JPH08119097A - モノレール式搬送装置 - Google Patents

モノレール式搬送装置

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Publication number
JPH08119097A
JPH08119097A JP26286894A JP26286894A JPH08119097A JP H08119097 A JPH08119097 A JP H08119097A JP 26286894 A JP26286894 A JP 26286894A JP 26286894 A JP26286894 A JP 26286894A JP H08119097 A JPH08119097 A JP H08119097A
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JP
Japan
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monorail
track
traveling
traveling carriage
rail
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Application number
JP26286894A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takada
浩志 高田
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送軌道の設計自由度を高め、走行台車の走
行性能の向上を図る。 【構成】 モノレール軌道1に沿って走行する走行台車
10に、モータ12の駆動により回転駆動される駆動ロ
ーラ13と、この駆動ローラ13に連動して、駆動ロー
ラ13と同一周速度で回転する補助ローラ14と、走行
台車10に対する制御機器を収納するコントロールボッ
クス31とを具備した。そして、上記モータ12及びコ
ントロールボックス31を、各ローラ13,14の下方
で、かつレール1の直下となる位置に配置するように
し、さらにモータ12とコントロールボックス31がレ
ール1を通る鉛直軸線を挾んで左右略対称配置となるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モノレール軌道に沿っ
て走行する走行台車により各種荷物の搬送を行うモノレ
ール式搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、モノレール軌道に沿って走行
台車を走行させ、この走行台車に連結されたハンドリン
グ手段により各種物品を搬送するモノレール式搬送装置
が知られている。このようなモノレール式搬送装置は、
一般に、モノレール軌道が断面I字形状とされ、走行台
車に備えられた駆動輪がモノレール軌道の上面部に、各
支持ローラがモノレール軌道の側面部及び下面部にそれ
ぞれ当接し、これにより走行台車がモノレール軌道を抱
え込むような構造となっている。そして、作動時には、
上記駆動輪が回転され、その回転駆動力により走行台車
がモノレール軌道に沿って走行するようになっている。
【0003】また、このようなモノレール式搬送装置に
おいて、最近では、走行台車が垂直なモノレール軌道に
沿って走行し得るような装置も提案されており、モノレ
ール式搬送装置の機能性が高められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記モノレ
ール式搬送装置の適用に際しては、建物のレイアウトに
応じた最適な搬送軌道、例えば、工場であれば、その作
業空間を充分に活用できるような搬送軌道を設けて荷物
の搬送を行えるのが望ましい。
【0005】しかし、走行台車がモノレール軌道を抱え
込む構造の従来装置では、モノレール軌道の周囲に走行
台車が走行し得る一定のスペースが必要となるため、天
井部や地上部の側近を走行させることが困難であり、ま
た、走行台車に搭載される駆動用のモータやコントロー
ラ等、比較的スペースを有する部材の配置との関係で、
モノレール軌道の旋回(カーブ)部分について、旋回径
の小さな旋回軌道を設けることが難しい等、走行台車の
走行性能上、搬送軌道の設計に制限が課せられる場合が
多い。
【0006】従って、上記モノレール式搬送装置におい
ては、モノレール軌道や走行台車の構造を改良すること
により、走行台車の走行性能を高めることが望まれる。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、搬送軌道の設計自由度を高め、走行台
車の走行性能を高めることができるモノレール式搬送装
