JPH0815823B2 - 感熱転写記録用インクリボン - Google Patents
感熱転写記録用インクリボンInfo
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- JPH0815823B2 JPH0815823B2 JP61232516A JP23251686A JPH0815823B2 JP H0815823 B2 JPH0815823 B2 JP H0815823B2 JP 61232516 A JP61232516 A JP 61232516A JP 23251686 A JP23251686 A JP 23251686A JP H0815823 B2 JPH0815823 B2 JP H0815823B2
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- ink ribbon
- thermal transfer
- ink
- weight
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ファクシミリやカラープリンタ等、転写型
感熱記録により印字する記録方式に使用される感熱転写
記録用インクリボンに関するものである。
感熱記録により印字する記録方式に使用される感熱転写
記録用インクリボンに関するものである。
本発明は、転写型感熱記録に使用される感熱転写記録
用インクリボンにおいて、 アルコール変性シリコンオイルを多官能イソシアネー
トによりウレタン化し水酸基を有する樹脂層中に固定し
たものを滑性処理層とすることにより、 スティッキング現象を生ずることなく、濃度ムラのな
い均一で鮮明な画像が得られ、保存安定性に優れた感熱
転写記録用インクリボンを提供しようとするものであ
る。
用インクリボンにおいて、 アルコール変性シリコンオイルを多官能イソシアネー
トによりウレタン化し水酸基を有する樹脂層中に固定し
たものを滑性処理層とすることにより、 スティッキング現象を生ずることなく、濃度ムラのな
い均一で鮮明な画像が得られ、保存安定性に優れた感熱
転写記録用インクリボンを提供しようとするものであ
る。
近年、基体上に昇華性染料を含んだインクや熱溶融性
インクを塗布し、それを被転写紙と接触させ、入力され
た印字信号に従い加熱手段であるサーマルヘッドを選択
的に発熱させることによって、上記基体上の昇華性染料
を昇華させ、あるいは熱溶融性インクを溶融し、その部
分を被転写紙上に付着させ、印字を形成する転写感熱記
録方式が開発されている。かかる転写感熱記録方式は、
ファクシミリやワードプロセッサ等のプリンタとして実
用化されるとともに、ビデオカメラによる撮像画像,テ
レビジョン画像等の静止画像をハードコピーする際のハ
ードコピー用プリンタ等、各種プリンタの記録方式とし
て広汎な応用が期待されている。
インクを塗布し、それを被転写紙と接触させ、入力され
た印字信号に従い加熱手段であるサーマルヘッドを選択
的に発熱させることによって、上記基体上の昇華性染料
を昇華させ、あるいは熱溶融性インクを溶融し、その部
分を被転写紙上に付着させ、印字を形成する転写感熱記
録方式が開発されている。かかる転写感熱記録方式は、
ファクシミリやワードプロセッサ等のプリンタとして実
用化されるとともに、ビデオカメラによる撮像画像,テ
レビジョン画像等の静止画像をハードコピーする際のハ
ードコピー用プリンタ等、各種プリンタの記録方式とし
て広汎な応用が期待されている。
ところで、上記転写感熱記録方式のプリンタ用のイン
クリボンとしては、コンデンサーペーパーのような薄く
て均一且つ密度の高い紙からなる基材にインク層を形成
したものが使用されている。ところが、基材として紙を
使用した場合には、紙中に含まれている水分や樹脂分等
が悪影響を及ぼし印字品質を大幅に低下させる原因とな
