JPH08130917A - フロントローダ支持ブラケット - Google Patents

フロントローダ支持ブラケット

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JPH08130917A
JPH08130917A JP27765894A JP27765894A JPH08130917A JP H08130917 A JPH08130917 A JP H08130917A JP 27765894 A JP27765894 A JP 27765894A JP 27765894 A JP27765894 A JP 27765894A JP H08130917 A JPH08130917 A JP H08130917A
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Masanori Kato
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数および製造工程を簡略化し、フロン
トローダの製造コストを安くする。 【構成】 トラクタに設けられ、フロントローダを取り
付けるフロントローダ支持ブラケット11が、トラクタ
の油圧装置からの配管をフロントローダ側のホース7
5,76,77にそれぞれ接続するポンプ側継手65、
下流側コントロールバルブ側継手66、タンク側継手6
7を備えた配管ターミナル部37と、トラクタ側メイン
リリーフ弁68とを有している。したがって、フロント
ローダの取り付け時において、ホース75,76,77
の接続を確実に行うことができるとともに、リリーフ弁
68のセット圧力の確認、調整も効率良く行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロントローダをトラ
クタ等の作業車両に取り付けるフロントローダ支持ブラ
ケットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、上記フロントローダは、作業
車両の前部に油圧で昇降する左右一対のリフトアームを
装着し、その先端にバケットなどのアタッチメントを取
付ける構成となっているものが多い。図13は従来のフ
ロントローダの構成を示す図であり、フロントローダが
取り付けられるトラクタと、トラクタの前方に置かれた
フロントローダを示した側面図である。トラクタ101
のボンネット後部の左右両側には車体側ブラケット10
3が取り付けられている。フロントローダ102は、左
右一対のリフトアーム104を有しており、そのリフト
アーム104の基部には左右一対のアーム基部フレーム
105が上下揺動自在に取り付けられている。リフトア
ーム104はアーム基部フレーム105の下側位置に上
下揺動自在に支持されたリフトシリンダ106によって
上下方向へ揺動操作される。
【0003】リフトアーム104の先端部には、アタッ
チメントフレーム108がピン109によって上下揺動
自在に支持され、そのアタッチメントフレーム108に
アタッチメントであるバケット111が取り付けられ
る。また、ダンプシリンダ112がリフトアーム104
の上側中央部に設けられ、リンク機構113によりバケ
ット111を上下揺動させる。また、アーム基部フレー
ム105の上部でトラクタ運転席121側位置には、ス
テー122に取り付けられた油圧制御弁123が設けら
れており、運転者の右手が届く位置に油圧制御弁123
を操作する操作レバー124が突出して設けられてい
る。
【0004】上記フロントローダ102をトラクタ10
1に取り付ける場合の動作について説明する。まず、図
13に示すようにスタンド126によりフロントローダ
102を地上に架設し、そのフロントローダ102に向
かってトラクタ101を前進させ、ボンネットを両リフ
トフレーム104間に侵入させる。そしてアーム基部フ
レーム105の図示しない係合部を車体側ブラケット1
03の図示しない係合部に係合させることにより、フロ
ントローダ104をトラクタ101に取り付ける。その
後、リフトシリンダ106、ダンプシリンダ112を駆
動制御する油圧配管を油圧制御弁123を介して、トラ
クタ101の所定箇所に設けられた接続継手に接続す
る。
【0005】つまり、トラクタ101の後部に取り付け
られる作業機械を制御する油圧回路中に、油圧制御弁1
