JPH082038Y2 - サイドクラッチ・ブレーキ式操向装置 - Google Patents
サイドクラッチ・ブレーキ式操向装置Info
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- JPH082038Y2 JPH082038Y2 JP1989115581U JP11558189U JPH082038Y2 JP H082038 Y2 JPH082038 Y2 JP H082038Y2 JP 1989115581 U JP1989115581 U JP 1989115581U JP 11558189 U JP11558189 U JP 11558189U JP H082038 Y2 JPH082038 Y2 JP H082038Y2
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- Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、農業用或いは土木建設用等の各種作業車輌
に適用されるサイドクラッチ・ブレーキ式操向装置に関
する。
に適用されるサイドクラッチ・ブレーキ式操向装置に関
する。
(ロ)従来の技術 農作業車輌や土木建設用車輌にあっては、左右の車軸
に動力伝達する走行伝動系に左右一対のサイドクラッチ
とブレーキを組み入れ、機体回向の際には方向転換側の
サイドクラッチを断ち、さらにブレーキで制動して回向
するように構成されるのが一般的であるが、近時では上
述のサイドクラッチおよびブレーキをモノレバー方式で
断続できるようにして操作系の単純化が図られるように
なってきているのであり、この場合にはサイドクラッチ
およびブレーキを軽い操作力で断続することができるか
ら充分なブレーキ加圧力を得られるようにすることが必
要であるので油圧サーボ機構を用いてサイドクラッチお
よびブレーキを断続作動するように構成されている(例
えば、実開昭62-149668号公報参照)。
に動力伝達する走行伝動系に左右一対のサイドクラッチ
とブレーキを組み入れ、機体回向の際には方向転換側の
サイドクラッチを断ち、さらにブレーキで制動して回向
するように構成されるのが一般的であるが、近時では上
述のサイドクラッチおよびブレーキをモノレバー方式で
断続できるようにして操作系の単純化が図られるように
なってきているのであり、この場合にはサイドクラッチ
およびブレーキを軽い操作力で断続することができるか
ら充分なブレーキ加圧力を得られるようにすることが必
要であるので油圧サーボ機構を用いてサイドクラッチお
よびブレーキを断続作動するように構成されている(例
えば、実開昭62-149668号公報参照)。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところで、サイドクラッチとブレーキを油圧サーボ機
構で断続作動するものでは、操作力が軽減されて必要な
ブレーキ加圧力が得られるけれども次のような問題点が
あった。
構で断続作動するものでは、操作力が軽減されて必要な
ブレーキ加圧力が得られるけれども次のような問題点が
あった。
油圧機構がゴミ噛みなどで作動不能になったり電気制
御系統に故障が発生した場合には操作不能に陥ってしま
うので、そのような非常時に備えて手動操作機構を併備
しなければならないから構造が複雑化しコスト高にな
る。また、油圧源を持たない小型の作業車輌に実施する
場合には、油圧源を組み入れねばならず、駆動源を組み
入れるとエンジンが小型である故に出力不足になる。
御系統に故障が発生した場合には操作不能に陥ってしま
うので、そのような非常時に備えて手動操作機構を併備
しなければならないから構造が複雑化しコスト高にな
る。また、油圧源を持たない小型の作業車輌に実施する
場合には、油圧源を組み入れねばならず、駆動源を組み
入れるとエンジンが小型である故に出力不足になる。
本考案は、上記の問題点に着目し、その問題点を解決
するために実施したもので、サイドクラッチとブレーキ
を機械式操作機構で断続するものであり乍ら、油圧サー
ボ機構に匹敵する軽操作力でクラッチおよびブレーキを
断続作動することができて必要なブレーキ加圧力が得ら
れるように考究改良したサイドクラッチ・ブレーキ式操
向装置を提供するものである。
