JPH08196353A - 移動棚のハンドルロック装置 - Google Patents

移動棚のハンドルロック装置

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JPH08196353A
JPH08196353A JP905495A JP905495A JPH08196353A JP H08196353 A JPH08196353 A JP H08196353A JP 905495 A JP905495 A JP 905495A JP 905495 A JP905495 A JP 905495A JP H08196353 A JPH08196353 A JP H08196353A
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JP
Japan
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lock
handle
shaft
fitting
shelf
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Application number
JP905495A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Hashimoto
義昭 橋本
Shunji Hayashi
俊二 林
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Kumahira Safe Co Inc
Original Assignee
Kumahira Safe Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】棚の何れの側からでもハンドル操作を行うこと
ができ、かつ、その何れの側からでもハンドルのロック
およびロック解除の操作を行うことができるハンドルロ
ック装置を提供する。 【構成】ハンドル10の回転により、ハンドル軸2に取
付けたクラッチ用スプロケット3にラチェット15を噛
み合わせ、その回転駆動力を駆動用スプロケット4から
伝動機構を介して駆動輪70に伝達するハンドル装置A
と、ハンドル軸2と平行に、かつ、軸方向に移動可能に
ロック軸20を配設し、このロック軸20の軸方向への
移動によりクラッチ用スプロケット3をロック状態また
はロック解除状態とするロック装置Bとからなるハンド
ルロック装置1,1′を、棚51を挟んで一方側および
他方側のそれぞれの支持梁54,54′に取付けるとと
もに、それぞれのロック軸20,20′の他端側20
b,20cを棚51の内方側に延ばしてクランク状に形
成し、その端部同士を連結部材30により連結し、ロッ
ク軸20,20′における軸方向への移動が相互に伝達
されるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動棚のハンドルロッ
ク装置に係り、特に、棚を挟んで一方側(表側)および
他方側(裏側)のそれぞれの支持梁にハンドルロック装
置を取付け、その何れの側からでもハンドル操作を行う
ことができ、かつ、その何れの側からでもハンドルのロ
ックおよびロック解除の操作を行うことができるハンド
ルロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動棚のハンドルロック装置は、例えば
実公平4−45437号公報に示されるように、駆動軸
に、クラッチ機構を構成するクラッチ用スプロケットと
ロック機構を構成する穴付円盤とを、軸方向に離間して
固設し、ハンドルグリップに駆動力を加えた際に、クラ
ッチ用スプロケットに噛み合ってクラッチが入り、ハン
ドルグリップから手を離した際に、クラッチが切れてハ
ンドルが自重で垂下するクラッチ機構と、駆動軸とは異
なる位置に設けたストッパーハンドル(ロックつまみ)
を軸方向に移動し、ストッパーピンを上記円盤の周縁に
沿って設けた一定ピッチの穴の1つに嵌入してロックす
るロック機構とを備えている。そして、駆動軸に固定し
た駆動用スプロケットと車軸に連動する被駆動スプロケ
ットとの間にチェーンを掛け回し、被駆動軸から車軸に
動力を伝達する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】移動棚は、近時、棚の
幅(間口)を広げ、その収容力の増強を図る傾向にある
