JPH0814686B2 - タンニング現像用写真材料、およびレリ−フ像作成法 - Google Patents

タンニング現像用写真材料、およびレリ−フ像作成法

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JPH0814686B2
JPH0814686B2 JP61123867A JP12386786A JPH0814686B2 JP H0814686 B2 JPH0814686 B2 JP H0814686B2 JP 61123867 A JP61123867 A JP 61123867A JP 12386786 A JP12386786 A JP 12386786A JP H0814686 B2 JPH0814686 B2 JP H0814686B2
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hydroquinone
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明はタンニング現像用の改善された写真材料、並
びに、タンニング現像してレリーフ像を得る方法に関す
る。
タンニング現像手法は或る種の化合物(タンニング現
像剤)の、露光済みハロゲン化銀とアルカリ環境との存
在下で酸化されて、(現像プロセス中に)タンニング性
材料と反応してそれを水不溶性にさせるところの化合物
を生じる能力に基づいている。タンニング現像剤を含有
している露光済み写真フイルムにおいては、レリーフ像
はそのフイルムをまず現像してから水不溶性にされなか
つたタンニング性材料を水溶液によつて洗い流すことに
よつて得られる。
この手法は非常に鮮鋭なコントラストと、低い銀含有
量と、良好な光感度とを特徴とするレリーフ像を得るた
めに使用される。これ等材料は像を容易に削つたり修正
したりする可能性が要求される技術図面やその他線像の
複製および写真植字の分野で主に使用される。
グラフイツクアート分野においてタンニング現像手法
が遭遇する主な困難の一つはタンニング速度に由来す
る。さらに、材料は良好な信頼性および品質、例えば、
安定性(フイルムの写真的性質の維持、特に湿気加熱条
件下での)、解像力、灰色色調の再現、像エツジの品
質、センシトメトリー、現像均質性、等々を与えるのに
必要なその他特徴全てを付与されていなければならな
い。
技術背景 ヒドロキノンの他に、多数のその他化合物がタンニン
グ現像剤として記載されている。特に、ブロモヒドロキ
ノン、クロロヒドロキノン、メチルヒドロキノン、およ
びモルホリノメチルヒドロキノンが米国特許第3,364,02
4号中にタンニング現像剤として記載されている。ゲン
チシン酸およびそれと3−ピラゾリドン補助現像剤との
組み合わせが米国特許第3,300,307号に記載されてい
る。ゲンチシン酸メチル、ゲンチスアミド、ゲンチスア
ルデヒド、β−ヒドロキシエチルゲンチスアミド、ゲン
チスアルドキシム、フエノキシヒドロキノン、トルエン
ヒドロキノン、ズロヒドロキノン、キシロヒドロキノ
ン、およびプソイドクモヒドロキノンが米国特許第3,14
3,414号中にタンニング現像剤として記載されている。
タンニング現像材料の主な資格の一つは活性化域でし
ばしば高い乱流を有する自動プロセツシングマシンでの
フイルム処理を可能にするということである。現像剤を
実質的に含有していないアルカリ性溶液によつてフイル
ム現像が活性化されるこの域では、フイルム中に含有さ
れている現像剤および/またはそれ等によつてハロゲン
化銀の現像時に生成されたキノンは十分なタンニング現
像の以前に外部水溶液中に喪失されることがあり、そし
て不可逆性で且つ機械的抵抗性のゲルの形成が行われる
ことがある。
この問題(先に言及したタンニング速度と関係する)
を克服するために、劣つた溶解性の且つ/又は劣つた移
行性の現像剤の使用が提案されている(米国特許第4,28
3,479号;第4,299,909号;第3,440,049号;第3,453,109
号;第2,751,295号、および英国特許第2,044,943号)。
かかる化合物の例は没食子酸アルキル、アルキルカテコ
ール、およびフエニル−またはフエノキシ−ヒドロキノ
ンである。
フランス特許第1,463,899号はヒドロキノンのベンゼ
ン核の少なくとも水素原子が高分子量アルキル基で置換
されているところの数種類のタンニング現像剤を記載し
ている。かかる現像剤の例はジイソオクチルヒドロキノ
ンおよび2,5−ジヒドロキシ−4−オクタデシル−ベン
ゼンスルホン酸である。
この場合でさえ、現像剤の有効性はそれを含有してい
る処女フイルムを貯蔵または処理している間のその昇華
または移行を阻止するその劣つた移行能に依つている。
これ等現像剤のいくつかは技術図面やその他線像の複
製および写真植字用の材料に満足な結果を与えるが、高
品質像が要求される網点形成のようなグラフイツクアー
トの最も複雑微妙な部門において競合に勝つ信頼性のあ
る材料を実現するには向かない。
例えば、カテコールまたは没食子酸に由来するその他
現像剤と組み合わされた又はされていないスピロビスク
ロマンを含有している材料では、非常に高い解像力と良
好な色調再現と像エツジ品質とが要求されるときに必要
である互いに特に近接した2つの硬化線の間に挟まれた
層の非硬化部の除去に或る困難がやはり存在している。
R.B.ポンテイウス[PSAジヤーナル、セクシヨンB、1
951年9月、第76頁、第17巻(フオトグラフイツク・サ
