JPH08211419A - 表示装置 - Google Patents
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- JPH08211419A JPH08211419A JP7210761A JP21076195A JPH08211419A JP H08211419 A JPH08211419 A JP H08211419A JP 7210761 A JP7210761 A JP 7210761A JP 21076195 A JP21076195 A JP 21076195A JP H08211419 A JPH08211419 A JP H08211419A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、表示の高速切り換えが可能であ
り、なおかつ大型化が可能な表示装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、電界配列効果を有する固体粒
子を電気絶縁性媒体に含有してなる電気感応型光機能性
流体組成物16と、この電気感応型光機能性流体組成物
16を収納し、対向する2面の少なくとも相対向する一
部を透明とした中空の収納体とを具備し、前記収納体の
相対向する透明部分に、表示部11及び非表示部12が
設けられ、該表示部11及び非表示部12に設けられた
導電層に電圧を印加して表示を形成する表示装置であっ
て、さらに、その表示を切り換える切り換え手段を備え
てなる。
り、なおかつ大型化が可能な表示装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、電界配列効果を有する固体粒
子を電気絶縁性媒体に含有してなる電気感応型光機能性
流体組成物16と、この電気感応型光機能性流体組成物
16を収納し、対向する2面の少なくとも相対向する一
部を透明とした中空の収納体とを具備し、前記収納体の
相対向する透明部分に、表示部11及び非表示部12が
設けられ、該表示部11及び非表示部12に設けられた
導電層に電圧を印加して表示を形成する表示装置であっ
て、さらに、その表示を切り換える切り換え手段を備え
てなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電気感応型光機能
性流体組成物を用いた表示装置に関し、特に電圧を印加
する方向によって透過光量を容易に制御し得る表示装置
に関するものである。
性流体組成物を用いた表示装置に関し、特に電圧を印加
する方向によって透過光量を容易に制御し得る表示装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、透過光量の制御装置の一例とし
て、特開平4−31833号公報に開示されている如
く、エレクトロクロミック素子による調光デバイスを窓
ガラスに組み込み、この調光デバイスに一定の電圧を加
え、窓ガラスの日射透過率を変化させる構成のものが知
られている。
て、特開平4−31833号公報に開示されている如
く、エレクトロクロミック素子による調光デバイスを窓
ガラスに組み込み、この調光デバイスに一定の電圧を加
え、窓ガラスの日射透過率を変化させる構成のものが知
られている。
【0003】図9に、前記公報に記載された日射制御窓
の一構成を示す。この従来例の日射制御窓に用いられて
いる窓ガラス101は、電解質層103にエレクトロク
ロミック素子層105を積層し、両者を透明導電層10
6を有する上下のガラス板104,104で挟み込み、
電解質層103とエレクトロクロミック層105の両端
部にシール107,107を施し、更に全体の両端部に
導体108を形成した構造にされている。また、前記エ
レクトロクロミック素子層105は、図10と図11に
示すように、ポリマーマトリックス110の内部に液晶
111を多数分散させた構造にされている。
の一構成を示す。この従来例の日射制御窓に用いられて
いる窓ガラス101は、電解質層103にエレクトロク
ロミック素子層105を積層し、両者を透明導電層10
6を有する上下のガラス板104,104で挟み込み、
電解質層103とエレクトロクロミック層105の両端
部にシール107,107を施し、更に全体の両端部に
導体108を形成した構造にされている。また、前記エ
レクトロクロミック素子層105は、図10と図11に
示すように、ポリマーマトリックス110の内部に液晶
111を多数分散させた構造にされている。
【0004】前記の如く構成された日射制御窓の窓ガラ
ス101にあっては、図10に示すように、電源112
から透明導電層106,106に通電して液晶111に
電圧を印加することで液晶111の分子を規則的に配列
させ、これにより窓ガラス101の透過率を向上させて
光の透過量を増大させることができる一方、図11に示
すように、電源112からの給電を絶つことで液晶11
1の分子配列をランダムなものとして光を散乱させるこ
とで光の透過量を減少させることができる構成にされて
いる。
ス101にあっては、図10に示すように、電源112
から透明導電層106,106に通電して液晶111に
電圧を印加することで液晶111の分子を規則的に配列
させ、これにより窓ガラス101の透過率を向上させて
光の透過量を増大させることができる一方、図11に示
すように、電源112からの給電を絶つことで液晶11
1の分子配列をランダムなものとして光を散乱させるこ
とで光の透過量を減少させることができる構成にされて
いる。
【0005】従って図9に示す従来構造を用い、日光の
強弱に応じて透明導電層106,106への通電制御を
行うならば、日射制御を行うことができるようになって
いる。
強弱に応じて透明導電層106,106への通電制御を
行うならば、日射制御を行うことができるようになって
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うな従来の日射制御窓にあっては、光の透過量の増減の
ために液晶111を用いているために、連続使用する場
合に常に同一電圧を印加し続ける必要があり、連続使用
すると消費電力が大きくなってしまう問題があった。ま
た、光の透過と拡散に液晶111を用いているので、液
晶自体が有する特定波長の光吸収性を有することにな
り、透過光が着色されてしまう問題があった。また、こ
のように特定周波数の光吸収特性を有することから、光
の全波長域において均一な透過光量調節作用を得ること
ができない問題があった。
うな従来の日射制御窓にあっては、光の透過量の増減の
ために液晶111を用いているために、連続使用する場
合に常に同一電圧を印加し続ける必要があり、連続使用
すると消費電力が大きくなってしまう問題があった。ま
た、光の透過と拡散に液晶111を用いているので、液
晶自体が有する特定波長の光吸収性を有することにな
り、透過光が着色されてしまう問題があった。また、こ
のように特定周波数の光吸収特性を有することから、光
の全波長域において均一な透過光量調節作用を得ること
ができない問題があった。
【0007】ところで本願発明者らは、クラッチ、ダン
パまたは振動素子等の機器の動力伝達用または制動用等
に使用できる電気感応型流体組成物の研究を行ってい
る。この電気感応型流体は、従来から特異な振る舞いを
示すことが知られる。この電気感応型流体の組成は、例
えば電気絶縁性の媒体中に固体粒子を分散させて得られ
る流体であり、これに外部電界を加えるとその粘度が著
しく増大し、場合によっては固化する性質を持つ。
パまたは振動素子等の機器の動力伝達用または制動用等
に使用できる電気感応型流体組成物の研究を行ってい
る。この電気感応型流体は、従来から特異な振る舞いを
示すことが知られる。この電気感応型流体の組成は、例
えば電気絶縁性の媒体中に固体粒子を分散させて得られ
る流体であり、これに外部電界を加えるとその粘度が著
しく増大し、場合によっては固化する性質を持つ。
【0008】このような効果はウインズロー効果として
知られ、組成物を電極の間に挿入して電圧を印加すると
き、電極間に生ずる電場の作用によって組成物中に分散
している固体粒子が分極し、さらに分極に基づく静電引
力によって互いに電場方向に配位連結して外部剪断流動
に抵抗する結果発現するものとされている。電気感応型
流体は上記のような効果を有するために、クラッチ、ダ
ンパ、ショックアブソーバ、バルブ、アクチュエータ、
バイブレータ、プリンタ、または振動素子等のような電
気制御による機器の動力伝導用または制動用等としての
応用が期待されている。
知られ、組成物を電極の間に挿入して電圧を印加すると
き、電極間に生ずる電場の作用によって組成物中に分散
している固体粒子が分極し、さらに分極に基づく静電引
力によって互いに電場方向に配位連結して外部剪断流動
に抵抗する結果発現するものとされている。電気感応型
流体は上記のような効果を有するために、クラッチ、ダ
ンパ、ショックアブソーバ、バルブ、アクチュエータ、
バイブレータ、プリンタ、または振動素子等のような電
気制御による機器の動力伝導用または制動用等としての
応用が期待されている。
【0009】しかし従来知られている電気感応型流体に
は様々な課題があった。従来の電気感応型流体としては
例えば、シリコン油、塩化ジフェニル、またはトランス
油等の電気絶縁性油の中にシリカゲル、セルロース、で
んぷん、大豆カゼイン、ポリスチレン系イオン交換樹脂
等のような粒子の表面に水を吸着保有する固体粒子を分
散させたものが知られている。しかしこれらは荷電中の
外部剪断流動に対する抵抗力(以下、剪断抵抗という)
が不充分であり、また高い印加電圧を必要とし、消費電
力が大であり、固体粒子の吸湿等によって時として異常
電流が流れたり、粒子が泳動して一方の電極に凝集した
り、また保存安定性も乏しいものであった。さらに、加
熱によって上記粒子に吸着されていた水が脱離したり蒸
発したりして粒子の含水率が変化するので電気感応型特
性が変化し、従って耐熱性、耐湿性が乏しい等の問題も
あった。
は様々な課題があった。従来の電気感応型流体としては
例えば、シリコン油、塩化ジフェニル、またはトランス
油等の電気絶縁性油の中にシリカゲル、セルロース、で
んぷん、大豆カゼイン、ポリスチレン系イオン交換樹脂
等のような粒子の表面に水を吸着保有する固体粒子を分
散させたものが知られている。しかしこれらは荷電中の
外部剪断流動に対する抵抗力(以下、剪断抵抗という)
が不充分であり、また高い印加電圧を必要とし、消費電
力が大であり、固体粒子の吸湿等によって時として異常
