JPH08237178A - 移動体識別装置 - Google Patents

移動体識別装置

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JPH08237178A
JPH08237178A JP3510495A JP3510495A JPH08237178A JP H08237178 A JPH08237178 A JP H08237178A JP 3510495 A JP3510495 A JP 3510495A JP 3510495 A JP3510495 A JP 3510495A JP H08237178 A JPH08237178 A JP H08237178A
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正人 南北
Toshiaki Yoshiyasu
利明 吉安
Koji Ono
浩司 大野
Takayuki Arai
隆之 新居
Masahiro Osada
雅裕 長田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リーダライタとデータキャリアとの交信可能な
範囲を拡大する。 【構成】データキャリアBはリーダライタAからの搬送
波を送受信用共振回路10で搬送波を受信する。このと
き、搬送波の停止期間に送受信用共振回路10に残響振
動が発生する。この残響振動をリーダライタAの受信用
共振回路5で受信し、受信レベルをレベル判定回路19
において所定のしきい値レベルと比較する。残響振動の
受信レベルがしきい値レベルを上回る場合、レベル判定
回路19より符号化回路1に制御信号を入力する。制御
信号が入力されると符号化回路19はASK変調回路3
を制御し、搬送波のパルス数を1個だけ減少させるとと
もに停止期間をパルス1個分だけ延ばす。これにより、
残響振動の発生開始が早まり、停止期間内で残響振動を
充分に減衰させることができる。よって、リーダライタ
Aの送信データの区切りが明確になり、交信可能範囲を
拡大できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リーダライタと移動体
に設けたデータキャリアとの間で電磁波による無線信号
を用いてデータの送受信を行い、リーダライタの交信可
能範囲内での移動体の存否を検出したり、データキャリ
アにデータ設定を行うことができるようにした移動体識
別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、リーダライタと移動体に設け
たデータキャリアとの間で電磁波による無線信号を用い
てデータの送受信を行い、リーダライタの交信可能範囲
内での移動体の存否を検出したり、データキャリアにデ
ータ設定を行うことができるようにした移動体識別装置
が種々提案されており、コンベア上を搬送されるワーク
のような移動体にデータキャリア(或いはIDタグとも
呼ばれる)を設け、ワークに関する情報(データ)をリ
ーダライタ側で得るようにしたものなどがある。
【0003】図5は上記のような移動体識別装置の一例
を示すブロック図であり、本出願人が既に出願している
ものである(特願平6−174113号参照)。リーダ
ライタAは、データの送信を行うための送信用コイルL
1 と、データの受信を行うための受信用コイルL2 とを
有しており、データキャリアBが有する送受信用コイル
3 と、これらの送信用コイルL1 及び受信用コイルL
2 とが移動体の移動によって電磁気的に結合されるよう
に、データキャリアBに対してリーダライタAが配置し
てある。
【0004】また、リーダライタAには図示しない上位
のコントローラが接続されており、このコントローラが
送出データSDをリーダライタAに送出し、リーダライ
タAから得られる受信データRDを読み込むようにして
いる。さて、リーダライタAは、コントローラからの送
信/受信切換信号(以下、T/R信号と略す)によって
送信状態に切り換えられているときに、コントローラか
らのデータクロック信号に同期してコントローラから送
出される送出データSDを後述するような所定の符号列
に変換する符号化回路1と、搬送波を発生する搬送波発
生器2と、符号化回路1から得られる符号列の論理値”
0”と論理値”1”に応じて搬送波を断続させて振幅シ
フトキーイング変調を行うASK変調回路3と、ASK
変調回路3からパルス信号が与えられたときにのみ一定
の周波数の発振を行う発振器4とを備え、送信用コイル
1 によって発振器4の出力を電磁波として送信するよ
うになっている。
