JPH0819340A - 杭打ち装置 - Google Patents

杭打ち装置

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JPH0819340A
JPH0819340A JP15768394A JP15768394A JPH0819340A JP H0819340 A JPH0819340 A JP H0819340A JP 15768394 A JP15768394 A JP 15768394A JP 15768394 A JP15768394 A JP 15768394A JP H0819340 A JPH0819340 A JP H0819340A
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driving tool
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久武 藤岡
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 打込み具41を油圧シリンダ47で昇降する
ための人為操作具42と、打込み具41が下死点にある
か否かを接当検出する第1アーム43と、上死点にある
か否かを検出する第2アーム44とを備え、人為操作具
42による打込み具41の下降で第1アーム43が作動
すると打込み具41が上昇し、打込み具41が第2アー
ム44に接当すると打込み具41が停止し、かつ、人為
操作具42が元の上昇位置に復帰するよう、制御弁49
と人為操作具42と第1アーム43と第2アーム44と
を第1〜第3ワイヤ50,51,52等で機械連係する
走行連係手段45を設ける。 【効果】 油圧装置によって打込み具を昇降作動させる
伝動工夫と、一連の打込み作動をメカ連係機構によって
自動化することにより、打込み機構の構造簡素化による
確実で円滑な打込み動作を、人為操作具を切換るだけの
ワンタッチ操作で誤差動少なく、かつ、経済的・合理的
に行える好ましい杭打ち装置を提供することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の杭を並べて支持
する杭搭載部から送り出された1本の杭を、上方側待機
位置と下方打込み位置とに亘って駆動昇降操作される打
込み具によって地面に打込むよう構成してある杭打ち装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記杭打ち装置としては、先に出願した
特願平5‐308805号があり、これは、杭搭載部の
杭を昇降作動する打込み具の打込み待機位置に向けて1
本ずつ確実に送り出すことができる利点を備えたもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記提案技術による杭
打ち装置では、杭打ち具を駆動昇降させるのに、雄螺子
部材とナット部材との螺合による螺子送り機構を利用し
ているものであって、その雄螺子部材の回転動力は、走
行機体のエンジンから多数のベルト機構、軸、ギヤ機
構、並びに回転の断続を行うクラッチ等から成る伝動手
段を用いて入力させる構造であり、回転動力を有効利用
して経済的に構成されていた。しかしながら、走行機体
の駆動源と螺子送り機構とが離れてるために、前記伝動
手段が非常に部品点数の多い複雑な伝動構造になってし
まい、所期した経済性が得難いとか、伝動系のバックラ
ッシの蓄積や伝達ロスが無視できないレベルになって正
確に作動させるためのセッティングが難しいといった不
利があり、改善の余地が残されているように思える。本
発明の目的は、打込み具の昇降に関する伝動構造を簡素
化して、より確実な作動が得られるように工夫し、上記
不利を解消させる点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、多
数の杭を並べて支持する杭搭載部を備えるとともに、こ
の杭搭載部から送り出される単一の杭を、上方の待機位
置と下方の打込み位置とに亘って駆動昇降される打込み
具によって地面に打込み可能な打込み機構を備えてある
杭打ち装置において、 打込み具を駆動昇降する油圧シリンダから打込み機構
を構成し、 その油圧シリンダの作動を司る3位置切換式の制御弁
と、制御弁を下降位置に切換える第1位置と制御弁を上
昇位置に切換える第2位置との2箇所の切換位置を備え