っている。さらに、紙の厚みは8μmが限界で、それ以
上薄くできず高速印字に対応しにくい面がある。
クリボンとしては、コンデンサーペーパーのような薄く
て均一且つ密度の高い紙からなる基材にインク層を形成
したものが使用されている。ところが、基材として紙を
使用した場合には、紙中に含まれている水分や樹脂分等
が悪影響を及ぼし印字品質を大幅に低下させる原因とな
っている。さらに、紙の厚みは8μmが限界で、それ以
上薄くできず高速印字に対応しにくい面がある。
そこで基材としてポリエチレンテレフタレートフィル
ム等のプラスチック基体が使用されるようになってき
た。このプラスチック基体は、紙の難点を克服する優れ
た基材であったが、インクリボンの基材として使用した
場合、べた打ちや高速印字を行う際ヘッド温度が非常に
高くなったとき等にフィルムが溶融または軟化し、加熱
ヘッドに付着したり、加熱ヘッドとフィルムの滑りを悪
くし、その結果濃度ムラを発生する等印字品質の低下を
招いていた。
ム等のプラスチック基体が使用されるようになってき
た。このプラスチック基体は、紙の難点を克服する優れ
た基材であったが、インクリボンの基材として使用した
場合、べた打ちや高速印字を行う際ヘッド温度が非常に
高くなったとき等にフィルムが溶融または軟化し、加熱
ヘッドに付着したり、加熱ヘッドとフィルムの滑りを悪
くし、その結果濃度ムラを発生する等印字品質の低下を
招いていた。
そこでインクリボンの溶融または軟化を防ぎ、走行性
を改善するために、プラスチック基体の加熱ヘッドとの
接触面に軟化点の高い樹脂層を設けさらにその上部に滑
剤を塗布することが考えられている。その際使用する樹
脂及び滑剤としては、基体の耐熱性の向上を図るために
は酢酸セルロース,エポキシ樹脂等の軟化点の高い樹脂
硬化物を、基体の潤滑性の向上等を達成するためにはシ
リコンオイル,ワックス,脂肪酸アミド等の潤滑剤が使
用されている。
を改善するために、プラスチック基体の加熱ヘッドとの
接触面に軟化点の高い樹脂層を設けさらにその上部に滑
剤を塗布することが考えられている。その際使用する樹
脂及び滑剤としては、基体の耐熱性の向上を図るために
は酢酸セルロース,エポキシ樹脂等の軟化点の高い樹脂
硬化物を、基体の潤滑性の向上等を達成するためにはシ
リコンオイル,ワックス,脂肪酸アミド等の潤滑剤が使
用されている。
ところが、基体の耐熱性の向上、基体の潤滑性の向上
等の目的から単に樹脂や潤滑剤を塗布しても、これらが
経時変化してしまい、例えば潤滑剤がヘッドに付着しヘ
ッドが劣化すること、ヘッドの熱により基体が溶融軟化
しヘッド摩擦力が上昇することによるリボン送りが劣化
すること、それにともないスティッキング現象を生ずる
こと、印字ムラ,濃度ムラ等画像が劣化すること、等の
問題が生じている。さらには、例えば潤滑剤がインク面
に転写すること、転写された潤滑剤によって昇華性染料
を含むインクが溶解結晶化すること、ワックス系インク
の転写性が悪化すること、等の保存性に関する問題も生
じている。
等の目的から単に樹脂や潤滑剤を塗布しても、これらが
経時変化してしまい、例えば潤滑剤がヘッドに付着しヘ
ッドが劣化すること、ヘッドの熱により基体が溶融軟化
しヘッド摩擦力が上昇することによるリボン送りが劣化
すること、それにともないスティッキング現象を生ずる
こと、印字ムラ,濃度ムラ等画像が劣化すること、等の
問題が生じている。さらには、例えば潤滑剤がインク面
に転写すること、転写された潤滑剤によって昇華性染料
を含むインクが溶解結晶化すること、ワックス系インク
の転写性が悪化すること、等の保存性に関する問題も生
じている。
このように従来使用されている感熱転写記録用インク
リボンでは、スティッキング現象を生ずること、濃度ム
ラのない均一で鮮明な画像が得られないこと、保存安定
性が良くないこと、等各種の問題点がある。
リボンでは、スティッキング現象を生ずること、濃度ム