するために実施したもので、サイドクラッチとブレーキ
を機械式操作機構で断続するものであり乍ら、油圧サー
ボ機構に匹敵する軽操作力でクラッチおよびブレーキを
断続作動することができて必要なブレーキ加圧力が得ら
れるように考究改良したサイドクラッチ・ブレーキ式操
向装置を提供するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 すなわち、本考案におけるサイドクラッチ・ブレーキ
式操向装置は、駆動ギヤ(1)にクラッチ係脱する左右
のスライダ(2)(3)で湿式多板型の左右ブレーキ
(4)(5)を各別に加圧作動する機械操作方式のサイ
ドクラッチ・ブレーキ操向装置にあって、各スライダ
(2)(3)と左右ブレーキ(4)(5)との間に夫々
倍力機構(6)(7)を組み入れるものにおいて、前記
倍力機構(6)(7)を、左右ブレーキのブレーキケー
ス(8)(8)に支持される梃子体とし、夫々の梃子体
の先端部にスライダ当接部(9)を設けるとともに、支
持部寄り部位に左右ブレーキを加圧する押圧部(11)を
形成して設けてあることを特徴とする。
式操向装置は、駆動ギヤ(1)にクラッチ係脱する左右
のスライダ(2)(3)で湿式多板型の左右ブレーキ
(4)(5)を各別に加圧作動する機械操作方式のサイ
ドクラッチ・ブレーキ操向装置にあって、各スライダ
(2)(3)と左右ブレーキ(4)(5)との間に夫々
倍力機構(6)(7)を組み入れるものにおいて、前記
倍力機構(6)(7)を、左右ブレーキのブレーキケー
ス(8)(8)に支持される梃子体とし、夫々の梃子体
の先端部にスライダ当接部(9)を設けるとともに、支
持部寄り部位に左右ブレーキを加圧する押圧部(11)を
形成して設けてあることを特徴とする。
また、倍力機構(6)(7)を、ブレーキ(8)
(8)の内方に装着される支点体(12)と、バネ体(1
3)とで形成し、夫々の支点体(12)にブレーキを加圧
する加圧面(14)とバネ体(13)を屈曲変形させる為の
支点部(15)とを具備させ、バネ体(13)をスライダで
押圧するようにしてあるサイドクラッチ・ブレーキ式操
向装置にしている。
(8)の内方に装着される支点体(12)と、バネ体(1
3)とで形成し、夫々の支点体(12)にブレーキを加圧
する加圧面(14)とバネ体(13)を屈曲変形させる為の
支点部(15)とを具備させ、バネ体(13)をスライダで
押圧するようにしてあるサイドクラッチ・ブレーキ式操
向装置にしている。
(ホ)作用 本考案におけるサイドクラッチ・ブレーキ式操向装置
が実施された作業車輌においては、通常の場合、左右の
スライダ(2)(3)が駆動ギヤ(1)にクラッチ係合
され、左右のブレーキ(4)(5)は非制動状態に保た
れており、駆動ギヤ(1)からスライダ(2)(3)を
介して左右の走行部駆動系にそれぞれ同じように動力伝
達されて左右走行部が同様に駆動され、車輌は直進走行
される。
が実施された作業車輌においては、通常の場合、左右の
スライダ(2)(3)が駆動ギヤ(1)にクラッチ係合
され、左右のブレーキ(4)(5)は非制動状態に保た
れており、駆動ギヤ(1)からスライダ(2)(3)を
介して左右の走行部駆動系にそれぞれ同じように動力伝
達されて左右走行部が同様に駆動され、車輌は直進走行
される。
上記のような走行状態において、車輌を左側または右
側に転向する場合には、転向側のスライダ(2)又は
(3)を摺動移動させて駆動ギヤ(1)から離脱させれ
ば、転向側の走行部駆動系への伝動が遮断され、非転向
側の走行部のみで機体が推進されることになって機体が
回向する。
側に転向する場合には、転向側のスライダ(2)又は
(3)を摺動移動させて駆動ギヤ(1)から離脱させれ
ば、転向側の走行部駆動系への伝動が遮断され、非転向
側の走行部のみで機体が推進されることになって機体が
回向する。
そして、この転向の際に駆動ギヤ(1)から離脱させ
たスライダ(2)又は(3)を更に摺動移動させれば、
そのスライダが倍力機構(6)又は(7)に関与してそ
れを作動させることになり、倍力機構で増幅された力で
もって転向側のブレーキ(4)又は(5)のブレーキプ
レート(10)を強力に加圧しブレーキ動作させて動力遮
断側の走行部を制動固定するのであり、これによって機
体の転向が助勢され、回向半径小の回向が図れるのであ
る。
