JPH08282452A - 自動車のスリップ防止装置 - Google Patents
自動車のスリップ防止装置Info
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- JPH08282452A JPH08282452A JP8392695A JP8392695A JPH08282452A JP H08282452 A JPH08282452 A JP H08282452A JP 8392695 A JP8392695 A JP 8392695A JP 8392695 A JP8392695 A JP 8392695A JP H08282452 A JPH08282452 A JP H08282452A
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 35
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 35
- 229920000122 acrylonitrile butadiene styrene Polymers 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 230000008278 dynamic mechanism Effects 0.000 description 1
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 1
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- 208000016255 tiredness Diseases 0.000 description 1
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 粘着係数の小さい路面を走行する際や、緊急
ブレーキ時に発生するスリップを防止することができる
自動車のスリップ防止装置を提供すること。 【構成】 タイヤ2の近傍に通常走行状態にはタイヤ2
に接触しないスリップ防止部材1を配置するとともに、
緊急ブレーキ時やスイッチ操作によって作動されて該ス
リップ防止部材1をタイヤ2の外周に密接させるか、タ
イヤ2の接地部直後に降下接地させる枢動機構3を設け
たもので、緊急ブレーキ時や粘着係数の小さい路面を走
行する際にスリップ防止部材1を接地させてスリップを
防止する。
ブレーキ時に発生するスリップを防止することができる
自動車のスリップ防止装置を提供すること。 【構成】 タイヤ2の近傍に通常走行状態にはタイヤ2
に接触しないスリップ防止部材1を配置するとともに、
緊急ブレーキ時やスイッチ操作によって作動されて該ス
リップ防止部材1をタイヤ2の外周に密接させるか、タ
イヤ2の接地部直後に降下接地させる枢動機構3を設け
たもので、緊急ブレーキ時や粘着係数の小さい路面を走
行する際にスリップ防止部材1を接地させてスリップを
防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は雪道、雨道、アイスバー
ン等の粘着係数の小さい路面や、緊急ブレーキ時に作動
する自動車のスリップ防止装置に関するものである。
ン等の粘着係数の小さい路面や、緊急ブレーキ時に作動
する自動車のスリップ防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車はタイヤの接地面と路面との摩擦
力により停止されるものであるが、タイヤの接地面積は
略一定のため、ドライの路面とウエットの路面時では制
動距離が変動して安全性に問題があった。特に、タイヤ
チェーンやスノウタイヤの装着を怠って雪道やアイスバ
ーンを走行すると、低速で走行していてもコーナーリン
グ時にタイヤがグリップ力を失ってスリップすることが
あるうえに、緊急ブレーキングによってタイヤがロック
するとスリップして制動距離が長くなる等の問題があっ
た。そこで、タイヤのロックを防止するABSを装着し
てタイヤのスリップを防いで安全性を高めた自動車も多
く市販されている。しかし、ABSを装着してもタイヤ
と接地面の摩擦力や接地面積は変わらないため、タイヤ
ロックによるスリップで制動距離が延びることは防止で
きても、タイヤの持つ制動性能そのものは変わらないと
いう問題があった。
力により停止されるものであるが、タイヤの接地面積は
略一定のため、ドライの路面とウエットの路面時では制
動距離が変動して安全性に問題があった。特に、タイヤ
チェーンやスノウタイヤの装着を怠って雪道やアイスバ
ーンを走行すると、低速で走行していてもコーナーリン
グ時にタイヤがグリップ力を失ってスリップすることが
