JPH0813629A - 床用伸縮継手装置 - Google Patents

床用伸縮継手装置

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JPH0813629A
JPH0813629A JP17343994A JP17343994A JPH0813629A JP H0813629 A JPH0813629 A JP H0813629A JP 17343994 A JP17343994 A JP 17343994A JP 17343994 A JP17343994 A JP 17343994A JP H0813629 A JPH0813629 A JP H0813629A
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gap
rubber
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slip rubber
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Toshiichi Daimatsu
敏一 大松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床面に現れる伸縮継手構造の滑り止めゴムの
幅を小さくし、温度歪に対しても滑り止めゴムの浮き上
がりなどの不具合を解消する。 【構成】 歪吸収用間隙Gを挟んだ建造物a,bの端縁
に固設した基台枠1,1間に間隙掛架板3を掛架し、基
台枠の前面に固設したカバー板2との間に摺動自在に挟
持支承し、間隙掛架板の上面と両カバー板間に形成され
る凹部Aに、床面cと同レベルになる滑り止めゴム4を
敷設する。滑り止めゴムは、軟質ゴム部41の両端に硬
質ゴム部42,42を一体成形した弾性体である。両硬
質ゴム部の水平部421を間隙掛架板の面に沿設して基
台枠とカバー板との間隙G1に摺動可能に挟持し、端縁
上面側に軟質ゴム部41と同質の摺接リップ43,43
を一体に成形する。両摺接リップをカバー板の押え立縁
21に摺接密着せしめて組み付けた構造になることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物の床面に現れた
歪吸収用間隙を被覆する床用伸縮継手装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】建造物は常時温度変化による伸縮、不等
沈下及び地震等により歪が生じるため、その歪から発生
する建造物の破壊を防止する手段として間隙構造が構成
されており、建造物の床面や壁面等にこの構造が現れる
ようになる。従って一般的にはこの間隙構造を拡狭自在
且つレベル差吸収可能に被覆する構造をもった伸縮継手
が使用されており、殊に床面では間隙構造を床面と同レ
ベルに被覆することは必須である。
【0003】従来から使用されている床用伸縮継手装置
は、図5に示すように床面に現れた歪吸収用間隙Gを挟
んだ建造物a,bの端縁にそれぞれ基台枠101,10
1を固設すると共に、該基台枠101,101の上板部
間に床面cと同レベルになる間隙被覆板102を摺動自
在に掛架し、両基台枠101,101の竪板部間に拡縮
自在に掛架したW字状吊り込みバネ103,103に、
ネジ部材104を介して上記間隙被覆板102を吊り込
み枢設した構造になっている。
【0004】そして、間隙被覆板102の両側に歪吸収
用間隙Gの幅と見合うように構成される凹部105,1
05には、それぞれ床面cの端部に位置する基台枠10
1の床見切り縁部106と間隙被覆板102の端縁10
7間に、軟質ゴム等によって構成した滑り止めゴム10
8を該床面cと同レベルになるように介装し、該凹部1
05,105を伸縮自在に埋設している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成では、歪吸収用間隙Gの幅W1に比べて床面に現れる
構造の幅W2が大きくなり、殊に、近年における建造物
の大型化、高層化に伴う歪吸収用間隙Gの拡大に対応す
る幅広の伸縮継手装置では、内装の意匠性を損ねる問題
を有していた。
【0006】また歪吸収用間隙Gの幅が大きくなり滑り
止めゴム108の幅が広くなると、間隙幅の変動に対し
て該滑り止めゴム108が充分に追従しなくなり、床面
