),C6 4(NH4)
OH(1.67),C5 3NOCH3 NO2 (1.71),C6
4 ( CO2 )2HCs(1.67),C6 4(CO2)2HRb(1.
66),C6 3 NO2 CH3 NH2(1.70) ,C6 3
3(NH2)2(1.62) ,C6 2(NO2 )3OH(1.68),K
H( C8 4 4)(1.66 ) ,C1014O(1.58), C10
113 6 (1.56),C10135 4 (1.52),C1417
NO2 (2.04)であることが望ましい。ここで、( )内は
屈折率を示す。この内、特に望ましいものは、Ti
2 ,Ta2 5 ,Si3 4 ,ZnS,Y2 3 ,Z
nSe,GaSe,CuInSe2 (2.70),CuGaS
2 (2.49),CuGaSe2 (2.72),AgAlS2 (2.4
2),AgAlSe2 (2.59),AgAlTe2 (2.90),A
gInS2 (2.46),AgInSe2 (2.64),AgInT
2 (2.97),AgGaS2 (2.38),AgGaSe2 (2.6
1),AgGaTe2 (2.94),GeS3 (2.11)である。
【0118】更に、本実施例において、屈折率が「n≧
3.0 」である高屈折率層は、Ge(4.01),Si(3.82),
Se(5.56),Te(4.85),ZnTe(3.05),HgSe
(3.75),PbS(3.5) ,PbTe(5.6) ,In57Se43
(3.8) ,In3 Se2(3.8),InSe(3.8) ,In2
3(4.1),GaSb(4.6) ,TlGaSe2 (3.0) ,A
3 SbAgS3(3.08) ,Tl3 AsSe3 (3.33),C
uGaTe2(3.01) ,CuInTe2 (3.0 5) ,ZnS
iAs2 (3.22),ZnGeP2 (3.14),ZnGeAs2
(3.38),ZnSnP2 (3.21),ZnSnAs2 (3.53),
CdSiAs2 (3.22),CdGeP2 (3.20),CdGe
AS2 (3.56),CdSnP2 (3.14),CdSnAs
2 (3.46),GaAs(3.42),GaSb(3.9) ,GaP
(3.35),InP(3.37),InAs(3.4) ,InSb(3.7
5),Sb2 3 (3.0) ,Sb2 Te3 (5.0) ,( Ga,
Al) As(3.21 〜3.65) ,Ga( As,P)(3.29〜3.
36),( Ga,Al) Sb(3.2〜3.92) ,( InGa)
(AsP)(3.21〜3.42) ,CdGeAs2 (3.60),Ge
19Sb38Te43(4.15),Ge18Sb32Te50(4.28),G
27Se18Te55(3.05),In22Sb33Te45(4.295)
,In22Sb37Te41(4.968) ,In20Sb37Te
43(4.952) ,In32Sb40Te28(3.04)5 ,Sb56Se
40Zn4 (4.234) ,Sb44Se29Zn27(3.492) ,Sb
34Se58Sn8 (5.068) ,Se52Ge27Sn21(3.761)
,Te64Sb6 Sn30(3.147) ,Se66Sb24Ge
10(4.240) ,Te80Se10Sb10(4.0) ,GeSb2
4 (4.7) ,TeOx (3.8) ,GeTe(4.4) であるこ
とが望ましい。ここで、( )内は屈折率を示す。
【0119】この内、特に望ましいものは、Ge,S
i,InSeである。
【0120】
【発明の効果】以上のように、本発明の情報記録媒体に
よると、従来例における光ディスク形成時のダレやボケ
によるクロストークと符号間干渉の影響と有効にを取り
除くことができ、これによって情報記録の高密度化が可
能となり、また、本発明の情報記録媒体の製造方法によ
ると、これによって形成された情報記録媒体によると、
とくに転写不良による記録ピット周辺部のダレやボケを
少なくすることができ、高密度で且つ高精度の情報記録
媒体の製造が可能となり、このため、フォーカスサーボ
およびトラックサーボを安定してかけることができると
いう従来にない優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す部分断面図で、図1
(A)は多層膜とピット部との関係を示す部分断面図、
図1(B)は図1(A)内の記号A部分の拡大部分断面
図である。
【図2】図1内に開示した各屈折率層を構成する種々の
材質における屈折率および反射率の演算結果を示す図表
である。
【図3】図1内に開示した各屈折率層を構成するその他
の材質における屈折率および反射率の演算結果を示す図
表である。
【図4】本発明の第2実施例を示す部分断面図で、図4
(A)は多層膜とピット部との関係を示す部分断面図、
図4(B)は図4(A)内の記号A部分の拡大部分断面
図である。
【図5】図4内に開示した各屈折率層を構成する種々の
材質における屈折率および反射率の演算結果を示す図表
である。
【図6】図4内に開示した各屈折率層を構成するその他
の材質における屈折率および反射率の演算結果を示す図
表である。
【図7】本発明の第3実施例を示す部分断面図である。
【図8】図7における情報記録媒体の反射率と位相差の
SiO2 膜厚依存性を示す線図である。
