JPH08122079A - 振動子の支持構造 - Google Patents

振動子の支持構造

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JPH08122079A
JPH08122079A JP6253760A JP25376094A JPH08122079A JP H08122079 A JPH08122079 A JP H08122079A JP 6253760 A JP6253760 A JP 6253760A JP 25376094 A JP25376094 A JP 25376094A JP H08122079 A JPH08122079 A JP H08122079A
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JP
Japan
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vibrator
groove
supporting
support base
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP6253760A
Other languages
English (en)
Inventor
Kokichi Terajima
厚吉 寺嶋
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Akai Electric Co Ltd
Original Assignee
Akai Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動子の屈曲振動の方向を安定させる。 【構成】 振動子5に取付けた二本の支持用線条7、8
によって振動子5を支持台19に連結してなる振動子支
持構造において、支持台19に、それの幅方向に延びる
条溝20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば振動ジャイ
ロに適用される振動子の支持構造に関するものであり、
振動子の常に安定した屈曲振動を可能ならしめるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】振動子の一般的な支持構造としては、図
9に斜視図で例示するものがある。これは、全体として
四角柱状をなす振動体1の、一つの稜線2を隔てて隣接
する二側面1a,1bのそれぞれに、圧電素子3、4を
それぞれ貼着して振動子5を構成したところにおいて、
その振動子5のそれぞれの節点と対応する位置もしくは
それらの近傍位置で、前記稜線2およびそれと対向して
位置する稜線6のそれぞれの部分に、正面形状がほぼコ
字状をなす二本の支持用線条7、8をともに同方向に向
けて連結し、そしてそれらの支持用線条7、8の各脚端
を支持台9に固着したものである。ここで、圧電素子
3、4は、それぞれのリード線10、11を介して、支
持台に設けたそれぞれの端子12、13に接続され、こ
れらの端子12、13は、一方の支持用線条7に接続し
た他の端子14とともに、それぞれのリード線15、1
6、17を介して図示しない電気回路に接続されてい
る。このような支持構造の下では、振動子5は、電気回
路からそれぞれの圧電素子3、4への、駆動用交流電圧
の印加によって、たとえば図示のように三次元直交座標
系のX軸の方向に屈曲振動を行うことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、振動子5の
このような屈曲振動に当たっては、図10に側面図で示
すように、支持台9もまた必然的にその屈曲振動の影響
を受けることになるも、従来の支持台9は、振動子軸線
および前記X軸の両者を含む面内での曲げ剛性が大きい
ことから、各支持用線条7、8のそれぞれの脚部7a,
8aが複雑な曲げ応力を受け、極端には装置の側面視
で、脚部相互が非対称のS字状の屈曲変形を行うことに
なって、振動子5の屈曲振動が、X軸方向以外の方向の
振動成分を含むおそれれが高い。そしてこのことは、各
支持用線条7、8のそれぞれの脚部7a、8aの、長
さ、径などの寸法加工精度が低く、それぞれの脚部7
a、8aに作用する応力が不均一となる場合にとくに重
大であった。さらに、支持台9は、振動子5の屈曲振動
により、図示のように、全体にわたって曲率半径の大き
い撓みを生じることになるが、その支持台9を、たとえ
ば、ガラスエポキシ樹脂などのフィラー入りの材料にて
構成した場合には、支持台内部でのフィラー密度の不均
一などによって、支持台9の撓み量、撓み方向その他も