置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記請求項1に係るモノ
レール式搬送装置は、モノレール軌道と、これに沿って
走行する走行台車と、この走行台車に連結される積荷搬
送用のハンドリング手段とからなるモノレール式搬送装
置において、上記走行台車に、上記モノレール軌道上を
転動する駆動輪と、この駆動輪に動力伝達手段を介して
接続される駆動モータと、走行台車の作動を制御するコ
ントローラとが備えられ、上記駆動モータ及びコントロ
ーラが上記駆動軸の下方で、かつモノレール軌道の直下
に配置されるとともに、これらが上記モノレール軌道を
通る鉛直軸線を挾んで略対称配置されてなるものであ
る。
【0009】上記請求項2に記載のモノレール式搬送装
置は、請求項1に記載のモノレール式搬送装置におい
て、上記モノレール軌道が、モノレール構成壁の上下端
部にそれぞれ側方へ突出するレール部を具備した断面I
字形状を有するものであって、上記走行台車の駆動輪が
モノレール軌道の上下レール部間に突入した状態でレー
ル部に設置するものである。
【0010】上記請求項3に記載のモノレール式搬送装
置は、請求項2に記載のモノレール式搬送装置におい
て、上記モノレール軌道には、上記モノレール構成壁を
隔てて上記駆動輪の配設側と異なる側に、上記走行台車
に対する電力供給及び信号入出力のためのトローリ線が
配設されてなるものである。
【0011】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、駆動モータ
及びコントローラが上記駆動軸の下方で、かつモノレー
ル軌道の直下に配置されることにより、モノレール軌道
に対する走行台車の装着部分がコンパクト化され、比較
的小径の旋回軌道(カーブ)に対して、駆動モータ及び
コントローラ等の配設部分がモノレール軌道と接触する
等して走行の邪魔になるというようなことがなくなる。
また、駆動モータ及びコントローラがモノレール軌道を
通る鉛直軸線を挾んで略対称配置されることにより走行
台車の重量バランスが良好に保たれる。
【0012】上記請求項2記載の発明によれば、駆動輪
が上下レール部間に突入させられた状態で、モノレール
軌道の側方に配置されるので、走行台車においてモノレ
ール上方に突出する部分が小さくなる。
【0013】上記請求項3記載の発明によれば、トロリ
ー線と集電子の摺接に伴い発生する塵(例えば、カーボ
ンの粉)が駆動輪に付着することがなくなり、そのため
この塵に起因した走行台車のスリップ等が防止される。
【0014】
【実施例】本発明の実施例について図面を用いて説明す
る。
【0015】図1及び図2は本発明に係るモノレール式
搬送装置の一例を概略的に示しており、図3乃至図5は
当該モノレール式搬送装置に適用される走行台車の要部
断面を示している。なお、後に詳述するように、当実施
例の搬送装置におけるモノレール軌道は、水平軌道部分
及び垂直軌道部分を有し、また、走行台車は後記の懸垂
走行、垂直走行及び背面走行が可能となっているが、図
1乃至図5では、モノレール軌道の水平軌道部分を走行
台車が懸垂走行するときの状態を示している。
【0016】これらの図において、モノレール式搬送装
置は、モノレール軌道1(以下、レール1と略す)と、
このレール1に装着される走行台車10と、走行台車1
0に連結されるハンドリング手段35とから構成されて
おり、図1に示すようにハンドリング手段35に荷物N
を積み込んだ状態で走行台車10がレール1に沿って走
行することにより荷物Nを搬送するようになっている。
【0017】上記レール1の水平軌道部分は、図3に示
すように、鉛直に延びるレール構成壁2の上下端部に両
側方に突出する水平なレール部3a,3bを有する断面
I形に形成されており、支持アーム5を介して工場の組
立てラインの天井等に懸吊支持されている。
【0018】上記レール部3a,3bにおいて、上記レ
ール構成壁2の側方部分(図3で右側方部分)には、そ
の対向面に走行台車10の走行面、すなわち走行台車1
0に具備される駆動ローラ等の設置面が形成されるとと
もに、この設置面に、後に詳述するラックを取り付ける
ための溝部4a,4bがそれぞれ形成されている。
【0019】また、上記レール構成壁2の側面(図3で
左側面)には、取付部材6aを介して駆動電力及び各種
信号供給用のトロリー線6が取付けられており、走行台
車10に設けられる集電子32がこのトロリー線6に摺
接するようになっている。集電子32は、図4に示すよ
うに、板バネ33を介して走行台車10のフレーム11
に取付けられており、走行時にはこの板バネ33の付勢
力により集電子32がトロリー線6に摺接されるように
なっている。
【0020】上記走行台車10は、図1及び図2に示す