【図9】本発明の第4実施例を示す部分断面図(低屈折
率層を平準化処理したもの)である。
【図10】図9における情報記録媒体の反射率と位相差
のSiO2 膜厚依存性を示す線図である。
【図11】本発明の第5実施例を示す部分断面図であ
る。
【図12】図11における情報記録媒体の反射率と位相
差のSiO2 膜厚依存性を示す線図である。
【図13】本発明のその他の実施例で、金属反射膜を使
用した場合の例を示す部分断面図である。
【図14】本発明のその他の実施例で、金属反射膜を使
用し且つ低屈折率層を平準化処理した場合の例を示す部
分断面図である。
【図15】本発明のその他の実施例で、金属反射膜を使
用した場合の他の例を示す部分断面図である。
【図16】本発明のその他の実施例におけるミラー部と
ピット部の各反射率および位相差の演算結果を示す図表
である。
【図17】本発明における情報記録媒体の製造方法の例
を示しており、図17(A)は第1工程を示す図であ
り、図17(B)は第2工程を示す図であり、図17
(C)は第3工程を示す図であり、図17(D)は第4
工程を示す図であり、図17(E)は第5工程を示す図
であり、図17(F)は第6工程を示す図であり、図1
7(G)は他の第6工程を示す図であり、図17(H)
は他の第6工程に続く第7工程を示す図である。
【図18】従来例におけるピット部のダレ・ボケの原因
を示す説明図である。
【図19】従来例におけるピット部のダレ・ボケの形態
を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6,7,8 情報記録媒体 1A,2A,3A,4A,5A,6A,7A,8A 透
明基板 1B1 ,2B1 ,3B1 ,4B1 ,4B1 ,5B1 ,8
C 高屈折率層 1B2 ,2B2 ,3B2 ,4B2 ,4B2 ,5B2 ,6
C,7C 低屈折率層 1B12,2B21 多層膜 1C,2C,3D,4D,5D,6E,7E,8E 樹
脂膜 3C,4C,5C 反射層 6B,7B,8B 第1金属反射層 6D,7D,8D 第2金属反射層

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板と、この透明基板上に被膜され
    高屈折率層および低屈折率層の順で繰り返された二層以
    上の多層膜と、この多層膜上に積層された樹脂膜とを備
    え、 前記高屈折率層および低屈折率層の内の少なくとも一層
    の屈折率層が穴状の記録ピットを有することを特徴とし
    た情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 透明基板と、この透明基板上に被膜され
    低屈折率層および高屈折率層の順で繰り返された二層以
    上の多層膜と、この多層膜上に積層された樹脂膜とを備
    え、 前記低屈折率層および高屈折率層の内の少なくとも一層
    の屈折率層が穴状の記録ピットを有することを特徴とし
    た情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 透明基板と、この透明基板上に被膜され
    高屈折率層および低屈折率層の順で繰り返された二層以
    上の多層膜と、この多層膜上に積層された樹脂膜とを備
    え、 前記高屈折率層および低屈折率層の内の少なくとも一層
    の屈折率層が穴状の記録ピットを有すると共に、前記多
    層膜上に反射層を被膜したことを特徴とする情報記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 透明基板と、この透明基板上に被膜され
    低屈折率層および高屈折率層の順で繰り返された二層以
    上の多層膜と、この多層膜上に積層された樹脂膜とを備
    え、 前記低屈折率層および高屈折率層の内の少なくとも一層
    の屈折率層が穴状の記録ピットを有すると共に、少なく
    とも前記多層膜上に反射層を被膜したことを特徴とする
    情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記高屈折率層および低屈折率層の各層
    の膜厚を、λ/4 n(λはレーザ光の波長、nは屈折率
    層の屈折率)としたことを特徴とする請求項1,2,3
    又は4項記載の情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記高屈折率層をアモルファスSi の水
    素含有合金で形成すると共に、このアモルファスSi の
    水素含有合金は、その膜厚方向の平均組成を一般式「S
    i 1-X X 」で表した場合に、前記xが原子パーセント
    で「28/47≦x≦28/29」の範囲に設定されたものであ
    ることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の
    情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記高屈折率層を微結晶化Si の水素含
    有合金で形成すると共に、この微結晶化Si の水素含有
    合金は、その膜厚方向の平均組成を一般式「Si 1-X
