JPH08188130A - 車両用制動装置 - Google Patents
車両用制動装置Info
- Publication number
- JPH08188130A JPH08188130A JP1881795A JP1881795A JPH08188130A JP H08188130 A JPH08188130 A JP H08188130A JP 1881795 A JP1881795 A JP 1881795A JP 1881795 A JP1881795 A JP 1881795A JP H08188130 A JPH08188130 A JP H08188130A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- scratching member
- road surface
- braking
- ice
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アイスバーン上の走行において有効な、車両
用の制動装置を提供する。 【構成】 車両の底板に取り付けられ、車両がアイスバ
ーン上を走行している際にアイスバーンに接触して引掻
傷を生じさせる引掻部材1、および、この引掻部材を、
アイスバーン上を走行している車両の制動のためにアイ
スバーンに接触させる接触手段5を具備する。
用の制動装置を提供する。 【構成】 車両の底板に取り付けられ、車両がアイスバ
ーン上を走行している際にアイスバーンに接触して引掻
傷を生じさせる引掻部材1、および、この引掻部材を、
アイスバーン上を走行している車両の制動のためにアイ
スバーンに接触させる接触手段5を具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アイスバーン上を走行
している際のスリップの抑制・防止および制動のために
効果的に使用することができる車両用制動装置に関す
る。
している際のスリップの抑制・防止および制動のために
効果的に使用することができる車両用制動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】近
年、粉塵の防止、路面保護等の観点から、スパイクタイ
ヤの使用が禁止され代わりにスタッドレスタイヤが使用
されるようになっている。しかし、スタッドレスタイヤ
は雪氷面を磨き、路面をアイスバーン化してしまう。そ
してこのようなアイスバーン上では、従来のブレーキで
は有効な制動を行うことができず、カーブや交差点にお
けるスリップ事故が増大している。そのような事故の件
数は、スパイクタイヤを使用していた時代の2倍半を超
えていると言われ、ドライバの恐怖は、その極に達して
いるといっても過言ではない現状である。
年、粉塵の防止、路面保護等の観点から、スパイクタイ
ヤの使用が禁止され代わりにスタッドレスタイヤが使用
されるようになっている。しかし、スタッドレスタイヤ
は雪氷面を磨き、路面をアイスバーン化してしまう。そ
してこのようなアイスバーン上では、従来のブレーキで
は有効な制動を行うことができず、カーブや交差点にお
けるスリップ事故が増大している。そのような事故の件
数は、スパイクタイヤを使用していた時代の2倍半を超
えていると言われ、ドライバの恐怖は、その極に達して
いるといっても過言ではない現状である。
【0003】そこで本発明の目的は、アイスバーン上の
走行において有効な、車両用の制動装置を提供すること
にある。
走行において有効な、車両用の制動装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の車両用の制動装置は、車両の底板に取り付けら
れ、アイスバーン上を車両が走行中にアイスバーンに接
触させて引掻傷を生じさせる引掻部材、および、この引
掻部材を、アイスバーン上を走行中の車両の制動のため
にアイスバーンに接触させる接触手段を具備することを
特徴とする。
本発明の車両用の制動装置は、車両の底板に取り付けら
れ、アイスバーン上を車両が走行中にアイスバーンに接
触させて引掻傷を生じさせる引掻部材、および、この引
掻部材を、アイスバーン上を走行中の車両の制動のため
にアイスバーンに接触させる接触手段を具備することを
特徴とする。
【0005】より具体的な態様を例示すれば、引掻部材
は、車両の進行方向にほぼ直角でかつ路面にほぼ平行な
方向に配列した、前記引掻傷を生じさせる複数の突起を