ようにレール1の高架の水平軌道部分に対しては懸垂状
態に装着されており、自動制御、あるいは遠隔操作によ
り上記レール1に沿って走行するようになっている。
【0021】上記走行台車10には、駆動源としてのモ
ータ12(駆動モータ)と、このモータ12によって回
転駆動される懸垂走行用の駆動ローラ13(駆動輪)
と、この駆動ローラ13を挾んで走行方向(図5では左
右方向)に並べて配設される背面走行用の補助ローラ1
4及び支持ローラ17とが具備されている。これらのロ
ーラ13,14,17は、図3に示すように、上記レー
ル1のレール構成壁2を挾んで上記トロリー線6が形成
された側(図3では右側)と反対側のレール部3a,3
b間に突入させられている。そして、レール1に対して
走行台車10が懸垂状態にあるとともに、レール部3
a,3b間において、駆動ローラ13が下側のレール部
3bの設置面に、支持ローラ17が上側のレール部3a
の設置面にそれぞれ設置した状態で配置され、補助ロー
ラ14が上側のレール部3aの設置面との間に微小隙間
を有して配置されるようになっている。また、走行台車
10には、複数のサイドローラ18が具備されており、
これらの各サイドローラ18が側方(図3では左右側
方)からレール1に当接するようになっている。
【0022】上記支持ローラ17及び各サイドローラ1
8は、それぞれ走行台車10のフレーム11に立設され
た支持軸にベアリングを介して回転自在に装着された従
動ローラからなり、これらの各ローラ17,18により
上記走行台車10がレール1に支持されている。
【0023】上記駆動ローラ13及び補助ローラ14
は、それぞれ上記レール1の側方(図3では右側方)に
向かって突出する駆動軸13a及び駆動軸14aを有し
ており、これらの駆動軸13a,14aが走行台車10
のフレーム11にベアリングを介して回転自在に支持さ
れている。
【0024】上記駆動軸13a、14aには、それぞれ
ピニオン15,16が挿通されて駆動ローラ13及び補
助ローラ14に一体的に結合されている。これらのピニ
オン15,16はそれぞれピッチ円直径が駆動ローラ1
3及び補助ローラ14の直径と同一寸法となるように形
成されるとともに、各ローラ13,14に結合された状
態で互いに噛合している。これにより駆動ローラ13が
回転させられると、補助ローラ14が連動して駆動ロー
ラ13と同一周速度で、かつ駆動ローラ13と逆方向に
回転するようになっている。また、上記各ピニオン1
5,16は、上記駆動ローラ13,14と一体にレール
1のレール部3a,3b間に配置されており、図5に示
すように、上記ピニオン15の下部外周がレール部3b
の溝部4bに突入するとともに、ピニオン16の上部外
周がレール部3aの溝部4aに突入している。
【0025】一方、上記モータ12は、上記駆動ローラ
13等の下方で、かつレール1の直下となる箇所に配置
されている。モータ12は、走行台車10のフレーム1
1に取付けられており、その出力軸は図外のギア等を介
して軸体20に連結されている。
【0026】上記軸体20は、ベアリングを介して走行
台車10のフレーム11に鉛直軸周りの回転が可能な状
態に支持されるとともに、その上端部にはハイポイドギ
ア21を備えており、このハイポイドギア21が上記駆
動軸13aに固着されたハイポイドギア22に噛合して
いる。つまり、上記モータ12が駆動されると、その回
転駆動力が軸体20及びハイポイドギア21,22を介
して駆動軸13aに伝達され、これにより上記駆動ロー
ラ13が回転するようになっている。
【0027】また、上記走行台車10には、駆動ローラ
13に対するブレーキ機構24が設けられている。この
ブレーキ機構24は、図4及び図8に示すように、駆動
軸13aに固着されるギア25と、このギア25の外周
面に対向配置される係止部材26と、この係止部材26
を作動させるプッシュ型の電磁ソレノイド28とから構
成されている。
【0028】上記係止部材26は、先端に爪部27a
を、後端に片部27bをそれぞれ具備した一対のアーム
27が、上記フレーム11に立設された軸体26aには
さみ状に開閉可能な状態で軸支されたもので、各アーム
27に掛けられたバネ30により各アーム27が閉じる
方向、つまりアーム27の各爪部27aがギア25に接
近する方向に付勢されるようになっている。
【0029】上記電磁ソレノイド28は、上記係止部材
26の後方(図4及び図8では右側方)において、上記
フレーム11に取付けられている。この電磁ソレノイド
28の作動軸には、先端がくさび状に形成されたクラン
プ29が取付けられており、電磁ソレノイド28が励磁
状態にあるときにはこのクランプ29が作動軸と一体に
上記係止部材26に向かって突出させられる一方、電磁