【0005】また、上述のように、リーダライタAには
受信用コイルL2 が設けてあり、この受信用コイルL2
に並列にコンデンサC1 が接続され発振器4の発振周波
数に共振する受信用共振回路5が構成されている。この
受信用共振回路5の両端に得られる誘起電圧は受信アン
プ6において増幅される。増幅された誘起電圧はアナロ
グスイッチSWを介して周波数シフトキーイング復調回
路(以下、FSK復調回路7と略す)に与えられる。
【0006】ここで、アナログスイッチSWは受信タイ
ミング発生回路8から与えられる受信タイミング信号に
よってオン・オフされ、FSK復調回路7に与えられる
受信アンプ6の出力を断続するのである。受信タイミン
グ発生回路8は、コントローラから与えられるT/R信
号により制御されるものであって、受信状態に切り換え
られているときにデータクロック信号に同期して受信タ
イミング信号を発生する。
【0007】一方、FSK復調回路7はアナログスイッ
チSWを介して得られる信号をFSK復調するものであ
り、復調された信号はサンプルホールド回路9に与えら
れる。サンプルホールド回路9はコントローラからのデ
ータクロック信号に基づいて入力信号をホールドして2
値信号を得るものであり、その出力は受信データRDと
してコントローラに与えられる。
【0008】データキャリアBは、送受信用コイルL3
と並列にコンデンサC2 を接続して成る送受信用共振回
路10を有しており、この送受信用共振回路10の両端
の誘起電圧が包絡線検波回路11及びダイオードブリッ
ジDBに与えられる。ダイオードブリッジDBは送受信
用共振回路10に得られる誘起電圧を全波整流して定電
圧回路12に与える。定電圧回路12はその整流された
電圧を平滑し一定の電圧としてデータキャリアBの動作
電源としている。
【0009】送受信用共振回路10の一端にはクロック
弁別回路13が接続してある。このクロック弁別回路1
3は送受信共振回路10に得られる発振周波数のクロッ
クを送信信号が与えられたときに検出するものであっ
て、そのクロック信号をデータ判別回路14に与える。
また、データ判別回路14には包絡線検波回路11の出
力が与えられており、その出力がクロック信号のパルス
数をカウントするゲート信号となる。すなわち、データ
判別回路14は上記包絡線検波回路11の出力であるゲ
ート信号に基づいてクロック弁別回路12から与えられ
るクロック信号のパルス数をカウントし、リーダライタ
Aの符号化回路1における符号化の規則に従って送信デ
ータを復調している。
【0010】ところで、リーダライタAから送信される
信号にはデータ及びコマンドが含まれており、データキ
ャリアBが有するメモリ制御部15はこのコマンドに基
づいて与えられたデータをメモリ16に書き込むととも
に、メモリ16内のデータを読み出すように制御するの
である。また、メモリ制御部15には基準クロックとし
て、クロック弁別回路13の出力の立ち上がりに同期し
たサンプリングクロック信号がデータ判別回路14より
与えられており、メモリ16から読み出されたデータは
返信制御回路17に与えられる。この返信制御回路17
は、送受信用共振回路10の送受信用コイルL3 にコン
デンサC3 を介して並列に接続されたスイッチング素子
18をオン・オフするものである。すなわち、スイッチ
ング素子18がオンされることによって送受信用共振回
路10にコンデンサC3 が接続されてその共振周波数が
変化するから、返信制御回路17はリーダライタAから
の送信が停止されたときに送受信用共振回路10に発生
する残響振動の振動周波数を2つの値(送受信用コイル
3 とコンデンサC2 とで決まる周波数、送受信用コイ
ルL3 、コンデンサC2 及びコンデンサC3 で決まる周
波数)に切り換えることにより、返信データをFSK変
調してリーダライタAに送信している。
【0011】次に動作について説明する。図6はリーダ
ライタAからデータキャリアBにデータを送信する場合
のタイムチャートである。まず、リーダライタAよりデ
ータキャリアBにデータを送信する際には、コントロー
ラより符号化回路1にT/R信号が与えられて送信状態
に切り換えられる。その後、図6(a)に示すようにコ
ントローラより送出データSD(例えば図示のように”
HLLH”)の信号が符号化回路1に与えられる。送出
データSDが与えられた符号化回路1は、コントローラ
から与えられるデータクロック信号に同期して送出デー
タSDをサンプリングし、1ビットごとに以下のような
規則に従って符号化する。その規則とは、例えば送出デ
ータSDの1ビットを論理値”0”が1個、論理値”