あるうえに、緊急ブレーキングによってタイヤがロック
するとスリップして制動距離が長くなる等の問題があっ
た。そこで、タイヤのロックを防止するABSを装着し
てタイヤのスリップを防いで安全性を高めた自動車も多
く市販されている。しかし、ABSを装着してもタイヤ
と接地面の摩擦力や接地面積は変わらないため、タイヤ
ロックによるスリップで制動距離が延びることは防止で
きても、タイヤの持つ制動性能そのものは変わらないと
いう問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは前記のような問題点を解決し、粘着係数の
小さい路面を走行する際や、緊急ブレーキ時に発生する
スリップを防止することができる自動車のスリップ防止
装置を提供することにある。
するところは前記のような問題点を解決し、粘着係数の
小さい路面を走行する際や、緊急ブレーキ時に発生する
スリップを防止することができる自動車のスリップ防止
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
した本発明は、タイヤの近傍に通常走行状態にはタイヤ
に接触しないスリップ防止部材を配置するとともに、緊
急ブレーキ時やスイッチ操作により作動されて該スリッ
プ防止部材をタイヤの外周に密接させる枢動機構を設け
たことを特徴とする自動車のスリップ防止装置と、同じ
目的の自動車のスリップ防止装置である、タイヤの近傍
に通常走行状態にはタイヤに接触しないスリップ防止部
材を配置するとともに、緊急ブレーキ時やスイッチ操作
により作動されて該スリップ防止部材をタイヤの接地部
直後に降下接地させる枢動機構を設けたことを特徴とす
る自動車のスリップ防止装置とよりなるものである。
した本発明は、タイヤの近傍に通常走行状態にはタイヤ
に接触しないスリップ防止部材を配置するとともに、緊
急ブレーキ時やスイッチ操作により作動されて該スリッ
プ防止部材をタイヤの外周に密接させる枢動機構を設け
たことを特徴とする自動車のスリップ防止装置と、同じ
目的の自動車のスリップ防止装置である、タイヤの近傍
に通常走行状態にはタイヤに接触しないスリップ防止部
材を配置するとともに、緊急ブレーキ時やスイッチ操作
により作動されて該スリップ防止部材をタイヤの接地部
直後に降下接地させる枢動機構を設けたことを特徴とす
る自動車のスリップ防止装置とよりなるものである。
【0005】
【作用】本発明のスリップ防止装置は、通常走行状態で
はスリップ防止部材がタイヤの上方や側方の近傍に配置
されていてタイヤの回転を妨げないので、走行上何ら支
障がないものであるが、緊急ブレーキ時や粘着係数の小
さい路面を走行する際に自動的あるいは手動操作により
作動される枢動機構によりスリップ防止部材がタイヤに
密接一体化して接地されるか、スリップ防止部材がタイ
ヤの接地部直後に降下して接地されるようにしてあるか
ら、緊急ブレーキ時に制動距離を短縮させることができ
るうえに、雪道や雨道、アイスバーン等の粘着係数の小
さい路面を走行する際、タイヤのスリップを防止して走
行安全性を高めるとともに、制動距離が延びることを防
止して追突事故防止を防ぐものである。
はスリップ防止部材がタイヤの上方や側方の近傍に配置
されていてタイヤの回転を妨げないので、走行上何ら支
障がないものであるが、緊急ブレーキ時や粘着係数の小
さい路面を走行する際に自動的あるいは手動操作により
作動される枢動機構によりスリップ防止部材がタイヤに
密接一体化して接地されるか、スリップ防止部材がタイ
ヤの接地部直後に降下して接地されるようにしてあるか
ら、緊急ブレーキ時に制動距離を短縮させることができ
るうえに、雪道や雨道、アイスバーン等の粘着係数の小
さい路面を走行する際、タイヤのスリップを防止して走
行安全性を高めるとともに、制動距離が延びることを防
止して追突事故防止を防ぐものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明を図1、図2、図3に示される
第1の実施例に基づいて詳細に説明する。1はタイヤ2
の上方の近傍に通常走行状態ではタイヤ2と接触するこ
とがないように配置される複数個のスリップ防止部材で
あり、各スリップ防止部材1は合成ゴムに硬質細粒を混
在させたり埋め込んで摩擦力を高めたもので、これらス
リップ防止部材1は、粘着係数が小さい路面走行時にお
けるスイッチ操作や、緊急ブレーキ時において作動する
枢動機構3によりタイヤ2に密着してタイヤ2と共回り
し接地する。なお、前記枢動機構3は、各スリップ防止
部材1の両側前後から垂設される脚片1aに枢着されて
各スリップ防止部材1を揺動させる駆動リンク4及び従
