JPH08190200A - Si含有薄膜の形成方法および該薄膜のパターン形成方法 - Google Patents

Si含有薄膜の形成方法および該薄膜のパターン形成方法

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JPH08190200A
JPH08190200A JP7001134A JP113495A JPH08190200A JP H08190200 A JPH08190200 A JP H08190200A JP 7001134 A JP7001134 A JP 7001134A JP 113495 A JP113495 A JP 113495A JP H08190200 A JPH08190200 A JP H08190200A
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film
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JP7001134A
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Yoshikazu Sakata
美和 坂田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高価な成膜装置を用いずに、よりO2 −RI
E耐性に優れたSi含有の薄膜を形成する方法を提供す
る。 【構成】 下地10上にアルコキシ基を有するポリ(シ
ロキサン)誘導体と露光により酸を発生する酸発生剤と
を含む感光性樹脂組成物の膜12を形成する。この膜1
2を露光する。露光済の膜12aに対し加熱処理を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置等の製造
に用いられるSi含有薄膜の形成方法および該薄膜のパ
ターン形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体装置を製造する場合、その
層間絶縁膜等としてSi(珪素)含有の薄膜(理想的に
はSiO2 膜)が多用されている。ここで、層間絶縁膜
等として使用されるSi含有薄膜は、従来一般には、プ
ラズマCVD法やスパッタリング法などによって形成さ
れていた。また、多層レジストプロセスにおいても、S
i含有の薄膜は利用されている。例えば3層レジストプ
ロセスでは中間層としてスパッタリング法によるSi含
有薄膜が用いられている(文献I(J.Vac.Scl.Techno
l.,Vol.16,Nov./Dec.1979 )。また、半導体装置の製造
技術の1つである例えば2層レジストプロセスにおいて
は、その上層レジストパターンとしてSi(珪素)含有
の薄膜(理想的にはSiO2 膜)のパターンが使用され
る。この薄膜にSi含有の感光性樹脂を用いて上層レジ
ストパターンを形成した例として、文献II(Journal
of Electrochemical Society(シ゛ャーナル オフ゛ エレクトロケミカル ソサ
エティ):SOLID-STATE SCIENCE AND TECHNOLOGY,VOL.132,N
o.5,1985,pp.1178〜1182)に開示されたものがある。こ
の文献IIには、2層レジストプロセスの上層レジスト
としてポリ(トリメチルシリルメチルメタクリレート−
3−オキシミノ−2−ブタノン)共重合体を用いる例が
報告されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラズ
マCVD法やスパッタリング法によりSi含有の薄膜を
形成する場合、高価な成膜装置が必要であり、また例え
ば成膜室を減圧するための時間がかかる等の問題点があ
った。
【0004】また、Si含有薄膜のパターンを形成する
ための文献IIの方法では、上層レジストに用いる感光
性樹脂組成物の珪素含有率が9.6重量%と低いため
(例えば文献IIのTable II参照)、形成されたパター
ンは、O2 −RIEによるエッチング速度が15nm/
分と速く、O2 −RIE耐性の点で必ずしも満足のゆく
