JPH08203883A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH08203883A JPH08203883A JP1065195A JP1065195A JPH08203883A JP H08203883 A JPH08203883 A JP H08203883A JP 1065195 A JP1065195 A JP 1065195A JP 1065195 A JP1065195 A JP 1065195A JP H08203883 A JPH08203883 A JP H08203883A
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- Japan
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- film
- element isolation
- silicon substrate
- oxide film
- isolation oxide
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- Local Oxidation Of Silicon (AREA)
- Element Separation (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、酸化増速拡散が生じても十分な素
子分離耐圧を得ることができる半導体装置の製造方法を
提供することを目的とする。 【構成】P型シリコン基板1表面にP型ウェル2を形成
し、P型シリコン基板1の表面にSiO2 膜3を形成
し、このSiO2 膜3上にSi3 N4 膜4を堆積させ
る。次に、Si3 N4 膜4の上にフォトレジスト膜5を
設け、このフォトレジスト膜5をマスクとしてSi3 N
4 膜4をエッチングし、フォトレジスト膜5を除去す
る。次に、Si3 N4 膜4をマスクとしてP型シリコン
基板1の表面を酸化することにより、P型ウェル2の表
面に素子分離酸化膜6を形成する。次に、P型シリコン
基板1に酸素を含まない雰囲気中で1000℃程度の温
度により少なくとも1分間のアニールを施す。従って、
酸化増速拡散が生じても十分な素子分離耐圧を得ること
ができる。
子分離耐圧を得ることができる半導体装置の製造方法を
提供することを目的とする。 【構成】P型シリコン基板1表面にP型ウェル2を形成
し、P型シリコン基板1の表面にSiO2 膜3を形成
し、このSiO2 膜3上にSi3 N4 膜4を堆積させ
る。次に、Si3 N4 膜4の上にフォトレジスト膜5を
設け、このフォトレジスト膜5をマスクとしてSi3 N
4 膜4をエッチングし、フォトレジスト膜5を除去す
る。次に、Si3 N4 膜4をマスクとしてP型シリコン
基板1の表面を酸化することにより、P型ウェル2の表
面に素子分離酸化膜6を形成する。次に、P型シリコン
基板1に酸素を含まない雰囲気中で1000℃程度の温
度により少なくとも1分間のアニールを施す。従って、
酸化増速拡散が生じても十分な素子分離耐圧を得ること
ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、十分な素子分離耐圧
を有し、且つナローチャネル効果が抑えられた素子分離
酸化膜を半導体基板の表面上に形成する半導体装置の製
造方法に関するものである。
を有し、且つナローチャネル効果が抑えられた素子分離
酸化膜を半導体基板の表面上に形成する半導体装置の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリコン基板上にDRAM等の集積回路
を作製する場合において、MOSFET素子間を絶縁分
離するために、シリコン基板上の所望の領域を酸化する
ことにより素子間を絶縁分離する局所酸化法(LOCO
S法)が用いられる。
を作製する場合において、MOSFET素子間を絶縁分
離するために、シリコン基板上の所望の領域を酸化する
ことにより素子間を絶縁分離する局所酸化法(LOCO
S法)が用いられる。
【0003】この局所酸化法を用いた従来の半導体装置
の製造方法について、以下に説明する。先ず、シリコン
基板には、導電性不純物として例えばB(ボロン)が導
入される。これにより、シリコン基板の表面にはP型ウ
ェルが形成される。次に、シリコン基板の表面には熱酸
化によりSiO2 膜が形成され、このSiO2 膜の上に
はSi3 N4 膜が堆積される。この後、このSi3 N4
膜の上にはフォトレジスト膜が設けられ、このフォトレ