たスライダ(2)又は(3)を更に摺動移動させれば、
そのスライダが倍力機構(6)又は(7)に関与してそ
れを作動させることになり、倍力機構で増幅された力で
もって転向側のブレーキ(4)又は(5)のブレーキプ
レート(10)を強力に加圧しブレーキ動作させて動力遮
断側の走行部を制動固定するのであり、これによって機
体の転向が助勢され、回向半径小の回向が図れるのであ
る。
(ヘ)実施例 第1図〜第3図には本考案の1実施例を、第4図〜第
8図には第2実施例を、第9図〜第11図には第3実施例
を示している。
8図には第2実施例を、第9図〜第11図には第3実施例
を示している。
第1図は第1実施例の要部断面図であり、図の右半部
にはスライダが駆動ギヤにクラッチ係合されブレーキが
非制動状態にある場合を示し、図の左半部にはスライダ
が駆動ギヤから離脱されブレーキが制動状態にある場合
を示しており、又、第2図は倍力機構の梃子体の側面概
略図、第3図は前記梃子体の平面図である。
にはスライダが駆動ギヤにクラッチ係合されブレーキが
非制動状態にある場合を示し、図の左半部にはスライダ
が駆動ギヤから離脱されブレーキが制動状態にある場合
を示しており、又、第2図は倍力機構の梃子体の側面概
略図、第3図は前記梃子体の平面図である。
第1図ないし第3図において、ミッションケース(1
6)の左右壁部に同心に嵌装固定する軸受ケース(17)
(17)の内底部にそれぞれ軸受(18)(18)を嵌着し、
それらの軸受(18)(18)で両端部を支持させて枢支軸
(19)が架設される。
6)の左右壁部に同心に嵌装固定する軸受ケース(17)
(17)の内底部にそれぞれ軸受(18)(18)を嵌着し、
それらの軸受(18)(18)で両端部を支持させて枢支軸
(19)が架設される。
なお、各軸受ケース(18)は内向きに延出する筒状の
ブレーキケース(8)を一体に有している。
ブレーキケース(8)を一体に有している。
そして、枢支軸(19)の軸心方向の中央部には駆動ギ
ヤ(1)が回転自在状態に嵌着装備され、その駆動ギヤ
(1)に伝動上位のギヤ(20)が常時噛合されている。
ヤ(1)が回転自在状態に嵌着装備され、その駆動ギヤ
(1)に伝動上位のギヤ(20)が常時噛合されている。
駆動ギヤ(1)の左右両側部位における枢支軸には左
右のスライダ(2)(3)が各々軸心方向に摺動自在に
遊嵌され、各々のスライダ(2)(3)をシフター(2
1)(21)でもって軸心方向に移動させ得るようになっ
ている。
右のスライダ(2)(3)が各々軸心方向に摺動自在に
遊嵌され、各々のスライダ(2)(3)をシフター(2
1)(21)でもって軸心方向に移動させ得るようになっ
ている。
各スライダ(2)(3)の内端部寄り部位の外周には
歯部(22)(22)が形成され、それぞれの歯部(22)
(22)に伝動下位のギヤ(23)(23)が常時噛合されて
いる。
歯部(22)(22)が形成され、それぞれの歯部(22)
(22)に伝動下位のギヤ(23)(23)が常時噛合されて
いる。
また、各スライダ(2)(3)の内端側面、つまり駆
動ギヤ(1)との対面部位にはクラッチ爪(24)(24)
が形設され、それぞれのクラッチ爪(24)(24)が、駆
動ギヤ(1)の左右側面に対応形設されているクラッチ
爪(25)(25)に係脱し得るようになっている。
動ギヤ(1)との対面部位にはクラッチ爪(24)(24)
が形設され、それぞれのクラッチ爪(24)(24)が、駆
動ギヤ(1)の左右側面に対応形設されているクラッチ
爪(25)(25)に係脱し得るようになっている。
一方、各スライダ(2)(3)の外側部分には、上述
ブレーキケース(8)の内方に重複状態に入り込む筒状
部(26)に形成されて、その外周部に摩擦板(27)・・
を保持するようになっており、この摩擦板(27)・・
と、それに対して交互に位置し前記ブレーキケース
(8)にする保持されるブレーキプレート(10)・・と
で湿式多板型のブレーキ(4)(5)を構成しており、
筒状部(26)の内径側においてバネ止め(28)と段部と
の間に介装される圧縮バネ(29)でスライダ全体が弾圧
附勢されて、通常時にはクラッチ爪(24)(25)が係合
し、且つブレーキ(4)(5)は非作動状態に保たれる
ようになっている。
ブレーキケース(8)の内方に重複状態に入り込む筒状
部(26)に形成されて、その外周部に摩擦板(27)・・