電流が流れたり、粒子が泳動して一方の電極に凝集した
り、また保存安定性も乏しいものであった。さらに、加
熱によって上記粒子に吸着されていた水が脱離したり蒸
発したりして粒子の含水率が変化するので電気感応型特
性が変化し、従って耐熱性、耐湿性が乏しい等の問題も
あった。
【0010】そこで例えば固体粒子として半導体を含む
電気伝導度の低い無機固体粒子を使用するもの(特開平
2−91194号公報)や、多価金属の水酸化物、ハイ
ドロタルサイト類、多価金属の酸性塩、ヒドロキシアパ
タイト、ナシコン型化合物、粘土鉱物、チタン酸カリウ
ム類、ヘテロポリ酸塩または不溶性フェロシアン化物か
らなる無機イオン交換体粒子を使用するもの(特開平3
−200897号公報)等が提案されている。
電気伝導度の低い無機固体粒子を使用するもの(特開平
2−91194号公報)や、多価金属の水酸化物、ハイ
ドロタルサイト類、多価金属の酸性塩、ヒドロキシアパ
タイト、ナシコン型化合物、粘土鉱物、チタン酸カリウ
ム類、ヘテロポリ酸塩または不溶性フェロシアン化物か
らなる無機イオン交換体粒子を使用するもの(特開平3
−200897号公報)等が提案されている。
【0011】しかしこれらの無機固体粒子は分散媒とな
る電気絶縁性油との比重差が大きいため経時的に沈降を
起こし、容易に再分散できない程度に沈降凝集する等、
保存安定性に乏しかった。またこれらの無機固体粒子は
きわめて硬質であるために電圧印加用の電極や機器壁と
の摩擦によってそれを摩耗するという課題があり、さら
にこの摩耗によって生じた摩耗粉が電気感応型流体中に
浮遊すること等によって使用中に特性が変化し、ときと
して(または突然に)大電流が流れたりしてしまい使用
耐久性に乏しいという課題もある。また、特に無機イオ
ン交換体の中には電気伝導度が大きいものがあり、それ
を使用した場合は電極に通電したとき電気感応型流体に
過大な電流が流れて異常発熱し、また過大な電力を消費
するという不都合もあった。
る電気絶縁性油との比重差が大きいため経時的に沈降を
起こし、容易に再分散できない程度に沈降凝集する等、
保存安定性に乏しかった。またこれらの無機固体粒子は
きわめて硬質であるために電圧印加用の電極や機器壁と
の摩擦によってそれを摩耗するという課題があり、さら
にこの摩耗によって生じた摩耗粉が電気感応型流体中に
浮遊すること等によって使用中に特性が変化し、ときと
して(または突然に)大電流が流れたりしてしまい使用
耐久性に乏しいという課題もある。また、特に無機イオ
ン交換体の中には電気伝導度が大きいものがあり、それ
を使用した場合は電極に通電したとき電気感応型流体に
過大な電流が流れて異常発熱し、また過大な電力を消費
するという不都合もあった。
【0012】また固体粒子として比重1.2以下の物質
を芯材とし、水中で解離可能なアニオン性基またはカチ
オン性基を有する有機高分子化合物をその芯材に被覆し
て得られる粒子を使用するものも提案されている(特開
平3−162494号公報)。しかしこの場合は粒子が
含水性であるために使用中の系の温度が上昇するなどし
て粒子の含水率が変化するとその電気伝導度や分極率が
変化し、結果として組成物の特性が環境湿度によって変
化する等の課題があった。
を芯材とし、水中で解離可能なアニオン性基またはカチ
オン性基を有する有機高分子化合物をその芯材に被覆し
て得られる粒子を使用するものも提案されている(特開
平3−162494号公報)。しかしこの場合は粒子が
含水性であるために使用中の系の温度が上昇するなどし
て粒子の含水率が変化するとその電気伝導度や分極率が
変化し、結果として組成物の特性が環境湿度によって変
化する等の課題があった。
【0013】このような背景から本発明者らは、前記従
来の電気感応型流体組成物の課題を一挙に解決すること
のできる画期的な電気感応型流体組成物として、有機高
分子化合物からなる芯体と無機イオン交換体からなる表
層とによって形成される無機・有機複合粒子を電気絶縁
性媒体中に分散させてなる電気感応型流体組成物を開発
し、先に、特開平5−324102号公報に示す如く特
許出願を既に行っている。そして、本発明者らは、この
新規な構造の電気感応型流体組成物の研究を進めること
により、この電気感応型流体組成物に電場を印加した際
に、光の透過率が変化することを知見し、この知見に基
づいて本発明に到達した。
来の電気感応型流体組成物の課題を一挙に解決すること
のできる画期的な電気感応型流体組成物として、有機高
分子化合物からなる芯体と無機イオン交換体からなる表
層とによって形成される無機・有機複合粒子を電気絶縁
性媒体中に分散させてなる電気感応型流体組成物を開発
し、先に、特開平5−324102号公報に示す如く特
許出願を既に行っている。そして、本発明者らは、この
新規な構造の電気感応型流体組成物の研究を進めること
により、この電気感応型流体組成物に電場を印加した際
に、光の透過率が変化することを知見し、この知見に基
づいて本発明に到達した。
【0014】本発明は前記事情に鑑みてなされたもので
あり、広い波長域においてほぼ均一の全く新規な透過光
量調節作用を生じさせ得る光機能性を有する電気感応型
流体組成物を用いて透過光量を調節できる画期的な透過
光量の制御装置と制御方法を提供することを目的とす
る。
あり、広い波長域においてほぼ均一の全く新規な透過光
量調節作用を生じさせ得る光機能性を有する電気感応型
流体組成物を用いて透過光量を調節できる画期的な透過
光量の制御装置と制御方法を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の表示装置は、電界配列効果を有する固体粒
子を電気絶縁性媒体に含有してなる電気感応型光機能性
流体組成物と、この電気感応型光機能性流体組成物を収
納し、対向する2面の少なくとも相対向する一部を透明
とした中空の収納体とを有し、前記収納体の相対向する
透明部分に、表示部及び非表示部が設けられ、該表示部
をなす透明部分の一方の面に、1以上の透明な表示部基
準導電層を区分けして形成し、該表示部をなす透明部分
の他方の面に、前記表示部基準導電層に対向する1以上
の透明な表示部対向導電層を形成し、前記表示部をなす
透明部分の他方の面の前記表示部対向導電層が形成され
ていない部分に1以上の透明な表示部非対向導電層を形
成し、前記非表示部をなす透明部分の一方の面に、1以
上の透明な非表示部基準導電層を区分けして形成し、該
非表示部をなす透明部分の他方の面に、前記非表示部基
準導電層に対向する1以上の透明な非表示部対向導電層
を形成し、前記非表示部をなす透明部分の他方の面の前
記非表示部対向導電層が形成されていない部分に1以上
の透明な非表示部非対向導電層を形成し、さらに、前記
表示部基準導電層と表示部対向導電層間及び前記非表示
部基準導電層と非表示部非対向導電層間に通電するか、
前記表示部基準導電層と表示部非対向導電層間及び前記
非表示部基準導電層と非表示部対向導電層間に通電する
かを切り換える切り換え手段を有したものである。
に、本発明の表示装置は、電界配列効果を有する固体粒
子を電気絶縁性媒体に含有してなる電気感応型光機能性
流体組成物と、この電気感応型光機能性流体組成物を収
納し、対向する2面の少なくとも相対向する一部を透明
とした中空の収納体とを有し、前記収納体の相対向する
透明部分に、表示部及び非表示部が設けられ、該表示部
をなす透明部分の一方の面に、1以上の透明な表示部基
準導電層を区分けして形成し、該表示部をなす透明部分
の他方の面に、前記表示部基準導電層に対向する1以上
の透明な表示部対向導電層を形成し、前記表示部をなす
透明部分の他方の面の前記表示部対向導電層が形成され
ていない部分に1以上の透明な表示部非対向導電層を形
成し、前記非表示部をなす透明部分の一方の面に、1以
上の透明な非表示部基準導電層を区分けして形成し、該
非表示部をなす透明部分の他方の面に、前記非表示部基
準導電層に対向する1以上の透明な非表示部対向導電層
を形成し、前記非表示部をなす透明部分の他方の面の前
記非表示部対向導電層が形成されていない部分に1以上
の透明な非表示部非対向導電層を形成し、さらに、前記
表示部基準導電層と表示部対向導電層間及び前記非表示
部基準導電層と非表示部非対向導電層間に通電するか、
前記表示部基準導電層と表示部非対向導電層間及び前記
非表示部基準導電層と非表示部対向導電層間に通電する
かを切り換える切り換え手段を有したものである。
【0016】上述した構成によれば本発明の表示装置
は、特別な電気感応型光機能性流体組成物を中空の収納
体に満たしているため、この収納体の透明部分に形成さ
れた透明導電層に電圧を印加することにより、電気感応
型光機能性流体組成物に含有された粒子が特定方向に配
向し、この配向方向を切り換えることによって、その透
明部分を透過する光量を調整することができる。即ち、
透明部分の一方の面に形成した基準導電層と、透明部分
の他方の面に、前記基準導電層に相対して形成された対
向導電層との間に電圧を印加すると、それらの間に挟ま
れた電気感応型光機能性流体組成物に含まれる固体粒子
が、面に垂直な方向に配列するので、透過光をほとんど
遮蔽することなく通過させることができる。一方、前記
透明部分の対向導電層以外の部分に形成された非対向電
極と、前記基準導電体層との間に電圧を印加した場合
は、前記粒子が傾いた状態で配列するため、透過光の一
部を遮蔽することができる。
は、特別な電気感応型光機能性流体組成物を中空の収納
体に満たしているため、この収納体の透明部分に形成さ
れた透明導電層に電圧を印加することにより、電気感応
型光機能性流体組成物に含有された粒子が特定方向に配
向し、この配向方向を切り換えることによって、その透
明部分を透過する光量を調整することができる。即ち、
透明部分の一方の面に形成した基準導電層と、透明部分
の他方の面に、前記基準導電層に相対して形成された対
向導電層との間に電圧を印加すると、それらの間に挟ま
れた電気感応型光機能性流体組成物に含まれる固体粒子
が、面に垂直な方向に配列するので、透過光をほとんど
遮蔽することなく通過させることができる。一方、前記
透明部分の対向導電層以外の部分に形成された非対向電
極と、前記基準導電体層との間に電圧を印加した場合
は、前記粒子が傾いた状態で配列するため、透過光の一
部を遮蔽することができる。
【0017】従って、前記透明部分に設けられた表示部
分と非表示部分とに、それらに含まれる粒子が、一方は
面に垂直に配列し、他方は傾いた状態で配列するように
電圧を印加することにより、一方は透明となり、他方は
