JPH08176570A - トラクションドライブ用流体 - Google Patents

トラクションドライブ用流体

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JPH08176570A
JPH08176570A JP33581194A JP33581194A JPH08176570A JP H08176570 A JPH08176570 A JP H08176570A JP 33581194 A JP33581194 A JP 33581194A JP 33581194 A JP33581194 A JP 33581194A JP H08176570 A JPH08176570 A JP H08176570A
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JP
Japan
Prior art keywords
traction drive
fluid
traction
general formula
traction coefficient
Prior art date
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Pending
Application number
JP33581194A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Sakata
泰之 阪田
Natsuhito Soga
夏人 曽我
Toshio Kunugi
俊夫 功刀
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COSMO SOGO KENKYUSHO KK
Cosmo Oil Co Ltd
Cosmo Research Institute
Original Assignee
COSMO SOGO KENKYUSHO KK
Cosmo Oil Co Ltd
Cosmo Research Institute
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広い温度範囲にわたって高いトラクション係
数を有するトラクションドライブ用流体を与える。 【構成】 【化1】 で表される化合物および 【化2】 (上式において、Q1〜Q5はそれぞれ同一でも異なって
いてもよく、炭素数1〜3のアルキル基であり、そして
1〜R8はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、水素
または炭素数1〜3のアルキル基である。)で表される
化合物を主成分とするトラクションドライブ用流体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクションドライブ
用流体に関する。さらに詳しく言えば、本発明は、自動
車用変速機等トルク容量が大きく使用条件が苛酷である
トラクションドライブ用として好適な広範囲の温度領域
で高いトラクション係数を有するトラクションドライブ
用流体に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクションドライブ装置は、円柱また
は円錐回転体にはさみこまれた流体油膜が高圧により流
動性を失い硬化することにより生じる剪断に対する抵抗
力に起因する、ころがり−すべり摩擦を利用した動力伝
達装置である。このトラクションドライブ装置は、特に
近年自動車用途を中心に高性能化あるいは小型軽量化の
研究が進められ、トラクションドライブ用流体にも高性
能なものが要求されている。
【0003】トラクションドライブ用流体には、動力伝
達能力の尺度であるトラクション係数の高い特殊合成基
油の利用が提案されており、特開昭62−16989
7、特開昭62−177098、特開昭63−2307
94、特公昭53−36105等に種々提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、広い温度範
囲にわたって満足し得るほどに高いトラクション係数を
有するものは未だ知られていない。例えば、シクロヘキ
サン環を2つ有する1,3−ジシクロヘキシル−3−メ
チルブタンは、30℃付近では高いトラクション係数を
有するが、高温になるにしたがい、トラクション係数は
著しく低下する。さらに、この高温でのトラクション係
数の低下を小さくするために、特開昭62−16989
7ではシクロヘキサン環を3つ有する1,3,5−トリ
シクロヘキシル−5−メチルヘキサンを加え、高温での
トラクション係数の低下を若干改善しているが、低温に
おけるトラクション係数が添加前より低下するというよ
うな欠点が存在している。すなわち、低温におけるトラ
クション係数が高く、かつ高温(120℃付近)におい
ても、トラクション係数の低下が小さいトラクションド
ライブ用流体の開発が必要とされている。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
広い温度範囲にわたって高いトラクション係数を有する
トラクションドライブ用流体を開発すべく鋭意研究を重
ねた結果、主鎖にシクロヘキシル基を有する化合物で、
そのシクロヘキシル基が結合している炭素にメチル基を
導入した2,4,6−トリシクロヘキシル−2,4−ジ
メチルヘプタン、および2,4−ジシクロヘキシル−2
−メチルペンタンよりなる流体がより広範な温度範囲に
おいて高いトラクション係数を有すること、そして上記
のメチル基をエチル基またはプロピル基で置換したもの