23からの油圧ホースを接続するための接続部(分岐
部)を設け、その接続部の各継手とその油圧ホースとを
接続することにより、油圧配管の接続を行うようにして
いる。油圧配管の接続が完了した後は、フロントローダ
102が電気を使用するものである場合は、フロントロ
ーダ102の電源コードをトラクタ101の所定箇所に
設けられた電源コネクタに接続して、フロントローダ1
02のトラクタ101への取り付け作業が終了する。
【0006】なお、上記従来のトラクタ101において
は、上記接続部となる配管ターミナル部は、トラクタ1
01の所定箇所に設けられた配管ターミナル用取付ブラ
ケットにより取り付けられ、また、上記電源コネクタは
フロントローダ102の電源コードがとどくトラクタ1
01の所定位置に取り付けられていた。さらに、トラク
タ101の所定位置にトラクタ側油圧回路のメインリリ
ーフ弁を取り付けるリリーフ弁ハウジングを設けてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフロントローダの取付構造であると、下記に記載す
る問題点が生じていた。 (1)配管ターミナル用取付ブラケットおよびリリーフ
弁ハウジングを新たに設ける必要があり、部品点数、取
付工程の増加により、製造コストが上昇する。
【0008】(2)フロントローダ102の取付作業に
おいて、作業者が確認しなければならない箇所がトラク
タ101の複数箇所になるので、繁雑となり、マニュア
ル等を整備する必要がある。さらに詳細に説明すると、
作業者は、 アーム基部フレーム105が車体側ブラケット103
に確実に取り付けられているか否かを確認すること、 配管ターミナル部に確実に油圧制御弁123からの配
管が接続されているか否かを確認すること、 必要に応じてトラクタ側の電源コネクタにフロントロ
ーダ側の電源コードが確実に接続されているか否かを確
認すること、 必要に応じてトラクタ側のメインリリーフ弁のリリー
フ圧力が設定値に設定されているか否かを確認するこ
と、の各作業が必要になるのであるから、配管ターミナ
ル用取付ブラケット、リリーフ弁ハウジングおよび電源
コネクタがある箇所において取付,確認をすることが必
要になり、作業が繁雑になるのである。特に、従来はト
ラクタの種別毎に、配管ターミナル用取付ブラケット、
電源コネクタ、リリーフ弁ハウジングの配設位置が異な
っているのが普通であったから、取付,確認作業に時間
がかかるという問題があった。
【0009】(3)製造メーカ側から考えると、フロン
トローダ102を装着できるトラクタ101を製造する
場合、上記各配管ターミナル用ブラケット、リリーフ弁
ハウジング、電源コネクタをトラクタの機種毎に各所定
位置に取り付けることが必要になり、製造における組み
付け工程が複雑化する問題がある。
【0010】
【発明の目的】本発明は上記(1)〜(3)記載の問題
点を解決するフロントローダ支持ブラケットを提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1のフロントローダ支持ブラケットは、例え
ば、図1,図4および図7に基づいて説明すれば、トラ
クタなどの作業車両10にフロントローダ1を取り付け
るために、前記作業車両10に設けられるフロントロー
ダ支持ブラケット11において、フロントローダ支持ブ
ラケット11が、作業車両10の油圧装置95からの配
管をフロントローダ側の配管75,76,77に接続す
るローダ側継手65,66,67を備えた配管ターミナ
ル部37を有していることを特徴とする。請求項2のフ
ロントローダ支持ブラケットは、例えば、図1および図
4に基づいて説明すれば、作業車両10の油圧装置95
のメインリリーフ弁68がフロントローダ支持ブラケッ
ト11に取り付けられている。
【0012】請求項3のフロントローダ支持ブラケット
は、例えば、図1および図2に基づいて説明すれば、車
両側電源コード80とフロントローダ側電源コードとを
接続する電源コネクタ70がフロントローダ支持ブラケ
ット11に取り付けられている。請求項4のフロントロ
ーダ支持ブラケットは、例えば、図1に基づいて説明す
れば、フロントローダ支持ブラケット11が一体成形品
により製造されている。なお、一体成形品としては、鋳
造品、鍛造品などが例示できる。