ラのない均一で鮮明な画像が得られないこと、保存安定
性が良くないこと、等各種の問題点がある。
そこで本発明は上述のような問題点に鑑みてなされた
ものであり、スティッキング現象を生ずることなく、濃
度ムラのない均一で鮮明な画像が得られ、保存安定性に
優れた感熱転写記録用インクリボンを提供することを目
的とする。
ものであり、スティッキング現象を生ずることなく、濃
度ムラのない均一で鮮明な画像が得られ、保存安定性に
優れた感熱転写記録用インクリボンを提供することを目
的とする。
本発明等は上述の目的を達成せんものと鋭意研究の結
果、アルコール変性シリコンオイル及び水酸基を有する
樹脂を多官能イソシアネートによりウレタン化し固定し
た樹脂層が良好な滑性を発揮し、且長期安定性を有する
ことを見出し本発明を完成するに至ったものであり、転
写感熱記録方式に使用される感熱転写記録用インクリボ
ンにおいて、プラスチック基体(1)の一方の面に熱転
写性インク層(3)を設け、他方の面にアルコール変性
シリコンオイル及び水酸基を有する樹脂成分を多官能イ
ソシアネートにより硬化した滑性処理層(2)を設けた
ことを特徴とするものである。
果、アルコール変性シリコンオイル及び水酸基を有する
樹脂を多官能イソシアネートによりウレタン化し固定し
た樹脂層が良好な滑性を発揮し、且長期安定性を有する
ことを見出し本発明を完成するに至ったものであり、転
写感熱記録方式に使用される感熱転写記録用インクリボ
ンにおいて、プラスチック基体(1)の一方の面に熱転
写性インク層(3)を設け、他方の面にアルコール変性
シリコンオイル及び水酸基を有する樹脂成分を多官能イ
ソシアネートにより硬化した滑性処理層(2)を設けた
ことを特徴とするものである。
上記滑性処理層(2)に用いられるアルコール変性シ
リコンオイルは、シロキサン単位 の重合体(nは0〜13程度)として表されるオルガノポ
リシロキサンを主体とするもので、その末端又は側鎖に
OH基を有するとともに、その他の部分には脂肪族もしく
は芳香族の炭化水素基が結合してなるものである。具体
的には、例えばジメチルシリコンオイル,ジフェニルシ
リコンオイルが挙げられる。
リコンオイルは、シロキサン単位 の重合体(nは0〜13程度)として表されるオルガノポ
リシロキサンを主体とするもので、その末端又は側鎖に
OH基を有するとともに、その他の部分には脂肪族もしく
は芳香族の炭化水素基が結合してなるものである。具体
的には、例えばジメチルシリコンオイル,ジフェニルシ
リコンオイルが挙げられる。
また、使用される水酸基を有する樹脂としてはポリエ
ステル樹脂,ポリオール樹脂,エポキシ樹脂,ポリビニ
ルブチラール,ポリビニルホルマール等が挙げられる。
ステル樹脂,ポリオール樹脂,エポキシ樹脂,ポリビニ
ルブチラール,ポリビニルホルマール等が挙げられる。
さらに、これらアルコール変性シリコンオイル及び水
酸基を有する樹脂をウレタン化する多官能イソシアネー
トとしては、メチルフェニルジイソシアネート,トリレ
ンジイソシアネート,ヘキサメチレンジイソシアネート
等のジイソシアネート化合物やトリイソシアネート化合
物が挙げられる。
酸基を有する樹脂をウレタン化する多官能イソシアネー
トとしては、メチルフェニルジイソシアネート,トリレ
ンジイソシアネート,ヘキサメチレンジイソシアネート
等のジイソシアネート化合物やトリイソシアネート化合
物が挙げられる。
上記アルコール変性シリコンオイル及び水酸基を有す
る樹脂を多官能イソシアネートによってウレタン化して
固定するには、アルコール変性シリコンオイル及び水酸
基を有する樹脂内の−OH基と多官能イソシアネートの−
N=C=O基とを反応させればよい。その際には触媒を
用いのが一般的であるが、用いる触媒としては、ジメチ
ル錫ジラウリレート等の通常の触媒が使用できる。
る樹脂を多官能イソシアネートによってウレタン化して