動リンク5と、該駆動リンク4及び従動リンク5の基端
を枢着した環状板6と、前記駆動リンク4に先端を固定
した駆動リンク枢動用の略L字状の複数のカムレバー7
と、該カムレバー7を滑り子7aを介して揺動させる円
錐状のカム8と、該円錐状のカム8を進退動させる駆動
機構9とよりなり、駆動リンク4と従動リンク5の基端
を枢着した環状板6はベアリング6aを介して車軸ケー
ス10aに支持され、通常時は後記するストッパ機構2
2によりロックされている。
第1の実施例に基づいて詳細に説明する。1はタイヤ2
の上方の近傍に通常走行状態ではタイヤ2と接触するこ
とがないように配置される複数個のスリップ防止部材で
あり、各スリップ防止部材1は合成ゴムに硬質細粒を混
在させたり埋め込んで摩擦力を高めたもので、これらス
リップ防止部材1は、粘着係数が小さい路面走行時にお
けるスイッチ操作や、緊急ブレーキ時において作動する
枢動機構3によりタイヤ2に密着してタイヤ2と共回り
し接地する。なお、前記枢動機構3は、各スリップ防止
部材1の両側前後から垂設される脚片1aに枢着されて
各スリップ防止部材1を揺動させる駆動リンク4及び従
動リンク5と、該駆動リンク4及び従動リンク5の基端
を枢着した環状板6と、前記駆動リンク4に先端を固定
した駆動リンク枢動用の略L字状の複数のカムレバー7
と、該カムレバー7を滑り子7aを介して揺動させる円
錐状のカム8と、該円錐状のカム8を進退動させる駆動
機構9とよりなり、駆動リンク4と従動リンク5の基端
を枢着した環状板6はベアリング6aを介して車軸ケー
ス10aに支持され、通常時は後記するストッパ機構2
2によりロックされている。
【0007】また、前記駆動機構9は、車軸10の車軸
ケース10aに取り付けられる油圧シリンダ11と、該
油圧シリンダ11のピストンロッド11aに基端を枢着
するとともに先端を軸受板13に枢着される軸14に固
着したリンク15と、円錐状のカム8に形成された環状
凹溝16に基端のローラ17を嵌合させるとともに、先
端を前記軸14に固着したリンク18とよりなるもの
で、油圧シリンダ11の作動によりリンク15、18を
介してカム8を進退動させるものである。19は油圧シ
リンダ11の作動を制御する制御部であり、該制御部1
9はドライバーがブレーキペダル20を踏み込んだ際、
発生するブレーキ圧力が閾値を越えた緊急ブレーキと判
断された時、駆動機構9を介して枢動機構3を作動さ
せ、スリップ防止部材1をタイヤ2の外周に密着させて
路面と接地させ制動能力を高めたり、雪道やアイスバー
ン等の粘着係数の小さい路面を走行する際、手動操作で
切換スイッチ21を切り換えて制御部19とブレーキ機
構との連動を切離すとともに、枢動機構3を作動させ、
スリップ防止部材1をタイヤ2に密着させて雪道やアイ
スバーンを走行する際のスリップを防止するものであ
る。
ケース10aに取り付けられる油圧シリンダ11と、該
油圧シリンダ11のピストンロッド11aに基端を枢着
するとともに先端を軸受板13に枢着される軸14に固
着したリンク15と、円錐状のカム8に形成された環状
凹溝16に基端のローラ17を嵌合させるとともに、先
端を前記軸14に固着したリンク18とよりなるもの
で、油圧シリンダ11の作動によりリンク15、18を
介してカム8を進退動させるものである。19は油圧シ
リンダ11の作動を制御する制御部であり、該制御部1
9はドライバーがブレーキペダル20を踏み込んだ際、
発生するブレーキ圧力が閾値を越えた緊急ブレーキと判
断された時、駆動機構9を介して枢動機構3を作動さ
せ、スリップ防止部材1をタイヤ2の外周に密着させて
路面と接地させ制動能力を高めたり、雪道やアイスバー
ン等の粘着係数の小さい路面を走行する際、手動操作で
切換スイッチ21を切り換えて制御部19とブレーキ機
構との連動を切離すとともに、枢動機構3を作動させ、
スリップ防止部材1をタイヤ2に密着させて雪道やアイ
スバーンを走行する際のスリップを防止するものであ
る。
【0008】22は環状板6をロックするストッパ機構
であり、該ストッパ機構22は環状板6に形成された係
止孔6bと、車軸ケース10aに取り付けられた油圧シ
リンダ23により進退動して前記係止孔6bと係脱する
係止ピン23aとよりなるものである。24はマスター
シリンダ、25はブレーキ時のブレーキ油圧回路の圧力
を測定する圧力計、26はブレーキディスク、27はタ
イヤホィール、28は駆動リンク4と従動リンク5を付
勢する板ばねであり、該板ばね28によりスリップ防止
部材1が常時はタイヤ2に密着されないようにしてい
る。
であり、該ストッパ機構22は環状板6に形成された係
止孔6bと、車軸ケース10aに取り付けられた油圧シ
リンダ23により進退動して前記係止孔6bと係脱する