1”が3個から成る4ビットの符号に置き換えるもので
ある。すなわち、送出データSDが”L”のときには”
1011”、”H”のときには”1110”という4ビ
ットの符号が得られる(同図(b)参照)。但し、符号
の決め方は上記に限定するものではなく、例えば送出デ
ータSDが”L”のときには”0111”、”H”のと
きには”1101”というようにしてもよい。
【0012】上記の規則に従って送出データSDを符号
化すると、送出データSDが変化しない場合には、符号
列では論理値”0”と論理値”0”の間に論理値”1”
が3個連続することになる。また、送出データSDが論
理値”0”から論理値”1”に変化した場合には、符号
列では論理値”0”と論理値”0”の間に論理値”1”
が5個連続することになる。さらに、送出データSDが
論理値”1”から論理値”0”に変化した場合には、符
号列では論理値”0”と論理値”0”の間に論理値”
1”が1個だけしか存在しない。そこで、符号列の論理
値”1”に対して搬送波のパルスをn個割り当て、AS
K変調回路3において搬送波を断続してASK変調すれ
ば、送出データSDのデータ列をn個,3n個,5n個
の搬送波のパルスの組み合わせで送信することができ
る。このときの送信信号の波形は図6(c)に示すよう
になる。
【0013】上記の送信信号はリーダライタAの送信用
コイルL1 から電磁波にて送信され、その送信信号によ
ってデータキャリアBの送受信用共振回路10に誘起電
圧が生じる(図6(d)参照)。なお、送信信号が停止
されても送受信用共振回路10には徐々に減衰する残響
振動が生じている。また、送受信用共振回路10の出力
は包絡線検波回路11に与えられて図6に(e)に示す
ようなゲート信号が得られるとともに、クロック弁別回
路13にも与えられて図6(f)に示すようなクロック
信号が得られる。これらのゲート信号とクロック信号と
はデータ判別回路14に与えられ、データ判別回路14
においてクロック信号のパルス数がカウントされる。カ
ウントされたパルス数より上記の規則に従って復調され
る符号列を”H”,”L”の信号に戻せば、コントロー
ラから送出された送出データSDをデータキャリアBに
おいて再現できる(図6(g)参照)。なお、データ判
別回路14においては、図6(h)に示すような包絡線
検波回路11の出力の立ち上がりに同期したサンプリン
グクロック信号を得ており、上記再現された送出データ
SD(復調信号)と、このサンプリングクロック信号と
をメモリ制御部15に与えている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成では、上述したようにリーダライタAからの送信信号
が停止されてもデータキャリアBの送受信用共振回路1
0には徐々に減衰する残響振動が生じている。したがっ
て、リーダライタAとデータキャリアBとが適当な距離
だけ離れている場合には、図7に示すようにリーダライ
タAからの送信波形に対して論理値”0”の信号に対応
した、搬送波が送信されてこない期間内で上記残響振動
が充分減衰するため、論理値”0”と”1”との信号の
区切りを判別することは容易にできる。
【0015】しかしながら、リーダライタAとデータキ
ャリアBとが極めて接近している場合には、図8(a)
に示すように、残響振動のレベルが大きいために搬送波
が送信されてこない期間内で残響振動が減衰し切れず、
同図(b)に示すように包絡線検波回路11の出力がH
レベルのままとなり、また、同図(c)に示すようにク
ロック弁別回路13からもクロック信号が出力され続け
ることになる。そのため、データキャリアBではリーダ
ライタAからの送信データを正しく受け取ることができ
なかったり、また、データキャリアBにおいてはリーダ
ライタAからの送信の停止を検出できず、リーダライタ
Aへの返信を行なうことができない場合があり、リーダ
ライタAとデータキャリアBとの交信可能範囲が狭くな
ってしまうことがある。
【0016】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、リーダライタとデータ
キャリアとの交信可能な範囲を拡大することができる移
動体識別装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、無線による電磁波の呼び出し信
号を送信するリーダライタと、移動体に設けられリーダ
ライタからの呼び出し信号を受信するとリーダライタに
対して無線による電磁波の返送信号を送信するデータキ
ャリアとを備え、データキャリアにはリーダライタから
の電磁波の呼び出し信号に共振する共振回路を具備して