が、これに伴って、棚を挟んでその一方側(表側)およ
び他方側(裏側)のそれぞれに通路を設け、棚の両側に
ハンドル装置を取付け、何れの側からでもハンドル操作
を行うことができるハンドル装置が希求されているとこ
ろである。これにより、裏側通路に近い位置に居る作業
者が、棚を移動したいとき、わざわざ表側通路に回るこ
となくハンドル操作ができ、作業効率を向上せしめ得
る。しかしながら、これを実現するために、前記した従
来の移動棚のハンドルロック装置を単に棚の両側のそれ
ぞれの支持梁に取付けた場合は、いずれの側からでもハ
ンドル操作を行うことはできるが、棚の両側にロック機
構が連動していないため、ロック操作を、棚のどちらか
の側で行った場合は、その側でロック解除の操作を行っ
た後でなければ、棚を移動できないという問題点があっ
た。
【0004】本発明は、上記した従来技術の有する問題
点を解決し、棚の何れの側からでもハンドル操作を行う
ことができ、かつ、その何れの側からでもハンドルのロ
ックおよびロック解除の操作を行うことができるハンド
ルロック装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、本発明の移動棚のハンドルロック装置
は、ハンドル10の回転により、ハンドル軸2に取付け
たクラッチ用スプロケット3にラチェット15を噛み合
わせ、その回転駆動力を駆動用スプロケット4から伝動
機構を介して駆動輪70に伝達するハンドル装置Aと、
ハンドル軸2と平行に、かつ、軸方向に移動可能にロッ
ク軸20を配設し、このロック軸20の軸方向への移動
によりクラッチ用スプロケット3をロック状態またはロ
ック解除状態とするロック装置Bとからなるハンドルロ
ック装置1,1′を、棚51を挟んで一方側および他方
側のそれぞれの支持梁54,54′に取付けるととも
に、それぞれのロック軸20,20′の他端側20b,
20b′を棚51の内方側に延ばしてクランク状に形成
し、その端部同士を連結部材30により連結し、ロック
軸20,20′における軸方向への移動が相互に伝達さ
れるように構成したものである。
【0006】この場合、前記ロック装置Bは、一端にロ
ックつまみ20aを、他端にロック操作部材21を有
し、ハンドル軸2と同軸に、かつ、軸方向に移動可能に
配設したロック軸20と、支持梁54に固定したユニッ
トフレーム55にロック金具回転軸22aにより回転可
能に取付けられ、ロック軸20の軸方向への移動により
ロック操作部材21が当該ロック金具22に作用して回
転し、起立状態または倒伏状態の位置をとるロック金具
22と、ロック金具22の前端部に形成され、ロック金
具が倒伏状態にあるときはクラッチ用スプロケット3の
歯に係合し、起立状態にあるときはその係合を解除する
ロック歯23とを備えるように構成すると有効である。
【0007】また、前記ロック軸20は、ハンドル軸2
の軸心方向に穿設された穴2aに軸装されてなり、ロッ
ク金具22の重心を、ロック金具が起立状態にあると
き、ロック金具回転軸22aを基準にして、クラッチ用
スプロケット3の配設側と逆の側に位置させ、さらに、
ロック金具22の上部と支持梁54との間に、ロック金
具22を起立状態に維持するマグネット25を介設する
と、より有効である。
【0008】
【作用】上記の手段により、棚を挟んで一方側に設置し
たハンドルロック装置のロック軸を軸方向に移動する
と、連結部材を介して、他方側に設置したハンドルロッ
ク装置のロック軸も反作用で移動し、双方のロック軸
が、クラッチ用スプロケットをロック解除状態からロッ
ク状態となるように、または、ロック状態からロック解
除状態となるように、ともに移動する。
【0009】また、クラッチ用スプロケットは、クラッ
チ機構およびロック機構の双方に対して共に機能する。
すなわち、クラッチ機構は、クラッチ用スプロケットに
ラチェットを噛み合わせ、ハンドルの回転駆動力を、駆
動用スプロケットから伝動機構を介して駆動車輪に伝達
し、ロック機構は、ロック軸の作動によりロック金具を
回転させ、倒伏状態をとって、ロック金具の前端部に形
成されたロック歯をクラッチ用スプロケットの歯に係合
させる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明に係るハンドルロック装置
1,1′を備えたハンドル式移動棚50の一例を示す側
面断面図、図2はその正面図である。棚51は四隅の支
柱52,52′間に固定され、支柱52,52′はそれ