係止ピン23aとよりなるものである。24はマスター
シリンダ、25はブレーキ時のブレーキ油圧回路の圧力
を測定する圧力計、26はブレーキディスク、27はタ
イヤホィール、28は駆動リンク4と従動リンク5を付
勢する板ばねであり、該板ばね28によりスリップ防止
部材1が常時はタイヤ2に密着されないようにしてい
る。
【0009】このように構成されたものは、通常走行状
態においてはタイヤ2の上方の近傍に配置されているス
リップ防止部材1はタイヤ2と共回りすることがないの
で、走行上何ら支障がないものであるが、ドライやウエ
ットの路面を走行中、ブレーキペダル20を踏んでブレ
ーキングを行うと、ブレーキ油圧回路の油圧力を検出す
る圧力計25の圧力値が制御部19により検知され、こ
の時検知された圧力値が閾値を越えたか否かにより緊急
ブレーキか否かを判定し、緊急ブレーキと判定された際
にのみ、制御部19が駆動機構9の油圧シリンダ11を
作動させる。そして、油圧シリンダ11のピストンロッ
ド11aが下降してピストンロッド11aに基端が枢着
され、先端を軸14に固着したリンク15は軸14を介
して円錐状のカム8の凹溝16にローラ17を嵌合させ
たリンク18を枢動させることとなる。この枢動により
枢動機構3の円錐状のカム8は前進移動することなり、
円錐状のカム8の前進移動によりカム面の最小径部に当
接されているカムレバー7の基端の滑り子7aはカム面
の太径部に移動する。このカムレバー7の揺動により、
該カムレバー7の先端が固定されて板ばね28により付
勢されていた各駆動リンク4は板ばね28の付勢力に抗
して図2上右方向に枢動され、各スリップ防止部材1は
駆動リンク4と従動リンク5に案内されてタイヤ2に密
着されることなる。
態においてはタイヤ2の上方の近傍に配置されているス
リップ防止部材1はタイヤ2と共回りすることがないの
で、走行上何ら支障がないものであるが、ドライやウエ
ットの路面を走行中、ブレーキペダル20を踏んでブレ
ーキングを行うと、ブレーキ油圧回路の油圧力を検出す
る圧力計25の圧力値が制御部19により検知され、こ
の時検知された圧力値が閾値を越えたか否かにより緊急
ブレーキか否かを判定し、緊急ブレーキと判定された際
にのみ、制御部19が駆動機構9の油圧シリンダ11を
作動させる。そして、油圧シリンダ11のピストンロッ
ド11aが下降してピストンロッド11aに基端が枢着
され、先端を軸14に固着したリンク15は軸14を介
して円錐状のカム8の凹溝16にローラ17を嵌合させ
たリンク18を枢動させることとなる。この枢動により
枢動機構3の円錐状のカム8は前進移動することなり、
円錐状のカム8の前進移動によりカム面の最小径部に当
接されているカムレバー7の基端の滑り子7aはカム面
の太径部に移動する。このカムレバー7の揺動により、
該カムレバー7の先端が固定されて板ばね28により付
勢されていた各駆動リンク4は板ばね28の付勢力に抗
して図2上右方向に枢動され、各スリップ防止部材1は
駆動リンク4と従動リンク5に案内されてタイヤ2に密
着されることなる。
【0010】このようにしてスリップ防止部材1がタイ
ヤ2に密着すると、これと同時に環状板6の係止孔6b
に嵌合して環状板6の回動をロックしていたストッパ機
構22のピン23aは油圧シリンダ23の作動により係
止孔6bから離脱されるので、スリップ防止部材1は駆
動リンク4、従動リンク5を介して回動自在となった環
状板6とともにABSによりロックすることのないタイ
ヤ2と共回りすることとなる。このためタイヤ2より摩
擦力の大きいスリップ防止部材1が接地することにより
急激な減速が行われ、制動距離を短縮することができ
る。そして、自動車が停止したことが制御部19により
検知されると、駆動機構9は逆作動し、枢動機構3を逆
作動させてスリップ防止部材1を逆に揺動させてタイヤ
2との密着を解き、接地されないタイヤ2の外周上方に
スリップ防止部材1は配置収納されることなる。
ヤ2に密着すると、これと同時に環状板6の係止孔6b
に嵌合して環状板6の回動をロックしていたストッパ機
構22のピン23aは油圧シリンダ23の作動により係
止孔6bから離脱されるので、スリップ防止部材1は駆
動リンク4、従動リンク5を介して回動自在となった環
状板6とともにABSによりロックすることのないタイ
ヤ2と共回りすることとなる。このためタイヤ2より摩
擦力の大きいスリップ防止部材1が接地することにより
急激な減速が行われ、制動距離を短縮することができ
る。そして、自動車が停止したことが制御部19により
検知されると、駆動機構9は逆作動し、枢動機構3を逆
作動させてスリップ防止部材1を逆に揺動させてタイヤ
2との密着を解き、接地されないタイヤ2の外周上方に