ものではなかった。
【0005】そこで、高価な成膜装置を用いずに、より
優れたO2 −RIE耐性を有するSi含有の薄膜及びそ
のパターンを形成する方法が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、この出願の第
1発明によれば、下地上にSi(珪素)含有薄膜を形成
する方法において、下地上にアルコキシ基を有するポリ
(シロキサン)誘導体と露光により酸を発生する酸発生
剤とを含む感光性樹脂組成物の膜を形成する工程と、こ
の膜を露光する工程と、この露光済みの膜に対し加熱処
理を行う工程とを含むことを特徴とする。
【0007】また、この出願の第2発明によれば、下地
上にSi(珪素)含有薄膜のパターンを形成する方法に
おいて、下地上にアルコキシ基を有するポリ(シロキサ
ン)誘導体と露光により酸を発生する酸発生剤とを含む
感光性樹脂組成物の膜を形成する工程と、この膜の残存
させたい部分を選択的に露光する工程と、この露光済み
の膜を加熱処理する工程と、この加熱処理済みの膜を現
像する工程とを含むことを特徴とする。
【0008】また、第1及び第2発明でいうアルコキシ
基を有するポリ(シロキサン)誘導体とは、例えば、上
述の(1)式で示されるもの、上述の(2)式で示され
るもの及び上述の(1)式で示されるものと上述の
(2)式で示されるものとの共重合体から選ばれる1ま
たは複数のものであることができる。ただし、(1)
式、(2)式中のR1 、R2 、R5 及びRの6 各々はア
ルキル基を表し、同一でも異なっていても良い。また、
m,nは重合度を示す正の整数である。このようなポリ
(シロキサン)誘導体の具体例として、例えばこの出願
に係る出願人によって特願平4−17588号(特開平
5−216237号)に提案している化合物が挙げられ
る。この化合物は、重合条件を変えることにより重量平
均分子量が500〜100,000程度のものまで制御
性良く得ることができる。
【0009】また、酸発生剤は露光により酸を発生する
物質であるならば特定されない。例えば、下記の(3)
式で表されるスルホニウム塩および(4)式で表される
ヨードニウム塩などのオニウム塩、(5)式で表される
p−トルエンスルホナート、(6)式で表されるトリク
ロロメチル置換トリアジン、(7)式で表されるトリク
ロロメチル置換ベンゼンは、酸発生剤として用い得る。
【0010】
【化3】
【0011】
【化4】
【0012】これら酸発生剤は、市販されているか、ま
たは、J.V.Crivello等による合成方法(例
えば文献III :ジャーナル オブ ポリマー サイエン
ス,ポリマー ケミストリー エディション(J.Po
lymer Sci.,Polymer Chem.E
d.,18,2677(1980))や、T.Endo
等による合成方法(例えば文献IV:ジャーナル オブ
ポリマー サイエンス,ポリマー ケミストリー エデ
ィション(J.Polymer Sci.,Polym
er Chem.Ed.,23,359(1985))
に従って合成することが出来る。
【0013】これら酸発生剤を適当に選択することによ
り種々の露光源に容易に対応することが出来る。この酸
発生剤は、ポリ(シロキサン)の重量に対し、その下限
を0.01%、好ましくは0.05%、上限を50%、
好ましくは30%の範囲で添加するのが良い。この範囲
を外れると、当該放射線感応性樹脂組成物の成膜に高温
を必要としたり、塗布膜が脆弱になったりする恐れがあ
るからである。
【0014】また、これら第1及び第2の発明に用いる
感光性樹脂組成物は、架橋剤を更にに含むものであって
も良い。架橋剤としては、例えば下記の(8)式で示さ
れるものが好適である。この架橋剤はケイ素を含むの
で、そうでないものを用いる場合に比べ、感光性樹脂組
成物のケイ素含有率が架橋剤を含む構成としたことで低
下するのを抑制できるからである。ただし、(8)式に
おいて、j,k,l(エル)おのおのは、j≧1、2≦
k≦2(j+1)、l=2(j+1)−kを満足する正
の整数を表す。RA は水素、アルキル基、アリール基ま