た人為操作具と、打込み具との接当によって打込み具が
打込み位置に存在するか否かを検出する下限検出部材
と、打込み具との接当によって打込み具が待機位置に存
在するか否かを検出する上限検出部材とを備え、第1弾
性部材によって人為操作具を第1及び第2の各位置に付
勢維持するデッドポイント機構と、制御弁を上昇位置に
復帰付勢する第2弾性部材と、人為操作具と制御弁とを
連動連結する第1連動部材と、上限検出部材と制御弁と
を連動連結する第2連動部材と、下限検出部材と制御弁
とを連動連結する第3連動部材とを夫々設け、 人為操作具の第1位置への切換に伴う打込み具の下降
移動によって下限検出部材が操作されると、制御弁を上
昇位置に、かつ、第1弾性部材の付勢力に抗して人為操
作具を第2位置に夫々切換操作し、又、打込み具の上昇
移動によって上限検出部材が操作されると、制御弁を下
降位置と上昇位置との間に位置する中立位置に切換操作
するとともに、人為操作具を第2位置に維持するよう
に、第1〜第3連動部材によって人為操作具と制御弁と
下限検出部材と上限検出部材とを機械連係する打込み連
係手段を備えてあることを特徴とする。
【0005】
【作用】構成により、打込み駆動系を油圧シリンダで
構成してあるから、油圧ポンプや作動油タンクといった
油圧回路を形成するための配管、油圧ホース等の専用部
品が別途必要になるものではあるが、可動部分として
は、油圧シリンダやこれと打込み具との連動機構といっ
た従来に比べて非常に少ない構成部品で済み、却って構
造が簡単になる。加えて、可動部分が少なくなったこと
によって伝動系のバックラッシによる誤差の蓄積が明確
に減少するとともに、伝動系としてのセッティングが行
い易くなる。
【0006】そして、構成のように、打込み具が待機
位置や打込み位置に到達したら作動する上限及び下限検
出部材を夫々設けて、油圧シリンダの制御弁やその人為
操作具とを第1〜第3連動部材で機械連係することによ
って、構成のように連係作動させることができる。す
なわち、人為操作具を第1位置に操作すると、制御弁が
下降位置に切換えられて打込み具が最下端に下降して杭
を打込むとともに、下限検出部材が作動して制御弁を上
昇位置に、かつ、人為操作具を第2位置に夫々切換え
る。制御弁の上昇位置への切換えに伴って打込み具が上
昇して最上端の待機位置に戻ると、上限検出部材が作動
して制御弁を中立操作して打込み具がその待機位置で停
止するとともに、人為操作具は引続き第2位置に維持さ
れるのである。
【0007】つまり、人為操作具を第1位置に操作する
だけで、一連の杭打ち動作が行え、かつ、自動的にもと
の状態、すなわち、打込み具が待機位置に、制御弁が中
立位置に、人為操作具が第2位置に夫々位置した状態に
戻るのであり、操縦者はワンタッチ操作のみ行えば良
く、戻し操作は不要である。しかも、そのための一連の
制御手段を、3つの連動部材等から成る機械的な連係機
構である打込み連係手段で構成してあるから、例えば電
気的な手段に比べて廉価であり、かつ、誤作動おそれを
少なくすることができる。
【0008】
【発明の効果】その結果、油圧装置によって打込み具を
昇降作動させる伝動工夫と、一連の打込み作動をメカ連
係機構によって自動化することにより、打込み機構の構
造簡素化による確実で円滑な打込み動作を、人為操作具
を切換るだけのワンタッチ操作で誤差動少なく、かつ、
経済的・合理的に行える好ましい杭打ち装置を提供する
ことができた。
【0009】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
に、歩行型走行機体1に杭打ち装置2を装着した作業車
を示している。走行機体1は、左右一対の走行車輪3,
3を軸承したフレーム兼用のミッションケース4に対し
て、片持ち状に取付けたエンジンフレーム5にエンジン
6を搭載支持してあり、このエンジン6の動力がベルト
テンション式の主クラッチCを兼ねるベルト伝動機構
7、静油圧式無段変速装置8及びミッションケース4を
介して走行車輪3,3に伝えられ、機体を走行駆動する
よう伝動系を構成するとともにエンジン6の動力をベル
ト伝動機構9及び図示しない作業クラッチを介して、後
述する油圧式打込み機構の油圧ポンプ用としての図示し
ない動力取出し軸に直接供給するよう作業装置駆動用伝
動系を構成してある。
【0010】ミッションケース4の上部から斜め上方に