ぞれ台車フレーム53に支持される。ハンドルロック装
置1,1′は、棚51を挟んで一方側および他方側のそ
れぞれの支柱52,52′に取付けた支持梁54,5
4′に固定されている。
【0011】図3は一方側の支持梁54に取付けたハン
ドルロック装置1の側面断面図、図4は図3の化粧カバ
ーを外した状態の正面図である。他方側の支持梁54′
に取付けたハンドルロック装置1′も同一構成である。
【0012】先ず、図2ないし図4に基づいて、ハンド
ル装置Aについて説明する。支持梁54には、ユニット
フレーム55が固定され、このユニットフレーム55に
ハンドル軸2の一端が固着される。このハンドル軸2
に、軸方向に離間して一体構造としたクラッチ用スプロ
ケット3と駆動用スプロケット4とを、軸受5を介して
回転可能に取付ける。ハンドル軸2の他端側には、クラ
ッチ用スプロケット3に隣接してカラー6が嵌め込ま
れ、さらにハンドル10を構成するハンドルアーム7の
基端部7aが軸受8を介して回転可能に取付けられる。
そして、ハンドル軸2の他端部(軸端)をナット9で固
定することにより、駆動用スプロケット4,クラッチ用
スプロケット3,カラー6およびハンドルアーム7の軸
方向の移動を防止している。
【0013】ハンドル10は、ハンドルアーム7をハン
ドルカバー11でカバーするとともに、ハンドルアーム
7の至端部に握り12が取付けられる。握り12は、非
操作時にハンドルアーム7側に回転し、折畳み可能とな
っている。ハンドルアーム7の基端部7a側には、ラチ
ェット回転軸13が回転可能に取付けられ、その軸端に
ラチェット15を構成するラチェットリンク14を固設
している。ラチェットリンク14は二等辺三角形状に形
成され(図4)、下辺の両角隅部に噛み合い軸14a,
14bが取付けられている。噛み合い軸14a,14b
は、ハンドル10の回転操作によりクラッチ用スプロケ
ット3と噛み合い、駆動用スプロケット4に回転力を伝
達し、クラッチ機構を構成する。16は、化粧カバーで
ある。
【0014】図1および図2に示すように、台車フレー
ム53には、一端に第1のスプロケット57,他端に第
2のスプロケット59を取付けた中間軸61が軸受6
3,63′で支持されている。駆動用スプロケット4と
第1のスプロケット57には、チェーン65を掛け回
し、第1のスプロケット57と同軸の第2のスプロケッ
ト59に、駆動用スプロケット4の動力が伝達される。
そして、第2のスプロケット59と台車フレーム53に
位置をずらせて軸支された第3のスプロケット67との
間には、チェーン69を掛け回し、第3のスプロケット
67に図示しない軸により連結した駆動輪70を回転さ
せ、レール71上を走行させる。駆動用スプロケット4
と第1のスプロケット57に掛け回したチェーン65に
は、図4に示すようにテークアップ金具72に軸支した
調整用スプロケット73とユニットフレーム55に取付
けたねじ棒74とからなるテークアップ75つまりテン
ショナーを介設し、ねじ棒74を伸縮させて調整用スプ
ロケット73を移動し、チェーン65の張りを適正に保
持する。
【0015】上記の構成からなる移動棚のハンドルロッ
ク装置の作動について説明する。まず、クラッチ機構に
ついて説明すると、図3,図4および図5を参照して、
棚が停止している状態では、ハンドル10は、ラチェッ
トリンク14の噛み合い軸14a,14bがクラッチ用
スプロケット3の歯から離れているので、図5の(a)
に示すように、自動的に垂れ下りの状態となる。ハンド
ル10を、垂れ下りの状態から、例えば時計廻り方向に
回転させる(反時計廻り方向に回転させた場合も同様で
ある。)と、ラチェット15は、自重により、ハンドル
10の回転角とは無関係に、垂れ下りの状態を維持する
ため、ハンドル10がほぼ90゜回転した位置で、図5
の(b)に示すように、ラチェットリンク14の噛み合
い軸14aがクラッチ用スプロケット3の歯と噛み合
い、以降、ハンドル10の回転操作を続けると、図5の
(c)に示すように、クラッチ用スプロケット3と一体
の駆動用スプロケット4を回転駆動させ、前述のよう
に、伝動機構を介して駆動車輪を回転し、棚を移動させ
る。
【0016】ハンドル10の回転操作を中途域で止め、
手を離すと、ハンドル10は、図5の(d)に示すよう
に、自重により、図では左方向の回転力が生じ、ラチェ
ットリンク14の噛み合い軸14aはクラッチ用スプロ
ケット3の歯から自動的に外れ、左回転して、図5の
(a)の停止状態に戻る。