スリップ防止部材1は配置収納されることなる。
【0011】また、雪道やアイスバーンのような粘着係
数の小さい路面を走行する際には、手動操作で切換スイ
ッチ21を切り換えれば、制御部19とブレーキ機構と
の連動が切り離されるとともに、駆動機構9が作動され
て油圧シリンダ11のピストンロッド11aが下降し、
ピストンロッド11aに基端が枢着されるとともに、先
端を軸14に固着したリンク15は軸14を介してカム
8の凹溝16にローラ17を嵌合させたリンク18を枢
動させることとなり、この枢動により枢動機構3の円錐
状のカム8は前進移動することとなる。そして、この円
錐状のカム8の前進移動によりカム面の最小径部に当接
されている各カムレバー7の基端の滑り子7aはカム面
の太径部に移動し、この各カムレバー7の揺動により各
カムレバー7の先端が固定されている各駆動リンク4は
図2上右方向に枢動され、各スリップ防止部材1は駆動
リンク4と従動リンク5に案内されてタイヤ2に密着さ
れることなる。このようにスリップ防止部材1がタイヤ
2に密着すると、これと同時に環状板6の係止孔6bに
嵌合して回動をロックさせていたストッパ機構22のピ
ン23aは油圧シリンダ23の作動により係止孔6bか
ら離脱するので、スリップ防止部材1は駆動リンク4、
従動リンク5、回動する環状板6とともにタイヤ2と共
回りして雪や凍った路面に対して確実なグリップ力を保
持することができる。
数の小さい路面を走行する際には、手動操作で切換スイ
ッチ21を切り換えれば、制御部19とブレーキ機構と
の連動が切り離されるとともに、駆動機構9が作動され
て油圧シリンダ11のピストンロッド11aが下降し、
ピストンロッド11aに基端が枢着されるとともに、先
端を軸14に固着したリンク15は軸14を介してカム
8の凹溝16にローラ17を嵌合させたリンク18を枢
動させることとなり、この枢動により枢動機構3の円錐
状のカム8は前進移動することとなる。そして、この円
錐状のカム8の前進移動によりカム面の最小径部に当接
されている各カムレバー7の基端の滑り子7aはカム面
の太径部に移動し、この各カムレバー7の揺動により各
カムレバー7の先端が固定されている各駆動リンク4は
図2上右方向に枢動され、各スリップ防止部材1は駆動
リンク4と従動リンク5に案内されてタイヤ2に密着さ
れることなる。このようにスリップ防止部材1がタイヤ
2に密着すると、これと同時に環状板6の係止孔6bに
嵌合して回動をロックさせていたストッパ機構22のピ
ン23aは油圧シリンダ23の作動により係止孔6bか
ら離脱するので、スリップ防止部材1は駆動リンク4、
従動リンク5、回動する環状板6とともにタイヤ2と共
回りして雪や凍った路面に対して確実なグリップ力を保
持することができる。
【0012】また、図4、図5に示される第2の実施例
は、内面に円錐状のカム8を設けた点が第1の実施例と
相違する以外は同じ作用効果のため、同一符号を付して
説明を省略する。
は、内面に円錐状のカム8を設けた点が第1の実施例と
相違する以外は同じ作用効果のため、同一符号を付して
説明を省略する。
【0013】次に、図6、図7は請求項5の発明の実施
例を示すもので、1はタイヤ2の側方の近傍位置に配置
される前記したスリップ防止部材1と同材よりなるスリ
ップ防止部材であって、常時はタイヤ2と共回りするこ
とがないので接地することもないが、緊急ブレーキ時に
おいては枢動機構3によりタイヤ2の接地部直後に降下
して路面と接地され、タイヤ2の接地部とともに路面に
対して確実なグリップ力を保持するする。なお、枢動機
構3は車軸10を被套する車軸ケース10aにベアリン
グ6aを介して支持される環状板6に取り付けられたス
リップ防止部材取付用の腕板41と、車軸ケース10a
にブラケット42aを介して取り付けられた環状板6の
回動を止めるストッパ機構42と、腕板41とブラケッ
ト42a間に介在されるスリップ防止部材接地用の圧縮
ばね45とよりなるもので、前記ストッパ機構42は油
圧シリンダ46のピストンロッド先端のピン47と、環
状板6に透設された係止孔6bとよりなるものである。
そして、緊急ブレーキ時、油圧ブレーキ回路のブレーキ
圧力が閾値を越えた際には、ストッパ機構42の油圧シ
リンダ46が作動し、環状板6の係止孔6bに係止して
いたピン47は離脱され、このピン47の離脱により環
状板6のロックは解かれてスリップ防止部材1が圧縮ば
ね45の付勢力により回動して降下接地されることとな
り、タイヤ2の接地部とスリップ防止部材1の接地とに
より総接地面積が増大されて摩擦力は大となり制動距離
は短縮されることとなる。
例を示すもので、1はタイヤ2の側方の近傍位置に配置