ジスト膜をマスクとしてSi3 N4 膜がエッチングされ
る。
の製造方法について、以下に説明する。先ず、シリコン
基板には、導電性不純物として例えばB(ボロン)が導
入される。これにより、シリコン基板の表面にはP型ウ
ェルが形成される。次に、シリコン基板の表面には熱酸
化によりSiO2 膜が形成され、このSiO2 膜の上に
はSi3 N4 膜が堆積される。この後、このSi3 N4
膜の上にはフォトレジスト膜が設けられ、このフォトレ
ジスト膜をマスクとしてSi3 N4 膜がエッチングされ
る。
【0004】次に、前記フォトレジスト膜が除去された
後、前記Si3 N4 膜をマスクとしてP型シリコン基板
の表面を酸化することにより、P型ウェルの表面には素
子分離酸化膜が形成される。
後、前記Si3 N4 膜をマスクとしてP型シリコン基板
の表面を酸化することにより、P型ウェルの表面には素
子分離酸化膜が形成される。
【0005】この後、この素子分離酸化膜によって分離
形成された素子領域には、ゲート電極及びソ−ス・ドレ
イン領域の拡散層から構成されるMOSトランジスタが
形成される。この際のトランジスタ形成工程では、10
00℃以上の熱処理が行われていない。
形成された素子領域には、ゲート電極及びソ−ス・ドレ
イン領域の拡散層から構成されるMOSトランジスタが
形成される。この際のトランジスタ形成工程では、10
00℃以上の熱処理が行われていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
半導体装置の製造方法では、局所酸化法により素子分離
酸化膜を形成する際、この素子分離酸化膜の直下のシリ
コン基板中において、酸化増速拡散(oxidation enhance
d diffusion)が起こる。この酸化増速拡散とは、酸化時
にSi−SiO2 界面で多量に発生する格子間Siが、
基板内部に深く流れ込むことによって不純物の拡散を増
大させることである。これにより、シリコン基板のP型
ウェルにおけるB濃度のプロファイルが急峻な勾配を持
つプロファイルに変化する。すなわち、この酸化増速拡
散効果により、素子分離酸化膜中のB濃度が高くなり、
素子分離酸化膜の近傍におけるP型ウェルのB濃度は、
素子分離酸化膜から離れた領域のP型ウェルのB濃度に
比べて低くなる。これによって、この素子分離酸化膜の
近傍のP型ウェルではパンチスルーが起こりやすくな
り、十分な電気的な素子分離耐圧が得られなくなるとい
う問題が発生する。この問題は、素子の微細化が進むに
つれて顕著に起こってくる。
半導体装置の製造方法では、局所酸化法により素子分離
酸化膜を形成する際、この素子分離酸化膜の直下のシリ
コン基板中において、酸化増速拡散(oxidation enhance
d diffusion)が起こる。この酸化増速拡散とは、酸化時
にSi−SiO2 界面で多量に発生する格子間Siが、
基板内部に深く流れ込むことによって不純物の拡散を増
大させることである。これにより、シリコン基板のP型
ウェルにおけるB濃度のプロファイルが急峻な勾配を持
つプロファイルに変化する。すなわち、この酸化増速拡
散効果により、素子分離酸化膜中のB濃度が高くなり、
素子分離酸化膜の近傍におけるP型ウェルのB濃度は、
素子分離酸化膜から離れた領域のP型ウェルのB濃度に
比べて低くなる。これによって、この素子分離酸化膜の
近傍のP型ウェルではパンチスルーが起こりやすくな
り、十分な電気的な素子分離耐圧が得られなくなるとい
う問題が発生する。この問題は、素子の微細化が進むに
つれて顕著に起こってくる。
【0007】この問題を解決する方法としては、現在、
素子分離酸化膜を形成する前に、予めP型ウェル内の素
子分離領域のみにBを追加イオン注入しておく方法が用
いられている。このBのイオン注入によって前記素子分
離領域のB濃度を十分に高くしておけば、素子分離酸化
膜の近傍のB濃度は、酸化増速拡散が生じてもパンチス
ルーが起こるほど低下することを防止できる。しかし、
この方法には次の欠点がある。
素子分離酸化膜を形成する前に、予めP型ウェル内の素
子分離領域のみにBを追加イオン注入しておく方法が用
いられている。このBのイオン注入によって前記素子分
離領域のB濃度を十分に高くしておけば、素子分離酸化
膜の近傍のB濃度は、酸化増速拡散が生じてもパンチス
ルーが起こるほど低下することを防止できる。しかし、
この方法には次の欠点がある。
【0008】つまり、前記Bの追加イオン注入をする
と、素子分離酸化膜の近傍の素子領域にBが拡散によっ
