JPH08197918A - 紐体の結束用具及びこの結束用具による紐体の結束方法 - Google Patents
紐体の結束用具及びこの結束用具による紐体の結束方法Info
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- JPH08197918A JPH08197918A JP1076295A JP1076295A JPH08197918A JP H08197918 A JPH08197918 A JP H08197918A JP 1076295 A JP1076295 A JP 1076295A JP 1076295 A JP1076295 A JP 1076295A JP H08197918 A JPH08197918 A JP H08197918A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数本のワイヤーロープを連結する場合に用
いる結束用金具において、ワイヤーロープに強い引張力
が作用しても抜けることがないようにする。 【構成】 継ぎ目が無く、瓢箪形開口を有した輪状の素
材7にロープ3a,3bを挿通し、瓢箪形開口の長軸方
向に対向加圧力を加える。これにより、ロープ3a,3
bが相互圧着し、且つロープ3a,3bの外周面の殆ど
が素材7の内周面に圧接した状態となる。
いる結束用金具において、ワイヤーロープに強い引張力
が作用しても抜けることがないようにする。 【構成】 継ぎ目が無く、瓢箪形開口を有した輪状の素
材7にロープ3a,3bを挿通し、瓢箪形開口の長軸方
向に対向加圧力を加える。これにより、ロープ3a,3
bが相互圧着し、且つロープ3a,3bの外周面の殆ど
が素材7の内周面に圧接した状態となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤ用滑止め装置の
長手辺部に沿接される紐体に対してその端部に連結用輪
部を形成するのに用いる紐体の結束用具と、この結束用
具による紐体の結束方法とに関するものである。
長手辺部に沿接される紐体に対してその端部に連結用輪
部を形成するのに用いる紐体の結束用具と、この結束用
具による紐体の結束方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイヤチェーン等の滑止め装置には、そ
の幅方向内側(タイヤハウスの奥方へ向けられる側)の
長手辺部に沿ってワイヤロープ等の連結紐体が沿接され
ている。この連結紐体の一端部には、紐体自体を折り返
し状にして形成させた輪部が設けられ、同他端部には、
この輪部に係合させるためのフック金具が接続されてい
る。
の幅方向内側(タイヤハウスの奥方へ向けられる側)の
長手辺部に沿ってワイヤロープ等の連結紐体が沿接され
ている。この連結紐体の一端部には、紐体自体を折り返
し状にして形成させた輪部が設けられ、同他端部には、
この輪部に係合させるためのフック金具が接続されてい
る。
【0003】従来、連結紐体に輪部を形成させるには、
金属製細長片をC形に曲成して成る抱き合わせ金具を紐
体の折り返し部分(紐体を二重に重ね合わせた部分)に
外嵌させ、そのうえでこの抱き合わせ金具を縮径方向に
絞り変形させることで、重ね合わされた紐体相互がずれ
ないようにしていた(例えば、特開平1−283447
号公報、実開平4−84006号公報等参照)。
金属製細長片をC形に曲成して成る抱き合わせ金具を紐
体の折り返し部分(紐体を二重に重ね合わせた部分)に
外嵌させ、そのうえでこの抱き合わせ金具を縮径方向に
絞り変形させることで、重ね合わされた紐体相互がずれ
ないようにしていた(例えば、特開平1−283447
号公報、実開平4−84006号公報等参照)。
【0004】なお、フック金具を接続する構造も、実質
的には上記輪部の形成と同じ手法によるものであり、フ
ック金具の紐通し孔内を経由させるかたちで紐体に輪部
を形成するものである。
的には上記輪部の形成と同じ手法によるものであり、フ
ック金具の紐通し孔内を経由させるかたちで紐体に輪部