ソレノイド28が非励磁状態にあるときにはクランプ2
9が電磁ソレノイド28のフレーム内に退避させられる
ようになっている。
【0030】このように構成されたブレーキ機構24に
おいては、電磁ソレノイド28の非励磁時には、上記ク
ランプ29が各アーム27の片部27b間から退避する
ことにより、バネ30の付勢力によって各アーム27の
各爪部27aがギア25に噛合し、これにより駆動軸1
3aの回転が阻止される。一方、電磁ソレノイド28の
励磁時には、図8に示すように、上記クランプ29が突
出してその先端部が上記係止部材26の各アーム27の
片部27b間に突入し、これによってアーム27の各爪
部27aがギア25から離間した位置に保持されて駆動
軸13aの回転が許容される。つまり、上記電磁ソレノ
イド28の非励磁時にブレーキ機構24が作動状態とな
り、電磁ソレノイド28の励磁時にブレーキ機構24が
非作動状態となるようになっている。
【0031】また、上記走行台車10には、当該走行台
車10を統括制御するための各種制御機器を収納したコ
ントロールボックス31が設けられている。このコント
ロールボックス31は、図3に示すように、上記レール
1の直下となる箇所で、かつレール1を通る鉛直軸線を
挾んで上記モータ12と左右略対称となるように走行台
車10のフレーム11に取付けられている。つまり、モ
ータ12及びコントロールボックス31は、共に走行台
車10において比較的重量を有する部材であるため、こ
のようにレール1を挾んで左右対称配置とすることで、
走行台車10全体の重量バランスが好適に確保され得る
ようになっている。
【0032】さらに、走行台車10の先端部にはマーク
センサ34が取付けられており、走行時には、レール1
の下面に記される走行情報としてのマークがこのマーク
センサ34によって検出され、上記コントロールボック
ス31内の制御機器に出力されるようになっている。
【0033】上記ハンドリング手段35は、上述走行台
車10の下部に水平維持機構40を介して連結されてい
る。ハンドリング手段35の具体的な構造は本発明によ
り限定されるものではないが、本実施例においては、側
方(図2では左側)に荷物の積降し用の開口部分を有す
る箱型のハンドリング手段35が適用され、これが水平
維持機構40の下端部に連結されている。
【0034】上記水平維持機構40は、図6及び図7に
示すように、上記走行台車10のフレーム11の下端部
に接合されて下方に伸びるケース41を有している。こ
のケース41の下方には、略円柱状のプレート部材43
を有した支持軸42がベアリング等を介して回転自在に
軸支されている。この支持軸42の端部は、ケース41
の側方(図7で左方)に突出しており、上記ハンドリン
グ手段35がこの突出部分に連結されてケース41に対
して回動し得るようになっている。
【0035】上記ケース41の内部において、上記プレ
ート部材43の上方部には、ローラ45を具備したアー
ム部材44が揺動自在に配設されるとともに、さらにこ
のアーム部材44の上方にアブソーバ46が配設されて
いる。このアブソーバ46は、常時アーム部材44を下
方に向かって押圧するようになっており、こうすること
でローラ45を上記プレート部材43の外周面に圧接す
るようになっている。また、上記プレート部材43の外
周面には、図6に示すように、その周方向に所定間隔
(図示の例では、90°間隔)で円弧状の凹部43aが
形成されており、上記ローラ45の外周面がこれらの凹
部43aに圧接されるようになっている。
【0036】つまり、後述の水平軌道から垂直軌道等の
移動等に伴い走行台車10の傾斜角度が変更されると、
その傾斜角度に応じてハンドリング手段35が水平維持
機構40のケース41に対して回動し、これにより積荷
が水平状態に維持されるとともに、走行台車10が、水
平軌道、あるいは垂直軌道を走行する際には、上記ロー
ラ45がプレート部材43の凹部43a内に嵌め込ま
れ、これにより走行中におけるハンドリング手段35の
不用な振れが防止されるようになっている。
【0037】次に、上記モノレール機搬送装置の作用に
ついて説明する。
【0038】以上のように構成された上記モノレール搬
送装置によれば、ハンドリング手段35に荷物Nが積み
込まれ、この状態で走行台車10がレール1に沿って走
行することにより荷物Nの搬送が行われる。このとき、
走行台車10においては、モータ12が駆動されること
により駆動ローラ13がレール1のレール部3b上を転
動し、この駆動ローラ13の回転力がレール1のレール
部3aに作用するこれにより走行台車10がレール1に
沿って走行するようになっている。
【0039】また、上記モノレール機搬送装置によれ
ば、走行台車10を垂直軌道に対して走行させつつ荷物
Nを搬送することも可能である。この場合には、図9及