向けて操縦ハンドル11を延設し、この操縦ハンドル1
1を握り操作しながら、ハンドル延設方向側〔図面右
側〕に向けて機体を走行させて杭打ち作業を行うよう構
成してある。前記操縦ハンドル11は、機体進行方向に
沿う姿勢と、斜め後方側に傾けた姿勢とに姿勢切り換え
自在に構成してある。杭打ち装置2は、圃場にトンネル
状にマルチシートを張設するための逆U字状の杭Kを所
定間隔〔約1メートル〕おきに地面に打ち込んでいく作
業を行う。
【0011】杭打ち装置2における枠体12は、図4、
図5に示すように、走行機体1よりも幅広に形成され、
前記エンジンフレーム5及びミッションケース4に設け
られた作業装置連結部13に固定連結支持してある。前
記走行車輪3,3はこの枠体12の左右外方側〔杭列の
左右外方側〕に位置することになるから、ミッションケ
ース4の車輪駆動軸14から延長軸15を介して車軸1
6に連結する構成としてあり、前記延長軸15は作業装
置の荷重に起因して撓み変形するのを防止するために左
右2個ずつのピローブロック17により支持されてい
る。又、前記枠体12における機体連結部と反対側端部
は高さ調節自在な左右一対のキャスター輪18により接
地支持されている。杭打ち装置2は、多数の杭を傾斜姿
勢で並べて支持する杭搭載部19、この杭搭載部19か
ら1本ずつ杭を送出す送出し機構20、送出された杭K
を地面に打込む打込み機構21を備え、各部は枠体12
により支持される。
【0012】杭搭載部19は、図2、図9に示すよう
に、4本の支持レール22a,22bを機体前後方向に
沿う傾斜姿勢で、かつ、杭Kの屈曲姿勢に沿う状態で左
右方向に並設し、各支持レール22a,22bに多数の
杭Kを並列状態で載置支持するよう構成し、各杭列の上
方側は浮き上がりを阻止するために3本の押え杆23に
よって押え支持するよう構成してある。この支持レール
22a,22bの傾斜角度は自重で滑り落ちる程度の角
度〔水平姿勢から25度〜30度傾斜程度〕に設定して
ある。押え杆23は前後両側部において連結具23a,
23bで一体連結され、下方側端部において、押え姿勢
と上方に開放する姿勢とに横軸芯X1 周りで回動自在に
枠体12に枢支してある。
【0013】各杭Kは、丸棒を略逆U字状に屈曲形成し
て構成するとともに、図9、図10に示すように、断面
が口窄まり逆U字状に形成された合成樹脂製ホルダー2
4をその弾性によって挟持係止される状態で杭Kに外嵌
固定してある。このホルダー24の左右端部は、中央側
の2本の支持レール22aに接当して左右への位置ずれ
を阻止する係止部としてある。又、ホルダー24自身の
弾性のみでは上手く固定されない場合には、図14、図
15に示すように、バネ線材によるスプリング部材26
を装着させても良い。
【0014】次に、送出し機構20について説明する。
上述したように傾斜姿勢の支持レール22a,22bに
載置され、自重で滑り落ちようとする杭列を複数の受止
め具を電磁ソレノイドによって、受止め作用位置と受止
め支持を解除する退避位置とに出退自在に設けてある。
詳述すると、図1、図9、図10に示すように、摺動落
下案内される多数の杭列の最前端位置、前端側から2番
目の杭の前部位置、及び、杭列の中間位置の夫々におい
て、左右一対ずつ受止め具27,28,29を配置し、
走行機体1が設定距離〔約1メートル〕進む毎に順次1
本ずつ杭Kが送り出されるように、且つ、杭列の全体の
荷重が、各受止め具27,28,29のいずれかの1つ
に掛からないように、各受止め具27,28,29を順
次出退切り換え制御するよう構成してある。
【0015】すなわち、図1、図11に示すように、延
長軸15の途中部に取付けたスプロケット30と上方側
固定支軸31に遊端外嵌したスプロケット32に亘り無
端チェーン33を巻回し、このチェーン33に適宜間隔
をあけて接当片34を付設し、車輪3が約1メートル走
行する毎に回動軌跡に近接させて配置した3個のリミッ
トスイッチSW1 ,SW2 ,SW3 にこの接当片34が
接当作用して各リミットスイッチSW1 ,SW2 ,SW
3 を順次的に入り作動させるよう構成してある。そし
て、第1番目に作動するリミットスイッチSW1 が入り
作動すると、最前端位置に配置した一対の受止め具27
が受止め姿勢から所定短時間だけ解除姿勢に切り換わる
よう第1電磁ソレノイドSL1 を励磁し、以下、同様に
して、第2番目及び第3番目に作動するリミットスイッ