たはアルケニル基を表し、k個のRA は同一でも異なっ
ても良い。RB は1価の炭化水素基または水素を表し、
l(エル)個のRB は同じでも異なっても良い。
【0015】 (RA O)kB lSij(j-l) ・・・(8) また、架橋剤は用いるポリ(シロキサン)誘導体の重量
に対し、その下限を0.05%、上限を50%好ましく
は30%の範囲で添加するのが良い。この範囲を外れる
と、当該放射線感応性樹脂組成物の成膜に高温を必要と
したり、塗布膜が脆弱になったりするからである。架橋
剤を用いると、ポリ(シロキサン)誘導体および酸発生
剤の二成分系では達成出来ない高感度の感光性樹脂組成
物が得られる。
【0016】なお、感光性樹脂組成物の使用にあたって
スピンコート法により当該組成物を基板上に塗布しこの
皮膜を基板上に形成する場合は、そのための塗布溶液調
製のための溶剤が必要になる。この溶剤としては、例え
ば、2−メトキシ酢酸エチル、モノクロロベンゼン、キ
シレン、ジオキサン、メチルイソブチルケトン(MIB
K)、酢酸イソアミル等を挙げることが出来る。
【0017】また、第1発明において露光済のSi含有
薄膜であって現像前の薄膜に対しなされる加熱処理での
加熱温度は、その下限を40℃好ましくは60℃とする
のが良い。また、上限温度は下地への影響がなければ特
に特定されず設計に応じた任意の温度とできる。下限4
0℃としているのは、加熱温度が40℃より低いと酸発
生剤から発生した酸と樹脂との反応が効率良く進まず、
また、40℃より低い温度で効率良く樹脂と反応する酸
発生剤では感光性樹脂組成物の保存安定性自体が問題と
なるからである。
【0018】また、第2発明において露光済のSi含有
薄膜であって現像前の薄膜に対しなされる加熱処理での
加熱温度は、好ましくは40〜300℃とするのが良
い。なぜなら、既に説明したように加熱温度が40℃よ
り低いと酸発生剤から発生した酸と樹脂との反応が効率
良く進まず、また、40℃より低い温度で効率良く樹脂
と反応する酸発生剤では感光性樹脂組成物の保存安定性
自体が問題となるからである。また、加熱温度が300
℃より高いと酸発生剤が熱分解する危険があり、このた
めパターンが劣化する若しくはパターン形成ができない
恐れがあるからである。
【0019】
【作用】この出願の第1及び第2発明によれば、アルコ
キシ基を有するポリ(シロキサン)誘導体と露光により
酸を発生する酸発生剤とを含む感光性樹脂組成物の膜を
形成する。この膜を露光加熱することにより露光された
部分においてポリ(シロキサン)誘導体が有しているア
ルコキシ基のC−O−Si結合が切断されシラノールが
生成される。そして、シラノールは縮合し易いので、こ
の感光性樹脂組成物の露光された部分はゲル化される。
このため、第1発明ではSiO2 化された薄膜が形成さ
れる。
【0020】また、第2発明では、上記組成物に対し選
択的に露光をし、その後この試料に対して加熱処理を行
う。この一連の処理により感光性樹脂組成物の膜の内の
選択露光された部分が現像液に対し不溶化する。また、
この第2発明では加熱処理済の膜を現像するので、感光
性樹脂組成物の膜内の不溶化された部分以外の部分は除
去させる。このため、下地上にSiO2 化された薄膜の
パターンが形成される。
【0021】
【実施例】以下、この出願の第1発明であるSi含有薄
膜の形成方法及び第2発明であるSi含有薄膜のパター
ン形成方法の各実施例についてそれぞれ説明する。な
お、図1、図2及び図3はこの発明が理解できる程度に
各構成成分の形状、大きさ及び配置関係を概略的に示し
てあるに過ぎない。従って、これらの実施例に何ら限定
されるものではない。また、以下の説明中で述べる、使
用材料及び材料の使用量、処理時間、温度、膜厚等の数
値的条件は、この発明の範囲内の好適例にすぎない。従
って、この発明がこれら条件にのみ限定されるものでな
いことは理解されたい。
【0022】[第1発明のSi含有薄膜の形成方法] 第1発明の第1実施例 第1発明の第1実施例について図1の(A)〜(C)の
断面図をもって示した工程図を参照して説明する。
【0023】先ず、下地10としてシリコン(Si)ウ