を形成するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】滑止め装置には、高速
走行時やタイヤの空転時等に大きな遠心力が作用するこ
とがあり、この場合には、上記連結紐体にその長手方向
に沿った強い引張力が作用する。このようになると、従
来の抱き合わせ金具では上記のように絞られた形状が比
較的簡単に開かれ、紐体が緩んでスッポ抜けに至るおそ
れがあった。特に、連結紐体がワイヤロープである場合
には、抱き合わせ金具との間で滑りが生じ易いため、ス
ッポ抜けの生じる割合も比較的に高かった。
走行時やタイヤの空転時等に大きな遠心力が作用するこ
とがあり、この場合には、上記連結紐体にその長手方向
に沿った強い引張力が作用する。このようになると、従
来の抱き合わせ金具では上記のように絞られた形状が比
較的簡単に開かれ、紐体が緩んでスッポ抜けに至るおそ
れがあった。特に、連結紐体がワイヤロープである場合
には、抱き合わせ金具との間で滑りが生じ易いため、ス
ッポ抜けの生じる割合も比較的に高かった。
【0006】なお、滑止め装置における幅方向外側の長
手辺部には、タイヤへの装着時において非伸縮性の緊締
紐体を沿接させ、この緊締紐体に対して緊締装置(引張
力を生じさせる器具)やフック金具又はゴム紐等を接続
することがあるが、これらの接続部分でも、上記抱き合
わせ金具による場合と略同様の接続構造を採用してい
た。従って、この緊締紐体においても上記連結紐体の場
合と同様な欠点が生じるおそれがあった。
手辺部には、タイヤへの装着時において非伸縮性の緊締
紐体を沿接させ、この緊締紐体に対して緊締装置(引張
力を生じさせる器具)やフック金具又はゴム紐等を接続
することがあるが、これらの接続部分でも、上記抱き合
わせ金具による場合と略同様の接続構造を採用してい
た。従って、この緊締紐体においても上記連結紐体の場
合と同様な欠点が生じるおそれがあった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、紐体に対して長手方向に沿って強い引張力が
作用した場合にも、該紐体のスッポ抜けが生じることが
ないようにした紐体の結束用具及びこの結束用具による
紐体の結束方法を提供することを目的とする。
であって、紐体に対して長手方向に沿って強い引張力が
作用した場合にも、該紐体のスッポ抜けが生じることが
ないようにした紐体の結束用具及びこの結束用具による
紐体の結束方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る紐体の結束用具は、タイヤ用滑止め装置の長手
辺部に沿接される紐体に対して用いられる結束用具にお
いて、継ぎ目無し輪状素材に複数本の紐体を挿通させた
状態で該輪状素材の外周部を加圧変形させてあることを
特徴としている。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る紐体の結束用具は、タイヤ用滑止め装置の長手
辺部に沿接される紐体に対して用いられる結束用具にお
いて、継ぎ目無し輪状素材に複数本の紐体を挿通させた
状態で該輪状素材の外周部を加圧変形させてあることを
特徴としている。
【0009】これを具体化した請求項2では、タイヤ用
滑止め装置の長手辺部に沿接される紐体に対してその端
部に連結用輪部を形成するのに用いる紐体の結束用具に
おいて、紐体の折り返し部分を嵌めるのに適する瓢箪形
開口を有した継ぎ目無し輪状素材を紐体の折り返し部分
に嵌め、該輪状素材の外周部を両紐体が対向圧縮される
方向へ加圧することにより、紐体同士を圧着させ且つ各
紐体の外周面の殆どを素材内周面に圧接すべく嵌着可能
となっていることを特徴としている。
滑止め装置の長手辺部に沿接される紐体に対してその端
部に連結用輪部を形成するのに用いる紐体の結束用具に
おいて、紐体の折り返し部分を嵌めるのに適する瓢箪形
開口を有した継ぎ目無し輪状素材を紐体の折り返し部分
に嵌め、該輪状素材の外周部を両紐体が対向圧縮される
方向へ加圧することにより、紐体同士を圧着させ且つ各
紐体の外周面の殆どを素材内周面に圧接すべく嵌着可能
となっていることを特徴としている。
【0010】また、請求項3では、タイヤ用滑止め装置