【0013】請求項5のフロントローダ支持ブラケット
は、例えば、図1および図7に基づいて説明すれば、フ
ロントローダ1が、リフトシリンダ6によって上下方向
へ揺動されるリフトアーム2と、そのリフトアーム2の
先端部に上下揺動自在に支持されるアタッチメント5
と、そのアタッチメント5を上下方向へ揺動させるダン
プシリンダ7と、リフトアーム2の基部と前記リフトシ
リンダ6の基部がそれぞれ上下揺動自在に支持されるア
ーム基部フレーム3とを有しており、そのアーム基部フ
レーム3がフロントローダ支持ブラケット11に着脱自
在に取り付けられ、リフトシリンダ6、ダンプシリンダ
7に連通する配管が油圧制御弁52を介して前記ローダ
側継手65,66,67に接続されることを特徴として
いる。
【0014】
【作用】請求項1のフロントローダ支持ブラケットであ
れば、フロントローダ1を作業車両10に取り付ける際
に必ず確認するフロントローダ支持ブラケット11に配
管ターミナル部37が設けられているので、作業者は油
圧配管の着脱を忘れることなく、接続作業を容易に行う
ことができる。請求項2のフロントローダ支持ブラケッ
トであれば、作業車両10の油圧装置95のメインリリ
ーフ弁68をフロントローダ支持ブラケット11に取り
付けているので、リリーフ圧力の確認,調整,変更をフ
ロントローダ着脱時に簡単に行うことができ、離れた場
所にリリーフ弁68が設けられている場合に比べて作業
効率を高めることができる。
【0015】請求項3のフロントローダ支持ブラケット
であれば、フロントローダ1を作業車両10に取り付け
る際に必ず確認するフロントローダ支持ブラケット11
に、車体側電源コード80とフロントローダ側電源コー
ドとを接続する電源コネクタ70が取り付けられている
ので、フロントローダ1の取付時において電源コードの
接続を忘れることもなくなる。請求項4のフロントロー
ダ支持ブラケットであれば、一体成形品により製造され
ているので、図8に示すように配管ターミナル部37を
設ける取付孔61,62,63、メインリリーフ弁を取
り付ける取付孔64、電源コネクタ70を取り付ける取
付孔65をそれぞれ一体品として製造することができる
ので、部品を溶接して製造するよりも、フロントローダ
支持ブラケット11の製造コストを大幅に安くできる。
また一体成形品を鋳造品で構成することにより、自己潤
滑性を発揮でき、フロントローダ1を取り付ける際に摩
擦が少なくなり取付作業を効率化できる。
【0016】請求項5のフロントローダ支持ブラケット
であれば、フロントローダ支持ブラケット11と着脱自
在に取り付けられるアーム基部フレーム3を有するフロ
ントローダ1において、リフトシリンダ6、ダンプシリ
ンダ7に連通する配管が油圧制御弁52を介してローダ
側継手65,66,67に接続されるようになっている
ので、作業者は油圧配管の着脱を忘れることなく、接続
作業を容易に行うことができる。
【0017】
【発明の効果】上記作用で説明したように、請求項1の
発明によれば、下記(イ)〜(ハ)の特有の効果を奏す
ることができる。 (イ)フロントローダ支持ブラケットが、配管ターミナ
ル部を兼ねるので、部品点数を減らすことができる。 (ロ)フロントローダの取付作業において、作業者がフ
ロントローダを取り付ける作業上、必ず確認しなければ
ならないフロントローダ支持ブラケットに配管ターミナ
ル部があるので、配管接続作業が効率化されるととも
に、配管の接続を忘れることがない。 (ハ)フロントローダを取り付ける作業車両を製造する
場合、配管ターミナル部を一カ所に集めて製造すること
ができるので、組み付け工程を簡素化でき、製造コスト
を低減できる。
【0018】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、リリーフ圧力の確認,調整,変更をフ
ロントローダ着脱時に簡単に行うことができ、離れた場
所にリリーフ弁が設けられている場合に比べて作業効率
を高めることができるという特有の効果を奏する。請求
項3の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、
作業者がフロントローダを取り付ける作業上、必ず確認
しなければならないフロントローダ支持ブラケットに電
源コネクタが取り付けられているので、作業効率がさら
に向上するとともに、フロントローダの取付時において