【0017】ハンドル装置Aは、棚の一方側に設けられ
るとともに、棚の他方側にもハンドル装置A′を設けて
あるので、いずれの側からでもハンドル操作ができる。
この場合、一方側のハンドル装置Aをハンドル操作して
棚を移動しても、他方側のハンドル装置A′は、図5の
(a)に示すように、ハンドル10が垂れ下りの状態と
なり、ラチェットリンク14の噛み合い軸14a,14
bがクラッチ用スプロケット3と噛み合わない。したが
って、他方側のハンドル装置A′のハンドル10が連動
して回転するようなことはなく、危険性がない。
【0018】次に、移動棚の不使用時に、棚を固定し、
その移動を阻止するロック装置Bについて説明する。図
3および図4に示すように、ハンドル軸2には、これと
同軸に、軸方向に移動可能なロック軸20を配設してい
る。すなわち、ロック軸20は、本実施例においては、
ハンドル軸2の軸心方向に穴2aを穿設し、この穴2a
に、一端にロックつまみ20aを有するロック軸20を
貫通させ、軸方向に移動可能となるように軸装してい
る。ロック軸20の他端側20bは、棚51(図1)の
内方側に延び、クランク状に形成されている。ロック軸
20には、その一端寄りに位置させて、板状のロック操
作部材21を固設する。ロック操作部材21は、その上
端部21aがクラッチ用スプロケット3の配設側に向け
られ、鉤型に曲げられる。
【0019】一方、ユニットフレーム55には、ロック
金具22が、ロック金具回転軸22aにより回転可能に
取付けられ、ロック操作部材21の上端部21aを、こ
のロック金具22の前端部内面22bに臨ませてある。
ロックつまみ20aを手前に引くと、ロック操作部材2
1の上端部21aは、ロック金具22の前端部内面22
bを押し、ロック金具22を、クラッチ用スプロケット
3の配設側に向かって倒れるように回転させる。ロック
金具22の前端部には、本実施例では2本のロック歯2
3を形成してあり、ロックつまみ20aの操作によりロ
ック金具22が倒れるように回転したとき、このロック
歯23がクラッチ用スプロケット4の歯と係合する位置
関係となっている。なお、ロック金具22の回転の際
に、干渉することのないように、ユニットフレーム55
に切欠き55aを設けている。
【0020】さて、図1において、棚51を挟んで一方
側の支持梁54に取付けたハンドルロック装置1におけ
るロック軸20と同様に、他方側の支持梁54′に取付
けたハンドルロック装置1′におけるロック軸20′の
他端側20cも、棚51の内方側に延び、クランク状に
形成されている。そして、双方のロック軸20,20′
の他端部に、図3に拡大して示すように、ピン20d,
20eを突設し、これらを連結部材30の両側に穿った
長孔30a,30bに嵌合し、両ロック軸20,20′
を連結している。連結部材30の中心部30cは、ハン
ドル式移動棚50(図1)の内部のほぼ中央部に枢支さ
れる。
【0021】次に、棚の移動を阻止するロック機構につ
いて説明する。図1ないし図3に示すように、移動棚5
0の停止状態、すなわち棚が自由に移動し得る状態で
は、棚51を挟んで一方側および他方側のハンドルロッ
ク装置1,1′におけるそれぞれのハンドル10,1
0′は自重で垂れ下っており、それぞれのロックつまみ
20a,20a′は押し込まれて、ロック操作部材2
1,21′は支持梁54,54′に近接した位置にあ
り、ロック金具22,22′は起立状態にある(図6の
(a)参照)。
【0022】ロック状態とするために、棚51の一方側
のハンドルロック装置1におけるロックつまみ20aを
把持しロック軸20を引き出すと、ロック軸20に固設
されたロック操作部材21が、図3の右方に移動し始
め、その上端部21aが、先ずロック金具22の前端部
内面22bに当接する。次いで、ロック操作部材21の
上端部21aが、ロック金具22の前端部内面22bを
押し、図6の(b)に示すように、ロック金具22をク
ラッチ用スプロケット3の配設側に向かって傾斜させ
る。ロック金具22は、自重により、倒伏方向に傾斜す
るようにさらに回転し、図6の(c)および図7に示す
ように、ロック金具22の前端部のロック歯23が、上
方からクラッチ用スプロケット3の歯に係合する。
【0023】棚51の一方側のハンドルロック装置1に
おけるロックつまみ20aを図3の実線の位置から仮想
線の位置まで引き出すと、ロック軸20は図の右方に移
動しそのストローク分だけ連結部材30を引っ張り、連