不透明とすることができるため、表示部分によって表示
される文字や図形等を際立たせることができる。また、
これらの配列方向は、電圧の印加の方向を切り換えるだ
けで容易に変換できるため、高速で反転表示に切り換え
ることができる。
分と非表示部分とに、それらに含まれる粒子が、一方は
面に垂直に配列し、他方は傾いた状態で配列するように
電圧を印加することにより、一方は透明となり、他方は
不透明とすることができるため、表示部分によって表示
される文字や図形等を際立たせることができる。また、
これらの配列方向は、電圧の印加の方向を切り換えるだ
けで容易に変換できるため、高速で反転表示に切り換え
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面を
参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を
示した図であり、図中1は、この実施例の表示装置1で
ある。この表示装置1においては、1対の透明基板1
4,15が、所定の間隔をおいて平行に配置され、これ
ら透明基板14,15間の外縁部が、シール材20によ
ってシールされて中空の収納体とされ、その収納体の内
部に液体状の電気感応型光機能性流体組成物16が封入
されている。この表示装置1は、表示部11及び非表示
部12とに区分される。ここで、表示部11とは、文字
や図形等を表示する部分を指し、非表示部とは、表示部
以外の部分を指すものとする。
参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を
示した図であり、図中1は、この実施例の表示装置1で
ある。この表示装置1においては、1対の透明基板1
4,15が、所定の間隔をおいて平行に配置され、これ
ら透明基板14,15間の外縁部が、シール材20によ
ってシールされて中空の収納体とされ、その収納体の内
部に液体状の電気感応型光機能性流体組成物16が封入
されている。この表示装置1は、表示部11及び非表示
部12とに区分される。ここで、表示部11とは、文字
や図形等を表示する部分を指し、非表示部とは、表示部
以外の部分を指すものとする。
【0019】この表示部11には、それをなす前記一方
の透明基板14の、前記電気感応型光機能性流体組成物
に接する側の面に、透明な表示部基準導電層21が形成
されている。さらに、他方の透明基板15の、前記表示
部基準導電層21に向かい合う面の、該表示部基準導電
層に相対向する位置には、透明な表示部対向導電層22
が形成され、該表示部基準導電層21に対して位置ずれ
した状態で向かい合う位置には、表示部非対向導電層2
3が形成されている。
の透明基板14の、前記電気感応型光機能性流体組成物
に接する側の面に、透明な表示部基準導電層21が形成
されている。さらに、他方の透明基板15の、前記表示
部基準導電層21に向かい合う面の、該表示部基準導電
層に相対向する位置には、透明な表示部対向導電層22
が形成され、該表示部基準導電層21に対して位置ずれ
した状態で向かい合う位置には、表示部非対向導電層2
3が形成されている。
【0020】また、非表示部にも、表示部と同様に、非
表示部基準導電層26、非表示部対向導電層27、及び
非表示部非対向導電層28が形成され、その非表示部基
準導電層26と非表示部対向導電層27とは、相対向す
る位置に、非表示部基準導電層26と非表示部非対向導
電層28とは、互いにずれた位置に設けられている。上
記表示部11及び非表示部12に形成された合計6種類
の導電層は、互いに電気的に絶縁され、それぞれに独立
に電気的に接続された引き出し線が設けられ、収納体外
部へ延設されている。
表示部基準導電層26、非表示部対向導電層27、及び
非表示部非対向導電層28が形成され、その非表示部基
準導電層26と非表示部対向導電層27とは、相対向す
る位置に、非表示部基準導電層26と非表示部非対向導
電層28とは、互いにずれた位置に設けられている。上
記表示部11及び非表示部12に形成された合計6種類
の導電層は、互いに電気的に絶縁され、それぞれに独立
に電気的に接続された引き出し線が設けられ、収納体外
部へ延設されている。
【0021】表示部基準導電層21に接続された引き出
し線21aは、収納体外部に設けられた電源9の一方の
端子に接続され、その電源9の他方の端子は、切り換え
スイッチ17の入力端子に接続されている。一方、表示
部対向導電層22及び表示部非対向導電層23に接続さ
れた引き出し線は、前記切り換えスイッチ17の2つの
出力端子に接続されている。従って、この切り換えスイ
ッチ17を操作することにより、表示部基準導電層21
と表示部対向導電層22間、または表示部基準導電層2
1と表示部非対向導電層23間のいずれかに、電源9の
電圧が印加されるように構成されている。
し線21aは、収納体外部に設けられた電源9の一方の
端子に接続され、その電源9の他方の端子は、切り換え
スイッチ17の入力端子に接続されている。一方、表示
部対向導電層22及び表示部非対向導電層23に接続さ
れた引き出し線は、前記切り換えスイッチ17の2つの
出力端子に接続されている。従って、この切り換えスイ
ッチ17を操作することにより、表示部基準導電層21
と表示部対向導電層22間、または表示部基準導電層2
1と表示部非対向導電層23間のいずれかに、電源9の
電圧が印加されるように構成されている。
【0022】同様に、非表示部12にあっても、切り換
えスイッチ18を操作することにより、非表示部基準導
電層26と非表示部対向導電層27間、または非表示部
基準導電層26と非表示部非対向導電層28間のいずれ
かに、電源10の電圧が印加されるように構成されてい
る。
えスイッチ18を操作することにより、非表示部基準導
電層26と非表示部対向導電層27間、または非表示部
基準導電層26と非表示部非対向導電層28間のいずれ
かに、電源10の電圧が印加されるように構成されてい
る。
【0023】図3及び図4は、ショーウインドに使用し
た本実施例の表示装置を示す図である。図において表示
部11は「バーゲンセール」という文字の形態をなし、
それ以外の部分が非表示部12である。ここで、図中A
部をなす透明基板及び導電層を拡大して示したものが図
5及び図6であり、それぞれに、表示部11及び非表示
部12が形成されている。図5は、一方の透明基板14
を示す図であり、その透明基板14の表示部11の底面
には、透明な表示部基準導電層21が、ほぼ櫛形をなし
て形成されている。また、非表示部12にも、透明な非
表示部基準導電層26が、ほぼ櫛形をなして形成されて
いる。
た本実施例の表示装置を示す図である。図において表示
部11は「バーゲンセール」という文字の形態をなし、
それ以外の部分が非表示部12である。ここで、図中A
部をなす透明基板及び導電層を拡大して示したものが図
5及び図6であり、それぞれに、表示部11及び非表示
部12が形成されている。図5は、一方の透明基板14
を示す図であり、その透明基板14の表示部11の底面
には、透明な表示部基準導電層21が、ほぼ櫛形をなし
て形成されている。また、非表示部12にも、透明な非
表示部基準導電層26が、ほぼ櫛形をなして形成されて
いる。
【0024】図6の他方の透明基板15表面には、表示
部11の、前記表示部基準導電層21に相対向する位置
に、その表示部基準導電層21と同様の形状をなす表示
部対向導電層22が形成されている。また、表示部11
の、前記表示部対向導電層22以外の部分には、その表
示部対向導電層22に噛み合うような形状の、表示部非
対向導電層23が形成されている。透明基板15の非表
示部12においても、非表示部基準導電層26に相対向
する位置に、非表示部対向導電層27が形成され、それ
以外の非表示部をカバーするように非表示部対向導電層
28が形成されている。
部11の、前記表示部基準導電層21に相対向する位置
に、その表示部基準導電層21と同様の形状をなす表示
部対向導電層22が形成されている。また、表示部11
の、前記表示部対向導電層22以外の部分には、その表
示部対向導電層22に噛み合うような形状の、表示部非
対向導電層23が形成されている。透明基板15の非表
示部12においても、非表示部基準導電層26に相対向
する位置に、非表示部対向導電層27が形成され、それ
以外の非表示部をカバーするように非表示部対向導電層
28が形成されている。
【0025】このような表示装置1にあっては、使用さ
れる透明基板14,15は、内部に電気感応型光機能性
流体組成物16を収納でき、ある程度の強度を有するも
のなら特に限定されないが、各種のガラス基板、アクリ
ル樹脂などからなる透明樹脂基板等からなるのが好まし
い。また、この透明基板は、全面が透明である必要はな
く、少なくとも表示部分及びその近傍を透明部分とする
だけでも良い。従って、周辺部に不透明の金属枠、樹脂
枠等を設け、その枠に透明基板をはめ込むようにしても
良い。
れる透明基板14,15は、内部に電気感応型光機能性
流体組成物16を収納でき、ある程度の強度を有するも
のなら特に限定されないが、各種のガラス基板、アクリ
ル樹脂などからなる透明樹脂基板等からなるのが好まし
い。また、この透明基板は、全面が透明である必要はな
く、少なくとも表示部分及びその近傍を透明部分とする
だけでも良い。従って、周辺部に不透明の金属枠、樹脂
枠等を設け、その枠に透明基板をはめ込むようにしても
良い。
【0026】前記電気感応型光機能性流体組成物は、基
本的に、電気絶縁性媒体中に電界配列効果(以下、単に
EA効果という)を有する固体粒子、すなわち電界配列
性粒子(以下、単にEA粒子という)を分散させてなる
ものである。本発明に用いられるEA粒子は、電界配列
効果(EA効果)を有する固体粒子であれば、元素、有
機化合物、または無機化合物、またはそれらの混合物な
ど、いずれの素材も使用可能である。その例としては例
えば無機イオン交換体、金属酸化物、シリカゲル、電気
半導体性無機物、カーボンブラックなどの粒子、および
これらを表層として有する粒子を挙げることができる。
本的に、電気絶縁性媒体中に電界配列効果(以下、単に
EA効果という)を有する固体粒子、すなわち電界配列
性粒子(以下、単にEA粒子という)を分散させてなる
ものである。本発明に用いられるEA粒子は、電界配列
効果(EA効果)を有する固体粒子であれば、元素、有
機化合物、または無機化合物、またはそれらの混合物な
ど、いずれの素材も使用可能である。その例としては例
えば無機イオン交換体、金属酸化物、シリカゲル、電気