び図10に示すように、レール1のR軌道部分から垂直
軌道部分に亘って上記レール部3bの溝部4bに駆動ロ
ーラ13に結合されたピニオン15と噛合可能なラック
37が取付けられる。
【0040】すなわち、走行台車10がレール1に沿っ
て走行し、レール1の水平軌道部分からR軌道部分に差
しかかると、ピニオン15がレール1のラック37に噛
合しながら回転され、このピニオン15とラック37の
噛合作用によって、走行台車10が、図9に示すように
レール1の水平軌道部分から垂直軌道部に亘って走行す
るようになっている。
【0041】そして、このように走行台車10が水平軌
道部分から垂直軌道部分に亘って走行する場合には、ハ
ンドリング手段35が走行台車10の傾き角度に応じて
回動することによって荷物Nの水平状態が維持され、こ
れによって荷物Nの搬送が適切に行われる。
【0042】また、上記実施例のモノレール搬送装置に
おいては、上述の通り駆動ローラ13の直径とピニオン
15のピッチ円直径が同一寸法となるように構成され、
しかもピニオン15が駆動ローラ13と同一周速度で回
転するようになっているので、走行台車10が水平軌道
部分からR軌道部分へ走行するときはもとより垂直軌道
部分においても駆動ローラ13とレール1との間のスリ
ップの発生がほとんどなく、従って、走行台車10の走
行がスムーズに行われ、走行時の騒音の発生が低減され
るとともに、駆動ローラ13の摩耗が防止されるように
なっている。
【0043】ところで、上記走行台車10においては、
上述のように駆動ローラ13が回転させられると、これ
に連動して補助ローラ14が回転するが、補助ローラ1
4とレール1のレール部3aとの間には上述の通り微小
隙間が確保されるようになっているので、補助ローラ1
4の回転力がレール部3aに作用することがない。な
お、仮に補助ローラ14とレール部3aとが接触し、補
助ローラ14の回転力がレール部3aに作用するような
場合であっても、補助ローラ14はレール部3aに対し
て走行台車10を進行させる方向に回転しており、しか
も上述のように駆動ローラ13と同一の周速度で回転し
ているので、走行台車10の走行を妨げる等の影響を及
ぼすことがない。
【0044】以上は、走行台車10を図1に示すように
レール1に対して懸垂状態で走行させながら荷物Nを搬
送する例について説明したが、上記モノレール式搬送装
置によれば、図11に示すように、走行台車10をレー
ル1に対して背面状態で走行させなが荷物Nを搬送する
ことも可能である。
【0045】この場合には、詳しく図示していないが、
上述の懸垂状態の場合に対して、走行台車10が上下反
転した状態でレール1に装着される。そして、このよう
な走行台車10の背面状態下では、上記レール1のレー
ル部3a,3b間において、支持ローラ17及び補助ロ
ーラ14が自重で下側のレール部3bに設置するととも
に、駆動ローラ13と上側のレール部3aの設置面との
間に微小隙間が確保され、また、ハンドリング手段35
が走行台車10の上方に配置される。
【0046】そして、搬送時には、ハンドリング手段3
5に荷物Nが積み込まれ、この状態で走行台車10がレ
ール1に沿って走行することにより荷物Nの搬送が行わ
れる。このとき、走行台車10においては、モータ12
の駆動により駆動ローラ13が回転され、この回転駆動
力が上記ピニオン15及び16を介して上記補助ローラ
14に伝達される。そして、補助ローラ14がレール1
のレール部3b上を転動し、この補助ローラ14の回転
力がレール部3bに作用するこれにより走行台車10が
レール1に沿って走行するようになっている。
【0047】また、走行台車10を背面状態から垂直走
行させる場合においても、懸垂状態から垂直走行させる
場合と同様に、走行台車10を垂直軌道に沿って走行さ
せながら荷物Nを搬送することが可能である。
【0048】この場合には、図12及び図13に示すよ
うに、レール1のR軌道部分から垂直軌道部分に亘って
上記レール部3bの溝部4bに、上記補助ローラ14に
結合されたピニオン16と噛合可能なラック38が取付
けられる。そして、走行時に走行台車10がレール1の
水平軌道部分からR軌道部分に差しかかると、ピニオン
16がレール1のラック38に噛合しながら回転され、
これによって走行台車10が、図12に示すように、レ
ール1の水平軌道部分から垂直軌道部分に渡って走行す
るようになっている。
【0049】そして、このように走行台車10を背面状
態で走行させる場合にも、上記水平維持機構40により
ハンドリング手段35に積まれた荷物Nが水平状態に維
持される。また、上述の通り補助ローラ14の直径とピ
ニオン16のピッチ円直径が同一寸法とされ、しかもピ
ニオン16が補助ローラ14とが同一周速度で回転され