電源コードの接続を忘れることもなくなるという特有の
効果を奏する。
【0019】請求項4の発明によれば、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、下記
(ハ),(ニ)の特有の効果を奏することができる。 (ハ)リリーフ弁取付孔、配管ターミナル部を設ける取
付孔、電源コネクタを取り付ける取付孔を一体品として
1つの部品で製造することができるので、フロントロー
ダ支持ブラケットの製造コストを安くできる。 (ニ)フロントローダ支持ブラケットが一体成形品で構
成されるので、従来のように複数の部品を溶接、切断な
どを繰り返して製造したフロントローダ支持ブラケット
に比べて、トラクタの外観を美しくできる。
【0020】請求項5の発明によれば、請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、リフ
トアーム、リフトシリンダ、ダンプシリンダ、アタッチ
メント、アーム基部フレームを有するフロントローダに
おいて、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の発
明の効果を得ることができるという特有の効果を奏す
る。
【0021】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図7は本発明に係る車体側ブラケットが取り
付けられたトラクタの構成と、そのトラクタに取り付け
られるフロントローダの構成を示す図であり、トラクタ
にフロントローダを取り付ける前の状態を示す側面図で
ある。フロントローダ1は図7に示すように、左右一対
のリフトアーム2と、それらリフトアーム2の基端側に
取り付けられた左右一対のアーム基部フレーム3と、リ
フトアーム2の先端側に取り付けられた左右一対のアタ
ッチメントフレーム4と、アタッチメントフレーム4に
着脱自在に取り付けられたバケット5と、リフトアーム
2を上下方向に揺動操作する左右一対のリフトシリンダ
6と、バケット5を上下揺動させる左右一対のダンプシ
リンダ7,コンロッド20,クランク22とを備えた左
右一対のリンク機構8とを有している。
【0022】トラクタ10の車体10aのボンネット後
部の左右両側には、車体側ブラケット11が取り付けら
れており、この車体側ブラケット11に前記アーム基部
フレーム3を着脱自在に取り付けることにより、フロン
トローダ1を車体10aに着脱自在に取り付けるように
構成している。即ち、アーム基部フレーム3には、取付
孔43と、凸円弧状係合部42とを備えており、車体側
ブラケット11には、前記取付孔43に対応して設けら
れた取付孔32と、前記凸円弧状係合部42に係合する
凹円弧状係合部35が設けられている。そして、凸円弧
状係合部42を凹円弧状係合部35に係合させた状態で
アーム基部フレーム3を反時計回りに回動させることに
より、2つの取付孔43,32を一致させ、取付孔4
3,32を抜き差しピンによって固定するようにしてい
る。
【0023】リフトアーム2は中央部やや基端側寄りで
湾曲した形状をしており、その基端がピン12によって
アーム基部フレーム3の上側位置に上下揺動自在に支持
される。リフトアーム2の先端部はピン13によってア
タッチメントフレーム4に上下揺動自在に支持される。
リフトシリンダ6の基部はピン14によってアーム基部
フレーム3の前側位置に上下揺動自在に支持され、リフ
トシリンダ6の先端部はピン15によってリフトアーム
2の中央部に上下揺動自在に取り付けられる。さらに、
取付具51によってフロントローダ1の油圧制御弁52
がアーム基部フレーム3の上部所定位置に取り付けられ
ている。油圧制御弁52は操作レバー53により操作さ
れる。
【0024】図8(a)は車体側ブラケット11の正面
図、図8(b)は図8(a)におけるA−A線矢視図で
ある。車体側ブラケット11は一体成形品、例えば鉄製
の鋳造品で製造された板状物であり、縁周部に強度を高
めるリブ31が形成されている。また、車体側ブラケッ
ト11の車体後側中部位置に、配管ターミナル部37が
設けられている。配管ターミナル部37は、トラクタ1
0の油圧ポンプからの継手が取り付られる取付孔61
と、フロントローダ1の下流側コンロールバルブへの継
手が取り付けられる取付孔62と、トラクタ10の油圧