チSW2 ,SW3 が入り作動すると、2番目の杭Kの前
部位置に配置した一対の受止め具28及び杭列の中間位
置配置した一対の受止め具29が順次、所定短時間だけ
解除姿勢に切り換わるように順次的に、第2、第3電磁
ソレノイドSL2 ,SL3 を励磁駆動するようにしてあ
る。
【0016】このようにタイミングを設定することで、
図10に示すように、前端受止め具27が解除姿勢にな
ると、最前端部の杭Kが1本だけ前方側に滑り落ちて摺
動落下案内され、前端受止め具27が受止め姿勢に戻
り、第2受止め具28が解除姿勢になれば杭列の前半側
部分が滑り落ち、前端受止め具27により受止め支持さ
れる。そして、中間位置の受止め具29が解除姿勢にな
れば後半側の杭列が滑り落ち、1本ずつ前半側に移動し
て不足分が供給され、その後すぐに受止め姿勢になり、
後半側杭列の荷重を受止めることになる。無端チェーン
33の駆動側スプロケット30と延長車軸15との間に
一方向回転クラッチ36を介装するとともに、チェーン
33の回動途中部には逆転防止機構37を設け、走行機
体1が所定方向〔図1中右方向〕に走行する場合にのみ
チェーン33が回動し、反対方向への走行時にはチェー
ン33が回動しないようにしてある。
【0017】打込み機構21について説明する。図3、
図4に示すように、打込み機構21は、杭搭載部19か
ら送り出される単一の杭Kを、上方の待機位置と下方の
打込み位置とに亘って駆動昇降される打込み具41によ
って地面に打込み可能にして構成されている。詳述する
と、枠体12の機体進行方向上手側の左右両側における
縦姿勢の支柱部12aに設けた左右のガイドレール38
に沿って、左右両側の3個のガイドローラ39を備えた
左右の摺動案内部40を上下移動自在に摺接支持し、こ
れら両摺動案内部40に亘る正面視門側に形成された打
込み具41を架設することで、この打込み具41を上下
方向で昇降自在に摺動案内してある。打込み具41は、
その左右中央部に枢支連結された連動ロッド46と、枠
体12に支承された油圧シリンダ47のピストンロッド
47aに枢支連結されたL字アーム48とを枢支連結し
てあり、油圧シリンダ47の伸長動で駆動下降され、短
縮動で駆動上昇される。
【0018】そして、打込み具41が打込み位置に向け
て下降移動される状態に打込み機構21を人為操作で起
動可能な打込み操作具42と、打込み具41が打込み位
置に存在するか否かを検出する下限検出手段43と、打
込み具41が待機位置に存在するか否かを検出する上限
検出手段44とを備え、打込み操作具42の操作に伴う
打込み具41の下降移動によって下限検出手段43が作
動すると打込み具41が上昇駆動され、かつ、打込み具
41の上昇移動によって上限検出手段44が作動すると
打込み具41の移動が停止するとともに打込み操作具4
2が元の位置に復帰するように、打込み機構21と打込
み操作具42と下限検出手段43と上限検出手段44と
を連係する打込み連係手段45を設けてある。
【0019】詳述すると、図3〜図7に示すように、打
込み操作具42は、油圧シリンダ47のロータリー式制
御弁49を切換操作する操作レバー〔人為操作具に相
当〕で構成され、下限検出手段43は、枠体12の下部
に揺動可能に取付けられた第1アーム〔下限検出部材に
相当〕で構成され、上限検出手段44は、枠体12の上
部中央に揺動可能に取付けられた第2アーム〔上限検出
部材に相当〕で構成されるとともに、制御弁49の被操
作アーム49aと操作レバー42とを連動する第1ワイ
ヤ〔第1連動部材に相当〕50、被操作アーム49aと
第2アーム44とを連動する第2ワイヤ〔第2連動部材
に相当〕51、及び操作レバー42と第1アーム43と
を連動する第3ワイヤ〔第3連動部材に相当〕52とで
打込み連係手段45が構成されている。
【0020】制御弁49は、下降位置Dと中立位置Nと
上昇位置Uとの3位置切換式であり、被操作アーム49
aに引張り作用する戻しバネ〔第2弾性部材に相当〕5
3によって常に上昇位置Uに戻し付勢されているに対
し、操作レバー42は下降位置〔第1位置に相当〕dと
上昇位置〔第2位置に相当〕uとの2位置切換式であ
り、デッドポイントバネ〔第1弾性部材に相当〕54に
よって各位置d,uに付勢維持されるデッドッポイント
機構Aに構成されている。つまり、下降及び上昇のいず
れの位置d,uにおいても、デッドポイントバネ54に