半導体性無機物、カーボンブラックなどの粒子、および
これらを表層として有する粒子を挙げることができる。
【0027】しかし、このEA粒子は、図2に示すよう
に、有機高分子化合物からなる芯体31とEA効果を有
する無機物、すなわち電界配列性無機物(以下、単にE
A無機物という)32からなる表層33とによって形成
された無機・有機複合粒子30であることが特に好まし
い。この無機・有機複合粒子30は、比較的比重が重い
EA無機物の表層33が比較的比重の軽い有機高分子化
合物に担持されていて、その粒子全体の比重を電気絶縁
性媒体に対して近似するように調節できる。従ってこれ
を電気絶縁性媒体に分散して得られた電界配列性組成物
(EA組成物)は、貯蔵安定性に優れたものとなる。
に、有機高分子化合物からなる芯体31とEA効果を有
する無機物、すなわち電界配列性無機物(以下、単にE
A無機物という)32からなる表層33とによって形成
された無機・有機複合粒子30であることが特に好まし
い。この無機・有機複合粒子30は、比較的比重が重い
EA無機物の表層33が比較的比重の軽い有機高分子化
合物に担持されていて、その粒子全体の比重を電気絶縁
性媒体に対して近似するように調節できる。従ってこれ
を電気絶縁性媒体に分散して得られた電界配列性組成物
(EA組成物)は、貯蔵安定性に優れたものとなる。
【0028】この無機・有機複合粒子30の芯体31と
して使用し得る有機高分子化合物の例としては、ポリ
(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸エス
テル−スチレン共重合物、ポリスチレン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ニトリルゴム、ブチルゴム、AB
S樹脂、ナイロン、ポリビニルブチレート、アイオノマ
ー、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル樹脂、
ポリカーボネート樹脂などの1種または2種以上の混合
物または共重合物を挙げることができる。
して使用し得る有機高分子化合物の例としては、ポリ
(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸エス
テル−スチレン共重合物、ポリスチレン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ニトリルゴム、ブチルゴム、AB
S樹脂、ナイロン、ポリビニルブチレート、アイオノマ
ー、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル樹脂、
ポリカーボネート樹脂などの1種または2種以上の混合
物または共重合物を挙げることができる。
【0029】表層33を形成するEA無機物32として
は種々のものが用い得るが、好ましい例としては無機イ
オン交換体とシリカゲルと電気半導体性無機物とを挙げ
ることができる。これらのEA無機物32を用いて有機
高分子化合物からなる芯体31の上に表層33を形成す
るとき、得られた無機・有機複合粒子は優れたEA粒子
となる。
は種々のものが用い得るが、好ましい例としては無機イ
オン交換体とシリカゲルと電気半導体性無機物とを挙げ
ることができる。これらのEA無機物32を用いて有機
高分子化合物からなる芯体31の上に表層33を形成す
るとき、得られた無機・有機複合粒子は優れたEA粒子
となる。
【0030】無機イオン交換体の例としては(1)多価
金属の水酸化物、(2)ハイドロタルサイト類、(3)
多価金属の酸性塩、(4)ヒドロキシアパタイト、
(5)ナシコン型化合物、(6)粘土鉱物、(7)チタ
ン酸カリウム類、(8)ヘテロポリ酸塩、および(9)
不溶性フェロシアン化物を挙げることができる。
金属の水酸化物、(2)ハイドロタルサイト類、(3)
多価金属の酸性塩、(4)ヒドロキシアパタイト、
(5)ナシコン型化合物、(6)粘土鉱物、(7)チタ
ン酸カリウム類、(8)ヘテロポリ酸塩、および(9)
不溶性フェロシアン化物を挙げることができる。
【0031】以下に、それぞれの無機イオン交換体につ
いて詳しく説明する。 (1)多価金属の水酸化物 これらの化合物は、一般式MOx (OH)y (Mは多価
金属であり、xは零以上の数であり、yは正数である)
で表され、例えば、水酸化チタン、水酸化ジルコニウ
ム、水酸化ビスマス、水酸化錫、水酸化鉛、水酸化アル
ミニウム、水酸化タンタル、水酸化ニオブ、水酸化モリ
ブデン、水酸化マグネシウム、水酸化マンガン、及び水
酸化鉄などである。ここで、例えば水酸化チタンとは含
水酸化チタン(別名メタチタン酸またはβチタン酸、T
iO(OH)2 )及び水酸化チタン(別名オルソチタン
酸またはαチタン酸、Ti(OH)4 )の双方を含むも
のであり、他の化合物についても同様である。
いて詳しく説明する。 (1)多価金属の水酸化物 これらの化合物は、一般式MOx (OH)y (Mは多価
金属であり、xは零以上の数であり、yは正数である)
で表され、例えば、水酸化チタン、水酸化ジルコニウ
ム、水酸化ビスマス、水酸化錫、水酸化鉛、水酸化アル
ミニウム、水酸化タンタル、水酸化ニオブ、水酸化モリ
ブデン、水酸化マグネシウム、水酸化マンガン、及び水
酸化鉄などである。ここで、例えば水酸化チタンとは含
水酸化チタン(別名メタチタン酸またはβチタン酸、T
iO(OH)2 )及び水酸化チタン(別名オルソチタン
酸またはαチタン酸、Ti(OH)4 )の双方を含むも
のであり、他の化合物についても同様である。
【0032】(2)ハイドロタルサイト類 これらの化合物は、一般式M13Al6 (OH)43(C
O)3 ・12H2 O(Mは二価の金属である)で表さ
れ、例えば二価の金属MがMg、CaまたはNi等であ
る。 (3)多価金属の酸性塩 これらは例えばリン酸チタン、リン酸ジルコニウム、リ
ン酸錫、リン酸セリウム、リン酸クロム、ヒ酸ジルコニ
ウム、ヒ酸チタン、ヒ酸錫、ヒ酸セリウム、アンチモン
酸チタン、アンチモン酸錫、アンチモン酸タンタル、ア
ンチモン酸ニオブ、タングステン酸ジルコニウム、バナ
ジン酸チタン、モリブデン酸ジルコニウム、セレン酸チ
タン及びモリブデン酸錫などである。
O)3 ・12H2 O(Mは二価の金属である)で表さ
れ、例えば二価の金属MがMg、CaまたはNi等であ
る。 (3)多価金属の酸性塩 これらは例えばリン酸チタン、リン酸ジルコニウム、リ
ン酸錫、リン酸セリウム、リン酸クロム、ヒ酸ジルコニ
ウム、ヒ酸チタン、ヒ酸錫、ヒ酸セリウム、アンチモン
酸チタン、アンチモン酸錫、アンチモン酸タンタル、ア
ンチモン酸ニオブ、タングステン酸ジルコニウム、バナ
ジン酸チタン、モリブデン酸ジルコニウム、セレン酸チ
タン及びモリブデン酸錫などである。
【0033】(4)ヒドロキシアパタイト これらは例えばカルシウムアパタイト、鉛アパタイト、
ストロンチウムアパタイト、カドミウムアパタイトなど
である。 (5)ナシコン型化合物 これらには例えば(H3 O)Zr2 (PO4 )3 のよう
なものが含まれるが、本発明においてはH3 OをNaと
置換したナシコン型化合物も使用できる。 (6)粘土鉱物 これらは例えばモンモリロナイト、セピオライト、ベン
トナイトなどであり、特にセピオライトが好ましい。
ストロンチウムアパタイト、カドミウムアパタイトなど
である。 (5)ナシコン型化合物 これらには例えば(H3 O)Zr2 (PO4 )3 のよう
なものが含まれるが、本発明においてはH3 OをNaと
置換したナシコン型化合物も使用できる。 (6)粘土鉱物 これらは例えばモンモリロナイト、セピオライト、ベン
トナイトなどであり、特にセピオライトが好ましい。
【0034】(7)チタン酸カリウム類 これらは一般式aK2 O・bTiO2 ・nH2 O(aは
0<a≦1を満たす正数であり、bは1≦b≦6を満た
す正数であり、nは正数である)で表され、例えばK2
・TiO2 ・2H2 O、K2 O・2TiO2 ・2H
2 O、0.5K2 O・TiO2 ・2H2 O、及びK2 O
・2.5TiO2 ・2H2 Oなどである。 なお、上記化合物のうち、aまたはbが整数でない化合
物はaまたはbが適当な整数である化合物を酸処理し、
KとHとを置換することによって容易に合成される。
0<a≦1を満たす正数であり、bは1≦b≦6を満た
す正数であり、nは正数である)で表され、例えばK2
・TiO2 ・2H2 O、K2 O・2TiO2 ・2H
2 O、0.5K2 O・TiO2 ・2H2 O、及びK2 O
・2.5TiO2 ・2H2 Oなどである。 なお、上記化合物のうち、aまたはbが整数でない化合
物はaまたはbが適当な整数である化合物を酸処理し、
KとHとを置換することによって容易に合成される。
【0035】(8)ヘテロポリ酸塩 これらは一般式H3 AE12O40・nH2 O(Aはリン、
ヒ素、ゲルマニウム、またはケイ素であり、Eはモリブ
デン、タングステン、またはバナジウムであり、nは正
数である)で表され、例えばモリブドリン酸アンモニウ
ム、及びタングストリン酸アンモニウムである。
ヒ素、ゲルマニウム、またはケイ素であり、Eはモリブ
デン、タングステン、またはバナジウムであり、nは正
数である)で表され、例えばモリブドリン酸アンモニウ
ム、及びタングストリン酸アンモニウムである。
【0036】(9)不溶性フェロシアン化物 これらは次の一般式で表される化合物である。Mb-pxa
A[E(CN)6 ](Mはアルカリ金属または水素イオ
ン、Aは亜鉛、銅、ニッケル、コバルト、マンガン、カ
ドミウム、鉄(III)またはチタン等の重金属イオ
ン、Eは鉄(II)、鉄(III)、またはコバルト
(II)等であり、bは4または3であり、aはAの価
数であり、pは0〜b/aの正数である。) これらには例えば、Cs2 Zn[Fe(CN)6 ]およ
びK2 Co[Fe(CN)6 ]などの不溶性フェロシア
ン化合物が含まれる。上記(1)〜(6)の無機イオン
交換体はいずれもOH基を有しており、これらの無機イ
オン交換体のイオン交換サイトに存在するイオンの一部
または全部を別のイオンに置換したもの(以下、置換型
無機イオン交換体という)も、本発明における無機イオ
ン交換体に含まれるものである。
A[E(CN)6 ](Mはアルカリ金属または水素イオ
ン、Aは亜鉛、銅、ニッケル、コバルト、マンガン、カ
ドミウム、鉄(III)またはチタン等の重金属イオ
ン、Eは鉄(II)、鉄(III)、またはコバルト
(II)等であり、bは4または3であり、aはAの価