タンクからの継手が取り付けられる取付孔63と、リリ
ーフ弁が取り付けられる取付孔64と、電源コネクタが
取り付けられる取付孔60とを有している。また、車体
側ブラケット11は、その上側端部位置に設けられピン
孔32を有する突出係合部33と、車体前側下部位置に
設けられ突出案内部34に案内される凹円弧状係合部3
5とを有している。
【0025】図1はトラクタにフロントローダの装着が
完了した時の車体側ブラケットの状態を示す図、図2は
その状態をトラクタ後方から見た側面図、図3はフロン
トローダをトラクタから離脱した時の車体側ブラケット
の状態を示す図である。車体側ブラケット11の外側面
の配管ターミナル部37には、取付孔61,62,63
(図示せず)にそれぞれポンプ側継手65、下流側コン
トロールバルブ側継手66、タンク側継手67が取り付
けられており、リリーフ弁取付孔64にはトラクタ側メ
インリリーフ弁68が取り付けられている。
【0026】また、取付孔65には電源コネクタ70が
取り付けられている。一方、油圧制御弁52には、ポン
プ側継手71、下流側コンロールバルブ側継手72、タ
ンク側継手73がそれぞれ設けられている。したがっ
て、各継手65,66,67と各継手71,72,73
との間を両端に接続手段を有するポンプホース75、下
流側コンロールバルブホース76、タンクホース77に
よりそれぞれ接続することにより、フロントローダ側と
トラクタ側の油圧配管の接続が行えるように構成されて
いる。なお、タンクホース77、下流側コンロールバル
ブホース76の配管ターミナル部37側のホース先端
部、およびポンプホース75の油圧制御弁52側のホー
ス先端部にはそれぞれ脱着自在の油圧カプラ77a,油
圧カプラ76aおよび油圧カプラ75aが取り付けられ
ている。また、各カプラには接続前の油洩れを防ぐ逆止
弁が取り付けられている。
【0027】なお、図2において符号80は電源コネク
タ70につながるトラクタ側の電源コードである。図4
〜図6はそれぞれトラクタとフロントローダとの接続状
態を油圧回路で示す図である。図4はトラクタ側メイン
リリーフ弁68よりも下流にフロントローダを接続した
構成においてフロントローダをトラクタに装着した場合
の油圧回路図、図5はトラクタ側メインリリーフ弁68
よりも下流にフロントローダを接続した構成においてフ
ロントローダをトラクタから離脱した場合の油圧回路
図、図6はトラクタ側メインリリーフ弁68よりも上流
側にフロントローダを接続した場合においてフロントロ
ーダをトラクタに装着した場合の油圧回路図である。な
お、図5,図6におけるフロントローダ側の油圧回路は
図4に示すフロントローダ側の油圧回路と同様なので、
記載を省略している。
【0028】図4〜図6において、2点鎖線で囲まれた
部分がトラクタ側油圧回路95を示し、その他がフロン
トローダ側の油圧回路となっている。トラクタ側の油圧
回路95は、油圧ポンプ81と、トラクタ作業機(トラ
クタ後部に設けられている本来の作業機)の油圧制御弁
82、油タンク83、トラクタ側メインリリーフ弁68
とを有している。フロントローダ側の油圧回路は、リフ
トシリンダ6により上昇、下降動作を選択するリフト選
択切換弁86と、ダンプシリンダ7によりダンプ、スク
イ動作を選択するダンプ選択切換弁87と、ポンプ側継
手71に接続する配管88とタンク側継手73に接続す
る配管89との間を連通するように設けられたフロント
ローダ側メインリリーフ弁90とを有している。なお、
この油圧回路においては、トラクタ側メインリリーフ弁
68よりフロントローダ側メインリリーフ弁90のセッ
ト圧力を低くして、フロントローダの持上力を一定にし
ている。
【0029】次に、上記構成のフロントローダおよびト
ラクタの車体側ブラケットの作用を説明する。まず、フ
ロントローダをトラクタに取り付ける時は、図7に示す
ようにスタンド23によってアーム基部フレーム3を地
上に架設した状態で、トラクタ10を前進させ、ボンネ
ットをリフトアーム2間に入れるようにする。そして、
凸円弧状係合部42を凹円弧状係合部35に係合させた
状態でアーム基部フレーム3を反時計回りに回動させる
ことにより、2つの取付孔43,32を一致させ、その
取付孔43,32を抜き差しピンによって固定すること
により、アーム基部フレーム3を車体側ブラケット11