よるレバー引張りラインがレバー支点Yからずれるよう
にしてある。又、第1ワイヤ50と第3ワイヤ52の夫
々は、融通バネ55,55を介して操作レバー42の操
作片42aに連結することで寸法誤差の吸収や機構の保
護を図ってある。
【0021】打込み連係手段45の作用を説明する。先
ず、図6に示すように、操作レバー42を下降位置dに
人為操作すると、制御弁49が下降位置Dに操作されて
油圧シリンダ47が伸長駆動し、杭Kを打込むべく打込
み具41を下降駆動する。このとき、第1アーム43は
図中反時計回り方向に揺動した状態に切換わるととも
に、第2アーム44も図中反時計回り方向に揺動た最上
昇位置に切換わる。
【0022】この杭Kを打込むべく打込み具41の下死
点到達に伴い、図7に示すように、第1アーム43を図
中時計回り方向に強制揺動させることになり、第3ワイ
ヤ52を介して操作レバー42をデッドポイントバネ5
4の付勢力に抗して下降位置dから上昇位置uに強制切
換する。すると、第1ワイヤ50が弛んで戻しバネ53
が機能し、制御弁49が中立位置Nを通り越して上昇位
置Uに操作されることになり、直ちに油圧シリンダ47
が短縮駆動されて打込み具41が上昇駆動されるととも
に、第2アーム44が図中時計回り方向に揺動移動し、
最下降位置に切換わる。
【0023】そして、図5に示すように、上死点到達に
伴って第2アーム44が図中反時計回り方向に強制揺動
されて、上下中間で丁度水平となる状態に切換わり、被
操作アーム49aを上昇位置Uから中立位置Nに迄戻す
ことにより、油圧シリンダ47が最も短縮した状態で停
止し、打込み具41は上昇した待機位置に維持されるこ
とになる。このときには、第1ワイヤ50が弛むように
なるが、デッドポイントバネ54の付勢力によって操作
レバー42は上昇位置uに維持されるようになる。つま
り、打込み機構21の1サイクルによって杭Kの打込み
が終了すると、操作レバー42は必ず上昇位置uにあ
り、従って、杭Kの打込み操作としては操作レバー42
を下降位置dに向けて操作するだけのワンタッチ操作で
良いように、打込み連係手段45が機能するのである。
【0024】又、図8に示すように、走行装置3への動
力を断続自在な伝動断続手段Cと、走行距離を検出可能
な走行距離検出手段56とを備え、この走行距離検出手
段56による検出走行距離が所定値になると自動的に走
行装置3への動力を断絶させるように、伝動断続手段C
と走行距離検出手段56とを連係する走行連係手段75
を設けるとともに、伝動断続手段Cを人為操作で伝動接
続可能とする走行操作具58を設けて、所定距離走行す
ると自動的に走行を停止する自動走行停止装置を備えて
ある。
【0025】すなわち、ベルト伝動機構7をテンション
アーム57で緊緩することによる主クラッチで伝動断続
手段Cが構成され、走行車輪3の車軸3aに取付けられ
た略ギヤ状の回転部材59とミッションケースに取付け
られたピックアップ60とで成るパルスカウント装置P
で走行距離検出手段56が構成され、2位置スイッチ又
はポテンショメータ等のレバー位置検出センサと、操作
レバー58aを駆動揺動移動可能なレバー操作機構とを
備えて成る操作機構58Kを備えたクラッチレバーで走
行操作具58が構成されるとともに、テンションアーム
57を駆動揺動するギヤードモータ61を設け、これら
ピックアップ60とギヤードモータ61とクラッチレバ
ー58とを連係する制御装置で走行連係手段75が構成
されている。、制御装置75には、各種のランプ類が備
えられた操作パネル62、及びバッテリー63が接続さ
れている。
【0026】走行連係手段の作用を説明すると、クラッ
チレバー58aが入り操作されての走行中では、ピック
アップ60によるパルスカウント信号が常時制御装置7
5に入力されており、前回の機体走行開始からのカウン
ト数が所定値になると、ギヤードモータ61を駆動して
の主クラッチC切り操作で機体を停止させるとともに、
操作機構58Kが作動してクラッチレバー58aを切り
位置に戻すのである。このギヤードモータ61の強制停
止操作による機体停止状態から機体を再度走行させるに
は、切り位置にあるクラッチレバー58aを入り位置に
人為操作するだけのワンタッチ操作で良く(このときで
は操作機構58Kはレバー操作を妨げないようになって
いる)、その入り操作に伴う機体走行開始時から、前述
したピックアップ60によるパルスカウントの読取りが