イエンス・アンド・テクノロジーPhot.Sci.Tech.)]は
現像剤をタンニング現像剤と、劣つたタンニング現像剤
と、非タンニング現像剤に分け、そしてタンニング相乗
効果のいくつかのケース、およびアンチタンニング相乗
効果のケースにさえ言及している。この論文は具体的に
タンニング相乗効果を指摘しているが、少なくとも2種
の異なるヒドロキノン構造の使用に関連した相乗効果の
例は言及されていない。
発明の詳細 支持ベース、少なくとも1種のタンニング性バインダ
ー材料、少なくとも1種のハロゲン化銀乳剤、および少
なくとも1種の顔料からなるタンニング現像用の改善さ
れた写真材料はそれが3−ピラゾリドン化合物(フエニ
ドンのような補助現像剤)と少なくとも2種の異なる1,
4−ジヒドロキシベンゼン化合物[但し、第一のそれは
ヒドロキノンSTDT(STDTHy)の1/4〜2倍の標準タンニ
ング現像時間(STDT)を有するものの群の中から選択さ
れ、そして第二のそれはSTDTHyの1/4〜15倍のSTDTを有
するものの群の中から選択される:これ等STDT値はゼラ
チン/ヒドロキノン比に等しいゼラチン/1,4−ジヒドロ
キシベンゼン化合物比の下で測定された]とを含有して
いる場合に得られることが解明された。好ましくは、上
記写真材料はSTDTHyの1/4〜2倍のSTDTを有するものの
群の中から選択された第一の1,4−ジヒドロキシベンゼ
ン化合物と、STDTHyの2倍〜15倍のSTDTを有するものの
群の中から選択された第二の1,4−ジヒドロキシベンゼ
ン化合物とからなる。
一態様においては、該2種の異なる化合物は両者とも
好ましくはSTDTHyの1/4〜2倍のSTDTを有するものの群
の中から選択され、その少なくとも一方は離脱性置換基
によつて置換されているヒドロキノン化合物である。
ここで表現「離脱性置換基」とはヒドロキノン化合物
が酸化されてそのキノン体になつた場合にゼラチンとの
(特にそのアミン基との)置換反応を起こすことができ
るような、ヒドロキノンベンゼン核の、置換基を意味し
ている。これ等置換基の例はハロゲン置換基(塩素およ
び/または臭素のような)、スルホン酸(SO3H)および
アルキル(好ましくは炭素原子1個〜4個の低級アルキ
ル)もしくはアリール[好ましくはフエニルまたは置換
フエニル基(但し、置換基は塩素や臭素やフツ素のよう
なハロゲンまたは炭素原子1個〜4個のアルキルもしく
はアルコキシ基である)]スルホ基であり、ハロゲン置
換基が好ましい。
別の好ましい態様においては、該2種の異なる化合物
の一方はSTDTHyの1/4〜2倍のSTDTを有するものの群の
中から選択され、そして他方はSTDTHyの2倍〜15倍のST
DTを有するものの群の中から選択される。
最も好ましくは、上記写真材料はフエニドンおよび2
種の1,4−ジヒドロキシベンゼン化合物(但し、ヒドロ
キノン以外の第一の1,4−ジヒドロキシベンゼン化合物
はSTDTHyの1/4〜2倍のSTDTを有するものの群の中から
選択され、そして第二の1,4−ジヒドロキシベンゼン化
合物はSTDTHyの2倍〜15倍のSTDTを有するものの群の中
から選択される)に加えてヒドロキノンを含有してい
る。実際、フエニドンの存在下での2種の1,4−ジヒド
ロキシベンゼン化合物の使用は該第一群のヒドロキノン
化合物からなる要素のSTDTより短い(大抵の場合かかる
STDTの半分よりも短い)STDTを生じることが明らかにな
つた。実際、本発明の組み合わせタンニング現像では、
タンニング時間および効率に関して公知のタンニング現
像系で得られるものよりも有意に優れた結果が得られ
る。さらに、本発明のタンニング系はグラフイツクアー
ト用写真材料の製造に適合しており、そしてこのタイプ
の材料によつて要求される例えば湿気加熱に対する安定
性や網点および線の形成および複製のようなそれ等特徴
全てを付与される。実際、本発明に従つてタンニング現
像時間を短くすることによつて画質の改善が得られた。
ここで使用されている表現「標準タンニング現像時
間」または「STDT」はハロゲン化銀の露光によつて形成
された潜像をアルカリ環境中で現像してその現像可能な
Ag+の存在下で生成された現像剤酸化物をもつて潜像領
域に存在するタンニング性材料を不溶性にさせるのに必
要な最小時間を意味する。STDTHyの15倍の値はここでは
時間的限界値とみなされ、その長い試験現像時間にもか
かわらず像または許容できる像が得られないケースをも
包含している。STDTを求めるための、写真材料の構造お
よび組成、露光、および方法は以下に規定されている。
写真材料の「標準」構造および組成 STDTを求めるために使用された写真材料の構造および
組成は通常のポリエステル支持ベースを次のような順序
で被覆してなる: 1)未硬化ゼラチン2.2g/m2の中に分散された黒色コロ
イド銀0.75g/m2と、フエニドン0.0175g/m2と、本発明の
1,4−ジヒドロキシベンゼン化合物とを含有している
層; 2)pH5で被覆されたゼラチン0.5g/m2と、緑色光に対し
て増感された塩素64モル%と臭素36モル%を含有する通
常のリソグラフイー用ハロゲン化銀乳剤の銀イオン0.35
g/m2と、フタル酸ジブチルと燐酸トリクレジルの混合液
中に分散された2,5−ジイソオクチルヒドロキノン0.08g
/m2とからなる感光性未硬化ゼラチン層; 3)未硬化ゼラチン0.5g/m2と、上記のように分散され
た2,5−ジイソオクチルヒドロキノン0.15g/m2とを含有
する保護層。
本発明のためにSTDTを求めるには、様々なタンニング