に機械的に取り付ける。
【0030】その後、油圧配管の接続は以下のようにし
て行う。まず、フロントローダ1をトラクタ10に取り
付けられる前の状態では、図3に示すように車体側ブラ
ケット11のポンプ側継手65と下流側コントロールバ
ルブ側継手66とがポンプホース75の油圧カプラ75
aを下流側コントロールバルブ側継手66に接続するこ
とにより連通されており、また、油圧制御弁52のポン
プ側継手71と下流側コントロールバルブ側継手72が
下流側コントロールバルブホース76の油圧カプラ76
aをポンプ側継手71に接続することにより連通されて
おり、タンクホース77は油圧制御弁52のタンク側継
手73に接続された状態で、油圧制御弁52の係止部9
2に油圧カプラ77aが係止された状態になっている。
この状態では図5に示すように、トラクタ本体の作業機
(図示せず)に油圧ポンプ81からの油圧がトラクタ作
業機用制御弁82に供給される状態になっており、トラ
クタの後部に設けられた作業機による作業が行え、フロ
ントローダ側の油圧回路は閉じられた状態になってい
る。
【0031】フロントローダをトラクタに取り付ける際
は、図1において示すようにフロントローダ側のポンプ
側継手71、下流側コントロールバルブ側継手72、タ
ンク側継手73と車体側ブラケット11のポンプ側継手
65、下流側コントロールバルブ側継手66、タンク側
継手67をそれぞれポンプホース75、下流側コントロ
ールバルブホース76、タンクホース77によってそれ
ぞれ接続することにより、フロントローダ側とトラクタ
側の油圧配管の接続を行う。この場合、車体側ブラケッ
ト11自体に配管ターミナル部37が設けられているの
で、全ての配管を忘れることなく、簡単に油圧配管の接
続作業を行うことができる。また、トラクタ側メインリ
リーフ弁68が車体側ブラケット11に設けられている
ので、セット圧力の確認、調整、変更を簡単に行える。
また、電源コネクタ70が車体側ブラケット11に設け
られているので、上記機械的取付、油圧的接続と連続し
た一連の流れとして電気的接続も忘れることなく行うこ
とができる。
【0032】このように、機械的な接続箇所である車体
側ブラケットに油圧的接続部である配管ターミナル部、
電気的接続部である電源コネクタを一括して設けること
により、製造メーカもトラクタの製造を簡単化できると
ともに、フロントローダを使用する作業者においても取
付、接続作業を効率化できる。なお、次に、本実施例で
採用される車体ブラケット11において、アーム基部フ
レーム3との係合の仕方について説明する。
【0033】図9(a)はアーム基部フレームの正面
図、図9(b)は図9(a)におけるB−B線矢視図、
図9(c)は図9(b)におけるC−C線縦断面図であ
る。アーム基部フレーム3は一体成形品、例えば、鉄製
の鋳造品で製造された板状物であり、その表面および縁
周部に強度を高めるリブ40が形成されている。なお、
鉄製の鋳造品としては、ねずみ鋳鉄、球状黒鉛鋳鉄、黒
心可鍛鋳鉄などが例示できる。アーム基部フレーム3は
車体後方側の端面に車体側ブラケット11の突出係合部
33を内部に収容する縦長凹部41が設けられ、その縦
長凹部41内の下側位置に車体側ブラケット11の凹円
弧状係合部35に係合する凸円弧状係合部42が設けら
れている。縦長凹部41の上側両側壁にはアーム基部フ
レーム3を車体側ブラケット11に取り付ける抜き差し
ピンのピン孔43が縦長凹部41を横方向に貫通して設
けられている。
【0034】縦長凹部41の奥壁には、車体側ブラケッ
ト11の突出係合部33が当接することにより、車体側
ブラケット11のピン孔32とアーム基部フレーム3の
ピン孔43を位置決めするガイド縁部45が設けられて
いる。アーム基部フレーム3の上側端部位置にはリフト
アーム2を取り付けるピン孔46が設けられ、リフトア
ーム2の基部がピン12(図7参照)によって上下揺動
自在に支持される。また、アーム基部フレーム3の車体
前方側の下側位置にはリフトシリンダ6を取り付けるピ
ン孔47が設けられ、リフトシリンダ6の基部がピン1
4(図7参照)によって上下揺動自在に支持される。
【0035】図10〜図12はそれぞれ、車体側ブラケ
ット11にアーム基部フレーム3を取り付ける時の手順
を示した図である。まず、図10に示すように凸円弧状
係合部42を車体側ブラケット11の突出案内部34に