結部材30は実線の状態から仮想線の状態に偏位する。
この連結部材30の偏位に伴って、図1の他方側のハン
ドルロック装置1′におけるロック軸20′は、図の左
方に移動し、ロックつまみ20a′は引き出される。し
たがって、一方側のハンドルロック装置1におけるロッ
クつまみ20aを引き出すと、他方側のハンドルロック
装置1′のロックつまみ20a′も連動して引き出さ
れ、この側のロック金具22′も、図6の(c)および
図7に示すように、ロック金具22′の前端部のロック
歯23′が、上方からクラッチ用スプロケット3′の歯
に係合することとなる。
【0024】このようにして、クラッチ用スプロケット
3,3′つまりこれと一体の駆動用スプロケット4,
4′に制動力を与える。この場合、もし、他の移動棚が
ぶつかったりして、クラッチ用スプロケット3に回転力
が加わり回転しはじめても、ロック歯23が係合してい
るロック金具22がユニットフレーム55の切欠き55
aに当接し、それ以上の横移動を阻止する。
【0025】このロック状態を解除するには、図1に示
す棚51の一方側のハンドルロック装置1におけるロッ
クつまみ20aを、図3の仮想線の位置から実線の位置
へ押し込む。その作動状態を図8に示す。ロックつまみ
20aを押し込むと、図8の(a)に示すように、ロッ
ク軸20を介してロック操作部材21の上端部21a
が、ロック金具22の後端部内面22cに当接し、これ
を矢印方向に回転させ、図8の(b)に示すように、ロ
ック金具22の前端部のロック歯23をクラッチ用スプ
ロケット3の歯から離脱させる。さらに、ロックつまみ
20aを完全に押し込むと、ロック金具22は、起立す
る方向に回転し、支持梁54に当って停止し、図3の実
線の状態に戻る。
【0026】この場合も、ロックつまみ20aを押し込
むと、ロック軸20が連結部材30を押し、連結部材3
0は仮想線の位置から実線の位置に戻る。これに伴っ
て、図1の他方側のハンドルロック装置1′におけるロ
ック軸20′は、図の右方に移動し、ロックつまみ20
a′は引き込まれる。したがって、一方側のハンドルロ
ック装置1におけるロックつまみ20aを押し込むと、
他方側のハンドルロック装置1′のロックつまみ20
a′も連動して押し込まれ、ロック金具22′も、図8
の(b)に示すように、ロック金具22′の前端部のロ
ック歯23′が、上方からクラッチ用スプロケット3′
の歯から外れることとなる。
【0027】ロックつまみ20a(他方のロックつまみ
20a′も同様)が押し込まれ、ロック金具22が起立
しているロック解除の状態では、ロック金具22の重心
Mは、図6の(a)に示すように、ロック金具回転軸2
2aを基準にして、クラッチ用スプロケット3の配設側
と逆の側、つまり支持梁54の側に位置させる。ロック
つまみ20aを引き出し、ロック金具22を、クラッチ
用スプロケット3の配設側に向かって図6の(b)のよ
うに回転させ傾斜させると、ロック金具22の重心M
は、ロック回転軸22aを基準にして、クラッチ用スプ
ロケット3の配設側に移動し、ロック金具22は、自重
により倒れ、図6の(c)に示す倒伏状態となる。
【0028】上記のように構成することにより、図6の
(a)のように起立状態にあるロック金具22が、ロッ
ク操作をしないにもかかわらず、クラッチ用スプロケッ
ト3の配設側に倒伏してロックしてしまうような事態を
防止し得る。なお、このロック金具22の倒伏防止をよ
り強化しようとするならば、ロック金具22の上部背面
と支持梁54との間に両者を吸着させるマグネット25
を介設するとよい。一方、ロック操作により、図6の
(b)の状態となったロック金具22は、自重により倒
れるように回転して、その前端のロック歯23が、図6
の(c)のようにロック歯23がクラッチ用スプロケッ
ト3の歯と噛合する。
【0029】図9および図10は、ロック金具22を回
転させて倒伏状態としたとき、ロック歯23が、クラッ
チ用スプロケット3の歯間に位置せず、歯の上に載って
いるため、係合できず、ロック状態を実現し得ない状態
を示している。このような噛み合い不良の場合でも、本
発明では、移動棚に対し、駆動輪70の走行方向に軽い
衝撃を与えると、クラッチ用スプルケット3がわずかに
回転し、これによりロック歯23と噛み合わせ位置が一
致し、係合が可能となる。
【0030】なお、上記の実施例では、ロック軸20
は、ハンドル軸2と同軸に、軸方向に移動可能に配設し
た場合について説明したが、ハンドル軸2と平行に配設