を保持するようになっており、この摩擦板(27)・・
と、それに対して交互に位置し前記ブレーキケース
(8)にする保持されるブレーキプレート(10)・・と
で湿式多板型のブレーキ(4)(5)を構成しており、
筒状部(26)の内径側においてバネ止め(28)と段部と
の間に介装される圧縮バネ(29)でスライダ全体が弾圧
附勢されて、通常時にはクラッチ爪(24)(25)が係合
し、且つブレーキ(4)(5)は非作動状態に保たれる
ようになっている。
以上に説明した構成は、従来のものと略同様である
が、本考案にあってはつぎに説明する構成が組み入れら
れている点に特徴がある。
が、本考案にあってはつぎに説明する構成が組み入れら
れている点に特徴がある。
すなわち、ブレーキケース(8)の内方で、左右ブレ
ーキ(4)(5)の内端の側方部分には、倍力機構
(6)(7)を構成する梃子体が円周を三等分する位置
に三個配設される。
ーキ(4)(5)の内端の側方部分には、倍力機構
(6)(7)を構成する梃子体が円周を三等分する位置
に三個配設される。
各梃子体は、基部の支点軸(30)をブレーキケース
(8)に回動自在に支持して揺動自在に装備され、基部
寄りのブレーキ対面側に押圧部(11)を突設するととも
に、先端部の反対側面にスライダ当接部(9)を突設し
て、支点軸(30)からスライダ当接部(9)の距離
(A)と、支点軸(30)から押圧部(11)の距離(B)
とがA>Bになるように形成されている。
(8)に回動自在に支持して揺動自在に装備され、基部
寄りのブレーキ対面側に押圧部(11)を突設するととも
に、先端部の反対側面にスライダ当接部(9)を突設し
て、支点軸(30)からスライダ当接部(9)の距離
(A)と、支点軸(30)から押圧部(11)の距離(B)
とがA>Bになるように形成されている。
しかして、スライダ当接部(9)がスライダの鍔部
(31)に当接して押圧されると、梃子体が第3図の矢印
イ方向に揺動して、押圧部(11)がブレーキ(4)
(5)の内端部に介装されるプレッシャプレート(32)
の側面に当接し、A/Bの梃子比に増大された力でブレー
キ(4)(5)を強力に加圧するようになっているので
ある。
(31)に当接して押圧されると、梃子体が第3図の矢印
イ方向に揺動して、押圧部(11)がブレーキ(4)
(5)の内端部に介装されるプレッシャプレート(32)
の側面に当接し、A/Bの梃子比に増大された力でブレー
キ(4)(5)を強力に加圧するようになっているので
ある。
第4図から第8図に示す第2実施例は、第1実施例に
比べて倍力機構(6)(7)の具体構造が異なるのみ
で、他の構成は第1実施例と同様であるので相違点のみ
を説明する。
比べて倍力機構(6)(7)の具体構造が異なるのみ
で、他の構成は第1実施例と同様であるので相違点のみ
を説明する。
第2実施例の倍力機構(6)(7)は、ブレーキケー
ス(8)(8)の内方部分に並列に装備される支点体
(12)とバネ体(13)との組合せによって構成されてい
る。
ス(8)(8)の内方部分に並列に装備される支点体
(12)とバネ体(13)との組合せによって構成されてい
る。
支点体(12)は、左右ブレーキ(4)(5)の内端部
においてブレーキケース(8)(8)に内嵌し、軸心方
向に移動し得るように支持され、その外側面が各ブレー
キの最内端のブレーキプレート(10)に当接する加圧面
(14)に形成されると共に、内側部には角部を適宜に切
除することによって支点部(15)が形設されている(第
6図参照)。
においてブレーキケース(8)(8)に内嵌し、軸心方
向に移動し得るように支持され、その外側面が各ブレー
キの最内端のブレーキプレート(10)に当接する加圧面
(14)に形成されると共に、内側部には角部を適宜に切
除することによって支点部(15)が形設されている(第
6図参照)。
また、バネ体(13)は、第5図にみられるように、輪
状バネ材の内径側を適宜間隔で放射方向に打ち抜き切除
して形成され、支点体(12)の内側部位に隣接して位置
させて、ブレーキケース(8)に外径部を内嵌して止め
輪(33)で抜け止め固定して装備される。
状バネ材の内径側を適宜間隔で放射方向に打ち抜き切除
して形成され、支点体(12)の内側部位に隣接して位置
させて、ブレーキケース(8)に外径部を内嵌して止め