の長手辺部に沿接される紐体に対してその端部に連結用
輪部を形成するのに用いる紐体の結束用具において、継
ぎ目無し輪状素材を紐体の折り返し部分に嵌め、該輪状
素材の外周部を両紐体の隣接間に対応して対向加圧する
ことにより、各紐体の外周面の殆どを素材内周面に圧接
すべく嵌着可能となっていることを特徴としている。
の長手辺部に沿接される紐体に対してその端部に連結用
輪部を形成するのに用いる紐体の結束用具において、継
ぎ目無し輪状素材を紐体の折り返し部分に嵌め、該輪状
素材の外周部を両紐体の隣接間に対応して対向加圧する
ことにより、各紐体の外周面の殆どを素材内周面に圧接
すべく嵌着可能となっていることを特徴としている。
【0011】一方、請求項1又は請求項2に記載された
結束用具により紐体を結束する請求項4記載の結束方法
では、継ぎ目無し輪状素材に予め素材内部が瓢箪形開口
となる予備成形を加え、該輪状素材を紐体の折り返し部
分に嵌め、次に輪状素材の外周部を両紐体が対向圧縮さ
れる方向へ加圧することを特徴としている。また、請求
項1又は請求項3に記載された結束用具により紐体を結
束する請求項5記載の結束方法では、継ぎ目無し輪状素
材を紐体の折り返し部分に嵌め、該輪状素材の外周部を
両紐体の隣接間に対応して対向加圧することを特徴とし
ている。
結束用具により紐体を結束する請求項4記載の結束方法
では、継ぎ目無し輪状素材に予め素材内部が瓢箪形開口
となる予備成形を加え、該輪状素材を紐体の折り返し部
分に嵌め、次に輪状素材の外周部を両紐体が対向圧縮さ
れる方向へ加圧することを特徴としている。また、請求
項1又は請求項3に記載された結束用具により紐体を結
束する請求項5記載の結束方法では、継ぎ目無し輪状素
材を紐体の折り返し部分に嵌め、該輪状素材の外周部を
両紐体の隣接間に対応して対向加圧することを特徴とし
ている。
【0012】なお、請求項1又は請求項3に記載された
結束用具により紐体を結束するに際して、継ぎ目無し輪
状素材を紐体の折り返し部分に嵌め、該輪状素材の外周
部を両紐体の隣接間に対応して対向加圧して素材内部を
瓢箪形開口にし、更に該輪状素材の外周面を両紐体が対
向圧縮される方向へ加圧するようにしてもよい。前記輪
状素材は、引抜成形又は押出成形されたパイプ材を所定
寸法に輪切りすることで形成することが可能である。
結束用具により紐体を結束するに際して、継ぎ目無し輪
状素材を紐体の折り返し部分に嵌め、該輪状素材の外周
部を両紐体の隣接間に対応して対向加圧して素材内部を
瓢箪形開口にし、更に該輪状素材の外周面を両紐体が対
向圧縮される方向へ加圧するようにしてもよい。前記輪
状素材は、引抜成形又は押出成形されたパイプ材を所定
寸法に輪切りすることで形成することが可能である。
【0013】
【作用】結束用具は、継ぎ目を一切有しない輪状素材に
より形成されたものである。そして、紐体を折り返して
二重に重ねた部分へ上記輪状素材を嵌め込み、その外周
部を加圧して、いわゆる縮径方向へ絞り変形させるもの
である。このようにすれば、結束用具に継ぎ目が無いた
め、紐体に強い引張力が作用した場合にも、結束用具が
絞り形状を開かれるというようなことがなく、紐体のス
ッポ抜けは生じない。
より形成されたものである。そして、紐体を折り返して
二重に重ねた部分へ上記輪状素材を嵌め込み、その外周
部を加圧して、いわゆる縮径方向へ絞り変形させるもの
である。このようにすれば、結束用具に継ぎ目が無いた
め、紐体に強い引張力が作用した場合にも、結束用具が
絞り形状を開かれるというようなことがなく、紐体のス
ッポ抜けは生じない。
【0014】結束用具により紐体を結束する方法には、
結束用具の輪状素材に瓢箪形開口を付与させる工程を含
むものと含まないものとがある。瓢箪形開口を付与させ
る場合には、紐体における外周面の殆どを素材内周面に
圧接するだけでなく、紐体の折り返し部分相互を互いに
圧着させる状態にでき、極めて強力な締め付け作用が得
られる。
結束用具の輪状素材に瓢箪形開口を付与させる工程を含
むものと含まないものとがある。瓢箪形開口を付与させ
る場合には、紐体における外周面の殆どを素材内周面に