有し、この突起爪が車両の進行方向にほぼ直角でかつ路
面にほぼ平行な軸の回りに回動し得るように車両に取り
付けられるものであり、接触手段は、この引掻部材を前
記軸の回りに回動させることにより前記突起爪をアイス
バーンに接触させるものである。この場合、前記突起爪
は、アイスバーンと接触する時には、車両の進行方向に
ついて、回動の中心線より後方にあるのが好ましい。こ
の時、回動の中心線および突起爪を含む面と車両の底板
とが成す鋭角は約50°であるのが好ましい。また、引
掻部材は、車両の後輪の前方に引掻傷を生じさせるもの
が好ましい。
は、車両の進行方向にほぼ直角でかつ路面にほぼ平行な
方向に配列した、前記引掻傷を生じさせる複数の突起を
有し、この突起爪が車両の進行方向にほぼ直角でかつ路
面にほぼ平行な軸の回りに回動し得るように車両に取り
付けられるものであり、接触手段は、この引掻部材を前
記軸の回りに回動させることにより前記突起爪をアイス
バーンに接触させるものである。この場合、前記突起爪
は、アイスバーンと接触する時には、車両の進行方向に
ついて、回動の中心線より後方にあるのが好ましい。こ
の時、回動の中心線および突起爪を含む面と車両の底板
とが成す鋭角は約50°であるのが好ましい。また、引
掻部材は、車両の後輪の前方に引掻傷を生じさせるもの
が好ましい。
【0006】接触手段は例えば、前記引掻部材を車両方
向に付勢する手段、および、この付勢力に抗して前記突
起爪が路面の方向へ回動するように前記引掻部材に回転
力を付与する手段を有する。この場合、回転力を付与す
る手段は例えば、一端が前記引掻部材に取り付けられ、
他端を車両の運転者が引くことができるワイヤを有す
る。あるいは、オイルシリンダ、車両のフートブレーキ
用のオイルパイプから分岐させて前記オイルシリンダへ
油圧を導入する管路、この管路を開閉する弁、この弁を
駆動する手段、および、前記オイルシリンダと共働しロ
ッドが前記引掻部材に回動能力を与えるピストンを備え
る。
向に付勢する手段、および、この付勢力に抗して前記突
起爪が路面の方向へ回動するように前記引掻部材に回転
力を付与する手段を有する。この場合、回転力を付与す
る手段は例えば、一端が前記引掻部材に取り付けられ、
他端を車両の運転者が引くことができるワイヤを有す
る。あるいは、オイルシリンダ、車両のフートブレーキ
用のオイルパイプから分岐させて前記オイルシリンダへ
油圧を導入する管路、この管路を開閉する弁、この弁を
駆動する手段、および、前記オイルシリンダと共働しロ
ッドが前記引掻部材に回動能力を与えるピストンを備え
る。
【0007】
【作用】この構成において、カーブや交差点のアイスバ
ーン上で車両がスリップした場合、引掻部材をアイスバ
ーンに接触させると、引掻部材とアイスバーンとの間に
強い摩擦力が生じ、これが車両を制動させる力として作
用する。この制動力は、引掻部材がアイスバーンに引掻
傷を生じさせることによって生じるものであるため、フ
ートブレーキによりスタッドレスタイヤを介して得られ
る制動力よりもかなり大きい。したがって、アイスバー
ン上における非常時には、極めて有効な制動力が得られ
る。
ーン上で車両がスリップした場合、引掻部材をアイスバ
ーンに接触させると、引掻部材とアイスバーンとの間に
強い摩擦力が生じ、これが車両を制動させる力として作
用する。この制動力は、引掻部材がアイスバーンに引掻
傷を生じさせることによって生じるものであるため、フ
ートブレーキによりスタッドレスタイヤを介して得られ
る制動力よりもかなり大きい。したがって、アイスバー
ン上における非常時には、極めて有効な制動力が得られ
る。
【0008】また、引掻部材の突起爪が、車両の進行方
向について、車両の後輪の前方に引掻傷を生じさせるも
のである場合は、後輪がその引掻傷上を走行するため、
後輪と路面との摩擦力が大きくなり、後輪のスリップが
抑制もしくは防止される。またこの場合において、オイ
ルシリンダおよびピストンを介して引掻部材を回動させ
る場合は、特に警戒を要するアイスバーンや急な坂道へ
進入する前において、オイルシリンダへの管路を開いて
フートブレーキの油圧がピストンにも付与されるように
しておくことにより、フートブレーキと引掻部材による
制動が併用されかつ前記後輪・路面間の摩擦力増大効果
が得られるため、スリップの抑制・防止および制動作用
が極めて有効に行われる。以下、実施例を通して本発明
をより具体的に説明する。
向について、車両の後輪の前方に引掻傷を生じさせるも