てしみだすことにより、前記素子分離酸化膜の近傍に形
成されたMOSFETのチャネル領域におけるB濃度が
上がってしまう。これは、素子が微細化されるに従い、
顕著になる。特に、MOSFETのチャネル幅が狭くな
ると、この素子分離酸化膜の近傍のMOSFETのチャ
ネル領域におけるB濃度の上昇によって、このMOSF
ETのしきい値電圧が上がってしまうナローチャネル効
果を引き起こすこととなる。
と、素子分離酸化膜の近傍の素子領域にBが拡散によっ
てしみだすことにより、前記素子分離酸化膜の近傍に形
成されたMOSFETのチャネル領域におけるB濃度が
上がってしまう。これは、素子が微細化されるに従い、
顕著になる。特に、MOSFETのチャネル幅が狭くな
ると、この素子分離酸化膜の近傍のMOSFETのチャ
ネル領域におけるB濃度の上昇によって、このMOSF
ETのしきい値電圧が上がってしまうナローチャネル効
果を引き起こすこととなる。
【0009】したがって、上記従来の製造方法により製
造された半導体装置においては、結果として、P型ウェ
ルにおけるB濃度のプロファイルが急峻な勾配を持った
ままとなっている。
造された半導体装置においては、結果として、P型ウェ
ルにおけるB濃度のプロファイルが急峻な勾配を持った
ままとなっている。
【0010】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、ナローチャネル効果を
引き起こすことなく、酸化増速拡散が生じても十分な素
子分離耐圧を得ることができる半導体装置の製造方法を
提供することにある。
されたものであり、その目的は、ナローチャネル効果を
引き起こすことなく、酸化増速拡散が生じても十分な素
子分離耐圧を得ることができる半導体装置の製造方法を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するため、半導体基板における不純物領域の表面上
に局所酸化法により素子分離酸化膜を形成する工程と、
前記半導体基板に、酸素を含まない雰囲気中で、低くと
も1000℃程度の温度により少なくとも1分間のアニ
ールをする工程と、を具備することを特徴としている。
また、前記酸素を含まない雰囲気は、不活性ガス雰囲気
であることを特徴としている。
解決するため、半導体基板における不純物領域の表面上
に局所酸化法により素子分離酸化膜を形成する工程と、
前記半導体基板に、酸素を含まない雰囲気中で、低くと
も1000℃程度の温度により少なくとも1分間のアニ
ールをする工程と、を具備することを特徴としている。
また、前記酸素を含まない雰囲気は、不活性ガス雰囲気
であることを特徴としている。
【0012】
【作用】この発明は、半導体基板における不純物領域の
表面上に素子分離酸化膜を形成した後、前記半導体基板
に、酸素を含まない雰囲気中で、低くとも1000℃程
度の温度により少なくとも1分間の不純物再拡散アニー
ルを施している。このため、前記素子分離酸化膜を形成
した際は、前記不純物領域における素子分離酸化膜の近
傍に位置する領域の不純物濃度が酸化増速拡散効果によ
って非常に薄くなっているが、その後に酸素を含まない
雰囲気中で不純物再拡散アニールを施すことにより、前
記不純物領域の不純物濃度を均一にすることができる。
したがって、酸化増速拡散が生じても十分な素子分離耐
圧を得ることができる。
表面上に素子分離酸化膜を形成した後、前記半導体基板
に、酸素を含まない雰囲気中で、低くとも1000℃程
度の温度により少なくとも1分間の不純物再拡散アニー
ルを施している。このため、前記素子分離酸化膜を形成
した際は、前記不純物領域における素子分離酸化膜の近
傍に位置する領域の不純物濃度が酸化増速拡散効果によ
って非常に薄くなっているが、その後に酸素を含まない
雰囲気中で不純物再拡散アニールを施すことにより、前
記不純物領域の不純物濃度を均一にすることができる。
したがって、酸化増速拡散が生じても十分な素子分離耐
圧を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例に
ついて説明する。図1乃至図6は、この発明の実施例に
よる半導体装置の製造方法を示す断面図である。先ず、
図2に示すように、例えば抵抗が4Ω・cm〜6Ω・cmの
P型シリコン基板1の面方位(100)表面にはB(ボ
ロン)がイオン注入される。次に、このP型シリコン基
板1には1200℃程度の十分に高温な温度条件でアニ
ールが施される。これにより、P型シリコン基板1には
B濃度が5×1016個/cm3 程度のいわゆるP型ウェル
(不純物領域)2が形成される。