も同様に広い温度範囲において優れたトラクション係数
を有することを見出し、発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明の要旨は、次のとおりで
ある。一般式Aで表される化合物および一般式Bで表さ
れる化合物を主成分とすることを特徴とするトラクショ
ンドライブ用流体。 一般式A;
【化3】 (Q1〜Q4はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、炭
素数1〜3のアルキル基であり、そしてR1〜R5はそれ
ぞれ同一でも異なっていてもよく、水素または炭素数1
〜3のアルキル基である。) 一般式B;
【化4】 (Q5〜Q7はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、炭
素数1〜3のアルキル基であり、そしてR6〜R8はそれ
ぞれ同一でも異なっていてもよく、水素または炭素数1
〜3のアルキル基である。)
【0007】本発明の主成分は、一般式Aからなる成
分および一般式Bからなる成分とからなる。一般式A
のR1〜R5、及び一般式BのR6〜R8はそれぞれ同一で
も異なっていてもよく、水素又は炭素数1〜3のアルキ
ル基、すなわちメチル基、エチル基、n−プロピル基、
i−プロピル基であり、一般式AのQ1〜Q4、及び一般
式BのQ5〜Q7はそれぞれ同一でも異なっていてもよ
く、炭素数1〜3のアルキル基、すなわちメチル基、エ
チル基、n−プロピル基、i−プロピル基である。R1
〜R8については、この中でも水素でない基の数が多い
程好ましい。製造の容易さおよびコスト等も考慮に入れ
ると、例えば成分として2,4,6−トリシクロヘキ
シル−2,4−ジメチルヘプタン、成分として2,4
−ジシクロヘキシル−2−メチルペンタン等が好ましい
化合物として挙げられる。
【0008】成分と成分の配合比は、成分と成
分からなるトラクションドライブ用流体全量に対して、
成分が重量比で5〜50wt%、好ましくは、5〜35
wt%である。これより成分の割合が少ないと高温での
トラクション係数の低下が大きく、また、50wt%より
多いとトラクション係数が高いものは得られるが、粘度
が高くなるため撹拌に伴うエネルギーロスが大きくなる
ため好ましくない。
【0009】本発明の成分ならびに成分の製法は特
に規制されず任意の方法が選択され得る。本発明の成
分は、例えばα−メチルスチレン等のα−アルキルスチ
レンを3量化し水素化することにより、また、成分
は、例えばα−メチルスチレン等のα−アルキルスチレ
ンを2量化し水素化することにより、得ることができ
る。上記の2量化、3量化、水素化の手段については特
に制限はなく、公知の方法により適宜行うことができ
る。
【0010】例えば、α−メチルスチレン等の2量化
は、12−モリブドリン酸、12−タングストリン酸の
ようなヘテロポリ酸触媒を用いて、無溶媒下80〜14
0℃にて行う方法(特願平6−60251)や、上記の
ヘテロポリ酸を用い、水の共存下にて行う方法(特願平
6−60252)、あるいはAl2 3 −TiO
2 (1:1)触媒を用いる方法(Chem. Lett.,13(1
980))や活性白土−エチレングリコールを用いる方
法(特開昭62−169897)等により行うことがで
きる。
【0011】また、酸性白土、硫酸、塩酸、フッ化水素
等の鉱酸類、p−トルエンスルホン酸、トリフリック酸
等の有機酸、塩化アルミニウム、塩化第2鉄、塩化第2
スズ、3フッ化ホウ素、3臭化ホウ素、臭化アルミニウ
ム、塩化ガリウム、臭化ガリウム等のルイス酸、さらに
ゼオライト、シリカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、カ
チオン交換樹脂等の固体酸を触媒として用いる方法もあ
る。
【0012】α−メチルスチレン等の3量化は、上記の
ヘテロポリ酸を触媒として用い、無溶媒下30〜80℃
にて行うことができ(特願平6−173497)、上記
のAl2 3 −TiO2 (1:1)触媒を用いた系での
2量化において、2量体と共に3量体を得ることもでき
る。
【0013】また、水素化も、一般には触媒の存在下必
要に応じて溶媒を添加して行うことができる。触媒とし
ては、ニッケル、ルテニウム、パラジウム、白金、ロジ
ウム、イリジウム、銅、クロム、モリブデン、コバル
ト、タングステン等の金属を一種類以上含む、水素化触
媒として知られているものを用いることができ、溶媒と
しては、例えばシクロヘキサン、n−ヘキサン、シクロ
ペンタン、n−ペンタン、n−ヘプタン等の低沸点の飽
和炭化水素が挙げられる。
【0014】なお、本発明のトラクションドライブ用流
体は、用途に応じ、酸化防止剤、摩耗防止剤など、種々
の添加剤を0.05〜10重量%程度加えて調製するこ
ともできる。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、これらの実施例により、本発明が制約されるもの
ではない。
【0016】なお、実施例および比較例で得たトラクシ
ョンドライブ用流体の評価は下記の方法で行った。トラ
クション係数:四円筒式摩擦試験機(ローラーの直径が
4cm、厚さが1cmのもの)を用いて駆動軸回転数
2,000rpm(4.19m/s)、すべり率5%で最
大ヘルツ圧1.2GPaとなるように法線荷重を加え、
試験油温度30℃〜120℃において測定した法線荷重
に対する伝達された接線力の比で表示した。
【0017】製造例1 10l のガラス製反応容器にα−メチルスチレン5Kg、
12−タングストリン酸(関東化学株式会社)100g