のである場合は、後輪がその引掻傷上を走行するため、
後輪と路面との摩擦力が大きくなり、後輪のスリップが
抑制もしくは防止される。またこの場合において、オイ
ルシリンダおよびピストンを介して引掻部材を回動させ
る場合は、特に警戒を要するアイスバーンや急な坂道へ
進入する前において、オイルシリンダへの管路を開いて
フートブレーキの油圧がピストンにも付与されるように
しておくことにより、フートブレーキと引掻部材による
制動が併用されかつ前記後輪・路面間の摩擦力増大効果
が得られるため、スリップの抑制・防止および制動作用
が極めて有効に行われる。以下、実施例を通して本発明
をより具体的に説明する。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る制動装置を装
備した自動車を横から見た図であり、図2はこれを正面
から見た図である。これらの図に示すように、その制動
装置は、自動車に取り付けられ、アイスバーン上を自動
車が走行中にアイスバーンに接触させることによりアイ
スバーンに引掻傷を生じさせる引掻部材1、および引掻
部材1を、アイスバーン上を走行中の自動車の制動のた
めにアイスバーンに接触させる接触手段を具備する。引
掻部材1は、自動車の進行方向にほぼ直角でかつ路面に
ほぼ平行な方向に配列した、前記引掻傷を生じさせる複
数の突起2を有し、突起2が自動車の進行方向に垂直な
軸3の回りに回動し得るように自動車に取り付けられ
る。
備した自動車を横から見た図であり、図2はこれを正面
から見た図である。これらの図に示すように、その制動
装置は、自動車に取り付けられ、アイスバーン上を自動
車が走行中にアイスバーンに接触させることによりアイ
スバーンに引掻傷を生じさせる引掻部材1、および引掻
部材1を、アイスバーン上を走行中の自動車の制動のた
めにアイスバーンに接触させる接触手段を具備する。引
掻部材1は、自動車の進行方向にほぼ直角でかつ路面に
ほぼ平行な方向に配列した、前記引掻傷を生じさせる複
数の突起2を有し、突起2が自動車の進行方向に垂直な
軸3の回りに回動し得るように自動車に取り付けられ
る。
【0010】接触手段は、引掻部材1を自動車方向に付
勢するリターンスプリング4、および、この付勢力に抗
して突起2が路面の方向へ回動するように引掻部材1に
回転力を付与するためのワイヤ5を有する。ワイヤ5
は、一端が引掻部材1に対して留め金6を介して取り付
けられ、他端は運転者が引くことができるように車内に
導入されている。
勢するリターンスプリング4、および、この付勢力に抗
して突起2が路面の方向へ回動するように引掻部材1に
回転力を付与するためのワイヤ5を有する。ワイヤ5
は、一端が引掻部材1に対して留め金6を介して取り付
けられ、他端は運転者が引くことができるように車内に
導入されている。
【0011】図1では、引掻部材2がリターンスプリン
グ4により自動車の車体下部において路面にほぼ平行に
保持されている状態を示している。図2では、ワイヤ5
により引掻部材1が回動され、突起2がアイスバーンに
接触している状態を示している。この接触状態において
は、引掻部材1は、図1において破線で示すように、突
起2は、車両の進行方向について、回動の中心線より後
方にある。この時、回動の中心線および突起2を含む面
と車両の底板とが成す鋭角は約50°であるのが好まし
い。それ以上となると、制動により路面から受ける衝撃
が強くなり、引掻部材1の車両への取付け部分や運転者
が耐えられなくなるからである。また、引掻部材1は、
自動車の後輪7の前方に引掻傷を生じさせる。
グ4により自動車の車体下部において路面にほぼ平行に
保持されている状態を示している。図2では、ワイヤ5
により引掻部材1が回動され、突起2がアイスバーンに
接触している状態を示している。この接触状態において
は、引掻部材1は、図1において破線で示すように、突
起2は、車両の進行方向について、回動の中心線より後
方にある。この時、回動の中心線および突起2を含む面
と車両の底板とが成す鋭角は約50°であるのが好まし
い。それ以上となると、制動により路面から受ける衝撃
が強くなり、引掻部材1の車両への取付け部分や運転者
が耐えられなくなるからである。また、引掻部材1は、
自動車の後輪7の前方に引掻傷を生じさせる。
【0012】この構成において、カーブや交差点のアイ
スバーン上で自動車がスリップした場合、運転者がワイ
ヤ5を引いて引掻部材1をアイスバーンに接触させる