呼び出し信号の送信が停止したときに共振回路に発生す
る残響振動によってデータキャリアからリーダライタに
電磁波の返送信号を送信する移動体識別装置であって、
パルス状の電磁波の搬送波にて振幅シフトキーイング変
調された呼び出し信号を送信する送信手段と、呼び出し
信号の送信を停止している期間にデータキャリアの共振
回路に発生する残響振動を受信する残響振動受信手段
と、残響振動の受信レベルが所定のレベルを上回る場合
には送信手段を制御してデータキャリアへ送信する搬送
波のパルス数を減少させる制御手段とをリーダライタに
具備して成ることを特徴とする。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、残響振動の受信レベルを所定のしきい値レベルと比
較し、残響振動の受信レベルがしきい値レベルを上回っ
ている場合にデータキャリアへ送信する呼び出し信号の
搬送波のパルス数を1個減少させるとともに停止期間を
パルス1個分だけ延ばすように送信手段を制御する制御
手段をリーダライタに具備して成ることを特徴とする。
【0019】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、残響振動の受信信号をA/D変換して所定のしきい
値レベルと比較し、受信信号レベルがしきい値レベルを
上回っている場合に受信信号レベルとしきい値レベルと
のレベル差を算出するとともに、データキャリアへ送信
する呼び出し信号の搬送波のパルス数をレベル差に応じ
て減少させるとともに停止期間を減少させたパルス数分
だけ延ばすように送信手段を制御する制御手段をリーダ
ライタに具備して成ることを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1の発明の構成では、無線による電磁波
の呼び出し信号を送信するリーダライタと、移動体に設
けられリーダライタからの呼び出し信号を受信するとリ
ーダライタに対して無線による電磁波の返送信号を送信
するデータキャリアとを備え、データキャリアにはリー
ダライタからの電磁波の呼び出し信号に共振する共振回
路を具備して呼び出し信号の送信が停止したときに共振
回路に発生する残響振動によってデータキャリアからリ
ーダライタに電磁波の返送信号を送信する移動体識別装
置であって、パルス状の電磁波の搬送波にて振幅シフト
キーイング変調された呼び出し信号を送信する送信手段
と、呼び出し信号の送信を停止している期間にデータキ
ャリアの共振回路に発生する残響振動を受信する残響振
動受信手段と、残響振動の受信レベルが所定のレベルを
上回る場合には送信手段を制御してデータキャリアへ送
信する搬送波のパルス数を減少させる制御手段とをリー
ダライタに具備したので、データキャリアの共振回路に
発生する残響振動のレベルが大きい場合には、リーダラ
イタから送信する搬送波のパルス数を減少させることで
データキャリアの共振回路における残響振動の発生開始
のタイミングを早めることができ、残響振動のレベルが
大きい場合でも、次に呼び出し信号の搬送波の送信を開
始するまでに、呼び出し信号の区切りを判別するのに充
分なレベルまで残響振動を減衰させることができる。
【0021】請求項2の発明の構成では、残響振動の受
信レベルを所定のしきい値レベルと比較し、残響振動の
受信レベルがしきい値レベルを上回っている場合にデー
タキャリアへ送信する呼び出し信号の搬送波のパルス数
を1個減少させるとともに停止期間をパルス1個分だけ
延ばすように送信手段を制御する制御手段をリーダライ
タに具備したので、残響振動の受信レベルがしきい値レ
ベルを上回る場合には呼び出し信号の搬送波のパルス数
を1個減少させるとともに停止期間をパルス1個分だけ
延ばすことにより、残響振動のレベルをさらに充分に減
衰させることができ、呼び出し信号の区切りをより明確
に判別することができる。
【0022】請求項3の発明の構成では、残響振動の受
信信号をA/D変換して所定のしきい値レベルと比較
し、受信信号レベルがしきい値レベルを上回っている場
合に受信信号レベルとしきい値レベルとのレベル差を算
出するとともに、データキャリアへ送信する呼び出し信
号の搬送波のパルス数をレベル差に応じて減少させると
ともに停止期間を減少させたパルス数分だけ延ばすよう
に送信手段を制御する制御手段をリーダライタに具備し
たので、残響振動の受信レベルがしきい値レベルを上回
る場合には、残響振動の受信レベルとしきい値レベルと
のレベル差に応じた数だけ呼び出し信号の搬送波のパル
ス数を減少させ、且つ停止期間を減少させたパルス数分
だけ延ばすことにより、より少ない繰り返し処理によっ