に溝が生じて通行者に不安を与えるといった問題も有し
ていた。
【0007】更に大型の建造物では滑り止めゴムが長大
になるため、建造物及び該滑り止めゴム相互の温度歪に
よって、該滑り止めゴムが床面から浮き上がって褶曲す
るといった不具合が発生していた。
【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、歪吸収用間隙の幅に対して床面に現れる伸縮継手
構造の滑り止めゴムの幅が広くならず、間隙の拡縮変位
に対して滑り止めゴムが充分に追従して床面に溝を形成
することがないだけでなく、温度歪に対しても滑り止め
ゴムの浮き上がりなどの不具合を解消することができる
床用伸縮継手構造を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る床用伸縮継
手装置は、歪吸収用間隙を挟んだ建造物の端縁に、それ
ぞれ該歪吸収用間隙が延びる方向に基台枠を対向固設
し、該基台枠間に歪吸収用間隙を覆う間隙掛架板を掛架
すると共に、該間隙掛架板を前記基台枠の前面に固設し
たカバー板との間に摺動自在に挟持支承してなる伸縮継
手装置において、前記間隙掛架板の上面と両カバー板間
に形成される凹部に、床面と同レベルになる滑り止めゴ
ムを敷設する構造にすると共に、弾性的に幅方向拡縮自
在になる滑り止めゴムが、軟質ゴム部の両端に硬質ゴム
部を一体成形した弾性係数を異にする構造になり、且
つ、前記両硬質ゴム部の端部を前記間隙掛架板の面に沿
設した状態で、基台枠とカバー板との間隙に対して摺動
可能に挟持すると共に、該滑り止めゴムの端縁上面側
に、前記軟質ゴム部と同質の幅方向に延びる摺接リップ
を一体に成形し、該両摺接リップをそれぞれカバー板の
端縁に対して摺接密着せしめたことを要旨とするもので
ある。
【0010】また上記床用伸縮継手装置は、前記一方の
基台枠が壁面に固設され、該壁面側の基台枠に対して間
隙掛架板の一側を係合して片持式に掛架すると共に、前
記間隙掛架板の上面と一方のカバー板及び壁面の間に形
成される凹部に、床面と同レベルになる前記滑り止めゴ
ムを、壁面側の硬質ゴム部を基台枠上面に固定した形態
で敷設してなる片持式伸縮継手装置としても実施するこ
とができる。
【0011】
【作用】上記構成になる床用伸縮継手装置は、歪吸収用
間隙が拡縮変位すると、基台枠とカバー板とによって摺
動可能に挟持された間隙掛架板が滑ってその変位歪を吸
収する。このとき、間隙掛架板の面に沿設した滑り止め
ゴムを構成している両硬質ゴム部は、該両部材が挟持し
ている間隙を滑り移動して軟質ゴム部を拡張または収縮
し、変位量に追従させるように作用してなる。
【0012】そして、該滑り止めゴムに構成した軟質ゴ
ム部と同質になる両摺接リップは、歪吸収用間隙の拡張
によって、滑り止めゴムがカバー板の対向縁から後退し
たときは、その弾性復帰によって展延し、また滑り止め
ゴムがカバー板の押え立縁に向かって進出したときは、
その可撓弾性によって内側に彎曲するように作動し、常
時該摺接リップがカバー板の押え立縁に密着した状態を
維持する。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る床用伸縮継手装置の好ま
しい実施例を図面に従って説明する。図1乃至図3は第
一の実施例を示すものであり、符号1,1は、床面に現
れた歪吸収用間隙Gを挟んだ建造物a,bの端縁に、そ
れぞれ該歪吸収用間隙Gが延びる方向に固設した基台枠
である。該基台枠1はアルミニウム製の引き物からな
り、建造物a,bに固設したアンカー部材5に対して底
板部11を固着すると共に、建造物a(またはb)の歪
吸収用間隙Gに臨む端部に位置して摺動支持縁12を立
設し、また他縁に立設した後立縁13と該後立縁13の
上端縁に一体的に成形したカバー板取付縁14により、
摺動用懐部15を形成してなる。
【0014】上記両基台枠1,1のカバー板取付縁14
には、それぞれ端縁に押え立縁21を成形したカバー板
2の後端部が締結ネジ51を介して締結固着する構造に
なり、該締結状態でカバー板2の上面レベルL1が建造
物a,b躯体の下地面を覆った床材cの床面レベルと同
一になると共に、押え立縁21が後述する所定の支承間
隙G1をもって前記基台枠1の摺動支持縁12と対向す
る構造になる。
【0015】また符号3は上記両基台枠1,1の摺動支
持縁12,12間に掛架した間隙掛架板であり、該間隙