輪(33)で抜け止め固定して装備される。
なお、第2実施例においては各スライダの鍔部(31)
の外側隅部が切除され、スライダ(2)(3)がブレー
キの方に移動すると、鍔部(31)の斜め面がバネ体(1
3)の内径部分に当接してそのバネ体を押圧るようにな
っており、この押圧力によりバネ体(13)は、止め輪
(33)で移動を阻止されながら前記支点部(15)を支点
にして屈曲するように弾性変形し支点体(12)を押圧し
てブレーキ(4)(5)を加圧するのである。換言すれ
ば、バネ体(13)が第6図に示しているA/Bの梃子比の
押圧力を発揮して支点体(12)を動かしてブレーキを強
力に加圧するのである。
の外側隅部が切除され、スライダ(2)(3)がブレー
キの方に移動すると、鍔部(31)の斜め面がバネ体(1
3)の内径部分に当接してそのバネ体を押圧るようにな
っており、この押圧力によりバネ体(13)は、止め輪
(33)で移動を阻止されながら前記支点部(15)を支点
にして屈曲するように弾性変形し支点体(12)を押圧し
てブレーキ(4)(5)を加圧するのである。換言すれ
ば、バネ体(13)が第6図に示しているA/Bの梃子比の
押圧力を発揮して支点体(12)を動かしてブレーキを強
力に加圧するのである。
第9図から第11図に示している第3実施例では、倍力
機構(6)(7)を、二組又はそれ以上の複数組の支点
体(12)とバネ体(13)の組み合せで構成している。つ
まり、第2実施例と同様の構成で設けられる一組の支点
体(12)とバネ体(13)のさらに内側部分に他の一組の
支点体(12a)とバネ体(13a)を設置している。
機構(6)(7)を、二組又はそれ以上の複数組の支点
体(12)とバネ体(13)の組み合せで構成している。つ
まり、第2実施例と同様の構成で設けられる一組の支点
体(12)とバネ体(13)のさらに内側部分に他の一組の
支点体(12a)とバネ体(13a)を設置している。
他の支点体(12a)とバネ体(13a)とは軸側に嵌着さ
れ、支点体(12a)の外側面が既存のバネ体(13)の内
径部分に側接されるとともに、内側面がバネ体(13a)
の中間部に当接され、バネ体(13a)の外径部の内側面
にスライダ(3)の突起部(34)が当接するように構成
されている。
れ、支点体(12a)の外側面が既存のバネ体(13)の内
径部分に側接されるとともに、内側面がバネ体(13a)
の中間部に当接され、バネ体(13a)の外径部の内側面
にスライダ(3)の突起部(34)が当接するように構成
されている。
したがって、第3実施例にあっては、スライダ(3)
の突起部(34)によってバネ体(13a)が押圧される
と、支点体(12a)に増幅した力が付与され、その増幅
力が負荷された支点体(13a)がバネ体(13)を押圧し
て更に増幅された力を起生することになり、そのような
二重の増幅力でもって支点体(13)が押圧されてブレー
キ(5)が一層強力に加圧されるのである。
の突起部(34)によってバネ体(13a)が押圧される
と、支点体(12a)に増幅した力が付与され、その増幅
力が負荷された支点体(13a)がバネ体(13)を押圧し
て更に増幅された力を起生することになり、そのような
二重の増幅力でもって支点体(13)が押圧されてブレー
キ(5)が一層強力に加圧されるのである。
なお、第9図に右半部を図示しているサイドクラッチ
・ブレーキ式操向装置は、第1図および第4図に図示す
るものとは多少相違し、最終出力軸に仕組まれるものと
なっており、より具体的に説明すると次のような構造に
なっている。
・ブレーキ式操向装置は、第1図および第4図に図示す
るものとは多少相違し、最終出力軸に仕組まれるものと
なっており、より具体的に説明すると次のような構造に
なっている。
左右の最終出力軸(35)が、ミッションケース(16)
の壁部に固着される軸受体(36)と、両軸の内端突合せ
部分の軸心間に跨る芯軸(37)とによって回動自在に支
承設置される。
の壁部に固着される軸受体(36)と、両軸の内端突合せ
部分の軸心間に跨る芯軸(37)とによって回動自在に支
承設置される。
そして、前記両軸の突合せ部分に駆動ギヤ(1)が回
転自由状態に嵌着されるとともに、該駆動ギヤ(1)の
両サイドにおける最終出力軸にそれぞれクラッチ受動体
(38)が楔着され、このクラッチ受動体(38)の外端部