を入れた。50℃で1時間加熱、撹拌して反応させた
後、反応容器を20℃の水浴にて冷却した。触媒を濾過
によって除去した。この濾液を200l オートクレーブ
に入れ、さらにシクロヘキサン100KgおよびPd/C水
添触媒(5wt%Pd担持;和光純薬製)500gを入れ
た。オートクレーブを密閉後、水素圧60Kg/cm2 、反
応温度180℃で8時間水素化を行った。オートクレー
ブを室温まで放冷し、触媒を濾過により除去した。ガス
クロマトグラフィーにより生成物を分析したところ、
2,4,6−トリシクロヘキシル−2,4−ジメチルヘ
プタン(成分)が28.0wt%、2,4−ジシクロヘ
キシル−2−メチルペンタン(成分)が40.1wt
%、および軽質分(イソプロピルシクロヘキサン)1
6.9wt%、重質分(四量体以上の水素化物)15wt%
が生成していた。全反応液をロータリーエバポレーター
にかけてシクロヘキサンおよび軽質分を留去し、次いで
減圧蒸留により沸点165〜175℃/2mmHg留分(
成分)2,650gおよび沸点190〜200℃/2mm
Hg留分(成分)1,850gを得た。
【0018】製造例2 5l のガラス製フラスコに無水キュメン2300gと金
属ナトリウム40gおよびイソプロピルアルコール11
gを入れ130℃に加熱し、強く撹拌しながらスチレン
650gを3時間かけて滴下し、続けて1時間撹拌し反
応を完結させた。撹拌を止め静置し冷却した後、油層を
取り出し、これにエタノール200gを加え、5N塩酸
水溶液2l と飽和食塩水2l でそれぞれ3回洗滌した。
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ロータリーエバポレータ
ーにかけて未反応のキュメンを留去し、次いで減圧蒸留
により沸点115〜125℃/0.13mmHg留分(成
分)1100gおよび沸点155〜165℃/0.13
mmHg留分(成分)450gを得た。それぞれの留分を
分析した結果、成分は1,3,5−トリフェニル−5
−メチルヘキサン、成分は1,3−ジフェニル−3−
メチルブタンであった。
【0019】成分450gを10l のオートクレーブ
に入れシクロヘキサン4500gおよびPd/C水添触媒
45gを入れ、オートクレーブを密閉した。水素圧60
Kg/cm2 にて、180℃、8時間水素化を行い、室温ま
で放冷した。触媒を濾別し、シクロヘキサンをロータリ
ーエバポレーターで留去後、分析したところ、1,3,
5−トリシクロヘキシル−5−メチルヘキサンであっ
た。また、成分についても同様に水素化を行ったとこ
ろ、1,3−ジシクロヘキシル−3−メチルブタンが得
られた。
【0020】実施例1 製造例1で得た成分および成分を3:7(重量比)
の割合で混合して、トラクションドライブ用流体を得
た。その流体のトラクション係数および粘度を図1およ
び表1に示す。
【0021】実施例2 製造例1で得た成分および成分を2:8(重量比)
の割合で混合して、トラクションドライブ用流体を得
た。その流体のトラクション係数および粘度を図1およ
び表1に示す。
【0022】比較例1 製造例2で得た、成分100wt%のトラクションドラ
イブ用流体のトラクション係数および粘度を図1および
表1に示す。
【0023】比較例2 製造例2で得た成分および成分を3:7(重量比)
の割合で混合して、トラクションドライブ用流体を得
た。その流体のトラクション係数および粘度を図1およ
び表1に示す。
【0024】
【0025】
【発明の効果】主鎖にシクロヘキシル基をもつ化合物
で、シクロヘキシル基が結合している炭素に、さらに炭
素数1〜3のアルキル基、好ましくはメチル基を導入す
ることにより、分子の自由度が小さくなり、トラクショ
ン係数が向上する。特に高温においては、その効果は大
きく、炭素数1〜3のアルキル基のない場合に比べ、ト
ラクション係数の低下が極めて小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1、実施例2、比較例1および比較例2
のトラクションドライブ用流体の温度とトラクション係
数の関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 功刀 俊夫 埼玉県幸手市権現堂1134−2 株式会社コ スモ総合研究所研究開発センター内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式Aで表される化合物および一般式
    Bで表される化合物を主成分とすることを特徴とするト
    ラクションドライブ用流体。 一般式A; 【化1】 (Q1〜Q4はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、炭
    素数1〜3のアルキル基であり、そしてR1〜R5はそれ
    ぞれ同一でも異なっていてもよく、水素または炭素数1
    〜3のアルキル基である。) 一般式B; 【化2】 (Q5〜Q7はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、炭
    素数1〜3のアルキル基であり、そしてR6〜R8はそれ
    ぞれ同一でも異なっていてもよく、水素または炭素数1
    〜3のアルキル基である。)
JP33581194A 1994-12-21 1994-12-21 トラクションドライブ用流体 Pending JPH08176570A (ja)

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