掛架板3は、歪吸収用間隙Gが安定状態にあるとき、該
間隙に対して対称に位置すると、両端縁に形成した抜け
止め縁31,31が、それぞれ摺動用懐部15の略中央
に位置するように設計してあり、掛架支持した状態で両
摺動支持縁12,12と摺動自在になる。
【0016】上記両カバー板2,2と間隙掛架板3によ
って形成される凹部Aには、幅方向に弾性的に拡縮自在
になる滑り止めゴム4が、床材cの面と同レベルになる
ように埋設せしめられる。該滑り止めゴム4は、幅方向
の断面形状が梯子状になる軟質ゴム部41と、該軟質ゴ
ム部41の両端縁に構成される断面L字状の硬質ゴム部
42,42とからなる弾性係数を異にするゴム製弾性体
を一体成形した構造になるもので、両硬質ゴム部42,
42の水平部421の端縁には抜け止め縁422が一体
的に成形され、上記間隙掛架板3の面に沿設した状態
で、それぞれ基台枠1の摺動支持縁12とカバー板2の
押え立縁21との間隙G1に対して摺動可能に挟持せし
められている。
【0017】また、上記滑り止めゴム4の上面側両端縁
には、軟質ゴム部41と同質の幅方向に延びる摺接リッ
プ43,43が一体に成形してあり、該両摺接リップ4
3は、両カバー板2,2と間隙掛架板3によって形成さ
れる凹部Aに組み込んだとき、それぞれカバー板2の押
え立縁21に摺接密着して内側に彎曲してなる。
【0018】尚、図中、符号5は、前記両基台枠1,1
の底板部11内端に形成した係合溝16,16に両端を
嵌着して、両基台枠1,1間に緩く張設した止水ゴムで
あり、前記間隙掛架板3の下方に位置し、床面cから侵
入した水及び塵埃を阻止する構造になる。
【0019】上記構成になる床用伸縮継手装置は、歪吸
収用間隙Gが拡縮変位すると、基台枠1の摺動支持縁1
2とカバー板2の押え立縁21との間隙G1によって摺
動可能に挟持された間隙掛架板3が、該両間隙G1を滑
ってその変位歪を吸収する。このとき、間隙掛架板3の
面に沿設した滑り止めゴム4を構成している両硬質ゴム
部42,42の水平部421は、該両間隙G1を滑り移
動して軟質ゴム部41を拡張または収縮し、変位量に追
従させるように作用し、抜け止め縁422によって間隙
G1からの抜落を阻止してなる。
【0020】そして、該滑り止めゴム4に構成した両摺
接リップ43,43は、歪吸収用間隙Gの拡張によっ
て、滑り止めゴム4がカバー板2の押え立縁21から後
退したときは、その弾性復帰によって展延し、また滑り
止めゴム4がカバー板2の押え立縁21に向かって進出
したときは、その可撓弾性によって内側に彎曲するよう
に作動し、常時該摺接リップ43がカバー板2の押え立
縁21に密着した状態を維持する。
【0021】次に図4は、本発明に係る床用伸縮継手装
置の他の実施例を示すものである。本実施例は、伸縮継
手装置の一端が壁面dである場合の変形例を示す片持式
床用伸縮継手装置であり、前記第一の実施例の構造と異
なる部分について説明する。
【0022】壁面側に固設する基台枠1aは、略L字状
の断面形状を呈しており、摺動支持縁12に代わる係止
縁17を構成してなり、間隙掛架板3aの一側に一体的
に構成してなる係止縁32と係合した構造になる。
【0023】滑り止めゴム4aは、一側の硬質ゴム部4
2aが床面cと同レベルになる床見切り部423を構成
すると共に、該床見切り部423の底面に、上記係止縁
17の上面に条設した係合リブ18と嵌合する嵌合溝4
24を一体成形してなり、該係合リブ18と嵌合溝42
4との嵌め合いにより、組み付ける構造になる。
【0024】上記片持式床用伸縮継手装置は、歪吸収用
間隙Gが拡縮変位すると、間隙掛架板3aの一縁が壁面
c側の基台枠1aと係合しているため、床面c側の基台
枠1の摺動支持縁12とカバー板2の押え立縁21との
間隙G1によって摺動可能に挟持された間隙掛架板3
が、該両間隙G1を滑ってその変位歪を吸収する。この
とき、間隙掛架板3の面に沿設した滑り止めゴム4を構
成している硬質ゴム部42の水平部421は、該間隙G
1を滑り移動して軟質ゴム部41を拡張または収縮し、
変位量に追従させるように作用し、抜け止め縁422に
よって間隙G1からの抜落を阻止してなる。
【0025】そして、該滑り止めゴム4aに構成した両
摺接リップ43は、歪吸収用間隙Gの拡張によって、滑
り止めゴム4aがカバー板2の押え立縁21から後退し
たときは、その弾性復帰によって展延し、また滑り止め