用化合物は各々、この標準材料においてゼラチン被覆性
の問題を伴わずに良好な像を得るそれぞれの最適量で試
験される。既に指摘されているように、1g/m2より高い
量は本発明のためには実用的でないと一般に考えられて
いる。
「標準」露光 STDTを求めるために、写真材料はウグラーグレタグTM
プレート・コントロール・ウエツジを用いて、1−位に
セツトされた、50W、12Vオスラム・タングステン・ハロ
ゲン・ランプを有するPRTタイプRBデイジツト3ブロモ
グラフで5秒間乳剤を通して密着露光される(実際には
これ等条件は臨界的でない;露光時間は例えば8秒まで
変動可能である)。
「標準」プロセス STDTを求めるためのプロセスは露光済み写真材料を次
のような工程で処理することからなる: 1)現像 :Na2CO3 1% (活性化による) Na2SO4 12% NaHCO3 pH10になる様 T= 32℃ 2)ウオツシユ・オフ:38〜40℃の水、乱流 3)スプレー水洗:1気圧の15〜30℃の水 4)熱風乾燥 「標準」評価方法 評価を受ける現像剤を含有している各「標準」写真材
料の別サンプルを上記のような「標準」法で露光し処理
するが、その際活性化区域での滞留時間を10秒から始め
てだんだん増大させる。各材料について、黒色背景部上
の透明な線と透明背景部上の黒い線との両方の最も良い
再現に対応する最小タンニング現像時間(STDT)を記録
した。
本発明の1,4−ジヒドロキシベンゼン化合物はヒドロ
キノンや、ベンゼン核の水素原子1個以上がハロゲン原
子または電子吸引基で置換されているところのそれ等化
合物も包含する[用語「電子吸引基」は、例えばオーガ
ニツク・ケミストリー(S.H.パイン他、第4版、マグロ
ーヒル・ブツクカンパニー、第207ff頁)に記載されて
いるように、或る基の、電子をそれ等が結合している炭
素原子または有機基体から引き取る能力に関係してい
る]。
本発明の1,4−ジヒドロキシベンゼンの置換基として
好ましい適する電子吸引基の例はカルボキシル基および
その官能性誘導体例えばエステルやアミド、ケトカルボ
ニル基、スルホニル基、スルホン酸基、スルホニルアミ
ド基、第四アンモニウムおよびスルホニウム基、ニトリ
ル基、およびトリフルオロメチル基である。
本発明の、STDTHyの2倍〜15倍であるSTDTを有する代
表的な1,4−ジヒドロキシベンゼン化合物の例はゲンチ
シン酸およびそのアルキル(好ましくは低級アルキル
基、より好ましくは1個〜4個の炭素原子を有する)お
よびアリール(好ましくはフエニルまたは、置換基が塩
素や臭素やフツ素のようなハロゲンまたは炭素原子1個
〜4個のアルキルもしくはアルコキシ基である置換フエ
ニル基)エステル、2,5−ジヒドロキシベンゼンケトン
類、2,5−ジヒドロキシベンゼンスルホン酸類およびそ
の塩または官能性誘導体例えばスルホン、およびポリ−
ハロゲン−ヒドロキノンである。好ましい化合物の具体
例はゲンチシン酸、ゲンチシン酸メチル、2,5−ジヒド
ロキシアセトフエノン、2,5−ジヒドロキシベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、1,4−ジヒドロキシベンゼン−2,5
−ジスルホン酸ナトリウム、2,5−ジヒドロキシベンゼ
ンフエニルスルホン、およびテトラクロロヒドロキノン
類である。
STDTHyの1/4〜2倍であるSTDTを有する代表的な1,4−
ジヒドロキシベンゼン化合物の例はゲンチスアミド、N
−アルキルゲンチスアミド[但し、アルキル基は好まし
くは低分子量(より好ましくは1個〜4個の炭素原子を
有する)を有し任意にヒドロキシ基で置換されていても
よい]、2,5,2′,5′−テトラヒドロキシジフエニルス
ルホン、およびモノ−ハロゲン−ヒドロキノン類であ
る。好ましい化合物の具体例はヒドロキノン、ゲンチス
アミド、β−ヒドロキシエチルゲンチスアミド、モノク
ロロヒドロキノン、2,5,2′,5′−テトラヒドロキシフ
エニルスルホン、およびモノ−ブロモヒドロキノンであ
る。
本発明のタンニング現像剤の組み合わせは様々なタイ
プの乳剤および層配列をもつて使用できる。
この分野で知られているどの支持ベースも適する。場
合によつては、何ら下塗り層のない又は未硬化下塗り層
を有するベースが好ましい。他の場合には、両面を被覆
されていてもよい又は新たな別のベース上への像転写を
許す下塗り層を有していてもよい特殊なベースが好まし
い。ベースの各被覆面は1層より多くてもよい。
全ての層は非現像領域では例えば温水で除去可能でな
ければならず、そして層が不溶性になつて硬化されたに
違いない現像領域では上記処理に差別的に抵抗しなけれ
ばならない。これは例えばゼラチンをタンニング性材料
として使用し、そして硬膜剤を省略することによつて達
成される。また、天然もしくは合成重合体またはこの分
野で知られているその他助剤はゼラチンの少なくとも一
部の代わりとして使用できる。
少なくとも1層は少なくともハロゲン化銀乳剤を含有
している。
塩化および/または臭化および/またはヨウ化銀を有
するネガまたはダイレクト・ポジ高感度または低感度乳
剤のようなこの分野で知られている全ての乳剤が適す
る。
しかしながら、同じ感度下では、最も好ましい乳剤は
最も微粒で且つ最も迅速に現像可能な乳剤、または粒子
形状がどうあれ最大の比表面積を有するものである。
少なくとも1層は350〜800nmからなる波長を有する光
量子の少なくとも一部を吸収することができる少なくと
も1種の顔料またはその前駆体を含有しているであろ
う。