圧接するだけでなく、紐体の折り返し部分相互を互いに
圧着させる状態にでき、極めて強力な締め付け作用が得
られる。
【0015】瓢箪形開口を付与させない場合でも、紐体
における外周面の殆どを素材内周面に圧接できるので、
スッポ抜けを防止するうえで十分な締め付け作用が得ら
れる。前記輪状素材は、引抜成形又は押出成形されたパ
イプ材を所定寸法に輪切りすることで形成すれば簡単に
製作することができ、特に、瓢箪形開口を有したものを
製作するうえで有益である。
における外周面の殆どを素材内周面に圧接できるので、
スッポ抜けを防止するうえで十分な締め付け作用が得ら
れる。前記輪状素材は、引抜成形又は押出成形されたパ
イプ材を所定寸法に輪切りすることで形成すれば簡単に
製作することができ、特に、瓢箪形開口を有したものを
製作するうえで有益である。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る結束用具1を示し、図2及び
図3はその使用状況を示したものであって、2は滑止め
装置であり、3は連結紐体(3a,3bは折り返し部分
での各紐体)である。この連結紐体3の一端部に結束用
具1を用いた連結用輪部4が設けられ、同他端部に、同
じく結束用具1を用いてフック金具5が接続されてい
る。
する。図1は本発明に係る結束用具1を示し、図2及び
図3はその使用状況を示したものであって、2は滑止め
装置であり、3は連結紐体(3a,3bは折り返し部分
での各紐体)である。この連結紐体3の一端部に結束用
具1を用いた連結用輪部4が設けられ、同他端部に、同
じく結束用具1を用いてフック金具5が接続されてい
る。
【0017】結束用具1は、「8」の字状をしており、
その外周部まわりに継ぎ目は一切無い。即ち、無端の輪
状を成している。そして、結束用具1の内部に通された
紐体3a,3bは、互いに圧着状態とされ、且つこれら
紐体3a,3bの外周面の殆どが結束用具1の内周面に
圧接された状態とされている。結束用具1は、スチー
ル、ステンレス、アルミニウム合金等の金属材料により
形成されている。
その外周部まわりに継ぎ目は一切無い。即ち、無端の輪
状を成している。そして、結束用具1の内部に通された
紐体3a,3bは、互いに圧着状態とされ、且つこれら
紐体3a,3bの外周面の殆どが結束用具1の内周面に
圧接された状態とされている。結束用具1は、スチー
ル、ステンレス、アルミニウム合金等の金属材料により
形成されている。
【0018】この結束用具1により、紐体3a,3bの
結束を行うには、まず、図4に示すように瓢箪形開口を
有した輪状素材7を製作する。この輪状素材7は、引抜
成形又は押出成形により形成されたパイプ材を所定寸法
に輪切りすることによって得ることができる。この場
合、引抜成形又は押出成形時においてパイプ材自体に瓢
箪形開口を有した形状を付与することもできるが、丸、
長丸、長方形等の中空断面形状を有したパイプ材、又は
このパイプ材を輪切りしたものに、ロール成形又はプレ
ス加工等の後加工を施すことにより、瓢箪形開口を付与
することもできる。瓢箪形開口のうち孔状部分の孔径D
は、連結紐体3の外径dよりも微妙に大きい程度として
おく。
結束を行うには、まず、図4に示すように瓢箪形開口を
有した輪状素材7を製作する。この輪状素材7は、引抜
成形又は押出成形により形成されたパイプ材を所定寸法
に輪切りすることによって得ることができる。この場
合、引抜成形又は押出成形時においてパイプ材自体に瓢
箪形開口を有した形状を付与することもできるが、丸、
長丸、長方形等の中空断面形状を有したパイプ材、又は
このパイプ材を輪切りしたものに、ロール成形又はプレ
ス加工等の後加工を施すことにより、瓢箪形開口を付与
することもできる。瓢箪形開口のうち孔状部分の孔径D
は、連結紐体3の外径dよりも微妙に大きい程度として
おく。
【0019】このようにして輪状素材7を得るまでが予
備成形となる。次に、この輪状素材7を、連結紐体3の
折り返し部(即ち、紐体3a,3bの重ね合わせ部)に
嵌める。そして、図5に示すようなプレス装置10等に
より、輪状素材7の外周部を両紐体3a,3bが対向圧