また不均一となり易く、このことによってもまた振動子
5の屈曲振動方向が不安定になり易い。
【0004】この発明は、従来技術の有するこのような
問題点を解決することを課題として検討した結果なされ
たものであり、この発明の目的は、支持台の特定部分で
の撓み変形量を十分大ならしめて、支持台の内部での、
フィラー分布密度の不均一の有無にかかわらず、その撓
み変形によって、振動子の屈曲振動に際する支持台に所
要の変形をもたらす一方、振動子の屈曲振動方向以外の
方向に対しては、支持台の曲げ剛性を高く維持すること
により、支持用線条、とくにはそれらの脚部の歪みを有
効に低減して、振動子の屈曲振動の方向を安定させる振
動子支持構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の、振動子の支
持構造は、振動子に取り付けた二本の支持用線条の脚端
を支持台に連結してなる支持構造において、その支持台
に振動子の軸線を含むとともに、振動子の屈曲振動方向
の座標軸を含む平面と直交する方向に伸びる条溝を設け
たものである。ここで好ましくは、条溝を、支持台の、
振動子側の表面および、それとは反対側の表面の少なく
とも一方に設け、また好ましくは、条溝を支持台の長さ
方向のほぼ中央部分に設ける。ところで、条溝は少なく
とも一方の支持用線条の、支持台への連結部の近傍位置
で、他方の支持用線条側に設けることも好適である。
【0006】
【作用】この発明の、振動子の支持構造では、振動子の
軸線および、それの屈曲振動方向の座標軸を含む平面と
直交する方向に延びる条溝が、それの形成部分で支持台
の断面二次モーメントの低減をもたらし、これにより振
動子の屈曲振動に際しては、支持台はその条溝の形成部
分にて十分大きく撓み変形することになる。従って、そ
の場合の支持用線条の脚部の歪量は、従来技術に比して
はるかに小さくなる。しかも、条溝を上述のように延在
させることで、支持台に作用する他の方向の外力に対し
ては、支持台の剛性を十分高く維持することができるの
で、振動子の屈曲振動方向以外の方向に対しては変形を
有効に拘束することができる。 かくしてここでは支持
台を、振動子の屈曲振動方向にのみ柔軟な構造とするこ
とで、振動子を所定の屈曲振動方向へ安定的に変形させ
ることができ、このことは、支持台の内部構造に不均質
要因がある場合にもほぼ同様である。
【0007】ところで、前記条溝は支持台の振動子側の
表面に設けた場合および、それとは反対側の表面に設け
た場合のいずれにあっても、ほぼ同様の作用効果をもた
らすことができ、また、それらの両表面に設けた場合に
は、支持台の所定の方向への変形を、一層確実かつ容易
ならしめることができる。そしてまた、条溝は、それを
支持台の中央部分に設けた場合および支持用線条の支持
台への連結部の近傍位置に設けた場合のいずれにあって
も、上述の作用効果をもたらし得ることはもちろんであ
るが、条溝の本数をいずれも一本としたときには、前者
に比して、後者の方が、条溝形成部分での支持台変形量
が多くなり、この結果として支持用線条の脚部が受ける
応力がより軽減されるので、振動子の屈曲振動の方向が
より一層安定したものとなる。なおここで、両支持用線
条の連結部の近傍位置にそれぞれの条溝を設けた場合に
は、支持台の、所定の方向への変形をより容易ならしめ
て、屈曲振動の振動方向をさらに安定させることができ
る。
【0008】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明の実施例を示す側面図であ
り、図中、従来技術で述べた部分と同様の部分はそれと
同一の番号で示す。ここでもまた、振動体1の、相互に
隣接する二側面に圧電素子3、4を配設することによっ
て振動子5を構成し、そしてこの振動子5のそれぞれの
節点と対応する位置もしくはそれらの近傍位置で、振動
体1の相互に対向する稜線2、6の部分に、二本のコ字
状の支持線条7、8のそれぞれをともに同方向に向けて
連結し、これらの支持用線条7、8の各脚部を支持台1
9に取り付けたところにおいて、その支持台19の長さ
方向の中央部分に、振動子5の軸線を含むとともに、振
動子5の屈曲振動方向の座標軸、図ではX軸を含む平面
と直交する方向に延びる一本の条溝20を、それの全幅
にわたって形成する。図2はこのことを示す支持台斜視
図であり、条溝20は、三次元直交座標系のY軸方向に
延在する。
【0009】なお、条溝と20の横断面形状は、図示の
ようなチャンネル形状だけに限定されることなく、U字
状、V字状、円弧状その他の形状を適宜に選択すること
もできる。また、条溝は、図示例に代えて支持台19の
下面に設けることもでき、上下の両面の、長さ方向に対