固定するには、アルコール変性シリコンオイル及び水酸
基を有する樹脂内の−OH基と多官能イソシアネートの−
N=C=O基とを反応させればよい。その際には触媒を
用いのが一般的であるが、用いる触媒としては、ジメチ
ル錫ジラウリレート等の通常の触媒が使用できる。
このようにして合成される滑性処理層は、アルコール
変性シリコンオイルを10〜200重量部,水酸基を有する
樹脂を100重量部、多官能イソシアネートをOH/NCO=1/1
〜1/1.5の割合で合成させることが好ましい。特に、ア
ルコール変性シリコンオイルは10未満では滑性効果が期
待できず、200を越えると未架橋のシリコンオイルが残
存し悪影響を及ぼしてしまう。
変性シリコンオイルを10〜200重量部,水酸基を有する
樹脂を100重量部、多官能イソシアネートをOH/NCO=1/1
〜1/1.5の割合で合成させることが好ましい。特に、ア
ルコール変性シリコンオイルは10未満では滑性効果が期
待できず、200を越えると未架橋のシリコンオイルが残
存し悪影響を及ぼしてしまう。
上記滑性処理層は、インクリボンの走行性,安定性等
を改善する目的で設けたものであるが、これによって走
行中に発生するインクリボン上の熱が偏在することがな
くなるため、耐熱性も改善される。
を改善する目的で設けたものであるが、これによって走
行中に発生するインクリボン上の熱が偏在することがな
くなるため、耐熱性も改善される。
また、感熱転写記録用インクリボンのインク層として
は、昇華性染料を含むインク又はワックス系インクが使
用される。特にワックス系インクを使用する場合には、
転写の過程において固体,液体,固体と相変化を生じる
ので融点,熱伝導率,熱容量,融解熱,溶融粘度各種特
性に優れたものを用いることが好ましい。
は、昇華性染料を含むインク又はワックス系インクが使
用される。特にワックス系インクを使用する場合には、
転写の過程において固体,液体,固体と相変化を生じる
ので融点,熱伝導率,熱容量,融解熱,溶融粘度各種特
性に優れたものを用いることが好ましい。
さらに、感熱転写記録用インクリボンの基体として
は、ポリエステルフィルム,セロファン,ポリイミドフ
ィルム等が使用することができる。
は、ポリエステルフィルム,セロファン,ポリイミドフ
ィルム等が使用することができる。
上記基体に上述した滑性層及びインク層を塗布する方
法としては、グラビアコート,スプレイコート,スピン
コート,エアーナイフコート等の通常の塗布方法が利用
できる。
法としては、グラビアコート,スプレイコート,スピン
コート,エアーナイフコート等の通常の塗布方法が利用
できる。
このように、アルコール変性シリコンオイルとともに
水酸基を有する樹脂を多官能イソシアネートによってウ
レタン化させることにより、潤滑剤であるシリコンオイ
ル樹脂層中に固定され、経時変化が少なく、インク層に
移行することもない。したがって、これを滑性処理層と
して基体面に塗布することによって、感熱転写記録用イ
ンクリボンのスティッキング現象が抑えられ、同時に保
存性に関する問題点も解消される。
水酸基を有する樹脂を多官能イソシアネートによってウ
レタン化させることにより、潤滑剤であるシリコンオイ
ル樹脂層中に固定され、経時変化が少なく、インク層に
移行することもない。したがって、これを滑性処理層と
して基体面に塗布することによって、感熱転写記録用イ
ンクリボンのスティッキング現象が抑えられ、同時に保
存性に関する問題点も解消される。
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、
本発明がこれら実施例に限定されるものではない。
本発明がこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 厚さ6μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(以下PETフィルムと記す。)にて基体を形成し、この