本発明に従つて使用される顔料のもう一つの有効な特
徴はそれが最も高い比吸収を有し尚且つ層のゼラチンま
たはその他成分との相互作用の危険性を最低にしなけれ
ばならない云うことである。
好ましい顔料の例は、時間および/または酸素および
湿度と共に、不溶性ゼラチンを生じたり及び/又はタン
ニング性材料の現像部分で硬化され且つ反対に非現像部
分で除去される能力を危うくしたりする傾向のないもの
である。例えば、たいていの未処理カーボンブラック化
合物は時間とともに層の非現像部分のウオツシユ・オフ
を妨げるようになるので使用されないことが好ましい。
従つて、最低の銀およびゼラチン被覆量をもつて層の
最大光学濃度を与える黒色コロイド銀のそれ等分散物
や、黒色コロイド銀とは異なるものが好ましい。
有機顔料分散物も本発明にとつて有効である。それ等
は黒とは異なる色を有する層が必要とされる場合に好ま
しい。このためには、可視域で吸収する着色または黒色
顔料と組み合わされた又はされない紫外線または赤外線
吸収剤のような、可視域の外で吸収する顔料の分散物も
有効である。
現像剤は1層以上の感光層中に、または有するなら
ば、下塗り層、中間層、または保護層の中に存在し得
る。
現像剤はその一部または全体が処理溶液中に在つても
よいが、主に又は独占的に本材料中に入つている方が好
ましい。
本発明のタンニング現像用写真材料はこの分野でハロ
ゲン化銀補助現像剤(英国特許第542,502号:第761,300
号;第1,093,281号;イタリア特許第498,462号;米国特
許第2,772,282号;第3,300,307号;および欧州特許出願
第104,351号参照)として知られている例えばフエニド
ンのような3−ピラゾリドン化合物1種以上と組み合わ
されている。かかる現像助剤の例は1−フエニル−4,4
−ジメチル−、1−フエニル−5−メチル−、1−クロ
ロ−5,5−ジメチル−、1,5−ジフエニル−、1−フエニ
ル−4−エチル−、1−フエニル−4,4−ジヒドロキシ
メチル−、1−p−トリル−4,4−ジヒドロキシメチル
−、および1−フエニル−4−ヒドロキシメチル−4−
メチル−3−ピラゾリドン化合物である。
3−ピラゾリドン化合物は本発明の写真材料中に好ま
しくは0.2g/m2以下、より好ましくは0.05g/m2以下、最
も好ましくは0.03g/m2以下の量で入つている。
本発明はSTDT値を求めるために先に記載されているよ
うな構造のタンニング現像用写真材料に関して特に開発
された。しかしながら、本発明がこの具体的構造に限定
されないことは無論である。
本発明にとつて多分有効な様々な構造の例は下記概要
によつて示される: I)B/D/C II)B/C/D/ III)B/D+C IV)B/D/C/D V)B/C/D/C 但し、簡単にするために、可能性のある下塗り層、中間
層、また保護層は省略されており、そして Bは例えばポリエステルやガラスやプーパーや金属のよ
うな透明または不透明な写真用支持ベースであり; Cは細かく分散された顔料またはその前駆体を含有して
いる層であり; Dは1種以上の写真乳剤を含有している層であり; D+Cは同時に乳剤と顔料を含有している層である。
上記の5つの主な構造のほかに、次のような違つた構
造も可能性があつて時には有効である: VI)B/D1+C/D2 VII)B/D1+C1/D2+C2 但し、D1とD2は同一または異なる乳剤であり、そしてC1
とC2は同一または異なる顔料である。
既に述べたように、次のような、両面が被覆されてい
る構造でさえ時には有効である: VIII)D/C/B/C/D IX)D+C/B/D+C 各構造は要求される結果によつては他のものよりも有
利であることがある。例えば、写真植字用材料のいくつ
かのタイプのために要求されるように、高感度と支持ベ
ースからの露光とが必要とされる場合には、構造B/D/C
が使用できる。高感度を必要とせず単に強い内部ハレー
シヨン防止力が必要とされる場合には、構造B/D+Cが
使用できる。片面に被覆された層中に含有されるタンニ
ング性材料の全被覆量は、その材料の構造がどうあれ、
好ましくは片面当り5g/m2未満、より好ましくは片面当
り3.5g/m2未満、最も好ましくは片面当り2.5g/m2未満で
ある。
例えば、構造B/C/Dにおいては、Dの厚さは好ましく
は1g/m2未満であり、他方、Cの厚さは4g/m2未満、より
好ましくは2.5g/m2未満、最も好ましくは1.5g/m2であ
る。
厚さの算出にあたつては、現在の技術では、ハロゲン
化物や、顔料や、助剤や、溶剤のような他の物質の含有
量にも左右される幾何学的厚さではなく単位表面当たり
に被覆されたゼラチンおよび/またはその他のタンニン
グ性材料のグラム数を考慮することが事実有利である。
先に述べたように、本発明の好ましい写真システムが
現像浴の代わりに単なる活性化浴を伴うように、本材料
中に現像剤の全部または一部をくみこむことが好まし
い。かかる活性化浴は炭酸塩、重炭酸塩、水酸化物、燐
酸塩等の単独または組み合わせのようなアルカリ塩基の
水溶液である。
本発明は好ましくは、pH値を調節するために簡単な炭
酸塩−重炭酸塩または炭酸塩−水酸化物組成物を使用
し、その組成物には緩衝力または溶液pHに左右されずに
フイルム膨潤を調節するための中性塩を添加することが
できる。
好ましい溶液の例は重炭酸塩または水酸化物を有する
又は有しない炭酸カリウムの、濃度範囲6〜26%、より
好ましくは9〜21%、最も好ましくは12〜18%の、pH範
囲9〜13.6、好ましくは9.8〜12.8、より好ましくは10.