エハを用いる。以下、下地10をSiウエハと称する。
このSiウエハ10上にアルコキシ基を有するポリ(シ
ロキサン)誘導体と露光により酸を発生する酸発生剤と
を含む感光性樹脂組成物の膜12を形成する。この第1
実施例では、感光性樹脂組成物の膜12の形成に用いる
塗布液を以下のように調製した。末端がすべて水酸基で
あり側鎖がアルコキシ基の一種としてのt−ブトキシ基
(t−Bu基)であるポリ(ジ−t−ブトキシシロキサ
ン)[下記(9)式参照]であって重量平均分子量が1
0,000のもの190gと、酸発生剤の一種である下
記(10)式で表されるトリフェニルスルホニウムトリ
フレート(PH3+ OTf- )8.25g(0.02
mol)とを、モノクロロベンゼン1780gに溶解
し、この溶液を穴径0.2μmの孔を有するメンブレン
フィルタで濾過することにより感光性樹脂組成物の塗布
溶液を調製する。
【0024】
【化5】
【0025】次に、この塗布溶液を回転塗布法によって
Siウエハ10上に0.2μmの膜厚に塗布し、感光性
樹脂組成物の膜12を形成する(図1の(A))。
【0026】次に、この図1の(A)の構造体をホット
プレート上で80℃の温度で1分間プリベークする。そ
の後、プリベーク後の感光性樹脂組成物の膜12を露光
する。このときの露光にはXe−Hgランプ(CM25
0コールドミラー装着のもの)を用い、比較的広い範囲
に渡って露光する。ここで比較的広い範囲に渡って露光
するとは、後にIRスペクトルの測定が出来る程度に大
面積に露光する意味であり、もちろん、ウエハ全面を露
光しても良いし、ウエハ表面の一部分を露光しても良
い。ただし、第1実施例ではウエハ全面を露光してい
る。そのときの露光量は9mJ/cm2 とした。
【0027】次に、露光済の膜12に対して加熱処理を
行う。この第1実施例では、100℃、2分の加熱処理
で行った。
【0028】次に、加熱済の構造体をアニソールにより
20秒間の現像行い、続いてキシレンにより20秒間リ
ンスする。続いて、Si含有薄膜(SiO2 膜)を含む
構造体をホットプレート上で300℃、5分間の加熱処
理を行う。現像後に行ったこの加熱処理は、薄膜のSi
2 化の促進並びに残存溶液の除去をより図ることがで
きるので好ましい。なお、現像後に行うこの加熱処理の
温度は下地への影響がなければ高温の方が好ましい。具
体的には設計に応じて決定すれば良い。
【0029】得られた薄膜12aについてIRスペクト
ルを取ったところ、そのスペクトル中には、アルキル基
やシラノール基に由来のピークは全くなくSiO2 のピ
ークのみであり、当該薄膜がSiO2 となっていること
が確認された。
【0030】また、得られた薄膜12aに対しDEM4
51平行平板型ドライエッチャー(日電アネルバ(株)
社製)を用いてO2 −RIEを15分間行なった。但
し、このエッチングは、O2 ガス圧を1.0Pa、O2
ガス流量を20sccm、RFパワー密度を0.12W
/cm2 とした条件で行なった。このエッチングにおけ
るエッチング量は13nm(エッチング速度で示せば1
3/15≒0.86(nm/分))であった。
【0031】(比較例)また、比較例としてプラズマC
VD法により形成したNSG(ノンドープシリケートガ
ラス)膜に対し、上記O2 −RIE条件によりエッチン
グを行なったところ、そのエッチング量は11nm(エ
ッチング速度で示せば11/15≒0.73(nm/
分))であった。
【0032】従って、この実施例で形成した薄膜12a
は、O2 −RIEを行った場合においてもエッチングレ
ートが、プラズマCVD法で形成したNSG膜でのそれ
と大差ないことからも、第1発明の形成方法によればS
iO2 膜が形成されているものと考えられる。
【0033】第1発明の第2実施例 第1実施例の構成においてアニソールによる現像処理を
行わない以外は第1実施例と同様な手順でSi含有薄膜
の形成及びそのO2 −RIEによるエッチングを行う。
このエッチングにおけるエッチング量は13nmであっ
た。現像液の使用の有無による大きな差異はこの場合認
められなかった。但し、現像液に接触させると、膜12