ついて説明する。図1乃至図6は、この発明の実施例に
よる半導体装置の製造方法を示す断面図である。先ず、
図2に示すように、例えば抵抗が4Ω・cm〜6Ω・cmの
P型シリコン基板1の面方位(100)表面にはB(ボ
ロン)がイオン注入される。次に、このP型シリコン基
板1には1200℃程度の十分に高温な温度条件でアニ
ールが施される。これにより、P型シリコン基板1には
B濃度が5×1016個/cm3 程度のいわゆるP型ウェル
(不純物領域)2が形成される。
【0014】この後、図3に示すように、P型シリコン
基板1の表面には、熱酸化により厚さが500オングス
トローム程度のSiO2 膜3が形成される。次に、この
SiO2 膜3の上には、CVD(chemical vapor deposi
tion) 法によりP型シリコン基板1の酸化防止膜となる
厚さが1000オングストローム程度のSi3 N4 膜4
が堆積される。
基板1の表面には、熱酸化により厚さが500オングス
トローム程度のSiO2 膜3が形成される。次に、この
SiO2 膜3の上には、CVD(chemical vapor deposi
tion) 法によりP型シリコン基板1の酸化防止膜となる
厚さが1000オングストローム程度のSi3 N4 膜4
が堆積される。
【0015】次に、図4に示すように、前記Si3 N4
膜4の上には、P型ウェル2の上に位置する開孔部5a
を有するフォトレジスト膜5が設けられる。この後、こ
のフォトレジスト膜5をマスクとして、対SiO2 に高
いエッチング選択比を持つリアクティブイオンエッチン
グ(RIE)により、前記開孔部5aの下に位置するS
i3 N4 膜4がエッチング除去される。
膜4の上には、P型ウェル2の上に位置する開孔部5a
を有するフォトレジスト膜5が設けられる。この後、こ
のフォトレジスト膜5をマスクとして、対SiO2 に高
いエッチング選択比を持つリアクティブイオンエッチン
グ(RIE)により、前記開孔部5aの下に位置するS
i3 N4 膜4がエッチング除去される。
【0016】この後、図5に示すように、前記フォトレ
ジスト膜5が除去された後、前記Si3 N4 膜4をマス
クとしてP型シリコン基板1の表面は十分に酸化され
る。これにより、P型シリコン基板1のP型ウェル2の
表面には素子分離酸化膜6が形成される。この時、P型
ウェル2における素子分離酸化膜6の近傍に位置する領
域7は、酸化増速拡散効果によってB濃度が非常に薄い
状態となっている。
ジスト膜5が除去された後、前記Si3 N4 膜4をマス
クとしてP型シリコン基板1の表面は十分に酸化され
る。これにより、P型シリコン基板1のP型ウェル2の
表面には素子分離酸化膜6が形成される。この時、P型
ウェル2における素子分離酸化膜6の近傍に位置する領
域7は、酸化増速拡散効果によってB濃度が非常に薄い
状態となっている。
【0017】次に、図6に示すように、前記Si3 N4
膜4は、対SiO2 に高いエッチング選択比を持つドラ
イエッチングにより除去される。そして、素子分離形成
工程は完了する。
膜4は、対SiO2 に高いエッチング選択比を持つドラ
イエッチングにより除去される。そして、素子分離形成
工程は完了する。
【0018】この後、図1に示すように、P型シリコン
基板1には、酸素を含まない雰囲気中、例えばN2 等の
不活性ガス雰囲気中で1200℃程度の温度により30
分間のアニールが施される。これにより、前記領域7は
なくなる。即ち、前記アニールによりP型ウェル2の全
領域におけるB濃度は一定な状態となる。
基板1には、酸素を含まない雰囲気中、例えばN2 等の
不活性ガス雰囲気中で1200℃程度の温度により30
分間のアニールが施される。これにより、前記領域7は
なくなる。即ち、前記アニールによりP型ウェル2の全
領域におけるB濃度は一定な状態となる。
【0019】上記実施例によれば、Si3 N4 膜4をマ
スクとしてP型シリコン基板1の表面を局所的に酸化す
ることにより、P型ウェル2の表面に素子分離酸化膜6
を形成している。この時、図6に示すように、P型ウェ
ル2における素子分離酸化膜6の近傍に位置する領域7
は、酸化増速拡散効果によってB濃度が非常に薄い状態
となっている。このため、P型ウェル2においては、前
記領域7により急峻なB濃度プロファイルが形成され
る。即ち、P型ウェル2におけるB濃度は、領域7にお
いて他のP型ウェル2の領域に比べ急激に低下する。こ
のような急峻なB濃度プロファイルをなだらかなプロフ
ァイルに戻すために、素子分離酸化膜6を形成した後、