縮される方向へ加圧する。これにより、輪状素材7は瓢
箪形開口の長軸側が押し潰される(特に、図4に示すX
の領域内で顕著となる)のに伴って中央くびれ部7aが
相互接近し、これが紐体3a,3bの隣接間へその両側
から食い込むようになるので、図1に示したような紐体
3a,3bの相互圧着と、紐体3a,3bの外周面圧接
とが行われるものとなる。
備成形となる。次に、この輪状素材7を、連結紐体3の
折り返し部(即ち、紐体3a,3bの重ね合わせ部)に
嵌める。そして、図5に示すようなプレス装置10等に
より、輪状素材7の外周部を両紐体3a,3bが対向圧
縮される方向へ加圧する。これにより、輪状素材7は瓢
箪形開口の長軸側が押し潰される(特に、図4に示すX
の領域内で顕著となる)のに伴って中央くびれ部7aが
相互接近し、これが紐体3a,3bの隣接間へその両側
から食い込むようになるので、図1に示したような紐体
3a,3bの相互圧着と、紐体3a,3bの外周面圧接
とが行われるものとなる。
【0020】本発明者は、連結紐体3として、外径dが
3.8mmの樹脂被覆ロープ(ロープ自体はワイヤロー
プ)を用い、これを孔径Dが3.8mmよりやや大き
く、肉厚が1mmのスチール製の輪状素材7により結束
した場合につき、両紐体3a.3bに相反する引張力を
作用させた場合のスッポ抜けの様子を調べた。その結
果、本発明の結束用具1では、実に239kgfもの引
張力に耐えることが確かめられた。
3.8mmの樹脂被覆ロープ(ロープ自体はワイヤロー
プ)を用い、これを孔径Dが3.8mmよりやや大き
く、肉厚が1mmのスチール製の輪状素材7により結束
した場合につき、両紐体3a.3bに相反する引張力を
作用させた場合のスッポ抜けの様子を調べた。その結
果、本発明の結束用具1では、実に239kgfもの引
張力に耐えることが確かめられた。
【0021】また、本発明者は、連結紐体3として外径
dが5.0mmの樹脂含浸ロープ(ワイヤロープではな
い)を用い、これを孔径Dが5.0mmよりやや大き
く、肉厚が1mmのスチール製の輪状素材7により結束
した場合につき、両紐体3a,3bに相反する引張力を
作用させた場合のスッポ抜けの様子を調べた。その結
果、本発明の結束用具1では、実に298kgfもの引
張力に耐えることが確かめられた。一方、従来の抱き合
せ具により結束を行ったものでは、抱き合せ具がスチー
ル製であったものでは、僅か176kgfの引張力にし
か耐えられないものであることが判明した。
dが5.0mmの樹脂含浸ロープ(ワイヤロープではな
い)を用い、これを孔径Dが5.0mmよりやや大き
く、肉厚が1mmのスチール製の輪状素材7により結束
した場合につき、両紐体3a,3bに相反する引張力を
作用させた場合のスッポ抜けの様子を調べた。その結
果、本発明の結束用具1では、実に298kgfもの引
張力に耐えることが確かめられた。一方、従来の抱き合
せ具により結束を行ったものでは、抱き合せ具がスチー
ル製であったものでは、僅か176kgfの引張力にし
か耐えられないものであることが判明した。
【0022】連結紐体3として、外径dが7mmの樹脂
被覆ロープについても上記と略同様な結果になることを
確認している。なお、上記したプレス装置10(図5参
照)では、上型10a及び下型10bが、輪状素材7の
外周面に沿った彎曲形状のプレス面を有したものとして
示した。しかし、図示は省略するが、上型10a及び下
型10bが共にプレス面を平坦面とし、必要に応じて輪
状素材7の側面に当接する位置決め用の突起を設けるよ
うなことでもよい。
被覆ロープについても上記と略同様な結果になることを
確認している。なお、上記したプレス装置10(図5参
照)では、上型10a及び下型10bが、輪状素材7の
外周面に沿った彎曲形状のプレス面を有したものとして
示した。しかし、図示は省略するが、上型10a及び下
型10bが共にプレス面を平坦面とし、必要に応じて輪
状素材7の側面に当接する位置決め用の突起を設けるよ
うなことでもよい。
【0023】ところで、結束用具1の輪状素材7は、前
記実施例のように予備成形として瓢箪形開口を付与させ
ることが限定されるものではなく、図6に示すように、