に楔着される保持体(39)と、前記軸受体(36)に連設
されるブレーキケース(8)との間に、第1および第2
実施例と同様の湿式多板ブレーキ(5)が組成介装され
る。
転自由状態に嵌着されるとともに、該駆動ギヤ(1)の
両サイドにおける最終出力軸にそれぞれクラッチ受動体
(38)が楔着され、このクラッチ受動体(38)の外端部
に楔着される保持体(39)と、前記軸受体(36)に連設
されるブレーキケース(8)との間に、第1および第2
実施例と同様の湿式多板ブレーキ(5)が組成介装され
る。
各クラッチ受動体(38)の内端部には、ボール(40)
・・を陥入支持する溝を外周に備えたクラッチ受動部
(41)が設けられ、また、駆動ギヤ(1)からは前記ク
ラッチ受動部(41)に被嵌するクラッチ駆動部(42)が
突設される。このクラッチ駆動部(42)は、前記ボール
(40)・・を嵌入させることができ、且つ、そのボール
(40)・・を外周に掛け出させることができる開放溝を
備えている。
・・を陥入支持する溝を外周に備えたクラッチ受動部
(41)が設けられ、また、駆動ギヤ(1)からは前記ク
ラッチ受動部(41)に被嵌するクラッチ駆動部(42)が
突設される。このクラッチ駆動部(42)は、前記ボール
(40)・・を嵌入させることができ、且つ、そのボール
(40)・・を外周に掛け出させることができる開放溝を
備えている。
又、クラッチ受動体(38)にはシフター(21)でもっ
て軸心方向に摺動移動させることができるスライダ
(3)が外嵌装備され、そのスライダ(3)が、前記ク
ラッチ駆動部(42)のさらに外方に被嵌するようになっ
ている。
て軸心方向に摺動移動させることができるスライダ
(3)が外嵌装備され、そのスライダ(3)が、前記ク
ラッチ駆動部(42)のさらに外方に被嵌するようになっ
ている。
スライダ(3)の内径部には、ボール(40)・・をク
ラッチ受動部(41)の溝およびクラッチ駆動部(42)の
開放溝間に跨って嵌入する状態に維持するための押え部
(3a)と、ボール(40)・・がクラッチ駆動部(42)の
開放溝から外方にに抜け出すことを許す案内保持溝(3
b)とが設けられている。
ラッチ受動部(41)の溝およびクラッチ駆動部(42)の
開放溝間に跨って嵌入する状態に維持するための押え部
(3a)と、ボール(40)・・がクラッチ駆動部(42)の
開放溝から外方にに抜け出すことを許す案内保持溝(3
b)とが設けられている。
したがって、第9図のサイドクラッチ・ブレーキ式操
向装置にあっては、スライダ(3)が駆動ギヤ(1)の
方にシフトされると、ボール(40)・・がクラッチ受動
部(41)とクラッチ駆動部(42)に跨って嵌入して両者
の間を連動結合することになり、駆動ギヤ(1)からボ
ール(40)・・およびクラッチ受動体(38)を介して最
終出力軸(35)に動力が伝達される。この時には、当然
ながらブレーキ(5)は非制動状態に保たれる。
向装置にあっては、スライダ(3)が駆動ギヤ(1)の
方にシフトされると、ボール(40)・・がクラッチ受動
部(41)とクラッチ駆動部(42)に跨って嵌入して両者
の間を連動結合することになり、駆動ギヤ(1)からボ
ール(40)・・およびクラッチ受動体(38)を介して最
終出力軸(35)に動力が伝達される。この時には、当然
ながらブレーキ(5)は非制動状態に保たれる。
そして、スライダ(3)が駆動ギヤ(1)から遠ざか
る方にシフトされると、押え部(3a)による維持が解か
れ、ボール(40)・・が案内保持溝(3b)に抜け出し
て、駆動ギヤ(1)からクラッチ受動体(38)への伝動
が遮断されるのである。
る方にシフトされると、押え部(3a)による維持が解か
れ、ボール(40)・・が案内保持溝(3b)に抜け出し
て、駆動ギヤ(1)からクラッチ受動体(38)への伝動
が遮断されるのである。
(ト)考案の効果 本考案装置は、機械操作方式のサイドクラッチ・ブレ
ーキ操向装置のスライダ(2)(3)と左右ブレーキ
(4)(5)との間に夫々組み入れる倍力機構(6)
(7)を、左右ブレーキのブレーキケース(8)(8)
に支持される梃子体とし、梃子体の先端部にスライダ当
接部(9)を設けるとともに、支持部寄り部位に左右ブ
レーキを加圧する押圧部(11)を形成して設けたものを
構成し、また、前記倍力機構(6)(7)を、ブレーキ
ケース(8)(8)の内方に装着される支点体(12)と