3〜12.3の、溶液である。
活性化浴の温度範囲は好ましくは20〜40℃、より好ま
しくは25〜35℃、もつとも好ましくは28〜33℃である。
撹はんは最低に維持されるが、市場に見出せるいくつか
のプロセツシング・マシンの撹はんのように強くされて
もよい。しかしながら、それがどうであれ、当業者は乱
流を一定にし且つ制御下におくことを良しとする。
活性化浴の後には通常、層の塩濃度を減少させ且つ後
で水で除去されるべき非現像部分をより可溶性にする目
的を有する浴が設けられている。
好ましい方法は層の非硬化部分を除去するウオーター
・スプレーを使用することからなる。
スプレーの温度は1〜99℃または好ましくは10〜40℃
の範囲であり得る。スプレーの圧力は好ましくは6バー
ル未満である。
エネルギー上の理由から、活性化後に材料を膨潤させ
るために制限された量の温水を使用すること及び層の非
現像部分を冷水スプレーによつて完全除去することが好
ましい。しかしながら、熱い水もしくは流水で、または
いろいろな流体例えば溶液、乳濁液、懸濁液、分散液、
泡沫、煙霧等で、回転もしくは振動下のスポンジもしく
はブラシの助けをかりて又は無しで、または超音波を用
いて、洗い流すことも可能である。
活性化浴はpH、pAg、かぶり、銀現像速度、等等を調
節するために既知の補助物質を添加されてもよい。具体
的な適する活性化浴は炭酸カリウム溶液のような簡単な
塩基の溶液からなり;それは、大気中への蒸発水と、二
酸化炭素の吸収および現像中のハロゲン化水素酸生成の
せいによる緩慢なpH低下とに対する補償に注意をはらう
限り、実際非常に安定である。
実際、活性浴のpH、温度、および濃度は制御下におく
べき重要なパラメーターの中に含まれる。
また、使用されるタンニング現像剤のタイプ、比率、
および量も非常に重要である。
本発明による最も重要なパラメーターの一つは被覆層
(C+D)のタンニング性材料(ゼラチン)の全重量と
同被覆層中に含有されているタンニング現像剤の重量と
の間の比率である。(別に指定されていない限り、比率
は此処および本明細書中のどこでも重量/重量比を意味
する。) 上記比率は一般に範囲3〜1000、好ましくは5〜50
0、最も好ましくは10〜150である。
さらに、本発明によれば現像剤の最適量は写真結果を
最適化するのに単独で使用されたならば必要とされるで
あろう同現像剤の量よりも取るに足らない程低いことが
判明した。ヒドロキノンが単独で使用される場合には、
写真結果の最適化(フエニドンの存在下での)には80〜
250の範囲のゼラチン/ヒドロキノン比が必要とされる
が、本発明に従つてゲンチシン酸メチルが約40〜60のゼ
ラチン/ゲンチシン酸メチル比で添加される場合には、
500より高いゼラチン/ヒドロキノン比でさえ良好な結
果が得られる。
これに反し、ゲンチシン酸メチル単独では20より高い
ゼラチン/ゲンチシン酸メチルを使用することによつて
は満足な結果が得られない。
本発明による現像剤組み合わせがヒドロキノンからな
る場合には、ヒドロキノンのモル量またはヒドロキノン
STDT値の1/4〜2倍のSTDT値を有する1,4−ジヒドロキシ
ベンゼン化合物のモル量とその他の全てのタンニング現
像剤の総モル量との間の比率を考慮に入れることも有効
であるかも知れない。かかる比率は0.02〜2の範囲、好
ましくは0.1〜1の範囲、より好ましくは0.2〜0.5の範
囲で有効であることが判明した。
次に、下記タンニング現像剤化合物についてなされた
実験をもつて実施例で本発明を例証する: I ヒドロキノン II 2,5−ジヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリウム III ゲンチシン酸メチル IV クロロヒドロキノン V テトラクロロヒドロキノン VI 2,5,2,5−テトラヒドロキシジフエニルスルホン VII β−ヒドロキシエチルゲンチスアミド VIII 2,5−ジヒドロキシベンゼン−フエニルスルホン IX ゲンチシン酸 X 2,5−ヒドロキシアセトフエノン XI ゲンチシスアミド XII ブロモヒドロキノン XIII 1,4−ジヒドロキシベンゼン−2,5−ジスルホン酸
ナトリウム 実施例1 下記手順に従つて7種類の写真フイルムを製造し、処
理し、そして評価した。第1表には写真フイルム中に使
用されているタンニング現像剤およびその量が示されて
いる。理解を容易にするために、この表およびその他の
全ての表において、第1欄はヒドロキノンI(Hy)につ
いて報告し、第2欄はゼラチン/ヒドロキノン比と等し
いゼラチン/1,4−ジヒドロキシベンゼン化合物比のもと
で測定されたときにHyのSTDTの2倍〜15倍のSTDTを有す
る1,4−ジヒドロキシベンゼン化合物について報告し、
そして第3欄はゼラチン/ヒドロキノン比と等しいゼラ
チン/1,4−ジヒドロキシベンゼン化合物比のもので測定
されたときにHyのSTDTの1/4〜2倍のSTDTを有する1,4−
ジヒドロキシベンゼン化合物について報告している。ま
た、表には指定された量のタンニング現像剤における各
フイルムについて得られたSTDT値が報告されている。
第1表から分かるようにフイルム1および2の中に単
独で使用されている現像剤IおよびIIはフイルム3にお
けるそれ等の組み合わせよりも遅いタンニングプロセス
を生じる。
同様に、フイルム1と4と5の間の比較から分かるよ
うに、現像剤I+IIIの組み合わせは単一構造のIおよ
びIII(フイルム1および4)よりはるかに速い(フイ
ルム)。
同様の効果は単一化合物I、IV、およびそれ等の組み
合わせI+IV、をそれぞれ含有しているフイルム1、
6、および7間の比較からも明白である。
本発明の現像剤組み合わせの相乗効果は湿気加熱条件
下での写真的性質維持の画質にもしばしば関係してく
る。
例えば、フイルム1〜7を20℃で55%R.H.で15時間老
化させ、それから不透過性包みの中に密閉し、そして50
℃で1日〜5日間促進貯蔵を受けさせた。
かかる時間経過後、サンプルを上記のように露光し、
処理し、評価し、そして得られた像を、先の新しいフイ
ルムを用いて得られたものと比較した。
こうして下記結果がえられた: 1)全ての新しいフイルムは、no.4(劣つた付着性をも
つて非常に悪い画質を与えた)を除いて、第1表に記載
されている現像時間で、非常に良好な画質を与えた。
2)50℃で1日間並びに5日間貯蔵されたフイルムは下
記第I表B表に報告されている結果を与えた。
実施例2 第2表に報告されている現像剤を含有していること以
外は実施例1に記載されているようにして11種類のフイ
ルムを製造した。
フイルムを実施例1と同じように露光し、処理し、評
価した。
実施例1の材料と比べて唯一の構造的差異は次の通り
である: a)フイルム1、3、5、および7のD層はゼラチン0.