応する相対位置もしくは、長さ方向に間隔をおいた相対
位置に設けることもできる。
【0010】ところで、図示例において、それぞれの圧
電素子3、4への駆動用交流電流の印加によって、振動
子5がX軸方向に屈曲振動して場合には、支持台19
は、図2に示すように、支持用線条7、8を介してY軸
の周りの曲げモーメントM1を受ける。この曲げモーメ
ントM1に対し、支持台19は、Y軸方向に延在して断
面二次モーメントの低下をもたらす条溝20の作用に基
づき、その条溝位置でX軸方向へ十分大きく柔軟に変形
することができる。この一方において、振動子5の屈曲
振動がX軸方向以外の方向、たとえばY軸方向の振動成
分を含む場合は、支持台19は、曲げモーメントM1に
加えて、X軸の周りの曲げモーメントM2をも受けるこ
とになる。しかるに、条溝20が存在することに起因す
る、その曲げモーメントM2に対する支持台19の剛性
低下はわずかであるので、支持台19のY軸方向への変
形は有効に阻止されることになり、その変形量は、X軸
方向の変形量に比して無視し得る程に小さくなる。
【0011】従って、支持台19に生じる変形は、そこ
に曲げモーメントM2が作用した場合であっても、図3
に例示するように、曲げモーメントM1の作用に基づく
X軸方向のものが支配的となり、振動子5の屈曲振動
は、そのX軸方向に選択的に安定化されることになる。
同様に、支持台19は、Z軸の周りのモーメントM3や
トルクTに対しても十分高い剛性を維持することがで
き、それらの外力に起因する変形を、X軸方向の変形に
対して無視し得る程に小さく抑制することができるの
で、振動子5のX軸方向の屈曲振動は十分安定なものと
なる。
【0012】このように、支持台19が、Y軸の周りの
曲げモーメントM1に対してだけとくに柔軟な構造とな
ることにより、振動子5の屈曲振動に際する支持用線条
7、8の脚部7a、8aの歪みは図4に例示するように
極めて小さくなり、これにより振動子5の、X軸方向へ
の安定した変形が担保されることになる。なお、以上の
ことは、支持台19の裏面に条溝を設けた場合において
もほぼ同様である。また、その支持台19の表裏両面に
条溝を設けた場合には、支持台19のX軸方向の変形を
一層確実に、かつ容易にして、振動子5の屈曲振動をよ
り安定させることができる。
【0013】図5は、この発明の他の実施例を示す側面
図であり、この例はそれぞれの支持用線条7、8の、支
持台19への連結部の近傍位置で、他方の支持用線条側
に、前述したと同様に延びるそれぞれの条溝21を設け
たものである。先に述べた実施例では、条溝20が支持
台19のほぼ中央部分に形成されていることから、振動
子5の屈曲振動に当たって、支持台19がその条溝20
と支持用線条連結部との間で、わずかながらも変形を生
じるおそれがあった。しかるに、この例によれば、条溝
21が支持用線条の連結部に近接して位置することか
ら、それらの両部分間での支持台19の変形を、有効に
低減もしくは防止して、両条溝21における変形をさら
に支配的とすることによって、振動子5のX軸方向への
屈曲振動をより一層安定させることができる。
【0014】なおこの例において、それぞれの条溝を支
持台19の裏面に形成することもでき、また条溝21
を、図示のいずれか一方のものだけとすることもでき
る。ここで後者によれば、支持台19の条溝位置での所
定方向への変形の自由度が、支持台19の中央部分に条
溝を設けた場合に比してはるかに大きくなって、変形量
もまた大きくなるので、支持用線条の脚部が受ける応力
は上記場合よりも小さくなり、屈曲振動の方向がより安
定することになる。
【0015】図6に示す例は、支持台19を、両脚部7
a、8aの下方に位置する大型の基板19aと、一方の
脚部8aの下方で、基板上に順次に積層したダンパー材
19bおよび支持板19cとで構成し、脚部8aをその
支持板上に、そして他方の脚部7aを基板上にそれぞれ
連結したところにおいて、それぞれの脚部7a、8a
の、支持台19への連結部の近傍位置に、図5に示す例
と同様に条溝21を設けたものである。この例によれ
ば、振動子5の屈曲振動に際して、ダンパー材19b
が、支持板19cの条溝21での撓み変形に伴う変形と
ともに、支持用線条連結部間距離の伸縮による変形を生
じることから、ダンパー材19bが存在することそれ自
体をもって脚部7a、8aの歪量を有効に低減させるこ
とができる。しかるに、発泡プラスチック、例えば発泡
ポリウレタン、発泡ポリスチレンあるいは発泡ゴムなど
にて構成されることの多い軟質のダンパー材19bは、
それの取付誤差、寸法誤差、内部組織の不均一などによ
って、屈曲振動の方向の、所定方向に対するずれをもた