数であり、pは0〜b/aの正数である。) これらには例えば、Cs2 Zn[Fe(CN)6 ]およ
びK2 Co[Fe(CN)6 ]などの不溶性フェロシア
ン化合物が含まれる。上記(1)〜(6)の無機イオン
交換体はいずれもOH基を有しており、これらの無機イ
オン交換体のイオン交換サイトに存在するイオンの一部
または全部を別のイオンに置換したもの(以下、置換型
無機イオン交換体という)も、本発明における無機イオ
ン交換体に含まれるものである。
【0037】即ち、前述の無機イオン交換体をR−M1
(M1 は、イオン交換サイトのイオン種を表す)と表す
と、R−M1 におけるM1 の一部または全部を、下記の
イオン交換反応によって、M1 とは異なるイオン種M2
に置換した置換型無機イオン交換体もまた、本発明にお
ける無機イオン交換体である。
(M1 は、イオン交換サイトのイオン種を表す)と表す
と、R−M1 におけるM1 の一部または全部を、下記の
イオン交換反応によって、M1 とは異なるイオン種M2
に置換した置換型無機イオン交換体もまた、本発明にお
ける無機イオン交換体である。
【0038】 xR−M1 +yM2 →Rx−(M2 )y+xM1 (ここでx、yはそれぞれイオン種M2 、M1 の価数を
表す)。
表す)。
【0039】M1 はOH基を有する無機イオン交換体の
種類により異なるが、無機イオン交換体が陽イオン交換
性を示すものでは、一般にM1 はH+ であり、この場合
のM2 はアルカリ金属、アルカリ土類金属、多価典型金
属、遷移金属または希土類金属等、H+ 以外の金属イオ
ンのいずれか任意のものである。OH基を有する無機イ
オン交換体が陰イオン交換性を示すものでは、M1 は一
般にOH- であり、その場合M2 は例えばI、Cl、S
CN、NO2 、Br、F、CH3 COO、SO4 または
CrO4 等や錯イオンなど、OH- 以外の陰イオン全般
の内の任意のものである。
種類により異なるが、無機イオン交換体が陽イオン交換
性を示すものでは、一般にM1 はH+ であり、この場合
のM2 はアルカリ金属、アルカリ土類金属、多価典型金
属、遷移金属または希土類金属等、H+ 以外の金属イオ
ンのいずれか任意のものである。OH基を有する無機イ
オン交換体が陰イオン交換性を示すものでは、M1 は一
般にOH- であり、その場合M2 は例えばI、Cl、S
CN、NO2 、Br、F、CH3 COO、SO4 または
CrO4 等や錯イオンなど、OH- 以外の陰イオン全般
の内の任意のものである。
【0040】また、高温加熱処理によりOH基を一旦失
ってはいるが、水に浸漬させるなどの操作によって再び
OH基を有するようになる無機イオン交換体について
は、その高温加熱処理後の無機イオン交換体なども本発
明に使用できる無機イオン交換体の一種であり、その具
体例としてはナシコン型化合物、例えば(H3 O)Zr
2 (PO4 )3 の加熱により得られるHZr2 (P
O4 )3 やハイドロタルサイトの高温加熱処理物(50
0〜700℃で加熱処理したもの)などがある。これら
の無機イオン交換体は一種類だけではなく、多種類を同
時に表層として用いることもできる。なお、上記の無機
イオン交換体として、多価金属の水酸化物、及び多価金
属の酸性塩を用いることが特に好ましい。
ってはいるが、水に浸漬させるなどの操作によって再び
OH基を有するようになる無機イオン交換体について
は、その高温加熱処理後の無機イオン交換体なども本発
明に使用できる無機イオン交換体の一種であり、その具
体例としてはナシコン型化合物、例えば(H3 O)Zr
2 (PO4 )3 の加熱により得られるHZr2 (P
O4 )3 やハイドロタルサイトの高温加熱処理物(50
0〜700℃で加熱処理したもの)などがある。これら
の無機イオン交換体は一種類だけではなく、多種類を同
時に表層として用いることもできる。なお、上記の無機
イオン交換体として、多価金属の水酸化物、及び多価金
属の酸性塩を用いることが特に好ましい。
【0041】前記無機・有機複合粒子30の表層33と
して使用し得る電気半導体性無機物の例は、電気伝導度
が、室温にて103 〜10-11 Ω-1/cmの金属酸化
物、金属水酸化物、金属酸化水酸化物、無機イオン交換
体、またはこれらの少なくともいずれか1種に金属ドー
ピングしたもの、もしくは金属ドーピングの有無に拘わ
らず、これらの少なくともいずれか1種を他の支持体上
に電気半導体層として施したものなどである。
して使用し得る電気半導体性無機物の例は、電気伝導度
が、室温にて103 〜10-11 Ω-1/cmの金属酸化
物、金属水酸化物、金属酸化水酸化物、無機イオン交換
体、またはこれらの少なくともいずれか1種に金属ドー
ピングしたもの、もしくは金属ドーピングの有無に拘わ
らず、これらの少なくともいずれか1種を他の支持体上
に電気半導体層として施したものなどである。
【0042】好ましい電気半導体性無機物の例を以下に
示す。 (A)金属酸化物:例えばSnO2 、アモルファス型二
酸化チタン(出光石油化学社製)等である。 (B)金属水酸化物:例えば水酸化チタン、水酸化ニオ
ブなどである。
示す。 (A)金属酸化物:例えばSnO2 、アモルファス型二
酸化チタン(出光石油化学社製)等である。 (B)金属水酸化物:例えば水酸化チタン、水酸化ニオ
ブなどである。
【0043】ここで水酸化チタンとは、含水酸化チタン
(石原産業社製)、メタチタン酸(別名βチタン酸、T
iO(OH)2 )およびオルソチタン酸(別名αチタン
酸、Ti(OH)4 )を含むものである。 (C)金属酸化水酸化物:この例としては例えばFeO
(OH)(ゲーサイト)などを挙げることができる。
(石原産業社製)、メタチタン酸(別名βチタン酸、T
iO(OH)2 )およびオルソチタン酸(別名αチタン
酸、Ti(OH)4 )を含むものである。 (C)金属酸化水酸化物:この例としては例えばFeO
(OH)(ゲーサイト)などを挙げることができる。
【0044】(D)多価金属の水酸化物:無機イオン交
換体(1)と同等。 (E)ハイドロタルサイト類:無機イオン交換体(2)
と同等。 (F)多価金属の酸化塩:無機イオン交換体(3)と同
等。 (G)ヒドロキシアパタイト:無機イオン交換体(4)
と同等。 (H)ナシコン型化合物:無機イオン交換体(4)と同
等。 (I)粘土鉱物:無機イオン交換体(6)と同等。 (J)チタン酸カリウム類:無機イオン交換体(7)と
同等。 (K)ヘテロポリ酸塩:無機イオン交換体(8)と同
等。 (L)不溶性フェロシアン化物:無機イオン交換体
(9)と同等。
換体(1)と同等。 (E)ハイドロタルサイト類:無機イオン交換体(2)
と同等。 (F)多価金属の酸化塩:無機イオン交換体(3)と同
等。 (G)ヒドロキシアパタイト:無機イオン交換体(4)
と同等。 (H)ナシコン型化合物:無機イオン交換体(4)と同
等。 (I)粘土鉱物:無機イオン交換体(6)と同等。 (J)チタン酸カリウム類:無機イオン交換体(7)と
同等。 (K)ヘテロポリ酸塩:無機イオン交換体(8)と同
等。 (L)不溶性フェロシアン化物:無機イオン交換体
(9)と同等。
【0045】(M)金属ドーピングEA無機物:これは
上記の電気半導体性無機物(A)〜(L)の電気伝導度
を上げるために、アンチモン(Sb)などの金属をEA
無機物にドーピングしたものであって、例としてはアン
チモン(Sb)ドーピング酸化錫(SnO2 )などを挙
げることができる。
上記の電気半導体性無機物(A)〜(L)の電気伝導度
を上げるために、アンチモン(Sb)などの金属をEA
無機物にドーピングしたものであって、例としてはアン
チモン(Sb)ドーピング酸化錫(SnO2 )などを挙
げることができる。
【0046】(N)他の支持体上に電気半導体層として
EA無機物を施したもの:例えば支持体として酸化チタ
ン、シリカ、アルミナ、シリカ−アルミナなどの無機物
粒子、またはポリエチレン、ポリプロピレンなどの有機
高分子粒子を用い、これに電気半導体層としてアンチモ
ン(Sb)ドーピング酸化錫(SnO2 )を施したもの
などを挙げることができる。このように他の支持体上に
EA無機物が施された粒子も、全体としてEA無機物と
見なすことができる。これらのEA無機物は、1種類だ
けでなく、2種類またはそれ以上を同時に表層として用
いることもできる。
EA無機物を施したもの:例えば支持体として酸化チタ
ン、シリカ、アルミナ、シリカ−アルミナなどの無機物
粒子、またはポリエチレン、ポリプロピレンなどの有機
高分子粒子を用い、これに電気半導体層としてアンチモ
ン(Sb)ドーピング酸化錫(SnO2 )を施したもの
などを挙げることができる。このように他の支持体上に
EA無機物が施された粒子も、全体としてEA無機物と
見なすことができる。これらのEA無機物は、1種類だ
けでなく、2種類またはそれ以上を同時に表層として用
いることもできる。
【0047】一方、電気感応型光機能性流体組成物に用
いる電気絶縁性媒体としては、例えば、塩化ジフェニ
ル、セバチン酸ブチル、芳香族ポリカルボン酸高級アル
コールエステル、ハロフェニルアルキルエーテル、トラ
ンス油、塩化パラフィン、弗素系オイル、またはシリコ
ーン系オイルやフルオロシリコーン系オイルなど、電気
絶縁性及び電気絶縁破壊強度が高く、化学的に安定でか
つEA粒子を安定に分散させ得るものであれば、いずれ
の流体またはこれらの混合物も使用可能である。
いる電気絶縁性媒体としては、例えば、塩化ジフェニ
ル、セバチン酸ブチル、芳香族ポリカルボン酸高級アル
コールエステル、ハロフェニルアルキルエーテル、トラ
ンス油、塩化パラフィン、弗素系オイル、またはシリコ
ーン系オイルやフルオロシリコーン系オイルなど、電気
絶縁性及び電気絶縁破壊強度が高く、化学的に安定でか
つEA粒子を安定に分散させ得るものであれば、いずれ
の流体またはこれらの混合物も使用可能である。
【0048】この電気絶縁性媒体は、目的に応じて着色
することができる。着色する場合は、選択された電気絶
縁性媒体に可溶であってその電気的特性を損なわない種
類と量の油溶性染料または分散性染料を用いることが好
ましい。電気絶縁性媒体には、この他に分散剤、界面活
性剤、粘度調整剤、酸化防止剤、安定剤などが含まれて
いてもよい。
することができる。着色する場合は、選択された電気絶
縁性媒体に可溶であってその電気的特性を損なわない種
類と量の油溶性染料または分散性染料を用いることが好
ましい。電気絶縁性媒体には、この他に分散剤、界面活
性剤、粘度調整剤、酸化防止剤、安定剤などが含まれて
いてもよい。