87g/m2(0.5g/m2の代わりに)を含有していた; b)フイルム2、4、6、および8のD層はゼラン0.64
g/m2を含有していた。
第2表中に示されているように、フイルム1〜6はい
づれもフイルム7〜11のそれよりも長いタンニング現像
時間を有する。
さらに、フイルム4、10、および11を20℃で55%R.H.
で15時間老化させ、それから不透過性包みの中に密閉し
て50℃で3日、6日、および10日間貯蔵し、それから、
実施例1に記載されているように露光し、処理し、そし
て評価した。こうして次のような結果が得られた: a)3日後:フイルム10はやや悪くなつた。
フイルム4および11は尚良好であり、新しいフイルム
に似た像を有した。
b)6日後:フイルム10はもはや像を生じなかつた(そ
れは処理中にベースから分離された)。
フイルム4は悪くなつたが、尚許容できる像を生じ
た。
フイルム11はなお良好で、新しいフイルムに殆ど似て
いた。
c)10日後:フイルム4は許容できる像をもはや生じな
かつたが、フイルム11は有意に悪くなつたがなお許容で
きる像を生じた。
実施例3 第3表に示されている現像剤量以外は実施例1に記載
されているようにして13種類のフイルムを製造した。そ
れから、それ等を実施例1の材料同様に露光し、処理
し、そして評価した。
第3表に示されているように、フイルム1〜13はいづ
れも実施例1のフイルム1、4、および6のそれより短
いタンニング現像時間を有していた。
実施例4 第4表中に示されている現像剤のタイプおよび量以外
は実施例1に記載されているようにして5種類のフイル
ムを製造した。それから、それ等を実施例1に記載され
ているように露光し、処理し、そして評価した。
第4表はフイルム1〜5がいづれも実施例1のフイル
ム1、4、および6のそれよりも短いタンニング現像時
間を有することを示している。
フイルム2、3、4、および5の安定性はフイルム1
のそれより良かつた。
実施例5 ヒドロキノンが第1層(C)の代わりに感光層(D)
中に導入されたこと以外は実施例1の記載通りにして4
種類のフイルムを製造した。
材料の現像剤のタイプおよび量は第5表に示されてい
る。
これ等フイルムを実施例1のものと同じように露光
し、処理し、そして評価した。フイルム3にはフエニド
ンが使用されていなかつた(が、それはこの実施例およ
び先行実施例のその他の全てのフイルム中には存在して
いた)と云うことは指摘される価値がある。
第5表に示されているように、フイルム1、2、およ
び4は実施例1のフイルム1および4と比べて良好なタ
ンニング現像速度を有している。しかしながら、フイル
ム4はもつと良い色調再現性を呈する。
フイルム3は、実施例の操作条件下では3−ピラゾリ
ドン化合物の少なくとも少量の存在が必要であることか
ら、何らの像も生じなかつた。
実施例6 第6表に示されている変動以外は実施例1に記載され
ているようにして15種類のフイルムを製造し、それから
実施例1のように処理し、評価した。
第6表から分かるように単一現像剤VII、XI、およびV
Iは非常に高い量で使用された場合にのみやつと良好な
タンニング現像速度を与えた。しかしながら、これ等現
像速度は現像剤VIとその他のヒドロキノン構造との組み
合わせを含有しているフイルム14で得られるもの又は先
行実施例のいくつかのフイルムにおける現像剤Iの組み
合わせで得られるものよりはるかに低かつた。
これに反し、ともかく非常に遅い単一現像剤IX、X、
III、II、V、およびXIIIの場合には高被覆量も有効で
はなかつた。
ハロゲン−ヒドロキノンIVおよびXIIは実施例1のフ
イルム7または実施例2のフイルム7、8、9、および
11のような二成分の組み合わせよりも尚低い中間タンニ
ング現像速度を与えた。
実施例7 第7表に示されている変動以外は実施例1に記載され
ているようにして7種類のフイルムを製造し、それか
ら、実施例1のように露光し、処理し、そして評価し
た。
しかしながら、フイルム1、2、3、4、5、および
6における現像剤Iはフイルム7における現像剤VIのよ
うにD層中に入つていた。
その他の現像剤はいづれも通常通り層C中に導入され
た。
この実施例は現像剤Vの有無にかかわらず現像剤Iと
VIからなる組み合わせの有効性を例証する。それ等は本
実施例中に存在する現像剤VIの量が実施例6のフイルム
4のそれよりはるかに低いにもかかわらず実施例1のフ
イルム1および実施例6のフイルム4より短いタンニン
グ現像時間を与えた。
実施例8 第8表に報告されている変動以外は実施例1に記載さ
れているようにして6種類のフイルムを製造し、それか
ら実施例1同様に露光し、処理し、評価した。
第8表に明示されているように、両方の現像剤量がも
し単独で使用されたならば満足な像を与えないであろう
程低いにもかかわらず、現像剤IとVIの混合物の良好な
タンニング現像速度が確認された。
実施例9 第9表に示されている変動以外は実施例1の記載のよ
うにして7種類のフイルムを製造し、それから実施例1
同様に露光し、処理し、評価した。
フイルム1、2、5、6、7におけるフエニドンの量
は実施例1のフイルムのそれと等しかつたが、フイルム
3ではフエニドンは0.0125g/m2で被覆され、そしてフイ
ルム4中には皆無であつた。
第9表に示されているように、フイルム1、2、3、
5、6、および7は良好なタンニング現像速度を与えた
ので、その実験条件下ではフエニドン量が半分に軽減で
きることが分かる。
これに反し、フイルム4はフエニドンが不在であつた
ので全く像を生じなかつた。この実施例の結果は少なく