て残響振動のレベルをさらに充分に減衰させることがで
きる。
【0023】
【実施例】
(実施例1)図1は本実施例を示す回路ブロック図であ
る。ただし、図1に示すように、本実施例の基本構成は
図5に示す従来例装置と共通するので、共通する部分に
は同一の符号を付して説明は省略し、本実施例の特徴と
なる部分についてのみ説明する。
【0024】本実施例は、リーダライタAからの搬送波
の送信を停止している期間にデータキャリアBの送受信
用共振回路10に発生する残響振動をリーダライタAの
受信用共振回路5で受信し、その受信した信号(以下、
残響信号と呼ぶ)のレベルを予め設定された所定のしき
い値レベルと比較するレベル判定回路19をリーダライ
タAに設け、上記残響信号レベルがしきい値を越える場
合にレベル判定回路19から制御信号を符号化回路1に
入力して、符号化回路1によりASK変調回路3を制御
してリーダライタAから送信する搬送波のパルス数1個
分だけ減少させるとともに停止期間をパルス1個分に応
じた時間だけ延ばすようにした点に特徴を有するもので
ある。すなわち、本実施例ではレベル判定回路19と符
号化回路1とで制御手段を構成している。
【0025】レベル判定回路19は、受信用共振回路5
で受信した残響信号が受信アンプ6にて増幅されアナロ
グスイッチSWを介して入力されており、受信アンプ6
から入力された残響信号のレベルをしきい値レベルと比
較し、残響信号レベルが大きく、しきい値レベルを越え
る場合に符号化回路1に制御信号を入力する。一方、符
号化回路1では、上記制御信号が入力されるとASK変
調回路3を制御してデータキャリアBへ送信する搬送波
のパルス数を減少させ、さらに減少させたパルス数に対
応する時間分だけ搬送波の停止期間を長くしている。
【0026】ここで、ASK変調回路3は従来例で説明
したように、搬送波を3:1の割合で断続することによ
り送出データSDをASK変調してデータキャリアBに
送信しており、本実施例では搬送波のパルスを21個送
信し、パルス数の7個分だけ搬送波を停止させることで
1つの送出データSDを送信するのを基本としている。
すなわち、上記のASK変調は送出データSDの変化に
応じて下記のようにして行なっている(図6参照)。
【0027】1)送出データSDに変化がないとき 21個の搬送波パルスを送信、パルス数7個分だけ停止
期間を設ける。 2)送出データSDがHからLに変化したとき 7個の搬送波パルスを送信、パルス数7個分だけ停止期
間を設ける。 3)送出データSDがLからHに変化したとき 35個の搬送波パルスを送信、パルス数7個分だけ停止
期間を設ける。
【0028】次に、本実施例の特徴となる部分について
の動作を説明する。本実施例では、リーダライタAから
データキャリアBへのデータ送信を開始する前に、チェ
ック用のASK変調信号(以下、チェック信号と呼ぶ)
をリーダライタAからデータキャリアBに送信してい
る。このチェック信号は図2(a)に示すような21個
の搬送波パルスとパルス数7個分の停止期間を有する信
号であり、データキャリアBの送受信用共振回路10に
よって受信される。このとき、停止期間において送受信
用共振回路10には残響振動が生じるが、リーダライタ
AとデータキャリアBとの距離が適切で、図2(b)に
示すようにデータキャリアBにおける残響振動が停止期
間内に充分減衰すれば、図2(c),(d)に示すよう
に、データキャリアBではチェック信号を正しく受信す
ることができる。
【0029】一方、リーダライタAは停止期間に生じる
データキャリアBの残響振動を受信用共振回路5によっ
て受信し、受信アンプ6で増幅したあとで残響信号とし
て出力している。このときには、送受信切換信号が入力
された受信タイミング発生回路8によってアナログスイ
ッチSWがオンされており、受信アンプ6から出力され
る残響信号はレベル判定回路19に入力される。
【0030】レベル判定回路19では上記のように入力
された残響信号のレベルをしきい値レベルと比較し、残
響信号レベルがしきい値レベルを越えた場合に符号化回
路1に制御信号を入力する。ここで、上記のようにリー
ダライタAとデータキャリアBとの距離が適切であれ
ば、レベル判定回路19に入力される残響信号レベルが
しきい値レベルを越えることはない。しかしながら、リ
ーダライタAとデータキャリアBとの距離が接近し過ぎ
ている場合には、残響振動のレベルが大きいために停止
期間内に充分減衰せず(図8参照)、そのために残響信
号レベルがしきい値レベルを越えてしまうことになる。
【0031】このようにリーダライタAとデータキャリ