されてさえいれば、ハンドル軸2と別の位置に設けられ
ても、十分に本発明の目的を達成し得る。
【0031】
【発明の効果】上記の構成からなる本発明によれば、ハ
ンドルロック装置を、棚を挟んで一方側および他方側の
それぞれの支持梁に取付けるとともに、前記それぞれの
ロック軸の他端側を棚の内方側に延ばしてクランク状に
形成し、その端部同士を連結部材により連結し、ロック
軸における軸方向への移動が相互に伝達されるように構
成したので、棚の何れの側からでもハンドル操作を行う
ことができ、かつ、その何れの側からでもハンドルのロ
ックおよびロック解除の操作を行うことができる効果が
ある。
【0032】そして、ハンドル軸と同軸に配設したロッ
ク軸の軸方向への移動により、ロック操作部材がロック
金具に作用して回転し、起立状態または倒伏状態の位置
をとり、ロック金具が倒伏状態にあるときは、ロック歯
がクラッチ用スプロケットの歯に係合し、起立状態にあ
るときはその係合を解除するように構成すると、クラッ
チ用スプロケットが、クラッチ機構とロック機構とのい
ずれにも働くこととなり、従来のハンドルロック装置に
おけるロック機構の構成部材である穴付円盤を不要と
し、軸方向に装置を薄くでき、装置の小型化を図ること
ができる。
【0033】また、回転可能なロック金具の前端部に形
成したロック歯を上方からクラッチ用スプロケットに作
用させ、ロックする構造としたので、従来の装置に比べ
ロック操作を簡単かつ確実に行うことができる。例え
ば、従来は穴付円盤の穴位置に対してストッパーピンの
軸心がずれてこれを嵌入できない場合、再度ハンドルグ
リップに駆動力を加え、棚を若干移動させる動作を繰返
し、位置合わせを行う再ロック操作や、ロック確認に時
間を費やす問題があったが、本発明では、クラッチ用ス
プロケットへのロック歯の噛み合わせが良くない場合、
手で棚に衝撃を与え、また他の移動棚とぶつかって、ロ
ックしようとする棚に少しでも移動があれば、クラッチ
用スプロケットが回転し、ロック歯は自重でクラッチ用
スプロケットと係合し自動的にロック状態となるので、
ハンドルを回転させての再ロック操作が不要で、ロック
操作に手間取ることはなく、かつ、ロック確認操作を行
わなくとも安全を確保できる。したがって、棚の移動・
収納物の出入の時間が節約でき、業務の効率を向上させ
ることができる。
【0034】さらに、ロック金具の重心を、ロック金具
が起立状態にあるとき、ロック金具回転軸を基準にし
て、クラッチ用スプロケットの配設側と逆の側に位置さ
せることにより、ロック金具が起立した状態で、ロック
操作をしないのにロック金具がクラッチ用スプロケット
の配設側に転倒してしまうことを防止し得る。この場合
に、ロック金具の上部と支持梁との間にマグネットを介
設すれば、ロック金具の倒伏防止をより強化することが
できる。
【0035】加えて、ロック軸を、ハンドル軸の軸心方
向に穿設された穴に軸装するように構成すれば、例え
ば、クラッチの切れが不十分な状態で棚の移動中にロッ
ク操作を行ってハンドルが回転しても、ロック操作中の
手にハンドルが当る事故を発生する恐れがなく、また、
ロックつまみがハンドル軸と同心となり、デザイン的に
も優れる。移動棚のハンドルの高速回転時にロック操作
を行った場合は、ロック歯がクラッチ用スプロケットの
歯からはじかれて、反動でロック金具が起立状態とな
り、ロックが解除されて、ロック機構の破損を衝撃から
防止できる。
【0036】その他、従来別個に取付けていたテークア
ップを、ユニットフレームに取付けてハンドルロック装
置と一体にしているため、組立作業が簡単となり、コス
トダウンになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハンドルロック装置を備えた移動
棚の側面断面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】棚の一方側に設置した本発明に係るハンドルロ
ック装置の側面断面図である。
【図4】図3のハンドルロック装置の化粧カバーを外し
た状態の正面図である。
【図5】本発明に係るハンドルロック装置のクラッチ機
構の作用説明図である。
【図6】(a),(b),(c)は、本発明に係るハン
ドルロック装置のロック機構の作用を説明するための側
面断面図である。
【図7】図6の(c)の正面図である。
【図8】(a),(b)は、本発明に係るハンドルロッ
ク装置のロック解除機構の作用を説明するための側面断