基体の一面に下記の組成で示される滑性処理層を、さら
にその反対面に下記の組成で示されるインク層を、それ
ぞれグラビア印刷機によってその乾燥塗布厚さが各々1
μm及び2μmとなるように塗布し、乾燥させ感熱転写
記録用インクリボンとした。
(以下PETフィルムと記す。)にて基体を形成し、この
基体の一面に下記の組成で示される滑性処理層を、さら
にその反対面に下記の組成で示されるインク層を、それ
ぞれグラビア印刷機によってその乾燥塗布厚さが各々1
μm及び2μmとなるように塗布し、乾燥させ感熱転写
記録用インクリボンとした。
潤性処理層 ポリエステルポリオール …20重量部 (住友バイエル社製,商品名ディスモフェン651) 多官能イソシアネート …20重量部 (日本ポリウレタン社製,商品名コロネートL) アルコール変性シリコンオイル …4重量部 (トーレシリコン社製,商品名SF8427) メチルエチルケトン(MEK) …30重量部 トルエン …26重量部 触媒 …0.2重量部 インク層 昇華性染料 …5重量部 (住友化学工業社製,商品名スミプレーストレッドPB) エチルセルロース …5重量部 (ハーキュリーズ社製,商品名N−7) エタノール …63重量部 ブタノール …27重量部 次に、合成紙(王子油化社製,商品名ユポFPG150)の
一面に下記の処理液をパイプコーターによってその乾燥
厚さが15μmとなるように塗布し、被転写紙を作成し
た。
一面に下記の処理液をパイプコーターによってその乾燥
厚さが15μmとなるように塗布し、被転写紙を作成し
た。
処理液 ポリエステル樹脂 …20重量部 (東洋紡績社製,商品名バイロン#200) イソシアネート …2重量部 (日本ポリウレタン社製,商品名コロネートL) MEK …44重量部 トルエン …44重量部 上述のようにして作成した感熱転写記録用インクリボ
ンと被転写紙を使用して、熱転写プリンタによって80mJ
/mm2の熱量で印字試験を行った。
ンと被転写紙を使用して、熱転写プリンタによって80mJ
/mm2の熱量で印字試験を行った。
その結果、スティッキング現象を生じない非常に良好
な印字が得られた。
な印字が得られた。
続いて、上記感熱転写記録用インクリボンをロール状
に巻き取り、相対湿度90%,温度40℃の雰囲気中に1週
間エージング処理を施した後、顕微鏡(400倍)によっ
てインクリボン表面を観察したところインクの結晶化は
見られずエージング前と同様な状態であった。
に巻き取り、相対湿度90%,温度40℃の雰囲気中に1週
間エージング処理を施した後、顕微鏡(400倍)によっ
てインクリボン表面を観察したところインクの結晶化は
見られずエージング前と同様な状態であった。
エージングを施したインクリボンを使用して熱転写プ
リンタによって80mJ/mm2の熱量で印字試験を行った結
果、スティッキング現象を生じることなく、均一な濃度
の鮮明な印字が得られた。
リンタによって80mJ/mm2の熱量で印字試験を行った結
果、スティッキング現象を生じることなく、均一な濃度
の鮮明な印字が得られた。
実施例2 厚さ4μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(以下PETフィルムと記す。)にて基体を形成し、この
基体の一面に下記の組成で示される滑性処理層を、さら
にその反対面に下記の組成で示されるインク層を、それ
ぞれグラビア印刷機によってその乾燥塗布厚さが各々0.
5μm及び4μmとなるように塗布し、乾燥させ感熱転
写記録用インクリボンとした。
(以下PETフィルムと記す。)にて基体を形成し、この
基体の一面に下記の組成で示される滑性処理層を、さら
にその反対面に下記の組成で示されるインク層を、それ
ぞれグラビア印刷機によってその乾燥塗布厚さが各々0.