バネ体(13)とで形成し、夫々の支点体(12)にブレー
キを加圧する加圧面(14)とバネ体(13)を屈曲変形さ
せる為の支点部(15)とを具備させ、バネ体(13)をス
ライダで押圧するものに構成しているので、油圧サーボ
機構に併用されるものに比べると、構造が著しく簡潔で
コストが低減され、油圧機構が不要であるから、小出力
エンジンが搭載される小型車輌にも難なく実施すること
ができ、機械操作方式のサイドクラッチ・ブレーキ操向
装置でありながら、軽微な操作力で大きなブレーキ加圧
力を得ることができる。
ーキ操向装置のスライダ(2)(3)と左右ブレーキ
(4)(5)との間に夫々組み入れる倍力機構(6)
(7)を、左右ブレーキのブレーキケース(8)(8)
に支持される梃子体とし、梃子体の先端部にスライダ当
接部(9)を設けるとともに、支持部寄り部位に左右ブ
レーキを加圧する押圧部(11)を形成して設けたものを
構成し、また、前記倍力機構(6)(7)を、ブレーキ
ケース(8)(8)の内方に装着される支点体(12)と
バネ体(13)とで形成し、夫々の支点体(12)にブレー
キを加圧する加圧面(14)とバネ体(13)を屈曲変形さ
せる為の支点部(15)とを具備させ、バネ体(13)をス
ライダで押圧するものに構成しているので、油圧サーボ
機構に併用されるものに比べると、構造が著しく簡潔で
コストが低減され、油圧機構が不要であるから、小出力
エンジンが搭載される小型車輌にも難なく実施すること
ができ、機械操作方式のサイドクラッチ・ブレーキ操向
装置でありながら、軽微な操作力で大きなブレーキ加圧
力を得ることができる。
そして、殊に、倍力機構(6)(7)がコンパクトに
構成されて、ブレーキケース内部の限られた狭小空間に
合理的に収まるので、倍力機構を備えながらも操向装置
が大型化せず、また、梃子比の設定自由度が比較的大
で、所望の加圧力を容易に得ることができる。
構成されて、ブレーキケース内部の限られた狭小空間に
合理的に収まるので、倍力機構を備えながらも操向装置
が大型化せず、また、梃子比の設定自由度が比較的大
で、所望の加圧力を容易に得ることができる。
第1図は本考案の第1実施例によるサイドクラッチ・ブ
レーキ式操向装置の要部断面図、第2図は第1図の左側
の倍力機構部分を抽出して示した側面概略図、第3図は
倍力機構の単一梃子体の平面図、第4図は第2実施例に
よるサイドクラッチ・ブレーキ式操向装置の要部断面
図、第5図は第4図中のバネ体を抽出して図示した側面
図、第6図は第4図中の支点体の断面形状を表す拡大
図、第7図はブレーキの加圧状態を示す説明図、第8図
はブレーキの非加圧状態を示す説明図、第9図は第3実
施例によるサイドクラッチ・ブレーキ式操向装置の要部
構造を示す断面図、第10図と第11図は第9図中の倍力機
構におけるバネ体を抽出して示した側面部分部である。 (1)……駆動ギヤ、(2)(3)……スライダ (4)(5)……ブレーキ、(6)(7)……倍力機構 (8)……ブレーキケース、(9)……スライダ当接部 (10)……ブレーキプレート、(11)……押圧部 (12)……支点体、(13)……バネ体 (14)……加圧面、(15)……支点部
レーキ式操向装置の要部断面図、第2図は第1図の左側
の倍力機構部分を抽出して示した側面概略図、第3図は
倍力機構の単一梃子体の平面図、第4図は第2実施例に
よるサイドクラッチ・ブレーキ式操向装置の要部断面
図、第5図は第4図中のバネ体を抽出して図示した側面
図、第6図は第4図中の支点体の断面形状を表す拡大
図、第7図はブレーキの加圧状態を示す説明図、第8図
はブレーキの非加圧状態を示す説明図、第9図は第3実
施例によるサイドクラッチ・ブレーキ式操向装置の要部
構造を示す断面図、第10図と第11図は第9図中の倍力機
構におけるバネ体を抽出して示した側面部分部である。 (1)……駆動ギヤ、(2)(3)……スライダ (4)(5)……ブレーキ、(6)(7)……倍力機構 (8)……ブレーキケース、(9)……スライダ当接部 (10)……ブレーキプレート、(11)……押圧部 (12)……支点体、(13)……バネ体 (14)……加圧面、(15)……支点部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−149563(JP,A) 特開 昭63−8077(JP,A) 実開 昭60−185731(JP,U) 実開 昭62−54338(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】駆動ギヤ(1)にクラッチ係脱する左右の