らすおそれが高いので、ここでは基板19aのみなら
ず、支持板19cにもまた条溝21を形成することによ
って、それら両者の所定方向への変形だけをとくに容易
ならしめ、これにより振動子5の屈曲振動方向を十分安
定ならしめる。なお、この例においてもまた、条溝21
を図示のいずれか一方のみとすることもでき、このこと
によっても、図1に示す実施例に比して、屈曲振動方向
をより安定なものにすることができる。
【0016】図7は、図6に示すところに加え、それぞ
れの脚部7a、8aに対し、条溝21の形成位置とは反
対側にもまたそれぞれの条溝22を設けたものであり、
この例によれば、支持台19は、振動子5の屈曲振動に
際し、図7(b)に示すように、所要の方向へより確実
に、しかも大きく変形するので、屈曲振動の方向をさら
に安定させることができる。ここで、条溝21、22の
それぞれを、いずれか一方の脚部の近傍位置にだけ設け
た場合には、図7(b)に示した、支持台19の支持用
線条連結部近傍のいずれか一方の変形のみとなるが、条
溝21、22により、基板19aまたは支持板19cの
変形大なることをもって支持用線条7a、8aの歪量が
低減されることとなり、屈曲振動の方向を安定させるこ
とができる。
【0017】図8は、これもまた図6に示すところに加
え、それぞれの条溝21より内側位置で、それらの各条
溝21に近接させて、基板19aおよび支持板19cの
それぞれの裏面に条溝21と平行に延びる条溝23を設
けたものである。この例によれば、基板19aおよび支
持板19cのいずれもが、所定の方向に変形し易くなる
ことに加え、振動子5の屈曲振動に伴う、それらの基板
19aおよび支持板19cの伸縮変形もまた可能となる
ので、屈曲振動の方向を極めて安定なものとすることが
できる。また、この例において、条溝21、23を基板
19aもしくは支持板19cのいずれか一方だけに形成
することも可能である。
【0018】以上の発明を図示例に基づいて説明した
が、振動体1を四角柱以外の柱状形状とすることもで
き、また円柱状とすることもできる。
【0019】
【発明の効果】かくしてこの発明によれば、支持台に設
けた条溝によって、その支持台を振動子の屈曲振動の方
向にだけとくに柔軟に変形させることにより、支持用線
条の脚部の歪みを十分小ならしめて、振動子を所定の方
向へ十分安定に屈曲振動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す側面図である。
【図2】この発明にかかる支持台の材料力学的性質を説
明するための斜視図である。
【図3】支持台の変形状態を例示する側面図である。
【図4】支持用線条の変形状態を例示する側面図であ
る。
【図5】この発明の他の実施例を示す側面図である。
【図6】この発明の他の実施例を示す側面図である。
【図7】この発明の他の実施例を示す側面図である。
【図8】この発明のさらに他の実施例を示す側面図であ
る。
【図9】従来例を示す斜視図である。
【図10】従来例における支持用線条の変形態様を例示
する側面図である。
【符号の説明】
1 振動体 2、6 稜線 3、4 圧電素子 5 振動子 7、8 支持用線条 7a、8a 脚部 19 支持台 19a 基板 19b ダンパー材 19c 支持板 20、21、22、23、条溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動子に取り付けた二本の支持用線条によ
    って、その振動子を支持台に連結してなる振動子の支持
    構造であって、 前記支持台に、振動子の軸線を含むとともに、その振動
    子の屈曲振動方向の座標軸を含む平面と直交する方向に
    伸びる条溝を設けたことを特徴とする振動子の支持構
    造。
  2. 【請求項2】前記条溝を、支持台の振動子側の表面、お
    よびそれとは反対側の表面の少なくとも一方に設けたこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の支持構造。
  3. 【請求項3】前記条溝を、支持台の長さ方向のほぼ中央
    部分に設けたことを特徴とする、請求項1もしくは2に
    記載の支持構造。
  4. 【請求項4】前記条溝を、少なくとも一方の支持用線条
    の、支持台への連結部の近傍位置で、他方の支持用線条
    側に設けたことを特徴とする請求項1もしくは2に記載
    の支持構造。
JP6253760A 1994-10-19 1994-10-19 振動子の支持構造 Pending JPH08122079A (ja)

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