アBとの距離が接近し過ぎているためにレベル判定回路
19から符号化回路1に制御信号が入力された場合に
は、符号化回路1はASK変調回路3を制御して送信す
る搬送波のパルス数を1個減らし、且つその減らした1
個分だけ停止期間を延ばした新たなチェック信号を送信
させる。そして、同様にデータキャリアBの残響信号レ
ベルをレベル判定回路19においてしきい値レベルと比
較し、残響信号レベルがしきい値レベルを下回るまで上
記動作を繰り返す。
【0032】そして、残響信号レベルがしきい値レベル
を下回れば、そのときのチェック信号のパルス数と停止
期間の長さを基準に送出データSDをASK変調してデ
ータキャリアBに送信する。すなわち、この場合のAS
K変調は減少させたパルス数nに応じて下記のようにし
て行なっている。 1)送出データSDに変化がないとき (21−n)個の搬送波パルスを送信、パルス数(7+
n)個分だけ停止期間を設ける。
【0033】2)送出データSDがHからLに変化した
とき (7−n)個の搬送波パルスを送信、パルス数(7+
n)個分だけ停止期間を設ける。 3)送出データSDがLからHに変化したとき (35−n)個の搬送波パルスを送信、パルス数(7+
n)個分だけ停止期間を設ける。
【0034】上述のように、データキャリアBにおける
残響振動のレベルが大きい場合に、リーダライタAから
送信する搬送波のパルス数を減少させるとともに減少さ
せたパルス数に対応させて停止期間を長くする(図3
(a)参照)ことで、データキャリアBにおける残響振
動の開始のタイミングが早くなり、しかも、次に搬送波
を送信し始めるまでに、送出データSDの区切りを判別
するのに充分なレベルにまで残響振動を減衰させること
ができる(同図(b)参照)。従って、リーダライタA
とデータキャリアBとの距離が非常に短くデータキャリ
アBにおける残響振動のレベルが大きい場合でも、同図
(c),(d)に示すように、データキャリアBでは送
出データSDの区切りを判断することができるととも
に、リーダライタAへの返信のタイミングを容易に見出
すことができる。その結果、リーダライタAとデータキ
ャリアBとの間でデータの交信が行なえる交信可能範囲
を拡大することができ、また、交信可能距離を延ばすた
めにリーダライタAの搬送波送信電力を大きくした場合
でも、正常にデータの交信が可能な最短距離までもが長
くなるのを防ぐことができる。
【0035】(実施例2)図4は本実施例を示す回路ブ
ロック図である。図4に示すように本実施例の基本構成
及びその基本動作は実施例1と共通であり、共通する部
分には同一の符号を付して説明は省略し、本実施例の特
徴となる部分の構成及び動作についてのみ説明する。
【0036】本実施例は、実施例1のレベル判定回路1
9の代わりに、受信アンプ6からアナログスイッチSW
を介して入力される残響信号のレベルをA/D変換して
しきい値データと比較するとともに、A/D変換された
残響信号のレベルを示すデータがしきい値データを越え
ていた場合に両者のレベル差を無くするのに必要な搬送
波パルスの減少数を決定してそのデータを符号化回路1
に入力するA/D変換回路20をリーダライタAに設
け、符号化回路1によりASK変調回路3を制御して入
力されたデータに応じた数だけ搬送波のパルス数を減少
させるとともに減少させたパルス数に応じた時間だけ停
止期間を延ばすようにした点に特徴を有するものであ
る。すなわち、本実施例ではA/D変換回路20と符号
化回路1とで制御手段を構成している。
【0037】A/D変換回路20は、受信アンプ6から
入力される残響信号をA/D変換するとともに、デジタ
ル信号に変換された残響信号のレベルが、予め設定され
ているしきい値レベルを越えているか否かを判定すると
ともに、残響信号レベルがしきい値レベルを越えている
場合には両者のレベル差を求め、そのレベル差を無くす
るのに必要なパルス数を決定し、減少させるパルス数を
示すデータを符号化回路1に入力する。
【0038】一方、符号化回路1は、上記データが入力
されるとそれに応じたパルス数だけ搬送波のパルス数を
減少させるとともに、減少させたパルス数に対応する時
間分だけ搬送波の停止期間を長くするようにASK変調
回路3を制御する。次に、本実施例の特徴となる部分に
ついての動作を説明する。本実施例では、実施例1と同
様にリーダライタAからデータキャリアBへのデータ送
信を開始する前に、チェック信号をリーダライタAから
データキャリアBに送信しており、実施例1と同様にリ
ーダライタAとデータキャリアBとの距離が適切であれ
ば、データキャリアBではチェック信号を正しく受信す
ることができる。