面図である。
【図9】本発明に係るハンドルロック装置のロック機構
においてロック歯がクラッチ用スプロケットの歯間に位
置せず係合できない状態を示す側面断面図である。
【図10】図9の正面図である。
【符号の説明】
A …ハンドル装置 B …ロック装置 1, 1′…ハンドルロック装置 2 …ハンドル軸 2a …穴 3 …クラッチ用スプロケット 4 …駆動用スプロケット 6 …カラー 7 …ハンドルアーム 9 …ナット 10 …ハンドル 15 …ラチェット 20,20′…ロック軸 20a …ロックつまみ 20b …他端側 20c …他端側 20d …ピン 20e …ピン 21,21′…ロック操作部材 22,22′…ロック金具 22a …ロック金具回転軸 23,23′…ロック歯 25 …マグネット 30 …連結部材 30a …長孔 30b …長孔 50 …ハンドル式移動棚 51 …棚 52 …支柱 53 …台車フレーム 54,54′…支持梁 55 …ユニットフレーム 55a …切欠き 70 …駆動輪 71 …レール 72 …テークアップ金具 73 …調整用スプロケット 74 …ねじ棒 75 …テークアップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルの回転により、ハンドル軸に取
    付けたクラッチ用スプロケットにラチェットを噛み合わ
    せ、その回転駆動力を駆動用スプロケットから伝動機構
    を介して駆動輪に伝達するハンドル装置と、ハンドル軸
    と平行に、かつ、軸方向に移動可能にロック軸を配設
    し、このロック軸の軸方向への移動によりクラッチ用ス
    プロケットをロック状態またはロック解除状態とするロ
    ック装置とからなるハンドルロック装置を、棚を挟んで
    一方側および他方側のそれぞれの支持梁に取付けるとと
    もに、それぞれのロック軸の他端側を棚の内方側に延ば
    してクランク状に形成し、その端部同士を連結部材によ
    り連結し、ロック軸における軸方向への移動が相互に伝
    達されるように構成したことを特徴とする移動棚のハン
    ドルロック装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック装置は、一端にロックつまみ
    を、他端にロック操作部材を有し、ハンドル軸と同軸
    に、かつ、軸方向に移動可能に配設したロック軸と、支
    持梁に固定したユニットフレームにロック金具回転軸に
    より回転可能に取付けられ、ロック軸の軸方向への移動
    によりロック操作部材が当該ロック金具に作用して回転
    し、起立状態または倒伏状態の位置をとるロック金具
    と、ロック金具の前端部に形成され、ロック金具が倒伏
    状態にあるときはクラッチ用スプロケットの歯に係合
    し、起立状態にあるときはその係合を解除するロック歯
    とを備えることを特徴とする請求項1に記載の移動棚の
    ハンドルロック装置。
  3. 【請求項3】 ロック軸は、ハンドル軸の軸心方向に穿
    設された穴に軸装されてなる請求項2に記載の移動棚の
    ハンドルロック装置。
  4. 【請求項4】 ロック金具の重心を、ロック金具が起立
    状態にあるとき、ロック金具回転軸を基準にして、クラ
    ッチ用スプロケットの配設側と逆の側に位置させてなる
    請求項2または請求項3に記載の移動棚のハンドルロッ
    ク装置。
  5. 【請求項5】 ロック金具の上部と支持梁との間に、ロ
    ック金具を起立状態に維持するマグネットを介設してな
    る請求項4に記載の移動棚のハンドルロック装置。
JP905495A 1995-01-24 1995-01-24 移動棚のハンドルロック装置 Pending JPH08196353A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2268943A1 (es) * 2004-11-30 2007-03-16 Aurea Pascual Capell Sistema de archivo de plataformas moviles.
KR101890413B1 (ko) * 2018-01-04 2018-08-21 주식회사 한국랙스 팔레트랙 수동식 이동장치

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