    X 」で表した場合に、前記xが原子パーセントで「28/
    47≦x≦28/37」の範囲に設定されたものであることを
    特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の情報記録
    媒体。
  8. 【請求項8】 前記高屈折率層をアモルファスSi Cの
    水素含有合金で形成すると共に、このアモルファスSi
    Cの水素含有合金は、その膜厚方向の平均組成を一般式
    「(Si C)1-X X 」で表した場合に、前記xが原子
    パーセントで「40/49≦x≦40/41」の範囲に設定され
    たものであることを特徴とする請求項1,2,3,4又
    は5記載の情報記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記高屈折率層をアモルファスSi Ge
    の水素含有合金で形成すると共に、このアモルファスS
    i Ge の水素含有合金は、その膜厚方向の平均組成を一
    般式「(Si Ge )1-X X 」で表した場合に、前記x
    が原子パーセントで「503 /598 ≦x≦503 /518 」の
    範囲に設定されたものであることを特徴とする請求項
    1,2,3,4又は5記載の情報記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記高屈折率層をアモルファスSi の
    窒化物で形成すると共に、このアモルファスSi の窒化
    物は、その膜厚方向の平均組成を一般式「Si
    1-X X 」で表した場合に、前記xが原子パーセントで
    「0 ≦x≦4 /7 」の範囲に設定されたものであること
    を特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の情報記
    録媒体。
  11. 【請求項11】 前記高屈折率層をアモルファスSi の
    酸化物で形成すると共に、このアモルファスSi の酸化
    物は、その膜厚方向の平均組成を一般式「Si
    1-X X 」で表した場合に、前記xが原子パーセントで
    「0 ≦x≦2 /3 」の範囲に設定されたものであること
    を特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の情報記
    録媒体。
  12. 【請求項12】 前記高屈折率層が、屈折率がn<1.5
    である低屈折率の媒体と,屈折率が 1.5≦n<3.0 であ
    る高屈折率の媒体,および屈折率がn≧3.0である高屈
    折率層の媒体の、少なくとも屈折率の異なる2種類以上
    の媒体を混ぜ合わせることにより形成される均質な中間
    の屈折率を備えたものであることを特徴とする請求項
    1,2,3,4又は5記載の情報記録媒体。
  13. 【請求項13】 透明基板上に、第1金属反射膜,低屈
    折率層,第2金属反射膜および樹脂膜を順次被膜し、前
    記第1金属反射膜に穴状の記録ピットを形成したことを
    特徴とする情報記録媒体。
  14. 【請求項14】 透明基板上に、第1金属反射膜,高屈
    折率層,第2金属反射膜および樹脂膜を順次被膜し、前
    記第1金属反射膜に穴状の記録ピットを形成したことを
    特徴とする情報記録媒体。
  15. 【請求項15】 透明基板上に高屈折率層および低屈折
    率層,又は低屈折率層および高屈折率層の順よりなる繰
    り返し多層膜を、少なくとも一層以上形成し、その後に
    フォトレジスト層を積層し、続いて書き込み情報に対応
    する光を照射して当該光照射領域の前記フォトレジスト
    層を露光し、 しかるのち、この露光したフォトレジスト層を現像して
    前記光照射領域のフォトレジスト層を除去すると共に高
    屈折率層あるいは低屈折率層を露出し、その後にエッチ
    ングを行って前記フォトレジスト層の除去された領域の
    前記高屈折率層あるいは低屈折率層の少なくとも一層以
    上に凹部を形成することを特徴とした情報記録媒体の製
    造方法。
  16. 【請求項16】 前記エッチング方法は、アルゴンプラ
    ズマ等を使用してなすイオンミリング法であることを特
    徴とする請求項15記載の情報記録媒体の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記エッチング方法は、四塩化炭素を
    使用してなすリアクティブイオンエッチング法であるこ
    とを特徴とする請求項15記載の情報記録媒体の製造方
    法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03183037A (ja) * 1989-12-11 1991-08-09 Nec Corp 光記憶体
JPH04146539A (ja) * 1990-10-05 1992-05-20 Brother Ind Ltd 光ディスク

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