【0039】一方、実施例1と同じく、リーダライタA
は停止期間に生じるデータキャリアBの残響振動を受信
用共振回路5によって受信し、受信アンプ6で増幅した
あとで残響信号として出力している。このときには、送
受信切換信号が入力された受信タイミング発生回路8に
よってアナログスイッチSWがオンされており、受信ア
ンプ6から出力される残響信号はA/D変換回路20に
入力される。
【0040】A/D変換回路20では入力された残響信
号をA/D変換し、残響信号のレベルをしきい値レベル
と比較するともに、残響信号レベルがしきい値レベルを
越えた場合にはそのときの残響信号レベルとしきい値レ
ベルとのレベル差を求め、さらに、そのレベル差を無く
するために減少させるべきパルス数を決定して、その減
少させるパルス数を示すデータを符号化回路1に入力す
る。
【0041】上記データが入力された符号化回路1にお
いては、そのデータに応じた数だけ搬送波のパルス数を
減少させるとともに、その減らしたパルス数分だけ停止
期間を延ばした新たなチェック信号をASK変調回路3
を制御してデータキャリアBへ送信させる。そして、同
様にデータキャリアBの残響信号レベルをA/D変換回
路20においてしきい値レベルと比較し、残響信号レベ
ルがしきい値レベルを下回るまで上記動作を繰り返す。
【0042】そして、残響信号レベルがしきい値レベル
を下回れば、実施例1と同様にしてそのときのチェック
信号のパルス数と停止期間の長さを基準に送出データS
DをASK変調してデータキャリアBに送信するのであ
る。本実施例の構成によれば、残響信号をA/D変換し
てしきい値レベルと比較し、残響信号レベルがしきい値
レベルを上回る場合には両者のレベル差を求め、さら
に、そのレベル差を無くするように、減少させる搬送波
のパルス数を決定しているから、実施例1のように1回
のレベル判定で1個ずつパルス数を減少させていく場合
に比較して、残響信号レベルがしきい値レベルを下回る
ようにするまでの処理時間を短縮できるという利点があ
る。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明は、無線による電磁波の
呼び出し信号を送信するリーダライタと、移動体に設け
られリーダライタからの呼び出し信号を受信するとリー
ダライタに対して無線による電磁波の返送信号を送信す
るデータキャリアとを備え、データキャリアにはリーダ
ライタからの電磁波の呼び出し信号に共振する共振回路
を具備して呼び出し信号の送信が停止したときに共振回
路に発生する残響振動によってデータキャリアからリー
ダライタに電磁波の返送信号を送信する移動体識別装置
であって、パルス状の電磁波の搬送波にて振幅シフトキ
ーイング変調された呼び出し信号を送信する送信手段
と、呼び出し信号の送信を停止している期間にデータキ
ャリアの共振回路に発生する残響振動を受信する残響振
動受信手段と、残響振動の受信レベルが所定のレベルを
上回る場合には送信手段を制御してデータキャリアへ送
信する搬送波のパルス数を減少させる制御手段とをリー
ダライタに具備したので、データキャリアの共振回路に
発生する残響振動のレベルが大きい場合には、リーダラ
イタから送信する搬送波のパルス数を減少させることで
データキャリアの共振回路における残響振動の発生開始
のタイミングを早めることができ、残響振動のレベルが
大きい場合でも、次に呼び出し信号の搬送波の送信を開
始するまでに、呼び出し信号の区切りを判別するのに充
分なレベルまで残響振動を減衰させることができ、その
結果、リーダライタとデータキャリアとの間でデータの
交信が行なえる交信可能範囲を拡大することができ、ま
た、交信可能距離を延ばすためにリーダライタの搬送波
送信電力を大きくした場合でも、正常にデータの交信が
可能な最短距離までもが長くなるのを防ぐことができる
という効果がある。
【0044】請求項2の発明は、残響振動の受信レベル
を所定のしきい値レベルと比較し、残響振動の受信レベ
ルがしきい値レベルを上回っている場合にデータキャリ
アへ送信する呼び出し信号の搬送波のパルス数を1個減
少させるとともに停止期間をパルス1個分だけ延ばすよ
うに送信手段を制御する制御手段をリーダライタに具備
したので、残響振動の受信レベルがしきい値レベルを上
回る場合には呼び出し信号の搬送波のパルス数を1個減
少させるとともに停止期間をパルス1個分だけ延ばすこ
とにより、残響振動のレベルをさらに充分に減衰させる
ことができ、呼び出し信号の区切りをより明確に判別す
ることができるという効果がある。
【0045】請求項3の発明は、残響振動の受信信号を