とも2種類のヒドロキノン構造の組み合わせの有効性を
確認すると共に、記載の実験条件下での付着性を改善す
るための最低量での3−ピラゾリドン化合物少なくとも
1種の存在の有効性をも立証していた。
実施例10 第10表に記載されている変動以外は実施例1に記載さ
れているようにして7種類のフイルムを製造し、それか
ら実施例1同様に露光し、処理し、評価した。
フイルム1をフイルム2および3、並びに実施例6の
フイルム4と比較することによつて、電子吸引基で置換
されたヒドロキノンが単独で使用される場合の非常に高
い被覆量の必要性が確認された。
これに対し、フイルム4、5、6、および7は現像剤
VIがその他のヒドロキノン構造と組み合わされたときに
タンニング現像に対する相乗効果が強いことを示してい
た。
実施例11 第11表中に記載されている変動以外は実施例1に記載
されているようにして5種類のフイルムを製造し、それ
から実施例1に記載されているように露光し、処理し、
評価した。
フイルム1は先行実施例のフイルム同様層C中に顔料
として黒色コロイド銀0.75g/m2を含有していたが、フイ
ルム2、3、4、および5は層C中に純顔料1.5g/m2
分散用溶剤約2.5g/m2とからなる有機顔料分散物4g/m2
含有していた。
層Cの平方米当たりのゼラチン厚さはやはり2.2g/m2
であつたが、フイルム2、3、4および5の層Cは本実
施例の材料1および実施例1のフイルム1の層Cよりも
低い被タンニング性向を示した。
実際、本実施例のフイルム2、3、および4と実施例
1のフイルム1との比較から分かるように、同じような
量の現像剤Iを単独で使用した場合には実質的により低
いタンニング現像速度を生じた。
しかしながら、本実施例のフイルム2、3、4をフイ
ルム5と更にはフイルム1と比較することによつて明ら
かなように、与えられた量の化合物IIIを化合物Iと組
み合わせることは、フイルム5に対してもまたフイルム
2、3、および4に対しても、非常に高いタンニング現
像速度であるばかりでなく尚且つコロイド銀顔料タンニ
ング能がより高い場合のフイルム1のそれとほぼ同じで
あるタンニング現像速度を達成させるのに、十分であ
る。
実施例12 第12表に記載されている変動以外は実施例1に記載さ
れているようにして9種類のフイルムを製造し、それか
ら実施例1同様に露光し、処理し、評価した。
フイルム4および6はD感光層中に銀イオン0.55g/m2
を有し、フイルム8は銀イオン0.3g/m2を有し、そして
フイルム9は銀イオン0.25g/m2を有していた。
その他のフイルムはいづれも先行実施例のフイルム同
様0.35g/m2に等しい銀イオン量を有していた。
しかしながら、写真乳剤の被覆量(従つて露光済みの
現像可能な銀量)のかかる差は、フイルム3、4、5、
6の単一構造と比べたときのフイルム1、2、7、8、
9中のI+IIIのような少なくとも2種のヒドロキノン
構造の組み合わせ程には、タンニング現像速度にとつて
重要であるとは立証されなかつた。
実際、非常に低い乳剤被覆量を有するフイルム9は2
倍の被覆量を有するフイルム4および6よりもなお速か
つた。
さらに、フイルム4および6は感光性銀被覆量に依存
せずにフイルム3および5のタンニング現像速度に似た
タンニング現像速度を有した。
実施例13 第13表に記載されている変動以外は実施例1に記載さ
れているようにして6種のフイルムを製造し、それから
実施例1に記載されているように露光し、処理し、評価
した。
実施例1のフイルム1、4、および6と比較し、そし
て本実施例に使用されている現像剤I、III、およびIV
の非常に低い被覆量を考慮に入れることによつて、タン
ニング現像に対する、フイルム4、5、および6におけ
る二成分系I+IV混合物並びにフイルム1、2、および
3における三成分系のものの相乗効果が認められた。
さらに、フイルム1、2、および3は3%網点、非常
に細い線、およびフイルム3、4、および5よりも実質
的によい色調の再現を生じたので、IIIのような別のヒ
ドロキノン構造の影響がタンニング現像速度と画像改善
の両方ために有効な結果を生じることを示している。
これは、実施例1のフイルム4や実施例6のフイルム
2および9のように現像剤IIIを単独で使用することに
よつて得られた特に悪い像を考慮すると、全く驚くべき
ことである。
先行実施例に報告されている標準タンニング現像時間
(STDT)は比較のために選択された操作条件を関係して
いる。
かかる時間は当業者にとつて明らかな仕方でフイルム
および現像処理のいくつかのパラメーターを変動させる
ことによつて増大または減少可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アントニオ ルツジイ イタリア国サボナ,フエラニア(番地な し) 3エム イタリア リシエルシエ ソチエタ ペルアツイオニ気付 (56)参考文献 特開 昭59−64838(JP,A) 特開 昭60−260945(JP,A)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真用支持ベース、タンニング性バインダ
    ー材料、ハロゲン化銀乳剤、および少なくとも1種の顔
    料を包含する写真材料であって、3−ピラゾリドン化合
    物と少なくとも2種の異なる1,4−ジヒドロキシベンゼ
    ン化合物とを含有し、第一の1,4−ジヒドロキシベンゼ
    ン化合物はヒドロキノンの標準タンニング現像時間(ST
    DTHy)の1/4〜2倍の標準タンニング現像時間(STDT)
    を有するものの群の中から選択され、そして第二の1,4