るので、駆動ローラ13とレール1との間のスリップの
発生がほとんどなく走行台車10の走行がスムーズに行
われる。
【0050】なお、走行台車10の走行中には、上記駆
動ローラ13も回転するが、上述の通り、駆動ローラ1
3とレール部3aとの間に微小隙間が確保されているの
で、駆動ローラ13の回転力がレール部3aに作用する
ことがない。なお、仮に駆動ローラ13とレール部3a
とが接触しても、駆動ローラ13がレール部3aに対し
て走行台車10を進行させる方向に回転され、しかも補
助ローラ14と同一の周速度で回転しているので、走行
台車10を懸垂状態で走行させる場合と同様に、走行台
車10の走行を妨げる等の影響を及ぼすことがない。
【0051】このように上記実施例のモノレール式搬送
装置によれば、走行台車10をレール1に対して懸垂状
態で走行させる搬送形態と、背面状態で走行させる搬送
形態とを、同一の走行台車10を用いて行うことができ
る。そのため、搬送対象物の変更等により搬送形態を変
更する必要が生じた場合であっても走行台車10を共通
使用することによりモノレール式搬送装置の機能性を高
めることができる。
【0052】また、とくに上記走行台車10において
は、モータ12及びコントロールボックス31がレール
1の下方(走行台車10が懸垂状態にあるときに下方)
にオフセットされた配置とされ、これによりレール1へ
の装着部分がコンパクトな構造となっているので、旋回
軌道(カーブ)を走行するに際して、モータ12やコン
トロールボックス31が走行の邪魔になることがなく、
従って、走行台車10をより旋回径の小さな旋回軌道に
沿って走行させることができる。しかも、上記モノレー
ル軌道として、レール構成壁2の上下端部にレール部3
a,3bを具備した断面I字形状のレール1が適用さ
れ、走行台車10の駆動ローラ13及び補助ローラ14
がレール1のレール部3a,3b間に突入されるように
なっているので、走行台車10においてレール1の上方
(又下方)へ突出する部分がなく、従って、走行台車が
レールを抱え込むように構成された従来の装置と比較す
ると、レール1を天井部や地面により近い場所に設置し
て走行台車10を走行させることができる。
【0053】つまり、上記モノレール式搬送装置によれ
ば、従来のこの種のモノレール式搬送装置に比べ、走行
台車10を、より天井部や地上部に近い場所で走行させ
たり、あるいは比較的小径の旋回軌道に沿って走行させ
ることが可能であるといった点において走行台車10の
走行性能が高められるという特徴がある。従って、搬送
軌道の設計に際しての自由度が高まり、より建物のレイ
アウトに応じた最適な搬送軌道、あるいは工場等の作業
空間を充分に活用できるような搬送軌道を設けることが
可能となる。
【0054】さらに、上記走行台車10おいては、上述
の通り、比較的重量を有するモータ12及びコントロー
ルボックス31がレール1を通る鉛直軸線を挾んで左右
対称配置とされ、これにより走行台車10全体の重量バ
ランスが好適に保たれるようになっているので、重量の
アンバランスに起因した走行時の振動や騒音、駆動機構
部に対する過負荷、ハンドリング手段の不用な振れ等の
発生を抑制することができる。
【0055】また、トロリー線6と走行台車10の駆動
ローラ13及び補助ローラ14が、レール1のレール構
成壁2を隔てて相異なる側に配置されるようになってい
るため、トロリー線6と集電子32の摺接により生じる
塵(例えば、カーボンの粉)が駆動ローラ13等に付着
することがなく、従って、この塵が駆動ローラ等に付着
することに起因したスリップの発生を未然に防止するこ
とができるという利点もある。
【0056】ところで、上記モノレール式搬送装置によ
れば、例えば、天井部と地上部とに亘ってループ状の搬
送軌道を構成し、この搬送軌道に沿って走行台車10を
周回走行させながら荷物を搬送するような搬送システム
を構成することが可能である。図14は、そのような搬
送システムの一例を示しており、以下、この搬送システ
ムについて説明する。
【0057】同図において、搬送システム50の搬送軌
道は上記レール1から構成されており、このレール1が
工場等の地上部と天井部とに亘って設置されることによ
りループ状の搬送軌道が構成されている。より具体的に
は、天井部の水平軌道A、その前後のR軌道B,H、地
上部の水平軌道E、その前後のR軌道D,F及び垂直軌
道C,Gにより搬送軌道が構成されている。そして、水
平軌道A及びEには、荷物の積降しを行うためのステー
ション51A,51Bが設けられている。
【0058】また、図示を省略するが、レール1におい
て、R軌道B,H及び垂直軌道Cの部分にはレール部3
bの溝部4bにラック37が、またR軌道D,F及び垂