中の炭素分が除去できるので、O2 −RIE耐性は向上
すると考えられる。
【0034】第1発明の第3実施例 第1実施例の構成において露光後の加熱処理を40℃で
行った以外は第1実施例と同様な手順でSi含有薄膜の
形成及びそのO2 −RIEによるエッチングを行う。フ
ィルムのIRスペクトルにおいてSiO2 のピークのみ
が観測され、このフィルムが完全にSiO2 となってい
ることを確認した。
【0035】(比較例)第1実施例の構成において露光
後に加熱処理を行わないでSi含有薄膜を形成を行っ
た。この場合、フィルムのIRスペクトルにおいてSi
2 とシラノールのピークが観察され、SiO2 化が不
完全であることを確認した。
【0036】[第2発明のSi含有薄膜のパターン形成
方法]次に、第2発明の実施例について図2および図3
を参照して説明する。ここで、図2の(A)〜(C)お
よび図3の(A)〜(B)は、この第2発明を2層レジ
スト法における上層レジストの形成に適用した例を断面
図によって示す。
【0037】第2発明の第1実施例 シリコン基板11a上にフォトレジスト(シプレー社製
MP2400)を回転塗布し、次いでこの試料を200
℃の温度のオーブン中で加熱硬化させて膜厚が1.5μ
mの下層レジスト層11bを形成する。ここで、シリコ
ン基板11aおよび該基板11a上に形成された下層レ
ジスト層11bで構成されるこの構造体がこの実施例で
はこの発明で言う下地13に相当する(図2の
(A))。
【0038】次に、この下層レジスト11b上に既に説
明した第1発明の実施例で調製した感光性樹脂組成物の
塗布液を回転塗布法により膜厚0.2μmに塗布して感
光性樹脂組成物の膜12を形成する(図2の(B))。
【0039】次に、第1発明の実施例と同様な条件でプ
リベークを行い、次いで、第1実施例では、感光性樹脂
組成物の膜12の残存させたい部分を電子線露光装置に
より選択的に露光する。膜12の露光された部分を符号
12xとし、露光されない部分を12yとする。次い
で、第1発明の実施例と同様な手順で露光済の膜12
x,12yを100℃の温度で2分間加熱処理する(図
2の(C))。
【0040】その後、第1実施例と同様にしてアニソー
ルで20秒間現像し、引き続いてキシレンにより20秒
間リンスする(図3の(A))。その後、この試料をホ
ットプレート上で300℃、5分間の加熱処理を行な
う。なお、現像済の加熱温度は、既に説明したSiO2
含有薄膜の形成のときと同様、薄膜のSiO2 化の促進
並びに残存溶液の除去をより図れる温度とするのが良
い。従って、このときの加熱温度は、下地への影響がな
ければ高温の方が好ましいと考える。具体的には設計に
応じて決定する。これにより、第2発明の第1実施例に
係るSi含有薄膜のパターン12zを得る。ここで用い
た感光性樹脂組成物の感度(Dn 0.5)は1.5μC/c
2 であり、またこの第1実施例の方法によれば0.3
μmラインアンドスペース(L/S)のSi含有薄膜の
パターンを解像できることが分かった。また、ここで形
成されたSi含有薄膜のパターン12zは、微細である
のでIRスペクトルの測定はできないが、第1発明の結
果からみて、SiO2 パターンになっていると考えられ
る(以下の各実施例において同じ。)。
【0041】次に、図3の(A)の構造体に対し、平行
平板型ドライエッチャー(例えば日電アネルバ社製、型
名DEM451)を用いてO2 −RIEの処理を行い図
3の(B)の構造体を得る。ここで、エッチングして残
存した下層レジスト部分が下層レジストパターン11c
となる。また、下層レジストパタン11cとSi含有薄
膜のパタン12zとを総称して2層レジストパタン14
と称する。但し、このエッチングは、既に説明した第1
実施例のときと同様、O2 ガス圧を1.0Pa、O2
ス流量を20sccm、RFパワー密度を0.12W/
cm2 とした。このエッチングにより、0.3μmL/
Sの2層レジストパターン14がアスペクト比5で形成
されていることが確認できた。
【0042】第2発明の第2実施例 上記第2発明の第1実施例の構成において露光源を電子