係止させて、アーム基部フレーム3を矢印方向にスライ
ドさせることにより図11に示すように凹円弧状係合部
35に凸円弧状係合部42を嵌合させる。その状態から
図11に示すように凸円弧状係合部42を中心点とし
て、アーム基部フレーム3を反時計回りに回動させる。
すると、図12に示すようにアーム基部フレーム3の縦
長凹部41に車体側ブラケット11の突出係合部33が
挿入され、ガイド縁部45に当接することにより、両ピ
ン孔32,43の位置決めができる。そしてアーム基部
フレーム3のピン孔43から車体側ブラケット11のピ
ン孔32を貫通させて抜き差しピンを取り付けることに
より、アーム基部フレーム3を車体側ブラケット11に
取り付けることができる。この場合、アーム基部フレー
ム3は凹円弧状係合部35および抜き差しピンにより位
置決めされるとともに、凸円弧状係合部42およびガイ
ド縁部45により車体側ブラケット11に支持される。
【0036】なお、図10〜図12に示す動作は、具体
的には以下のようにして行う。即ち、取り付けようする
フロントローダ1を図7に示すようにスタンド23によ
り地上に架設し、バケット5を地表に設置した状態で、
フロントローダ1に向かってトラクタ10を前進させ、
一対のリフトアーム2の間にトラクタ10のボンネット
を位置させる。そして、車体側ブラケット11とアーム
基部フレーム3を近接させた状態で、リフトシリンダ6
およびダンプシリンダ7の油圧配管を油圧制御弁52を
介して配管ターミナル部37の各継手に接続する。そし
て、主にダンプシリンダ7の伸長動作により図10に示
すスライド動作を、主にリフトシリンダ6の短縮動作に
より図11に示す回動動作を達成する。このように、適
宜、リフトシリンダ6とダンプシリンダ7をそれぞれ単
独に駆動すること、あるいは適宜組み合わせて駆動する
ことにより、車体側ブラケット11に対するアーム基部
フレーム3の取り付けを行う。
【0037】この発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、この発明の要旨を変更しない範囲内において種
々の設計変更を施すことが可能である。以下、そのよう
な実施例を説明する。 (1)前記実施例における、図8,図9に示す車体側ブ
ラケット11およびアーム基部フレーム3の外観形状は
一例にすぎず、設計変更により各種の形状が可能であ
る。 (2)また、前記実施例においてはトラクタ側メインリ
リーフ弁68は車体側ブラケット11の側端面に取り付
けられた場合を示したが、取付位置を適宜変更すること
が可能である。また、前記実施例では、電源コネクタ7
0は配管ターミナル部37の下側に設けられているが、
電源コネクタ70を上側に設け、配管ターミナル部37
を下側に設ける構成でも良い。
【0038】(3)なお、電源コネクタ70を使用しな
いフロントローダおよびフロントローダが取り付けられ
ていない時には、電源コネクタ70にゴミ等が付着する
ことを防ぐカバーを取り付けるようにした方が良い。 (4)また、車体側ブラケット11の空きスペースにバ
ックミラーを取り付けるボルト孔を一体成形で形成する
こともできる。この場合はバックミラーを車体側ブラケ
ット11に取り付けることができ、トラクタを製造する
場合におけるバックミラー組立工程を簡素化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタにフロントローダの装着が完了した時
の車体側ブラケットの状態を示す図である。
【図2】図1の状態をトラクタ後方から見た側面図であ
る。
【図3】フロントローダをトラクタから離脱した時の車
体側ブラケットの状態を示す図である。
【図4】トラクタとフロントローダとの接続状態を油圧
回路で示す図である。
【図5】トラクタとフロントローダとの離脱状態を油圧
回路で示す図である。
【図6】トラクタとフロントローダとの接続状態を油圧
回路で示す図である。
【図7】本実施例に係る車体側ブラケットが取り付けら
れたトラクタの構成と、そのトラクタに取り付けられる
フロントローダの構成を示す図である。
【図8】(a)は車体側ブラケットの正面図、(b)は
(a)におけるA−A線矢視図である。
【図9】(a)はアーム基部フレームの正面図、(b)
は(a)におけるB−B線矢視図、(c)は(b)にお