長丸状乃至楕円状開口を有したものを用いることも可能
である。この場合には、輪状素材7を連結紐体3の折り
返し部(即ち、紐体3a,3bの重ね合わせ部)に嵌め
た後、上型11a及び下型11bにそれぞれ突起部12
a,12bを有したプレス装置11により、輪状素材7
の外周部を両紐体3a,3bの隣接間に対応させて対向
加圧するようにする。これにより、紐体3a,3bの外
周面の殆どが素材内周面に圧接した状態となる。
記実施例のように予備成形として瓢箪形開口を付与させ
ることが限定されるものではなく、図6に示すように、
長丸状乃至楕円状開口を有したものを用いることも可能
である。この場合には、輪状素材7を連結紐体3の折り
返し部(即ち、紐体3a,3bの重ね合わせ部)に嵌め
た後、上型11a及び下型11bにそれぞれ突起部12
a,12bを有したプレス装置11により、輪状素材7
の外周部を両紐体3a,3bの隣接間に対応させて対向
加圧するようにする。これにより、紐体3a,3bの外
周面の殆どが素材内周面に圧接した状態となる。
【0024】なお、輪状素材7の周長を、紐体3a及び
3bの外周に対して過大とならないようにすると共に、
プレス装置11の突起部12a,12bを鋭意に尖った
形状にすることで、紐体3a,3bを互いに圧着する状
態とさせることも可能である。図6に示した加圧処理を
適度に(最終的な加圧状態にまで達しない段階で)行っ
て、輪状素材7の素材内部を瓢箪形開口に変形させた
後、図5に示した加圧処理によって最終的な加圧状態ま
で達しさせるようなことも可能である。
3bの外周に対して過大とならないようにすると共に、
プレス装置11の突起部12a,12bを鋭意に尖った
形状にすることで、紐体3a,3bを互いに圧着する状
態とさせることも可能である。図6に示した加圧処理を
適度に(最終的な加圧状態にまで達しない段階で)行っ
て、輪状素材7の素材内部を瓢箪形開口に変形させた
後、図5に示した加圧処理によって最終的な加圧状態ま
で達しさせるようなことも可能である。
【0025】なお、図7に示すように、連結紐体3の折
り返し部を複数個の結束用具1により結束するようにす
れば、より一層、強力な締め付け作用が得られる。輪状
素材7をパイプ材から製作する場合にあって、輪切りを
行う前にその内周面にローレットを施すようにすれば、
結束用具1として、内周面を滑止め性に優れ且つ見栄え
のよいギザギサ面としたものが得られる。
り返し部を複数個の結束用具1により結束するようにす
れば、より一層、強力な締め付け作用が得られる。輪状
素材7をパイプ材から製作する場合にあって、輪切りを
行う前にその内周面にローレットを施すようにすれば、
結束用具1として、内周面を滑止め性に優れ且つ見栄え
のよいギザギサ面としたものが得られる。
【0026】本発明は、滑止め装置における幅方向外側
の長手辺部(図2の下側)に沿接される緊締紐体(図示
略)に対しても、緊締装置、フック金具、ゴム紐等(い
ずれも図示略)との接続部に実施可能である。このよう
に、本発明は、実施の態様に応じて適宜変更可能であ
る。
の長手辺部(図2の下側)に沿接される緊締紐体(図示
略)に対しても、緊締装置、フック金具、ゴム紐等(い
ずれも図示略)との接続部に実施可能である。このよう
に、本発明は、実施の態様に応じて適宜変更可能であ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を具備するもので
あって、結束用具は、継ぎ目を一切有しない輪状素材に
より形成されており、この輪状素材を紐体の折り返し部
分へ嵌め込んだ状態でその外周部を加圧して、いわゆる
縮径方向へ絞り変形させている。このように、結束用具
に継ぎ目が無いため、紐体に強い引張力が作用した場合
にも、結束用具が絞り形状を開かれるというようなこと
がなく、紐体のスッポ抜けは生じない。
あって、結束用具は、継ぎ目を一切有しない輪状素材に
より形成されており、この輪状素材を紐体の折り返し部
分へ嵌め込んだ状態でその外周部を加圧して、いわゆる
縮径方向へ絞り変形させている。このように、結束用具
に継ぎ目が無いため、紐体に強い引張力が作用した場合