線の代わりにXe−Hgランプ(CM250コールドミ
ラー装着のもの)とし、かつ、露光をテストマスクを介
しての露光としたこと以外は第1実施例と同様にして、
Si含有薄膜のパターンを形成する。ただし、露光量は
9mJ/cm2 としている。この第2実施例の方法によ
ればテストマスクの最少寸法である0.5μmL/Sの
Si含有薄膜のパターンを解像できることが分かった。
【0043】第2発明の第3実施例 上記第1発明の第1実施例で用いた樹脂の代わりに、末
端がt−ブトキシ化されているポリ(ジ−t−ブトキシ
シロキサン)[下記(11)式参照]であって重量平均
分子量が10,000のものを用いる。
【0044】
【化6】
【0045】それ以外は第2発明の第1実施例と同様に
して感光性樹脂組成物の塗布溶液を調製し、更にこれを
用いSi含有薄膜のパターン形成を行なう。ここで用い
た感光性樹脂組成物の感度(Dn 0.5)は8μC/cm2
であり、またこの第3実施例の方法によれば0.3μm
ラインアンドスペース(L/S)のSi含有薄膜のパタ
ーンを解像できることが分かった。
【0046】第2発明の第4実施例 上記第1発明の第1実施例で用いた樹脂の代わりに、ラ
ダー構造を有したポリ(シロキサン)の一種であるポリ
(ジ−t−ブトキシルセスキオキサン)[下記(12)
式参照]であって重量平均分子量が10,000のもの
を用いる。
【0047】
【化7】
【0048】それ以外は第2発明の第1実施例と同様に
して感光性樹脂組成物の塗布溶液を調製し、更にこれを
用いi含有薄膜のパターン形成を行なう。ここで用いた
感光性樹脂組成物の感度(Dn 0.5)は3μC/cm2
あり、またこの第4実施例の方法によれば0.3μmラ
インアンドスペース(L/S)のSi含有薄膜のパター
ンを解像できることが分かった。
【0049】第2発明の第5実施例 第2発明の第1実施例の構成に対し架橋剤としてテトラ
フェノキシシラン[(PhO)4 Si]を8.0g
(0.02mol)さらに加えたこと以外は第1実施例
と同様にして第5実施例にて使用する樹脂組成物の塗布
溶液を調製する。そして、この感光性樹脂組成物による
パターニング実験を第1実施例と同様な手順で行なう。
ここで用いた第3実施例の感光性樹脂組成物は、その感
度が7.2μC/cm2 のものであり、また、0.3μ
mL/Sのパターンを解像できることが分かった。
【0050】なお、上述の第2発明の各実施例では第2
発明を2層レジストプロセスに適用する例を示した。し
かしこの第2発明は単層のSi含有薄膜のパターンを形
成する場合に適用出来ることは勿論のことである。
【0051】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の出願の第1発明及び第2発明によれば、下地上に所定
の感光性樹脂組成物の膜を形成し、次いでこの膜に対し
第1発明にあっては露光処理および加熱処理を少なくと
も実施し、第2発明にあっては選択露光、加熱および現
像の各処理を少なくとも実施する。このため、膜の露光
された部分で発生したシラノールが確実に縮合するの
で、第1発明にあってはSiO2 化された薄膜が得ら
れ、第2発明にあってはSiO2 化された薄膜のパター
ンが得られる。従って、従来のような高価な真空スパッ
タリング装置やCVD装置による複雑な条件設定を必要
としないので、作業工程が極めて簡単になる。
【0052】また、珪素含有率が従来より高いSi含有
薄膜或はそのパターンを簡便な方法で得ることが出来る
ので、このSi含有薄膜或いはそのパターンをマスクと
して用いれば高いO2 −RIE耐性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(C)は、第1発明の実施例の工程を
説明するための工程図である。
【図2】(A)〜(C)は、第2発明の実施例の工程を
説明するための工程図である。
【図3】(A)〜(B)は、図2に続く工程を説明する
ための工程図である。
【符号の説明】