スライダ(2)(3)で湿式多板型の左右ブレーキ
(4)(5)を各別に加圧作動する機械操作方式のサイ
ドクラッチ・ブレーキ操向装置にあって、各スライダ
(2)(3)と左右ブレーキ(4)(5)との間に夫々
倍力機構(6)(7)を組み入れるものにおいて、前記
倍力機構(6)(7)を、左右ブレーキのブレーキケー
ス(8)(8)に支持される梃子体とし、夫々の梃子体
の先端部にスライダ当接部(9)を設けるとともに、支
持部寄り部位に左右ブレーキを加圧する押圧部(11)を
形成して設けてあるサイドクラッチ・ブレーキ式操向装
置。 - 【請求項2】駆動ギヤ(1)にクラッチ係脱する左右の
スライダ(2)(3)で湿式多板型の左右ブレーキ
(4)(5)を各別に加圧作動する機械操作方式のサイ
ドクラッチ・ブレーキ操向装置にあって、各スライダ
(2)(3)と左右ブレーキ(4)(5)との間に夫々
倍力機構(6)(7)を組み入れるものにおいて、前記
倍力機構(6)(7)を、ブレーキケース(8)(8)
の内方に装着される支点体(12)と、バネ体(13)とで
形成し、夫々の支点体(12)にブレーキを加圧する加圧
面(14)とバネ体(13)を屈曲変形させる為の支点部
(15)とを具備させ、バネ体(13)をスライダで押圧す
るようにしてあるサイドクラッチ・ブレーキ式操向装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989115581U JPH082038Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | サイドクラッチ・ブレーキ式操向装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989115581U JPH082038Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | サイドクラッチ・ブレーキ式操向装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0353376U JPH0353376U (ja) | 1991-05-23 |
| JPH082038Y2 true JPH082038Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=31663909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989115581U Expired - Lifetime JPH082038Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | サイドクラッチ・ブレーキ式操向装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082038Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60185731U (ja) * | 1984-05-20 | 1985-12-09 | セイレイ工業株式会社 | クラツチホ−クの継手部連結構造 |
| JPH06104461B2 (ja) * | 1985-12-25 | 1994-12-21 | 三菱農機株式会社 | 作業車輌におけるサイドクラツチ・ブレ−キ装置 |
| JPS638077A (ja) * | 1986-06-26 | 1988-01-13 | Kubota Ltd | 作業車の操向用操作構造 |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP1989115581U patent/JPH082038Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0353376U (ja) | 1991-05-23 |
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