にも、結束用具が絞り形状を開かれるというようなこと
がなく、紐体のスッポ抜けは生じない。
【0028】結束用具の輪状素材に予め瓢箪形開口を付
与させる場合には、紐体における外周面の殆どを素材内
周面に圧接するだけでなく、紐体の折り返し部分相互を
互いに圧着させる状態にでき、極めて強力な締め付け作
用が得られる。ただ、瓢箪形開口を付与させない場合で
も、紐体における外周面の殆どを素材内周面に圧接でき
るので、スッポ抜けを防止するうえで十分な締め付け作
用が得られる。
与させる場合には、紐体における外周面の殆どを素材内
周面に圧接するだけでなく、紐体の折り返し部分相互を
互いに圧着させる状態にでき、極めて強力な締め付け作
用が得られる。ただ、瓢箪形開口を付与させない場合で
も、紐体における外周面の殆どを素材内周面に圧接でき
るので、スッポ抜けを防止するうえで十分な締め付け作
用が得られる。
【0029】前記輪状素材は、引抜成形又は押出成形さ
れたパイプ材を所定寸法に輪切りすることで形成すれば
簡単に製作することができ、特に、瓢箪形開口を有した
ものを製作するうえで有益である。
れたパイプ材を所定寸法に輪切りすることで形成すれば
簡単に製作することができ、特に、瓢箪形開口を有した
ものを製作するうえで有益である。
【図1】本発明に係る結束用具を示す側断面図(図3の
A−A線断面図に相当)である。
A−A線断面図に相当)である。
【図2】滑止め装置を示す中間省略平面図である。
【図3】図2のB部拡大図である。
【図4】輪状素材を示す側面図である。
【図5】輪状素材の加圧状況(結束状況)を説明する図
である。
である。
【図6】別実施例の輪状素材を用いた加圧状況(結束状
況)を説明する図である。
況)を説明する図である。
【図7】結束用具を複数用いて連結紐体に輪部を形成さ
せた状況を示す図である。
せた状況を示す図である。
1 結束用具 2 滑止め装置 3 連結紐体 3a 紐体 3b 紐体 4 連結用輪部 7 輪状素材
Claims (7)
- 【請求項1】 タイヤ用滑止め装置(2)の長手辺部に
沿接される紐体(3)に対して用いられる結束用具にお
いて、継ぎ目無し輪状素材(7)に複数本の紐体(3
a,3b)を挿通させた状態で該輪状素材(7)の外周
部を加圧変形させてあることを特徴とする紐体の結束用
具。 - 【請求項2】 タイヤ用滑止め装置(2)の長手辺部に
沿接される紐体(3)に対してその端部に連結用輪部
(4)を形成するのに用いる紐体の結束用具において、
紐体(3)の折り返し部分を嵌めるのに適する瓢箪形開
口を有した継ぎ目無し輪状素材(7)を紐体(3)の折
り返し部分に嵌め、該輪状素材(7)の外周部を両紐体
(3a,3b)が対向圧縮される方向へ加圧することに
より、紐体(3a,3b)同士を圧着させ且つ各紐体
(3a,3b)の外周面の殆どを素材内周面に圧接すべ
く嵌着可能となっていることを特徴とする紐体の結束用
具。 - 【請求項3】 タイヤ用滑止め装置(2)の長手辺部に
沿接される紐体(3)に対してその端部に連結用輪部
(4)を形成するのに用いる紐体の結束用具において、
継ぎ目無し輪状素材(7)を紐体(3)の折り返し部分
に嵌め、該輪状素材(7)の外周部を両紐体(3a,3
b)の隣接間に対応して対向加圧することにより、各紐
体(3a,3b)の外周面の殆どを素材内周面に圧接す
べく嵌着可能となっていることを特徴とする紐体の結束
用具。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載された結束
用具により紐体(3)を結束する方法であって、継ぎ目
無し輪状素材(7)に予め素材内部が瓢箪形開口となる
予備成形を加え、該輪状素材(7)を紐体(3)の折り
返し部分に嵌め、次に輪状素材(7)の外周部を両紐体
(3a,3b)が対向圧縮される方向へ加圧することを
特徴とする結束用具による紐体の結束方法。 - 【請求項5】 請求項1又は請求項3に記載された結束
用具により紐体(3)を結束する方法であって、継ぎ目
無し輪状素材(7)を紐体(3)の折り返し部分に嵌
め、該輪状素材(7)の外周部を両紐体(3a,3b)
の隣接間に対応して対向加圧することを特徴とする結束