    −ジヒドロキシベンゼン化合物はSTDTHyの1/4〜15倍のS
    TDTを有するものの群の中から選択されることを特徴と
    する、前記写真材料。
  2. 【請求項2】第一の1,4−ジヒドロキシベンゼン化合物
    はSTDTHyの1/4〜2倍のSTDTを有するものの群の中から
    選択され、そして第二の1,4−ジヒドロキシベンゼン化
    合物はSTDTHyの2倍〜15倍のSTDTを有するものの群の中
    から選択される、特許請求の範囲第1項の写真材料。
  3. 【請求項3】3−ピラゾリドン化合物と、ヒドロキノン
    と、ヒドロキノンの標準タンニング現像時間(STDTHy)
    の1/4〜2倍の標準タンニング現像時間(STDT)を有す
    るものの群の中から選択された、ヒドロキノン以外の、
    1,4−ジヒドロキシベンゼン化合物と、STDTHyの2倍〜1
    5倍のSTDTを有するものの群の中から選択された1,4−ジ
    ヒドロキシベンゼン化合物とを含有していることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項の写真材料。
  4. 【請求項4】1,4−ジヒドロキシベンゼン化合物はベン
    ゼン核の少なくとも1個の水素原子がハロゲン原子およ
    び/または電子吸引性置換基で置換されているところの
    ものである、特許請求の範囲第1項の写真材料。
  5. 【請求項5】電子吸引性置換基はカルボキシルおよびそ
    の官能性誘導体、カルボニルケトン、スルホニル、スル
    ホン酸基、スルホニルアミド、第四アンモニウムおよび
    スルホニウム基、ニトリル、およびトリフルオロメチル
    からなる群の中から選択される、特許請求の範囲第4項
    の写真材料。
  6. 【請求項6】STDTHyの1/4〜2倍のSTDTを有する1,4−ジ
    ヒドロキシベンゼン化合物はヒドロキノン、ゲンチスア
    ミド、N−アルキル−ゲンチスアミド(但し、アルキル
    基は低分子量を有しており任意にヒドロキシル基で置換
    されていてもよい)、モノ−ハロゲン−ヒドロキノン、
    および2,5,2′,5′−テトラヒドロキシジフェニルスル
    ホンからなる群の中から選択される、特許請求の範囲第
    1項の写真材料。
  7. 【請求項7】1,4−ジヒドロキシベンゼン化合物はヒド
    ロキノン、ゲンチスアミド、β−ヒドロキシエチルゲン
    チスアミド、モノクロロヒドロキノン、モノブロモヒド
    ロキノン、および2,5,2′,5′−テトラヒドロキシフェ
    ニルスルホンからなる群の中から選択される、特許請求
    の範囲第6項の写真材料。
  8. 【請求項8】STDTHyの2倍〜15倍のSTDTを有する1,4−
    ジヒドロキシベンゼン化合物はゲンチシン酸、アルキル
    基が低分子量を有するゲンチシン酸アルキルエステル
    類、2,5−ジヒドロキシベンゼンケトン類、2,5−ジヒド
    ロキシベンゼンスルホン酸類およびそのアルカリ金属塩
    類、2,5−ジヒドロキシベンゼンスルホン類、およびポ
    リ−ハロゲン−ヒドロキノン類からなる群の中から選択
    される、特許請求の範囲第2項の写真材料。
  9. 【請求項9】1,4−ジヒドロキシベンゼン化合物はゲン
    チシン酸、ゲンチシン酸メチル、2,5−ジヒドロキシア
    セトフェノン、2,5−ジヒドロキシベンゼンスルホン酸
    ナトリウム、1,4−ジヒドロキシベンゼン−2,5−ジスル
    ホン酸ナトリウム、2,5−ジヒドロキシ−ベンゼンフェ
    ニルスルホン、およびテトラクロロヒドロキノンからな
    る群の中から選択される、特許請求の範囲第8項の写真
    材料。
  10. 【請求項10】タンニング性バインダー材料全体の総和
    が5g/m2未満である、特許請求の範囲第1項〜第9項の
    いづれか一項の写真材料。
  11. 【請求項11】タンニング性バインダー材料の総量と1,
    4−ジヒドロキシベンゼン化合物およびヒドロキノンの
    総量との間の比率が5〜150を成す、特許請求の範囲第
    1項〜第10項のいづれか一項の写真材料。
  12. 【請求項12】写真用支持ベース、タンニング性バイン
    ダー材料、ハロゲン化銀乳剤、および少なくとも1種の
    顔料を包含する写真材料であって、3−ピラゾリドン化
    合物と少なくとも2種の異なる1,4−ジヒドロキシベン
    ゼン化合物とを含有し、第一の1,4−ジヒドロキシベン
    ゼン化合物はヒドロキノンの標準タンニング現像時間
    (STDTHy)の1/4〜2倍の標準タンニング現像時間(STD
    T)を有するものの群の中から選択され、そして第二の
    1,4−ジヒドロキシベンゼン化合物はSTDTHyの1/4〜15倍
    のSTDTを有するものの群の中から選択される、前記写真
    材料を露光し、それからその露光済みの写真材料を適切
    な処理浴中で処理し、そしてその硬化されなかったタン
    ニング性材料を水で除去することを特徴とするレリーフ
    像作成法。
JP61123867A 1985-05-30 1986-05-30 タンニング現像用写真材料、およびレリ−フ像作成法 Expired - Lifetime JPH0814686B2 (ja)

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