開始されるようになっている。
【0027】次に、上述した如く1本ずつ送り出される
杭Kを、打込み具41による打ち込み待機位置に姿勢乱
れなく案内させるための案内部について説明する。図2
に示すように、杭搭載部19における左右外方側に位置
する一対の支持レール22bの杭送り出し方向終端側
は、送り出された1本の杭Kを摺動落下案内するため
に、側面視で滑らかな円弧状を描くように打込み具41
の待機位置の近傍まで延設させてある。又、打込み具4
1の左右打ち込み作用部41a,41aには、図12に
示すように、杭Kの入込み方向下手側側面に斜め軸芯周
りで揺動自在な受止め案内板66を枢支してあり、摺動
落下案内される杭Kの上部側が打ち込み作用部41aの
下方側、つまり、打ち込み待機位置に確実に受止め支持
されるようにしてある。
【0028】受止め案内板66は、合成樹脂材で構成さ
れ、杭Kの入り込み方向と反対側に向けての揺動が接当
規制されるとともに、バネ67により所定案内位置に位
置規制されるよう揺動付勢してある。このバネ67によ
るバネ付勢力は、杭Kが打ちこまれた後に機体が進行し
ても杭Kを押し倒すことがなく、機体進行方向と反対方
向に退避揺動自在な程度に弱めに設定してある。このよ
うに構成することで、打ち込みが終了した後、打込み具
41を所定上昇位置まで上昇させることなく機体を走行
させることができる。又、摺動落下案内される杭Kの左
右両側の下方側には、杭Kの下端部を受止め支持しなが
ら斜め下方に向けて摺接案内させるための傾斜案内板6
8を枠体12に固定状態で設けてあり、摺接落下する杭
Kの左右両側上部箇所に上方側から接当案内して落下中
に杭Kの姿勢が乱れるのを防止するために、棒体をL字
形に屈曲させたガイド杆69を枠体12に固定状態で設
けてある。更に、打ち込み待機位置に至ったとき、杭K
の左右下方側途中部に接当して打ち込み待機位置に位置
決めする左右受止め具70を固定状態で設けてある。
【0029】そして、支持レール22bの延長部には、
杭Kを打込み具41における打込み作用部41aの下方
側に入り込み案内させるための板バネ71を付設してあ
る。このように弾性体によって構成されるから、上下移
動する打込み具41の移動軌跡に出来るだけ近接させて
(あるいはラップさせて)確実に待機位置に案内させる
ことができるよう構成して、打込み具41に仮に接触し
た場合であっても弾性的に後退変位することができて損
傷するおそれが無い。
【0030】杭打ち作業手順について説明すると、操縦
ハンドル11を斜め姿勢に設定して作物畝を操縦者が踏
まないようにしながら、クラッチレバー58aを入り操
作して圃場の作物畝を跨ぐ状態で作業車を走行させる
と、走行連係手段75の作用によって機体が所定距離
〔約1メートル〕走行した後に自動的に走行を停止す
る。そして、操作レバー42を下降位置Dに操作し、送
出し機構20の作動によって打込み待機位置に摺接落下
案内されている杭Kを打込み機構21によって打込む。
このとき、上述した案内機構によって、杭Kは姿勢乱れ
なく円滑に打込み待機位置に向けて摺接落下案内される
ことになる。つまり、操縦者はクラッチレバー58aの
入り操作と、操作レバー42の下降操作を交互に繰り返
すことのみの簡単な操作で、連続して杭を所定間隔毎に
打込むことができるのである。
【0031】参考に、操作パネル62の作用を述べる
と、図8に示すように、先ず主電源をONにした状態に
おいて、連続して所定間隔毎に杭Kを打込む場合には、
「パルス読取」をON操作し、かつ、ランプ付の「走
行」ボタン65を押し操作して走行状態にセットする。
杭打ちピッチを変更するときには、ピッチ調節ダイヤル
64を回動操作する。杭打ち走行中に機体を停止させた
いときには、ランプ付の「停止」ボタン72を押し操作
すると良く、優先して機体が停止する。又、路上走行等
の走行し続けるときには、「走行」ボタン65を押し、
かつ、「パルス読取」をOFF操作して走行連係手段7
5が機能しない状態とするのである。
【0032】ところで、本実施例は作業機本体が標準地
上高状態のものとして説明したが、図13に示すよう
に、本実施例の車軸3aに相当する駆動軸74にチェー
ン連動機構73を介して走行車輪3を機体に対してより
下げたハイフロー仕様の作業車に本発明を適用しても良
く、この場合は駆動軸74の回転速度をピックアップ6
0で検出するものとなる。