5μm及び4μmとなるように塗布し、乾燥させ感熱転
写記録用インクリボンとした。
潤性処理層 エポキシ樹脂 …20重量部 (油化シェル化学社製,商品名エピコート1010) 多官能イソシアネート …20重量部 (日本ポリウレタン社製,商品名コロネートL) アルコール変性シリコンオイル …4重量部 (トーレシリコン社製,商品名SF8427) メチルエチルケトン(MEK) …30重量部 トルエン …26重量部 触媒 …0.2重量部 インク層 昇華性染料 …5重量部 (住友化学工業社製,商品名スミプレーストレッドPB) エチルセルロース …5重量部 (ハーキュリーズ社製,商品名N−7) エタノール …63重量部 ブタノール …27重量部 上述のようにして作成した感熱転写記録用インクリボ
ンと被転写紙として厚さ100μmのPETフィルムを使用し
て、熱転写プリンタ(キヤノン社製,商品名キヤノワー
ド45S)によってオーバーヘッドプロジェクタ用シート
の印字試験を行った。
ンと被転写紙として厚さ100μmのPETフィルムを使用し
て、熱転写プリンタ(キヤノン社製,商品名キヤノワー
ド45S)によってオーバーヘッドプロジェクタ用シート
の印字試験を行った。
その結果、スティッキング現象を生じない非常に良好
な印字が得られた。
な印字が得られた。
続いて、上記感熱転写記録用インクリボンをロール状
に巻き取り、相対湿度90%,温度40℃の雰囲気中に1週
間エージング処理を施した後、顕微鏡(400倍)によっ
てインクリボン表面を観察したところインクの結晶化は
見られずエージング前と同様な状態であった。
に巻き取り、相対湿度90%,温度40℃の雰囲気中に1週
間エージング処理を施した後、顕微鏡(400倍)によっ
てインクリボン表面を観察したところインクの結晶化は
見られずエージング前と同様な状態であった。
エージングを施したインクリボンを使用して熱転写プ
リンタにオーバーヘッドプロジェクタ用シートの印字試
験を行った結果、スティッキング現象を生じることな
く、均一な濃度の鮮明な印字が得られた。
リンタにオーバーヘッドプロジェクタ用シートの印字試
験を行った結果、スティッキング現象を生じることな
く、均一な濃度の鮮明な印字が得られた。
比較例1 実施例1で用いた滑性処理層を下記の組成で示される
滑性処理層としてインクリボンを作成した。
滑性処理層としてインクリボンを作成した。
滑性処理層 酢酸セルロース …4重量部 (ダイセル化学社製,商品名L−70) シリコンオイル …1重量部 (トーレシリコン社製,商品名SF8410) MEK …70重量部 ジアセトンアルコール …25重量部 上述のようにして作成したインクリボンと実施例1で
作成した被転写紙を使用して、熱転写プリンタによって
80mJ/mm2の熱量で印字試験を行った。
作成した被転写紙を使用して、熱転写プリンタによって
80mJ/mm2の熱量で印字試験を行った。
その結果、スティッキング現象を生じない非常に良好
な印字が得られた。
な印字が得られた。
続いて、上記感熱転写記録用インクリボンをロール状
に巻き取り、相対湿度90%,温度40℃の雰囲気中に1週
間エージング処理を施した後、顕微鏡(400倍)によっ
てインクリボン表面を観察したところインク層中の染料
が針状結晶に成長し表面に浮きだしていることが観察さ
れた。
に巻き取り、相対湿度90%,温度40℃の雰囲気中に1週
間エージング処理を施した後、顕微鏡(400倍)によっ
てインクリボン表面を観察したところインク層中の染料
が針状結晶に成長し表面に浮きだしていることが観察さ
れた。
上記インク層中に針状結晶が成長したインクリボンを
使用して熱転写プリンタによって80mJ/mm2の熱量で印字
試験を行った結果、中間調にザラツキが発生し、印字品
質が低下した。これは、表面に浮きだした染料が昇華せ
ず結晶のまま融解転写されたためと考えられる。また、
印字中スティッキング現象が起こり、感熱ヘッドが止ま
りかけその部分の印字濃度が濃くなり印字ムラを生じ
た。
使用して熱転写プリンタによって80mJ/mm2の熱量で印字
試験を行った結果、中間調にザラツキが発生し、印字品
質が低下した。これは、表面に浮きだした染料が昇華せ
ず結晶のまま融解転写されたためと考えられる。また、
印字中スティッキング現象が起こり、感熱ヘッドが止ま
りかけその部分の印字濃度が濃くなり印字ムラを生じ
た。
比較例2 実施例2で用いた滑性処理層を下記の組成で示される
滑性処理層としてインクリボンを作成した。
滑性処理層としてインクリボンを作成した。
滑性処理層 ニトロセルロース …5重量部 (藤倉化成社製,商品名ドープ25 シリコンオイル …2重量部 (信越化学社製,商品名KP360 MEK …93重量部 上述のようにして作成した感熱転写記録用インクリボ
ンと被転写紙として厚さ100μmのPETフィルムを使用し
て、熱転写プリンタ(キヤノン社製,商品名キヤノワー
ド45S)によってオーバーヘッドプロジェクタ用シート
の印字試験を行った。
ンと被転写紙として厚さ100μmのPETフィルムを使用し
て、熱転写プリンタ(キヤノン社製,商品名キヤノワー
ド45S)によってオーバーヘッドプロジェクタ用シート
の印字試験を行った。
その結果、スティッキング現象を生じない非常に良好
な印字が得られた。
な印字が得られた。
続いて、上記感熱転写記録用インクリボンをロール状
に巻き取り、相対湿度90%,温度40℃の雰囲気中に1週
間エージング処理を施した後、エージング処理後のイン
クリボンを使用して熱転写プリンタによって印字試験を