ゴム4がカバー板2の押え立縁21に向かって進出した
ときは、その可撓弾性によって内側に彎曲するように作
動し、常時該摺接リップ43がカバー板2の押え立縁2
1に密着した状態を維持するように作動する。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る床用伸縮
継手装置は、伸縮継手装置の間隙掛架板の上面と両カバ
ー板間に形成される凹部に、床面と同レベルになる滑り
止めゴムを敷設する構造において、幅方向拡縮自在にな
る弾性を有する滑り止めゴムを、軟質ゴム部の両端に弾
性係数を異にする硬質ゴム部を一体成形した構造にし、
該両硬質ゴム部を間隙掛架板のに沿設した状態で、基台
枠とカバー板との間隙に対して摺動可能に挟持すると共
に、該滑り止めゴムの端縁上面側に、軟質ゴム部と同質
の幅方向に延びる摺接リップを一体に成形して、該両摺
接リップをそれぞれカバー板の端縁に対して摺接密着せ
しめた構造になっている。
【0027】従って、歪吸収用間隙の拡縮変位の伴う支
持位置の変位に対応して滑り止めゴムが伸縮対応すると
共に、該滑り止めゴムから側方に延出した摺接リップが
常時カバー板の押え立縁に密着した状態を維持するよう
になり、殊に温度変化等による建造物の伸縮に対しても
滑り止めゴムが床面から浮き上がったり、または滑り止
めゴムの側縁に隙間が生じたりすることがない。
【0028】また、本発明の構成によれば、床面に現れ
る滑り止めゴムの幅が歪吸収用間隙の幅を越えることが
ないため、大間隙をもった構造物においても意匠性が損
なわれない等の優れた特徴を有するものであり、本発明
実施後の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床用伸縮継手装置の第一の実施例
を示す施工状態の縦断面図である。
【図2】同要部の分解斜視図である。
【図3】同摺接リップの作動を示す説明図である。
【図4】本発明に係る片持式床用伸縮継手装置の実施例
を示す施工状態の断面図である。
【図5】従来の床用伸縮継手装置の実施例を示す施工状
態の縦断面図である。
【符号の説明】
1 基台枠 12 摺動支持縁 15 摺動用懐部 2 カバー板 21 押え立縁 3 間隙掛架板 31 抜け止め縁 4 滑り止めゴム 41 軟質ゴム部 42 硬質ゴム部 421 水平部 422 抜け止め縁 43 摺接リップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歪吸収用間隙を挟んだ建造物の端縁に、
    それぞれ該歪吸収用間隙が延びる方向に基台枠を対向固
    設し、該基台枠間に歪吸収用間隙を覆う間隙掛架板を掛
    架すると共に、該間隙掛架板を前記基台枠の前面に固設
    したカバー板との間に摺動自在に挟持支承してなる伸縮
    継手装置において、 前記間隙掛架板の上面と両カバー板間に形成される凹部
    に、弾性的に幅方向拡縮自在になる滑り止めゴムを床面
    と同レベルに敷設してなり、該滑り止めゴムが軟質ゴム
    部の両端に弾性係数を異にする硬質ゴム部を一体成形し
    た構造になり、且つ、前記両硬質ゴム部の端部を前記間
    隙掛架板の面に沿設した状態で、基台枠とカバー板との
    間隙に対して摺動可能に挟持すると共に、該滑り止めゴ
    ムの端縁上面側に、前記軟質ゴム部と同質の幅方向に延
    びる摺接リップを一体に成形し、該両摺接リップをそれ
    ぞれカバー板の端縁に対して摺接密着せしめてなること
    を特徴とする床用伸縮継手装置。
  2. 【請求項2】 前記一方の基台枠が壁面に固設され、該
    壁面側の基台枠に対して間隙掛架板の一側を係合して片
    持式に掛架すると共に、前記間隙掛架板の上面と一方の
    カバー板及び壁面の間に形成される凹部に、床面と同レ
    ベルになる前記滑り止めゴムを、壁面側の硬質ゴム部を
    基台枠上面に固定した形態で敷設する構造にしたことを
    特徴とする請求項1記載の床用伸縮継手。
  3. 【請求項3】 前記滑り止めゴムの軟質ゴム部が、歪吸
    収用間隙を横断する方向の梯子状断面形状を呈すること
    を特徴とする請求項1または2記載の床用伸縮継手装
    置。
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