【0049】無機・有機複合粒子30は、種々な方法に
よって製造することができる。例えば、有機高分子化合
物からなる粒子状の芯体31と微粒子状のEA無機物3
2とをジェット気流によって搬送し、衝突させて製造す
る方法がある。この場合は粒子状の芯体31の表面にE
A無機物32の微粒子が高速度で衝突し、固着して表層
5を形成する。
よって製造することができる。例えば、有機高分子化合
物からなる粒子状の芯体31と微粒子状のEA無機物3
2とをジェット気流によって搬送し、衝突させて製造す
る方法がある。この場合は粒子状の芯体31の表面にE
A無機物32の微粒子が高速度で衝突し、固着して表層
5を形成する。
【0050】また別の製法例としては、粒子状の芯体3
1を気体中に浮遊させ、EA無機物32の溶液を霧状に
してその表面に噴霧する方法がある。この場合はその溶
液が芯体31の表面に付着し乾燥することによって表層
33が形成される。
1を気体中に浮遊させ、EA無機物32の溶液を霧状に
してその表面に噴霧する方法がある。この場合はその溶
液が芯体31の表面に付着し乾燥することによって表層
33が形成される。
【0051】無機・有機複合粒子30を製造する特に好
ましい製法は、芯体31と同時に表層33を形成する方
法である。この方法は、例えば、芯体31を形成する有
機高分子化合物のモノマーを重合媒体中で乳化重合、懸
濁重合または分散重合するに際して、微粒子状としたE
A無機物4を上記モノマー中、または重合媒体中に存在
させるというものである。重合媒体としては水が好まし
いが、水と水溶性有機溶媒との混合物を使用することも
でき、また有機系の貧溶媒を使用することもできる。
ましい製法は、芯体31と同時に表層33を形成する方
法である。この方法は、例えば、芯体31を形成する有
機高分子化合物のモノマーを重合媒体中で乳化重合、懸
濁重合または分散重合するに際して、微粒子状としたE
A無機物4を上記モノマー中、または重合媒体中に存在
させるというものである。重合媒体としては水が好まし
いが、水と水溶性有機溶媒との混合物を使用することも
でき、また有機系の貧溶媒を使用することもできる。
【0052】この方法によれば、重合媒体の中でモノマ
ーが重合して芯体粒子31を形成すると同時に、微粒子
状のEA無機物32が芯体31の表面に層状に配向して
これを被覆し、表層33を形成する。
ーが重合して芯体粒子31を形成すると同時に、微粒子
状のEA無機物32が芯体31の表面に層状に配向して
これを被覆し、表層33を形成する。
【0053】乳化重合または懸濁重合によって無機・有
機複合粒子を製造する場合には、モノマーの疎水性の性
質とEA無機物の親水性の性質を組み合わせることによ
って、EA無機物の微粒子の大部分を芯体粒子31の表
面に付着させることができる。この芯体31と表層33
との同時形成方法によれば、有機高分子化合物からなる
芯体粒子31の表面にEA無機物32が緻密かつ強固に
接着し、堅牢な無機・有機複合粒子が形成される。
機複合粒子を製造する場合には、モノマーの疎水性の性
質とEA無機物の親水性の性質を組み合わせることによ
って、EA無機物の微粒子の大部分を芯体粒子31の表
面に付着させることができる。この芯体31と表層33
との同時形成方法によれば、有機高分子化合物からなる
芯体粒子31の表面にEA無機物32が緻密かつ強固に
接着し、堅牢な無機・有機複合粒子が形成される。
【0054】本発明に使用する無機・有機複合粒子30
の形状は必ずしも球形であることを要しないが、粒子状
の芯体31が調節された乳化・懸濁重合方法によって製
造された場合は、得られる無機・有機複合粒子30の形
状はほぼ球形となる。しかも球形であれば、透過光量を
調節する際に光を全方向に散乱させることができるの
で、不定形のものよりも有利になる。無機・有機複合粒
子30の粒径は特に限定されるものではないが、0.1
μmないし500μm、特に5μmないし200μmの
範囲内とすることが好ましい。この際の微粒子状のEA
無機物32の粒径は特に限定されるものではないが、好
ましくは0.005μmないし100μm、さらに好ま
しくは0.01μmないし10μmの範囲内とする。
の形状は必ずしも球形であることを要しないが、粒子状
の芯体31が調節された乳化・懸濁重合方法によって製
造された場合は、得られる無機・有機複合粒子30の形
状はほぼ球形となる。しかも球形であれば、透過光量を
調節する際に光を全方向に散乱させることができるの
で、不定形のものよりも有利になる。無機・有機複合粒
子30の粒径は特に限定されるものではないが、0.1
μmないし500μm、特に5μmないし200μmの
範囲内とすることが好ましい。この際の微粒子状のEA
無機物32の粒径は特に限定されるものではないが、好
ましくは0.005μmないし100μm、さらに好ま
しくは0.01μmないし10μmの範囲内とする。
【0055】無機・有機複合粒子2において、表層33
を形成するEA無機物32と芯体31を形成する有機高
分子化合物の重量比は特に限定されるものではないが、
保存安定性の高い電界配列性組成物(以下、単にEA組
成物という)を得るためには、EA無機物と有機高分子
化合物の合計重量に対してEA無機物が1重量%ないし
60重量%の範囲内、特に4重量%ないし30重量%の
範囲内とすることが好ましい。このEA組成物3の割合
が1重量%未満では、得られたEA粒子の電界配列性特
性(以下、単にEA特性という)が不十分となり、60
重量%を超えるとEA粒子の比重が過大となって保存安
定性を損なう惧れがある。
を形成するEA無機物32と芯体31を形成する有機高
分子化合物の重量比は特に限定されるものではないが、
保存安定性の高い電界配列性組成物(以下、単にEA組
成物という)を得るためには、EA無機物と有機高分子
化合物の合計重量に対してEA無機物が1重量%ないし
60重量%の範囲内、特に4重量%ないし30重量%の
範囲内とすることが好ましい。このEA組成物3の割合
が1重量%未満では、得られたEA粒子の電界配列性特
性(以下、単にEA特性という)が不十分となり、60
重量%を超えるとEA粒子の比重が過大となって保存安
定性を損なう惧れがある。
【0056】上記の無機・有機複合粒子の表層33また
は芯体31は色素を含むものであってもよい。表層33
に用いることのできる色素は顔料である。この顔料は、
芯体31上に上記の方法によりEA無機物32からなる
表層33を形成する際、EA無機物32に混合して用い
て表層33に含ませることが好ましい。
は芯体31は色素を含むものであってもよい。表層33
に用いることのできる色素は顔料である。この顔料は、
芯体31上に上記の方法によりEA無機物32からなる
表層33を形成する際、EA無機物32に混合して用い
て表層33に含ませることが好ましい。
【0057】芯体31に色素を含ませる場合は、一般に
合成樹脂用として知られている染料または顔料のいずれ
も使用可能である。この色素は、予め芯体31を形成す
るモノマー中に混合した後にモノマーを重合するか、ま
たは芯体31となる合成樹脂に練り込んで芯体中に含ま
せることができる。表層33または芯体31、またはそ
の双方に色素を含む無機・有機複合粒子は、これを用い
ることによって、得られた電気感応型光機能性流体組成
物の電界無負荷時の散乱光を任意の色に着色することが
できる。
合成樹脂用として知られている染料または顔料のいずれ
も使用可能である。この色素は、予め芯体31を形成す
るモノマー中に混合した後にモノマーを重合するか、ま
たは芯体31となる合成樹脂に練り込んで芯体中に含ま
せることができる。表層33または芯体31、またはそ
の双方に色素を含む無機・有機複合粒子は、これを用い
ることによって、得られた電気感応型光機能性流体組成
物の電界無負荷時の散乱光を任意の色に着色することが
できる。
【0058】上記の各種方法、特に芯体31と表層33
とを同時に形成する方法によって製造された無機・有機
複合粒子30は、その表層33の全部または一部分が有
機高分子物質や、製造工程で使用された分散剤、乳化剤
その他の添加物質の薄膜で覆われていて、EA粒子とし
てのEA効果が充分に発揮されない場合がある。この不
活性物質の薄膜は粒子表面を研磨することによって容易
に除去することができる。従って芯体31と表層33を
同時に形成する場合には、その表面を研磨することが好
ましい。
とを同時に形成する方法によって製造された無機・有機
複合粒子30は、その表層33の全部または一部分が有
機高分子物質や、製造工程で使用された分散剤、乳化剤
その他の添加物質の薄膜で覆われていて、EA粒子とし
てのEA効果が充分に発揮されない場合がある。この不
活性物質の薄膜は粒子表面を研磨することによって容易
に除去することができる。従って芯体31と表層33を
同時に形成する場合には、その表面を研磨することが好
ましい。
【0059】この粒子表面の研磨は、種々な方法で行う
ことができる。例えば、無機・有機複合粒子30を水な
どの分散媒体中に分散させて、これを攪拌する方法によ
って行うことができる。この際、分散媒体中に砂粒やボ
ールなどの研磨材を混入して無機・有機複合粒子30と
共に攪拌する方法、あるいは研削砥石を用いて攪拌する
方法などによって行うこともできる。例えばまた、分散
媒体を使用せず、無機・有機複合粒子30と上記のよう
な研磨材または研削砥石とを用いて乾式で攪拌して行う
こともできる。さらに好ましい研磨方法は、無機・有機
複合粒子をジェット気流などによって気流攪拌する方法
である。これは気相中で粒子自体を相互に激しく衝突さ
せて研磨する方法であり、他の研磨材を必要とせず、研
磨済みの粒子を分級によって容易に分離し得る点で好ま
しい方法である。上記のジェット気流攪拌においては、
それに用いられる装置の種類、攪拌速度、無機・有機複
合粒子の材質などにより研磨条件を選定する必要がある
が、一般的には6000rpmの攪拌速度で0.5mi
n〜15min程度ジェット気流攪拌することが好まし
い。
ことができる。例えば、無機・有機複合粒子30を水な
どの分散媒体中に分散させて、これを攪拌する方法によ
って行うことができる。この際、分散媒体中に砂粒やボ
ールなどの研磨材を混入して無機・有機複合粒子30と
共に攪拌する方法、あるいは研削砥石を用いて攪拌する
方法などによって行うこともできる。例えばまた、分散
媒体を使用せず、無機・有機複合粒子30と上記のよう
な研磨材または研削砥石とを用いて乾式で攪拌して行う
こともできる。さらに好ましい研磨方法は、無機・有機