けるC−C線縦断面図である。
【図10】車体側ブラケットにアーム基部フレームを取
り付ける時の手順を示した図である。
【図11】車体側ブラケットにアーム基部フレームを取
り付ける時の手順を示した図である。
【図12】車体側ブラケットにアーム基部フレームを取
り付ける時の手順を示した図である。
【図13】従来のフロントローダの構成を示す図であ
り、フロントローダが取り付けられるトラクタと、トラ
クタの前方に置かれたフロントローダを示した側面図で
ある。
【符号の説明】
1…フロントローダ、2…リフトアーム、3…アーム基
部フレーム、5…バケット、6…リフトシリンダ、7…
ダンプシリンダ、10…トラクタ、11…車体側ブラケ
ット、37…配管ターミナル部、52…油圧制御弁、6
5…ポンプ側継手、66…下流側コントロールバルブ側
継手、67…タンク側継手、68…トラクタ側メインリ
リーフ弁、70…電源コネクタ、75…ポンプホース、
76…下流側コントロールバルブホース、77…タンク
ホース、80…トラクタ側電源コード、95…トラクタ
側油圧回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタなどの作業車両(10)にフロ
    ントローダ(1)を取り付けるために、前記作業車両
    (10)に設けられるフロントローダ支持ブラケット
    (11)において、 前記フロントローダ支持ブラケット(11)が、前記作
    業車両(10)の油圧装置(95)からの配管をフロン
    トローダ側の配管(75)(76)(77)に接続する
    ローダ側継手(65)(66)(67)を備えた配管タ
    ーミナル部(37)を有していることを特徴とするフロ
    ントローダ支持ブラケット。
  2. 【請求項2】 前記作業車両(10)の油圧装置(9
    5)のメインリリーフ弁(68)が取り付けられている
    請求項1に記載のフロントローダ支持ブラケット。
  3. 【請求項3】 車両側電源コード(80)とフロントロ
    ーダ側電源コードとを接続する電源コネクタ(70)が
    取り付けられている請求項1に記載のフロントローダ支
    持ブラケット。
  4. 【請求項4】 一体成形品により製造された請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載のフロントローダ支持ブ
    ラケット。
  5. 【請求項5】 前記フロントローダ(1)が、リフトシ
    リンダ(6)によって上下方向へ揺動されるリフトアー
    ム(2)と、そのリフトアーム(2)の先端部に上下揺
    動自在に支持されるアタッチメント(5)と、そのアタ
    ッチメント(5)を上下方向へ揺動させるダンプシリン
    ダ(7)と、前記リフトアーム(2)の基部と前記リフ
    トシリンダ(6)の基部がそれぞれ上下揺動自在に支持
    されるアーム基部フレーム(3)とを有しており、その
    アーム基部フレーム(3)が前記フロントローダ支持ブ
    ラケット(11)に着脱自在に取り付けられ、前記リフ
    トシリンダ(6)、前記ダンプシリンダ(7)に連通す
    る配管が油圧制御弁(52)を介して前記ローダ側継手
    (65)(66)(67)に接続される請求項1ないし
    請求項4のいずれかに記載のフロントローダ支持ブラケ
    ット。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004169319A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Sanyo Kiki Co Ltd 作業機の作業部着脱装置
JP2006257682A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Kubota Corp ローダ作業機
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JP2019190023A (ja) * 2018-04-19 2019-10-31 株式会社クボタ フロントローダの着脱構造、フロントローダ及び作業車

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