される前記したスリップ防止部材1と同材よりなるスリ
ップ防止部材であって、常時はタイヤ2と共回りするこ
とがないので接地することもないが、緊急ブレーキ時に
おいては枢動機構3によりタイヤ2の接地部直後に降下
して路面と接地され、タイヤ2の接地部とともに路面に
対して確実なグリップ力を保持するする。なお、枢動機
構3は車軸10を被套する車軸ケース10aにベアリン
グ6aを介して支持される環状板6に取り付けられたス
リップ防止部材取付用の腕板41と、車軸ケース10a
にブラケット42aを介して取り付けられた環状板6の
回動を止めるストッパ機構42と、腕板41とブラケッ
ト42a間に介在されるスリップ防止部材接地用の圧縮
ばね45とよりなるもので、前記ストッパ機構42は油
圧シリンダ46のピストンロッド先端のピン47と、環
状板6に透設された係止孔6bとよりなるものである。
そして、緊急ブレーキ時、油圧ブレーキ回路のブレーキ
圧力が閾値を越えた際には、ストッパ機構42の油圧シ
リンダ46が作動し、環状板6の係止孔6bに係止して
いたピン47は離脱され、このピン47の離脱により環
状板6のロックは解かれてスリップ防止部材1が圧縮ば
ね45の付勢力により回動して降下接地されることとな
り、タイヤ2の接地部とスリップ防止部材1の接地とに
より総接地面積が増大されて摩擦力は大となり制動距離
は短縮されることとなる。
【0014】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、通常走行状態にはタイヤの近傍に配置されて共回り
することがないので接地しないが、緊急ブレーキ時やス
イッチ操作で作動される枢動機構によりタイヤの外周に
密接一体化して接地するか、タイヤの接地部直後に降下
して接地されるスリップ防止部材を備えているので、緊
急ブレーキ時や粘着係数の小さい路面を走行する際、ス
リップ防止部材がタイヤの外周に密接された状態で接地
してタイヤと路面との摩擦力が高められ、従って、雪道
やアイスバーン等の粘着係数の小さい路面の走行時や、
雨や雪あるいは凍った路面における緊急ブレーキの際
に、ドライな路面を走行するのと略変わらないグリップ
力が確保できるうえに、制動距離を短縮でき、極めて安
全性の高いドライブを行うことができるものである。し
かも、スリップ防止部材を自動的に接地自在とすること
ができるので、タイヤチェーンやスノウタイヤの装着を
面倒臭く思って起こすスリップ事故を確実に防止できる
ものである従って、本発明は従来の問題点を解決した自
動車のスリップ防止装置として業界の発展に寄与すると
ころ極めて大なものである。
に、通常走行状態にはタイヤの近傍に配置されて共回り
することがないので接地しないが、緊急ブレーキ時やス
イッチ操作で作動される枢動機構によりタイヤの外周に
密接一体化して接地するか、タイヤの接地部直後に降下
して接地されるスリップ防止部材を備えているので、緊
急ブレーキ時や粘着係数の小さい路面を走行する際、ス
リップ防止部材がタイヤの外周に密接された状態で接地
してタイヤと路面との摩擦力が高められ、従って、雪道
やアイスバーン等の粘着係数の小さい路面の走行時や、
雨や雪あるいは凍った路面における緊急ブレーキの際
に、ドライな路面を走行するのと略変わらないグリップ
力が確保できるうえに、制動距離を短縮でき、極めて安
全性の高いドライブを行うことができるものである。し
かも、スリップ防止部材を自動的に接地自在とすること
ができるので、タイヤチェーンやスノウタイヤの装着を
面倒臭く思って起こすスリップ事故を確実に防止できる
ものである従って、本発明は従来の問題点を解決した自
動車のスリップ防止装置として業界の発展に寄与すると
ころ極めて大なものである。
【図1】本発明の第1の実施例を示す一部切欠斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明の第1の実施例を示す背面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の一部切欠平面図であ
る。
る。
【図4】本発明の第2の実施例を示す一部切欠側面図で
ある。
ある。
【図5】本発明の第2の実施例の背面図である。
【図6】請求項5に記載の発明の実施例を示す一部切欠
側面図である。
側面図である。
【図7】請求項5に記載の発明の実施例の正面図であ
る。
る。
1 スリップ防止部材 2 タイヤ 3 枢動機構 19 制御部 21 切換スイッチ
Claims (5)
- 【請求項1】 タイヤ(2) の近傍に通常走行状態にはタ
イヤ(2) に接触しないスリップ防止部材(1) を配置する
とともに、緊急ブレーキ時やスイッチ操作により作動さ
れて該スリップ防止部材(1) をタイヤ(2) の外周に密接