直軌道Gの部分には、レール部3aの溝部4aにラック
38がそれぞれ取付けられている。なお、この実施例で
は搬送軌道がループ状となっているので、レール1のレ
ール部については、同図に示すように外周側のレール部
をレール部3aとし、内周側のレール部をレール部3b
とする。
【0059】そして、この搬送システム50において
は、走行台車10が水平軌道Aを懸垂状態で走行し、か
つ搬送軌道を時計周りに周回走行しながら、ステーショ
ン51Aからステーション51Bへ、あるいはステーシ
ョン51Bからステーション51Aへ荷物を搬送するよ
うになっている。
【0060】ここで、上記搬送システム50における走
行台車10の走行について詳述する。なお、以下の説明
においては、ステーション51Aからステーション51
Bへ荷物Nを搬送する場合について説明する。
【0061】先ず、ステーション51Aにおいてハンド
リング手段35への荷物Nの積み込みが完了すると、走
行台車10が搬送軌道の水平軌道Aに沿って時計周りに
走行させられる。この際、走行台車10は、上述のよう
にレール1に対して懸垂状態とされ、駆動ローラ13が
レール部3b上を転動することにより水平軌道Aに沿っ
て走行する。そして、走行台車10がR軌道Bに達する
と、駆動ローラ13に結合されたピニオン15とレール
部3bに取付けられたラック37とが噛合しながら回転
し、これにより天井部から地上部へと向かって走行台車
10がR軌道B及び垂直軌道Cを走行する。
【0062】こうして走行台車10が地上部のR軌道D
に達すると、ここからは、走行台車10がレール1に対
して上下反転した背面状態とされ、補助ローラ14に結
合されたピニオン16がレール部3aのラック38と噛
合しながら回転することにより走行台車10が走行す
る。そして、走行台車10が水平軌道Eに達すると、補
助ローラ14がレール1のレール部3a上を転動し、こ
れによって走行台車10が水平軌道Eに沿って背面状態
で走行する。
【0063】走行台車10がステーション51Bに到達
すると、ここで荷物Nが搬出され、その後、再度、走行
台車10が水平軌道Eに沿って時計周りに走行させられ
る。そして、走行台車10がR軌道Fに達すると、補助
ローラ14に結合されたピニオン16がレール部3aの
ラック38と噛合しながら回転し、これにより地上部か
ら天井部へと向かって走行台車10がR軌道F及び垂直
軌道Gを走行する。
【0064】そして、走行台車10が天井部のR軌道H
に達すると、ここからは走行台車10がレール1に対し
て上下反転した懸垂状態とされ、駆動ローラ13に結合
されたピニオン15がレール部3bのラック37と噛合
しながら回転することによって走行台車10が走行す
る。そして、走行台車10が水平軌道Aに達すると、駆
動ローラ13がレール1のレール部3b上を転動し、こ
れにより走行台車10が水平軌道Aに沿って走行してス
テーション51Aへと到達する。
【0065】なお、詳述を省略するが、上述のように走
行台車10が搬送軌道に沿って周回走行される最中、ハ
ンドリング手段35に積み込まれた荷物Nは、同図に示
すように、水平維持機構40により水平状態に維持され
るようになっている。
【0066】このように上記搬送システム50によれ
ば、走行台車10が天井部と地上部とに亘るループ状の
搬送軌道に沿って周回走行されるので、例えば、本搬送
システム50を機械の組立てライン等に適用するように
すれば、ワークの搬入、加工、搬出までの一連のワーク
搬送を単一の走行台車10で行うことが可能となる。
【0067】しかも、上記搬送システム50において
は、このように走行台車10をループ状の搬送軌道に沿
って周回走行させながらも、走行台車10の駆動ローラ
13の回転方向を切換る必要がないので、走行台車10
の制御が極めて容易に行え、また搬送軌道に沿って走行
台車10を連続的に、かつスムーズに走行させることが
できる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のモノレー
ル式搬送装置は、走行台車に搭載される駆動モータとコ
ントローラを、それぞれ駆動輪を具備した駆動軸の下方
で、かつこれらがモノレール軌道を通る軸線を挾んで略
対称配置となるように配置したので、比較的小径の旋回
軌道(カーブ)に沿って走行台車を走行させることがで
きるとともに、走行台車全体の重量バランスを良好に保
つことができ、これにより走行台車の走行性能が高めら
れる。
【0069】また、このような構造において、モノレー
ル構成壁の上下端部にそれぞれ側方へ突出するレール部
を具備した断面I字形状を有するモノレール軌道を適用
し、走行台車の駆動輪がモノレール軌道の上下レール部
間に突入した状態でレール部に設置するように構成すれ
ば、走行台車においてモノレール上方に突出する部分が