と、引掻部材1とアイスバーンとの間に強い摩擦力が生
じ、これが自動車を制動させる力として作用する。この
制動力は引掻部材1の突起2がアイスバーンに引掻傷を
生じさせることによって生じるものであるため、アイス
バーン上においては自動車のフートブレーキによりスタ
ッドレスタイヤを介して得られる制動力よりもかなり大
きい。したがって、アイスバーン上における非常時に
は、極めて有効な制動力が得られる。
スバーン上で自動車がスリップした場合、運転者がワイ
ヤ5を引いて引掻部材1をアイスバーンに接触させる
と、引掻部材1とアイスバーンとの間に強い摩擦力が生
じ、これが自動車を制動させる力として作用する。この
制動力は引掻部材1の突起2がアイスバーンに引掻傷を
生じさせることによって生じるものであるため、アイス
バーン上においては自動車のフートブレーキによりスタ
ッドレスタイヤを介して得られる制動力よりもかなり大
きい。したがって、アイスバーン上における非常時に
は、極めて有効な制動力が得られる。
【0013】図3は本発明の他の実施例に係る制動装置
を示す図である。この制動装置は、同図に示すように、
オイルシリンダ31、自動車のフートブレーキ用のオイ
ルパイプ32から分岐させてオイルシリンダ31へ油圧
を導入する管路33、管路33を開閉する電磁弁34、
および、オイルシリンダ31と共働しロッド35が引掻
部材36に回動可能に連結されたピストン37を備え
る。管路33はT字型ジョイント38を介してパイプ3
2に接続されている。電磁弁34は、通常はばね39お
よび弁体40の自重により閉塞しているが、運転者のス
イッチ操作に応じてコイル41に電流が流れ、それによ
って生じる磁気により弁体40の鉄板がばね39に抗し
て引き上げられることにより開くようになっている。
を示す図である。この制動装置は、同図に示すように、
オイルシリンダ31、自動車のフートブレーキ用のオイ
ルパイプ32から分岐させてオイルシリンダ31へ油圧
を導入する管路33、管路33を開閉する電磁弁34、
および、オイルシリンダ31と共働しロッド35が引掻
部材36に回動可能に連結されたピストン37を備え
る。管路33はT字型ジョイント38を介してパイプ3
2に接続されている。電磁弁34は、通常はばね39お
よび弁体40の自重により閉塞しているが、運転者のス
イッチ操作に応じてコイル41に電流が流れ、それによ
って生じる磁気により弁体40の鉄板がばね39に抗し
て引き上げられることにより開くようになっている。
【0014】引掻部材36は幅が24cmで厚さが約6
mmの鋼鉄製平板に先端が尖った突起を複数形成したも
のである。そして図4に示すように、支持金具42によ
り車体底板43の外側において、自動車の進行方向に垂
直かつ車体底板43に平行な軸の回りに回動し得るよう
に支持され、前輪と後輪との間のほぼ中央に、かつ左右
の後輪の前方に1つずつ取り付けられる。したがって、
突起44は、左右の後輪の前方において、自動車の進行
方向にほぼ直角でかつ路面にほぼ平行な方向に配列され
ることになる。また、図4(a)に示すように、引掻部
材36はリターンスプリング45によって車体底板43
方向に付勢され、通常は、車体底板43にほぼ平行に保
持されている。なお、突起44は、図4に示すように、
進行方向に対して2段設けるようにしてもよい。
mmの鋼鉄製平板に先端が尖った突起を複数形成したも
のである。そして図4に示すように、支持金具42によ
り車体底板43の外側において、自動車の進行方向に垂
直かつ車体底板43に平行な軸の回りに回動し得るよう
に支持され、前輪と後輪との間のほぼ中央に、かつ左右
の後輪の前方に1つずつ取り付けられる。したがって、
突起44は、左右の後輪の前方において、自動車の進行
方向にほぼ直角でかつ路面にほぼ平行な方向に配列され
ることになる。また、図4(a)に示すように、引掻部
材36はリターンスプリング45によって車体底板43
方向に付勢され、通常は、車体底板43にほぼ平行に保
持されている。なお、突起44は、図4に示すように、
進行方向に対して2段設けるようにしてもよい。
【0015】この構成において、電磁弁34は通常は閉
じている。この状態で運転者がブレーキペダルを踏み込
むと、パイプ32を介して、図示しない通常のブレーキ
用のホイールシリンダのみに油圧が伝達され、タイヤを
介した通常のブレーキが作動する。一方、アイスバーン
上の走行中にスリップしてフートブレーキが効かなくな