P型シリコン基板1にN2 等の不活性ガス雰囲気中で1
200℃程度の温度により30分間の不純物再拡散アニ
ールを施している。これにより、P型ウェル2内におい
ては酸化増速拡散ではない通常の熱による不純物拡散の
みが起こる。この結果、P型ウェル2における急峻なB
濃度プロファイルをなだらかなプロファイル、即ちB濃
度が均一化する方向に濃度プロファイルを変化させるこ
とができる。このため、素子分離酸化膜を形成する前
に、予めP型ウェル内の素子分離領域のみにBを追加イ
オン注入しなくても、素子分離酸化膜6の近傍における
P型ウェル2のB濃度の低下を防止することができる。
したがって、従来技術のようなナローチャネル効果を引
き起こすことがなく、酸化増速拡散が生じても十分な素
子分離耐圧を得ることができる。
スクとしてP型シリコン基板1の表面を局所的に酸化す
ることにより、P型ウェル2の表面に素子分離酸化膜6
を形成している。この時、図6に示すように、P型ウェ
ル2における素子分離酸化膜6の近傍に位置する領域7
は、酸化増速拡散効果によってB濃度が非常に薄い状態
となっている。このため、P型ウェル2においては、前
記領域7により急峻なB濃度プロファイルが形成され
る。即ち、P型ウェル2におけるB濃度は、領域7にお
いて他のP型ウェル2の領域に比べ急激に低下する。こ
のような急峻なB濃度プロファイルをなだらかなプロフ
ァイルに戻すために、素子分離酸化膜6を形成した後、
P型シリコン基板1にN2 等の不活性ガス雰囲気中で1
200℃程度の温度により30分間の不純物再拡散アニ
ールを施している。これにより、P型ウェル2内におい
ては酸化増速拡散ではない通常の熱による不純物拡散の
みが起こる。この結果、P型ウェル2における急峻なB
濃度プロファイルをなだらかなプロファイル、即ちB濃
度が均一化する方向に濃度プロファイルを変化させるこ
とができる。このため、素子分離酸化膜を形成する前
に、予めP型ウェル内の素子分離領域のみにBを追加イ
オン注入しなくても、素子分離酸化膜6の近傍における
P型ウェル2のB濃度の低下を防止することができる。
したがって、従来技術のようなナローチャネル効果を引
き起こすことがなく、酸化増速拡散が生じても十分な素
子分離耐圧を得ることができる。
【0020】また、P型シリコン基板1において結晶欠
陥が生じることもない。尚、上記実施例では、P型シリ
コン基板1に不活性ガス雰囲気中で1200℃程度の温
度により30分間のアニールを施しているが、P型シリ
コン基板1に不活性ガス雰囲気中で、従来のトランジス
タ形成工程上行われている熱処理温度よりも高い温度、
具体的には1000℃以上の温度により、不純物を再拡
散させるのに必要な時間として可能な限り短い時間、具
体的には1分以上のアニールを施せば上述したような効
果を得られるものである。すなわち、P型シリコン基板
1の表面に局所酸化法により素子分離酸化膜を形成した
後、900℃程度の温度により4時間のアニールを施す
実験を行ったが、上記のようなP型ウェル内のB濃度を
均一化させるという効果は得られなかった。これに対し
て、素子分離酸化膜を形成した後、1190℃程度の温
度により20分間のアニールを施す実験を行った結果、
上記のような効果が得られた。従って、このアニールの
条件としては、B濃度プロファイルの状態と初期のP型
ウェルのB濃度とによって異なるが、温度が低くとも1
000℃程度必要で、時間が少なくとも1分又は数分程
度必要である。
陥が生じることもない。尚、上記実施例では、P型シリ
コン基板1に不活性ガス雰囲気中で1200℃程度の温
度により30分間のアニールを施しているが、P型シリ
コン基板1に不活性ガス雰囲気中で、従来のトランジス
タ形成工程上行われている熱処理温度よりも高い温度、
具体的には1000℃以上の温度により、不純物を再拡
散させるのに必要な時間として可能な限り短い時間、具
体的には1分以上のアニールを施せば上述したような効
果を得られるものである。すなわち、P型シリコン基板
1の表面に局所酸化法により素子分離酸化膜を形成した
後、900℃程度の温度により4時間のアニールを施す
実験を行ったが、上記のようなP型ウェル内のB濃度を
均一化させるという効果は得られなかった。これに対し
て、素子分離酸化膜を形成した後、1190℃程度の温
度により20分間のアニールを施す実験を行った結果、
上記のような効果が得られた。従って、このアニールの
条件としては、B濃度プロファイルの状態と初期のP型
ウェルのB濃度とによって異なるが、温度が低くとも1
000℃程度必要で、時間が少なくとも1分又は数分程
度必要である。