小さくなり、これによりモノレール軌道をより天井部に
近い場所に設置して、走行台車を走行させることができ
る。
【0070】さらに、モノレール構成壁を挾んで駆動輪
の配設側と異なる側にトローリ線を配設するようにすれ
ば、トロリー線と集電子の摺接に伴い発生する塵が駆動
輪に付着することがなくなり、そのためこの塵に起因し
た走行台車のスリップの発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモノレール式搬送装置の一例を示
す正面略図である。
【図2】図1におけるA矢視図である。
【図3】本発明に係るモノレール式搬送装置に適用され
る走行台車の構造を示す要部断面図である。
【図4】図3おけるIV-IV断面図である。
【図5】図3におけるV-V断面図である。
【図6】本発明に係るモノレール式搬送装置に適用され
るハンドリング手段を示す正面視の断面図である。
【図7】本発明に係るモノレール式搬送装置に適用され
るハンドリング手段を示す側面視の断面図である。
【図8】図4におけるVIII-VIII断面図である。
【図9】走行台車を懸垂状態で水平軌道から垂直軌道に
亘って走行させる場合の実施例を示した概略図である。
【図10】図9におけるX-X断面図である。
【図11】走行台車をモノレールに対して背面状態で装
着した状態を示す正面略図である。
【図12】走行台車を背面状態で水平軌道から垂直軌道
に亘って走行させる場合の実施例を示した概略図であ
る。
【図13】図12におけるXIII-XIII断面図である。
【図14】本発明のモノレール式搬送装置の適用例(搬
送システム)を示す正面略図である。
【符号の説明】
1 モノレール軌道 2 レール構成壁 3a,3b レール部 4a、4b 溝部 10 走行台車 11 フレーム 12 モータ12 13 駆動ローラ 14 補助ローラ 17 支持ローラ 18 サイドローラ 31 コントロールボックス 35 ハンドリング手段 40 水平維持機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノレール軌道と、これに沿って走行す
    る走行台車と、この走行台車に連結される積荷搬送用の
    ハンドリング手段とからなるモノレール式搬送装置にお
    いて、上記走行台車に、上記モノレール軌道上を転動す
    る駆動輪と、この駆動輪に動力伝達手段を介して接続さ
    れる駆動モータと、走行台車の作動を制御するコントロ
    ーラとが備えられ、上記駆動モータ及びコントローラが
    上記駆動軸の下方で、かつモノレール軌道の直下に配置
    されるとともに、これらが上記モノレール軌道を通る鉛
    直軸線を挾んで略対称配置されてなることを特徴とする
    モノレール式搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記モノレール軌道は、モノレール構成
    壁の上下端部にそれぞれ側方へ突出するレール部を具備
    した断面I字形状を有するものであって、上記走行台車
    は、その駆動輪がモノレール軌道の上下レール部間に突
    入した状態でレール部に設置することを特徴とする請求
    項1記載のモノレール式搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記モノレール軌道には、上記モノレー
    ル構成壁を隔てて上記駆動輪の配設側と異なる側に、上
    記走行台車に対する電力供給及び信号入出力のためのト
    ローリ線が配設されてなることを特徴とする請求項2記
    載のモノレール式搬送装置。
JP26286894A 1994-10-26 1994-10-26 モノレール式搬送装置 Pending JPH08119097A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101023522B1 (ko) * 2010-04-29 2011-03-21 (주)삼익테크 보조 롤러, 이를 포함한 롤러 어셈블리 및 상기 롤러 어셈블리를 포함한 물건 이송 어셈블리
CN108622112A (zh) * 2018-06-01 2018-10-09 罗升 物流运输机构

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101023522B1 (ko) * 2010-04-29 2011-03-21 (주)삼익테크 보조 롤러, 이를 포함한 롤러 어셈블리 및 상기 롤러 어셈블리를 포함한 물건 이송 어셈블리
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