A/D変換して所定のしきい値レベルと比較し、受信信
号レベルがしきい値レベルを上回っている場合に受信信
号レベルとしきい値レベルとのレベル差を算出するとと
もに、データキャリアへ送信する呼び出し信号の搬送波
のパルス数をレベル差に応じて減少させるとともに停止
期間を減少させたパルス数分だけ延ばすように送信手段
を制御する制御手段をリーダライタに具備したので、残
響振動の受信レベルがしきい値レベルを上回る場合に
は、残響振動の受信レベルとしきい値レベルとのレベル
差に応じた数だけ呼び出し信号の搬送波のパルス数を減
少させ、且つ停止期間を減少させたパルス数分だけ延ば
すことにより、より少ない繰り返し処理によって残響振
動のレベルをさらに充分に減衰させることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す回路ブロック図である。
【図2】(a)〜(d)は同上の動作を説明するための
波形図である。
【図3】(a)〜(d)は同上の動作を説明するための
波形図である。
【図4】実施例2を示す回路ブロック図である。
【図5】従来例を示す回路ブロック図である。
【図6】(a)〜(h)は同上の動作を説明するための
波形図である。
【図7】(a)〜(d)は同上の動作を説明するための
波形図である。
【図8】(a)〜(c)は同上の動作を説明するための
波形図である。
【符号の説明】
A リーダライタ B データキャリア 1 符号化回路 3 ASK変調回路 5 受信用共振回路 10 送受信用共振回路 19 レベル判別回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新居 隆之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 長田 雅裕 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線による電磁波の呼び出し信号を送信
    するリーダライタと、移動体に設けられリーダライタか
    らの呼び出し信号を受信するとリーダライタに対して無
    線による電磁波の返送信号を送信するデータキャリアと
    を備え、データキャリアにはリーダライタからの電磁波
    の呼び出し信号に共振する共振回路を具備して呼び出し
    信号の送信が停止したときに共振回路に発生する残響振
    動によってデータキャリアからリーダライタに電磁波の
    返送信号を送信する移動体識別装置であって、パルス状
    の電磁波の搬送波にて振幅シフトキーイング変調された
    呼び出し信号を送信する送信手段と、呼び出し信号の送
    信を停止している期間にデータキャリアの共振回路に発
    生する残響振動を受信する残響振動受信手段と、残響振
    動の受信レベルが所定のレベルを上回る場合には送信手
    段を制御してデータキャリアへ送信する搬送波のパルス
    数を減少させる制御手段とをリーダライタに具備して成
    ることを特徴とする移動体識別装置。
  2. 【請求項2】 残響振動の受信レベルを所定のしきい値
    レベルと比較し、残響振動の受信レベルがしきい値レベ
    ルを上回っている場合にデータキャリアへ送信する呼び
    出し信号の搬送波のパルス数を1個減少させるとともに
    停止期間をパルス1個分だけ延ばすように送信手段を制
    御する制御手段をリーダライタに具備して成ることを特
    徴とする請求項1記載の移動体識別装置。
  3. 【請求項3】 残響振動の受信信号をA/D変換して所
    定のしきい値レベルと比較し、受信信号レベルがしきい
    値レベルを上回っている場合に受信信号レベルとしきい
    値レベルとのレベル差を算出するとともに、データキャ
    リアへ送信する呼び出し信号の搬送波のパルス数をレベ
    ル差に応じて減少させるとともに停止期間を減少させた
    パルス数分だけ延ばすように送信手段を制御する制御手
    段をリーダライタに具備して成ることを特徴とする請求
    項1記載の移動体識別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013085249A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Samsung Electronics Co Ltd 包絡線検出装置及びその方法並びにコンピュータ読取可能記録媒体

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