行った結果、印字にはじけや欠けが現れ印字の品質が低
下した。これは、インク層表面にシリコンオイルが転着
したため被転写紙のPETフィルムとインクの親和性,例
えばインク層の表面張力の変化やシリコンオイルによる
インク層のコーティング状態によって転写性が低下した
ためと考えられる。
に巻き取り、相対湿度90%,温度40℃の雰囲気中に1週
間エージング処理を施した後、エージング処理後のイン
クリボンを使用して熱転写プリンタによって印字試験を
行った結果、印字にはじけや欠けが現れ印字の品質が低
下した。これは、インク層表面にシリコンオイルが転着
したため被転写紙のPETフィルムとインクの親和性,例
えばインク層の表面張力の変化やシリコンオイルによる
インク層のコーティング状態によって転写性が低下した
ためと考えられる。
上述のように、アルコール変性シリコンオイルととも
に水酸基を有する樹脂を多官能イソシアネートによって
ウレタン化させることにより、経時変化のない安定性に
優れた滑剤となる。したがって、これを滑性処理層とし
て基体面に塗布することによってスティッキング現象の
ない走行性に優れた感熱転写記録用インクリボンとな
る。
に水酸基を有する樹脂を多官能イソシアネートによって
ウレタン化させることにより、経時変化のない安定性に
優れた滑剤となる。したがって、これを滑性処理層とし
て基体面に塗布することによってスティッキング現象の
ない走行性に優れた感熱転写記録用インクリボンとな
る。
また、ウレタン化によってアルコール変性シリコンオ
イルが滑性処理層中に固定されているためブリード現象
が抑えられ、長期保存安定性に優れ、均一で鮮明な印字
が得られる感熱転写記録用インクリボンとすることがで
きる。
イルが滑性処理層中に固定されているためブリード現象
が抑えられ、長期保存安定性に優れ、均一で鮮明な印字
が得られる感熱転写記録用インクリボンとすることがで
きる。
第1図は本発明を適用した感熱転写記録用インクリボン
の一実施例を示す要部拡大断面図である。 1…基体 2…滑性処理層 3…インク層
の一実施例を示す要部拡大断面図である。 1…基体 2…滑性処理層 3…インク層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 良夫 栃木県鹿沼市さつき町18番地 ソニーケミ カル株式会社鹿沼工場内 (56)参考文献 特開 昭59−225994(JP,A) 特開 昭58−187396(JP,A) 特開 昭62−82086(JP,A) 特開 昭60−225777(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】プラスチック基体の一方の面に熱転写性イ
ンク層を設け、他方の面にアルコール変性シリコンオイ
ル及び水酸基を有する樹脂成分を多官能イソシアネート
により硬化した滑性処理層を設けたことを特徴とする感
熱転写記録用インクリボン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61232516A JPH0815823B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 感熱転写記録用インクリボン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61232516A JPH0815823B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 感熱転写記録用インクリボン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6387276A JPS6387276A (ja) | 1988-04-18 |
| JPH0815823B2 true JPH0815823B2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=16940552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61232516A Expired - Lifetime JPH0815823B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 感熱転写記録用インクリボン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0815823B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02145395A (ja) * | 1988-11-28 | 1990-06-04 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート及びその製造方法 |
| JPH0414481A (ja) * | 1990-05-07 | 1992-01-20 | Oji Paper Co Ltd | 感熱記録材料 |
-
1986
- 1986-09-30 JP JP61232516A patent/JPH0815823B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6387276A (ja) | 1988-04-18 |
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