10:下地 11a:シリコン基板 11b:下層レジスト層 11c:下層レジストパターン 12:感光性樹脂組成物の膜 12a:Si含有薄膜 12x:露光部分 12y:未露光部分 12z:Si含有薄膜のパターン 13:下地 14:2層レジストパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地上にSi(珪素)含有薄膜を形成す
    る方法において、 (a)下地上にアルコキシ基を有するポリ(シロキサ
    ン)誘導体と露光により酸を発生する酸発生剤とを含む
    感光性樹脂組成物の膜を形成する工程と、 (b)該膜を露光する工程と、 (c)該露光済みの膜に対し加熱処理を行う工程とを含
    むことを特徴とするSi含有薄膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のSi含有薄膜の形成方
    法において、 前記アルコキシ基を有するポリ(シロキサン)誘導体
    を、下記の(1)式で示されるもの、下記の(2)式で
    示されるもの及び下記(1)式で示されるものと下記
    (2)式で示されるものとの共重合体から選ばれる、1
    または複数のものとしたことを特徴とするSi含有薄膜
    の形成方法(ただし、(1)式、(2)式中のR1 、R
    2 、R5 及びR6 の各々はアルキル基を表し、同一でも
    異なっていても良い。また、m,nは重合度を示す正の
    整数である。)。 【化1】
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のSi含有薄膜の形成方
    法において、 前記(c)に記載の前記加熱処理温度を最低限40℃以
    上の温度としたことを特徴とするSi薄膜の形成方法。
  4. 【請求項4】 下地上にSi(珪素)含有薄膜のパター
    ンを形成する方法において、 (a)下地上にアルコキシ基を有するポリ(シロキサ
    ン)誘導体と露光により酸を発生する酸発生剤とを含む
    感光性樹脂組成物の膜を形成する工程と、 (b)該膜の残存させたい部分を選択的に露光する工程
    と、 (c)該露光済みの膜を加熱処理する工程と、 (d)該加熱処理済みの膜を現像する工程とを含むこと
    を特徴とするSi含有薄膜のパターンの形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のSi含有薄膜のパター
    ン形成方法において、 前記アルコキシ基を有するポリ(シロキサン)誘導体
    を、下記の(1)式で示されるもの、下記の(2)式で
    示されるもの及び下記(1)式で示されるものと下記
    (2)式で示されるものとの共重合体から選ばれる、1
    または複数のものとしたことを特徴とするSi含有薄膜
    のパターン形成方法(ただし、(1)式、(2)式中の
    1 、R2 、R5 及びR6 の各々はアルキル基を表し、
    同一でも異なっていても良い。また、m,nは重合度を
    示す正の整数である。)。 【化2】
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のSi含有薄膜のパター
    ン形成方法において、 前記(c)工程に記載の加熱処理温度を、40〜300
    ℃の温度範囲としたことを特徴とするSi含有薄膜のパ
    ターン形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017170167A1 (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 東京応化工業株式会社 表面処理方法、及び表面処理液
US11884839B2 (en) * 2016-08-29 2024-01-30 Nissan Chemical Corporation Acetal-protected silanol group-containing polysiloxane composition

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