複合粒子をジェット気流などによって気流攪拌する方法
である。これは気相中で粒子自体を相互に激しく衝突さ
せて研磨する方法であり、他の研磨材を必要とせず、研
磨済みの粒子を分級によって容易に分離し得る点で好ま
しい方法である。上記のジェット気流攪拌においては、
それに用いられる装置の種類、攪拌速度、無機・有機複
合粒子の材質などにより研磨条件を選定する必要がある
が、一般的には6000rpmの攪拌速度で0.5mi
n〜15min程度ジェット気流攪拌することが好まし
い。
【0060】本発明で用いる電気感応型光機能性流体組
成物16は、上記のEA粒子を、必要なら分散剤など他
の成分と共に電気絶縁性媒体中に均一に攪拌混合し分散
させて製造することができる。この攪拌機としては、液
状分散媒に固体粒子を分散させるために通常使用される
ものがいずれも使用できる。
成物16は、上記のEA粒子を、必要なら分散剤など他
の成分と共に電気絶縁性媒体中に均一に攪拌混合し分散
させて製造することができる。この攪拌機としては、液
状分散媒に固体粒子を分散させるために通常使用される
ものがいずれも使用できる。
【0061】透過光量の制御に用いる場合に有効なEA
粒子の電気絶縁性媒体中における濃度は、特に限定され
るものではないが、0.5重量%ないし15重量%の範
囲内であることが好ましい。粒子濃度が0.5重量%未
満では粒子密度が過小であって電界無印加時にも透明感
があって電界印加時とのコントラストが十分に得られ
ず、15重量%を越えると、粒子密度が過大となり、電
界を印加してEA粒子を配向制御しても十分な透明感が
得られなくなる惧れがある。この観点から、EA粒子2
の電気絶縁性媒体中の濃度は、2.5重量%ないし10
重量%の範囲内とすることが更に好ましい。
粒子の電気絶縁性媒体中における濃度は、特に限定され
るものではないが、0.5重量%ないし15重量%の範
囲内であることが好ましい。粒子濃度が0.5重量%未
満では粒子密度が過小であって電界無印加時にも透明感
があって電界印加時とのコントラストが十分に得られ
ず、15重量%を越えると、粒子密度が過大となり、電
界を印加してEA粒子を配向制御しても十分な透明感が
得られなくなる惧れがある。この観点から、EA粒子2
の電気絶縁性媒体中の濃度は、2.5重量%ないし10
重量%の範囲内とすることが更に好ましい。
【0062】本発明において用いる電気絶縁性媒体の動
粘度は、1〜3000cStの範囲にあるのが好まし
い。動粘度が1cStより小さいと、分散媒中に揮発成
分が多量に存在し、電気感応型光機能性流体組成物の貯
蔵安定性の面で不足を生じ、動粘度が3000cStよ
り大きいと調整時に気泡を巻き込み、その気泡が抜け難
くなり、取扱いに支障を来すので好ましくない。なお、
この動粘度の範囲は、1〜3000cStが好ましい範
囲、10〜1000cStがさらに好ましい範囲とな
る。EA組成物に印加する電圧としては、例えば0.1
kV/mm〜5.0kV/mmの範囲内で任意の電界を
かけることができるが、この範囲より大きな電界をかけ
てもよい。また、特に0.25kV/mm〜1.5kV
/mmの範囲とすることが好ましい。
粘度は、1〜3000cStの範囲にあるのが好まし
い。動粘度が1cStより小さいと、分散媒中に揮発成
分が多量に存在し、電気感応型光機能性流体組成物の貯
蔵安定性の面で不足を生じ、動粘度が3000cStよ
り大きいと調整時に気泡を巻き込み、その気泡が抜け難
くなり、取扱いに支障を来すので好ましくない。なお、
この動粘度の範囲は、1〜3000cStが好ましい範
囲、10〜1000cStがさらに好ましい範囲とな
る。EA組成物に印加する電圧としては、例えば0.1
kV/mm〜5.0kV/mmの範囲内で任意の電界を
かけることができるが、この範囲より大きな電界をかけ
てもよい。また、特に0.25kV/mm〜1.5kV
/mmの範囲とすることが好ましい。
【0063】次に、このような表示装置を作動させる場
合について説明する。例えば、前記切り換えスイッチ1
7及び切り換えスイッチ18を操作し、表示部基準導電
層21と表示部非対向導電層23との間、及び非表示部
基準導電層26と非表示部対向導電層27との間に、そ
れぞれ電圧を印加した場合、非表示部12では、図7に
示したように、上下に対向した導電層間に電界が形成さ
れ、それらに挟まれた電気感応型光機能性流体組成物1
6に含まれる無機・有機複合粒子30は分極し、該導電
層間に、基板に垂直な方向に鎖状に結合されて配列され
る。これらの鎖状結合体は相互に離間して平行に配向さ
れる。
合について説明する。例えば、前記切り換えスイッチ1
7及び切り換えスイッチ18を操作し、表示部基準導電
層21と表示部非対向導電層23との間、及び非表示部
基準導電層26と非表示部対向導電層27との間に、そ
れぞれ電圧を印加した場合、非表示部12では、図7に
示したように、上下に対向した導電層間に電界が形成さ
れ、それらに挟まれた電気感応型光機能性流体組成物1
6に含まれる無機・有機複合粒子30は分極し、該導電
層間に、基板に垂直な方向に鎖状に結合されて配列され
る。これらの鎖状結合体は相互に離間して平行に配向さ
れる。
【0064】ここで、電気感応型光機能性流体組成物1
6中に含まれる無機・有機複合粒子30の割合は、数重
量%〜20重量%程度の範囲であり、全体としては少な
いので、これらが配向して鎖状結合体を構成すると、そ
れら鎖状結合体同志の間には、固体粒子の直径よりもか
なり広い間隔があくことになり、これにより収納体の厚
さ方向に入射された光は、ほとんど減衰することなく通
過する。したがって、非表示部をほぼ透明状態とするこ
とができる。
6中に含まれる無機・有機複合粒子30の割合は、数重
量%〜20重量%程度の範囲であり、全体としては少な
いので、これらが配向して鎖状結合体を構成すると、そ
れら鎖状結合体同志の間には、固体粒子の直径よりもか
なり広い間隔があくことになり、これにより収納体の厚
さ方向に入射された光は、ほとんど減衰することなく通
過する。したがって、非表示部をほぼ透明状態とするこ
とができる。
【0065】一方、表示部11にあっては、表示部基準
導電層21と、表示部非対向導電層23という、互いに
ずれた位置に形成された導電層間に電界が印加されるた
め、それらに挟まれた電気感応型光機能性流体組成物1
6に含まれる無機・有機複合粒子30は、基板に対して
傾いた状態で鎖状に結合する。この状態では、入射した
光は、無機・有機複合粒子30の鎖状結合体の存在によ
って遮断されるため、表示部11は、無機・有機複合粒
子30が有する色に応じた濁った色調の不透明状態とな
る。例えば、EA無機物として酸化チタン系のものを用
いた場合は、白濁した色調とすることができる。ここ
で、固体粒子が球形状であれば、光の散乱が全方向にな
されるので、特定の方向に光が収束されたり漏れたりす
るおそれがない。その結果、表示装置全体としては、図
3に示したように、表示部11が不透明、非表示部12
が透明となって、表示が際立つとともに内部に陳列され
た商品は、透明な非表示部12を通して見ることができ
る。
導電層21と、表示部非対向導電層23という、互いに
ずれた位置に形成された導電層間に電界が印加されるた
め、それらに挟まれた電気感応型光機能性流体組成物1
6に含まれる無機・有機複合粒子30は、基板に対して
傾いた状態で鎖状に結合する。この状態では、入射した
光は、無機・有機複合粒子30の鎖状結合体の存在によ
って遮断されるため、表示部11は、無機・有機複合粒
子30が有する色に応じた濁った色調の不透明状態とな
る。例えば、EA無機物として酸化チタン系のものを用
いた場合は、白濁した色調とすることができる。ここ
で、固体粒子が球形状であれば、光の散乱が全方向にな
されるので、特定の方向に光が収束されたり漏れたりす
るおそれがない。その結果、表示装置全体としては、図
3に示したように、表示部11が不透明、非表示部12
が透明となって、表示が際立つとともに内部に陳列され
た商品は、透明な非表示部12を通して見ることができ
る。
【0066】さらに、前記切り換えスイッチ17及び切
り換えスイッチ18を操作し、表示部基準導電層21と
表示部対向導電層22との間、及び非表示部基準導電層
26と非表示部非対向導電層28との間に、それぞれ電
圧を印加した場合は、上述とは逆に、図4に示したよう
に、表示部11は透明となり、非表示部12は不透明と
なる。よって、上記切り換えスイッチを操作するだけ
で、表示部11と非表示部とを極めて容易に反転させる
ことができる。
り換えスイッチ18を操作し、表示部基準導電層21と
表示部対向導電層22との間、及び非表示部基準導電層
26と非表示部非対向導電層28との間に、それぞれ電
圧を印加した場合は、上述とは逆に、図4に示したよう
に、表示部11は透明となり、非表示部12は不透明と
なる。よって、上記切り換えスイッチを操作するだけ
で、表示部11と非表示部とを極めて容易に反転させる
ことができる。
【0067】この表示装置1にあっては、例えば0.1
〜5.0kV/mmの電圧では、10mAという極めて
小さな電流で駆動できるので、10W/m2 程度の電力
があれば十分に作動させることができ、省電力型の表示
装置とすることができる。さらに、導電層に電圧を印加
してから数秒〜数十秒で完全に固体粒子を配列できるの
で、十分高速な応答性が得られる。また、電界を印加し
て配列させた固体粒子は、電圧を切ってもしばらくはそ
の状態を維持するので、電界の印加を間欠的に行うよう
にして消費電力を削減することもできる。この間隔は、
例えば電気感応型光機能性流体組成物の粘度を調節する
ことによって適宜選択できる。即ち、動粘度を低くすれ
ば維持時間を短縮でき、動粘度を高くすれば維持時間を
長くすることができる。
〜5.0kV/mmの電圧では、10mAという極めて
小さな電流で駆動できるので、10W/m2 程度の電力
があれば十分に作動させることができ、省電力型の表示
装置とすることができる。さらに、導電層に電圧を印加
してから数秒〜数十秒で完全に固体粒子を配列できるの
で、十分高速な応答性が得られる。また、電界を印加し
て配列させた固体粒子は、電圧を切ってもしばらくはそ
の状態を維持するので、電界の印加を間欠的に行うよう
にして消費電力を削減することもできる。この間隔は、
例えば電気感応型光機能性流体組成物の粘度を調節する
ことによって適宜選択できる。即ち、動粘度を低くすれ
ば維持時間を短縮でき、動粘度を高くすれば維持時間を
長くすることができる。
【0068】この表示装置1は、例えば透明基板と、透