ったときや、特に警戒を要するアイスバーンや急な坂道
へ進入する前に、自動車の運転者が所定のスイッチを操
作すると、電磁弁34が開き、フートブレーキ用のオイ
ルパイプ32がシリンダ31にも連通する。したがっ
て、運転者がフートブレーキを踏むと、タイヤを介した
通常のブレーキが作動するとともに、図4(b)に示す
ようにピストン37が移動し、引掻部材36がリターン
スプリング45の力に抗して路面の方向に回動され、突
起44がアイスバーン状の路面に接触する。これによ
り、フートブレーキと引掻部材36による制動が併用さ
れる。さらにこのとき、引掻部材36が後輪の前方にお
いてアイスバーンに傷を付けるため、後輪と路面間の摩
擦力が増大する。したがって、アイスバーン上の走行に
おけるスリップの抑制・防止および制動を極めて効果的
に行うことができる。
じている。この状態で運転者がブレーキペダルを踏み込
むと、パイプ32を介して、図示しない通常のブレーキ
用のホイールシリンダのみに油圧が伝達され、タイヤを
介した通常のブレーキが作動する。一方、アイスバーン
上の走行中にスリップしてフートブレーキが効かなくな
ったときや、特に警戒を要するアイスバーンや急な坂道
へ進入する前に、自動車の運転者が所定のスイッチを操
作すると、電磁弁34が開き、フートブレーキ用のオイ
ルパイプ32がシリンダ31にも連通する。したがっ
て、運転者がフートブレーキを踏むと、タイヤを介した
通常のブレーキが作動するとともに、図4(b)に示す
ようにピストン37が移動し、引掻部材36がリターン
スプリング45の力に抗して路面の方向に回動され、突
起44がアイスバーン状の路面に接触する。これによ
り、フートブレーキと引掻部材36による制動が併用さ
れる。さらにこのとき、引掻部材36が後輪の前方にお
いてアイスバーンに傷を付けるため、後輪と路面間の摩
擦力が増大する。したがって、アイスバーン上の走行に
おけるスリップの抑制・防止および制動を極めて効果的
に行うことができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
イスバーンに引掻部材を接触させることにより引掻傷を
生じさせて車両を制動し得るようにしたため、アイスバ
ーン上の走行における制動を効果的に行うことができ
る。また、引掻傷を後輪の前方に付けるようにしたた
め、後輪とアイスバーンとの摩擦力を高めて、スリップ
の抑制・防止および制動の効果を向上させることができ
る。また、このようにして付けられたアイスバーン上の
傷は、他の車両のスリップの抑制・防止や通常のフート
ブレーキによる制動効果の向上にも寄与するができる。
イスバーンに引掻部材を接触させることにより引掻傷を
生じさせて車両を制動し得るようにしたため、アイスバ
ーン上の走行における制動を効果的に行うことができ
る。また、引掻傷を後輪の前方に付けるようにしたた
め、後輪とアイスバーンとの摩擦力を高めて、スリップ
の抑制・防止および制動の効果を向上させることができ
る。また、このようにして付けられたアイスバーン上の
傷は、他の車両のスリップの抑制・防止や通常のフート
ブレーキによる制動効果の向上にも寄与するができる。
【図1】 本発明の一実施例に係る制動装置を装備した
自動車を横から見た図である。
自動車を横から見た図である。
【図2】 図1の自動車を正面から見た図である。
【図3】 本発明の他の実施例に係る制動装置を示す図
である。
である。
【図4】 図3の装置の通常時および作動時における状
態を示す図である。
態を示す図である。
1,36:引掻部材、2,44:突起、3:軸、4,4
5:リターンスプリング、5:ワイヤ、6:留め金、
7:後輪、31:オイルシリンダ、32:ブレーキオイ
ルパイプ、33:管路、34:電磁弁、35:ロッド、
36:引掻部材、37:ピストン、38:T字型ジョイ
ント、39:ばね、40:弁体、41:コイル、42:
支持金具、43:車体底板。
5:リターンスプリング、5:ワイヤ、6:留め金、
7:後輪、31:オイルシリンダ、32:ブレーキオイ
ルパイプ、33:管路、34:電磁弁、35:ロッド、
36:引掻部材、37:ピストン、38:T字型ジョイ
ント、39:ばね、40:弁体、41:コイル、42:
支持金具、43:車体底板。
Claims (7)
- 【請求項1】 車両の底板に取り付けられ、車両がアイ
スバーン上を走行している際にアイスバーンに接触して
引掻傷を生じさせる引掻部材、および、この引掻部材