用具による紐体の結束方法。 - 【請求項6】 請求項1又は請求項3に記載された結束
用具により紐体(3)を結束する方法であって、継ぎ目
無し輪状素材(7)を紐体(3)の折り返し部分に嵌
め、該輪状素材(7)の外周部を両紐体(3a,3b)
の隣接間に対応して対向加圧して素材内部を瓢箪形開口
にし、更に該輪状素材(7)の外周面を両紐体(3a,
3b)が対向圧縮される方向へ加圧することを特徴とす
る結束用具による紐体の結束方法。 - 【請求項7】 前記輪状素材(7)は、引抜成形又は押
出成形されたパイプ材を所定寸法に輪切りすることで形
成することを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれ
かに記載された結束用具による紐体の結束方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1076295A JPH08197918A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 紐体の結束用具及びこの結束用具による紐体の結束方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1076295A JPH08197918A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 紐体の結束用具及びこの結束用具による紐体の結束方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08197918A true JPH08197918A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11759348
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1076295A Pending JPH08197918A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 紐体の結束用具及びこの結束用具による紐体の結束方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08197918A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008198558A (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Nippon Kouatsu Electric Co | 電線ヒューズにおけるヒューズ素子の組立構造 |
| KR200486307Y1 (ko) * | 2017-09-25 | 2018-06-14 | 이희두 | 안전밸트용 버클브라켓-와이어루프의 조립체 및 이를 제조하는 압착장치 |
| KR20240000312U (ko) * | 2022-08-11 | 2024-02-20 | 박재영 | 의류용 지퍼의 끈고리 고정구 |
-
1995
- 1995-01-26 JP JP1076295A patent/JPH08197918A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008198558A (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Nippon Kouatsu Electric Co | 電線ヒューズにおけるヒューズ素子の組立構造 |
| KR200486307Y1 (ko) * | 2017-09-25 | 2018-06-14 | 이희두 | 안전밸트용 버클브라켓-와이어루프의 조립체 및 이를 제조하는 압착장치 |
| KR20240000312U (ko) * | 2022-08-11 | 2024-02-20 | 박재영 | 의류용 지퍼의 끈고리 고정구 |
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