【0021】また、P型シリコン基板1にPウェル領域
2を形成し、このPウェル領域2に素子分離酸化膜6を
形成した場合について本発明を適用しているが、Nウェ
ル領域を形成し、このNウェル領域に素子分離酸化膜を
形成した場合について本発明を適用することも可能であ
る。
2を形成し、このPウェル領域2に素子分離酸化膜6を
形成した場合について本発明を適用しているが、Nウェ
ル領域を形成し、このNウェル領域に素子分離酸化膜を
形成した場合について本発明を適用することも可能であ
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
半導体基板における不純物領域の表面上に素子分離酸化
膜を形成した後に、前記半導体基板に、酸素を含まない
雰囲気中でアニールを施している。したがって、ナロー
チャネル効果を引き起こすことなく、酸化増速拡散が生
じても十分な素子分離耐圧を得ることができる。
半導体基板における不純物領域の表面上に素子分離酸化
膜を形成した後に、前記半導体基板に、酸素を含まない
雰囲気中でアニールを施している。したがって、ナロー
チャネル効果を引き起こすことなく、酸化増速拡散が生
じても十分な素子分離耐圧を得ることができる。
【図1】この発明の実施例による半導体装置の製造方法
を示すものであり、図6の次の工程を示す断面図。
を示すものであり、図6の次の工程を示す断面図。
【図2】この発明の実施例による半導体装置の製造方法
を示す断面図。
を示す断面図。
【図3】この発明の実施例による半導体装置の製造方法
を示すものであり、図2の次の工程を示す断面図。
を示すものであり、図2の次の工程を示す断面図。
【図4】この発明の実施例による半導体装置の製造方法
を示すものであり、図3の次の工程を示す断面図。
を示すものであり、図3の次の工程を示す断面図。
【図5】この発明の実施例による半導体装置の製造方法
を示すものであり、図4の次の工程を示す断面図。
を示すものであり、図4の次の工程を示す断面図。
【図6】この発明の実施例による半導体装置の製造方法
を示すものであり、図5の次の工程を示す断面図。
を示すものであり、図5の次の工程を示す断面図。
1 …P型シリコン基板、2 …P型ウェル(不純物領
域)、3 …SiO2 膜、4…Si3 N4 膜、5 …フォト
レジスト膜、5a…開孔部、6 …素子分離酸化膜、7…P
型ウェルにおける素子分離酸化膜の近傍に位置する領
域。
域)、3 …SiO2 膜、4…Si3 N4 膜、5 …フォト
レジスト膜、5a…開孔部、6 …素子分離酸化膜、7…P
型ウェルにおける素子分離酸化膜の近傍に位置する領
域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/762 H01L 21/76 D
Claims (2)
- 【請求項1】 半導体基板における不純物領域の表面上
に局所酸化法により素子分離酸化膜を形成する工程と、 前記半導体基板に、酸素を含まない雰囲気中で、低くと
も1000℃程度の温度により少なくとも1分間のアニ
ールをする工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記酸素を含まない雰囲気は、不活性ガ
ス雰囲気であることを特徴とする請求項1記載の半導体
装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1065195A JPH08203883A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1065195A JPH08203883A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08203883A true JPH08203883A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11756135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1065195A Pending JPH08203883A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08203883A (ja) |
-
1995
- 1995-01-26 JP JP1065195A patent/JPH08203883A/ja active Pending
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