【0033】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業車の全体側面図
【図2】杭送り出し部の側面図
【図3】杭打ち込み部の正面図
【図4】杭打ち込み部の正面図
【図5】打込み具が待機位置にある状態の制御系統図
【図6】打込み具が下降移動途中にある状態の制御系統
【図7】打込み具が打込み位置にある状態の制御系統図
【図8】自動走行停止装置の制御構造を示す系統図
【図9】杭搭載部の一部切欠の正面図
【図10】杭搭載部の側面図
【図11】送り出し用制御部の側面図
【図12】杭打ち込み作用部の正面図
【図13】ハイフロー仕様の車軸部分の構造を示す概略
【図14】ホルダーの別構造を示す正面図
【図15】図14のホルダーの断面図
【符号の説明】
19 杭搭載部 21 打込み機構 41 打込み具 42 人為操作具 43 下限検出部材 44 上限検出部材 45 打込み連係手段 47 油圧シリンダ 49 制御弁 50 第1連動部材 51 第2連動部材 52 第3連動部材 53 第2弾性部材 54 第1弾性部材 K 杭 A デッドポイント機構 D 下降位置 N 中立位置 U 上昇位置 d 第1位置 u 第2位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀川 時男 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の杭(K)を並べて支持する杭搭載
    部(19)を備えるとともに、この杭搭載部(19)か
    ら送り出される単一の杭(K)を、上方の待機位置と下
    方の打込み位置とに亘って駆動昇降される打込み具(4
    1)によって地面に打込み可能な打込み機構(21)を
    備えてある杭打ち装置であって、 前記打込み具(41)を駆動昇降する油圧シリンダ(4
    7)から前記打込み機構(21)を構成し、その油圧シ
    リンダ(47)の作動を司る3位置切換式の制御弁(4
    9)と、該制御弁(49)を下降位置(D)に切換える
    第1位置(d)と前記制御弁(49)を上昇位置(U)
    に切換える第2位置(u)との2箇所の切換位置を備え
    た人為操作具(42)と、前記打込み具(41)との接
    当によって該打込み具(41)が前記打込み位置に存在
    するか否かを検出する下限検出部材(43)と、前記打
    込み具(41)との接当によって該打込み具(41)が
    前記待機位置に存在するか否かを検出する上限検出部材
    (44)とを備え、 第1弾性部材(54)によって前記人為操作具(42)
    を前記第1及び第2の各位置(d),(u)に付勢維持
    するデッドポイント機構(A)と、前記制御弁(49)
    を前記上昇位置(U)に復帰付勢する第2弾性部材(5
    3)と、前記人為操作具(42)と前記制御弁(49)
    とを連動連結する第1連動部材(50)と、前記上限検
    出部材(44)と前記制御弁(49)とを連動連結する
    第2連動部材(51)と、前記下限検出部材(43)と
    前記制御弁(49)とを連動連結する第3連動部材(5
    2)とを夫々設け、 前記人為操作具(42)の前記第1位置(d)への切換
    に伴う前記打込み具(41)の下降移動によって前記下
    限検出部材(43)が操作されると、前記制御弁(4
    9)を前記上昇位置(U)に、かつ、前記第1弾性部材
    (54)の付勢力に抗して前記人為操作具(42)を前
    記第2位置(u)に夫々切換操作し、又、前記打込み具
    (41)の上昇移動によって前記上限検出部材(44)
    が操作されると、前記制御弁(49)を前記下降位置
    (D)と前記上昇位置(U)との間に位置する前記中立
    位置(N)に切換操作するとともに、前記人為操作具
    (42)を前記第2位置(u)に維持するように、前記
    第1〜第3連動部材(50),(51),(52)によ
    って前記人為操作具(42)と前記制御弁(49)と前
    記下限検出部材(43)と前記上限検出部材(44)と
    を機械連係する打込み連係手段(45)を備えてある杭
    打ち装置。
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