させる枢動機構(3) を設けたことを特徴とする自動車の
スリップ防止装置。 - 【請求項2】 スリップ防止部材(1) が、複数に分割さ
れていてタイヤ(2)の外周に均斉に配列された状態で密
接されるようにしてある請求項1に記載の自動車のスリ
ップ防止装置。 - 【請求項3】 スリップ防止部材(1) が、切換スイッチ
(21)の操作で作動する枢動機構(3) によりタイヤ(2) の
外周に密接保持されるようにしてある請求項1または2
に記載の自動車のスリップ防止装置。 - 【請求項4】 スリップ防止部材(1) が、緊急ブレーキ
時におけるブレーキ圧の変化で働く制御部(19)により作
動する枢動機構(3) によってタイヤ(2) の外周に密接さ
れるようにしてある請求項1または2に記載の自動車の
スリップ防止装置。 - 【請求項5】 タイヤ(2) の近傍に通常走行状態にはタ
イヤ(2) に接触しないスリップ防止部材(1) を配置する
とともに、緊急ブレーキ時やスイッチ操作により作動さ
れて該スリップ防止部材(1) をタイヤ(2) の接地部直後
に降下接地させる枢動機構(3) を設けたことを特徴とす
る自動車のスリップ防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8392695A JPH08282452A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 自動車のスリップ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8392695A JPH08282452A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 自動車のスリップ防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08282452A true JPH08282452A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=13816210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8392695A Pending JPH08282452A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 自動車のスリップ防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08282452A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106697687A (zh) * | 2017-02-04 | 2017-05-24 | 任球 | 一种市政道路用自卸垃圾车 |
| CN108357478A (zh) * | 2018-02-06 | 2018-08-03 | 中北大学 | 一种智能控制紧急制动装置的控制方法 |
| CN108357479A (zh) * | 2018-02-06 | 2018-08-03 | 中北大学 | 一种智能控制紧急制动装置 |
Citations (9)
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| JPS5027057U (ja) * | 1973-07-02 | 1975-03-28 | ||
| JPS5343625U (ja) * | 1977-09-01 | 1978-04-14 | ||
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| JPH02267054A (ja) * | 1989-04-05 | 1990-10-31 | Jiro Koike | 自動車の非常時制動装置 |
| JPH04314608A (ja) * | 1991-01-14 | 1992-11-05 | Kazuhiko Goto | 車両の滑り止め装置 |
| JPH06293252A (ja) * | 1993-04-06 | 1994-10-21 | Mitsuharu Ozeki | 自動車における雪路用ブレ−キ装置 |
| JPH078154B2 (ja) * | 1986-12-15 | 1995-01-30 | キヤノン株式会社 | 振動波モーター装置 |
-
1995
- 1995-04-10 JP JP8392695A patent/JPH08282452A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980403 |