を、アイスバーン上を走行している車両の制動のために
アイスバーンに接触させる接触手段を具備することを特
徴とする車両用制動装置。 - 【請求項2】 引掻部材は、車両の進行方向にほぼ直角
でかつ路面にほぼ平行な方向に配列した、前記引掻傷を
生じさせる複数の突起を有するとともにこの突起爪が車
両の進行方向にほぼ直角でかつ路面にほぼ平行な軸の回
りに回動し得るように車両に取り付けられるものであ
り、接触手段は、この引掻部材を前記軸の回りに回動さ
せることにより前記突起爪をアイスバーンに接触させる
ものであることを特徴とする請求項1記載の車両用制動
装置。 - 【請求項3】 前記突起爪は、アイスバーンと接触する
時は、車両の進行方向について、回動の中心線より後方
にあることを特徴とする請求項2記載の車両用制動装
置。 - 【請求項4】 引掻部材は、車両の後輪の前方に引掻傷
を生じさせるものであることを特徴とする請求項1〜3
記載の車両用制動装置。 - 【請求項5】 接触手段は、前記引掻部材を車両方向に
付勢する手段、および、この付勢力に抗して前記突起爪
が路面の方向へ回動するように前記引掻部材に回転力を
付与する手段を有することを特徴とする請求項2〜4記
載の車両用制動装置。 - 【請求項6】 回転力を付与する手段は、一端が前記引
掻部材に取り付けられ、他端を車両の運転者が引くこと
ができるワイヤを有することを特徴とする請求項5記載
の車両用制動装置。 - 【請求項7】 回転力を付与する手段は、オイルシリン
ダ、車両のフートブレーキ用のブレーキオイルパイプか
ら分岐させて前記オイルシリンダへ油圧を導入する管
路、この管路を開閉する弁、この弁を駆動する手段、お
よび、前記オイルシリンダと共働しロッドが前記引掻部
材に回動可能に連結されたピストンを備えることを特徴
とする請求項5記載の車両用制動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1881795A JPH08188130A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | 車両用制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1881795A JPH08188130A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | 車両用制動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08188130A true JPH08188130A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11982133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1881795A Pending JPH08188130A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | 車両用制動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08188130A (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4878625A (ja) * | 1972-01-28 | 1973-10-22 | ||
| JPS5140175U (ja) * | 1974-09-19 | 1976-03-25 | ||
| JPS5227129A (en) * | 1975-08-26 | 1977-03-01 | Michio Yamanaka | Emergency car brack |
| JPH06293252A (ja) * | 1993-04-06 | 1994-10-21 | Mitsuharu Ozeki | 自動車における雪路用ブレ−キ装置 |
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1995
- 1995-01-12 JP JP1881795A patent/JPH08188130A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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