明な導電層と、電気感応型光機能性流体組成物と、切り
換えスイッチと、電源とからなる簡単な構成でよく、前
記電気感応型光機能性流体組成物は、通常の液晶材料に
対して単価において1/10以下と極めて安価である。
よって従来の液晶などを用いた表示装置よりも極めて低
コストで製造可能である。
明な導電層と、電気感応型光機能性流体組成物と、切り
換えスイッチと、電源とからなる簡単な構成でよく、前
記電気感応型光機能性流体組成物は、通常の液晶材料に
対して単価において1/10以下と極めて安価である。
よって従来の液晶などを用いた表示装置よりも極めて低
コストで製造可能である。
【0069】なお、上記実施例において、各導電層はほ
ぼ櫛型形状をなして形成したが、これら導電層の形状は
これに限られるものではなく、任意の形状とすることが
できる。少なくとも、基準導電層と対向導電層が相対向
し、非対向導電層がずれた位置に形成されれば、その形
状は、例えば、格子状、網目状、クロスステッチ状、ド
ットパターン状、種々の幾何学模様等のいずれの形状を
なして形成しても良い。
ぼ櫛型形状をなして形成したが、これら導電層の形状は
これに限られるものではなく、任意の形状とすることが
できる。少なくとも、基準導電層と対向導電層が相対向
し、非対向導電層がずれた位置に形成されれば、その形
状は、例えば、格子状、網目状、クロスステッチ状、ド
ットパターン状、種々の幾何学模様等のいずれの形状を
なして形成しても良い。
【0070】また、本発明の表示装置は、前記収納体の
外部に、電灯、レーザー、あるいはローソクなどの照明
手段を具備していても良い。このような照明手段を収納
体の外部に設けることにより、この照明手段から供給さ
れる光が、透明部分をさらに明るくし、表示を際立たせ
ることができる。さらに、前記照明手段と前記収納体の
間に、色付きのパラフィン紙等の、照明手段から供給さ
れる光の着色手段を設けても良い。このような着色手段
を設けることにより、表示をさらに際立たせ、注意を喚
起することができる。
外部に、電灯、レーザー、あるいはローソクなどの照明
手段を具備していても良い。このような照明手段を収納
体の外部に設けることにより、この照明手段から供給さ
れる光が、透明部分をさらに明るくし、表示を際立たせ
ることができる。さらに、前記照明手段と前記収納体の
間に、色付きのパラフィン紙等の、照明手段から供給さ
れる光の着色手段を設けても良い。このような着色手段
を設けることにより、表示をさらに際立たせ、注意を喚
起することができる。
【0071】
【発明の効果】本発明の表示装置は、表示部及び非表示
部に含まれる電気感応型光機能性流体組成物に含有され
る固体粒子の配列方向を、電界を印加する方向を切り換
えることによって切り換え、それにより、透過する光量
を制御するものであるため、表示の切り換えを高速に行
うことができる。本発明の表示装置を構成する材料は、
従来の表示装置を構成する材料に比較して極めて安価で
あり、さらに本発明の表示装置の構成は比較的単純であ
るため、大型の表示装置を低コストで製造することがで
きる。本発明の表示装置によれば、従来単なる透明ガラ
スであったショーウインドなどに、反転可能な表示をな
すことができるため、大きな宣伝広告効果をもたらすこ
とができる。また、本発明の表示装置では、電圧を印加
するだけで必要な表示を顕現させることができるため、
例えば、定期的に開催される催し物の表示を、毎回作り
直す必要がなくなり、そのための費用と手間を削減する
ことができる。
部に含まれる電気感応型光機能性流体組成物に含有され
る固体粒子の配列方向を、電界を印加する方向を切り換
えることによって切り換え、それにより、透過する光量
を制御するものであるため、表示の切り換えを高速に行
うことができる。本発明の表示装置を構成する材料は、
従来の表示装置を構成する材料に比較して極めて安価で
あり、さらに本発明の表示装置の構成は比較的単純であ
るため、大型の表示装置を低コストで製造することがで
きる。本発明の表示装置によれば、従来単なる透明ガラ
スであったショーウインドなどに、反転可能な表示をな
すことができるため、大きな宣伝広告効果をもたらすこ
とができる。また、本発明の表示装置では、電圧を印加
するだけで必要な表示を顕現させることができるため、
例えば、定期的に開催される催し物の表示を、毎回作り
直す必要がなくなり、そのための費用と手間を削減する
ことができる。
【図1】本発明の表示装置の構造を示す断面図である。
【図2】本発明の表示装置に好適な電気感応型光機能性
流体組成物に含有されるEA粒子を示す模式図である。
流体組成物に含有されるEA粒子を示す模式図である。
【図3】本発明の表示装置の一実施例の一態様を示す図
である。
である。
【図4】本発明の表示装置の一実施例の他の態様を示す
図である。
図である。
【図5】本発明の表示装置の構造を説明するための図で
ある。
ある。
【図6】本発明の表示装置の構造を説明するための図で
ある。
ある。
【図7】本発明の表示装置の作動原理を説明するための
図である。
図である。
【図8】本発明の表示装置の作動原理を説明するための
図である。
図である。
【図9】特開平4−31833号公報に開示された従来
例の一構造を示す断面図である。
例の一構造を示す断面図である。
【図10】図9に示す従来構造において液晶を配向制御
した状態の光透過性を示す説明図である。
した状態の光透過性を示す説明図である。
【図11】図9に示す従来構造において液晶を配向制御
していない状態の光透過性を示す説明図である。
していない状態の光透過性を示す説明図である。
1 表示装置 11 表示部 12 非表示部 14 一方の透明基板 15 他方の透明基板 16 電気感応型光機能性流体組成物 20 シール部材 21 表示部基準導電層 22 表示部対向導電層 23 表示部非対向導電層 26 非表示部基準導電層 27 非表示部対向導電層 28 非表示部非対向導電層 30 無機・有機複合粒子 31 芯体 32 EA無機物 33 表層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 枝村 一弥 東京都港区芝公園2丁目6番15号 藤倉化 成株式会社本社事務所内 (72)発明者 大坪 泰文 千葉県千葉市稲毛区小仲台9丁目21番1号 206
Claims (8)
- 【請求項1】 電界配列効果を有する固体粒子を電気絶
縁性媒体に含有してなる電気感応型光機能性流体組成物
と、この電気感応型光機能性流体組成物を収納し、対向
する2面の少なくとも相対向する一部を透明とした中空
の収納体とを有し、 前記収納体の相対向する透明部分に、表示部及び非表示
部が設けられ、 該表示部をなす透明部分の一方の面に、1以上の透明な
表示部基準導電層を区分けして形成し、該表示部をなす
透明部分の他方の面に、前記表示部基準導電層に対向す
る1以上の透明な表示部対向導電層を形成し、前記表示
部をなす透明部分の他方の面の前記表示部対向導電層が
形成されていない部分に1以上の透明な表示部非対向導
電層を形成し、 前記非表示部をなす透明部分の一方の面に、1以上の透
明な非表示部基準導電層を区分けして形成し、該非表示
部をなす透明部分の他方の面に、前記非表示部基準導電
層に対向する1以上の透明な非表示部対向導電層を形成
し、前記非表示部をなす透明部分の他方の面の前記非表
示部対向導電層が形成されていない部分に1以上の透明
な非表示部非対向導電層を形成し、 さらに、前記表示部基準導電層と表示部対向導電層間及
び前記非表示部基準導電層と非表示部非対向導電層間に
通電するか、前記表示部基準導電層と表示部非対向導電
層間及び前記非表示部基準導電層と非表示部対向導電層
間に通電するかを切り換える切り換え手段を具備してな
ることを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 前記固体粒子が、有機高分子化合物から
なる芯体と、電界配列効果を有する無機物を含む表層と
によって形成される無機・有機複合粒子であることを特
徴とする請求項1記載の表示装置。 - 【請求項3】 前記れお効果を有する無機物が、無機イ
オン交換体、シリカゲル、または電気半導体性無機物、
もしくはそれらの混合物であることを特徴とする請求項
2記載の表示装置。 - 【請求項4】 前記収納体の外部に、照明手段をさらに
具備することを特徴とする請求項1記載の表示装置。 - 【請求項5】 前記収納体と前記照明手段との間に、光
の着色手段をさらに具備することを特徴とする請求項4
記載の表示装置。 - 【請求項6】 前記表層が、電界配列効果を有する無機
物とともに色素粒子を含むことを特徴とする請求項2ま
たは3記載の表示装置。 - 【請求項7】 前記芯体が、色素を含むものであること
を特徴とする請求項2,3または6記載の表示装置。 - 【請求項8】 前記電気絶縁性媒体が、着色されたもの
であることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7210761A JPH08211419A (ja) | 1994-08-19 | 1995-08-18 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19583194 | 1994-08-19 | ||
| JP6-195831 | 1994-08-19 | ||
| JP7210761A JPH08211419A (ja) | 1994-08-19 | 1995-08-18 | 表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08211419A true JPH08211419A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=26509374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7210761A Pending JPH08211419A (ja) | 1994-08-19 | 1995-08-18 | 表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08211419A (ja) |
-
1995
- 1995-08-18 JP JP7210761A patent/JPH08211419A/ja active Pending
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